JPH0224513B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0224513B2
JPH0224513B2 JP59252550A JP25255084A JPH0224513B2 JP H0224513 B2 JPH0224513 B2 JP H0224513B2 JP 59252550 A JP59252550 A JP 59252550A JP 25255084 A JP25255084 A JP 25255084A JP H0224513 B2 JPH0224513 B2 JP H0224513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
carrying
packaged
shape
retaining frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59252550A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132169A (ja
Inventor
Kingo Myahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa KK
Original Assignee
Dowa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa KK filed Critical Dowa KK
Priority to JP59252550A priority Critical patent/JPS61132169A/ja
Publication of JPS61132169A publication Critical patent/JPS61132169A/ja
Publication of JPH0224513B2 publication Critical patent/JPH0224513B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、塩分処理した生の材料を充填して
得られた複数の包装品を、夫々保形枠内に収容し
たまま、材料の含塩濃度よりも薄い塩分濃度の稀
塩液中へ冠水状態のもとに収納せしめた後、稀塩
液を通電媒体として通電作用を施すことで、複数
の包装材料を一度に熟熱殺菌せしめ、ハム、プレ
スハム、ソーセージ、蒲鉾その他の包装食品を簡
単かつ迅速に量産することができる通電加工包装
食品製造方法に関する。
従来技術 従来、生の材料を充填した絶縁性袋体の両端部
を通電部に形成し、上記両端部の通電部に一対の
電極板を圧接しながら両電極板間に通電を施すこ
とで材料を包装したまま、熟熱殺菌してハム、プ
レスハム、ソーセージ、蒲鉾その他の包装食品を
短時間内に製造する方法は本出願前例えば特公昭
55−26809号公報に記載されて公知である。
又、材料を充填した絶縁性薄膜筒体が通電によ
る材料の熟熱膨張作用によつて破裂されたり、或
は電極板と接する側の材料が電蝕作用で焼き過ぎ
変色されるのを未然に防止するために、生の材料
を充填した包装薄膜筒体の両側を電極筒によつて
閉塞して包装品を作製し、該包装品は両端開放状
の耐熱容器内へ挿入した後、電極筒を弾圧装置に
より包装品の端部側へ弾圧しながら電極筒間に通
電操作を施して材料を熟熱せしめたことで、上記
と同様の包装食品を製造する方法も本出願前例え
ば特公昭48−28159号公報に記載されていて公知
である。
発明が解決しようとする問題点 ところで、上述公知の包装食品製造方法は、そ
の何れのものにあつても、充填した材料を通電加
工により熟熱殺菌せしめる際には、必ず一対の電
極板を絶縁性袋体或は包装品の両端部に設けた通
電部に密接するように圧接した後、両電極板間に
通電作用を施す手段が用いられており、かかる操
作が不正確に行われた時には、電流が充填された
材料中を均一に流通できなくなり、その結果、材
料が均一に熟熱殺菌されなくなつて常に均質の包
装食品を製造することができない。
それ故、上述のような通電加工方式によれば、
一対の電極板により複数個の包装品に対して一度
に通電加工を施して多数の材料を短時間内に熟熱
殺菌させることができないので包装食品を量産化
させることができない問題が生じた。
そこで本発明は、従来の製造方法の如き、一対
の電極板の圧接による通電方式の代りに材料の塩
分濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液を通電媒体と
して用いたことで、包装品を収容した複数個の保
形枠を同時に稀塩液中に収納せしめた場合にあつ
ても包装された複数の材料を単なる通電作用で一
度に熟熱殺菌せしめ、もつて製品の締りは勿論の
こと食味も良好で、かつ包装体の破裂事故や製品
の焼き過ぎによる変色事故の発生もない良品質の
包装食品を量産化できる通電加工包装食品製造方
法を提供したことで、上記の問題を解決したもの
である。
問題を解決するための手段 それ故、本発明方法の技術的課題は、多数の包
装された材料を稀塩液が通電媒体となる通電方式
によつて一度に熟熱殺菌して、良品質の包装食品
を量産させることにある。
この技術的課題を解決するため、本発明方法
は、塩分を均等に混入した生の材料を、両端部が
夫々通電部となるよう絶縁性包装体内に充填して
包装品を得さしめると共に、前記包装品は、両端
部に多数の通電口を穿口した保形枠内に、通電部
と通電口とが対向する状態のもとに収容したま
ま、絶縁性容器内に収容され、しかも上記材料の
塩分濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液中に冠水状
態のもとに収納せしめて、通電作用により材料を
熟熱殺菌処理したことを特徴とする通電加工包装
食品製造方法としたものである。
作 用 上記技術的手段は次のように作用する(第1図
ないし第3図参照)。すなわち、塩分を均等に混
入した材料Aを両端が開放された筒状の包装体2
内に充填収容された後、該包装体2の両側開放部
を適宜締縛して、両端部が夫々通電部3,3とな
る包装品1を多数作製する。
次いで、これら多数個の包装品1を一個宛、両
端部に多数の通電口7……を穿孔した保形枠5内
に、通電部3と通電口7とが互いに対向する状態
のもとに収納せしめる。
以上のようにして包装品1を収納した多数の保
形枠5が得られたならば、これらの中、複数個の
保形枠5を、材料Aの塩分濃度よりも薄い塩分濃
度の稀塩液Bが収容された絶縁性容器8内に冠水
状態のもとに順次収容せしめる。さすれば、稀塩
液Bは夫々の保形枠5……の両端部に設けた多数
の通電口7……を介して包装品1……の両端部に
設けられた通電部3……に進入されて稀塩液Bを
材料Aと直接接触させる。この状態において、絶
縁性容器8内の対向位置に配設された一対の電極
板10,10間に亘り通電作用を施せば、電流は
稀塩液Bを通電媒体として塩分濃度の濃い夫々の
材料A中を集中的に流通して、発生したジユール
熱で材料Aを包装したまま、短時間で熟熱殺菌
し、締りがよく、かつ包装体2が破裂したり或は
材料Aが変色されない食味良好な包装食品を一度
に量産することができる許りか、前記通電加工に
より高温度に昇温された稀塩液Bにより包装体2
および保形枠5全体を殺菌処理できるので、得ら
れた包装食品は完全に無菌状態のものが得られ
る。
実施例 次に本発明方法を実施させるための装置を添附
図面に示された実施例に基づき説明する。
図面において、Aは水産動物例えばイワシ、ア
ジ、サバ、サンマ等の摺り身材料、或は畜肉例え
ば牛、豚、鶏等の練物材料、又はこれらの混合材
料からなる生の材料であつて、該材料Aには塩分
濃度が例えば2%となる様に塩分を均等に混入し
て、通電作用の促進と食味の向上および品質の保
持を図るように処理せしめてある。そして上記の
様に塩分処理された材料Aは、全体が筒状に形成
され、しかも左右両側開放部の周面に、多数の微
細な通電孔4を穿孔した絶縁性材料からなる包装
体2内に充填収納した後、両側開放部を適宜締縛
することで、両端部が、多数の通電孔4……によ
り形成された通電部3,3となつた包装品1を作
製する。
5は前記のようにして得られた包装品1を一個
宛正確に収容しておくための耐熱性材料からなる
保形枠であつて、該保形枠5は包装品1と略相似
形の円筒状に形成されると共に、該保形枠5は包
装品1の出し入れを容易ならしめるために2個に
分割できるよう適宜の連結具で開閉自在に連結せ
しめた構成に形成されており、しかも保形枠5の
両端壁6部には、多数の通電口7……を穿口せし
めてある。
なお前記の包装品1を保形枠5内に収容させる
際には、包装品1の両端部に設けられた通電部
3,3が、保形枠5の両端部に設けられた通電口
7,7と対向する状態のもとに収容せしめる。又
上記の包装品1を保形枠5内に収容せしめた理由
は、材料Aが以後行われる通電作用により妄りに
熱膨張されて包装体2を破裂したりするのを防止
して、熟熱加工された製品に適度の締りを付与さ
せるためのものである。
Bは、材料Aの塩分濃度例えば2%よりも薄い
塩分濃度例えば0.2%からなる稀塩液であつて、
該稀塩液Bは絶縁性容器8内に収納されている。
上記の絶縁性容器8は、上面を開放した筐状に形
成され、しかも稀塩液Bが収納された内部の左右
側壁9,9側には抜き差し自在の電極板10,1
0が一対配設されている。
従つて、塩分処理を施した材料Aを包装体2内
に充填して得られた包装品1を、一個宛、保形枠
5内に、通電部3,3と通電口7,7とが互いに
対向する状態のもとに収容し、さらに複数個の保
形枠5……を絶縁性容器8内に収納された稀塩液
B中へ、一対の電極板10,10と通電口7,7
とが対向する状態のもとに冠水収納せしめた後、
一対の電極板10,10間に亘り通電作用を施せ
ば、通電媒体となる稀塩液Bが、通電口7,7お
よび通電部3,3を経て、材料Aと直接接触され
ることで、電流は塩分濃度の濃い材料A中を集中
的に流通して速かに発生したジユール熱例えば9
5℃で材料Aを熟熱殺菌して包装食品となすと同
時に前記ジユール熱の発生で昇温例えば75℃状態
となつた稀塩液Bで包装体2は勿論のこと保形枠
5全体も殺菌せしめて、包装食品を完全に無菌状
態とすることができる。
11は材料Aの熟熱温度を検知するための温度
検知針であつて、該温度検知針11は保形枠5の
上部中央位置に開口された挿入口12より包装品
1の中程迄、先端が差し込まれるようにして、通
電加工により材料Aが所定の熟熱温度例えば95℃
となつたことを検知したら、一対の電極板10,
10への通電を断つて通電作用による熟熱殺菌処
理を終了せしめるようにする。
上述した包装品1の左右両端部には、多数の微
細な通電孔4……によつて形成された通電部3,
3が夫々設けられている関係で、該包装品1を通
電加工による熟熱殺菌作用で包装食品とした以後
においても、通電部3,3を介して内部の製品が
外気と接触して、完全な密封状態に保持させるこ
とができないが、これを第4図に示された他の実
施例の包装品1′とすれば、包装食品を完全な密
封状態に保持できる。すなわち、塩分処理された
材料Aを充填せしめた筒状の絶縁性包装体2′の
両側開放内部に繊維材からなる隔離体13,13
と多孔セラミツクからなる通電体14,14とを
互いに密接状態のもとに順次挿入位置せしめると
共に、通電体14,14部に位置した包装体2′
は伸縮性の締縛紐15,15で密封状に締縛して
構成したものである。
従つて、かかる構成からなる包装品1′を、第
2図および第3図に示されたと同様に、保形枠5
内に収納し、次いで保形枠5を絶縁性容器8内に
収容された稀塩液B中に冠水状態のもとに収納す
れば、稀塩液Bは多孔セラミツクからなる通電体
14,14中を滲透した後繊維材からなる隔離体
13,13に滲透され、稀塩液Bと材料Aを、直
接接触させることで、通電を促進し、良品質の包
装食品を製造することができる。この様にして包
装食品が得られたならば、上記包装食品を保形枠
5より取り出した後、包装体1′を両側に引張る
ようにしながら、包装食品と隔離体13,13と
の間に捻回部16,16ができるように互いに反
対方向に捻回させた後、該捻回部16,16を適
宜の締縛具17,17で締縛し、余分の包装体
2′部分を切り落せば、簡単に密封状とすること
ができる。
なお、前述した絶縁性包装体2,2′、保形枠
5および絶縁性容器8の断面形状は、円形の外に
楕円形、角形、或は多角形、その他任意の形状と
してもよい。
発明の効果 要するに本発明は、前述のような手段としたの
で、絶縁性容器8内に収納された包装品1の数が
例え複数個であつても、通電媒体である塩分濃度
の薄い稀塩液Bと塩分濃度の濃い材料Aとを通電
口7,7および通電部3,3を介して直接接触状
態ならしめ、もつて単なる通電作用により複数個
の材料Aを包装したまま、一度に熟熱殺菌して食
味良好な包装食品を短時間で量産することができ
る許りか、包装品1は通電加工時に保形枠5内に
収容されているので、熟熱によつて材料Aが膨張
しても包装体2を破裂させることなく、材料Aに
適度の締りを付与させ食味の向上を図ることがで
きる許りでなく、従来方法に見られるような焼き
過ぎによる変色事故を皆無ならしめることができ
る外、熟熱によつて昇温された稀塩液Bにより包
装品1や保形枠5を殺菌せしめ、包装食品を無菌
状態とすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施させるための装置を示
すものであつて、第1図は一部を破断した包装品
の斜視図、第2図は保形枠の斜視図、第3図は包
装品を収納した保形枠を絶縁性容器内に収容され
た稀塩液中へ冠水状態のもとに収納して通電加工
を施す状態を示す縦断正面図であり、第4図は他
例の包装品を収納した保形枠を絶縁性容器内に収
容された稀塩液中へ冠水状態のもとに収納して通
電加工を施す状態を示す縦断正面図、第5図は第
4図で得られた包装食品を密封包装食品とした場
合の縦断正面図である。 A……材料、B……稀塩液、1……包装品、2
……絶縁性包装体、3……通電部、5……保形
枠、7……通電口、8……絶縁性容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩分を均等に混入した生の材料を、両端部が
    夫々通電部となるよう絶縁性包装体内に充填して
    包装品を得さしめると共に、前記包装品は、両端
    部に多数の通電口を穿口した保形枠内に、通電部
    と通電口とが対向する状態のもとに収容したま
    ま、絶縁性溶器内に収容され、しかも上記材料の
    塩分濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液中に冠水状
    態のともに収納せしめて、通電作用により材料を
    熟熱殺菌処理したことを特徴とする通電加工包装
    食品製造方法。
JP59252550A 1984-11-29 1984-11-29 通電加工包装食品製造方法 Granted JPS61132169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59252550A JPS61132169A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工包装食品製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59252550A JPS61132169A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工包装食品製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132169A JPS61132169A (ja) 1986-06-19
JPH0224513B2 true JPH0224513B2 (ja) 1990-05-29

Family

ID=17238928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59252550A Granted JPS61132169A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工包装食品製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61132169A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61132169A (ja) 1986-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0239235B2 (ja)
JPH0224513B2 (ja)
KR880002585B1 (ko) 포장식품에 대한 통전가공 식품용기
JPH0214026B2 (ja)
JP2913336B2 (ja) 通電加工密封包装食品の製造方法およびその装置
JPS6363176B2 (ja)
KR880002584B1 (ko) 포장식품 제조방법 및 그 장치
JPS6363175B2 (ja)
KR880001176B1 (ko) 포장식품용 통전가공포장막
JPH06153780A (ja) 通電加工食品の製造方法
JPH0214027B2 (ja)
JPS61132136A (ja) 通電加工食品の製造方法
JPH07147913A (ja) 通電加工食品の製造方法
JPH0473990B2 (ja)
JP2005065550A (ja) 練製食品の製造方法ならびに加工食品の熱処理方法
JPS61132167A (ja) 通電加工食品の製造方法
JPS63269971A (ja) 包装食品製造方法
JP3185002B2 (ja) 通電加工食品製造方法
JPS62115242A (ja) 通電加工食品製造容器
JPS6356272A (ja) 通電加工食品製造容器
JPS6244154A (ja) 通電加工食品の製造方法およびその装置
JPS61132168A (ja) 通電加工食品製造用収容篭
JPS61132134A (ja) 通電加工水産、畜産動物の製造方法
JPS63269972A (ja) 食品の製造方法およびその装置
JPS63209571A (ja) 密封包装食品製造装置