JPS6244154A - 通電加工食品の製造方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複数段に亘って順次上積み状に重積した絶縁性
保形枠内に夫々充填された生の食品材料を単なる通電作
用により一度に熟熱殺菌処理して多数の通電加工食品を
能率よく一度に旦産することができる通電加工食品の製
造方法ふ・よびその装置に関する。

従　　来　　技　　術 従来、通電加工食品の製造に際し、生の食品材料をいち
いち薄層の包装袋に充填するが如き面倒な作業を廃し、
これが生の食品材料の充填作業をより簡単ならしめて通
電加工食品を能率的に製造することができるようならし
めるために、全体が耐熱絶縁性の節状を呈し、かつ上部
を開放し、底部平坦面に多数の通電孔を穿孔した食品容
器内に生の食品材料を充填し、これが−個の食品容器を
上下両面を開放した絶縁性容器内に収納せしめ、茨いで
上下両面開放側より一対の含塩水接電体を、生の食品材
料ふ・よび底部平坦面と夫々密接するよう挿入した後、
夫々の含塩水接電体外側より一対の電極板を押圧して、
両電極板に亘り通電を施すことで生の食品材料を熟熱殺
菌処理し、速かに食味良好な通電加工食品を簡単に製造
することができるようにした通電加工食品の製造方法お
よびその装置は本出願前例えば特公昭５９−４１７１１
号公報に記載されていて公知である〇 発明が解決しようとする問題点 ところで、従来のこの種通電加工食品の製造方法および
その装置においては、−個の食品容器に充填された生の
食品材料を通電作用により熟熱殺菌処理して通電加工食
品を製造することを目的としていたので、上記製造方法
および装置を使用して多量の通電加工食品を得ようとし
ても量産することができず、その結果通電加工食品を安
価に提供することができない問題があった。

そこで本発明の第１発明にあっては、底部側に仕切通電
体が配設され、かつ内部に生の食品材料を充填した複数
個からなる絶縁性保形枠を、仕切通電体の両面が生の食
品材料と密接する状態のもとに順次上積み状に重積せし
めた後、これら上積みされた複数の絶縁性保形枠の上下
両側より含塩水接電体を介して一対の電極板を抑圧しな
がら通電を施して複数からなる生の食品材料を均質状態
のもとに一度に熟熱殺菌処理して食味良好な通電加工食
品を簡単に量産することができる目的をもった通電加工
食品の製造方法を提供したものであゆ、又第２発明にふ
・いては、上記目的を容易に達成させることができる通
電加工食品の製造装置を提供したことで、上記の問題を
解決したものである。

問題を解決するための手段 従って、本発明の技術的課題は、複数段に亘り上積み状
に重積された絶縁性保形枠内に夫々充填された生の食品
材料を単なる通電作用により一度に熟熱殺菌処理して、
均質の、しかも食味良好な】Ｉｎ電加工食品を簡単な操
作で速かに量産させることにある。

上記技術的課題を解決するため、特に第１項の発明を、
底部開放側に仕切通電体を配設した絶縁性保形枠内に生
の食品材料を充填し、次いで上記絶縁性保形枠上には底
部側に仕切通電体を備え、かつ内部に生の食品材料を充
填した複数の絶縁性保形枠を仕切通電体の両面が生の食
品材料と密接する状態のもとに順次上積み状に重積せし
めた後、これら上積み状に重積した複数の絶縁性保形枠
の上下両側より含塩水接電体を介して一対の電極板を押
圧しながら通電を施して複数段に亘ゆ上積み収容された
生の食品材料を一度に熟熱殺菌処理したことを特徴とす
る通電加工食品の製造方法とし、又第２項の発明を、底
部開放側に仕切通電体を配設し、かつ内部に生の食品材
料を充填した複数の絶縁性保形枠を仕切通電体と生の食
品材料とが互いに密接するよう順次上積み壮に重積せし
めると共に、これら上積みされた複数の絶縁性保形枠の
上下両側には含塩水接電体を介して一対の電極板を押圧
せしめたことを特徴とする通電加工食品の製造装置とし
たものである。

作　　　　　　　　用 上記技術的手段は次のように作用する（第１図参照）。

今、上下両面を開放し、底部開放側に通電仕切体２を水
平に配設した方形枠状の絶縁性保形枠１内に生の食品材
料Ａを充填したものを複数個用意する。さすれば上記束
の食品材料Ａは簡単・迅速に、しかも何等の熟練技術も
要することがなく充填作業を終了できる。

次いで、複数個用意された絶縁性保形枠１を夫々の底部
側に配設された通電仕切体２・・・・・・の両面が生の
良品材料Ａ、Ａと密接する状態のもとに順次上積み状に
重積せしめた後、最上段に位置された生の食品材料Ａの
表面側と、最下段に位置された通電仕切体２の底部側と
に含塩水接電体５，６を密接状に当てがい、さらに上下
位置の含塩水接電体５．６の上面側および底面側より上
下一対の電極板γ、８を加圧せしめる。

さすれば複数段に亘り上積み状に重設された生の食品材
料Ａ・・・・・・・・・と通電仕切体２・・・・・・・
・・ふ・よび上下段位置の含塩水接電体５，６は共に加
圧作用で隙間なく互いに密着されて複数段に亘り重積さ
れた生の食品材料Ａ・・・・・・・・・は互いに接続し
た状態となる。そこで、上ド一対の電極板７，８間に亘
り通電を施せば電流は正確に均一状態のもとに重積され
た夫々の生の食品桐材Ａ・・・・・・・・・中を一度に
流通し、抵抗作用によって生ずるジュール熱で短時間内
に熱熱殺菌処理されて、均質の、しかも食味良好な通電
加工食品を一度に量産することができる。

以上のようにして複数の通電加工食品が得られたら、前
記通電加工食品を夫々の絶縁性保形枠１・・・より取出
して、直に食膳に提供させるか、若しくは適宜の包装膜
で包装して貯蔵せしめた後、食膳に提供させればよい。

実　　　施　　　例 次に本発明方法を実施させるための製造装置の各構成を
添附図面に示された各実施倒に基づき説明する。

図面において、１Ｆ′ｉ生の食品材料Ａ例えば食肉類、
魚肉類、穀類、野菜、又はこれらの混合物又は上記以外
の食品材料若しくは［７１泥材料等を稀塩水に浸漬して
適宜の調味料、香辛料を混入するか、又は混入しない状
態のものを容易に充填せしめることができる絶縁性保形
枠であって、該絶縁性保形枠１Ｆ′ｉ上面側および底面
側を共に開放した内邪空胴の任意形状に成形されており
、上記絶縁性保形枠１り底部開放側には、全面に多数の
微細な通電孔３を穿孔せしめた絶縁性材料により塑成さ
れた波形板状の通電仕切体２が取外し自在に配設されて
いる。１７η記の絶縁性保形枠ＩＦｉ、その複数個を順
次上積み状に重積できるようにするためと、底部開放側
に配設した通電仕切体２の周辺を挟持するために、最下
段位置の絶縁性保形枠１の上端面および上積みされる複
数段の絶縁性保形枠１・・・・・・の上端面および下端
面さらに、丑上段位置の絶縁性保形枠１の下端面に夫々
互いに保合離脱ができる係合切込部４・・・・・・が設
けられている。従って上記通電仕切体２の周辺は前記係
合切込部４により挟着せしめて生の食品材料Ａを目一杯
絶縁性保形枠１内に充填せしめることができるようにす
る。

５は重積された最上段位置に充填された生の食品材料Ａ
の表面側に密接するように載置された含塩水接電体であ
り、又６は最下段位置にある通電仕切体２の底部側と密
接するように配設された含塩水接電体であって、該含塩
水接電体５，６は共に繊維性の材料に通電を促進させる
ための塩分水を含ませて塑成されている。

Ｔは最上段位置に載置された含塩水接電体５上に位置さ
れた上下移動自在の上部側の電極板であり、８は最下段
位置に配設された含塩水接電体６の底部側に設置された
下部側の電極板であって、上下一対の電極板７．８によ
る加圧作用で交互に重積された生の食品材料Ａ、通電仕
切体２ふ・よび一対の含塩水接電体５，６を互いに均等
な状態のもとに密接せしめて通電を促進せしめる。９Ｆ
ｉ複数の絶縁性保形枠１内に夫々充填された生の食品材
料Ａ・・・・・・を上下一対の電極板７．８間に亘り施
された通電作用により熟熱殺菌せしめた際に、生の食品
材料Ａの中心部にふ・ける熟熱温度を検出するための温
度検出体であって、該温度検出体９は上部側の電極板７
の略中心部に突出状に装着されて、上部側の電極板７の
下降動作に応じて温度検出体９の先端部を生の食品材料
Ａの中心位置に突入せしめる。したがって、上部側の電
極板７と密接する含塩水接電体５の中心部には温度検出
体９が進入したり或は脱出できる挿入口１０が開口され
ている。そして上下の電極板７，８による通電作動は、
温度検出体９が通電によるジュール熱で生の食品材料Ａ
が所定の熟熱温度を検出したら、自動的に通電が停止さ
れるように結線されているものである。

第２図に示された第２実施例は、第１図に示された通電
加工食品の製造装はの他例を示すものであって、該実施
例の製造装置にあっては、第１図実施例に用いられたと
同様の構成からなる繊維性材料に含塩水を滲透させた含
塩水接電体を通電仕切体２として絶縁性保形枠１の底部
開放側に配設したものである。従って第２実施例の製造
方法およびその装置にふ・いては、含塩水接電体を通電
仕切体２として使用している関係で最下部位置に配設し
た含塩水接電体６を省略して製造装置をより安価とする
ことができる。その他の構成虐第１図実施例の製造装置
と同一である。

又第３図に示された第３実施例は第１図に示された通電
加工食品の製造装置のさらに他例を示すものであって、
該実施例の製造装置にあっては、通電仕切体２を全体が
耐熱絶縁性材料により展開した一枚の薄層の膜状に塑成
され、しかも、その中央部には充填される生の食品材料
Ａが妄りに外部に漏出しない程度の微細通電孔部１１を
配設した構成のものが用いられている。

そして上記の如き構成からなる通電仕切体２を用いて通
電加工食品を量産する場合には、絶縁性保形枠１内に、
中央位置に通電孔部１０を配設した一枚の通電仕切体２
を展開状態のもとに押し込み、次いで押し込まねた通電
仕切体２内に、通電孔部１０と密接するように生の食品
材料Ａを充填し、さらにこれらを第１実施例の製造方法
と同様に複数段に亘り上積み状に重設した後、上下両側
より含塩水接電体５，６を介して上下一対の電極板７，
８を押圧しながら通電を施すことで複数段に亘り重積さ
れた生の食品材料Ａを一度に熟熱殺菌処理して得るよう
にしたものであって、上記第３実施例の製造装置におい
ては通電仕切体２の周辺は絶縁性保形枠１より外側へ張
出すように大きく形成しであるので、得られた通電加工
食品を府記通電仕切体２により直ちに包装して衛生効果
を促進させることができる効果を奏する。

発明の効果 要するに本発明は、前述したような方法および装置とし
たので、通電仕切体２を介して複数段に亘り上積状に重
積した絶縁性保形枠１・・・・−・内に夫々収納せしめ
た複数からなる生の食品材料Ａ・・・・・・を上下一対
の電極板７，８間に亘り施された単なる通電作用により
一度に熟熱殺菌処理して均買で、しかも食味良好な一定
形状からなる多数の通電加工食品を能率的に量産せしめ
、安価な製品として提供せしめることができる効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法を実施させるための通電加工食品の製
造装置の各実施例を示すものであって、第１図は第１実
施例装置の縦断正面図、第２図は第２実施例装置の縦断
正面図、第３図は第３実施例装置の縦断正面図である。 Ａ・・・生の食品材料、１・・・絶縁性保形枠、２・・
・通電仕切体、５，６・・・一対の含塩水接電体、７，
８・・・一対の電極板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）底部開放側に仕切通電体を配設した絶縁性保形枠
   内に生の食品材料を充填し、次いで上記絶縁性保形枠上
   には底部側に仕切通電体を備え、かつ内部に生の食品材
   料を充填した複数の絶縁性保形枠を仕切通電体の両面が
   生の食品材料と密接する状態のもとに順次上積み状に重
   積せしめた後、これら上積み状に重積した複数の絶縁性
   保形枠の上下両側より含塩水接電体を介して一対の電極
   板を押圧しながら通電を施して複数段に亘り上積み収容
   された生の食品材料を一度に熟熱殺菌処理したことを特
   徴とする通電加工食品の製造方法。
2. （２）底部開放側に仕切通電体を配設し、かつ内部に生
   の食品材料を充填した複数の絶縁性保形枠を仕切通電体
   と生の食品材料とが互いに密接するよう順次上積み状に
   重積せしめると共に、これら上積された複数の絶縁性保
   形枠の上下両側には含塩水接電体を介して一対の電極板
   を押圧せしめたことを特徴とする通電加工食品の製造装
   置。