JP2552848B2 - 包装食品用通電加工包装膜 - Google Patents

包装食品用通電加工包装膜

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JP2552848B2
JP2552848B2 JP62038864A JP3886487A JP2552848B2 JP 2552848 B2 JP2552848 B2 JP 2552848B2 JP 62038864 A JP62038864 A JP 62038864A JP 3886487 A JP3886487 A JP 3886487A JP 2552848 B2 JP2552848 B2 JP 2552848B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生の食品材料例えば食肉類、魚肉類、擂潰
肉、すり身、穀類、野菜類、又はそれらの混合物或は上
記以外の食品材料を、多数の通電窓を配設した通電加工
包装膜の上面に、さらに透湿性膜を重ねて形成した包装
膜内へ簡単、容易に収容して通電作用により短時間内に
風味ある包装食品として提供させることができる包装食
品用通電加工包装膜に関する。
従来の技術 従来、包装食品例えばハム、プレスハム、ソーセー
ジ、蒲鉾、その他の製品に用いられる食品材料を一枚状
とした包装膜内へ簡単、容易に収容して通電作用により
短時間内に風味ある包装食品として提供させることがで
きる包装食品用通電加工包装膜は本出願前例えば特開昭
57−175533号公報に記載されて知られており、これが内
容を第6図を用いて説明する。すなわち、耐熱絶縁性材
料により適当大きさからなる薄層の通電加工包装膜1を
成形する。そして上記通電加工包装膜1の略中央位置に
は多数の微細通電孔部2を配設したものであつて、3は
微細通電孔である。
発明が解決しようとする問題点 ところで、従前のこの種、包装食品用通電加工包装膜
においては、前記包装膜内に収容された生の食品材料に
対し、均等な通電作用が施されるようにするために、包
装膜の略中央位置に多数の微細通電部が設けられてい
る。
しかしながら、上記のように包装膜に多数の微細通電
孔部を設けた場合には、均一な通電作用を行うことがで
きる反面、包装膜の穿孔作業に手間がかかり、コストが
高くなる許りか、通電加工時に通電量が一時的に急増し
た時等には、微細通電孔の孔周辺が高温となり、食品材
料表面がこげて変色される外、通電加工中は勿論のこと
通電加工後にあつても食品材料の液汁が微細通電孔部よ
り外部に滲出して不衛生状態となり商品価値が低下され
ると共に包装食品は微細通電孔部を介して外気と接して
いるために新たに包装用フイルムで包装しないと長期の
保存ができない等の問題が生じた。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記問題点を解決するものであって、その
ための技術的手段として次のように構成した。
すなわち、その構成は、略中央位置に多数の通電窓を
配設した耐熱絶縁性材料によりなる通電加工包装装膜
と、該通電加工包装膜の上面に、さらに透湿性に富んだ
薄層の透湿性包装膜を重ねて積層構造としたことを特徴
とする包装食品用通電加工包装膜である。
作用 今、耐熱絶縁性材料により適当大きさからなる薄層の
通電加工包装膜102を成形する。次いで上記通電加工包
装膜102の略中央位置に多数の通電窓103を穿孔せしめ
る。次に前記のように構成された通電加工包装膜102の
上面に、多数の通電窓103が覆われるように透湿性に富
んだ無孔状の透湿性膜104をさらに重ねて包装膜101を得
さしめる。このようにして得られた包装膜101を適宜構
成からなる絶縁容器106内に展開状態のもとに押し込
み、さらに包装膜101内に生の食品材料Aを収容すれ
ば、多数の通電窓103部を覆うように重ねられた透湿性
膜104は透湿作用により透湿して湿潤状態となり、速か
に通電良好な導電体となる。そこで通電作用を施せば、
電流は多数の通電窓103及び透湿性膜104を通して生の食
品材料A中を均等に流通して発生したジュール熱で短時
間で熟熱殺菌され、風味ある加工品Bを得ることができ
る。このようにして得られた加工品Bは透湿性膜104と
共に通電加工包装膜102で略密封状に包装すれば、加工
品Bは外気と接することなく衛生的状態のもとに保存す
ることができると共に、加工品Bの液汁が外部に滲出す
るのが防止できる許りか、例え通電加工時に通電量が一
時的に急増した場合が生じても通電窓103の窓周辺が高
温となつて加工品Bの表面がこげて変色することを確実
に防止し、均質の加工品Bを常に提供することができ
る。
実施例 本発明の包装膜を使用して包装食品を製造する装置の
構成について説明する。
第1図において、101は、食肉類、魚肉類、擂潰肉、
すり身、穀類、野菜類、又はそれらの混合物或は上記以
外の食品材料Aを簡単、迅速に充填収容して通電作用に
より熟熱殺菌した加工品Bを製造することができる包装
膜であつて、該包装膜101は、耐熱絶縁性材料により適
当大きさに形成され、しかも略中央位置に多数の円形の
通電窓103……を配設した薄層の通電加工包装膜102と該
通電加工包装膜102の略中央位置に多数配設された通電
窓103……部分のみを覆うように通電加工包装膜102の上
面に重ねた透湿性膜104とにより構成されている。なお
前記通電窓103の形状、大きさは任意でよい。
そして、上記透湿性膜104は、透湿性に富み、薄層で
かつ無孔状の膜体例えばビニロンフイルム(樹脂名、ポ
リビニールアルコール)あるいはそれに類する透明フイ
ルム、またはグラシン紙(亜硫酸パルプを原料とする透
く緻密なな透明紙あるいはフアイブラスケーシング、セ
ルロースケーシング)その他透湿性を有する材料等で作
られている。
105は、上記構成からなる包装膜101を用いて適当形状
の包装食品Cを製造するための製造装置であつて、該製
造装置105は、第2図に示されたように、上部及び下部
を、ともに開放した中空筒状の絶縁容器106の下部開放
側に吸水性材料例えば繊維材、不織布、パルプ等に稀塩
水分を含湿した含湿接電体107を載置した下部電極板108
が収納されている。そして、上記の含湿接電体107上に
は、絶縁容器106の上部開放側より展開状態のもとに押
し込んだ包装膜101の通電窓103部を位置せしめると共に
押し込まれた展開状の包装膜101内に生の食品材料Aを
上積み収容する。前記のように収容された生の食品材料
A上には前述した透湿性膜104と同種の透湿性膜109を密
接状に位置せしめると共に、これが透湿性膜109の上部
には、さらに含湿接電体107と同種の含湿接電体110を上
積み状に載置する。そして、上記透湿性膜109及び含湿
接電体110は上方部に配設した上部電極板111により生の
食品材料A側へ圧接せられるように構成せしめてある。
したがつて、絶縁容器106内に包装膜101を介して収容
された生の食品材料Aは、その通電加工時に際して、透
湿性膜104,109がともに含湿接電体107,110中に含まれた
稀塩水を速かに透湿作用により透湿して湿潤状態となる
ことで通電良好な導電体となつて、下部電極体108及び
上部電極体111間に亘る通電加工により速かに熟熱殺菌
され、風味のある加工品Bとなる許りか、該加工品Bは
包装膜101により直ちに包装して包装食品Cとすること
ができる。なお透湿性膜体104,109は予じめ稀塩水を噴
霧、塗布する手段等により透湿せしめて導電体ならしめ
てもよい。そして、上記の包装食品Cは多数の通電窓10
3部が透湿性膜104で覆われているので、加工品Bの液汁
が外部に滲出したり、又加工品Bが通電窓103を通して
外気と接触することが未然に防止でき、もつて、密封状
のもとに保存することができる許りか、加工品Bの表面
がこげて変色することのない良質の製品を提供すること
ができる。
第3図に示されたものは、第1図に示された包装膜10
1の変形実施例であつて、該変形実施例に示された包装
膜101′にあつては、略中央位置に多数の正方形状の通
電窓103′を配設した通電加工包装膜102′の上面全体に
亘り透湿性膜104′を重ねて構成したものである。
したがつて、上記のように構成された包装膜101′を
使用して適当形状の包装食品Cを製造する際には、第4
図に示された如く、第2図に示された製造装置105の絶
縁容器106内に包装膜101′を展開状態のもとに押し込ん
で、多数の通電窓103′部を含湿接電体107と密接させる
と共に、包装膜101′内に生の食品材料Aを充填し、こ
れが生の食品材料Aの上面には透湿性膜109及び含湿接
電体110を順次上積み状に載置せしめた後、下部電極板1
08と上部電極板111間に亘り通電作用を施せば、透湿性
膜104′及び109はともに含湿接電体107及び110中に含ま
れた稀塩水分を透湿作用により透湿して湿潤状態となる
ことで食品材料の底面及び側面部も透湿性膜が通電良好
な導電体となり、電流を均一に流通せしめて、生の食品
材料Aを熟熱殺菌し、表面がこげない良質の加工品Bを
製造することができると共に、得られた加工品Bは包装
膜101′で加工品Bの液汁が滲出しないよう直ちに密封
状に包装せしめて、衛生的状態のもとに保存させること
ができる。
なお前述した包装膜101、或は101′は、通電加工包装
膜102、或は102′に透湿性膜104或は104′をラミネート
加工し、2層フイルムとしたものであつてもよい。
発明の効果 要するに本発明は、耐熱絶縁性材料により適当大きさ
からなる薄層の通電加工包装膜101,101′を形成せしめ
ると共に、該通電加工包装膜101,101′の略中央位置に
多数の通電窓103,103′を任意の形状、大きさに配設し
たものであつても、前記通電加工包装膜101,101の上面
に、さらに透湿性に富んだ薄層の透湿性膜104,104′を
重ねたので、生の食品材料Aの充填作業が容易にできる
許りか、包装膜101,101′の製作が簡単となつてコスト
を安くできると共に通電加工時に際して、透湿性膜104,
104′を透湿作用により透湿して湿潤状態ならしめるこ
とで、通電良好な導通体となり、電流は生の食品材料A
中を均一に流動して塾熱殺菌した加工品Bを得ることが
できるは勿論のこと、通電加工時に、例え通電量が一時
的に急増した時にあつても、加工品Bが多数の通電窓10
3,103′と直接接触しないことで、こげて表面が変色す
ることがない外、加工品Bより液汁が外部に滲出して不
衛生状態となることなく密封状に包装して長期の保存が
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る包装食品用通電加工包装膜の実施例
を示すものであつて、第1図は一部を切欠した包装膜の
斜視図、第2図は包装膜を使用して包装食品を製造する
装置の一部切欠した縦断正面図、第3図は包装膜の他例
を示す斜視図、第4図は他例の包装膜を使用して包装食
品を製造する装置の一部切欠した縦断正面図、第5図は
一部を破断した包装食品の斜視図、第6図は従来の通電
加工包装膜の平面図である。 101,101′…包装膜、102,102′…通電加工包装膜、103,
103′…通電窓、104,104′…透湿性膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央位置に多数の通電窓を配設した耐熱
    絶縁性材料によりなる通電加工包装装膜と、該通電加工
    包装膜の上面に、さらに透湿性に富んだ薄層の透湿性包
    装膜を重ねて積層構造としたことを特徴とする包装食品
    用通電加工包装膜。
JP62038864A 1987-02-21 1987-02-21 包装食品用通電加工包装膜 Expired - Fee Related JP2552848B2 (ja)

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