JPH06189670A - 屠殺した動物の臓器群の処理方法および装置 - Google Patents

屠殺した動物の臓器群の処理方法および装置

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JPH06189670A
JPH06189670A JP5250031A JP25003193A JPH06189670A JP H06189670 A JPH06189670 A JP H06189670A JP 5250031 A JP5250031 A JP 5250031A JP 25003193 A JP25003193 A JP 25003193A JP H06189670 A JPH06189670 A JP H06189670A
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organ
group
organs
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fixing mechanism
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JP5250031A
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Den Nieuwelaar Adrianus J Van
ジョセフス バン デン ニ−ウエラ− アドリアナス
Petrus C M Janssen
クリスチャナス マリウス ジャンセン ピトラス
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Stork PMT BV
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体内から取り出した内蔵群を、手作業を介在
させずに、次の定められた工程へと搬送し、機械的に分
離処理を行うことを可能とする。 【構成】 内臓群(38)を取り出す時に行った固定を
維持したまま、該固定により決定される空間的方向付け
を基礎として内臓群(38)を連結する組織連結を破壊
する。固定は好適には締め込み要素(74、76)によ
って行う。臓器の分離は、ガイド要素、剥ぎ取り要素、
分離ロ−ラ切断要素で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屠殺した動物の一連の
臓器群から、臓器あるいはその一部を分離する方法およ
びこの方法を実施するための装置に関するものである。
本明細書において「屠殺した動物」とは、たとえば、家
禽、その他大小の家畜を意味する。
【0002】
【従来の技術】US−A−4467498、US−A−
4561148、そしてNL−A−9100153にお
いて、屠殺した家禽の臓器を摘出する方法が記載されて
いる。これらのものは、固定機構(fixing me
ans)を、屠殺した鳥に設けた穴より体内に挿入し
て、食道、すなわち、そ嚢と腺胃を連結する部分、を掴
み、次に、食道をそ嚢側からひきちぎり、食道と共に食
道の腺胃側に連結する臓器群を屠殺した鳥の屠体より完
全に取り除く。上記米国特許に記載された作業において
は、事前に臓器群の一部を摘出機構(eviscera
tion means)により、屠体より取り出し、次
に、取り出された臓器群は、一部が屠体の中で、一部が
外部に出た状態で食道から吊るされる。このことによ
り、固定機構を屠体に挿入するスペ−スができ、固定機
構を屠体に挿入して、略通常の位置(natural
position)にある食道を掴む。上記公知の臓器
群を取り除く方法は、二つの機械的工程からなる。すな
わち、摘出機構による工程に、固定機構による工程を行
うことにより完全なものとなる。 NL−A−9100
153においては、固定機構および摘出機構は一つの構
成となっており、C形状をした、互いに回動する二つの
ブラケットを用いることにより、臓器群は、屠殺した鳥
の屠体より、完全に、一つの工程で取り除かれる。この
装置においてもまた、摘出操作の後、臓器群は、固定機
構により食道を固定される。固定機構により、屠殺した
鳥から完全に臓器群を取り除いた後、握りを解除し、固
定機構を、臓器群から取り外し、臓器群はコンベア−ベ
ルト、あるいは、その他の送り出し装置に、送り出さ
れ、手動、あるいは機械により臓器群の臓器あるいは臓
器の一部の分離が行われれる。上記公知の方法および装
置の最も大きな欠点は、固定機構により臓器群を屠殺し
た鳥から取り除いた後、臓器群は、秩序のない状態で送
り出されるということである。なぜなら、胃、心臓、肝
臓などのような価値のある臓器は臓器群より切り離す必
要があり、またそれは機械的に行うことが好ましく、そ
のためには、必要な臓器を機械的に切り離す前に、臓器
群、あるいは臓器にある一定の秩序また方向付けを持た
せることが必要となるからである。無秩序に取り出され
た臓器群を処理できる機械などないからである。従来技
術においては、必要な臓器を取り除く工程のための所望
の方向付けを与えるのに、臓器群を摘出した後に、手動
操作が介在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑み、これを改善することを課題として創案されたもの
であって、臓器の摘出作業中あるいはその後に、固定す
る臓器群の一部が、屠殺された動物の体内にある状態
で、臓器、あるいは臓器の一部、あるいは臓器の連結部
の少なくとも一つを固定することにより、公知の摘出手
段に続いて、次の処理工程へあらかじめ定められた方法
で臓器群を送り出す方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本願が採用した方法は、臓器群、または臓器群の一
部が屠殺された動物の体内にある状態で、臓器、臓器の
一部、あるいは臓器の連結部のうち少なくとも一つを固
定し、固定状態を維持したまま臓器群を取り出し、上記
固定状態により決定される臓器群の空間的な方向付け
(spatialorientation)に基づき、
臓器群を連結する一つあるいは複数の組織を切断するも
のである。固定機構による固定(人間の手によることも
可能であるが)を、従来のように、無駄にすることな
く、次の処理工程のための臓器の位置決めに使用するこ
とは有用である。摘出作業に続く、分離作業、すなわ
ち、臓器群から臓器あるいはその一部を分離することに
関連して、このことは多大な利益をもたらす。心臓、肝
臓、胃等の特別な臓器は、臓器群の取出しの際の固定箇
所になり得るし、取出し後には、該臓器と固定機構と位
置関係により、該臓器あるいはその一部を他の臓器群か
ら容易に分離(ちぎる、切断)することができる。ある
いは、例えば食道は、接続臓器の内から固定箇所として
選ばれるが、これにより、他の臓器群をそのままの状態
で、臓器間の接続組織を破壊することができる。このよ
うに、臓器を分離するために、手動で臓器を方向付ける
ことが不要となる。これは時間とコストを節約し、屠殺
ハウスにおける処理工程における衛生面においても有効
なものである。本発明によると、臓器群の一部の固定
は、該固定により決定される空間的な方向付けを基礎に
行う分離作業が完了するまで維持される。最初に屠殺し
た鳥の屠体の摘出孔より、臓器群の一部を固定するため
に挿入した固定機構を、そのまま分離作業に用いること
も可能であるが、同様のあるいは類似の固定機構を使用
して、既に取り出された臓器群を固定することも有用で
ある。特に、その場合には、屠殺した動物から内臓群を
取出し、頑丈な臓器を固定すると共に、該固定を維持す
ることにより決定された空間的な方向付けの状態で臓器
群を持ち、該固定を維持したまま、空間的な方向付けに
基づき臓器群を連結する組織を破壊する方法がとられ
る。ここにおいて、頑丈(strong)は、食道、胃
(家禽の場合は、腺胃および筋胃)、心臓、腎臓に対し
て用いられる。本発明における固定は、一度固定した後
は、可能な限り長く用いられることが好ましい。もっと
も、臓器の処理工程の柔軟な運行の観点からは、最初の
固定位置に関連して予め定められた位置において、臓
器、臓器の一部、臓器の連結部の少なくとも一つをさら
に固定し、その後、最初の固定を解除することが効果的
である。この方法は、特に、摘出装置と、制御、清掃、
分離に用いる装置が別個の場合に用いられる。それぞれ
の装置において、臓器群は固定機構を利用して移動、位
置決めされるからである。もし、摘出作業の前あるいは
最中で臓器が屠殺された動物の屠体の中に自然の位置に
ある場合、あるいは、その後の処理段階において、臓器
群をある距離をもって少なくとも二箇所で固定すること
は有用である。この場合、一箇所で固定する場合に比べ
て安定性が増すだけでなく、固定された臓器あるいはそ
の一部に対しても適切な参照(reference)を
与え、特に、第1の固定機構より第2の固定機構に移転
する時には、機械的な移転を完全なものにする。本発明
における好ましい実施例では、臓器群は、一つあるいは
複数の固定箇所より自由に吊持されている。これによ
り、臓器群は、その一部が下方に拡がり、分離処理をす
る際、臓器へのアクセスが向上する。固定は、好ましく
は、臓器群の所望部位を締め付けることにより行うが、
上記部位を吸い込むこと、あるいは適当に制限した空間
に所望部位を収容することによっても可能である。摘出
作業の後に、分離作業をする場合には、好ましくは、食
道、心臓、肝臓、胃、あるいは腸を固定するのがよい。
これらの臓器は、屠殺した動物の屠体の中で、容易に届
かせることができる。例えば、食道は、公知の技術によ
り、胃(鳥の場合は、腺胃、筋胃)および肝臓は、腸お
よび胃を吸い取った後、吸い込みノズルの開口部に吸い
つけることにより、そして腸は、肛門を制限された空間
に収容することにより固定される。さらに、これらの臓
器は、従来の臓器群の分割装置における臓器の位置決め
において重要な役割を有する。臓器群は一度固定される
と、決められた空間的方向付けを取り、好ましくは、一
つあるいは複数の臓器あるいはその一部を臓器群から分
離する処理ステ−ションに、一つあるいは複数の予め定
められた経路により搬送される。このような処理ステ−
ションについては多くのものが知られているが、本発明
により固定された臓器群は、これらにおいても容易に受
入れられる。もし、臓器群が少なくとも一側側で支持さ
れている場合には、分離する臓器あるいは臓器の一部に
隣合う組織に支持方向と反対方向の圧力を作用させ、該
臓器あるいは臓器の一部を突出させ、臓器群の他の臓器
から分離すれば、とりわけ、簡易に分離作業を行うこと
ができる。この方法は、特に、分離すべき臓器が隣合う
臓器より堅い場合には、効果的である。この方法による
と、分離すべき臓器は他の臓器に対して突出し、これに
より、分離作業が容易となる。この方法により、分離さ
れる鳥の臓器には、心臓が挙げられる。臓器群を連結す
る組織を破壊する他の効果的な分離作業は、一箇所ある
いは複数箇所での固定より、遠ざかる方向に力を作用さ
せることである。実験の結果、この方法によると、所望
の臓器を選択して分離したり、他の臓器を全く分離する
ことなく、臓器を移動させ得ることがわかった。この最
後の可能性は重要である。なぜなら、臓器を固定箇所に
関連して位置付けることができ、そして、臓器群分割装
置や臓器処理装置に、簡単なガイドを利用して自動的に
送り出すことができるからである。胃、心臓、肺、肝
臓、胆嚢、腸を有する臓器群からは、最初に腸および胆
嚢を分離し、その後に、残りの臓器群から少なくとも一
つの臓器を分離することが好ましい。なぜなら、腸と胆
嚢は、これらよりも価値のある心臓や肝臓等の他の臓器
に雑菌を繁殖させる可能性が高いので、すぐに取り除く
必要があるからである。
【0005】本発明に係る、屠殺した動物から接続した
臓器群を固定する装置は、臓器、臓器の一部、あるいは
臓器の接続部の少なくともいずれか一つを固定する機構
と、該固定機構と協働し、臓器群を屠体から取り出す摘
出機構からなり、該固定機構は、屠殺した屠体の摘出孔
に挿入し、固定機構に関連した臓器群の部分を固定する
と共に、該摘出機構は、傾倒可能な杓子を有する。この
ような摘出機構は、例えば、NL−A−8400506
から公知であるが、これまで、固定機構とともに、ある
いは臓器の分離と共に使用されることは全くなかった。
好適な実施例では、摘出機構は長尺状のキャリアの一端
近傍に設けた杓子を有し、該杓子は、キャリアの長さ方
向に対して略直角に揺動すると共に、固定機構は、キャ
リアの端部近傍に装着された二つのジョ−を有し、該ジ
ョ−は、その間に臓器群の一部を締め付けるように制御
された形で相互に移動可能に構成される。固定機構およ
び摘出機構は、屠殺された屠体の中に、相互に同時に作
動させるように適当な駆動により取り入れられ、摘出作
業に先立ち、あるいはその最中に、所望の臓器群を固定
するようになっている。特別の実施例の機構では、食道
を固定するのに適するように構成され、杓子には食道を
収容するスリットが設けられ、固定機構のジョ−は類似
のスリットを杓子からある距離を経て、杓子のスリット
に並ぶように決定している。更に、固定機構のジョ−の
コンビネ−ションにより、杓子を形成することも可能で
ある。もちろん、この場合においては、ジョ−はキャリ
アの長さ方向に対して略直角方向の軸に揺動可能に構成
される。臓器を屠体から摘出する際に、摘出機構と一緒
に用いられる固定機構は、機械的な固定に比べると、十
分なものとは言えないが、臓器あるいは臓器の一部を吸
い込みにより固定するもので構成することも可能であ
る。この場合、固定機構は空洞でかつ、一つあるいは複
数の口を有し、一つあるいは複数の臓器を吸い付けるよ
う、制御された形でバキュ−ムに取り付けられるのが好
ましい。このような固定機構は、例えば、NL−A−9
002551に開示されており、一例として胃、肝臓が
吸いつきにより固定機構に対して固定されるようになっ
ている。しかし、この方法は、屠体に設けた孔より臓器
を一つづつ取り出すものである。これに対し、本発明の
措置は、分離作業を可能にする臓器群に対して働くもの
である。更に、本発明によると、接続組織を取り除いた
状態で臓器が得られる。臓器を屠体から摘出する際に、
摘出機構と一緒に用いられる固定機構は、臓器あるいは
臓器の一部を、固定機構により決定される空間に収容す
るように構成してもよい。この場合に用いられる固定機
構は、例えば、Nl−A−9000782に記載された
ように、屠殺した屠体の肛門を切り取る装置に用いられ
る。本発明の方法を実行するための装置は、搬送システ
ムの一部として予め決められた経路に臓器群の臓器を送
り出し、所定の空間的な方向付けを、臓器群の少なくと
も一つあるいは臓器の一部の分離処理ステ−ションに与
えるような固定機構を有する。固定機構は、例えば、屠
殺された屠体と同時にコンベア−で搬送され、屠体より
臓器群を取り除いた後、屠体の経路と固定機構の経路
は、分岐するようになっている。臓器群を有する固定機
構は、分離作業の処理ステ−ションへと搬送される。固
定機構は、従来のものでもよりが、好ましくは以下に述
べるようなものがよい。臓器群の固定を経路に沿って維
持したい場合には、固定機構は、第1と第2の固定機構
を有し、第2の固定機構は、第1の固定機構の経路に沿
って設け、かつ第1の固定機構から臓器群を受け継ぐよ
うに設計されるのがよい。好適な実施例においては、第
2の固定機構は、相互に制御された形で移動可能に構成
することにより、臓器群を締め付ける二つのジョ−を有
し、該ジョ−は対向する方向に付勢されていることが望
ましい。略U字形状のスプリングブラッケットの脚部の
端部に二つのジョ−を設け、スプレッダ−を作動するこ
とによりジョ−を拡開できるように構成すれば、簡単か
つ効率のよい第2の固定機構が得られる。スプリングブ
ラケットのプレテンションを好適に選択すれば、臓器あ
るいは臓器の一部が常に、必要な力によってジョ−間に
確実に締め付けられる。そして、適切な固定が得られる
と共に、固定した臓器を損傷することも防止できる。こ
れにより、臓器は、コンベア−によって次の処理ステ−
ションに搬送される。第2の固定機構のジョ−の一方の
ジョ−の、他方のジョ−に面する端部に狭く長い端縁を
形成し、他方のジョ−に、該端縁を収容する細いスリッ
トを形成すれば、臓器の固定はより確実なものとなる。
本発明を実施する一つの有利な実施例において、該装置
は、一定の経路に沿って搬送するような固定機構と、固
定機構の搬送経路に略平行して延設された支持ガイド
と、支持ガイトと距離を存し平行し、ガイドスリットの
拡がりを規制する二つのガイド要素とを有する分離機構
とからなり、ガイド要素と支持ガイドは臓器群を反対側
方向に案内するように設けられ、一方、分離要素は、ガ
イドスリットを横切って作動するように設計されてい
る。最初に、垂直あるいあは垂直に近い角度の面を有す
る支持ガイドは臓器群に一定の方向付けを与え、この方
向付けは、支持ガイドの走り込み部(run−in p
arts)およびそれと相互作用するガイド要素の適切
な選択により、臓器群を固定機構で搬送した時に、分離
する臓器を、支持ガイドから遠い側のガイドスリットで
仕上げ、残りの臓器群は、ガイドスリットの反対側で仕
上げられる。もし、ガイドスリットの幅を少なくとも部
分的に分離する臓器の寸法より小さく用意すると、該臓
器はガイドスリットを通り抜けることができなくなる。
さらに、支持ガイドとガイド要素の距離を両者間に位置
する臓器がある一定の大きさだけ圧縮されるように選択
する。このことは特に、分離する臓器が隣接する臓器よ
り堅い場合には有効である。なぜなら、この手段による
と、分離する臓器が突出することとなり、ガイド要素に
よって容易にガイドスリットの支持ガイドと反対側に搬
送されるからである。そして、臓器群をガイドスリット
間に横たえた分離要素に沿って搬送させることにより、
分離すべき臓器は、残りの臓器から、分離される。他の
好ましい実施例では、分離機構は、少なくとも一つまた
は複数の通過部分を一部に有する剥ぎ取機構を含み、該
剥ぎ取機構は、臓器群の一部に対して、共同して移動
し、固定された臓器群の連結組織に力を働かせ、これを
破壊する。剥ぎ取機構は、その端縁が互いに対向して少
なくとも一つの通過部を形成する剥ぎ取り要素を有し、
剥ぎ取り要素は、互いに可動するように構成される。剥
ぎ取り要素の端縁が規制する通過部は、通過する臓器の
大きさ、形状、仕上がりに適合するようになっており、
一方他の臓器は、剥ぎ取り要素に沿って移動し、剥ぎ取
り要素の端縁近傍で、該臓器を連結する組織は破壊され
ていく。剥ぎ取り要素は、好ましくは板状のものがよい
が、長尺状のものをジクザクに折り曲げて重合する部分
を設け、異なる寸法の隙間を形成するようにしたもので
も良い。剥ぎ取機構は、固定機構あるいは臓器群の一部
を維持する他の機構に関連しても、共同して移動するよ
うになっている。例えば、固定機構が、臓器群の食道を
固定している場合に、適当な形状の剥ぎ取り機構を臓器
群に沿って食道から移動させると、胃が剥ぎ取り機構の
通過部を通過し、胃の周辺に位置する心臓、肝臓、肺等
の臓器は、臓器群から部分的に分離される。この方法を
鳥の臓器群に適用すると、腺胃と筋胃と、他の臓器とを
連結する組織が、胃に連結する腸による連結を除いて
(さらに、可能であれば膵臓および膜による連結)破壊
され、簡単なガイドを用いることにより、固定機構によ
って、食道から吊持された臓器群を肝臓、心臓、肺を分
離する装置に自動的に送り出すことができる。このよう
な分離装置は、例えば、NL−A−9002287に開
示されている。他の好適な実施例においては、固定機構
は、工程に沿って搬送されるように構成され、剥ぎ取り
機構は二つの長尺状で平行する要素を有し、該要素の端
縁は対向しており、通過部として、固定装置の経路に角
度を持たせた状態で延設するガイドスリットを形成して
いる。このような剥ぎ取り装置、例えば、平板状のガイ
ド要素は、可動な部分を有さずしてその機能を完全に履
行する。剥ぎ取り要素あるいはガイド要素をプレテンシ
ョンの状態(例えば、機械的なスプリング、ガススプリ
ング)で互いに駆動するように剥ぎ取り機構を設計する
と効果的である。なぜなら、適度なスプリングの緊張を
導入することにより、剥ぎ取り機構は、ある一定の範囲
において、自動的に通過する臓器の輪郭をなでることが
でき、臓器を損傷せずに、最大の効果を得ることができ
るからである。また、剥ぎ取り要素あるいはガイド要素
を、柔軟な弾性のある材料で構成することにより、臓器
の損傷の危険はさらに減少させることができる。本発明
において、腸以外の臓器で臓器群を吊持し、腸を、連結
した腸、胆嚢、その他臓器からなる臓器群から分離する
装置は、臓器を連結する組織を分離する手段を有し、該
手段は、互いに反対方向に回転する少なくとも一対の平
行する長尺状のロ−ラを有し、該ロ−ラの外面には、他
の臓器群より離隔する方向の引っ張り力を腸に及ぼす機
構が設けられている。ローラによる引っ張り力が十分な
場合には、直腸および連結した腸は、他の臓器群より引
き裂かれる。もっとも、腸を予め定めた所定の部位で切
断、あるいは締め付けて切除することも可能である。こ
のようにして、不要な腸は、早い段階で、好ましくは、
上記剥ぎ取り機構によるいかなる処理の前に、他の、一
般に有用かつ価値のある臓器から分離することが可能と
なる。胆嚢は、臓器ガイドを、分離機構の横に、固定部
位に臨まして設け、該臓器ガイドは臓器群を方向付ける
と共に通過部位を規制し、一部において、腸および胆嚢
の通過を許すが、隣接する臓器を通過させないような大
きさに通過部を規制することにより、腸と同時に分離す
ることができる。実験において、腸に引っ張り力を作用
させると、胆嚢は腸と一緒に取り除かれ臓器ガイド手段
に対して予め定められた位置に引き込まれることがわか
った。このようにして、腸と胆嚢は他の臓器から分離さ
れる。腸および胆嚢と、臓器群とを接続する組織を破壊
する分離要素は、ガイドスリットを横切ることにより行
われるように設計される。好適な実施例においては、分
離要素の近傍にバキュ−ムチュ−ブを設け、分離要素に
より分離した胆嚢を取り除くように吸い込み口を位置さ
せる。ガイドスリットを通過させ、ロ−ラにより腸を引
っ張るため、一対のロ−ラの一方に螺旋リブを設け、他
方に該リブに係合する溝を設け、リブが溝に入り込みな
がら、ロ−ラが回転するようになっている。もっとも、
双方のロ−ラに噛合する螺旋状あるいは長尺状の、好ま
しくは柔軟な、リブを設けてもよい。屠殺した屠体から
取出した臓器群において、腸はコンパクトな束となって
いる。このような状態で、ロ−ラの間に腸を引き込むこ
とは困難である。この困難性は、腸をロ−ラに送り込む
前に、腸の束を引き伸ばすことにより解消される。その
ためには、弾性部材からなるフラップを軸線および放射
方向に延設した一対のロ−ラを設け、該フラップが腸を
伸ばし、腸の束の大きさを小さくするように構成すれば
よい。
【0006】
【実施例】図1(a)、(b)に示された構成におい
て、摘出機構および固定機構が一緒になって、摘出固定
装機構1を構成している。摘出機構はNL−A−840
0506から公知であって、摘出機構は長尺状のキャリ
ア2を有し、キャリア2の一端にはシャフト4に対して
回動する杓子6が装着されている。摘出操作ロッド8
が、シャフト10を旋回軸として杓子6に装着されてお
り、摘出操作ロッド8を矢印12の方向に移動すると、
杓子6が、図1(a)の実線に示された状態から点線で
示された状態に、矢印13の方向に揺動するようになっ
ている。杓子6には、縦方向のスリット14が設けてあ
り、スリット14は、杓子16の中心に向って拡がって
いる。本発明において、固定機構は、従来の摘出杓子に
付加されたものとなっている。固定機構は、長尺状のキ
ャリア2の端部に取付けられた第1の締め付け部16
と、シャフト18に回動自在に装着された第2の締め付
け部20とからなる。キャリア2に面した側において、
第2の締め付け部20にはア−ム22が設けてあり、ア
−ム22は、シャフト24により固定操作ロッド26に
回動するよう装着されている。固定操作ロッド26を矢
印28の方向に動かすと、第2の締め付け部20は矢印
30の方向に回動し、これにより、第1の締め付け部1
6と第2の締め付け部20との間の締め付けスリット3
2が拡がる。固定操作ロッド26の杓子6側と反対側の
端部には肩34が設けてあると共に、圧縮スプリング3
6が肩34と固定操作ロッド26とを連結しており、固
定操作ロッド26に対して矢印28の方向の力が加わら
ない時には、第2の締め付け部20が常に図1(b)に
示された位置に戻るようになっている。スプリング36
は締め付けスリット32を広げることができる力を決定
するものであると同時に、第2の締め付け具20が締め
付けスリット32部位で第1の締め付け部16に向かっ
て押し付ける力を決定する。図1(a)、(b)、図4
(a)、(b)に示すように、摘出固定機構1は、使用
の際には、たとえば、フック81により足から吊持され
た屠殺した鳥80の肛門部に設けた摘出孔に図1の実線
で示した状態で挿入される。この場合、杓子6は、図4
(b)に示すように、主要な臓器群を通り越して、鳥の
首の近傍まで届かせることができる。首部位まで杓子6
を届かせることは、図に示すように屠体の後側から、あ
るいは屠体の正面側に沿って行うことができる。杓子6
が首の近傍に届いた後、固定操作ロッド26を矢印28
の方向に作動させて締め付けスリット32を拡開し、摘
出操作ロッド8を矢印12の方向に移動して、杓子6を
矢印13の方向へ揺動させる。その結果、鳥の食道38
aは、拡開された締め付けスリット32内および杓子6
の縦スリット14内に位置することとなる。ここで、固
定操作ロッド26に矢印28の方向に作用する力を取り
除くと、圧縮スプリング36の作用により、第2の締め
付け部20は第1の締め付け部16に対して、締め付け
スリット32を狭める方向に移動する。そして、締め付
けスリット32にある食道38aは、結果として二つの
締め付け部16、20により固定される。このことは、
図4(c)に示されている。次の工程は、摘出固定機構
1を、屠殺した鳥の体内からキャリア2の長さ方向に取
り出すことである。その結果、食道は、締め付けスリッ
ト32のキャリア2と反対側で切り裂かれ、杓子6が、
キャリア2と同レベルに位置する内臓群38を屠殺した
鳥から取り除く。食道の固定、すなわち締め付けスリッ
ト32による固定、は上記処理の間維持される。
【0007】図2(a)乃至(d)は、直線(縦方向)
および曲線、例えば円形、の経路に沿って移動するのに
適した剥ぎ取り機構を示している。剥ぎ取り機構は、頂
部支持プレ−ト40と底部支持プレ−ト42を有し、両
プレ−ト間には、略鉛直方向に相互に平行するガイドロ
ッド44がボルト46により固定してある。軸受ブロッ
ク48がガイドロッド44に沿って、穴およびガイドロ
ッド44に設けた軸受を通してスライドするようになっ
ている。軸受ブロック48は、横方向に突出したカム5
0を有し、カム50に装着には、ガイドホイ−ル52が
軸54に対して回転するように装着してある。ガイドホ
イ−ル52は、制御部58に設けた湾曲トラック56に
案内されるようになっており、頂部支持プレ−ト40、
底部支持プレ−ト42、ガイドロッド44の位置関係の
組合せにより、軸受ブロック48はガイドロッド44に
沿って、所望の移動をすることが可能となる。図2
(c)、(d)より明白なように、軸受ブロック48に
は、二つの長い剥ぎ取り要素60、62が設けてあり、
それらの一側端がそれぞれ、ブッシュ64、66に対し
て回動するようになっている。剥ぎ取り要素60、62
は特別の湾曲形状を有しており、一部が重合した図2
(c)の状態(クロ−ズドポジション)、両者間に所定
の間隔が開いた図2(d)の状態(オ−プンポジショ
ン)を取り得る。そうするべく、ブッシュ64、66は
それぞれ、機械的に制御要素68に連結しており、制御
要素68は、軸受ブロック48に対し、ブッシュ64、
66と直角の方向へ移動できるようになっている。図2
(c)の状態で、制御要素68に、圧縮スプリング70
に対向して、軸受ブロック方向の力を加えると、ブッシ
ュ64、66は互いに反対方向に少しの角度だけ回動
し、その結果、剥ぎ取り要素は、図2(d)に示すよう
にオ−プンポジションとなる。上述した力を取り除く
と、剥ぎとり要素は圧縮スプリング70の作用により再
びクロ−ズドポジションに戻る。図2(c)に示された
剥ぎ取り要素60、62の位置において、剥ぎ取るため
のすきま72は上記要素の形状により決定される。すき
ま72は、スクリュ−73によりセットされ、スクリュ
−のヘッドは剥ぎ取り要素60、62の停止部材として
機能する。剥ぎ取り要素は、臓器群の一部をすきま72
に挾んだクロ−ズドポジションにおいて、もし臓器群が
ガイドロッド44に関係して固定された位置でセットさ
れており、剥ぎ取り要素60、62が上述した湾曲トラ
ック制御によりガイドロッド44に沿って移動するよう
になっている場合には、剥ぎ取り要素は臓器群を、それ
に沿ってなでることができる。図3(a)乃至(c)に
示された剥ぎ取り機構は、その形状、剥ぎ取り要素の制
御のみにおいて図2(a)乃至(d)に示したものと異
なる。従って、図3に係る剥ぎ取り機構の説明は、剥ぎ
取り要素と、その操作方法のみについて行う。二つのピ
ン90、92が、ガイドロッド44に対してスライド自
在に装着した軸受ブロック48の下方隅部近傍に固定さ
れており、上記ピンに対し、ブッシュ94、96がそれ
ぞれ回転自在に装着されている。ア−ム98と制御レバ
−100が、ブッシュ94に動かないよう接続されてい
ると共に、ア−ム102と制御レバ−104もブッシュ
96に対し、強固に接続されている。剥ぎ取り要素10
6はア−ム98のブッシュ94側と反対側の端部に固定
され、剥ぎ取り要素108は、ア−ム102のブッシュ
96側と反対側の端部に固定されている。ア−ム98、
102は予め緊張されたテンションスプリング110に
より連結されている。制御レバ−100は長尺状の制御
ピン112に強固に接続されており、制御ピン112
は、制御部58の湾曲トラック114内まで延設されて
いる。制御ピンの位置で、軸受ブロック48にはスリッ
ト116が設けてあり、制御ピン112は湾曲トラック
114に従いながら、上下動することが可能となる。こ
の場合において、制御ピン112に強固に連結された制
御レバ−100は、皮剥ぎ要素106がその面にそって
移動することを確実にする。制御レバ−104の、ブッ
シュ96側と反対側の端部には長溝118が設けてあ
り、該溝118は制御ピン112を受け入れるようにな
っている。溝116内の制御ピン112の移動により、
制御レバ−100、104が移動し、これにより、剥ぎ
取り要素106と108は、互いに離反したり、近接重
合して、オ−プンポジション、クロ−ズドポジションを
取る。図3(c)は、剥ぎ取り要素106、108がク
ロ−ズドポジションにある場合を示し、通過口120が
剥ぎ取り要素106、108に設けた切り欠き部により
決定されることが示されている。図6(h)、(i)
は、剥ぎ取り操作を示すものであり、概略として剥ぎ取
り要素60、62のみが示されている。もちろん、板状
の剥ぎ取り要素106、108でもよい。臓器群38は
食道38aにおいて締め込み要素74、76により締め
られた状態となっている。図6(h)に示すように、剥
ぎ取り要素60、62は最初は、クロ−ズドポジション
で導入される。次に、剥ぎ取り要素は、締め込み要素を
不動の状態で、締め込み要素74、76から離隔する方
向に下ろされる(図4(i))。結果として、臓器群3
8の臓器に力が作用し、臓器間を連結する組織が破壊さ
れる。剥ぎ取り操作により剥ぎ取られた臓器77,例え
ば、肺、心臓等は、コンベア−ベルト78に集積され、
次の工程へと送り出される。剥ぎ取り作業が完了する
と、臓器群の固定が不要となり、締め込み要素74、7
6は取り外される。残った臓器群38は、コンベア−ベ
ルト79に集積され、次の工程へ送り出される。これは
図6(j)に示されている。
【0008】図4(a)乃至(d)の作業(摘出および
固定)に用いる装置と、図6(h)乃至(j)の作業
(臓器の剥ぎ取り)に用いる装置とが、別個の場合に
は、両作業間に機械的な移し替えが必要となる。この操
作は図5(e)乃至(g)に示されている。まず、図4
(d)の状態から始めると、臓器群38は屠殺体80よ
り取り出される。食道38aの一部が、締め込み要素1
6、20により決定される締め込みスリット32の下方
で予め決められた位置に置かれていることは、図5
(e)より明らかである。この正確の位置決めにより、
図5(f)に示すように、問題としている食道の一部を
安全かつ確実に、締め込み要素74、76に固定するこ
とができる。その後は、図5(g)に示すように摘出締
め込み要素1による固定が不要となる。図5(f)乃至
図6(j)に示した締め込み要素74、76の機能は、
図7(a)乃至(d)に示された第2の固定装置により
実施される。第2の固定装置は、サスペンションアイ1
32を一体として有する略U形状のブラケット130か
らなる。ブラケット130はアイ132部位を、スクリ
ュ−で、搬送要素136の二又の端部134に取り付け
てある。搬送要素136は、略Y形状であり、二つの脚
部にはランナ−138が装着されている。ランナ−13
8は、逆T字形状のレ−ル140の横方向に突出したフ
ランジにそって、第2の固定装置を、例えば図示しない
チェンによって、移動させようになっている。ブラッケ
ト130の自由端には、略平板状の締め込み要素14
4、146が固定されており、締め込み要素144、1
46は、シャフト142に対して回動するように連結さ
れている。締め込み要素144は、締め部148を有
し、締め部148の、締め込み要素146に対向する側
には、締め込み要素146の厚さと略同じ幅を有する長
溝が設けてある。固定装置は、図7(a)(b)に示し
たブラケット130の脚部を押し開くことにより、図7
(c)に示したクロ−ズドポジションから、図7(d)
に示したオ−プンポジションまで移動する。レ−ル14
0に沿って設けられ、少なくとも、ある一定の距離だけ
固定装置に沿って一緒に移動可能な制御レバ−150
は、シャフト152に対し、矢印154のように回動す
る。制御レバ−150の端部には、耐摩耗および摩擦減
少被覆156が施され、制御レバ−150の端部は、固
定装置のクロ−ズドポジション時における、締め付け要
素144、146に近接した部位のブラケット130の
脚部の間隔より大きい幅を有している。制御レバ−15
0をブラケット130の脚部の間に傾倒させると、脚部
は押し開かれ、その結果、締め付け要素144、146
は図7(d)に示すようにオ−プンポジションとなる。
このオ−プンポジションにおいて、臓器は、締め付け要
素144、146の間に挿入され、そして制御レバ−1
50を脚部の間から戻すと、ブラケットのばね力が締め
付け要素144、146を互いに近づけるように作用
し、臓器は、ブラケット130の有する弾性により決定
される力で締め付けられる。
【0009】図8(a)は、鳥の臓器群38が、図7に
おいて示した固定装置との関係で、どのように食道16
0で固定されているのか示している。尚、図において
は、第2の固定装置の一部のみが示されている。内臓群
は、肺162、腺胃164、筋胃166、心臓168、
肝臓170、腸172、総排泄腔174を含む。図8
(b)は、図3を参照に説明した剥ぎ取り機構による剥
ぎ取り作業を示したものである。図では、剥ぎ取り機構
の剥ぎ取り要素106、108のみが示してある。図8
(a)に示す状態において、剥ぎ取り要素106、10
8の通過部分120に食道160を取付け、矢印176
の方向に点線で図示した位置から実線で示す位置まで、
剥ぎ取り要素106、108を通過させると、腺胃16
4および筋胃166は完全に露出し、それらに沿って位
置していた臓器は剥ぎ取り要素106、108により剥
ぎ取られる。しかしながら、この段階では、臓器間の連
結は完全に失われていないので、これらの臓器は、いま
だ、臓器群に連結している。図8(c)は、剥ぎ取り要
素106、108をさらに固定箇所(この場合は食道1
60)より移動させた状態を示したものである。心臓1
68、肝臓170、肺162等の有用な臓器は、剥ぎ取
り要素106、108下で、腸172の所定部位より吊
持された形となる。ここで、特に、十二指腸173を有
する、腸の砂嚢166に連結する部分は重要な役割を持
つ。図6(c)に示した位置から、第2の固定機構およ
び公知の臓器分離装置に適するガイドを利用することに
より、心臓、肝臓、肺を自動的に得ることができる。
【0010】図9(d)、(e)に概略して示される臓
器群161は、図7で示した固定機構により食道160
において固定されており、矢印200の方向に搬送され
る。図9(d)において、臓器群161を右から左に移
動させると、臓器群161は最初に、搬送方向200と
略平行に延設されたガイドプレ−ト177のインレット
サイド177aに当接する。尚、ガイドプレ−トは、図
示しないフレ−ムに取付けられている。ガイドプレ−ト
177を直角方向から角度を持たせた状態に配置するこ
とにより、臓器179が、臓器群161のガイドプレ−
トに面する側と反対側の部位で、かつガイドプレ−トに
平行して搬送方向200に延設されたガイドロッド18
1a、181bの間で分離されるように、臓器群161
に方向性を与えることができる。尚、ガイドロッド18
1a、181bは図示しないフレ−ムに取付けられてい
る。ガイドロッド181a、181bはその間にガイド
スリットを形成し、そのインレット部は搬送方向に向か
うに従って幅狭となっている。臓器179はガイドスリ
ットの一側で仕上げられ、残りの臓器は他側で仕上げら
れる。ガイドスリットの幅は臓器179がガイドプレ−
ト177側に移動できないような大きさに選択される。
ガイドプレ−ト177とガイドロッド181a、181
bとの距離は、臓器群161が部分的に圧迫されるよう
な距離である。これにより、臓器179は臓器群から一
時的に突出することとなり、ガイドスリットとの関係に
おいて、臓器の位置決めを正確にすることができる。図
9(d)の状態から、臓器群をさらに左に搬送すると、
モ−タ183により駆動されるロ−タリ−カッタ−18
5が設置してあり、これにより、矢印200方向に搬送
する時に、臓器179と臓器群161の接続は自動的に
切断される。臓器179は、例えば、鳥の臓器群の心臓
であり、分離された後、次の処理工程へ送り出される。
また、他の臓器も、同様の方法により臓器群161より
分離される。
【0011】図10(f)、(g)は、図7において示
した固定機構により食道160を固定した臓器群161
を示し、臓器群161は矢印200の方向へ搬送されて
いる。臓器群161の搬送経路には、三つのガイドロッ
ド181c、181dおよび181gが搬送方向に略平
行して延設されている。ガイドロッド181c、181
dの下方には、剥ぎ取りプレ−ト181e、181fが
平行して延設されている。ガイドロッド181c、18
1dおよび181g、剥ぎ取りプレ−ト181e、18
1fは図示しないフレ−ムに装着されており、それぞ
れ、適切な送り込み部が設けてある。ガイドロッド18
1c、181dは、固定機構側から見ると交差した状態
となっている。剥ぎ取りプレ−ト181e、181f
は、搬送方向200から見ると、ガイドロッド181
c、181dから離れたいくような状態にあり、その間
にガイドスリットを形成している。作業において、固定
機構を移動させ、臓器群161は、予め定められた臓器
179aあるいは他の臓器を臓器群から一定距離離れた
状態にするように設けたガイドロッド181c、181
d、181g間につかまる。そして、臓器179aと他
の臓器群の組織連結は、ガイドロッド181d、181
gにつかまる。次に、他の臓器は、剥ぎ取りプレ−ト1
81e、181f間のガイドスリットにつかまる。さら
に臓器群161を矢印200方向に搬送すると、剥ぎ取
りプレ−ト181e、181fが臓器を固定箇所に対し
て下方に運び、組織連結を破壊するようにして、一つあ
るいはそれ以上の臓器が一部あるいは全部剥ぎ取られ
る。更に、矢印200方向に臓器群を搬送すると、固定
箇所がガイドロッド181d、181gより離れて行
き、これによりガイドロッド181d、181gにより
決定されるスリットに隣接する組織連結が破壊される。
剥ぎ取りプレ−トは、剛性あるいは軟性、弾性の材料か
らなり、ガイドスリットの幅は、臓器群の中から所望の
臓器を通過させるのに適するよう、変更され得る。
【0012】図11、図12は、腸および可能であるな
らば胆嚢を、締め付け要素144、146によって食道
160で締め付けられた鳥の臓器群から分離する分離手
段の設計および作用を示す。分離機構は、出口を有する
容器180と、その上方に平行して設けた、二つの長尺
状のロ−ラ182、184からなり、該ロ−ラ182、
184は互いに反対方向に回転するようになっている。
ロ−ラ182、184はリデュ−サ−188、トランス
ミッション190を介してモ−タ186により駆動され
る。ベルトトランスミッション190のベルトは、直
接、ロ−ラ184の駆動ホイ−ルに連結してあり、ロ−
ラ184の一端には、ロ−ラ182のギヤホイ−ル19
4に噛合するギヤホイ−ル192が設けてある。これに
より、ロ−ラ182、184は駆動により矢印196、
197に示すように、反対方向に回転する。ロ−ラ18
4の外面には、螺旋状の搬送リブ198が、ロ−ラ18
4の長さに比して十分に小さいピッチで設けてある。搬
送リブ198は、ロ−ラ182、184間に位置する臓
器を、ロ−ラ182、184の196、197方向の回
転により、矢印方向200に搬送するようになってい
る。ロ−ラ184の外面には、また、ロ−ラ184の長
さよりも長いピッチで三本の螺旋状の分離リブ202が
設けてある。ロ−ラ182の外面には、該分離リブに合
う形状の三つの溝204が設けてあり、リブ202がロ
−ラ182、184間に挾まれている状態で、少なくと
もリブ202の一部が溝に係合するようになっている。
リブ202と溝204により、臓器、例えば、ロ−ラ間
に位置した腸、に対して下方の力を作用させることがで
きる。図11に示した分離機構は、図12においてはそ
の概略のみ示してある。図の中心にある分離機構の上方
にはコンベア−が位置しており、コンベア−に沿って、
図7において示したような固定機構が矢印200の方向
に搬送される。鳥の臓器群210はロ−ラ182、18
4間にある概略して示したガイドロッド212により案
内されながら、固定機構により搬送される。尚、図にお
いてはロ−ラ184のみ示してある。ロ−ラ182、1
84が腸に対して下方への力を作用させることにより、
腸はロ−ラの下方に完全に引き込まれ、リブ202と溝
204の作用により、筋胃166と腸172の連結が破
壊される。残りの臓器群210´はさらに、固定機構に
より吊持されてコンベア−に沿って搬送され、腸は分離
機構の下方の容器180に落下し、次の処理へとまわさ
れる。臓器のブロッキング機構は、ロ−ラ182、18
4の挾み込み部のいずれかの側方に設け、図12におい
て点線で示してある、二つの縦ストリップ201であ
る。ストリップ201間の距離は、腸172がストリッ
プ201間を移動でき、胆嚢203をストリップ201
間に挿入して挾めるうな距離に選択される。上方に位置
する臓器、例えば、筋胃166はストリップ間を通過す
ることができず、ストリップ201の上端縁に留まるよ
うになっている。臓器群210を矢印200の方向に搬
送すると、ストリップ201間に設けた、刃が矢印20
0と反対方向に面したカッタ−205が、腸172と胆
嚢203を、他の臓器群から分離する。
【0013】図13、図14は、固定機構により吊持さ
れ、矢印200方向に搬送される臓器群210から腸と
胆嚢を分離する処理工程および装置を示すものである。
装置の構成要素は連結されており、フレ−ムに支持され
ているが、明確化のためフレ−ムは図示していない。図
14において、矢印200方向に沿って、さらに左から
右に臓器群210を搬送した時の処理工程について説明
する。臓器群210は最初に、ゴム合性物のような弾性
部材からなり放射方向および軸方向に延設したフラップ
を有し、矢印252方向に回転する一つまたは複数のス
トレッチングロ−ラ250に運ばれる。フラップ254
は、臓器群210の腸172の束がある部位に当接し、
腸を束ねる組織を破壊して、図13に示すように、腸の
束を引き伸ばす。次に、図13の右側、図14に示すよ
うに、腸172および胆嚢203は他の臓器群210よ
り、分離機構256により分離される。分離機構256
はガイドスリット258を有し、固定装置を矢印200
の方向へ搬送することにより、ロ−ラ250で引き伸ば
された腸172は、ガイドスリット258間に挾まるよ
うになる。同時に、ガイドスリット258の上方に位置
する臓器群は、ガイドロッド260により、ガイドスリ
ットの一側側に案内される。そして臓器群210は、ガ
イドスリット258から離れた状態でガイドプレ−ト2
62により案内され、一方、腸172はガイドスリット
258につかまり、ロ−ラ182、184に挾まれる。
さらに搬送すると、臓器群は、臓器群を肝臓が落される
ように方向付ける、傾斜部264に引き上げられる。臓
器群が次に搬送される分離機構256は、ガイドスリッ
トの端部より上方に延設して対向して設けた二つのウォ
−ル266、268である。ウォ−ル266は、ガイド
構造270の一部であって、ウォ−ル266には、両ウ
ォ−ルによって決定されるガイドスリットの上方部位に
設けたウォ−タナイフのダクト272が収容されてい
る。ダクト272からのウォ−タ−ジェットはウォ−ル
268に連結したバキュ−ムチュ−ブ274の開口部に
向けられる。ウォ−ル268において、バキュ−ムチュ
−ブ274は、胆嚢203が通過できるような寸法の開
口部を有している。バキュ−ムチュ−ブ274に近接す
るガイドスリット258には、ガイドスリットブロッキ
ング要素276が設けてある。臓器群210が、矢印2
00の方向に搬送され、ウォ−ル266、268部位に
来ると、ダクト272からのウォ−タジェットが胆嚢2
03および、腸172の残骸を臓器群210より切り落
し、胆嚢203および腸172はバキュ−ムチュ−ブ2
74により回収される。上記目的を達成するためには、
ウォーターナイフの代りに、静的あるいは動的なナイフ
を用いることもできる。特に、ウォール266、268
により決定されるガイドスリットに回転式円筒形状の中
空のナイフを設け、その一端を搬送方向に対向して設け
ると共に、ナイフの刃および内部の直径を胆嚢が通貨で
きるような大きさに設定する。そして、回転式円筒形ナ
イフの内部はバキュームシステムの一部となっている。
このようにして、胆嚢は、中空状のナイフの刃に引き込
まれ、中空回転式ナイフの刃の切断作業により臓器群よ
り分離される。
【0014】図15は、屠殺した動物222が、どのよ
うにコンベア−220aにより、回転木馬式(carr
ousel type)の摘出装置224に運ばれるか
を示したものである。臓器類の摘出を終えた屠殺体はコ
ンベア−220bにより、家畜検査官227のいる検査
ステ−ションを介して送り出される。尚、検査官227
は、コンピュ−タを使用した検査システムで代用するこ
ともできる。図1(a)、(b)で示した摘出機構を備
えた摘出装置224で、臓器群は取り除かれ、食道、胃
(家禽の場合は腺胃と筋胃)、心臓、肺、肝臓、胆嚢、
腸を含む臓器群は、図7で示した固定機構に吊持されて
コンベア−228aで搬送される。コンベア−220b
とコンベア−228aは、平行に走っており、同時に検
査ステ−ション226を通過するようになっている。よ
って、臓器群とその臓器群を摘出した屠殺体との関係が
明白にわかるようになっている。もっとも、この対応関
係を他の方法で行う場合には、点線220cで示すよう
に、屠殺体を、臓器群とは別個に検査することも可能で
ある。検査ステ−ション226を通過した後、コンベア
−228aに沿って、心臓が処理ステ−ション230
(例えば、図9(d)(e)に示した方法)で取り除か
れ、胆嚢および腸が処理ステ−ション232(例えば、
図12で示した方法)で取り除かれる。もっとも、図1
5における他の臓器の分離順序をそのままで、コンベア
−における処理ステ−ション230、232の位置関係
を反対とすることも可能である。残りの臓器群は剥ぎ取
り機構234、例えば、図2あるいは図3に示したもの
に搬送される。もし臓器群が、既に、処理ステ−ション
232を経ている場合には、少なくとも、肝臓、心臓、
肺を剥ぎ取る必要がある。これらの臓器は、一部手動に
より、次のコンベア−ベルト236に運ばれる。もし、
既に、処理ステ−ション230を経ている場合には、コ
ンベア−ベルト236に心臓が運ばれないことは明白で
ある。コンベア−228aに沿って、処理ステ−ション
230、232が設けていない場合には、剥ぎ取り機構
234による処理は、図8(b),(c)に示された状
態に留まる。この場合、臓器群はコンベア−220dに
より肝臓、心臓、肺を分離する装置238へと搬送され
る。最後に、臓器群に残った胃は専用の機械240で分
離、処理する。
【0015】上述したことから明らかなように、摘出操
作によって既に行ったであろう臓器の固定を、そのまま
維持することにより、屠殺ハウスにおけるさらなる機械
化作業が可能となり、その結果、供給される製品の品質
を向上させ、生産コストも削減される。以上、好適な実
施例に従って、説明および図面を示したが、これらは、
発明の技術内容を明らかにするためのものであって、本
発明はこのような具体例に限定して解釈されるものでは
ない。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る臓器群の処理方法および装
置は、臓器の固定を維持したまま、臓器の分離作業を可
能とするものであり、従来行っていた、手作業を不要と
し、臓器群の処理の機械化を促進するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る摘出固定機構の好ましい
実施例を、一部を断面にて示す側面図。(b)は図1
(a)に示した摘出固定機構の平面図。
【図2】(a)は本発明に係る剥ぎ取り機構の好ましい
実施例の一部を、一部を断面にて示す側面図。(b)は
図2(a)に示した剥ぎ取り機構の正面図。(c)は図
(b)におけるIIc−IIc線に沿った断面図であ
り、剥ぎ取り機構はクロ−ズドポジションを取ってい
る。(d)は図(c)と同様の図で、剥ぎ取り機構はオ
−プンポジションを取っている。
【図3】(a)乃至(c)は、本発明に係る剥ぎ取り機
構の他の実施例を示す図であって、図2(a)乃至
(c)に対応する。
【図4】(a)乃至(d)は、図1における摘出固定機
構により、屠殺した動物から臓器群を取り除く作業を概
略で示す図。
【図5】(e)乃至(g)は、図1における摘出固定機
構から、臓器群を第2の固定機構に移転する作業を概略
で示す図。
【図6】(h)乃至(J)は、剥ぎ取り機構により、臓
器群から臓器を分離する作業の概略図。
【図7】(a)は固定機構の、一部を断面で示す側面
図。(b)は図7(a)の正面図。(c)は図7
(a)、(b)に示す固定機構の締め付け機構がクロ−
ズドポジションの場合を示す平面図であり、(a)のV
c−Vc線に沿った一部断面が示されている。(d)は
図7(c)で示した締め付け機構がオ−プンポジション
の場合を示す図。
【図8】(a)は図7(a)乃至(d)に示す固定機構
により固定した鳥の内臓群を示す。(b)は図7(a)
における臓器群の処理を進めた状態を示す。剥ぎ取り機
構は省略して示してある。(c)は図7(b)の状態か
らさらに処理を進めた状態を示す。臓器の大きさは、図
7(a)(b)に比べ、若干減縮してある。
【図9】(d)は臓器群から臓器を分離する作業を概略
して示す。(e)は図9(d)を、VIeの方向から見
た図。
【図10】(f)は臓器群から臓器を分離する他の作業
を概略して示す。(g)は図10(f)を、搬送方向か
ら見た図。
【図11】本発明に係る分離機構の平面図。
【図12】図11に示す分離機構の実施を示す図
【図13】他の分離機構の実施を示す図。
【図14】図13に示す分離機構の一部の詳細斜視図。
【図15】本発明による臓器の処理工程を示す概略平面
図。
【符号の説明】
1 摘出固定装置 2 キャリア 4 シャフト 6 杓子 8 摘出操作ロッド 16 第1の締め付け部 20 第2の締め付け部 26 固定操作ロッド 32 スリット 38 内臓群 40 頂部支持プレ−ト 42 底部支持プレ−ト 44 ガイドロッド 48 軸受ブロック 56 湾曲トラック 58 制御部 60 剥ぎ取り要素 62 剥ぎ取り要素 72 すきま 74 締め込み要素 76 締め込み要素 100 制御レバ− 104 制御レバ− 106 剥ぎ取り要素 108 剥ぎ取り要素 110 テンションスプリング 116 スリット 118 スリット 120 通過口 130 ブラケット 132 サスペンションアイ 136 搬送要素 138 ランナ− 140 レ−ル 144 締め込み要素 146 締め込み要素 150 制御レバ− 160 食道 161 臓器群 166 筋胃 172 腸 177 ガイドプレ−ト 179 臓器 181a,b,c,d ガイドロッド 181e,f 剥ぎ取りプレ−ト 182 ロ−ラ 184 ロ−ラ 185 ロ−タリ−カッタ− 198 搬送リブ 201 ストリップ 202 分離リブ 203 胆嚢 204 溝 210 臓器群 250 ストレッチングロ−ラ 254 フラップ 256 分離機構 258 ガイドスリット 260 ガイドロッド 262 ガイドプレ−ト 264 傾斜部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る摘出固定機構の好ましい
実施例を、一部を断面にて示す側面図。(b)は図1
(a)に示した摘出固定機構の平面図。
【図2】(a)は本発明に係る剥ぎ取り機構の好ましい
実施例の一部を、一部を断面にて示す側面図。(b)は
図2(a)に示した剥ぎ取り機構の正面図。(c)は図
(b)におけるIIc−IIc線に沿った断面図であ
り、剥ぎ取り機構はクローズドポジションを取ってい
る。(d)は図(c)と同様の図で、剥ぎ取り機構はオ
ープンポジションを取っている。
【図3】(a)乃至(c)は、本発明に係る剥ぎ取り機
構の他の実施例を示す図であって、図2(a)乃至
(c)に対応する。
【図4】(a)乃至(d)は、図1における摘出固定機
構により、屠殺した動物から臓器群を取り除く作業を概
略で示す図。
【図5】(e)乃至(g)は、図1における摘出固定機
構から、臓器群を第2の固定機構に移転する作業を概略
で示す図。
【図6】(h)乃至(J)は、剥ぎ取り機構により、臓
器群から臓器を分離する作業の概略図。
【図7】(a)は固定機構の、一部を断面で示す側面
図。(b)は図7(a)の正面図。(c)は図7
(a)、(b)に示す固定機構の締め付け機構がクロー
ズドポジションの場合を示す平面図であり、(a)のV
c−Vc線に沿った一部断面が示されている。(d)は
図7(c)で示した締め付け機構がオープンポジション
の場合を示す図。
【図8】(a)は図7(a)乃至(d)に示す固定機構
により固定した鳥の内臓群を示す。(b)は図7(a)
における臓器群の処理を進めた状態を示す。剥ぎ取り機
構は省略して示してある。(c)は図7(b)の状態か
らさらに処理を進めた状態を示す。臓器の大きさは、図
7(a)(b)に比べ、若干減縮してある。
【図9】(d)は臓器群から臓器を分離する作業を概略
して示す。(e)は図9(d)を、搬送方向方向から見
た図。
【図10】(f)は臓器群から臓器を分離する他の作業
を概略して示す。(g)は図10(f)を、搬送方向か
ら見た図。
【図11】本発明に係る分離機構の平面図。
【図12】図11に示す分離機構の実施を示す図
【図13】他の分離機構の実施を示す図。
【図14】図13に示す分離機構の一部の詳細斜視図。
【図15】本発明による臓器の処理工程を示す概略平面
図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
【図15】
【図13】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピトラス クリスチャナス マリウス ジ ャンセン オランダ国 5455 ジ−ティ− ウィルベ ルト−ド エチェテランシュストラット 6

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屠殺した動物、特に、屠殺した鳥の、相互
    に連結した臓器群より、一つあるいは複数の臓器、臓器
    の一部を分離する方法であって、上記方法は、屠殺した
    動物の体内に臓器群、あるいは臓器群の一部がある時
    に、臓器、臓器の一部、あるいは臓器の連結部の少なく
    ともいずれか一つを固定する工程と、上記固定を維持し
    た状態で、臓器群を体内より取り出す工程と、上記臓器
    の固定状態を維持することにより決定される内臓群の空
    間的な方向付けを基に、一つあるいは複数の臓器群の組
    織連結を破壊する工程を有することを特徴とする屠殺し
    た動物の臓器群の処理方法。
  2. 【請求項2】屠殺した動物、特に、屠殺した鳥の、臓器
    群より、一つあるいは複数の臓器、臓器の一部を分離す
    る方法であって、該臓器群には頑丈な臓器とその他連結
    した臓器を含み、上記方法は、屠殺した動物の屠体から
    臓器群を取り出す工程と、上記頑丈な臓器を固定する工
    程と、上記固定により、臓器群に空間的な方向付けを与
    える工程と、上記臓器の固定状態を維持することにより
    決定される内臓群の空間的な方向付けを基に、臓器群の
    組織連結を破壊する工程を有することを特徴とする屠殺
    した動物の臓器群の処理方法。
  3. 【請求項3】最初の一つあるいは複数の固定箇所に対し
    て予め定められた箇所において、臓器、臓器の一部、臓
    器の連結部のうち少なくともいずれか一つをさらに固定
    し、その後、最初の固定を解除することを特徴とする請
    求項1、2に記載の屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  4. 【請求項4】臓器群は、一つあるいは複数の固定箇所よ
    り、自由な状態で吊持されていることを特徴とする請求
    項1、2に記載の屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  5. 【請求項5】固定は、所望の臓器群の部分を締め付ける
    ことにより行うことを特徴とする請求項1、2に記載の
    屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  6. 【請求項6】組織連結を切断するため、臓器群を少なく
    とも一側で支持すると共に、分離する臓器あるいは臓器
    の一部に隣接する部位の組織に、支持する方向と反対方
    向の圧力を作用させて上記分離する臓器あるいは臓器の
    一部を突出させ、上記分離する臓器あるいは臓器の一部
    を他の臓器より分離することを特徴とする請求項1、2
    に記載の屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  7. 【請求項7】組織連結を切断するため、臓器に、臓器群
    の一つあるいは複数の固定箇所より離れれていく方向の
    力を作用させることを特徴とする請求項1、2に記載の
    屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  8. 【請求項8】胃、心臓、肺、肝臓、胆嚢、腸を含む臓器
    群より、最初に、胆嚢と腸を分離し、次に、少なくとも
    一つの他の臓器を分離することを特徴とする請求項1、
    2に記載の屠殺した動物の臓器群の処理方法。
  9. 【請求項9】屠殺した動物、特に鳥の、連結した臓器群
    を固定する装置であって、該装置は、臓器、臓器の一
    部、臓器の連結部の少なくとも一つを固定する固定機構
    と、上記固定機構と相互に作用して体内より臓器群を取
    り出す摘出機構とを有し、上記固定機構は、屠殺した動
    物の体内に摘出孔より挿入し、固定機構に関連する臓器
    群の部分を固定すると共に、上記摘出機構は、傾倒自在
    の杓子を有することを特徴とする屠殺した動物の臓器群
    を固定する装置。
  10. 【請求項10】杓子は長尺状のキャリアの一端部近傍に
    設けられていると共に、該キャリアの長さ方向と略直角
    の軸に対して揺動し、固定機構には、該キャリアの端部
    近傍に設けた二つのジョ−を有し、該ジョ−は、その間
    に臓器群の部分を締め付けるよう制御された状態で互い
    に関連して可動することを特徴とする請求項9記載の屠
    殺した動物の臓器群を固定する装置。
  11. 【請求項11】杓子には食道を受け入れるスリットが設
    けてあり、固定機構のジョ−には上記杓子のスリットに
    並んでかつ所定距離おいた状態で、類似のスリットを形
    成してあることを特徴とする請求項10記載の屠殺した
    動物の臓器群を固定する装置。
  12. 【請求項12】固定機構のジョ−の組み合わせにより杓
    子を形成したことを特徴とする請求項10記載の屠殺し
    た動物の臓器群を固定する装置。
  13. 【請求項13】予め定められた工程に沿って臓器群を送
    り出す搬送システムの一部であり、少なくとも一つの臓
    器あるいは臓器の一部を臓器群から分離する処理ステ−
    ションに、一定の空間的方向付けを持たせて臓器群を送
    り出す固定機構を有することを特徴とする請求項1、2
    に記載した方法を実施するための装置。
  14. 【請求項14】第1の固定機構と第2の固定機構を有
    し、第2の固定機構は第1の固定機構の経路に沿って設
    けてあり、第1の固定機構より臓器群を受け継ぐことを
    特徴とする請求項1、2に記載した方法を実施するため
    の装置。
  15. 【請求項15】第2の固定機構は、その間に臓器群の部
    分を締め付けるよう制御された状態で互いに関連して可
    動する二つのジョ−を有することを特徴とする請求項1
    4記載の屠殺した動物の臓器群の処理装置。
  16. 【請求項16】ジョ−は、対向する方向に付勢されてい
    ることを特徴とする請求項15記載の屠殺した動物の臓
    器群の処理装置。
  17. 【請求項17】ジョ−は略U字形状のスプリングブラケ
    ットの脚部の端部に設けられ、スプレッダ−と相互に作
    用することにより、ジョ−が開かれることを特徴とする
    請求項16記載の屠殺した動物の臓器群の処理装置。
  18. 【請求項18】一方のジョ−の、他方のジョ−に対向す
    る側には細長い端縁を形成し、他方のジョ−には上記端
    縁を受け入れる長溝を設けたことを特徴とする請求項1
    5記載の屠殺した動物の臓器群の処理装置。
  19. 【請求項19】経路に沿って搬送される固定機構と、該
    経路に略平行して延設された支持ガイドと二つのガイド
    要素および分離要素からなる分離機構、とからなる装置
    であって、上記二つのガイド要素は、該支持ガイドと所
    定の距離を持って平行して設けてあると共にガイドスリ
    ットを規制し、上記分離要素は、該ガイドスリットを横
    切って作動するように設計してあることを特徴とする請
    求項1、2記載の方法を実施する装置。
  20. 【請求項20】一つあるいは複数の通過部を規制し、固
    定状態にある臓器群の組織連結を破壊するように臓器群
    の一部に関連して相互に協同して作動する一つあるいは
    複数の剥ぎ取り機構を有し、該剥ぎ取り機構は剥ぎ取り
    要素を有し、該剥ぎ取り要素の対向する端縁は少なくと
    も一つの通過部を規制するように構成されていることを
    特徴とする請求項1、2記載の方法を実施する装置。
  21. 【請求項21】経路に沿って搬送される固定機構と、分
    離機構を有し、該分離機構は、長尺状の平行する二つの
    要素を含む一つあるいは複数の剥ぎ取り機構を有し、該
    要素の端縁は対向すると共に、固定機構の経路に対し一
    定の角度で延びるガイドスリットを形成して部分的に通
    過部を規制していることを特徴とする請求項1、2記載
    の方法を実施する装置。
  22. 【請求項22】腸、胆嚢、その他臓器の連結からなる臓
    器群から腸を分離する装置であって、臓器群は、少なく
    とも、腸以外の臓器、臓器の一部、あるいは臓器の接続
    部を固定されており、該装置は、一つあるいは複数の組
    織連結を破壊する分離機構を有し、該分離機構は、略平
    行して設け、互いに反対方向に回転する少なくとも一対
    の長尺状のロ−ラを有し、該ロ−ラは、他の臓器群より
    離れる方向の引っ張り力を腸に作用させる機構を外面に
    設けてあることを特徴とする腸の分離装置。
  23. 【請求項23】ロ−ラの横には、一つあるいは複数の臓
    器群の固定箇所に対向する臓器ガイド機構が備えてあ
    り、該臓器ガイド機構は、臓器群に方向性を与える共
    に、ロ−ラに導くガイドスリットを形成して通過部を規
    制し、該通過部は、腸および胆嚢を通過させる一方、隣
    接する臓器を通過させないような寸法であることを特徴
    とする請求項22記載の腸、胆嚢、その他臓器の連結か
    らなる臓器群から腸を分離する装置。
  24. 【請求項24】ガイドスリットを横切るように作動する
    分離要素を有し、該分離要素は、胆嚢と臓器群の組織連
    結を破壊するように位置付けられていることを特徴とす
    る請求項23記載の腸、胆嚢、その他臓器の連結からな
    る臓器群から腸を分離する装置。
  25. 【請求項25】分離要素に近接して、バキュ−ムチュ−
    ブを設け、該バキュ−ムチュ−ブは、分離要素により分
    離された胆嚢を取り除くように位置させた吸い込み口を
    有することを特徴とする請求項24記載の腸、胆嚢、そ
    の他臓器の連結からなる臓器群から腸を分離する装置。
  26. 【請求項26】軸方向および放射方向に延びる弾性部材
    からなるフラップを設けた一対のロ−ラを有することを
    特徴とする請求項22記載の腸、胆嚢、その他臓器の連
    結からなる臓器群から腸を分離する装置。
JP5250031A 1992-09-10 1993-09-10 屠殺した動物の臓器群の処理方法および装置 Pending JPH06189670A (ja)

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NL9201574A NL9201574A (nl) 1992-09-10 1992-09-10 Werkwijze en inrichting voor het verwijderen en verwerken van een organenpakket van een slachtdier.
NL9201574 1992-09-10
NL9300815A NL9300815A (nl) 1992-09-10 1993-05-12 Werkwijze en inrichting voor het verwijderen en verwerken van een organenpakket van een slachtdier.
NL9300815 1993-05-12

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