JPH02299538A

JPH02299538A - 採卵装置

Info

Publication number: JPH02299538A
Application number: JP1173653A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ogawa; 豊小川
Original assignee: Nippon Fillestar Co Ltd
Current assignee: Nippon Fillestar Co Ltd
Priority date: 1989-07-04
Filing date: 1989-07-04
Publication date: 1990-12-11
Anticipated expiration: 2010-11-08
Also published as: JPH07102069B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、たとえはスケソウダラの魚卵を採取するため
に、頭部を切断し、魚卵を傷つりないて連続して取出す
ことのできる採卵装置の改良に関する。

従来の技術典型的な先行技術の採卵装置は、搬送ヘルドによ−）で
魚体を搬送し、その搬送の中途て魚体の頭部先端を魚体
の頭尾方向に沿う固定位置に位置決めした後、魚体の頭
部を切断し、この頭部が切断された魚体の腹部を、抑圧
部材によ−）で押圧して卵巣を取出すように構成されて
いる。

発明が解決しようとする課題このような先行技術では、魚体の腹腔内から卵巣が、腸
管なとの臓器によ−）でその卵巣が取出された魚体と連
結されている場ばかあり、このような状態で魚体が搬送
されると卵巣を損傷して、卵巣の取出しか不確実である
なとの問題点を発生していた。

本発明の目的は、卵巣を損傷しないて円滑に、か−）、
確実に卵巣取出しかできるようにした採卵装置を提供す
ることである。

課題を解決するだめの手段本発明は、頭部か切除された魚体を、腹部を搬送方向下
流側に向けた姿勢で搬送し、採卵手段によって魚体の腹
腔内の卵巣を取出すように構成された採卵装置において
、前記採卵手段によ−）で腹腔内から取出された卵巣とこ
の卵巣が取出された魚体とを連結する臓器を引−）かけ
て分断する手段を備えることを特徴とする採卵装置であ
る。

また本発明は、前記分断手段は、ピアノ線である５こと
を特徴とする。

作　　用本発明に従えば、採卵手段によ−）て魚体とぞの魚体か
ら取出された卵巣とが腸管などの臓器によって連結され
た状態であ−）ても、その臓器をピアノ線などの分断手
段によって分断される。これによって腹腔内から取出さ
れた卵巣を損傷ずろことなしに魚体から確実に分離する
ことができろ。

実施例第２図は本発明の一実施例の採卵装置１の全体平面図で
あり、第３図はその側面図である。これらの図において
、採卵装置１は、魚体Ｆか載置され、作業者Ｍに関して
頭部を前方に向け、腹部側を搬送方向下流側に向けて横
臥する姿勢で搬送するととムに、魚体Ｆの頭尾方向位置
を正しく規制する位置決め搬送手段２と、位置決め搬送
手段２に連接され、位置決め搬送手段２から魚体Ｆを受
取って下流側へ搬送する挟持搬送手段３と、前記挟持搬
送手段３の中途に設けられ、魚体Ｆの腹部Ｆｂを押圧し
て腹腔内の卵巣Ｆａを尾部側へ寄せる腹圧手段４と、前
記搬送手段３の中途に設けられ、胸びれＦ（のけ根付近
で頭部Ｆ　ｄを切断する切断手段５と、前記搬送手段３
の途中に設けられ、頭部Ｆ　ｄを切断除去された魚体Ｆ
から卵巣Ｆ　ａを押出ずための採卵手段６とを含む。前
記挟持搬送手段３として、魚体Ｆの胴部を挟持して搬送
する上下一対の搬送ベルＩ・１８が形成されるが、魚体
Ｆの逃げを防ぐため、必要に応して、頭部Ｆ　ｄを上下
から挟持して搬送する後述の一対の頭部送りベルト１つ
も設けられる。

前記搬送）＼ルト１８は、水平な回転軸線まわりに、矢
符Ａ方向に回転駆動される一対の始端側プーリ２０　ａ
、　、　２０　ｂと、これに従動して回転する一対の終
端側プーリ２　］、　ａ　、　２　］、　ｂとを有し、
これらプーリ２０　Ｅ＋、　、　２０　ｂ　；　２１　
ａ、　、　２１　ｌ：ｌ　（’ｌは、たとえばゴノ、な
どの可撓性材料からなる無端状のベルト本体２２ａ、、
２２ｂか巻掛けられる。各ベルト本体２２ａ、２２ｂの
対向する面には、多数の係止針が配設され、魚体Ｆの胴
部付近を挟持する挟持面２４ａ、２．４１＋どなってい
る。ベルト本体２２ａ、２２ｂは挟持面２４ａ、２４ｂ
が相互に近接するよう、背面側に対をなして設けられ、
図示外のばねによって相互に近接する方向へ、１」−勢
されるそれぞれ複数のローラ２５ａ、２５１：＋によ−
）て弾発的に押圧されている。頭部送りノ＼ルト１９の
下方には、魚頭排出シュート３０２１が傾斜して設置さ
れ、その終端部には廃棄物コンｌベア３０ｂが配置され
る。

腹圧手段４と切断手段５とは、腹圧と同時に頭部切断が
行われるよう、互いに近接して設けられる。腹圧手段４
は、切断手段５の搬送方向直前に設けられ、頭部切断の
際に、魚体Ｆ内の卵巣ＦεＬが傷つかないよう、該卵巣
Ｆ　＝ｔを尾部側Ｉ＼押下番ヂる。腹圧手段４は、魚体
Ｆの胸びれＦ（の付根付近の腹部Ｆ　ｂを、搬送）＼ル
ト１８の上下から挟圧するための細板状の上部材３１ａ
と下部材３１ｂとからなる当接部材３１が、各遊端部を
近接させて取付けられる。当接部材３１は、互いの近接
する端部を魚体Ｆの搬送経路に臨ませ、それぞれの固定
端部Ｂｌ、Ｂ２を支点として揺動自在とされ、ばね３２
ａ、３２１：＋によって、搬送方向Ｒと逆方向へ弾発付
勢されている。当接部材３１の魚体Ｆと当接する先端に
、回転自在なローラを設ければ、より円滑な腹圧動作が
期待できる。

切断手段５としては、回転丸刃３４をそれぞれ有する上
下一対のカッタ３３が用いられる。

採卵手段６は、前記切断手段５の搬送方向Ａ下流側に設
けられ、第１図の斜視図に示すように、魚体Ｆの搬送経
路にほぼ垂直な回転軸線を有し、魚体Ｆの腹部Ｆｂの肛
門付近に近接／離反するよう変位可能に配置される押圧
部材３５を備える。

前記押圧部材３５は、魚体Ｆの搬送方向Ｒと逆方向に回
転駆動され、魚体Ｆの腹部に近接する方向Ｉ＼ばね５１
によって付勢されている。前記押圧部材３５が魚体Ｆを
押圧する位置の下方には、前記搬送経路に交差する方向
に張られた分断手段であるピアノ線５２が設けられる。

このピアノ線５２は魚体Ｆから押し出された卵巣Ｐ　ａ
が腸管なとの臓器Ｆ　＝ｔ　１で魚体Ｆにつながってい
る場合に、これを引っかけて切断させ、卵巣Ｆａが魚体
Ｆに引張られて破損してしまう事態を防止する。

第２図に示す供給コ〉ベア５５上にランクｌ＼に載置さ
れて送給される魚体Ｆは、作業員Ｍによ−）で−四宛と
りあげられ、たとえば走行速度４ｒ１゛す・′分の投入
コンヘア１１の板状体］２上に定置される。この板状体
１２上への魚体Ｆの定置は、魚体Ｆがその頭尾方向に関
し、切断手段５による切断位置を魚体Ｆの大小に拘わら
ず卵巣Ｆ　＝Ｌを破損しない位置に正しく位置決めされ
る。

次に、魚体Ｆは、搬送ベル１〜１８上に移載され、上下
のｌ′＼ルト本体２２ａ、、２２ｔ＋間に胴部を挟持さ
れて送られる。この搬送ベルト］−８の走行速度はたと
えば８　ｍ　７分に選ばれる。したがって魚体Ｆの搬送
間隔は、投入コンベア１１における搬送間隔の２倍に広
がる。この搬送間隔は、頭部Ｆ　ｄを切断された魚体Ｆ
が、押圧部材３５によって上流側ｌ〈押されて傾倒した
場きても、後続の魚体Ｆと接触することのない充分な間
隔となる範囲に選ばれる。

また、魚体Ｆは頭部Ｆｄを頭部送りコンベア１つによっ
て挟持され、腹圧手段４の当接部材３１によって魚体Ｆ
の左右から腹部Ｆｂの上部を腹側から背側へ向けて押さ
えられ、卵巣Ｆａを尾部側へ押し下げられながら切断手
段５によって前記胸びれＦｃの付根の頭部Ｆ　ｄ側付近
を切断される。

切１新された頭部Ｆ　ｃｌは、頭部送りノ＼ルト１９に
よって送られ、魚頭排出シュート３０　ａから魚頭排出
コンヘア３０ｂを経て搬送され投棄される。

魚体Ｆの胴部は搬送ベルト１８に挟持されたまま搬送さ
れ、下流の採卵手段６に至る。

採卵手段６では、頭部Ｆｄが切断された魚体Ｆは、魚体
Ｆの切断部側の端部が垂れ下がらないように水平状態を
保ちなから押圧部材３５に腹部Ｆｂが当接する。このと
き押圧部材３５は、げね５１のばね力によって矢符り方
向（第２図参照）／〈弾発付勢されている。このような
状態で魚体Ｆは、搬送ベルト１８によって搬送方向Ａに
向けて搬送される。そのため卵巣Ｆ　ａが押し出される
が、卵巣Ｆ　ａが部分的に押し出されると、一時的に受
面４３によって支持され、押しつぶされることなく、全
部を円滑に引き出すことができる。

この引出し作用は押圧部材３５の回転によ−）でも助長
されると共に、回転する押圧部材３５によ−）て卵巣Ｆ
　ａと魚体Ｆとを連結する腸管なとの臓器Ｐａｌが切断
される。しがち卵巣Ｆ　ａが第４図（１）て示されるよ
うに、腸管などの臓器Ｐ　ａ］で−）ながれている場合
ても、第４図く２）で示されるようにピアノ線５２に引
っかけられて切断され、卵巣Ｆε１が魚体Ｆがら容易に
切り離され、確実に、か−）短時間で採卵できる。

採卵後押圧部材３５は、ばね５１のばね力に抗する魚体
Ｆの進行に−）れて該魚体Ｆに押されてＤ方向と逆方向
に揺動退去し、魚体Ｆの通過を邪魔する、ことはない。

取出された卵巣Ｐａは採卵シュー）−５３／’、落下し
て収納され、残った魚体Ｆは搬送ベルト１８の終端部に
おいて魚体排出シュート５４を経て機外ｌ＼排出される
。

本発明の採卵装置１によると、腸管などの臓器Ｆａｌが
ピアノ線５２によって分断され、魚体Ｆとその魚体Ｆの
腹腔内から取出された卵巣Ｆ　ａと確実に分離できるの
で、卵巣Ｐａは傷つくことなく、確実（こ収出ずことが
できる。

前述の実施例では、分断手段としてピアノ線を用いるよ
うにしたけれども、本発明の他の実施例として、その他
の手段、たとえば刃物、板状体などを用いて魚体の腹腔
内から取出された卵巣をその魚体から分断するようにし
てもよい。

発明の効果本発明によれば、分断手段によって腸管などの臓器を分
断することができるので、採卵手段によって魚体の腹腔
内から取出された卵巣を確実にその魚体から分離するこ
とかてきる。これによって腹腔内から取出された卵巣を
傷つけてしまうおそれがなくなり、品質の向上を図るこ
とかてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２１２′ｌは本
発明の採卵装置１の全体の構成を示す平面図、第３図は
第２図に示される実施例の側面図、第４図はピアノ線５
２の切離動作を説明するための図である。Ｆ・・・魚体、Ｆａ・・・卵巣、Ｆ　＝ｔ　１・・・臓
器、３・・・搬送手段、４・・・腹圧手段、５・・切断
手段、６・・・採卵手段、５２・・・ピアノ線

Claims

【特許請求の範囲】

（１）頭部が切除された魚体を、腹部を搬送方向下流側
に向けた姿勢で搬送し、採卵手段によつて魚体の腹腔内
の卵巣を取出すように構成された採卵装置において、前記採卵手段によつて腹腔内から取出された卵巣とこの
卵巣が取出された魚体とを連結する臓器を引つかけて分
断する手段を備えることを特徴とする採卵装置。
（２）前記分断手段は、ピアノ線であることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の採卵装置。