JPH0546010B2 - - Google Patents

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JPH0546010B2
JPH0546010B2 JP58250988A JP25098883A JPH0546010B2 JP H0546010 B2 JPH0546010 B2 JP H0546010B2 JP 58250988 A JP58250988 A JP 58250988A JP 25098883 A JP25098883 A JP 25098883A JP H0546010 B2 JPH0546010 B2 JP H0546010B2
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magnetic
thin film
film
metal thin
magnetic head
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Tomio Kobayashi
Heikichi Sato
Makoto Kubota
Shoichi Kano
Tatsuo Hisamura
Kazushi Yamauchi
Yoshimi Takahashi
Junichi Saito
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    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
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    • G11B5/3116Shaping of layers, poles or gaps for improving the form of the electrical signal transduced, e.g. for shielding, contour effect, equalizing, side flux fringing, cross talk reduction between heads or between heads and information tracks
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘツドに関し、特に強磁性酸化
物材料と強磁性金属材料との複合磁性材料から成
る磁気ヘツドに関する。
〔背景技術とその問題点〕
たとえばVTR(ビデオテープレコーダ)用の磁
気記録媒体である磁気テープに磁気記録される信
号が高密度化されてくるに従い、磁気テープとし
て高い残留磁束密度Brを有するメタルテープ等
が使用されてきている。このメタルテープ等の高
い抗磁力Hcを持つ磁気テープに用いられる磁気
ヘツドは、磁気ギヤツプより発生する磁界の強度
を高くする必要がある。また、記録される信号の
高密度化に伴い、磁気ヘツドのトラツク幅を狭く
する必要がある。そこで、このような磁気ヘツド
としては従来より種々のものが提案されており、
狭トラツク化の磁気ヘツドとしては第1図に示す
ヘツドが知られている。この第1図の磁気ヘツド
は、ヘツドの大部分がガラス等の非磁性材1A,
1Bで形成され、この非磁性材1A,1Bに挾み
付けられるようにヘツドの中心部領域にトラツク
幅に等しい膜厚の強磁性金属薄膜2が設けられて
いる。この金属薄膜2は、コア半体形状の非磁性
材1A上に、スパツタリング等の真空薄膜形成技
術を用いて高透磁率合金のセンダスト等を被着し
形成したものである。このような磁気ヘツドはヘ
ツドの構造上非常に狭いトラツク幅を形成できる
が、磁気ヘツドの磁路が上記金属薄膜2のみであ
ることから磁気抵抗が大きく効率上望ましくな
い。また、上記金属薄膜2はトラツク幅に等しい
膜厚をスパツタリング等の真空薄膜形成技術によ
つて形成する必要があり、真空薄膜形成技術によ
る膜成長速度が極めて遅いことから、ヘツド作製
に時間を要する欠点がある。さらに、上記金属薄
膜2の膜形成面積が広いことから、たとえばスパ
ツタリング装置で一括処理可能な個数が限られて
しまい、量産性の向上が望めないという問題点が
ある。また、上記磁気ヘツドの磁気ギヤツプ形成
は膜厚の非常に薄い上記金属薄膜2の突き合わせ
によつて行なわれるため、ギヤツプ精度が出ず、
信頼性が低下するという問題点がある。
また、第2図に示す磁気ヘツドは、磁気ギヤツ
プより発生する磁界の強度を高めるため、Mn−
Znフエライト等の強磁性酸化物よりなるコア半
体3の磁気ギヤツプ形成面側に、スパツタリング
等の真空薄膜形成技術を用いてセンダスト等の強
磁性金属薄膜4を形成し、一対のコア半体3をガ
ラス5で融着接合している。このような複合磁性
材料からなる第2図の磁気ヘツドは第1図の磁気
ヘツドに比較して磁気抵抗を小さくできる反面、
上記金属薄膜4が磁路と直交する方向であるため
渦電流損が発生し再生出力の低下をまねきやす
く、また積層される上記金属薄膜4の膜間には擬
似ギヤツプが形成され充分に信頼性が得られない
という問題点がある。
そこで、複合磁性材料からなり、磁気ギヤツプ
形成面と強磁性金属薄膜形成面とを傾斜させた磁
気ヘツドが知られている。第3図は、このような
磁気ヘツドの磁気テープ摺接面の平面図である。
この第3図の磁気ヘツドは、コア半体150,
151が強磁性酸化物のMn−Znフエライト等よ
りなり、磁気ギヤツプ152の形成面側に突き出
たフエライトの突起部153,154の両側面に
は、突起部153,154をまたぐように、セン
ダスト等の強磁性金属薄膜155,156が披着
形成されている。また、補強用のガラス157が
充填されている。この磁気ヘツドは、上記突起部
153,154の先端近傍に被着した強磁性金属
薄膜155,156を利用して磁気ギヤツプを形
成している。ところで、上記強磁性金属薄膜15
5,156は、その結晶粒の柱状晶の成長方位
が、突起部153,154の側面部と先端部とで
は異なつており、側面部では側面に対して一定の
角度を維持して平行に、かつ均一に成長している
にもかかわらず、先端部では扇状に広がつた成長
となつている。このため、先端部に形成された上
記強磁性金属薄膜155,156の透磁率が下が
り、磁気ヘツドの記録再生出力を低下させてしま
うという不具合が生じてしまう。
ここで、たとえばフエライト基板上に真空薄膜
形成技術により強磁性金属薄膜を形成する場合で
の、フエライト基板面が膜形成に及ぼす影響すな
わち下地の影響について説明する。
一般に、真空薄膜形成技術により形成される磁
性薄膜が下地の影響を受けることは周知の事実で
ある。この下地の影響としては、基板の結晶構造
や基板面にごく薄く下地として形成される下地膜
の影響があるが、さらに基板表面の幾何学的形状
や均一性も重要な要素である。
第4図Aは、スパツタリングによりフエライト
基板上にセンダストを500ÅのSiO2膜を介して積
層した2層膜の走査電子顕微鏡写真であり、第5
図Aの走査電子顕微鏡写真とともに、フエライト
基板の表面形状が膜形成に及ぼす影響を見たもの
である。また、第4図Bは第4図Aを説明する略
線図であり、第5図Bは第5図Aを説明する略線
図である。
ここで、第4図Aはフエライト基板の表面形状
が平面である場合に、この平面上に成長したセン
ダスト膜を示しており、この写真から判明するよ
うに平面上に成長したセンダスト膜の表面159
A,159B均一となつており、またセンダスト
膜の断面160A,160Bに現われている結晶
粒の柱状晶は平行にそろつて膜の厚さ方向に均一
に成長している。ところで、この写真はフエライ
ト基板もろとも破断面を出し、斜め方向より走査
電子顕微鏡により観察したものであり、フエライ
ト基板断面161上に、一層目のセンダスト膜断
面160Aに続いて二層目のセンダスト膜断面1
60Bが見られる。膜表面159Aは一層目のセ
ンダスト膜のものであり、膜表面159Bは二層
目のものである。この二層目のセンダスト膜の表
面159B上に見える線は、フエライト基板を平
面研摩した時に残つた微細な研摩傷がセンダスト
膜上まで伝播したものであるが、膜の透磁率には
ほとんど影響がない。なお、写真は上下が逆とな
つている。
また、第5図Aはフエライト基板の表面に隆起
があり、この隆起のある面上に成長したセンダス
ト膜を示している。この写真からわかるように、
センダスト膜の表面162には、フエライト基板
面に対応した隆起が見られるが、なめらかな状態
とは異なり、激しい結晶粒の優先成長に応じた凹
凸が現われている。また、センダスト膜の断面1
63に見られる柱状晶の成長方位も平行ではな
く、フエライト基板面の凸部においては、柱状晶
が成長経過に従い広がつて成長するような傾向を
示している。ところで、この電子顕微鏡写真は、
フエライト基板もろとも破断面を出して斜め方向
より観察したものであり、フエライト基板断面1
64上にセンダスト膜断面163が見られる。基
板断面164と膜断面163との境界線164A
は、フエライト基板面の隆起である。
このように凹凸溝を形成したフエライト基板上
に成長したセンダスト膜は、溝の傾きに応じてそ
れぞれ柱状晶の成長の向きが異なつている。すな
わち、フエライト基板の溝形状、溝底面の傾きに
応じて、柱状晶の向きと大きさが異なつている。
さらにセンダスト膜表面162も荒れており、溝
底面の傾きにより、大きく膜の結晶組織が異なつ
ている。この組織の違いは、膜の透磁率上でも大
きな差をもたらす。なお写真は上下が逆となつて
いる。
ところで、強磁性膜の透磁率や異方性(容易磁
化方向)は膜構造によつてその特性が敏感に左右
されるため、磁気ヘツド特に記録再生用の磁気ヘ
ツドを構成する磁性膜は、構造的に均一なもので
あることが望ましい。たとえば、上述のセンダス
ト膜においては、その柱状晶の成長方位が一方向
に均一にそろつている必要がある。仮に均一性が
損なわれている場合は、磁性膜のある部分では異
方性により好適な磁気特性を示しているにもかか
わらず、他の部分では劣つた磁気特性を示すこと
になる。
ところで第6図は、上述の第3図に示す磁気ヘ
ツドのようにフエライト基板の突起部にまたがつ
てたとえばセンダスト膜がスパツタリングにより
被着形成された場合の、このセンダスト膜の膜構
造すなわち柱状晶の成長方位を模式的に示した図
である。この第6図からわかるように、フエライ
ト基板の突起部170の側面部170Aではセン
ダスト膜171の柱状晶が側面に対して平行に均
一に成長しているが、先端部10Bでは柱状晶が
上広がりの成長となつている。そこで、第7図に
示すように、上記先端部170Bに被着したセン
ダスト膜171を研摩して磁気ギヤツプ面172
とした場合には、ギヤツプ面172近傍の膜構造
と上記側面部170Aでの膜構造とが異なつたも
のとなる。したがつて、このような突起部170
に被着形成されたセンダスト膜171を利用した
複合磁性材料の磁気ヘツドでは、側面部170A
のセンダスト膜171が磁路方向に沿つて高透磁
率となると、先端部170B近傍のセンダスト膜
171の透磁率が小さくなつてしまうという不具
合が生じてしまう。
そこで、フエライト基板の突起部をまたぐよう
にしてたとえばセンダスト膜を被着形成するので
はなく、第8図に示すように、断面V字状の溝加
工を施したフエライト基板に形成される突起部1
75の一側面を覆うようなマスク板176を配置
してたとえばスパツタリングすることによりフエ
ライト突起部175の他側面にのみセンダスト膜
177を被着形成することが考えられる。しか
し、マスク板176は、成形上の制約や、ハンド
リング、マスク合わせの都合上、数十μm以上の
板厚が必要なことから、マスク板176によりシ
ヤドー効果が現われる。このシヤドー効果で突起
部175の先端部175B近傍に形成されるセン
ダスト膜177の膜構造は、側面部175Aの膜
構造とは異なつてしまい、透磁率特性が異なつた
ものとなる。このため、第9図に示すように、上
記先端部175Bに被着したセンダスト膜177
を研摩し磁気ギヤツプ面178とする磁気ヘツド
を構成したとしても、この磁気ヘツドでは磁路に
沿つた方向で先端部175Bの膜部分および側面
部175Aの膜部分双方を同時に高透磁率とする
ことはできない。
また、第10図のように、ギヤツプ面研摩加工
をさらに長時間実施して、上記先端部175B近
傍および側面部175Aのセンダスト膜177の
膜構造を同一にしてしまうことも考えられるが、
磁気ギヤツプ面179にはフエライトが露出して
しまうことになり、この磁気ギヤツプ面179を
有するような磁気ヘツドは、フエライトが露出し
ている幅に相当するトラツク部分で、メタルテー
プのような高抗磁力の磁気テープに充分磁気記録
できないという不具合が発生する。
ところで、第11図および第12図は、さらに
他の従来例の磁気ヘツドを示しており、磁気ギヤ
ツプ部を拡大した磁気テープ摺接面の平面図であ
る。この第11図の磁気ヘツドは、磁気ギヤツプ
180の形成面側に突き出たフエライトの突起部
181,182の両側面部にのみたとえばセンダ
スト膜183が被着形成されており、磁気ギヤツ
プ180の形成面にはフエライトが露出した構造
となつている。また、補強用のガラス184が充
填されている。この磁気ヘツドでは、平面上に形
成されたセンダスト膜183を利用していること
から、成就の膜構造の不均一はみられないが、第
10図により説明したように、磁気ギヤツプ面に
露出しているフエライトの幅だけ、高抗磁力の磁
気テープへの記録が不充分となり、記録再生出力
の低下を招くことになる。
また、第12図に示す磁気ヘツドは、コア半体
185,186のフエライトおよび非磁性材の高
融点ガラス188にたとえばセンダスト膜187
が被着形成されており、フエライトとセンダスト
の複合磁性材料よりヘツドが構成されている。ま
た、低融点ガラス190が充填されている。この
磁気ヘツドは、磁路と平行に形成された部分のセ
ンダスト膜187Aを利用して磁気ギヤツプ18
9を形成しており、磁気ギヤツプ189近傍のセ
ンダスト膜187Aの膜構造は均一となつてい
る。しかし、センダスト膜187が折れ曲つた部
分に相当し、2つの平面にまたがつて形成された
センダスト膜187B部分においては、膜構造が
不均一となり、センダスト膜187全体に亘つて
透磁率が一定ではない。また、この磁気ヘツドに
おいては、センダスト膜187A部分をトラツク
幅に相当する膜厚としなければならず、真空薄膜
形成技術により形成される膜の成長速度が遅いこ
とから、ヘツド作製に多くの時間を要する欠点が
ある。
ところで、上述の説明では、強磁性金属薄膜と
して結晶質のたとえばセンダスト膜の例を挙げた
が、非晶質合金を用いて薄膜を形成したとして
も、膜構造の均一性は必要である。この場合は、
非晶質であることから結晶粒構造の均一性ではな
く、磁気的異方性の均一性が問題となる。非晶質
合金を平面上に被着させ薄膜を形成すれば、磁気
的異方性は各部で同一となる。突起部と平面部と
にまたがつて被着形成した場合は、磁区構造や透
磁率の大きさに差が生じてくる。
〔発明の目的〕
そこで、本発明はこのような従来の実情に鑑み
提案されたものであり、たとえばメタルテープ等
の高い抗磁力Hcを有する磁気テープに高密度記
録するのに適し、量産性に優れ、信頼性が高く、
出力が高く高性能で、耐摩耗性の良好な磁気ヘツ
ドを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明の磁気ヘツ
ドは、強磁性酸化物よりなる磁気コア半体対の接
合面に真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を
形成し、この磁気コア半体対を突き合わせて磁気
ギヤツプを形成してなる磁気ヘツドにおいて、前
記接合面及びこの接合面上に成膜される強磁性金
属薄膜の膜面がいずれも磁気ギヤツプ形成面に対
して所定の角度で斜めに傾斜され、前記接合面と
磁気ギヤツプ形成面のなす角度が20゜〜80゜とされ
るとともに、上記磁気ギヤツプが上記強磁性金属
薄膜のみにより形成され、上記強磁性金属薄膜が
上記磁気コア半体の一平面上に形成されているこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第13図は、本発明に係る磁気ヘツドの斜視図
である。この複合磁性材料からなる磁気ヘツド
は、たとえば一対の磁気コア半体10,11が
Mn−Znフエライト等の強磁性酸化物により形成
され、磁気ギヤツプgの近接部には高透磁率合金
のセンダスト等からなる強磁性金属薄膜14A,
14Bがスパツタリング等の真空薄膜形成技術を
用いて絶縁膜を介し積層形成されている。また、
ガラス等の非磁性材12A,12B,13が磁気
ギヤツプgの形成面近傍に溶融充填されている。
ところで、上記金属薄膜14A,14Bの形成
面と磁気ギヤツプgの形成面とは、磁気ヘツドの
磁気テープ摺接面の平面図を第14図に示すよう
に、所要角度θで傾斜している。この実施例の場
合角度θはほぼ45゜となつており、記録再生時に
磁気テープに与える、金属薄膜14A,14Bの
積層間の絶縁層と磁気ギヤツプgとの相互作用が
無視し得るぐらい少ない傾斜角度となつている。
また、上記金属薄膜14A,14Bは磁気ギヤ
ツプgの近傍部のみに形成されているため、金属
薄膜14A,14Bの形成面積が少なくてすみ、
たとえばスパツタリング装置で一括処理可能な個
数を大幅に増やせることで量産性の向上を図るこ
とができる。このように、単位薄膜形成面積から
作製可能な磁気ヘツドの個数が多いことで、安価
に磁気ヘツドを提供できる。
また、積層形成される上記金属薄膜14A,1
4Bの膜厚tは、 t=TWsinθ でよいことから、トラツク幅に相当する膜厚を積
層形成する必要がなく、ヘツド作製に要する時間
を短縮することができる。ここで、TWはトラツ
ク幅であり、θは上記金属薄膜形成面と磁気ギヤ
ツプ形成面とのなす角度である。
また、強磁性酸化物のコア半体10,11に被
着形成される上記金属薄膜14A,14Bの形成
面積が少ないことから、コア半体、金属膜両者の
熱膨張係数の差によつて生じる薄膜14A,14
Bの歪やコア半体10,11の折損、ヒビの混入
を防止することができ、磁気ヘツドの信頼性を向
上することができるとともに、磁気ヘツド製造の
歩留りを向上することができる。
また、磁気ギヤツプgを形成する高透磁率の上
記金属薄膜14A,14が磁気ギヤツプgの近傍
部に配されていることと、磁気ヘツド後部側が接
合面積の広い強磁性酸化物で形成されていること
によつて、磁気抵抗が小さく感度の高い高性能の
磁気ヘツドとなつている。
また、磁気ギヤツプgが高透磁率を有する上記
強磁性金属薄膜14A,14Bのみで形成されて
いることから、メタルテープ等の高い抗磁力Hc
を持つ磁気テープに対応した、記録再生出力の高
い磁気ヘツドとなつている。
また、コア半体10の突起部の斜面10Aおよ
び非磁性材12A上を連ねた一平面上に上記金属
薄膜14Aが被着形成され、またコア半体11の
突起部の斜面11Aおよび非磁性材12B上を連
ねた一平面上に上記金属薄膜14Bが被着形成さ
れていることにより、たとえばセンダスト膜から
なる金属薄膜14A,14Bの膜構成すなわち柱
状晶の成長方位は、磁気ギヤツプg近傍部および
上記斜面10A,11A部に亘つて一方向に平行
にそろつた均一なものとなつている。このため、
上記磁気ヘツドは、磁路に沿つた方向で、上記金
属薄膜14A,14Bの全体が高い透磁率を示す
ようになり、高い記録再生出力が得られる。
また、上記磁気ヘツドの後部側は、Mn−Znフ
エライト等の強磁性酸化物どうしを突き合わせて
接合しており、上記金属薄膜14A,14Bとコ
ア半体10,11との密着性が悪くとも、大きな
接着強度を得ることができ、歩留りの向上を図る
ことができる。また、加工時にバツクトラツクず
れが発生するようなこともなく、信頼性の高い磁
気ヘツドとなつている。
さらに、上記磁気ヘツドの磁気テープ摺接面の
ほとんどが強磁性酸化物となつていることから、
高い耐摩耐性を有する磁気ヘツドとなつている。
また、従来のように強磁性金属箔をガラス無機
接着剤、有機接着剤等の接着層を介してハンドリ
ングにより積層するのとは異なり、真空薄膜形成
技術を用いて、上記金属薄膜14A,14Bが絶
縁膜を介して積層形成されるため、積層むらが生
じることはなく、信頼性の高い磁気ヘツドとなつ
ている。
また、本発明によれば、数μmのトラツク幅か
ら数十μmのトラツク幅の広範囲のトラツク幅を
容易に形成することができ、絶縁膜を介してたと
えば多層に積層される上記金属薄膜14A,14
Bの積層数を少なくすることで狭トラツク化の磁
気ヘツドとすることができる。
以上説明したように上記磁気ヘツドは、磁気ギ
ヤツプgから発生する磁界の強度が高いことや再
生出力を高く取れることなど、たとえばメタルテ
ープ等の高い抗磁力Hcを有する磁気テープに高
密度記録するのに適したヘツドとなつている。
ところで、上記金属薄膜14A,14Bの形成
面と磁気ギヤツプgの形成面のなす傾斜角度θ
は、上述の45゜に限らず、20゜から80゜程度の範囲と
してもよい。ここで20゜以下の角度であると、隣
接トラツクからのクロストークが大きくなり、望
ましくは30゜以上の角度を持たせるのがよい。ま
た、上記傾斜角度を90゜にした場合は、耐摩耗性
が劣ることから、80゜程度以下とするのがよい。
また、傾斜角度を90゜にすると、磁気ギヤツプg
の近傍部に形成される上述の強磁性金属薄膜14
A,14Bの膜厚をトラツク幅に等しく形成する
必要があり、真空薄膜形成技術を用いて薄膜を形
成するにあたつて、多くの時間を要してしまうこ
とや、膜構造が不均一化してしまう点で好ましく
ない。
つぎに、上述の第13図に示す磁気ヘツドの製
造工程を第15図乃至第21図に基づき説明す
る。
まず、第15図に示すように、たとえばMn−
Znフエライト等の強磁性酸化物基板20の長手
方向の一稜部に複数の切溝21を、回転砥石また
は電解エツチング等により複数形成する。すなわ
ち、上記基板20の上面23は磁気ギヤツプ形成
面に対応し、上記切溝21は基板20の磁気ギヤ
ツプ形成位置近傍部に相当する部分に形成され
る。
つぎに、第16図に示すように、上記切溝21
に高融点ガラス22Aを溶融充填したのち、上面
23と前面24とを平面研摩する。
つぎに、第17図に示すように、ガラス22A
を充填した上記切溝21の一部とオーバラツプす
るように上記一稜部に切溝21と隣り合う複数の
切溝25を形成する。この時、形成される切溝2
5の内壁面26には、上記ガラス22Aの一部が
露出している。また、この内壁面26と上記上面
23との交線27は、上記前面24と直角をなし
ている。また、この内壁面26と上面23とのな
す角度は、所要角度たとえば45゜となつている。
つぎに、第18図に示すように、上記基板20
の切溝25近傍に、スパツタリング等の真空薄膜
形成技術を用いて、高透磁率合金のたとえばセン
ダストを絶縁膜を介して被着積層し、強磁性金属
薄膜28を形成する。この時、上記内壁面26上
に効率よく被着するように、上記基板20を傾斜
させスパツタリング装置内に配置するようにす
る。
つぎに、第19図に示すように、上記金属薄膜
28が被着された上記切溝25に、上記ガラス2
2よりも低融点のガラス29を溶融充填したの
ち、上面23と前面24とを平面研摩し鏡面仕上
げを行なう。この時、前の工程で被着した上記金
属薄膜28の一部が上記切溝25の内壁面26に
残り、この内壁面26に強磁性金属薄膜28Aが
被着した状態となる。
また、巻線溝側のコア半体を形成するために、
第19図に示すように加工の施した強磁性酸化物
基板20に、巻線溝31を形成する溝加工を行な
い、第20図に示す強磁性酸化物基板30を得
る。この基板30で、切溝21には高融点ガラス
22Bが溶融充填され、切溝25の内壁面には強
磁性金属薄膜28Bが被着形成されている。
つぎに、上記基板20の磁気ギヤツプ形成面と
なる上面23と上記基板30の磁気ギヤツプ形成
面となる上面32とを膜付けしたギヤツプスペー
サを介して第21図に示すように突き合わせ、ガ
ラス融着を行なう。その後、基板20と基板30
とを合体させたブロツク33をa−a線、a′−
a′線の一でスライシング加工することで、複数個
のヘツドチツプを得ることができる。ここで、上
記ギヤツプスペーサとしては、SiO2、ZrO2
Ta2O5、Cr等を用いることができる。
つぎに、上記ヘツドチツプの磁気テープ摺接面
を円筒研摩することで、第13図に示す磁気ヘツ
ドとなる。この第13図の磁気ヘツドにおいて、
コア半体10は上記基板20を母材としており、
コア半体11は上記基板30が母材となつてい
る。また、非磁性材12A,12Bは上記高融点
ガラス22A,22Bにそれぞれ対応し、非磁性
材13は上記低融点ガラス29に対応している。
また、この磁気ヘツドの強磁性金属薄膜14A,
14Bは、上記金属薄膜28A,28Bにそれぞ
れ対応している。さらに、上記磁気ヘツドの巻線
穴15は、上記基板30に形成された巻線溝31
に対応している。
このように、上記磁気ヘツドでは、たとえばセ
ンダスト膜である上記強磁性金属薄膜の膜構造す
なわち柱状晶の成長方位を第22図および第23
図に模式適に示すように、第18図に示す工程で
被着形成された上記金属薄膜28の内、膜構造の
不均一な部分Qをギヤツプ面研摩加工により削り
取つてしまうため、切溝25の内壁面26である
斜めの平面すなわち一平面上に形成された膜構造
の均一な薄膜28A,28Bのみを使用すること
ができる。このため、上記金属薄膜28A,28
Bの各部がヘツドの磁路方向に沿つて高い透磁率
を示すようになり、上記磁気ヘツドは安定した高
出力を得ることができる。
以上説明したように、本発明による磁気ヘツド
は、あらかじめ高融点ガラスをパツクした切溝2
1に隣接して、磁気ギヤツプ形成面となる平面に
対し20゜〜80゜の角度をなす平面を後工程で砥石加
工等により形成し、ギヤツプ面とは斜めの位置関
係にあるこの平面上に強磁性金属薄膜28を真空
薄膜形成技術で形成している。そして、少なくと
も磁気ギヤツプ近傍においては、斜めの平面上に
成長している薄膜のみが残るように、ギヤツプ面
研摩加工を行つていることから、上記金属薄膜2
8A,28Bは各部において均一な膜構造とな
り、ヘツド出力の高安定化が可能となつている。
また、上記磁気ヘツドは、ヘツドの後部側の接
合面すなわちバツクギヤツプ面において、強磁性
酸化物どうしが直接ガラス融着されていることか
ら、ヘツドチツプの耐破壊強度が大きく、製造し
易いヘツドとなつており、歩留まりの向上を図る
ことができる。
つぎに、第24図乃至第31図に基づき、他の
製造工程により作られる磁気ヘツドの例を説明す
る。
まず、第24図に示すように、たとえばMn−
Znフエライト等の強磁性酸化物基板40の磁気
テープ摺接面に対応する上面41部に、この上面
41を斜めに横切るような断面コ字状の溝42を
複数形成する。ここで、この溝42の深さはヘツ
ドの巻線穴に到達する程度の深さである。
つぎに、第25図に示すように、上記溝42に
高融点ガラス43Aを溶融充填したのち、上面4
1と前面44とを平面研摩する。
つぎに、第26図に示すように、高融点ガラス
43Aを充填した上記溝42の一部とオーバラツ
プし、この溝42とは逆方向に斜めに上面41を
横切る断面コ字状の溝45を、上記上面41部に
複数形成する。この溝45の深さは、上記溝42
と同程度である。この時、この溝45の内側面4
6と前面44との交線47は、前面44に露出し
た上記ガラス43Aの断面上にあり、またこの交
線47は上面41と直角をなしている。また、内
側面46と前面44とのなす角度は、所要角度た
とえば45゜となつている。
つぎに、第27図に示すように、上記基板40
の溝45近傍に、スパツタリング等の真空薄膜形
成技術を用いて、高透磁率合金のたとえばセンダ
ストを絶縁膜を介して被着積層し、強磁性金属薄
膜48を形成する。この時、上記内側面46上に
効率よく被着されるように、上記基板40を傾斜
させスパツタリング装置内に配置するようにす
る。
つぎに、第28図に示すように、上記金属薄膜
48が被着された上記溝45に、上記ガラス43
Aよりも低融点のガラス49を溶融充填したの
ち、上面41と前面44とを平面研摩し鏡面仕上
げを行なう。この時、上記金属薄膜48の一部が
上記溝45の内側面46に残り、この内側面46
に強磁性金属薄膜48Aが被着した状態となる。
また、巻線溝側のコア半体を形成するために、
第28図のように加工した強磁性酸化物基板40
に、巻線溝61を形成する溝加工を行ない、第2
9図に示す強磁性酸化物基板60を得る。この基
板60で、溝42には高融点ガラス43Bが溶融
充填され、溝45の内側面46には強磁性金属薄
膜48Bが形成されている。
つぎに、上記基板40の磁気ギヤツプ形成面と
なる前面44と上記基板60の同様にギヤツプ形
成面となる前面62とを膜付けしたギヤツプスペ
ーサを介して、第30図に示すように突き合わ
せ、ガラス融着する。その後、基板40と基板6
0とを合体させたブロツク63をA−A線、
A′−A′線の位置でスライシング加工することで、
複数個のヘツドチツプを得ることができる。
つぎに、上記ヘツドチツプの磁気テープの摺接
面を円筒研摩することにより、第31図に示す磁
気ヘツドとなる。この第31図の磁気ヘツドにお
いて、磁気コア半体70は上記基板40を母材と
し、磁気コア半体71上記基板60を母材として
いる。また、非磁性材72A,72Bは溝42に
充填された上記高融点ガラス43A,43Bにそ
れぞれ対応し、非磁性材73は溝45に充填され
た上記低融点ガラス49に対応している。また、
この磁気ヘツドに形成されている強磁性金属薄膜
74A,74Bは、上記溝45の内側面46に被
着した上記金属薄膜48A,48Bにそれぞれ対
応している。また、巻線穴75は上記巻線溝61
に対応している。
以上説明した工程により作られる第31図に示
すこの磁気ヘツドは磁気ギヤツプgの形成面と強
磁性金属薄膜74A,74Bの形成面とが所要角
度で傾斜しており、該金属薄膜74A,74Bが
磁気ギヤツプ近傍部のみに形成されていること
で、第13図のヘツドと同様に良好な効果を得る
ことができる。
また、上記金属薄膜74A,74Bのみにより
磁気ギヤツプgを形成していることで、ヘツドの
出力が高く、メタルテープ等に対応したヘツドと
なつている。
また、コア半体70の突起部の斜面70Aと非
磁性材72A上とを連ねた連続平面上に上記金属
薄膜74Aが形成され、コア半体71の突起部の
斜面71Aと非磁性材72B上とを連ねた連続平
面上に上記金属薄膜74Bが形成されていること
から、金属薄膜74A,74Bが各部において膜
構造が均一となり磁路に沿つた方向で高透磁率を
示すため、上記磁気ヘツドの記録再生出力が高め
られている。
ところで、第21図の合体したブロツク33を
スライシングするa−a線、a′−a線は基板20
と基板30との突き合わせ面に垂直になつている
が、この突き合わせ面に対してスライシング方向
を傾斜させてアジマス記録用の磁気ヘツドを作製
してもよい。また、第30図のブロツク63を基
板40と基板60との突き合せ面に垂直なA−A
線、A′−A′線でスライシングするのではなく、
突き合せ面に対してスライシング方向を傾斜させ
て同様にアジマス記録用の磁気ヘツドを作製する
ことができる。
つぎに、磁気ギヤツプ近傍部にのみ強磁性金属
薄膜を形成するのではなく、ヘツドの前面部すな
わちフロントギヤツプ形成面より後部側すなわち
バツクギヤツプ形成面まで連続して強磁性金属薄
膜を形成した本発明の他の実施例となる第32図
の磁気ヘツドについて説明する。
この磁気ヘツドは、磁気コア半体80,81が
強磁性酸化物であるたとえばMn−Znフエライト
で形成され、コア半体80,81の突き合わせ面
である磁気ギヤツプgの形成面とコア半体80,
81の接合面近傍に被着形成されたたとえばセン
ダスト膜である強磁性金属薄膜82の形成面とは
たとえば45゜の角度で傾斜している。また、この
金属薄膜82はフロントギヤツプ形成面よりバツ
クギヤツプ形成面に至るまで連続して形成され、
該金属薄膜82のみにより磁気ギヤツプgが形成
されている。また、補強材となる非磁性材83,
84が接合面近傍に充填されており、トラツク幅
TWを規定する役目もはたしている。また、巻線
穴85が形成されている。
ところで、上記金属薄膜82は、コア半体8
0,81の突起部の一方の斜面80A,81Aで
ある一平面上に形成されていることから、この金
属薄膜82は各部において膜構造が均一となつて
おり、磁気ヘツドの磁路方向に沿つて該金属薄膜
82の全体が高い透磁率を示し、磁気ヘツドの記
録再生出力が高められている。
ところで、ヘツドの磁気テープ摺接面の平面図
を第33図に示すように、上記金属薄膜82は、
各層の強磁性金属薄膜821,822,823が、
SiO2Ta2O5、Al2O3、ZrO2、Si3N4等の高耐摩耗
性絶縁膜86を介して積層形成されることで構成
されている。なお、金属薄膜82の積層数は任意
に設定できる。
第34図は、上記磁気ヘツドをギヤツプ形成面
より分解して示した斜視図である。
つぎに、このような磁気ヘツドの製造工程を第
35図乃至第41図に基づき説明する。
まず、第35図に示すように、Mn−Znフエラ
イト等の強磁性酸化物基板90の上面部に、回転
砥石等を用いて、上面部を横切るような断面V字
状の溝91を複数形成する。
つぎに、第36図に示すように、上記溝91に
高融点ガラス92を溶融充填したのち、平面研摩
加工を行なう。
つぎに、第37図に示すように、上記溝91と
はオーバラツプせず該溝91と隣接した断面V字
状の溝93を複数形成する。この溝93の内壁面
の傾斜角度は、上面に対してたとえば45゜となつ
ている。
つぎに、第38図に示すように、上記基板90
の上面部に、センダス等をスパツタリング、イオ
ンプレーテイング、蒸着等の真空薄膜形成技術を
用いて前記高耐摩耗性絶縁膜を介し積層し、上記
溝93に強磁性金属薄膜94を形成する。
つぎに、第39図に示すように、上記基板90
の上面部および前面部を平面研摩加工する。
また、巻線溝側をコア半体を形成するために、
第39図に示すように加工の施した上記基板90
に、巻線軸95およびガラス充填溝96を形成す
る溝加工を行ない、第40図に示す強磁性酸化物
基板97を得る。
つぎに、第41図に示すように、上記基板90
と上記基板97とを上記金属薄膜94が被着され
た側の平面部が向かい合うようにしてギヤツプス
ペーサを介して突き合わせ、巻線溝95およびガ
ラス充填溝96に低融点ガラス棒を挿入して融着
接合することでブロツク98とする。この時、両
基板90,97の上記金属薄膜94の表面側溝部
には低融点ガラス99が充填された状態となる。
つぎに、上記ブロツク98をb−b線、b′−
b′線の位置でスライシング加工することで、複数
個のヘツドチツプを得ることができる。
その後、上記ヘツドチツプの磁気テープ摺接面
を円筒研摩することで、第32図に示した磁気ヘ
ツドとなる。ここで、この磁気ヘツドのコア半体
80は上記基板90を母材としており、コア半体
81は上記基板97を母材としている。また、強
磁性金属薄膜82は上記金属薄膜94に対応し、
非磁性材83は上記高融点ガラス92に対応し、
非磁性材84は上記低融点ガラス99に対応して
いる。また、巻線穴85は上記巻線溝95に対応
している。
ところで、第42図および第43図は、第38
図および第39図における工程での、上記基板9
0の断面図であり、たとえばセンダスト膜である
上記金属薄膜94の膜構造すなわち柱状晶の成長
方位を模式的に示している。この第42図、第4
3図に示されているように、膜構造の不均一な部
分Rは第39図で説明した研摩工程すなわちギヤ
ツプ面研摩加工時に削り取られてしまうため、溝
93の傾斜面には均一な膜構造を有する金属薄膜
94のみが残る。このため、上記磁気ヘツドは、
一平面上に形成された上記金属薄膜82が磁路に
沿つてその各部が高透磁率となることで、安定し
た高出力が得られるようになる。
上述したように、第13図、第31図および第
32図に示す本発明の磁気ヘツドは、作製にあた
り、強磁性酸化物基板に形成された溝にあらかじ
めガラスを充填しておき、この溝近傍に、強磁性
金属薄膜を被着する斜平面を形成するための溝加
工を施している。このため、ギヤツプ近傍の薄膜
部分と斜面上の薄膜部分の特性が均一なヘツドと
なり、しかもギヤツプ部に強磁性酸化物材が露出
するようなことのないヘツドとなつている。
このような本発明の磁気ヘツドは、フエライト
がギヤツプ部にトラツク幅でたとえば40%の長さ
に亘つて露出しているような第11図に示す従来
の磁気ヘツドと実験値を比較すれば、高抗磁力テ
ープのたとえばメタルテープに対する記録再生出
力が、1〜5MHz帯で約3dB高い値を示した。ま
た、第3図に示す従来の磁気ヘツドと比較すれ
ば、本発明の磁気ヘツドは製作時のバラツキが少
なく、記録再生出力についていえば、同様に約
3dB高い値を示した。
ところで、第32図に示す磁気ヘツドでは強磁
性金属薄膜82がテープ摺接面を斜めに横切るよ
うに配されているが、第44図に示すように磁気
ヘツドの一側面側に強磁性金属薄膜100を形成
し、テープ摺接面にV字状の薄膜100を配する
ようにしてもよく、この薄膜100により磁気ギ
ヤツプgが形成されるようにしてもよい。これ
は、第13図および第31図の磁気ヘツドについ
ても言えることである。
ところで、磁気コア半体を形成する強磁性酸化
物としては、Mn−Znフエライトの他にNi−Zn
フエライト等を用いてもよい。また、強磁性金属
薄膜を形成する高透率磁性材料としては、センダ
ストの他にパーマロイや非晶質合金を用いてもよ
い。
ここで、非晶質合金を用いる場合、強磁性金属
薄膜の膜特性の均一性は磁気的異方性が問題とな
り、本発明のように一平面上に薄膜を形成するこ
とにより膜各部の異方性が同一となる。
なお、積層される強磁性金属薄膜の積層数は、
一層としても多層としてもよく、どちらの場合に
おいても本発明が有効となる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の磁気
ヘツドは、磁気コア半体対を強磁性酸化物で形成
し、コア半体対の突き合わせ面の磁気ギヤツプ形
成面とは所要角度で傾斜するように、強磁性金属
薄膜を真空薄膜形成技術によりコア半体接合面近
傍に被着形成している。また、上記金属薄膜のみ
で磁気ギヤツプを形成しており、該金属薄膜は一
平面上に形成されている。
このため、上記金属薄膜を形成するにあたつて
は、トラツク幅に相当する膜厚を形成する必要が
なく、ヘツド作製に要する時間が短縮され、量産
性に優れている。
また、磁気テープ摺接面のほとんどが強磁性酸
化物となつており、優れた耐摩耗性を有する磁気
ヘツドとなつている。
また、磁気ギヤツプが上記金属薄膜のみで形成
されていることで、ヘツドの出力が高く、たとえ
ばメタルテープ等の高い抗磁力Hcを持つ磁気テ
ープに好適な磁気ヘツドである。
また、上記金属薄膜は一平面上に形成されてい
るため、該薄膜は各部において膜構造が均一とな
り、ヘツドの磁路に沿つた方向で薄膜全体が高透
磁率を示すようになり、記録再生出力の高い高信
頼性の磁気ヘツドとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の磁気ヘツドの斜視
図、第3図は従来の磁気ヘツドの磁気テープ摺接
面を拡大して示す平面図、第4図Aは平面状のフ
エライト基板面にスパツタリングにより被着形成
した2層のセンダスト膜の結晶構造を示す走査電
子顕微鏡写真、第4図Bは第4図Aの写真を説明
するための略線図、第5図Aは隆起のあるフエラ
イト基板面にスパツタリングにより被着形成した
センダスト膜の結晶構造を示す走査電子顕微鏡写
真、第5図Bは第5図Aの写真を説明するための
略線図、第6図乃至第10図は従来の磁気ヘツド
の作製過程を示しフエライト突起部上に形成され
たたとえばセンダスト膜の柱状晶の成長方位を模
式的に表わす断面図、第11図および第12図は
従来の磁気ヘツドの磁気テープ摺接面を拡大して
示す平面図、第13図は本発明の一実施例の磁気
ヘツドの斜視図、第14図乃至第21図は第13
図の磁気ヘツドを作製する工程を順に示す斜視
図、第22図は第18図の工程に第23図は第1
9図の工程にそれぞれ対応し基板上に形成される
たとえばセンダスト膜である強磁性金属薄膜の柱
状晶の成長方位を模式的に表わす断面図、第24
図乃至第30図は本発明の他の実施例の磁気ヘツ
ドを作製する工程を順に示す斜視図、第31図は
第24図乃至第30図に示す工程により作製され
る磁気ヘツドの斜視図、第32図は本発明のさら
に他の実施例の磁気ヘツドの斜視図、第33図は
第32図の磁気ヘツドの磁気テープ摺接面を拡大
して示す平面図、第34図は第32図の磁気ヘツ
ドをコア接合面で分解して示す斜視図、第35図
乃至第41図は第32図の磁気ヘツドを作製する
工程を順に示す斜視図、第42図は第38図の工
程に第43図は第39図の工程にそれぞれ対応し
基板上に形成されるたとえばセンダスト膜である
強磁性金属薄膜の柱状晶の成長方位を模式的に表
わす断面図、第44図は本発明のさらに他の実施
例の磁気ヘツドの斜視図である。 10,11……磁気コア半体、14A,14B
……強磁性金属薄膜、12A,12B,13……
非磁性材、g……磁気ギヤツプ、70,71……
磁気コア半体、74A,74B……強磁性金属薄
膜、72A,72B,73……非磁性材、g……
磁気ギヤツプ、80,81……磁気コア半体、8
2……強磁性金属薄膜、83,84……非磁性
材、g……磁気ギヤツプ、100……強磁性金属
薄膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 強磁性酸化物よりなる磁気コア半体対の接合
    面に真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形
    成し、この磁気コア半体対を突き合わせて磁気ギ
    ヤツプを形成してなる磁気ヘツドにおいて、前記
    接合面及びこの接合面上に成膜される強磁性金属
    薄膜の膜面がいずれも磁気ギヤツプ形成面に対し
    て所定の角度で斜めに傾斜され、前記接合面と磁
    気ギヤツプ形成面のなす角度が20゜〜80゜とされる
    とともに、上記磁気ギヤツプが上記強磁性金属薄
    膜のみにより形成され、上記強磁性金属薄膜が上
    記磁気コア半体の一平面上に形成されていること
    を特徴とする磁気ヘツド。
JP58250988A 1983-12-30 1983-12-30 磁気ヘツド Granted JPS60229210A (ja)

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