JPH05143224A - 電磁式デジタイザ・タブレツト - Google Patents

電磁式デジタイザ・タブレツト

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JPH05143224A
JPH05143224A JP10097192A JP10097192A JPH05143224A JP H05143224 A JPH05143224 A JP H05143224A JP 10097192 A JP10097192 A JP 10097192A JP 10097192 A JP10097192 A JP 10097192A JP H05143224 A JPH05143224 A JP H05143224A
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    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 差動接続されたコイル対のアレイを使用し
て、共通モード・ノイズ信号の大幅な除去を実現し、マ
ルチプレクサの複雑さを低下させ、又センサ・グリッド
・コイルの有限の長さを補償することによって、デジタ
イザ・タブレットの境界付近での精度を向上させる。 【構成】 デジタイザ・タブレットは、検出面の外部に
配置されたポインティング装置によって生成された電磁
信号を検出するための検出面を画定する導体のアレイを
有し、決定された振幅に応答して、検出面に関連する座
標系に関するポインティング装置の位置と角度の両方を
正確に評価するための、データ・プロセッサを含む。導
体のアレイは、x軸センサ・アレイとy軸センサ・アレ
イからなり、各センサ・アレイは、複数の差動式に相互
接続された重なり合うコイル対3を含む。コイル対の各
コイルは各端部に補助ループ2が結合された、主ループ
1を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的に電磁式(E
M)デジタル化装置と方法に関し、具体的には電磁デジ
タイザのコイル・グリッド・センサ・アレイに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの種類のEMデジタイザまたはデジ
タイザ・タブレットが、当技術分野で既知である。一般
に、デジタイザ・タブレットは、平面センサ・グリッド
の表面に対するプローブの位置を示す。ある種のデジタ
イザ・タブレットは、磁界の検出によって動作し、一方
の組が他方の組に対して直角に配向されている2組の導
体アレイを含む。この種のシステムでは、プローブを交
流信号で駆動して、導体アレイ内に信号を誘導する振動
磁界を発生させる。導体アレイ内の信号を検出し比較し
て、タブレットの表面に対するプローブの2次元位置を
決定する。
【0003】導体アレイを駆動し、その電磁界をプロー
ブで検出するような、他の種類のデジタイザ・タブレッ
トも既知である。電界と抵抗ブリッジを用いて動作する
タブレットも既知である。磁気ひずみ要素を含むタブレ
ットも、当技術分野で十分に示されている。
【0004】本発明は、特に磁界検出式タブレットを対
象とする。具体的に言うと、この種のタブレットは、1
対のコイルの相互インダクタンスを測定する。一方のコ
イルは、タブレット内にあり、もう一方のコイルは、プ
ローブ中に置かれる。このプローブは、本明細書ではス
タイラスまたはペンとも称する。ペンを、1本または複
数のワイヤを介してタブレットに物理的に結合すること
ができ、これを「テザード」ペンと称する。またペン
を、タブレットから物理的に切り離すこともでき、これ
を「アンテザード」ペンと称する。アンテザード・ペン
の方が、より自然なユーザ・インターフェースがもたら
されるという点で好ましい。
【0005】多くのタブレットのセンサ・グリッド配置
構成は、タブレットのx軸とy軸に沿って配置された数
組の同一構造を持つ細長いループまたはコイルからな
る。ペン位置を推定する従来の方法の1つは、ペン近傍
のコイル内信号強度を測定し、各次元に沿った信号強度
のピークの位置を推定することである。これは、各次元
での信号導関数のゼロ交点を見つけるのと等価である。
すべての計算が導関数に対して行われるので、導関数の
測定値を参照するのが便利である。この測定値は、普通
は、コイル・アレイ中の隣接するコイル内の信号の差を
取ることによって得られる。
【0006】従来型のデジタイザ・タブレットに伴う問
題点の1つは、それをCRTディスプレイの近傍で使用
すること、及び外部の磁界がセンサ・グリッド・アレイ
に結合することに関するものである。マルチプレクサ回
路を介して差動増幅器にグリッド・コイルを結合するこ
とが、共通モードのノイズを削減するための既知の技法
である。
【0007】もう1つの問題点は、センサ・グリッド・
コイルが有限の長さを有することに関するものである。
この結果、ペン位置がセンサ・グリッド・アレイの有効
区域の縁部またはその付近にある場合に、ペン位置推定
に誤差が生ずる。
【0008】以下の年代順に並べられた米国特許は、当
技術分野で発行された多数の米国特許を代表するもので
ある。
【0009】米国特許第4185165号明細書では、
ノーズ・ピースの周囲にコイルが配置されたペンを有す
る、デジタル化システムが記載されている。導体のグリ
ッドは、X方向とY方向に向いた平行に離隔した導体の
グループを含んでいる。ペンのコイルによって、X方向
とY方向の導体中で96kHzの交流電圧が誘起され、
差動増幅器がマルチプレクサを介して単一のコイルの上
端と下端に接続されている。
【0010】米国特許第4552991号明細書では、
少なくとも2つの導体グリッド・システムを含む2次元
デジタル化システムが記載されている。各グリッド・シ
ステムは、第1のピッチ間隔を有する複数の巻線と、第
1ピッチ間隔とはわずかな増分だけ異なる第2のピッチ
間隔を有する同数の巻線を有する。この技法は、粗位置
と精密位置の両方が測定できる。
【0011】米国特許第4644102号明細書では、
マルチプレクサから入力を受け取り、出力信号をプロセ
ッサに供給する差動増幅器を含むデジタイザ・タブレッ
トが記載されている。2つのマルチプレクサと1つの差
動増幅器で、隣接する導体要素上の信号の直接比較を行
う。その結果得られる信号は、共通モード・ノイズと望
ましくない共通モード信号が取り除かれ、したがって、
信号対雑音比が向上する。
【0012】米国特許第4736073号明細書では、
振動電流を用いてプローブ内のコイルを駆動し、その結
果、プローブが変化する磁界を発生する、信号源を有す
るデジタイザ・タブレットが記載されている。この磁界
は、互いに直角に向いた第1組と第2組のアレイ導体内
に、起電力を誘起する。帰還回路が設けられ、その結
果、差動増幅器が、導体内に誘起された信号を増幅でき
るようになっている。タブレットの縁部付近に帰還回路
を設けて、エッジ効果に起因する不正確さを処理する。
【0013】米国特許第4859814号明細書では、
ポインティング装置の座標を計算するためにグリッド・
キャリア信号を処理する前に、検出されたグリッド・キ
ャリア信号から環境ノイズを検出し、これを相殺するデ
ジタル化システムが記載されている。差動式のノイズ削
減技法が開示されている。あるグリッド導体が検出のた
めに選択される時、ある本数のグリッド導体分だけ離れ
た位置にある別のグリッド導体が、差動検出されるグリ
ッド導体対の基準導体として選択される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術で教
示されておらず、したがって本発明で達成しようとする
目的は、差動接続されたコイル対のアレイを使用して、
共通モード・ノイズ信号の大幅な除去を実現すると同時
に、マルチプレクサの複雑さを低下させる、改良された
デジタイザ・タブレットである。
【0015】本発明のもう1つの目的は、センサ・グリ
ッド・コイルの有限の長さを補償することによって、デ
ジタイザ・タブレットの境界付近での精度を向上させる
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記その他の問題の克服
と、本発明の目的の実現は、検出面の外部に配置された
ポインティング装置によって発生される電磁信号を検出
するための検出面を画定する誘導子のアレイを有する、
デジタイザ・タブレットによって達成される。このタブ
レットは、誘導子のアレイに結合された、ポインティン
グ装置によって誘導子のアレイ内に誘起された電気信号
の振幅を決定するための回路を含む。また、このタブレ
ットは、決定された振幅に応答して、検出面に関連する
座標系に関する、ポインティング装置の位置と角度の両
方を正確に推定するためのデータ・プロセッサを含む。
【0017】本発明の1実施例では、誘導子のアレイ
が、x軸センサ・アレイを定義する第1アレイと、y軸
センサ・アレイを定義する第2アレイから構成される。
x軸センサ・アレイとy軸センサ・アレイは、それぞ
れ、共通モードの外部ノイズを除去するように差動式に
相互接続された複数のコイル対からなる。各アレイの相
互接続されたコイル対の個々のコイルは、互いに重なり
合っている。コイル対の各コイルは、第1の組の補助ル
ープが結合されている第1端部と、第2の組の補助ルー
プが結合されている反対側の第2端部とを有する主ルー
プを含む。補助ループの組は、導体のアレイの周辺に隣
接して配置されて、グリッド・コイルの有限の長さに起
因する測定値のひずみを削減する。1実施例では、補助
ループの各組が、3本の正巻線を含む。
【0018】印刷技法を使用して電気伝導性インクのパ
ターンを描き、x軸とy軸のセンサ・グリッドを組み立
てる、コイル・グリッド・センサ・アレイの実施例を開
示する。ガラス−エポキシ・プリント回路板などの基板
の片面上にグリッドを印刷し、基板の反対面には、磁気
シールドとして働く金属板を設ける。印刷技法によっ
て、x軸とy軸のセンサ・グリッドが導電性シールドか
ら実質的に同じ距離に配置され、導電性シールドが近接
していることに起因する信号の減衰がほぼ等しい量にな
る。導電性シールドを使用すると、空間的に広い雑音の
場の打ち消しが強化されて、信号対雑音比が向上する。
【0019】
【実施例】図1を参照すると、デジタイザ・タブレット
10がブロック図の形で示されている。デジタイザ・タ
ブレット10は、2つの重なり合ったコイル対のアレイ
14からなるセンサ・グリッド12を含んでいる。一方
のアレイ14のコイル対が、他方のアレイのコイル対に
対して直角に配置されている。本発明の1態様によれ
ば、各コイル対の個々のコイルは、互いに差動結合され
る。図1では、コイル対の1方のアレイ14だけが示さ
れている。使用中には、ペン16が電磁信号を発生し、
この信号がセンサ・グリッド12で検出される。
【0020】ペン16は、ペン・コイル18とコイル駆
動回路20を含んでいる。ペン・コイル18は、通常は
フェライト・コア22に巻き付ける。ペン16の先端が
センサ・グリッド12の上面に接触した時を示すため
に、通常は接点スイッチ24を使用する。アンテザード
式プローブの場合、コイル駆動回路20にスイッチの開
閉の情報を符号化する手段を含め、この情報を送り出し
てセンサ・グリッド12で受け取るようにすることがで
きる。
【0021】たとえば、センサ・グリッド12内の各コ
イル対のインダクタンスは、幅1cm、長さ約20cm
のコイルでは約0.1〜1.0μHであり、ペン・コイ
ル18のインダクタンスは、約100〜200μHであ
る。
【0022】図2は、センサ・グリッド12内で、y軸
センサ・アレイ14bに対しx軸センサ・アレイ14a
が直角に配向される様子を示す図である。各センサ・ア
レイ14は同じ構成とすることができる。隣接するコイ
ル同士をオーバラップさせることは、必ずしも必要では
ないが、そうすると隣接するコイル間のコイル・ピッチ
または中心間間隔を同一に保ちながら、個々のコイルを
より広くすることができるため、受信信号の強度が増加
するので、そうすることが好ましい。
【0023】図3は、x軸センサ・アレイ14aまたは
y軸センサ・アレイ14bの一方の1つのコイル対3の
好ましい実施例を示す図である。本明細書では、用語
「コイル対」は、2つの相互接続されたコイルを含むも
のとみなす。本発明の1態様によれば、2つのコイルを
差動式に相互接続して、共通モードのノイズと干渉を削
減する。各コイルは、それぞれが少なくとも1本のルー
プからなる1本または複数の巻線から構成される。ルー
プは、ある区域を囲む1巻きの導体である。さらに、本
発明の1態様によれば、巻線は、主ループ1と、主ルー
プ1の各端部に位置する複数の補助ループ2を含むこと
が好ましい。
【0024】本発明の補助ループ2の好ましい構成の1
つを図4に示す。この例によれば、コイルの幅(寸法
A)は約1cmであり、寸法(B)及び(C)も同様に
約1cmである。主ループと補助ループを含むコイル対
3の全長は、必要なタブレット寸法に応じて決まり、2
0cmないし30cmの値が典型的である。
【0025】後で詳細に説明するように、補助ループ2
を使用して、有限長のコイルの長さを越えた部分の磁界
強度を予測し、これによってコイルの有限の長さを補償
する。
【0026】デジタイザ・タブレット10はさらに、x
軸センサ・アレイ14aのコイル対から入力を受け取る
x軸マルチプレクサ26と、y軸センサ・アレイ14b
のコイル対から入力を受け取るy軸マルチプレクサ28
を含んでいる。コイル対は、x軸マルチプレクサ26及
びy軸マルチプレクサ28の入力に直接に結合してよ
く、また、インピーダンス整合トランスを介して結合し
てもよい。ある特定のコイル対がYアドレス信号(Y−
ADDR)によって選択され、第2のコイル対がXアド
レス信号(X−ADDR)によって選択される。これら
のアドレス信号は、共にプロセッサ30が発生する。選
択されたy軸コイル対と選択されたx軸コイル対からの
信号出力は、マルチプレクサ32に供給される。プロセ
ッサ30が、増幅器/復調器/検出器(ADD)ブロッ
ク34に供給すべきx軸コイル対信号の1つを選択して
いる場合は、ある1つのy軸コイル対信号が選択され、
クロック位相回復回路36に供給される。逆に、プロセ
ッサ30がADDブロック34に供給すべきy軸コイル
対信号の1つを選択している場合は、ある1つのx軸コ
イル対信号が選択され、クロック位相回復回路36に供
給される。クロック位相回復回路36は、フェーズ・ロ
ック・ループを含み、コヒーレント検出クロック(B)
を発生する。
【0027】図14及び図15を参照すると、図1で
(A)と記した信号は、マルチプレクサ32からADD
ブロック34への入力である。この信号はペン状態情報
を伝えるために変調される500kHzの信号である。
クロック位相回復回路36は、コヒーレント検出クロッ
ク(B)である方形波信号を発生する。コヒーレント検
出クロックが低レベルの時には、信号(A)の対応する
部分が、ADDブロック34の出力部で反転される。す
なわち、コヒーレント検出クロックが信号(A)と同相
である時には、図14に示すように、出力信号(C)
は、正の全波整流信号に類似する。コヒーレント検出ク
ロックが信号(A)と位相外れである時には、図15に
示すように出力信号(C)は、負の全波整流信号に類似
する。コヒーレント検出クロックを用いると、差動式グ
リッドの実施態様では、コイル信号が、他のコイル信号
測定値に対して同相(+)であるか位相外れ(−)であ
るかが決定できる。
【0028】信号(C)は、積分型アナログ−デジタル
(A/D)コンバータ38に印加され、A/Dコンバー
タ38は、信号の振幅と符号をデジタル形式に変換し
て、プロセッサ30に入力する。
【0029】具体的に言うと、コイル信号の強度が、ペ
ン・コイル18によってセンサ・グリッド12内に誘起
された交流電圧の振幅に比例する符号付きの値で表され
る。信号強度は、誘起された電圧がペン・コイル18の
電圧と同相の場合には正の符号を有し、誘起された電圧
がペン・コイル18の電圧と位相外れの場合には負の符
号を有する。
【0030】使用中には、プロセッサ30が、複数の隣
接するコイル対を逐次走査し、各コイル対内に誘起され
た信号の強度を測定する。この測定値が、信号処理アル
ゴリズムで処理されて、ペン位置とペン傾斜の推定値を
もたらす。
【0031】プロセッサ30は、従来型のRS−232
C直列通信回線などの通信回線30aによって外部ホス
トに接続され、コマンドとセットアップ情報をホストか
ら受け取る。プロセッサ30は、ペン位置の推定を実行
するプログラム及びその他の、プログラムを記憶するメ
モリを含んでいる。動作中にプロセッサ30は、センサ
・グリッド12に対するペン16の位置と、必要なら、
その角度とに関する情報のパケットを出力する。この情
報には、x軸及びy軸のペン位置情報と、センサ・グリ
ッド12のx−y座標系に関するペンの向きに関する傾
斜情報(αとβ)が含まれる。
【0032】さらに、本発明によって教示される改良さ
れたセンサ・グリッドの幾何形状に関して、図2及び図
3に示した差動接続されたコイル対を使用することによ
って、改良されたS/N比が達成される。各コイルは、
2本以上の反対方向のループを含む。この構成では、2
本のループ内で誘起される信号を同時に測定する。した
がって、ノイズ源または干渉源が部分的に打ち消され、
ノイズの勾配の影響だけが残る。これとは対照的に、ル
ープを順に測定する場合、測定値の間でのノイズ成分の
相関がなくなり、ノイズ成分は打ち消しあわずに互いに
加算されるようになる。
【0033】上記の差動式グリッドの幾何形状を使用す
る時には、コヒーレント検出を実行するためにクロック
(B)が回復される。これは、前述したように、x軸コ
イル対信号のうちの1つを選択してADDブロック34
に供給すると同時に、あるy軸コイル対信号を選択して
クロック位相回復回路36に供給すること、またはその
逆によって達成される。
【0034】図示のセンサ・グリッド12は、漂遊イン
ダクタンスを最小にし、または対称性を強化するように
最適化されておらず、差動接続式の幾何形状を例示した
ものにすぎない。さらに、本発明の教示は、特定のコイ
ルまたはコイル対の幾何形状のみに限定されるものと解
釈すべきではないことに留意されたい。たとえば、図5
に単純化された形で示した差動接続された構成は、図3
の構成と実質的に同じ電気的動作を実現する。
【0035】本発明の1態様によれば、補助ループ2を
使用して、センサ・グリッドの長さを越える部分の測定
されない磁界の補償が行われる。図6を参照すると、x
ループとyループからなる従来技術のセンサ・グリッド
・アレイの一部分が示されている。タブレット有効区域
の範囲が、破線で示されている。図からわかるように、
有効区域の縁部を越える部分の測定されない磁界を最小
にするために、重なり合っているxコイルとyコイル
は、有効区域の縁部を越えてかなりの距離まで延びてい
る必要がある。
【0036】この点に関連して、ペン16の位置と傾斜
を推定するために開発されたアルゴリズムは、無限長コ
イルのモデルに基づいている。しかしながら、前述した
ように、ペン16が有限のコイルの端部近くに位置する
時には、特にペンがX方向とY方向の両方に傾いている
時に、理想の信号からの大きな偏差が発生し得る。
【0037】これらのコイル信号の偏差は、各コイルの
端部を補助ループ2で置き換えることによって、大幅に
減少する。補助ループの目的は、コイルの端部を越え
た、欠けているコイル区域を補償することなので、図4
に示す3つ組の補助ループが、所望の効果をもたらす。
この実施例では、3つ組の補助ループ2によって囲まれ
る面積は、幅(B)の欠けた状態の区域の面積の約3倍
である。3つ組の補助ループ2の面積は、3つ組の3つ
のループのそれぞれが囲む面積を加算することによって
得られる。
【0038】補助ループ2の最適の幾何形状は、ペン・
コイル18の幾何形状、センサ・グリッド12aと書込
み表面の間隔、及び磁気シールド12bの材料の種類と
位置の関数である。
【0039】本発明の好ましい構成では、ペン・コイル
18は、長さ約11mmであり、ペン16のチップの約
6mm上に位置する。センサ・グリッド12aと書込み
表面の間の距離は、約8mmである。
【0040】磁気シールド12bを使用しない場合の好
ましい補助ループ2の構成を、図4に示す。この場合、
寸法Aは0.75cm、寸法Bは0.65cm、寸法C
は0.75cmである。
【0041】センサ・グリッド12aから0.040イ
ンチ(1.016mm)離して銅の磁気シールド12b
を用い、上述と同一仕様のペン16を使用する場合、寸
法Bが0.4cm、寸法Cが0.5cmの時に良い性能
が得られる。
【0042】図16を参照すると、非差動接続されたコ
イル・グリッドから得られる3つの信号波形が示されて
いる。信号波形Aは、無限長のコイルから得られるはず
の信号、すなわち理想の信号を表す。信号波形Bは、有
限長のコイルから得られる信号を表し、これは、従来技
術に見られるものである。信号波形Cは、各端部に補助
ループ2を結合した有限長のコイルから得られる信号を
表す。図からわかるように、有限コイルの信号は、理想
信号から大きく逸脱しているが、補助ループ2を使用す
ると、理想信号に非常に近い信号が得られる。
【0043】所与の応用分野に最適な補助ループ2の幾
何形状は、反復法を使うと最もよく特定できる。第1ス
テップで、当該の1組のペンの位置及び向きに対する理
想的なグリッド・コイル応答を計算する。この第1ステ
ップでは、無限コイル・モデルを使用し、自由度5
(x、y、z、α、β)の相互インダクタンス計算に基
づく。第2ステップで、補助ループ2の初期構成または
第1構成からの応答を計算する。第3ステップで、初期
構成を修正し、修正された構成の応答を計算する。第2
ステップと第3ステップでは、信号対雑音比の期待され
る値または必要な値を取り入れる。この信号対雑音比を
使用して、この反復法の収束する方向が、電気的には正
しいかもしれないがノイズのために実用的でないコイル
構成にならないようにする。すなわち、最終的な幾何形
状が、それぞれ環境ノイズの受け取りに敏感なループを
多数含むかもしれないので、それを回避する。第4ステ
ップで、第1構成及び修正された第1構成のシミュレー
ション結果を第1ステップで決定された理想応答と比較
することによって、第1構成か修正された第1構成のい
ずれかを選択する。その後、第3ステップの手順に従っ
て、選択された最適構成を修正し、この修正されたモデ
ルの応答を計算する。この応答も理想応答と比較し、理
想値に最も近い応答を有する構成を選択する。この技法
を何度も繰り返した結果、補助ループのモデルは、最終
的に、選択された1組のペン位置について、前に決定さ
れた理想応答に最も近い応答を有するモデルに収束す
る。
【0044】図8を参照すると、図4の補助ループ2を
構成するための技法が示されている。図からわかるよう
に、主ループ1の2つの部分を中央部分に折り込んで、
補助ループ2を形成する。この折り畳みの結果、図4に
示す3つの順巻線が形成される。
【0045】本発明の教示は、図4に示した3つ組の補
助ループだけに限定されるものではない。たとえば、図
9は、コイルの末端に位置する5本のループと、主ルー
プの末端部分に接続する1本の逆ループからなる、1組
の補助ループを示している。
【0046】図7を参照すると、本発明に従って構成さ
れたタブレット・センサ・グリッドの一部分が示されて
いる。図からわかるように、このタブレットの有効区域
は、それぞれの端部に補助ループが配置されている重な
り合ったxコイル及びyコイルによって画定される。各
主ループの有効区域の外側に延びる部分をよりコンパク
トな幾何形状に折り畳むのに役立つx補助ループ及びy
補助ループを使用することによって、図6のより長いル
ープと同様の信号誘導特性を維持しながら、必要面積が
大幅に減少する。
【0047】補助ループ2を主ループ1に関して対称形
に整列する必要はない。たとえば、図10は、1対の差
動接続された主ループ1が、その間を通る縦の対象軸を
有することを特徴とする、本発明のもう1つの実施例を
示している。補助ループ2の中心は、対称軸から、主ル
ープ1の中心よりも遠くに配置される。1例を挙げる
と、主ループ1の中心間間隔は、約1.5cmであるの
に対して、補助ループ2の中心間間隔は、約2cmであ
る。
【0048】図11を参照すると、センサ・グリッド1
2の好ましい1つの構成の横断面図が示されている。セ
ンサ・グリッド12は、片面に導電性の磁気シールド1
2bを有する基板12aを含む。磁気シールド12bと
反対側の面には、2つのコイル対のアレイ14、具体的
にはx軸アレイ14aとy軸アレイ14bが形成され
る。コイル対のアレイ14は、シルク・スクリーン法な
どの印刷方法によって作成し、電気絶縁性材料の上に導
電性のトレースを画定することが好ましい。アレイ14
を構成する、重なり合って差動式に相互接続されたコイ
ル対を形成するために、交差や類似の構造を収容するた
めのヴァイアを設ける。この技法を使用して、x軸セン
サ・アレイ14aとy軸センサ・アレイ14bの両方
を、絶縁マトリクス12c内に作成する。電磁妨害(E
MI)遮蔽のため、最上面の上にもう1つの導電性材料
12dを設ける。書込み表面12eは、実質的にセンサ
・アレイ構造の上方に隔置される。この実施例によれ
ば、図12にも示すように、導体はそれぞれ、導電性の
銀インクの直線パターン40からなり、各直線パターン
は、幅が約10ミル(0.25mm)で、20ミル
(0.51mm)の中心上に配置される。絶縁マトリク
ス12cは、たとえばアクリルまたはラテックス・イン
クからなる。直線パターン40を接触させて交差を実現
し、x軸マルチプレクサ26及びy軸マルチプレクサ2
8(図示せず)に接続されたトレース44に直線パター
ン40を結合するために、導電性パッド42を基板12
a上に設ける。磁気シールド12bは、厚さ約1ミル
(0.025mm)の銅の層から構成することができ
る。厚さを約3ミル(0.076mm)ないし約4ミル
(0.102mm)に増加させるなら、アルミニウムを
使用してもよい。貴金属の層を使用してもよい。また、
磁気シールドは、上述の他の実施例の銅よりも導電度が
非常に低い材質から構成してもよい。たとえば、ミュー
メタルなど、鉄−ニッケルを主成分とする磁性合金を使
用してもよい。ミューメタルの場合、約2ミル(0.0
51mm)の厚さにすると、適当な遮蔽がもたらされる
ことがわかっている。基板12aは、厚さ約0.02イ
ンチ(0.51mm)ないし約0.04インチ(1.0
2mm)の従来型のガラス−エポキシ・プリント回路板
材料から構成することができる。
【0049】銅からなる磁気シールドを使用する図11
のセンサ・グリッド12の代表的な概略寸法は、以下の
通りである。 寸法 インチ (mm) A 0.001(0.025) B 0.02 (0.51) C 0.005(0.127) D 0.001(0.025) E 0.3 (7.62)
【0050】本発明の1態様によれば、印刷技法を使用
してセンサ・グリッド12を作成することによって、x
軸センサ・アレイ14aとy軸センサ・アレイ14b
を、磁気シールド12bの平面から実質的に同じ距離に
配置することができる。これによって、それぞれのアレ
イ14中で、信号が実質的に等しい量の損失を受けるこ
とが可能になる。この損失は、シールドが導電性である
場合には、磁気シールド12bによる信号の打ち消しに
起因する。磁気シールド12bは、電磁妨害に対処する
ために接地することができるが、磁気シールドとして機
能するためには接地する必要はない。磁気シールド12
bとコイルの間の間隔を決定する際に重要な考慮点は、
センサ・グリッド12の全厚である。可搬式データ入力
装置などの応用例では、センサ・グリッド12はできる
限り薄く軽いことが好ましい。図からわかるように、図
11に従って提供されるセンサ・グリッド12を用いる
と、磁気シールド12bを、センサ・グリッド・コイル
から0.05インチ(1.27mm)以内の範囲に配置
することが可能になる。
【0051】本発明のもう1つの実施例を、図13に立
面図で示す。この実施例では、対向する両側面に導電性
パターンを配置した、プリント回路板材料の層46を設
ける。この実施例を用いると、従来式の多層回路ボード
技法による組み立てが可能になる。この実施例では、x
グリッドと磁気シールド板の間の間隔と、yグリッドと
磁気シールド板の間の間隔をできる限り同じ値に近く保
つために、基板12aの厚さは約0.02インチ(0.
51mm)ないし0.04インチ(1.02mm)、層
46の厚さは約0.005インチ(0.127mm)と
する。x軸センサ・アレイ14aとy軸センサ・アレイ
14bの間での、間隔に起因する信号減衰の相違は、プ
ロセッサ30によって補正を加えることによって補償で
きる。
【0052】ペンによって発生した磁界の検出にコイル
・アレイを使用するデジタイザ・タブレットに関して本
発明を説明してきたが、本発明の教示は、コイル・アレ
イを駆動し、ペン・コイルを用いて磁界を検出するデジ
タイザ・タブレットにも適用されることを理解された
い。本発明の諸態様は、非差動接続式のコイルにも適用
される。たとえば、補助ループを、従来型の非差動接続
式コイルに使用することができる。また、上述のコイル
・グリッド・アレイ組立技法を、従来型の非差動接続式
コイルに使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成され操作される、デジタイ
ザ・タブレットのブロック図である。
【図2】一方の組のコイル対が他方の組のコイル対に対
して直角に配向されている、2組の重なり合って差動接
続されたコイル対からなるセンサ・グリッドを示す図で
ある。
【図3】センサ・グリッドの縁部付近で発生するエッジ
効果を補償するため、各コイルの端部に補助ループを含
む、差動コイル対の実施例を詳細に示す図である。
【図4】図3に示した補助ループの1つの幾何形状を詳
細に示す図である。
【図5】図3のコイル対の幾何形状と同等の電気的性能
を提供する、代替のコイル対の幾何形状を示す図であ
る。
【図6】従来技術に従って配列されたセンサ・グリッド
・コイルを示す図である。
【図7】本発明に従って、主ループの端部と離して配置
された補助ループを含むように配列されたセンサ・グリ
ッド・コイルを示す図である。
【図8】図4の補助ループを導出するため、主ループを
折り畳む技法を示す図である。
【図9】5本の順方向ループと1本の逆方向ループを有
するように構成された補助ループの実施例を示す図であ
る。
【図10】各コイルの端部に、主ループの縦対称軸から
ずれている補助ループを含む、差動コイル対のもう1つ
の実施例を示す図である。
【図11】基板と、基板の1表面上に配置された磁気シ
ールドを提供する平面状導体と、基板の反対の表面上に
配置された印刷方法によって形成されたセンサ・グリッ
ドとから構成されるデジタイザ・タブレットの、原寸に
比例しない横断面図である。
【図12】図11のデジタイザ・タブレット実施例の、
原寸に比例しない部分立面図である。
【図13】多層プリント回路技術を使用して構成された
もう1つのデジタイザ・タブレット実施例の、原寸に比
例しない部分立面図である。
【図14】図1のあるブロックの出力に対応する信号を
示し、センサ・グリッドから受け取った信号に対するコ
ヒーレント検出クロックの同相関係を具体的に示す図で
ある。
【図15】センサ・グリッドから受け取った信号に対す
るコヒーレント検出クロックの位相外れ関係に対応する
信号を示す図である。
【図16】非差動接続されたコイル・グリッドから得ら
れる3つの信号波形を示す図である。ただし、信号波形
Aは、無限長のコイルから得られるはずの信号を表し、
信号波形Bは、有限長のコイルから得られる信号を表
し、信号波形Cは、各端部に補助ループを結合した有限
長のコイルから得られる信号を表す。
【符号の説明】
1 主ループ 2 補助ループ 3 コイル対 10 デジタイザ・タブレット 12 センサ・グリッド 12a 基板 12b 磁気シールド 12c 絶縁マトリクス 12d 導電性材料 12e 書込み表面 14 アレイ 14a x軸センサ・アレイ 14b y軸センサ・アレイ 16 ペン 18 ペン・コイル 20 コイル駆動回路 22 フェライト・コア 24 接点スイッチ 26 x軸マルチプレクサ 28 y軸マルチプレクサ 30 プロセッサ 32 マルチプレクサ 34 増幅器/復調器/検出器(ADD)ブロック 36 クロック位相回復回路 38 アナログ−デジタル(A/D)コンバータ 42 パッド 46 層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の可動誘導子と共に使用する固定され
    た誘導子のアレイと、前記誘導子のアレイと前記可動誘
    導子の間の相互誘導の大きさを決定する手段とを備え、
    前記誘導子のアレイが、x軸アレイとy軸アレイからな
    り、x軸アレイとy軸アレイが、それぞれ複数のコイル
    からなる、電磁式デジタイザ・タブレットにおいて、前
    記コイルの各々が第1端部及びそれと対向する第2端部
    を有する主ループを含み、前記第1端部には第1の複数
    の補助ループが結合され、前記第2端部には第2の複数
    の補助ループが結合されていることを特徴とする、電磁
    式デジタイザ・タブレット。
  2. 【請求項2】前記コイルがコイル対として配置され、前
    記各コイル対の個々のコイルが互いに差動接続されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の電磁式デジタイザ・
    タブレット。
  3. 【請求項3】前記x軸アレイと前記y軸アレイが、それ
    ぞれ共通基板の第1主表面に隣接して作成され、前記第
    1主表面と反対側の共通基板の第2主表面に平板状の磁
    気シールドが配置されていることを特徴とする、請求項
    1に記載の電磁式デジタイザ・タブレット。
  4. 【請求項4】前記複数の補助ループが、それぞれ前記誘
    導子のアレイの周囲に隣接して、その有効区域の外側に
    配置されることを特徴とする、請求項1に記載の電磁式
    デジタイザ・タブレット。
  5. 【請求項5】前記複数の補助ループが、それぞれ前記複
    数の補助ループが結合されている前記コイルの端部を越
    える測定されない磁界を補償するように選択された構成
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の電磁式デ
    ジタイザ・タブレット。
  6. 【請求項6】前記複数の補助ループが、それぞれ前記コ
    イルの端部から離れて配置されて、前記補助ループと前
    記コイルの端部の間に第1区域を画定し、前記補助ルー
    プの各ループによって囲まれる面積の合計が前記第1区
    域の面積の3倍にほぼ等しいことを特徴とする、請求項
    1に記載の電磁式デジタイザ・タブレット。
  7. 【請求項7】前記複数の補助ループが、それぞれ外側の
    第1ループ、前記第1ループ内に配置された第2ルー
    プ、及び前記第2ループ内に配置された第3ループから
    なることを特徴とする、請求項1に記載の電磁式デジタ
    イザ・タブレット。
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