JPH01158522A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH01158522A
JPH01158522A JP62263568A JP26356887A JPH01158522A JP H01158522 A JPH01158522 A JP H01158522A JP 62263568 A JP62263568 A JP 62263568A JP 26356887 A JP26356887 A JP 26356887A JP H01158522 A JPH01158522 A JP H01158522A
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signal
tablet
loop coil
circuit
loop
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Azuma Murakami
東 村上
Yasuhiro Fukuzaki
康弘 福崎
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Wacom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電波又は磁気を用いた座標入力装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来より、この種の座標入力装置ではタブレットのセン
ス部の下にシールド板を置き、外部からの不要な妨害電
波や地磁気等の影響を避けるようになしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記シールド板とセンス部とをあまり近
付けると検出信号のレベルが小さくなり、位置検出不能
となるため、両者はある程度離して配置してしなければ
ならず、タブレットの厚さを小さくすることができない
という問題点があった。
本発明は前記問題点を除去し、タブレットの厚さを極め
て薄くなし得る座標入力装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明では前記問題点を解決するため、タブレットのセ
ンス部と位置指示器との間で電波又は磁気をやりとりし
、少なくともタブレットのセンス部に接続された位置検
出回路によって入力座標を検出する座標入力装置におい
て、ケイ素を4.0〜7.0重量%含むケイ素鋼からな
るシールド板をタブレットのセンス部の下部に設けた。
(作 用) 本発明によれば、タブレットのセンス部の下部に設けた
シールド板により、外部からの不要な妨害電波や地磁気
等の影響は排除されるが、該シールド板はケイ素を4.
0〜7.0重量%含むケイ素鋼からなり、センス部と位
置指示器との間でやりとりされる電波や磁界に対する損
失が少ないため、センス部に密接して配置することがで
きる。
第11図はタブレットのセンス部とシールド板との距離
を変化させた時に得られた検出信号電圧の実験結果を示
すもので、図中、4は厚さ0.35mmの6.5%ケイ
素鋼(I)を用いた場合の特性、5は厚さ0.5mmの
6.5%ケイ素鋼(II)を用いた場合の特性、6は厚
さ0.5關の従来のケイ素鋼(III)を用いた場合の
特性をそれぞれ示す。上記各ケイ素鋼(1)  (n)
  (III)の組成および磁気特性を表1に示す。
表  1 第11図に示すグラフによれば、従来のケイ素鋼(m)
によるシールド板ではセンス部より511IIIilf
Iさなければ得られなかった電圧が、6.5%ケイ素鋼
では0III111即ち密着させた状態で得られること
がわかる 次に、シールド板のケイ素含有量を変えた時に得られた
検出信号電圧の実験結果を第12図に示す。第12図は
シールド板をセンス部に密告させた状態で検出電圧を測
定したものであり、シールド板の板厚は、全て0.35
+u+である。第12図より明らかなように、ケイ素含
有量が4.0〜7.0重量%の範囲内で必要とされる検
出信号電圧4(V pp)が得られる。
なお、シールド板については、その磁気特性を向上する
ため、Ni、Co、Aj7を添加すること、また、C≦
0,01重量%、Mn≦0.3mm%、P≦o、i重量
%、S≦0,02重量%、N≦0.01重量%、0≦0
.01重−%とすることも好ましい。
(実施例) 第1図は本発明の座標入力装置の概要を示すもので、図
中、1は座標を入力するためのタブレット、2は位置を
指定するための位置指示器、例えばスタイラスペン、3
はスタイラスペン2で指定されたタブレット1上の座標
値を検出する位置検出回路である。
タブレット1は、第2図に示すように厚さ約0.8順程
度の平板状のセンス部11の上下に、厚さ約2 mu程
度のアクリル、塩化ビニル等の補強板12.13が設け
られ、また、センス部11と補強板13との間に厚さ約
0.35mm程度の6゜5%ケイ素鋼からなるシールド
板14がセンス部11の下面に密着する如く設けられ、
さらにその全体が厚さ0.1mm程度のビニール15で
ラミネートされ、全体の厚さとしてはほぼ5 mm程度
に構成されている。
第3図はセンス部11を構成するX方向のループコイル
群16及びY方向のループコイル群17の詳細を示すも
のである。X方向のループコイル群16はそれぞれ略長
方形をなし、それらの長辺がY方向に沿って互いに平行
で且つそれぞれの一部が重なり合う如く配置された多数
、例えば48本のループコイル16−1.16−2.・
・・・・・16−48からなり、また、Y方向のループ
コイル群17は同じくそれぞれ略長方形をなし、それら
の長辺がX方向に沿って互いに平行で且つそれぞれの一
部が重なり合う如く配置された多数、同じく48本のル
ープコイル17−1.17−2゜・・・・・・17−4
8からなり、該X方向のループコイル群16とY方向の
ループコイル群17とは互いに密接して重ね合わされて
いる(但し、図面では理解し易いように両者を離して描
いている。)。
前記ループコイル群16及び17は、例えば両面基板上
のパターンで構成される。なお、ここでは各ループコイ
ルを1ターンで構成したが、必要に応じて複数ターンと
なしても良い。
第4図はスタイラスペン(以下、単にペンと称す。)2
の詳細な構造を示すもので、合成樹脂等の非金属素材か
らなるペン軸21の内部にその先端寄りから、ボールペ
ン等の芯体22と、該芯体22を摺動自在に収容し得る
透孔23aを備えたフェライトコア23と、コイルバネ
24と、スイッチ251.フェライトコア23の周囲に
巻回されたコイル252.コンデンサ253及び254
からなる同調回路25とが一体的に組合されて内蔵され
その後端にはキャップ26が取付けられてなっている。
前記コイル252とコンデンサ253は第5図にも示す
ように互いに直列に接続され、周知の共振回路を構成す
る如くなっており、該コイル252及びコンデンサ25
3の数値は□所定の周波数fOにおいて、電圧と電流の
位相が同相で共振(同調)する値に設定されている。ま
た、コンデンサ254はスイッチ251を介してコンデ
ンサ253の両端に並列に接続されており、該スイッチ
251がオンとなった時、前述した共振回路における電
流の位相を遅らせ、後述する受信信号の位相を所定角度
遅らせる作用を行なう。なお、スイッチ251はペン軸
21を手等で保持し、芯体22の先端を、例えばタブレ
ット1の上面に押付けることによってペン軸21内に押
込むと、その後端によりコイルバネ24を介して押圧さ
れ、オンとなる如くなっている。
第5図は同調回路25とともに位置検出回路3の詳細を
示すものである。同図において、3o1は制御回路、3
02は信号発生手段(回路) 、303x及び303y
はX方向及びY方向の選択手段(回路)である。また、
304x、 304yは送受切替回路、305はXY切
替回路、306は受信タイミング切替回路であり、これ
らは接続切替手段を構成する。また、307は帯域フィ
ルタ(B P F)であり、これは信号検出手段を構成
する。また、308は検波器、309は低域フィルタ(
L P F)であり、これらは後述する制御回路301
における処理を含めて座標検出手段を構成する。また、
310 、311は位相検波器(P S D) 、31
2 、313は低域フィルタ(LPF)であり、これら
は後述する制御回路301における処理を含めてスイッ
チのオン−オフ識別手段を構成する。また、314x、
 314yは駆動回路、315x、 315yは増幅器
である。
次に前記装置の動作をその構成とともに説明するが、ま
ず、タブレット1とペン2との間で位置検出のための電
波が送受信されるようす並びにこの際、得られる信号に
ついて、第6図に従って説明する。
前記制御回路301は周知のマイクロプロセッサ等より
構成され、信号発生回路302を制御するとともに、第
7図に示すフローチャートに従って選択回路303x及
び303yを介してタブレット1の各ループコイルの切
替を制御し、また、XY切替回路305及び受信タイミ
ング切替回路308に対して座標検出方向の切替を制御
し、さらにまた、低域フィルタ309 、312 、3
13からの出力値をアナログ・ディジタル(A/D)変
換し、後述する演算処理を実行してペン2による指定位
置の座標値を算出し、さらにそのスイッチの状態を識別
し、これらを図示しないホストコンピュータ等の上位装
置へ送出する。
選択回路303xは前記X方向のループコイル群16よ
り−のループコイルを順次選択するものであり、また、
選択回路303yは前記Y方向のループコイル群17よ
り−のループコイルを順次選択するものであり、それぞ
れ制御回路301からの情報に基づいて動作する。
送受切替回路304xは前記選択されたX方向の−のル
ープコイルを駆動回路314x並びに増幅器315xに
交互に接続するものであり、また、送受切替回路304
yは前記選択されたY方向の−のループコイルを駆動回
路314y並びに増幅器315yに交互に接続するもの
であり、これらは後述する送受切替信号に従って動作す
る。
信号発生回路301は所定の周波数fO1例えば500
kH2の矩形波信号A1該矩形波信号Aの位相を所定角
度遅らせた信号A−(図示せず)、所定の周波数fk、
例えば15.625k Hzの送受切替信号B及び受信
タイミング信号Cを発生する。
前記矩形波信号Aは位相検波器310に送出されるとと
もに図示しない低域フィルタにより正弦波信号に変換さ
れ、さらにXY切替回路305を介して駆動回路314
x又は314yのいずれか一方に送出され、また、矩形
波信号A′は位相検波器311に送出され、また、送受
切替信号Bは送受切替回路304x及び304yに送出
され、さらにまた、受信タイミング信号Cは受信タイミ
ング切替回路30Bに送出される。
今、制御回路301よりX方向を選択する情報がXY切
替回路305及び受信タイミング切替回路306に入力
されているとすると、前記正弦波信号は駆動回路314
xに送出され平衡信号に変換され、さらに送受切替回路
304xに送出されるが、該送受切替回路304xは送
受切替信号Bに基づいて駆動回路314x及び増幅器3
15xのいずれか一方を切替接続するため、送受切替回
路304xより選択回路303xに出力される信号は時
間T (−1/2fk) 、ここでは32μSee毎に
500kHzの信号を出したり出さなかったりする信号
りとなる。
前記信号りは選択回路303xを介してタブレット1の
X方向の−のループコイル16−i(i−1,2,・・
・・・・48)に送出されるが、該ループコイル16−
1は前記信号りに基づく電波を発生する。
この際、タブレット1上にてペン2が略直立状態、即ち
使用状態に保持されていると、該電波はペン2のコイル
252を励振し、その同調回路25に前記信号りに同期
した誘導電圧Eを発生させる。
その後、信号りにおいて信号無しの期間、即ち受信期間
に入るとともにループコイル16−1が増′幅器315
x側に切替えられると、該ループコイル16−1よりの
電波は直ちに消滅するが、前記誘導電圧Eは同調回路2
5内の損失に応じて徐々に減衰する。
一方、前記誘導電圧Eに基づいて同調回路25を流れる
電流はコイル252より電波を発信させる。該電波は増
幅器315xに接続されたループコイル16−1を逆に
励振するため、該ループコイル16−1にはコイル25
2からの電波による誘導電圧が発生する。該誘導電圧は
受信期間の間のみ送受切替回路304xより増幅器31
5xに送出され増幅されて受信信号Fとなり、さらに受
信タイミング切替回路30Bに送出される。
受信タイミング切替回路806にはX方向又はY方向の
選択情報のいずれか一方、ここではX方向の選択情報と
、実質的に送受切替信号Bの反転信号である受信タイミ
ング信号Cとが入力されており、該信号Cがハイ(H)
レベルの期間は受信信号Fを出力し、ロー(L)レベル
の期間は何も出力しないため、その出力には信号G(実
質的に受信信号Fと同一)が得られる。
前記信号Gは帯域フィルタ307に送出されるが、該帯
域フィルタ307は周波数fOを固有の振動数とするセ
ラミックフィルタであり、前記信号G中の周波数fO酸
成分エネルギーに応じた振幅りを有する信号H(厳密に
は、数個の信号Gが帯域フィルタ307に入力され収束
した状態において)を検波器308及び位相検波器31
0 、311に送出する。
前記検波器308に入力された信号Hは検波・整流され
、信号Iとされた後、遮断周波数の充分低い低域フィル
タ309にて前記振幅りのほぼ1/2に対応する電圧値
、例えばVxを有する直流信号Jに変換され、制御回路
301に送出される。
前記信号Jの電圧値VXはベン2とループコイル16−
1との間の距離に依存した値、ここではほぼ距離の4乗
に反比例した値を示し、ループコイル16−1が切替え
られると変化するため、制御回路301において、各ル
ープコイル毎に得られる電圧値Vxをディジタル値に変
換し、これらに後述する演算処理を実行することにより
、ベン2によるX方向の1措定位置の座標値が算出され
る。
なお、ベン2によるY方向の指定位置の座標値について
も同様にして算出される。
また一方、位相検波器310には前記矩形波信号Aが検
波信号として入力されており、この時、スイッチ251
がオフであって、信号Hの位相が矩形波信号Aの位相と
ほぼ一致しているとすると、ちょうど信号Hを正側に反
転した信号(実質的に信号Iと同一)を出力する。この
信号は前記同様の低域フィルタ312にて振幅りのほぼ
1/2に対応する電圧値を有する直流信号(実質的に信
号Jと同一)に変換され、制御回路301に送出される
また、位相検波器311には矩形波信号A′が検波信号
として入力されているが、前述したようにスイッチ25
1がオフであって、信号Hの位相が矩形波信号A゛の位
相に対して所定角度進んでいるとすると、正側及び負側
に成分を有する信号を出力する。この信号は前記同様の
低域フィルタ313にて直流信号に変換され制御回路8
01に送出、 されるが、位相検波器311の出力信号
において正側及び負側に成分を有するため、低域フィル
タ313の出力の電圧値は低域フィルタ312の出力の
電圧値に比べてかなり小さい値となる。
ここで、ベン2のスイッチ251がオンになると、同調
回路25を流れる電流の位相は誘導電圧Eに対して遅れ
、受信信号Fの位相も所定角度遅れる、即ち矩形波信号
A′の位相とほぼ一致することになる。従って、この時
の帯域フィルタ307の出力Hは位相検波器310によ
って正側及び負側に成分を有する信号とされ、低域フィ
ルタ312の出力は前述したスイッチ251がオフの場
合の低域フィルタ313の出力とほぼ同じ電圧値となる
が、位相検波器311によって正側に反転した信号とさ
れ、低域フィルタ313の出力は前記同様、振幅りのほ
ぼ1/2に対応する所定の電圧値を有する直流信号とな
る。
このようにスイッチ251がオフの場合は低域フィルタ
312の出力に所定の電圧値が得られ、また、スイッチ
251がオンであれば低域フィルタ313の出力に所定
の電圧値が得られるため、制御回路301において、低
域フィルタ312及び313の出力値を監視することに
より、スイッチ251がオフであるか又はオンであるか
を識別することができる。
なお、ここで識別されたスイッチ251のオン(又はオ
フ)の状態を示す情報は、ベン2による指定位置の座標
値のうちで実際に入力すべき値を指定する情報等として
使用される。
次に、第7図乃至第10図に従って位置検出回路3にお
ける座標検出動作及びベン2の状態、ここではスイッチ
251のオン・オフ状態の識別動作の詳細とともに装置
全体の動作を説明する。
まず、装置全体の電源が投入され、測定開始状態になる
と、制御回路301はX方向を選択する情報をXY切替
回路305及び受信タイミング切替回路308に送出す
るとともに、タブレット1のX方向のループコイル16
−1〜16−48のうち、最初のループコイル16−1
を選択する情報を選択回路303xに送り、該ループコ
イル16−1を送受切替回路304xに接続する。
送受切替回路304xは前述した送受切替信号Bに基づ
いて、ループコイル16−1を駆動回路314x及び増
幅器315xに交互に切替制御するが、この際、駆動回
路314xは32μsecの送信期間において、第8図
(a)に示すような500kHzの16個の正弦波信号
を該ループコイル16−1へ送る。
前記送信及び受信の切替は第8図(b)に示すように−
のループコイル、ここでは16−1に対して7回繰返さ
れる。この7回の送信及び受信の繰返し期間が、−のル
ープコイルの選択期間(448usec )に相当する
この時、増幅器315xの出力には−のループコイルに
対して7回の受信期間毎に誘導電圧が得られるが、この
誘導電圧は前述したように受信タイミング切替回路30
Bを介して帯域フィルタ307に送出され平均化され、
検波器308、位相検波器310 、311及び低域フ
ィルタ309 、312 、313を経て制御回路30
1に送出される。
制御回路301は前記低域フィルタ309の出力値をA
/D変換して入力し、ペン2とループコイル16−1と
の距離に依存した検出電圧、例えばVxlとして一時記
憶する。
次に、制御回路301はループコイル16−2を選択す
る情報を選択回路303xに送り、該ループコイル16
−2を送受切替回路304xに接続し、ペン2とループ
コイル16−2との距離に依存した検出電圧Vx2を得
てこれを記憶し、以後、同様にループコイル16−3〜
16−48を順次、送受切替回路304xに接続し、第
8図(e)に示すような各ループコイル毎のペン2との
X方向の距離に依存した検出電圧Vxl〜Vx48  
(但し、第8図(c)にはその一部のみをアナログ的な
表現で示す。)を記憶する。
実際の検出電圧は、第9図に示すようにペン2が置かれ
た位置(xp )を中心として、その前後の数本のルー
プコイルのみに得られる。
制御回路301は前記記憶した検出電圧の電圧値が一定
の検出レベル以上であるか否かをチエツクし、一定の検
出レベル以下であれば、再度、X方向の各ループコイル
の選択及び電圧検出を繰返し、一定の検出レベル以上で
あれば、次の処理へ進む。
一次に、制御回路301はXY切替回路305及び受信
タイミング切替回路30BにY方向の選択情報を送出し
、前記同様にして選択回路303y及び送受切替回路3
04yを切替え、電波を送受信した時の低域フィルタ3
09の出力値をA/D変換して得られるペン2とY方向
の各ループコイル17−1〜17−48との距離に依存
した検出電圧を一時記憶する。この後、前記同様にして
レベルチエツクを行ない、一定の検出レベル以下であれ
ば、再度、X方向の各ループコイルの選択及び電圧検出
へ戻り、また、一定の検出レベル以上であれば、前記記
憶した電圧値より後述する如くして、ペン2のX方向及
びY方向の指定位置の座標値を算出する。
次に、制御回路301は前記X方向のループコイル16
−1〜16−48 (又はY方向のループコイル17−
1〜17−48)のうち、最大の検出電圧が得られたル
ープコイルを選択する情報を選択回路303x (又は
303y)に送出し、前記電波の送受信を複数回、例え
ば7回繰返させ、その時、低域フィルタ312及び31
3より得られた出力値をA/D変換し、前述したように
これらの値のいずれが所定の値以上であるかを検出し、
スイッチ251のオン−オフを識別する。
前記スイッチ251のオン・オフの識別結果は前述した
ペン2のX方向及びY方向の指定位置の座標値とともに
上位装置に転送される。
このようにして第1回目の座標検出動作及び状態識別動
作が終了すると、制御回路301は第10図に示すよう
に第2回目以降の座標検出動作として、前記X方向のル
ープコイル16−1〜16−48のうち、最大の検出電
圧が得られたループコイルを中心として、その前後の一
定数、例えば10本のループコイルのみを選択する情報
を選択回路303xに送出し、また、Y方向のループコ
イル17−1〜17−48のうち、最大の検出電圧が得
られたループコイルを中心として、その前後の一定数、
同じく10本のループコイルのみを選択する情報を選択
回路303yに送出し、前記同様にして出力値を得てペ
ン2に対するX方向及びY方向の座標検出動作及びスイ
ッチ251のオン・オフ状態の識別動作を行ない、得ら
れた座標値及び識別結果を上位装置に転送し、以下、こ
れらを繰返す。
なお、前述したレベルチエツクを詳細に説明すると、検
出電圧の最大値が前記検出レベルに達しているか否か及
び最大値の検出電圧を有するループコイルがどのループ
コイルであるかをチエツクし、検出レベルに達していな
ければ以後の座標計算等を停止し、また、次回の座標検
出動作及び状態識別動作において選択するループコイル
の中心を設定する処理である。
X方向又はY方向の座標値、例えば前記座標値xpを求
める算出方法の一つとして、前記検出電圧VXI〜V 
x48の極大値付近の波形を適当な函数で近似し、その
函数の極大値の座標を求める方法がある。
例えば第8図(c)において、最大値の検出電圧Vx3
と、その両側の検出電圧Vx2及びVx4を2次函数で
近似すると、次のようにして算出することができる(但
し、各ループコイル16−1〜16−48の中心位置の
座標値をxi −x48とし、その間隔をΔXとする。
)。まず、各電圧と座標値より、 Vx2−a (x2−xp)   +b    −−1
1)Vx3−a(x3−xp)   +b    ・・
・・・12)Vx4=a (x4−Xp )  +b 
   ・・・・・(3)となる。ここで、a、bは定数
(a < O)である。
また、 x3−x2−ΔX         ・・・・・・(4
〉x4−x2 =2Δx         −−−−−
−(5)となる。(4) 、 (5)式を(2) 、 
(3)式に代入して整理すると、 xp−x2+Δx/ 2 ((3Vx2−4 Vx3+
 Vx4) / (Vx2−2 Vx3+ Vx4) 
)・・・・・・(6) となる。
従って、各検出電圧Vxl〜V x48より、前記レベ
ルチエツクの際に求められた最大値の検出電圧及びその
前後の検出電圧を抽出し、これらと該最大値の検出電圧
が得られたループコイルの1つ前のループコイルの座標
値(既知)とから前述した(6)式に相当する演算を行
なうことにより、ペン2の指定位置の座標値xpを算出
できる。
前述した如く、この実施例によればタブレットとペンと
をコードで接続する必要がないので、操作性の優れた座
標入力装置を実現できる。
なお、実施例中のループコイルの本数やその並べ方は一
例であり、これに限定されないことはいうまでもない。
また前記実施例ではシールド板とセンス部とを密着させ
たが、両者を適当な距離だけ離隔してもよい。さらにま
た、本発明は本件出願人の出願にかかる特願昭59−3
2244号の「位置検出装置」 (特開昭60−176
133号公報参照)にも同様に適用することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、タブレットのセン
ス部の下部に設けたシールド板により、外部からの不要
な妨害電波や地磁気等の影響は排除され、また、該シー
ルド板はケイ素を4.0〜7.0重量%含むケイ素鋼か
らなり、センス部と位置指示器との間でやりとりされる
電波や磁界に対する損失が少ないため、センス部に対し
て密接して配置することができ、従って、タブレットの
厚さを従来のものに比べて極めて小さくすることができ
、これを他の機器(例えばキーボード)に組み込んだり
する場合には収納する容積を小さくでき、単体で使用す
る場合にも体積の小さいコンパクトなものを提供できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の座標入力装置の概要を示す斜視図、第
2図はタブレットの断面図、第3図はタブレットのセン
ス部の詳細な構成図、第4図はスタイラスペンの断面図
、第5図はスタイラスペンの同調回路及び位置検出回路
の詳細を示す図、第6図は第5図の各部の信号波形図、
第7図は位置検出回路の制御回路における処理の流れ図
、第8図(a) (b) (c)は位置検出回路におけ
る基本的な位置検出動作を示すタイミング図、第9図は
第1回目の位置検出動作の際に各ループコイルより得ら
れる検出電圧を示す図、第10図は第2回目以降の位置
検出動作及び状態識別動作を示すタイミング図、第11
図はタブレットのセンス部とシールド板との距離を変化
させた時に得られた検出信号電圧の実験結果を示すグラ
フ、第12図はシールド板のケイ素含有量を変化させた
ときに得られた検出信号電圧の実験結果を示すグラフで
ある。 1・・・タブレット、2・・・スタイラスペン、3・・
・位置検出回路、11・・・センス部、14・・・シー
ルド板。 第1図 タフレ、7ト 第2図 第7図 ゛ 第11図 2ンス部Yシールド叛乙の距出告 第11 ケイ素@有量(重量’/、 )

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タブレットのセンス部と位置指示器との間で電波
    又は磁気をやりとりし、少なくともタブレットのセンス
    部に接続された位置検出回路によって入力座標を検出す
    る座標入力装置において、ケイ素を4.0〜7.0重量
    %含むケイ素鋼からなるシールド板をタブレットのセン
    ス部の下部に設けた ことを特徴とする座標入力装置。
  2. (2)多数のループコイルをX方向に並設してなるX方
    向のループコイル群及び多数のループコイルをY方向に
    並設してなるY方向のループコイル群よりなるセンス部
    を備えたタブレットと、 少なくともコイルとコンデンサを含み、所定の周波数を
    同調周波数とする同調回路を備えた位置指示器と、 前記タブレットのX方向のループコイル群より一のルー
    プコイルを順次選択するX方向の選択手段、前記タブレ
    ットのY方向のループコイル群より一のループコイルを
    順次選択するY方向の選択手段、前記所定の周波数の交
    流信号を発生する信号発生手段、前記所定の周波数の交
    流信号を検出する信号検出手段、前記X方向及びY方向
    の選択手段により選択されたX方向及びY方向の各ルー
    プコイルに順次前記信号発生手段及び信号検出手段を交
    互に接続する接続切替手段、並びに前記X方向及びY方
    向の各ループコイルから前記信号検出手段により検出さ
    れる交流信号に基づいて前記位置指示器によるX方向及
    びY方向の指定位置の座標値を求める座標検出手段を備
    えた位置検出回路とを用いた ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の座標入力
    装置。
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