JPH01314688A - キャビンユニットとその組み込み方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、特許請求の範囲の請求項１の冒頭に記載のキ
ャビンエレメント構造体と、請求項１３の冒頭に記載の
キャビンエレメントの製作方法に係る。この構造体は、
平坦なベース上に並べて配置され個別に設置される一連
のキャビンユニットから構成されている。自立式の箱状
のキャビンユニットは少なくとも壁と天井から構成され
ており、しかも少なくともほぼ単一の搬送ユニットとじ
て設置現場まで運搬されるようになっている。

（従来の技術） 船舶の乗客用区画室、沖合構造物の宿泊施設やオフィス
ルーム、あるいはこれらに類似する施設は、様々な方法
を用いて構築されている。設置現場で行なわれるいわゆ
る現場施工法では、一般に船体またはデツキにより支持
された梁構造が利用されている。キＡ７ビンは、梁に個
々のエレメント、例えば壁パネルを取り付けることによ
り組み立てられている。この方法は、デツキの間の狭い
空間内で行なわれるため能率の悪い煩雑な作業となって
いる。しかも、スチール製の梁構造により乗客用区画室
の重量が大幅に増加してしまう。梁構造は、乗客用区画
室を後で補修する作業、例えば乗客用区画室全体を修理
したり、区画室の配置構成を変更したりする際に邪魔と
なる。

さらに改善された方法では、プレハブ化された壁や天井
またはこれらに類似するエレメントが用られている。こ
れらエレメントは、例えばエレメントパッケージとして
船舶上のキャビン組立て現場まで搬入される。そしてこ
れらエレメントを取り付けるために、床、天井または乗
客用区画室デツキの中間隔壁には据付用の縁部材が溶接
される。

こうした技術の例が、米国特許ＵＳ２０７９６３５、西
独特許出願ＤＥ３７０８２７８および特許協力条約出願
ＷＯ３６１０６３４１に明らかにされている。こうした
方法の欠点は、キャビン備付けの備品を、例えば船舶に
設置される以前の部材の製造に伴い、予めキャビン壁に
取りイ」（プておくことができないことである。バスル
ーム・トイレットルームは、設置現場でキャビンの他の
エレメントに連結される。キャビンのプレハブ化の割合
は未だに低く、組立体の組立て作業のかなりの部分は船
舶デツキの狭い区域内で行なわなくてはならず、作業能
率の悪い欠点が未解決のまま残されている。

第３の製作方法では、組立て工場で予めほぼ完全な状態
までキャビンユニットを組み立てておくことが行なわれ
ている。本発明はこの種の技法に近い技術である。キャ
ビンユニットはほぼ単一体の商品としてデツキ上の設置
現場まで搬入される。

この種の従来技術が各国の特許、ＵＳ３３６３５９７．
５Ｅ３７７６８１、ＵＳ４０９１５８１、ＧＢＩ　６０
０１１０、雑誌「船舶と港湾」　（２／１９８１号、頁
２５〜２８）あるいは報告書Ｒ−８５，７９，（ノルウ
ェーの船舶調査研究学会）に記載されている。剛性のあ
るルームユニットやキャビンは、２つのデツキの間の狭
い空間内では簡単に移動することができない。例えば特
許ＵＳ２５７２３４８に見られるような車輪の付いた運
搬用パレットを用いる場合には、床の伺いたキャビンは
かなり高く持ち上げられることになる。

床の付いていない自立式のキャビンユニット（特許ＵＳ
４５２８９２８）によれば、従来技術の問題点を大幅に
解消することができる。このキャビンユニットは、船舶
デツキに沿って移動するのに伴ない、デツキから上方に
僅かに持ち上げられるようになっている。この方法を用
いれば、必要とされている縦方向の自由空間は狭くても
支障がない。こうした従来技術によると、船舶以外の　
１１　一 箇所で予め組み立てられているこの種のキャビンユニッ
トには横に延長する際に問題が生じている。

道路または鉄道を経て組立て工場から設置現場までキャ
ビンユニットを輸送づる場合、関係官庁の要求により、
少なくとも搬送体の横幅に制約がありキャビンユニット
の大きざには限界がある。ま１ｃキヤビンユニツトを桟
橋から船舶デツキに移しさらに設置現場まで搬送してい
くには、障害物のない搬送ルートが必要とされる。船舶
デツキの間の支保用の支柱は、キャビンユニットを動か
す上で邪魔となる。障害物のない搬送ルートを確保する
ことが難しいため、他の作業を遂行するにも支障が生じ
ている。例えば、箇々のデツキに配置されたキャビンの
給水および排水系の主な配管作業は、キャビンの移動を
行なうデツキ上に配置されている主要なデツキ配管パイ
プの邪魔にならないよう、工程の後段階で行なわれるこ
とが多い。従来技術の構造例（ＵＳ４０３７３８５）は
、天井、備品および水洗ルームユニットの付いていない
ルームエレメントパッケージから構成されている。

このパッケージは自由に延ばすことができる。しかしな
がらこうした構造は、プレハブ化の程度を高めることを
目的とする構造体には不向きな商品である。

本発明に関係のある従来技術を検討した結果、最も重大
な欠点がキャビンユニットの「縦の長さ」と「横幅」の
広がりによって生じていることが判明した。キャビンユ
ニットと船舶デツキの平面図を比較することにより、０
．５・・・・・・１．２メートルにわたって寸法を縮め
ればこうした問題点を解消できることが判明した。本発
明の目的は、このような問題点を解消することのできる
方法とキャビンエレメント構造体を提供することにある
。

（課題を解決するための手段） 本発明の重要な点は、キャビンユニットを形成するよう
に意図された構成要素を船舶の外で横方向に縮小できる
ようにし、最終的なキャビンユニットの寸法に合わせて
構成要素をキャビンデツキ上で延ばせるようにしたこと
にある。

本発明の目的は、特許請求の範囲の請求項１および１３
に記載のキャビンエレメント構造体とその製作方法によ
り達成される。少なくとも２つの基本エレメントから搬
送ユニットを構成することにより、構成要素の移動に際
し外形の少なくとも一辺を最終的なキャビンユニットの
対応する辺よりも大幅に短くすることができ、こうして
本発明の目的は達成される。

搬送ユニットは、第１と第２の自立するキャビン区画と
これらキャビン区画を連結する結合部材とを備えた、好
ましいキャビンエレメント構造体から構成されている。

キャビン区画は、キャビン設置現場に据え付けられる際
、キャビンユニットの主要周囲壁と天井の主要部分とな
る部材を形作っている。この構造体は、一方の側辺を延
ばす変更、例えば「横幅」を広くする変更を行なうこと
ができる。

好ましい結合部材を用いて壁周囲と区画の天井部材を仕
上げ、キャビンユニットの周囲壁をつなぎ天井を仕上げ
ることができる。結合部材には、例えば、キャビンドア
壁部材、後部壁部材およびキャビン区画の天井エレメン
トを連結する天井部材がある。他の実施例において、結
合部材はキャビン区画を連結する少なくとも２つの側壁
エレメントから構成されている。一連の天月部拐を用い
て前記区画の天井エレメントを連結することができる。

例えばベッドやテーブル等のように備え付けられる備品
は、一方のキャビン区画内に配置される搬送ユニット内
に収容されている。ただし備付けの備品は最終的な据付
け状態に固定されているとは限らない。備品は、両方の
区画を跨がったりまたは一方の区画の空間内に配置され
る。ケーブル、電線、配管またはこれに類似する接続系
統が適切に配置され、搬送ユニット内に配置されている
。

結合部材には、２つの区画を連絡する接続系統が組み込
んである。電気ケーブルや電線用のダクト、パネルある
いはこれらに類似するユニットが設置され、それにより
後部壁部材に対応する壁部分内に組み込まれたケーブル
の少なくとも一部が運搬時に邪魔にならないように搬送
ユニット内に配置される。これらケーブルユニットはキ
ャビンの後部壁に適切に組み込まれており、そのためこ
の後部壁は取り外し可能なパネルから構成される。両方
のキャビン区画はお互いに動かされねばならないが、ケ
ーブル部分が邪魔にならないようにしておけば、キャビ
ン区画内でケーブルの主要部分を恒久的に装着したり結
合することができる。

消化設備、例えばノズルを備えたスプリンクラ−導管が
キャビン区画の天井エレメントに設置されている。

キャビンエレメントは、特許Ｕ　Ｓ　　４５２８９２８
に示された周知の自立式のキャビンユニットのように、
単独の搬送ユニットとして設置現場ま　′で搬送するこ
とができる。本発明の重要な特徴は、搬送ユニットが少
なくとも２つの基本ニレメンＩ〜から作られていて、搬
送ユニットの少なくとも１９の外側寸法が設置済みのキ
ャビンユニットの対応する箇所の寸法よりも短いことに
ある。

搬送ユニットは２つの自立するキャビン区画から構成さ
れ、これら区画は、完成したキャビンユニットの主要周
囲壁を形成し、また天井の主要部分を構成することがで
きるようになっており、キャビンユニットは両方の区画
を連結することによって構成することができる。搬送ユ
ニットを延長方向に延ばすのが好ましい方法であり、こ
うして第１と第２の区画の間にはスペースが形成される
。

このスペースは、キャビンのドア部材の設けられる開口
から後部壁部材の設けられる開口まで続いている。でき
上がったキャビンユニットは、前記延長方向に広がった
スペースの分だけ搬送ユニットよりも大きくなっている
。両方の区画の連結に伴い、通常では最小限の調整作用
が行なわれる。

スペースは、少なくとも０．５メートル、好ましくは約
０．８〜１．０メートルにわたって形成される。このス
ペースは、主に搬送ユニットの搬送方向に対応する方向
に向けられている。こうした構造は道路や鉄道輸送にと
って好ましい寸法となっており、搭載車両の許容幅の範
囲内でさらに大型の搬送ユニットを搬送することができ
る。こうしたスペースは、キャビンの横方向にも向けら
れる。こうした方法は、元来から「横幅」に制約があっ
てこれを広げることが認められない搬送車両にあっては
、多くの搬送ユニットを搭載する上で非常に効果的なや
り方である。

結合部材は、キャビンドア部材と後部壁部材から構成さ
れており、また別の実施例では２つの側部壁エレメント
とスペースを経て延在する天井の部分を連結する天井部
材からなっている。また結合部材は、前記部材の各々を
それぞれの区画で連結し且つ支持する部材を備えている
。実際的な解決策として、底のほとんどが開口している
キャビン区画から搬送ユニットを製作することもできる
。

それによれば各区画は天井部材の位置で連結され、側部
壁または端部壁の部分でも連結されている。

搬送ユニットはほぼ完全に仕上がったキャビン区画から
作られている。キャビンユニット内にあって両区面に跨
がる備付けの備品は、区画の一方に移動可能に支持され
た状態で搬送ユニツ１へ内に収納されている。キャビン
ユニットの製作に伴いこれら備付けの備品は向きを変え
たり位置を移動され、あるいは入れ子式の伸縮手段を介
して両区側を跨がる状態に配置される。結合部材は、運
搬中は搬送ユニットの内部に収納しておくことができる
。

以下、添附図面に沿って本発明の実施例を詳細に説明す
る。

（実施例） 第１図は、自立式のキャビンユニット１を示している。

このキャビンユニットは側壁２、ドア壁３および後部壁
３丁とを備えている。キャビンユニット１は第１と第２
のキャビン区画ＡおよびＢからできている。これらキャ
ビン区画の各々は天井４△と４Ｂを備えている。天井４
Ａは、水洗ルームエレメント１５（第２図）の天井４Ｗ
と縦方向Ｗに沿って設けられた天井パネル２２から構成
されている。区画Ｂの天井４Ｂは１枚または数枚のパネ
ル２２からできている。区画Ａ、Ｂを連結する結合部材
Ｃは、ドア壁部材７、後部壁部材１２および天井部材４
Ｃから構成されている。前記天井部材４Ｃは、天井エレ
メント４Ａと４Ｂを互いに連結している。キャビンドア
９がドア壁３に取り付けられている。参照番号１４が船
舶デツキを指しており、また参照符号１−１はキャビン
の設置幅を表わしている。この配置構成では、天ｔ４４
の大部分が天井エレメント４Ａと４Ｂからでき上がって
いる。

第２図は、支柱構造式の船舶に用いられるキャビンユニ
ットの平面図を示している。縦方向のチャンネル５およ
び６が、デツキ１４に設けられた支柱８（第４図、第５
図）を受は入れるために側壁２に形成されている。水洗
ルームユニット１５は、床排水溝の設けられたダッシュ
設備１１（ｄｕｓｈ　ｑｐｐｌｉａｎｃｅｓ　）　、洗
面器２３および水洗トイレ１３を備えている。キャビン
備（＝ｌけの備品には、椅子１８の付いたテーブル１６
、衣服入れ１７およびベッド１９がある。参照符号Ｗは
キＡ−ｌビンの長手方向を示している。斜線を記入した
スペース２０は、Ｌｌの方向に見た、設置状態のキＡ７
ビンの幅と搬送時のユニットの幅の違いを表わしている
。

第３図は、第２図のキャビンユニットに相当する搬送ユ
ニットＳを示している。キャビンの完成時に両区側Ａと
Ｂを跨がって配置される第２のベッド１９＊が、搬送ユ
ニットＳのキャビン区画Ｂ内に収められている。境界線
Ｗが区画Ａと８の間に位置している。

第４図と第５図は、個々にデツキ１４まで運び込んだ搬
送ユニットＳを支柱８の間で正確に位置決めし、これら
搬送ユニットをＬｌの方向に延ばした状態を示している
。第５図はキャビン窓１０を示している。このキャビン
窓は、フィンランド国特許出願第８５４９６４号が示す
ように構成することができる。

第６図は、天井４の構造の一部が第１図のキャビンユニ
ツ１−１とは異なっている変更例を示している。搬送ユ
ニットの区画ＡとＢは、完成予定のキャビンユニット１
の窓１０側から見た状態が描かれている。両方の区画Ａ
とＢはそれぞれが個別に床構造を備えているため、スペ
ース２０（第２図参照）の寸法に見合う床部分は別に用
意された床部材で覆うことができる。あるいは、キャビ
ンユニットの底の大部分を開放した他の方式をとること
もできる（米国特許第４，５２８，９２８号）。こうし
た方式では区画Ａと８には床部分が不要である。また、
（後部壁部材１２、ドア部材、箇々の天井パネル等の）
結合部材の少なくとも一部は、輸送に際し搬送ユニット
の内部に収納しておくこともできる。適当な大きさのも
のであれば、連結用の天井部材４Ｃ（第１図）であって
も前記ユニットの内部に収めておくことができる。図示
した区画ＡとＢ内において、区画Ａ（Ｂ）の主要部分は
長手方向Ｗに向けられた梁２１を備えている。キャビン
の完成時には、これら梁が天井パネルを支持することに
なる。天井パネルの長手方向は方向１〜１（第１図）に
沿って向けられる。それぞれの天井パネルは、基本的な
実施例ではスペース２０を横切って位置している。しか
も、後部壁３丁に近接して配置されたパネルは、一方の
側の側壁２から反対側の側壁２にまで延びている。ドア
壁３に近接したパネルは、水洗ルーム１５の天井４Ｗか
ら一方の側の側壁２にまで延びている。

横断パネルを支持する天井部分４Ｗと梁２１により、天
井４の主要な部分を構成づることができる。

本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、多く
の変更を加えることもできる。例えば、キヤビンユニッ
ト１の天井４を予め製作された１枚の天井ユニットから
椙成し、区画ＡおよびＢとスペース２０を含む天井面を
ほとんど覆うように構成することもできる。このため、
水洗ユニット１５の天井４Ｗはその縁を介してこの１枚
の天井ユニットに連結することができる。

ノズルの付いたスプリンクラ−装置を、任意の方法を用
いて天井４に組み込むことができる。こうした装置は、
例えば第１図の実施例では、１枚または数枚のパネル２
２に組み込んでおける。第６図の実施例では、そうした
設備は梁２１に取り付けておくこともできる。

第７図は、Ｗの方向にユニットを横に延ばせるように構
成された変更例を示している。キャビンユニット１は、
区画△およびＢ、ドア壁部材と後部壁部材、結合エレメ
ント２Ｄおよび４Ｄから構成されている。これら部材は
、第１図と第２図の参照符号Ｃで示した部材に相当して
いる。部材２Ｄは側壁エレメントであり、また４Ｄは大
月エレメントである。これらエレメントは区画ＡとＢに
取り付けられている。これらエレメント（２Ｄ、４Ｄ）
は、輸送に際し搬送ユニット内に簡便に収容しておくこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の全体斜視図である。 第２図は、第１図の実施例を一部を断面にして見た平面
図である。 第３図は、第２図の実施例を搬送ユニットの形態で一部
を断面にして見た平面図である。 第４図と第５図は、キャビンデツキ上に並べた双対式の
キャビンを示す断面図にして、第４図では搬送ユニット
の形態に示され、また第５図では延ばされた状態に示さ
れている。 第６図は、自立式の２つのキャビン区画を示す斜視図で
ある。 第７図は、変更例の自立式の２つのキャビンドアを示す
斜視図である。 Ａ、Ｂ・・・区画 Ｃ・・・結合部材 ［１・・・横方向 Ｃ・・・搬送ユニット Ｗ・・・縦方向 １・・・自立式のキャビンユニット ２・・・側壁 ３・・・ドア壁 ３Ｔ・・・後部壁 ４・・・天井 ４．４Ｂ、４Ｇ、４Ｗ・・・天井エレメント５．６・・
・側壁のチャンネル ７・・・ドア壁部材 ８・・・支柱 ９・・・キャビンドア １０・・・窓 １１・・・ダッシュ設備 １２・・・後部壁部材 １４・・・船舶デツキ １５・・・水洗ルーム １θ・・・テーブル １７・・・衣服入れ １８・・・椅子 １９・・・ベッド １９＊・・・第２のベッド ２０・・・２つの区画間のスペース ２１・・・梁 ２２・・・天井パネル ２３・・・洗面器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）船舶等のキヤビンユニット構造体にして、平坦な
   ベース、例えば船舶のデッキ上に並べて配置される一連
   のキヤビンユニットを有し、当該キヤビンユニットは個
   別に設置することができ、こうした自立式の箱状のキヤ
   ビンユニットは少なくとも壁と天井から構成され、しか
   もキヤビン設置現場まで搬送することができるように少
   なくともほぼ単一の搬送ユニットとして構成されており
   、当該搬送ユニットは少なくとも２つの基本エレメント
   から作られていて、搬送ユニットの少なくとも１つの外
   側寸法が設置されたキヤビンユニットの対応する箇所の
   延長された外側寸法よりもかなり短い船舶等のキヤビン
   ユニット構造体。 （２）前記搬送ユニットは第１と第２の自立するキヤビ
   ン区画からなり、これら区画は、搬送ユニットを設置現
   場に据え付ける際、主要周囲壁を形成し、また天井の主
   要部分を構成することができる請求項１記載の船舶等の
   キヤビンユニット構造体。 （３）搬送ユニットは、キヤビン区画を連結するための
   結合部材を有している請求項２記載の船舶等のキヤビン
   ユニット構造体。 （４）結合部材は、少なくとも、ドア壁部材と、キヤビ
   ンの反対側に配置された後部壁部材からなる請求項３記
   載の船舶等のキヤビンユニット構造体。 （５）前記結合部材は、前記キヤビン区画を連結する少
   なくとも２つの側壁エレメントを有している請求項３記
   載の船舶等のキヤビンユニット構造体。 （６）前記結合部材は一連の天井部材を備え、これら天
   井部材がキヤビン区画の天井エレメントを連結している
   請求項３、４または５いずれか一つの項に記載の船舶等
   のキヤビンユニット構造体。 （７）例えばベッドやテーブル等の備付けの備品は、搬
   送ユニットの一方のキヤビン区画内に配置される請求項
   ２から５のいずれか一つの項に記載の船舶等のキヤビン
   ユニット構造体。 （８）ケーブル、電線、配管設備またはこれらに類似の
   設備系統が搬送ユニットに設けられ、キヤビン区画間の
   接続ルートを保持する請求項２から５のいずれか一つの
   項に記載の船舶等のキヤビンユニット構造体。 （９）電気ケーブルや電線用のダクト、パネルあるいは
   これらに類似するユニットが、前記ケーブルの少なくと
   も一部分を輸送に際して邪魔にならないよう前記搬送ユ
   ニット内に収めて配置され、当該部分の延長箇所がほぼ
   後部壁部材に相当している請求項８記載の船舶等のキヤ
   ビンユニツト構造体。 （１０）前記ケーブルの主要部分が、キヤビン区画に設
   置され当該キヤビン区画に連結されている請求項９記載
   の船舶等のキヤビンユニット構造体。 （１１）前記ユニットはキヤビンの後部壁に連携した状
   態で設置され、当該後部壁部材が取り外し可能なパネル
   から構成されている請求項９記載の船舶等のキヤビンユ
   ニット構造体。 （１２）消化設備、例えばノズルを備えたスプリンクラ
   ー導管がキヤビン区画の天井エレメントに設置されてい
   る請求項２から５のいずれか一つの項に記載の船舶等の
   キヤビンユニット構造体。 （１３）キヤビンユニット構造体の製作方法にして、キ
   ヤビンエレメントはほぼ単独の搬送ユニットとして設置
   現場まで移動または搬送され、設置現場で完全な箱状の
   自立するキヤビンユニットに仕上げるようになつており
   、前記キヤビンユニットは少なくとも壁と天井から構成
   されており、しかも当該搬送ユニットは少なくとも２つ
   の基本エレメントから作られていて、搬送ユニットの少
   なくとも１つの外側寸法が設置されたキヤビンユニット
   の対応する箇所の延長された外側寸法よりもかなり短く
   なるように構成されている船舶等のキヤビンユニット構
   造体の製作方法。 （１４）搬送ユニットは第１と第２の自立するキヤビン
   区画から構成され、これら区画は、完成したキヤビンユ
   ニットの主要周囲壁を形成し、また天井の主要部分を構
   成することができるようになつており、しかも好ましく
   は、結合部材によつてキヤビン区画が連結されている請
   求項１３記載の船舶等のキヤビンユニット構造体の製作
   方法。 （１５）キヤビンユニットは搬送ユニットを延長方向に
   延ばすことによつて作られ、第１と第２のキヤビン区画
   の間にはスペースが形成され、このスペースはドア部材
   の設けられる開口から後部壁部材の設けられる開口にま
   で続いている請求項１４記載の船舶等のキヤビンユニッ
   ト構造体の製作方法。 （１６）搬送ユニットは、少なくとも０．５メートル、
   好ましくは約０．８〜１．０メートルのスペースにわた
   つて少なくとも離される請求項１５記載の船舶等のキヤ
   ビンユニット構造体の製作方法。 （１７）前記スペースは、ほぼ搬送ユニットの搬送方向
   に一致するように向けられている請求項１５または１６
   記載の船舶等のキヤビンユニット構造体の製作方法。 （１８）結合部材は、キヤビンドア部材、後部壁部材、
   少なくとも天井部分、キヤビン区画の取り付け部から構
   成され、前記天井部分はスペースおよびこれら支持用部
   材をおおつて天丼部材を連結している請求項１４から１
   ７のいずれか一つの項に記載の船舶等のキヤビンユニッ
   ト構造体の製作方法。 （１９）キヤビンは、前記搬送ユニットをキヤビンの長
   手方向に延ばして区画間にスペースを形成し、さらに天
   井エレメントと２つの側壁エレメントによりこれら区画
   を連結することにより作られている請求項１４記載の船
   舶等のキヤビンユニット構造体の製作方法。（２０）ス
   ペースはキヤビンを横断する向きに形成され、少なくと
   も０．５メートル、好ましくは約０．８〜１．０メート
   ルにわたつて配置されている請求項１９記載の船舶等の
   キヤビンユニット構造体の製作方法。 （２１）搬送ユニットは、ほぼすべての備品を備えたキ
   ヤビン区画から構成されている請求項１３から２０のい
   ずれか一つの項に記載の船舶等のキヤビンユニット構造
   体の製作方法。 （２２）キヤビンユニットの完成時に両方の区画を跨が
   る備付けの備品は、一方の区画内に移動可能な状態に支
   持され、キヤビンユニットの仕上げに際し両方の区画に
   対して、回転したり移動したりまたは同じように延長で
   きる請求項１５または１９記載の船舶等のキヤビンユニ
   ット構造体の製作方法。 （２３）キヤビンユニットの天井または区画の天井エレ
   メントの主要部分が天井パネルから作られており、これ
   ら天井パネルは長手方向に向けられているか、梁で支持
   される場合には横断方向に向けられる請求項１３から１
   ６のいずれか一つの項に記載の船舶等のキヤビンユニッ
   ト構造体の製作方法。 （２４）前記搬送ユニットは底の大部分が開口した２つ
   のキヤビン区画から構成されており、これら区画は側壁
   部分と天井部材の箇所または端部壁部分と天井部材の箇
   所のどちらかで互いに連結され搬送ユニットの横への延
   長が長手方向かまたは横方向のいずれかの方向に行なわ
   れる請求項１３から１６、１９から２０または２２のい
   ずれか一つの項に記載の船舶等のキヤビンユニット構造
   体の製作方法。 （２５）前記搬送ユニットは、搬送に際して前記ユニッ
   トの内側に配置される結合部材を備えている請求項１３
   から１６、１９から２０または２２のいずれか一つの項
   に記載の船舶等のキヤビンユニット構造体の製作方法。