JPH07237579A - 船舶上部構造体の電気艤装用縦電路モジュール - Google Patents

船舶上部構造体の電気艤装用縦電路モジュール

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JPH07237579A
JPH07237579A JP6183573A JP18357394A JPH07237579A JP H07237579 A JPH07237579 A JP H07237579A JP 6183573 A JP6183573 A JP 6183573A JP 18357394 A JP18357394 A JP 18357394A JP H07237579 A JPH07237579 A JP H07237579A
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JP
Japan
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cable
ship
upper structure
vertical
electric
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Pending
Application number
JP6183573A
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English (en)
Inventor
Yasuo Oda
安生 小田
Yoshikazu Hagiwara
良和 萩原
Takanobu Miki
孝信 三木
Takashi Ueno
隆 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船舶の上部構造体内における電気艤装工事に
要する作業時間を短縮する。 【構成】 船舶の上部構造体のデッキ4を上下に貫通し
て配置されるよう予め枠状に形成された長尺体13と、
該長尺体13の内部に固定され横電路主ケーブル10が
接続可能なケーブル接続ユニット14と、該ケーブル接
続ユニット14に接続して長尺体13内の長手方向に延
設した縦電路ケーブル15とにより縦電路モジュール1
2を組立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶上部構造体の電気艤
装用縦電路モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に船舶を建造する際には、船体を構
築した後、上甲板上の所定位置に、内部が複数層に形成
された上部構造体を構築し、該上部構造体の各層内を間
仕切りによって複数に区分して所定の層に操舵室、制御
室、あるいは居室等の諸室、及び該諸室へ出入するため
通路を形成したうえ、上部構造体の電気艤装工事を行っ
ている。
【0003】船舶乗組員が航海中居住する居室区画を例
にとって上記電気艤装工事の手順を説明すると、上甲板
下の機関室近傍に設けた配電盤等から、上甲板及び各層
のデッキを上下に貫通させて各層の居室区画の通路空間
の上部へ、動力、計装、通信、無線、照明用等の複数の
電線を延設したうえ、上記各電線を分岐部を介して各居
室内へ引込み、次いで居室の壁面、床、天井に内張りを
取付けたり、居室内にベッド、デスク、ソファ等の家具
や衛生設備を据付けたりする内装作業と並行して、コン
セント、時計、電話器、アンテナ端子、照明器具等の電
気装備品取付作業、及び電気装備品と電線の分岐部分と
の結線作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、船舶
に取付けられる電気装備品の増加にともなって、上部構
造体内に延設される電線の総延長も増加し、電線の延設
作業が長時間化する傾向がある。
【0005】特に、上部構造体の各層のデッキを上下方
向に貫通する電線は、上部構造体の各層の居室等におけ
る電気装備品に接続されることになるために、前記上下
方向に貫通配置される電線は集積されて非常に多数とな
るが、上記したような上下方向に貫通して配設される電
線の配設は、従来上部構造体の上下に位置した作業者が
互に声を掛合いながら1本ずつ挿通させ、更に確認しな
がら装置等との結線を行うようにしており、この作業が
非常に煩雑であるために作業に多大の時間を要し、工期
延長の原因となっていた。
【0006】また、前記したように上部構造体を上下方
向に貫通する電線と、上部構造体の各層に形成される居
室等に備えられる電気装備品との結線作業は、熟練した
作業者が各電気装備品と電線の対応を確認しながら一箇
所ずつ結線しているために、前記結線作業に費やされる
延べ作業時間も多大となっていた。
【0007】本発明は上記問題点を解決するもので、船
舶の上部構造体内における電気艤装工事に要する作業時
間を短縮することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、船舶の上部構
造体のデッキを上下に貫通して配置されるよう予め枠状
に形成された長尺体と、該長尺体の内部に固定され横電
路主ケーブルが接続可能なケーブル接続ユニットと、該
ケーブル接続ユニットに接続して長尺体内の長手方向に
延設した縦電路ケーブルとから組立てられていることを
特徴とする船舶上部構造体の電気艤装用縦電路モジュー
ル、に係るものである。
【0009】
【作用】長尺体の内部にケーブル接続ユニットを配設す
ると共に、該ケーブル接続ユニットに接続して長尺体内
の長手方向に延びる縦電路ケーブルを備えて予め工場等
で組立てた縦電路モジュールを、各層のデッキを貫通す
るように上部構造体に配設するのみで、従来煩雑であっ
た縦電路ケーブルの配設作業を一挙に終了することがで
き、且つ上部構造体の各層に配設される横電路主ケーブ
ルを前記縦電路モジュールのケーブル接続ユニットに接
続するのみで、横電路主ケーブルを縦電路ケーブルに接
続する作業を簡略に行い得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1及び図2は本発明の一実施例であり、
図中1は船舶の船体、2は上甲板3上に構築され且つ内
部に複数のデッキ4を有する上部構造体を示す。
【0012】図中5は壁面、床、天井に内張りを取付け
且つ前記各デッキ4に搭載可能なキャビンユニット、6
は該キャビンユニット5の内部に配設した接続箱、7は
該接続箱6に接続されたコンセント、時計、電話器、ア
ンテナ端子、照明器具等の電気装備品を示しており、上
記キャビンユニット5の組立作業、接続箱6と電気装備
品7との接続作業等は、地上の工場内において予め行っ
ておくようにしている。
【0013】図中8は、上部構造体2の各層のデッキ4
上に配設されたキャビンユニット5の近傍の通路天井裏
等に配設するようにした横電路モジュールであり、該横
電路モジュール8は、略水平方向に延びる枠状の長尺体
9内に、前記接続箱6に接続可能な所定の長さの予備巻
取部を有する複数の横電路主ケーブル10及び横電路分
岐ケーブル11を有している。
【0014】また、図中12は前記上部構造体2の各層
のデッキ4を貫通して配設するようにした縦電路モジュ
ールであり、該縦電路モジュール12は、略垂直方向に
延びる枠状の長尺体13に、前記横電路主ケーブル10
の基端部を接続可能なケーブル接続ユニット14を配設
していると共に、該ケーブル接続ユニット14に接続さ
れて長尺体13内の長手方向に延設された複数の縦電路
ケーブル15を備えた構成を有している。
【0015】前記枠状の長尺体13内に、ケーブル接続
ユニット14を固定し、且つ該ケーブル接続ユニット1
4に縦電路ケーブル15を接続して配設することにより
行う縦電路モジュール12の組立は、地上の工場内等に
おいて予め行っておくようにする。
【0016】前記横電路主ケーブル10、横電路分岐ケ
ーブル11、縦電路ケーブル15、ケーブル接続ユニッ
ト14は、動力、計装、無線、照明等の用途のもので構
成されている。
【0017】以下、上記実施例の実施手順を説明する。
【0018】上甲板3上に構築した上部構造体2の各デ
ッキ4に予め形成しておいた図示しない貫通口に、上下
方向に貫通させて縦電路モジュール12を配設する。
又、上部構造体2の各層のデッキ4上に、キャビンユニ
ット5を搭載設置し、更に、上部構造体2内のキャビン
ユニット5の近傍の通路天井裏等に横電路モジュール8
を配設する。
【0019】縦電路モジュール12内に配設された縦電
路ケーブル15の端部を、図1の上甲板3下の機関室近
傍に設けた配電盤、あるいは上部構造体2上部の室外ア
ンテナ、更には操舵室、制御室等の諸装置に接続する。
【0020】横電路モジュール8の各横電路主ケーブル
10を前記縦電路モジュール12内に配設された対応す
るケーブル接続ユニット14に接続し、更に前記横電路
主ケーブル10及び横電路分岐ケーブル11を接続箱6
に接続せしめてキャビンユニット5内の電気装備品7
と、それら電気装備品7に対応する各横電路主ケーブル
10とを接続する。
【0021】このように、多数の縦電路ケーブル15と
ケーブル接続ユニット14が配設される縦電路モジュー
ル12を、地上の工場等で予め組立てておくようにし、
組立てられた縦電路モジュール12を各層のデッキ4を
貫通するように上部構造体2内に設置するのみで、従来
電線数が多く煩雑であった縦電路ケーブル15の配設作
業を一挙に終了することができる。
【0022】また、各横電路主ケーブル10の基端部を
縦電路モジュール12のケーブル接続ユニット14に接
続するのみで、縦電路ケーブル15と横電路主ケーブル
10との接続も終了することができ、更に縦電路ケーブ
ル15と横電路主ケーブル10との接続作業をケーブル
接続ユニット14に集約することができるので、特に上
部構造体2を上下方向に貫通するように配設される多数
の電線の艤装工事を短時間のうちに効率良く完了するこ
とができる。
【0023】又、前記キャビンユニット5に接続箱6を
設置しているので、横電路主ケーブル10及び横電路分
岐ケーブル11を前記接続箱6に接続することにより、
横電路主ケーブル10と横電路分岐ケーブル11と電気
装備品7等との接続が容易に可能となり、横電路主ケー
ブル10及び横電路分岐ケーブル11の結線作業を接続
箱6に集約させて効率的に行うことができる。
【0024】尚、上記実施例においては、デッキ4上に
接続箱6を備えたキャビンユニット5を配設し、該キャ
ビンユニット5の上部に横電路モジュール8を配設した
場合について説明したが、上部構造体2の各層に配設さ
れる横電路主ケーブル10を、従来と同様に上部構造体
2の各層の通路空間上部等へ延設したうえ、上記横電路
主ケーブル10を分岐部を介して各居室内へ引込んで、
居室内等に備えられる電気装備品に接続するようにして
も良い。この場合にも、非常に多数の縦電路ケーブル1
5が集積して配設される縦電路モジュール12を予め組
立てておいて、上部構造体2に一括搭載して縦電路ケー
ブル15の配設作業を著しく簡略化することにより、上
部構造体2の電気艤装工事全体に要する時間を大幅に短
縮することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の船舶上部構
造体の電気艤装用縦電路モジュールによれば、予め組立
てられた縦電路モジュールを各層のデッキを貫通するよ
うに上部構造体に配設するのみで、従来煩雑であった縦
電路ケーブルの配設作業を一挙に終了することができ、
また横電路主ケーブルの基端部を縦電路モジュールのケ
ーブル接続ユニットに接続するのみで縦電路ケーブルと
横電路主ケーブルとの接続作業も簡単に終了することが
できるので、船舶の上部構造体の電気艤装工事を短時間
のうちに効率良く完了できるという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦電路モジュールを適用した船舶の上
部構造体の一例を示す概略全体側面図である。
【図2】本発明の縦電路モジュールを備えた上部構造体
の電気回路の一例を示す配線図である。
【符号の説明】
2 上部構造体 4 デッキ 10 横電路主ケーブル 12 縦電路モジュール 13 長尺体 14 ケーブル接続ユニット 15 縦電路ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 隆 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶の上部構造体のデッキを上下に貫通
    して配置されるよう予め枠状に形成された長尺体と、該
    長尺体の内部に固定され横電路主ケーブルが接続可能な
    ケーブル接続ユニットと、該ケーブル接続ユニットに接
    続して長尺体内の長手方向に延設した縦電路ケーブルと
    から組立てられていることを特徴とする船舶上部構造体
    の電気艤装用縦電路モジュール。
JP6183573A 1994-08-04 1994-08-04 船舶上部構造体の電気艤装用縦電路モジュール Pending JPH07237579A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5123687A (en) * 1974-08-22 1976-02-25 Takenaka Komuten Co Keeburuyunitsuto oyobikoreo ryoshita setsubirainyunitsuto
JPS6064090A (ja) * 1983-09-20 1985-04-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 船体上部構造の建造方法
JPH01314688A (ja) * 1987-05-27 1989-12-19 Waertsilae Meriteollisuus Oy キャビンユニットとその組み込み方法

Patent Citations (3)

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