JP2855844B2 - 船舶の居室モジュール - Google Patents
船舶の居室モジュールInfo
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- JP2855844B2 JP2855844B2 JP29455190A JP29455190A JP2855844B2 JP 2855844 B2 JP2855844 B2 JP 2855844B2 JP 29455190 A JP29455190 A JP 29455190A JP 29455190 A JP29455190 A JP 29455190A JP 2855844 B2 JP2855844 B2 JP 2855844B2
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- cable
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、船舶の居室モジュールに関するものであ
る。
る。
［従来の技術］ 一般に船舶を建造する際には、船体を構築した後、上
甲板上の所定位置に内部が複数層に形成された上部構造
体を構築し、該上部構造体の各層内を間仕切りによって
複数に区分して所定の層に操舵室、制御室、あるいは居
室等の諸室、及び該諸室へ出入するため通路を形成した
うえ、各室内の艤装工事を行っている。
甲板上の所定位置に内部が複数層に形成された上部構造
体を構築し、該上部構造体の各層内を間仕切りによって
複数に区分して所定の層に操舵室、制御室、あるいは居
室等の諸室、及び該諸室へ出入するため通路を形成した
うえ、各室内の艤装工事を行っている。
船舶乗組員が航海中居住する居室を例にして上記艤装
工事の手順を説明すると、上甲板下の機関室近傍に設け
た配電盤等から通路空間の上部へ、動力、計装、通信、
無線、照明用等の複数の電線を延設したうえ、上記各電
線の分岐部分を各居室内へ引込み、次いで居室の壁面、
床、天井に内張りを取付けたり、居室内にベッド、デス
ク、ソファ等の家具や衛生設備を据付けたりする内装作
業と並行して、コンセント、時計、電話器、アンテナ端
子、照明器具等の電気装備品取付け作業、及び電気装備
品と電線の分岐部分との結線作業を行っている。
工事の手順を説明すると、上甲板下の機関室近傍に設け
た配電盤等から通路空間の上部へ、動力、計装、通信、
無線、照明用等の複数の電線を延設したうえ、上記各電
線の分岐部分を各居室内へ引込み、次いで居室の壁面、
床、天井に内張りを取付けたり、居室内にベッド、デス
ク、ソファ等の家具や衛生設備を据付けたりする内装作
業と並行して、コンセント、時計、電話器、アンテナ端
子、照明器具等の電気装備品取付け作業、及び電気装備
品と電線の分岐部分との結線作業を行っている。
［発明が解決しようとする課題］ ところが居室内の各電気装備品と電線の分岐部分との
結線作業は、熟練した作業者が各電気装備品と電線の対
応を確認しながら一箇所ずつ結線しており、また、居室
はすくなくとも乗組員数と同数設けられるので、上記結
線作業に費やされる延べ作業時間は多大なものとなる。
結線作業は、熟練した作業者が各電気装備品と電線の対
応を確認しながら一箇所ずつ結線しており、また、居室
はすくなくとも乗組員数と同数設けられるので、上記結
線作業に費やされる延べ作業時間は多大なものとなる。
更に、間仕切りによって区分された狭い居室内で前記
内装作業と結線作業とが並行して行われるので、単に作
業者の数を増加させるだけでは、船舶建造工程の後期に
集中的に施工される居室の艤装工事を能率良く完了させ
ることができない点に問題があった。
内装作業と結線作業とが並行して行われるので、単に作
業者の数を増加させるだけでは、船舶建造工程の後期に
集中的に施工される居室の艤装工事を能率良く完了させ
ることができない点に問題があった。
本発明は上記問題点を解決するもので、船内における
居室関係の艤装工事に要する作業時間を短縮することが
可能な船舶の居室モジュールを提供することを目的とし
ている。
居室関係の艤装工事に要する作業時間を短縮することが
可能な船舶の居室モジュールを提供することを目的とし
ている。
［課題を解決するための手段］ 本発明は種々の電気装備品及びこれらの電気装備品に
接続された接続箱を取付けたキャビンユニットと、前記
接続箱に接続可能なケーブルを有する船舶搭載用横電路
モジュールとを備えてなるものである。
接続された接続箱を取付けたキャビンユニットと、前記
接続箱に接続可能なケーブルを有する船舶搭載用横電路
モジュールとを備えてなるものである。
［作用］ 予め接続箱、電気装備品を取付けたキャビンユニット
と、予め組立てられた横電路モジュールとを船舶に搭載
設置し、次いでケーブルの接続箱に接続すると、居室関
係の艤装工事が完了する。
と、予め組立てられた横電路モジュールとを船舶に搭載
設置し、次いでケーブルの接続箱に接続すると、居室関
係の艤装工事が完了する。
［実 施 例］ 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第１図は本発明の一実施例であり、図中１は壁面、
床、天井に内張りを取付け且つ船舶の上部構造体内に搭
載可能なキャビンユニットであり、該キャビンユニット
１内には、接続箱２及び室内灯3,4、ミラー灯５、コン
セント６、ベッド灯７、デスク灯８、時計９、電話器1
0、アンテナ端子11、警報パネル12等の電気装備品が取
付けられ、前記接続箱２と各電気装備品3,4,5,6,7,8,9,
10,11,12とは、配設用ケーブル13によって接続され、
又、接続箱２は非常灯14が直接取付けられている。
床、天井に内張りを取付け且つ船舶の上部構造体内に搭
載可能なキャビンユニットであり、該キャビンユニット
１内には、接続箱２及び室内灯3,4、ミラー灯５、コン
セント６、ベッド灯７、デスク灯８、時計９、電話器1
0、アンテナ端子11、警報パネル12等の電気装備品が取
付けられ、前記接続箱２と各電気装備品3,4,5,6,7,8,9,
10,11,12とは、配設用ケーブル13によって接続され、
又、接続箱２は非常灯14が直接取付けられている。
前記キャビンユニット１の組立作業、接続箱２と各電
気装備品3,4,5,6,7,8,9,10,11,12の取付作業、及び配線
用ケーブル13による接続作業は地上の工場内において行
われる。
気装備品3,4,5,6,7,8,9,10,11,12の取付作業、及び配線
用ケーブル13による接続作業は地上の工場内において行
われる。
また、キャビンユニット１内にはベッド15、デスク1
6、ソファ17等の家具やユニットバス18の如き衛生設備
が取付けられており、各家具1516,17や衛生設備18の取
付作業も地上の工場内において行われる。
6、ソファ17等の家具やユニットバス18の如き衛生設備
が取付けられており、各家具1516,17や衛生設備18の取
付作業も地上の工場内において行われる。
19は横方向に延び且つ船舶の上部構造体内に搭載可能
な枠状の長尺体20に、前記接続箱２に接続可能な所要の
長さの予備巻取部21を有する電力、通信用等の複数のケ
ーブル22を延設した横電路モジュールである。
な枠状の長尺体20に、前記接続箱２に接続可能な所要の
長さの予備巻取部21を有する電力、通信用等の複数のケ
ーブル22を延設した横電路モジュールである。
以下、上述の如き構成を有する居室モジュールの据付
け手順を説明する。
け手順を説明する。
上甲板上に構築した上部構造体内の所定位置にキャビ
ンユニット１を搭載設置し、また、上部構造体内のキャ
ビンユニット１の近傍の通路天井裏等に横電路モジュー
ル19を配設し、各ケーブル22の予備巻取部21を接続箱２
に接続せしめてキャビンユニット１内の各電気装備品3,
4,5,6,7,8,9,10,11,12を接続し、更に、各ケーブル22の
基端部を、配線盤あるいは室外アンテナ等の諸装置に接
続する。
ンユニット１を搭載設置し、また、上部構造体内のキャ
ビンユニット１の近傍の通路天井裏等に横電路モジュー
ル19を配設し、各ケーブル22の予備巻取部21を接続箱２
に接続せしめてキャビンユニット１内の各電気装備品3,
4,5,6,7,8,9,10,11,12を接続し、更に、各ケーブル22の
基端部を、配線盤あるいは室外アンテナ等の諸装置に接
続する。
このように、本実施例においては、地上の工場で接続
箱２、電気装備品3,4,5,6,7,8,9,10,11,12、家具15,16,
17、衛生設備18等を取付けたキャビンユニット１と、同
様に地上の工場で組立てられた横電路モジュール19とを
上部構造体内に搭載設置し、次いで各ケーブル22の予備
巻取部21を前記接続箱２に接続すればよいので、船内に
おける居室関係の艤装工事を短時間のうちに効率良く完
了することができる。
箱２、電気装備品3,4,5,6,7,8,9,10,11,12、家具15,16,
17、衛生設備18等を取付けたキャビンユニット１と、同
様に地上の工場で組立てられた横電路モジュール19とを
上部構造体内に搭載設置し、次いで各ケーブル22の予備
巻取部21を前記接続箱２に接続すればよいので、船内に
おける居室関係の艤装工事を短時間のうちに効率良く完
了することができる。
第２図は本発明の他の実施例であり、図中第１図と同
一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
本実施例は、キャビンユニット１に、接続箱２に加え
て非常灯回路用接続箱23を設け、該非常灯回路用接続箱
23に非常灯14を接続せしめ、また、長尺体20に、第１図
に示す各ケーブル22の機能を備え且つ前記接続箱２に接
続可能な所要の長さの予備巻取部24を有する複合ケーブ
ル25と、前記非常灯回路用接続箱23に接続可能な所要の
長さの予備巻取部26を有する非常灯回路ケーブル27とを
延設して横電路モジュール28を形成した構成を備えてい
る。
て非常灯回路用接続箱23を設け、該非常灯回路用接続箱
23に非常灯14を接続せしめ、また、長尺体20に、第１図
に示す各ケーブル22の機能を備え且つ前記接続箱２に接
続可能な所要の長さの予備巻取部24を有する複合ケーブ
ル25と、前記非常灯回路用接続箱23に接続可能な所要の
長さの予備巻取部26を有する非常灯回路ケーブル27とを
延設して横電路モジュール28を形成した構成を備えてい
る。
以下、上述の如き構成を有する居室モジュールの据付
手順を説明する。
手順を説明する。
上甲板に構築した上部構造体内の所定位置にキャビン
ユニット１を搭載位置し、また、上部構造体内のキャビ
ンユニット１の近傍の通路の天井裏等に横電路モジュー
ル28を配設し、複合ケーブル25の予備巻取部24を接続箱
２に接続せしめ、キャビンユニット１内に各電気装備品
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12を接続し、また、非常灯回路ケ
ーブル27の予備巻取部26を非常灯回路用接続箱23に接続
せしめて非常灯14を接続する。
ユニット１を搭載位置し、また、上部構造体内のキャビ
ンユニット１の近傍の通路の天井裏等に横電路モジュー
ル28を配設し、複合ケーブル25の予備巻取部24を接続箱
２に接続せしめ、キャビンユニット１内に各電気装備品
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12を接続し、また、非常灯回路ケ
ーブル27の予備巻取部26を非常灯回路用接続箱23に接続
せしめて非常灯14を接続する。
本実施例においても、前述した本発明の一実施例と同
様な作用効果を奏し得る。
様な作用効果を奏し得る。
尚、本発明の船舶の居室モジュールは、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の船舶の居室モジュール
によれば、予め接続箱、電気装備品を取付けたキャビン
ユニットと、予め組立てられた横電路モジュールとを船
舶に搭載設置し、次いで、前記横電路モジュールにおけ
るケーブルを前記接続箱に接続するればよいので、船内
における居室関係の艤装工事を短時間のうちに効率良く
完了することができるという優れた作用効果を奏し得
る。
によれば、予め接続箱、電気装備品を取付けたキャビン
ユニットと、予め組立てられた横電路モジュールとを船
舶に搭載設置し、次いで、前記横電路モジュールにおけ
るケーブルを前記接続箱に接続するればよいので、船内
における居室関係の艤装工事を短時間のうちに効率良く
完了することができるという優れた作用効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の概略平面図、第２図は本発
明の他の実施例の概略平面図である。 図中、１はキャビンユニット、２は接続箱、3,4は室内
灯（電気装備品）、５はミラー灯（電気装備品）、６は
コンセント（電気装備品）、７はベッド灯（電気装備
品）、８はデスク灯（電気装備品）、９は時計（電気装
備品）、10は電話器（電気装備品）、11はアンテナ端子
（電気装備品）、12は警報パネル（電気装備品）、14は
非常灯（電気装備品）、19,28は横電路モジュール、22
はケーブル、23は非常灯回路用接続箱、25は複合ケーブ
ル（ケーブル）、27は非常灯回路ケーブルを示す。
明の他の実施例の概略平面図である。 図中、１はキャビンユニット、２は接続箱、3,4は室内
灯（電気装備品）、５はミラー灯（電気装備品）、６は
コンセント（電気装備品）、７はベッド灯（電気装備
品）、８はデスク灯（電気装備品）、９は時計（電気装
備品）、10は電話器（電気装備品）、11はアンテナ端子
（電気装備品）、12は警報パネル（電気装備品）、14は
非常灯（電気装備品）、19,28は横電路モジュール、22
はケーブル、23は非常灯回路用接続箱、25は複合ケーブ
ル（ケーブル）、27は非常灯回路ケーブルを示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−314688（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−164928（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−16395（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−184993（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−61393（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−35395（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−54398（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B63B 15/00 B63B 29/02
Claims (1)
- 【請求項１】種々の電気装備品及びこれらの電気装備品
に接続された接続箱を取付けたキャビンユニットと、前
記接続箱に接続可能なケーブルを有する船舶搭載用横電
路モジュールとを備えてなることを特徴とする船舶の居
室モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29455190A JP2855844B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 船舶の居室モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29455190A JP2855844B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 船舶の居室モジュール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04169396A JPH04169396A (ja) | 1992-06-17 |
| JP2855844B2 true JP2855844B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17809258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29455190A Expired - Fee Related JP2855844B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 船舶の居室モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2855844B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2828241B2 (ja) * | 1995-02-10 | 1998-11-25 | 株式会社新来島どっく | 船舶の居室における配電システム |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP29455190A patent/JP2855844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04169396A (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |