JPH0361275A - エレベータの昇降路装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、エレベータの昇降路装置に係り、さらに詳
しくは、各階のそれぞれに設けた電気器具の回路を全階
を通じて接続する主ケーブルの改良に関するものである
。

［従来の技術］ 第２図は例えば実開昭５５−２４０４６号公報に開示さ
れた従来のエレベータの昇降路装置の構成を示す概念図
、第３図は第２図の要部を示す斜視図である。これらの
図において、（１〉は昇降路、（２）は各階に設けられ
た乗降場、（４）は乗降場（２）のそれぞれに配置され
た位置表示器からなる電気器具、（１１）はこれらの各
階の電気器具（４）のそれぞれに装着された接続箱、（
ｉ２）は接続箱（１１）相互間に配線され、エレベータ
機械室の制御部（図示せず）に接続されている縦通ケー
ブルである。（１３〉は縦通ケーブル（１２）から接続
箱（１１）で分岐され、乗降場（２）のそれぞれに配置
された戸の開閉スイッチからなる電気器具（図示せず）
に配線された分岐ケーブル、（１４）は同じく縦通ケー
ブル（１２〉から接続箱（１１）で分岐され、乗降場（
２〉のそれぞれに配置された位置検出スイッチからなる
電気器具（図示せず）に配線された分岐ケーブルである
。（７ａ）。

（７ｂ）及び（７ｃ）はそれぞれ接続箱（１１〉内にお
いて、電気器具（４）及び図示のない上記他の電気器具
に接続された電線で、縦通ケーブル（１２）内の電線群
（２４）と接続具（１０）によって結線されている。

上記のように構成した従来のエレベータの昇降路装置に
おいては、昇降路（口内の各階の位置に配設されたそれ
ぞれの接続箱（１１）で、縦通ケーブル（１２）の電線
群（２４）より電線（７ａ）　、　（７ｂ）　、　（７
ｃ）を分岐し、各電気器具の回路に接続するようになっ
ているので、工場において縦通ケーブル（１２〉と分岐
ケーブル（１３）　、　（１４）とを接続箱（１１）内
で接続し、さらに縦通ケーブル（１２）より分岐した電
線（７ａ）により電気器具（４）の回路に結線した組立
体を製作し、これをエレベータ据付現場に搬入してから
残余の結線等の作業を行うようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のエレベータの昇降路装置は以上のように構成され
ているので、乗降場の階数が多く昇降路が長くなると、
工場における組立体の重量及び容積が共に大となり、そ
のために工場内での組立体作業及び据付現場への搬入作
業が困難になるという問題がある。

この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、縦通ケーブル及び各階の電気器具の分岐を改良
することによって、工場内での組立作業及び据付現場に
おける搬入作業の工数を低減できるエレベータの昇降路
装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段〕 この発明に係るエレベータの昇降路装置は、昇降路の各
階に設けられた乗降場のそれぞれに位置表示等を行う複
数の電気器具に、全階を通じて接続される主ケーブルを
各階ごとに分割し、これら各主ケーブルの少なくとも一
端にそれぞれコネクタを設けると共に、上記各階の電気
器具に上記コネクタに結合されるコネクタを設けたもの
である。

［作　用コ この発明における各階ごとに分割した主ケーブルは、一
端に設けたコネクタを各階に配置された電気器具に設け
たコネクタに結合し、主ケーブルの電線群より各階に配
設した電気器具の回路へ分岐するので、各階ごとに分割
した主ケーブルと次階のコネクタとを逐次結合させるこ
とによって、各階の電気器具の信号系等の回路が全階を
通じて接続される。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示すもので、エレベータ
の昇降路装置における各階に設けた信号や表示器等の配
線と、主ケーブルとの接続を示す概念図である。図にお
いて、（２０ａ）は各階の乗降場に配設された位置表示
、戸の開閉及びα置検出等を行うそれぞれの電気器具と
、エレベータ機械室の制御装置とを接続する第１の主ケ
ーブルである。（２１）は第１の主ケーブル（２０ａ）
の下端部に設けたコネクタで、位置表示手段を備えた電
気器具（４）の筐体の一部に設けたコネクタ（２３）と
接続し、このコネクタ（２３）に接続する電線群（２４
）より位置検出回路の電線（７ａ）、戸の開閉回路の電
線（７ｂ）及び位置検出回路の電線（７ｃ）に分岐して
、それぞれが電気器具（４〉及び図示のない戸の開閉手
段や位置検出手段を備えた電気器具に接続する。また電
線群（２４）は束ねられて第２の主ケーブル（２０ｂ）
とし、下端部に設けたコネクタ（２７）を次階の゛電気
器具（４）の筐体の一部に設けたコネクタ（２８）と接
続し、上記の構成と同様に各電気器具の回路に分岐して
接続する。

以下、同様にして各階の電気器具（４）のそれぞれを主
ケーブルの一端に設けたコネクタによって接続し、全階
を通して各階の位置表示、位置検出及び戸の開閉信号等
が機械室内の制御器に接続される。

上記のような構成のこの発明によるエレベータの昇降路
装置では、位置表示手段を備えた電気器具（４）の筐体
内において、例えば上記構成例のコネクタ（２３）に接
続する電線群（２４）より電線（７ａ）、電線（７ｂ）
及び電線（７ｃ）を接続具（１０）によって分岐させて
おき、次階との距離に基づいた所定の長さを有し一端に
コネクタ（２７）を設けた第２の主ケーブル（２０ｂ）
をあらかじめ工場内で製作し、この主ケーブル（２０ｂ
）をエレベータ据付場所に搬入して他端部の電線群をコ
ネクタ（２３）側の電線群（２４〉と接続器（１０）で
結線するようにすれば、エレベータ据付場所における現
場作業工数を低減することができる。

なお、上記実施例では主ケーブルの下端部のみにコネク
タを設け、主ケーブルを構成する電線群（２４）とこれ
より分岐する電線（７ａ）　、　（７ｂ）　、（７ｃ）
とを接続具（１０）で結線する場合について説明したが
、主ケーブルの両端部にそれぞれコネクタを設け、また
各電気器具に分岐する電線の少なくとも一端にコネクタ
を設け、これらのコネクタと電気器具（４）に設けたコ
ネクタによって各電線間と主ケーブルとの結線を行なう
ようにすれば、エレベータの据付場所における現場作業
工数をさらに低減させることができる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、各階のエレベータの
乗降場における位置表示、戸の開閉、位置検出等の信号
を全階を通して接続させる主ケーブルを、あらかじめ所
定の長さに分断して少なくともその一端にコネクタを設
け、次階の電気器具に設けたコネクタと接続して主ケー
ブルの電線群よりそれぞれの乗降場の電気器具の回路と
接続するように構成したので、電線群の本数、コネクタ
の種類が共通の主ケーブルを工場内で製作し、これらを
エレベータ据付工事場所に搬入して結線を行うことがで
きる。このため、現場作業の簡易化によって著しくコス
トを低減することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示す概念図、第２
図は従来のエレベータの昇降路装置の一例を示す概念図
、第３図は第２図の要部を示す斜視図である。 図において、（１）は昇降路、（２〉は乗降場、（４）
は電気器具、（２０ａ）は第１の主ケーブル、（２０ｂ
）は第２の主ケーブル、（２１）、　（２３）　、　（
２７）。 （２８）はコネクタ、（２４）は電線群である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 昇降路の各階に設けられた乗降場のそれぞれに位置表示
   等の手段を備えた複数の電気器具を配置してなるエレベ
   ータ装置において、 上記各階の電気器具を全階を通じて接続する電線群を有
   する主ケーブルを各階ごとに分割してこれら各主ケーブ
   ルの少なくとも一端にそれぞれコネクタを設けると共に
   、上記各階の電気器具に上記コネクタに結合されるコネ
   クタを設けたことを特徴とするエレベータの昇降路装置
   。