JP3000236B2 - 電気設備ユニット - Google Patents

電気設備ユニット

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JP3000236B2
JP3000236B2 JP3092348A JP9234891A JP3000236B2 JP 3000236 B2 JP3000236 B2 JP 3000236B2 JP 3092348 A JP3092348 A JP 3092348A JP 9234891 A JP9234891 A JP 9234891A JP 3000236 B2 JP3000236 B2 JP 3000236B2
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汐月秀一
田中信行
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等の建築物におい
て、幹線から各フロアの分岐回路に電力及び各種信号を
供給するための電気設備ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建築物における屋内配線は、例
えば地下の変電室から各フロアに照明用、動力用、OA
機器用等の電力を供給するための強電用幹線及び電話
用、TVアンテナ用等の各種信号を供給するための弱電
用幹線を敷設し、各フロアにおいては、強電用幹線を分
電盤に接続し、分電盤に設けられた分岐開閉器から天井
裏や床下等に配線を行って照明灯やコンセントに接続す
ると共に、弱電用幹線を端子盤に接続し、この端子盤か
ら床下等を経て所定箇所に配線を行っている。
【0003】従来、前記幹線から各フロアの分岐回路に
電力及び各種信号を供給するための電気設備は、建築の
仕上げ後、ALC(軽量発泡コンクリート)ボード、ブ
ロック、鉄筋コンクリート等で囲まれた電気設備用スペ
ースを施工し、このスペース内に梯子状のラック及び分
電盤を取付け、前記ラックに幹線を支持固定し、スペー
スの全面に開閉扉を設けることにより施工されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記電気設備の施工方式においては、建築の仕上げ後、
建築現場で電気設備用スペースを施工するために、配線
工事を含めた電気設備工事が建築工事の日程に左右さ
れ、独自の日程でできないため、工期及びコストが増大
するという問題を有している。また、施工すべき電気設
備用スペースが建築の仕上げによって個々に異なるた
め、スペースを作るための部材の標準化できずコストが
増大するという問題を有している。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、電気設備用のスペースをユニット化することによ
り、独自の日程で電気設備工事を行うことができ、工期
及びコストを低減させることができる電気設備ユニット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
気設備ユニットは、背面部材2と、側面部材3、4と、
背面部材2及び側面部材3、4の上部に載置固定される
上部調節部材5と、側面部材3、4の前面に設けられる
開閉扉9と、背面部材2に取付けられる幹線固定用のラ
ック部材10と、前記側面部材3、4に取付けられる
線固定用のラック部材11、16と、背面部材2に取付
けられる分電盤19と、床面に設けられる配線ボックス
6と、配線ボックスを覆う蓋板7とからなることを特徴
とする。なお、上記構成に付加した番号は、理解を容易
にするために図面と対比させるためのもので、これによ
り本発明の構成が何等限定されるものではない。
【0007】また、本発明の電気設備ユニットは、背面
部材2と、側面部材3、4と、背面部材2及び側面部材
3、4の上部に載置固定される上部調節部材5と、側面
部材3、4の前面に設けられる開閉扉9と、背面部材2
及び側面部材3、4に取付けられる幹線固定用のラック
部材10、11と、背面部材2に取付けられる分電盤1
9と、床面に設けられる配線ボックス6と、配線ボック
スを覆う蓋板7とからなることを特徴とする。なお、分
電盤19の上下に分岐回路用の接続端子函25、26を
設けるようにしてもよいし、分電盤19は一枚のパネル
上にブレーカー21と分岐開閉器22を配設してもよ
い。なお、上記構成に付加した番号は、理解を容易にす
るために図面と対比させるためのもので、これにより本
発明の構成が何等限定されるものではない。
【0008】
【作用】本発明においては、電気設備ユニットとして、
背面部材2、左右の側面部材3、4、上部調節部材5、
配線ボックス6、蓋板7、扉枠8、開閉扉9、ラック部
材10、11、16、取付板18から構成され、これら
各構成部材は、工場で生産され建築現場にて組立てられ
るか、工場側で組立てた後に建築現場に搬入される。ま
た、各構成部材の規格は量産化のために所定の規格に標
準化される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の電気設備ユニットの1実施例を
示し、主要部材を示す分解斜視図である。電気設備ユニ
ット1は、背面部材2、左右の側面部材3、4、背面部
材2及び左右の側面部材3、4の上部に載置固定される
上部調節部材5、配線ボックス6、配線ボックス6を覆
う蓋板7、左右の側面部材3、4の前面に設けられる扉
枠8および開閉扉9等からなり、各構成部材は溶接或い
はボルト締めにて固着される。さらに、背面部材2には
強電用幹線を固定するための複数のラック部材10が取
付けられ、また、図で左側の側面部材3には弱電用幹線
を固定するための複数のラック部材11が取付けられて
いる。
【0010】前記背面部材2及び左右の側面部材3、4
は、パネル部材で構成するか、又はアングル部材による
骨組だけで構成し軽量化を図ってもよい。前記ラック部
材10、11は、パネル部材又はアングル部材に板状部
材を溶接するだけの簡単な構造であり、従来のように梯
子形状のものを別途取り付ける場合に比較してコストを
低減できる。なお、右側の側面部材4に強電用幹線を固
定するためのラック部材を取付けるようにしてもよい。
なお、幹線の本数によっては強電用幹線を弱電用に、弱
電用幹線を強電用に振り替えてもよい。
【0011】図2及び図3は電気設備ユニット1の内部
に機器を配設した状態を示し、図2は図3のB−B線に
沿って矢印方向から見た断面図、図3は図2のA−A線
に沿って矢印方向から見た断面図である。
【0012】天井側スラブ12及び床側スラブ13には
貫通口14、15が設けられ、貫通口14を通って強電
用幹線が敷設され、強電用幹線はラック部材10、16
に固定され、また、貫通口15を通って弱電用幹線が敷
設され、弱電用幹線はラック部材11に固定される。背
面部材2には取付板18(図3)が固定され、取付板1
8に弱電用接続端子函20が取付けられている。分電盤
19は、従来のようなボックス形状ではなく、一枚のパ
ネル17上にブレーカー21及び多数の分岐開閉器22
を固定し、背面部材2に取付け、桟23を介して表面パ
ネルを支持しており、その周囲が開放される構成を採用
している。従って、分電盤19の構造が簡略化されコス
トを低減できる。
【0013】分電盤19の上下には、強電用接続端子函
25、26が取り付けられ、上部の接続端子函25にお
いて、分岐開閉器22と天井側の分岐回路の配線を中継
接続し、下部の接続端子函26において、分岐開閉器2
2と床側の分岐回路の配線を中継接続している。この強
電用接続端子函25、26を設けた理由について説明す
る。電気設備ユニットの施工時には、そのフロアーの電
気仕様が決まっていない場合があり、また、電気設備ユ
ニットと分電盤のメーカーが異なる点があり、分電盤を
後で設置するケースが多い。そのため、分岐回路の配線
を分岐開閉器22に接続することができず、多数の配線
の端末を束ねて放置しておき、分電盤の設置後に配線を
分岐開閉器22に接続していた。しかしながら、強電用
接続端子函25、26を設けたので、電気設備ユニット
の施工時に分岐回路の配線を接続処理することができ、
分電盤を後で設置したときの接続作業を簡単に行うこと
ができる。
【0014】強電用接続端子函26の下部には、配線ボ
ックス6及び蓋板7によりチャンバー27が形成されて
いる。図2おいて、床側の分岐回路は、内部にビニール
電線等の絶縁電線29を挿通した金属管30を床側スラ
ブ13内に埋め込み、チャンバー27内では、絶縁電線
29を金属管30から露出する構造を採用している。図
2では1本の分岐回路を示しているが、チャンバー27
内には、分岐回路の数だけの多数の絶縁電線が配設され
る。従来はこのチャンバー27が設けられていないため
に、法規上、分岐回路をケーブル仕様としなくてはなら
ず、また、床側スラブ13から分電盤19までの狭い空
間内に多数の配線が錯綜するという問題を有していた
が、チャンバー27を設けることにより、絶縁電線の仕
様が可能となり、また、チャンバー27が電気設備ユニ
ット1の下部全面にわたって形成されているため、配線
が錯綜することがなく接続作業を容易に行うことができ
る。本発明においては、電気設備ユニットとして、背面
部材2、左右の側面部材3、4、上部調節部材5、配線
ボックス6、蓋板7、扉枠8、開閉扉9、ラック部材1
0、11、16、取付板18から構成され、これら各構
成部材は、工場で生産され建築現場にて組立てられる
か、工場側で組立てた後に建築現場に搬入される。ま
た、各構成部材の規格は量産化のために所定の規格に標
準化される。例えば、電気設備ユニット1として奥行き
を500mmとし、幅を1700mmと800mmとの
2組を用意し、この2組を適宜組み合わせることによ
り、幅が1700mm、2500mm、3300mm、
3400mm等の電気設備ユニット1を選択できる。高
さは上部調節部材5で調節する。
【0015】上記構成からなる電気設備ユニット1は、
建築工事の仕上げ前に施工が可能である。例えば、鉄骨
建方後にこれと同様に1階から最上階までの電気設備ユ
ニット1を積み上げ、その後にスラブを打設するように
してもよいし、スラブを打設した後に各フロア毎に電気
設備ユニット1を施工するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
気設備ユニットを、背面部材、左右の側面部材、上部調
節部材、配線ボックス、蓋板、開閉扉、ラック部材から
構成し、これら各構成部材は、工場で生産され建築現場
にて組立てられるか、工場側で組立てた後に建築現場に
搬入することができ、電気設備ユニットを建築工事仕上
げ前にフロアに設置することができるため、独自の日程
で電気設備工事を行うことができ、工期及びコストを低
減させることができ、また、電気設備ユニットの構成部
材の規格を標準化でき、量産化によりコストを低減させ
ることができる。また、電気設備ユニットの床面に配線
ボックス及び配線ボックスを覆う蓋板とを設けることに
より、絶縁電線の仕様が可能となり、また、ラック部材
の存在により配線が錯綜することがなく接続作業を容易
に行うことができ、さらに、分電盤の上下に分岐回路用
の接続端子函を設けた場合には、電気設備ユニットの施
工時に分岐回路の配線を接続処理することができ、分電
盤を後で設置したときの接続作業を簡単に行うことがで
きる。また、分電盤を一枚のパネル上にブレーカーと分
岐開閉器を配設する構造とした場合には、構造が簡略化
されコストを低減できる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気設備ユニットの1実施例を示し、
主要部材を示す分解斜視図
【図2】電気設備ユニット1の内部に機器を配設した状
態を示し、図3のB−B線に沿って矢印方向から見た断
面図
【図3】図2のA−A線に沿って矢印方向から見た断面
【符号の説明】
1…電気設備ユニット、2…背面部材、3、4…側面部
材 5…上部調節部材、6…配線ボックス、7…蓋板、8…
扉枠、9…開閉扉 10、11、16…ラック部材、12…天井側スラブ、
13…床側スラブ 14、15…貫通口、17…パネル、18…取付板、1
9…分電盤 20…弱電用接続端子函、21…ブレーカー、22…分
岐開閉器、23…桟 25、26…強電用接続端子函、27…チャンバー、2
9…絶縁電線 30…金属管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−311102(JP,A) 特開 昭48−82387(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/00 H02G 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面部材と、側面部材と、前記背面部材及
    び側面部材の上部に載置固定される上部調節部材と、前
    記側面部材の前面に設けられる開閉扉と、前記背面部材
    に取付けられる幹線固定用のラック部材と、前記側面部
    材に取付けられる幹線固定用のラック部材と、前記背面
    部材に取付けられる分電盤と、床面に設けられる配線ボ
    ックスと、該配線ボックスを覆う蓋板とからなることを
    特徴とする電気設備ユニット。
  2. 【請求項2】前記分電盤の上下に分岐回路用の接続端子
    函を設けることを特徴とする請求項1記載の電気設備ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】前記分電盤は一枚のパネル上にブレーカー
    と分岐開閉器を配設してなることを特徴とする請求項1
    記載の電気設備ユニット。
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