JPH0326743Y2 - - Google Patents

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JPH0326743Y2
JPH0326743Y2 JP1984017770U JP1777084U JPH0326743Y2 JP H0326743 Y2 JPH0326743 Y2 JP H0326743Y2 JP 1984017770 U JP1984017770 U JP 1984017770U JP 1777084 U JP1777084 U JP 1777084U JP H0326743 Y2 JPH0326743 Y2 JP H0326743Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、配電用変圧器の2次側に低圧盤内
に収納された複数個の配線用遮断器を接続して構
成された低圧配電装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種低圧配電装置は、配電用変圧器の
2次側に8個の配線用遮断器を分岐接続する場
合、第1図ないし第4図に示すように構成されて
いる。
すなわち、配電用変圧器1と、列盤設置されそ
れぞれに4個の配線用遮断器が収納された2基の
低圧盤2とはコンクリート基礎上に別置され、両
者間がバスダクト3a,3b,3cにより連結さ
れるとともに、変圧器1の2次側端子4が可撓端
子5によりバスダクト3a内の母線6aに接続さ
れ、変圧器1の2次側が各バスダクト3a,3
b,3c内の各母線6a,6b,6cを介して低
圧盤2内に引き込まれている。
また、低圧盤2の内部は第3図および第4図に
示すようになつており、盤内の前面板7に4個の
配線用遮断器8がそれぞれの電源側端子8a、負
荷側端子8bを後方へ導出させて取り付けられ、
各電源側端子8aが盤内に引き込まれた母線6c
に分岐導体9を介して接続されるとともに、各負
荷側端子8bが盤内にその下方のケーブルピツト
より導入されケーブルブラケツト10により支持
されたケーブル11に分岐導体12を介してそれ
ぞれ接続されている。この負荷側の分岐導体12
にはそれぞれ計器用変流器13が取り付けられ、
さらに、各ケーブル11には零相変流器14が取
り付けられている。
なお、母線6cが引き込まれた低圧盤2の内部
においては該母線6cの分岐母線(図示せず)が
設けられ、これが列盤の他の低圧盤2内に導入さ
れ、前述と同様に配線されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来の低圧配電装置にあつては、コン
クリート基礎上に低圧盤2を設置し、ケーブルピ
ツトに布設されたケーブル11をピツト内から立
ち上げて盤内に引き込む構成であるため、装置の
設置以前にあらかじめピツトを施工しておく必要
があり、ピツトのための土木工事に手間がかかり
煩わしい作業になるのみならず、ケーブル11を
低圧盤2下のピツト内から立ち上げて盤内に引き
込む必要があり、作業性が悪い欠点がある。
ところで、通常、この種の低圧配電装置は、製
造者においてその標準化が可能で、需要家からの
台数の指示のみで即製作することができるが、反
面、製造者では、この低圧配電装置の製作指示を
受けた際、需要家における工場等の構内の各所に
配置された負荷の近傍にそれぞれ分散して設置さ
れる低圧配電装置が具体的にどのような場所に設
置されるのか不明であることが多く、また、需要
家においてもその時点では設置場所や設置方向が
具体的に決められていないこともある。
一方、前記低圧盤2は、日射の受熱による盤内
の温度上昇を抑えるために、その正面側が極力南
または西の方角に面しないようにして設置するこ
とが好ましい。
しかし、従来の低圧配電装置では、低圧盤2を
ピツトによつて前もつて決められた状態でしか設
置することができないため、標準化によつて製作
された低圧盤2を実際に据付けする時に、日射の
影響を受けやすい状態で設置せざるを得ない場合
が生じやすく、現地で設置方向を変更することは
できず、レイアウトに対し柔軟性に欠ける欠点が
ある。
また、前述したピツト内には容易に雨水等がた
まる構造であるため、低圧盤2下のピツトから盤
内に湿気が侵入する恐れがあり、このため、盤内
に結露が生じやすくなり、機器の絶縁低下や発錆
の原因ともなる。
この考案は、従来の技術の有するこのような問
題点に留意してなされたものであり、その目的と
するところは、土木工事の簡略化、ケーブル引込
作業の容易化を図り、湿気の侵入を防止するとと
もに、低圧盤の設置方向を最適な方向に適宜設定
できる低圧配電装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、この考案の低圧配
電装置においては、底部に4個の基礎ボルトが幅
方向および奥行方向のそれぞれの取付ピツチを同
一寸法にして取り付けられた屋外用の配電用変圧
器と、露出したこの変圧器の前面に下方に空間を
形成して一体に設けられ変圧器の2次側に接続さ
れた複数個の配線用遮断器を収納した低圧盤と、
変圧器の背面に下方に空間を形成して取り付けら
れ変圧器の1次側に接続された高圧ケーブルを覆
つた高圧ケーブルカバーと、低圧盤の下方の空間
に布設され低圧盤内に引き込んで各配線用遮断器
に接続するケーブルを収納したトラフと、低圧盤
の上面に設けられこの低圧盤の上面を覆うととも
に前面側に延出した日射防止板とを備える。
〔作用〕
前述のように構成された低圧配電装置にあつて
は、低圧盤が配電用変圧器の前面に一体に設けら
れるため、低圧盤の設置方向は変圧器の向きによ
つて決定され、この場合、変圧器の底部の4個の
基礎ボルトが幅方向および奥行方向の取付ピツチ
を同一寸法としているため、その向きを四方自由
な方向に設定することができる。
その際、低圧盤内に引き込まれるケーブルは、
従来のようなピツトではなく、装置の設置後に低
圧盤の下方の空間に布設されるトラフより立ち上
げるため、装置を日射による影響を最小限にとど
め得るような最適な方向に設定でき、現地での予
定変更に対しても十分対応でき、レイアウトに対
する柔軟性を高めることができる。
さらに、低圧盤の監視、操作面の向きの都合
上、どうしても低圧盤の正面側を南または西に向
けて設置せざるを得ない場合であつても、低圧盤
の上面の日射防止板が前面側に延出しているた
め、正面側の日射の影響を緩和することが可能と
なる。
〔実施例〕
つぎにこの考案を、その1実施例を示した第5
図以下の図面とともに詳細に説明する。
これらの図面において、15はコンクリート台
基礎上に設置された配電用変圧器であり、底部に
設けられた4個の基礎ボルト16がそれぞれ正方
形の各頂点位置、すなわち幅方向および奥行方向
のそれぞれの取付ピツチが同一寸法Lの位置に配
置されており、変圧器15の向きを自由に設定で
きるようになつている。17a,17bおよび1
7c,17dは変圧器15の左側面、右側面およ
び後側面の左右にそれぞれ取り付けられた放熱
器、18は変圧器15の上面の前部寄りに左右方
向に配列して設けられた3相の2次側端子であ
り、ブツシングより導出した導体部がほぼコ字状
に形成されている。
19は変圧器15の前側面の左右側下部にそれ
ぞれ下方に空間を残して固定された直角三角形状
の2個の取付体、20は両取付体19上に防振ゴ
ム21を介して載置することにより変圧器15の
前側面に下方に空間を形成して一体に設けられた
低圧盤であり、該低圧盤20の盤本体には上側中
央部を後方へ膨出した膨出部が形成されており、
該膨出部の下面開口部より変圧器15の3相の2
次側端子18が盤本体内に導入されるとともに、
開口部の周縁が防振ゴム23を介して変圧器15
に一体に取り付けられている。24は低圧盤20
の上面に前面側に延出して設けられ日射による受
熱が盤本体内に吸収されるのを防止する日射防止
板、25は低圧盤20の前面扉、26は変圧器1
5の上面の4箇所に一体に設けられ変圧器15と
低圧盤20とを一括して吊り上げるための吊り金
物である。なお、前記防振ゴム21,23は、変
圧器15の振動が低圧盤20に伝達されるのを防
止するために設けられている。
27は低圧盤20内に収納された配線用遮断器
であり、この種配電装置には8個の配線用遮断器
27が設けられ、これが左右方向に配列されてい
る。28は変圧器15の2次側端子18と配線用
遮断器27の電源側端子27aとを直接接続する
絶縁電線であり、各相の2次側端子18がそれぞ
れ第10図に示すように絶縁電線28により8回
路に分岐され、これがそれぞれ8個の配線用遮断
器27のそれぞれの電源側端子27aの各相に接
続されている。29は各配線用遮断器27の電源
側の3相の絶縁電線28に設けられた計器用変流
器、30は低圧盤20内に下方より引き込まれる
とともにケーブルブラケツト31により支持され
先端が配線用遮断器27の負荷側端子27bに直
接接続されたケーブルであり、各配線用遮断器2
7の負荷側が各ケーブル30を介して盤外に引き
出される。32は低圧盤20内において各ケーブ
ル30に設けられた零相変流器、33は低圧盤2
0の下方の空間22を利用して左右方向に布設さ
れたトラフであり、ケーブル30が収納される。
34は変圧器17の後面中央部に下方に空間を
形成して取り付けられ変圧器17の後面の1次側
端子に接続された高圧ケーブル35を覆う高圧ケ
ーブルカバーであり、図示していないが、高圧ケ
ーブルカバーの下方にもこの空間を利用して高圧
ケーブル用トラフが布設され、このトラフより高
圧ケーブル35が立ち上げられている。
したがつて、前記実施例によると、低圧盤20
の下方に空間22を形成したことにより、該空間
22を利用してトラフ33の適用が可能となり、
従来のようなピツトを不要にし、基礎工事を装置
の設置のためのコンクリート台のみとすることが
でき、土木工事の簡略化が実現できる。また、前
記トラフ33は低圧盤20の下方の空間22に位
置するのみならず、変圧器15の一側面、すなわ
ち前側面に位置することになり、トラフ33内の
ケーブル30の低圧盤20内への引き込みが容易
となり、作業の容易化が図れるものである。さら
に、低圧盤20の下方に空間22が形成されるた
め、低圧盤20下部の通気が良好となり、盤内へ
の湿気の侵入が防止されるとともに、放熱性が向
上するものである。
また、変圧器15の4個の基礎ボルト16の幅
方向および奥行方向のそれぞれの取付ピツチを同
一寸法にしたため、装置の向きを四方自由に設定
することができ、しかも、トラフ33は装置の設
置後施工できるため、当初の予定と異なつた向き
に設置することも可能となり、レイアウトに対し
柔軟に対応することができるものである。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されてい
るため、つぎに記載する効果を奏する。
配電用変圧器の底部に取り付けた4本の基礎ボ
ルトを幅方向および奥行方向のそれぞれの取付ピ
ツチを同一寸法として変圧器の向きを四方自由に
設定できるようにしたうえで、変圧器の前面に一
体に設けた低圧盤の下方に空間を形成して低圧盤
内に引き込むケーブルを収納したトラフを布設
し、変圧器の設置後にトラフの施工を実施してケ
ーブルの引き回しが行えるようにしたため、装置
の向きがピツトの位置によつて制約されるといつ
たことがなく、現地据付時に装置の向きを自由に
設定でき、低圧盤の日射の影響を最小限に抑え得
るような最適な方向にして設置することが可能と
なり、予定変更に対しても十分対応でき、レイア
ウトに対する柔軟性を大幅に高めることができる
ものである。
しかも、低圧盤の上面を覆う日射防止板が前面
側に延出しているため、低圧盤の監視、操作の都
合上、その正面側を南または西の方向に向けて設
置せざるを得ない場合であつても、日射の影響を
緩和でき、盤内の温度上昇を抑えることができ
る。
また、ケーブルの引き回しをトラフにより行え
るため、従来のピツトが不要となり、土木工事の
簡略化が図れるとともに、トラフから低圧盤内へ
のケーブルの引き込み作業が容易になり、加え
て、低圧盤の下方の通気が良好となるため、盤内
への湿気の侵入がなく、放熱性も良好になるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は従来の低圧配電装置を示
し、第1図は単線系統図、第2図は全体概略正面
図、第3図は低圧盤の側面図、第4図は第3図の
一部の正面図、第5図以下の図面はこの考案の低
圧配電装置の1実施例を示し、第5図は単線系統
図、第6図、第7図および第8図は全体の正面
図、平面図および側面図、第9図は要部の切断側
面図、第10図は2次側端子の拡大斜視図であ
る。 15……配電用変圧器、16……基礎ボルト、
20……低圧盤、22……空間、27……配線用
遮断器、33……トラフ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 底部に4個の基礎ボルトが幅方向および奥行方
    向のそれぞれの取付ピツチを同一寸法にして取り
    付けられた屋外用の配電用変圧器と、 露出した前記変圧器の前面に下方に空間を形成
    して一体に設けられ前記変圧器の2次側に接続さ
    れた複数個の配線用遮断器を収納した低圧盤と、 前記変圧器の背面に下方に空間を形成して取り
    付けられ前記変圧器の1次側に接続された高圧ケ
    ーブルを覆つた高圧ケーブルカバーと、 前記低圧盤の下方の空間に布設された前記低圧
    盤内に引き込んで前記各配線用遮断器に接続する
    ケーブルを収納したトラフと、 前記低圧盤の上面に設けられ該低圧盤の上面を
    覆うとともに前面側に延出した日射防止板と、 を備えた低圧配電装置。
JP1777084U 1984-02-10 1984-02-10 低圧配電装置 Granted JPS60132110U (ja)

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JP1777084U JPS60132110U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 低圧配電装置

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JPS60132110U JPS60132110U (ja) 1985-09-04
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4512648B2 (ja) * 2008-03-18 2010-07-28 株式会社日立製作所 スイッチギヤ
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JPS57151206A (en) * 1981-03-13 1982-09-18 Tokyo Shibaura Electric Co Gas insulating switching device

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