JP2000050436A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2000050436A
JP2000050436A JP10209635A JP20963598A JP2000050436A JP 2000050436 A JP2000050436 A JP 2000050436A JP 10209635 A JP10209635 A JP 10209635A JP 20963598 A JP20963598 A JP 20963598A JP 2000050436 A JP2000050436 A JP 2000050436A
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bus
insulated switchgear
circuit breakers
circuit
gas
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JP10209635A
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Yoko Uchida
葉子 内田
Shozo Nihei
尚三 二瓶
Tetsuya Ishii
哲也 石井
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルヘッド及び遮断器のレイアウト、並
びに貫通母線への防水・防塵構造といった点に改良を加
えることにより、据付面積の大幅な縮小化を図ったガス
絶縁開閉装置を提供する。 【解決手段】 3台の遮断器5、6、7を配置した第1
フロア33よりも下方に第1フロア33とほぼ等しい面
積を持つ下段フロア34が形成される。下段フロア34
にケーブルヘッド3が設置される。遮断器5、6間から
は電気的に分岐させた回路30が下方へ引き出され、こ
こに引出回線用の断路器31が接続される。断路器31
の口出しには接続母線32が取付けられ、接続母線32
が第1フロア33の床面を貫通して第2フロア34に設
置されたケーブルヘッド3に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる11/2 C
B方式のガス絶縁開閉装置に関わり、主として、外部電
線路との接続部分であるケーブルヘッドのレイアウト及
び遮断器のレイアウト、並びに壁を貫通する母線に取付
けられる防水・防塵構造に改良を施したガス絶縁開閉装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガス絶縁開閉装置の回路方式
として、図7の単線結線図に示すような11/2 CB方式
が知られている。この方式では、二つの主母線1、2に
対して外部の電線路と接続されるケーブルヘッド3やブ
ッシング4から給電が行われる。これらの母線1、2ま
たは電線路のいずれかに故障が生じた場合、故障箇所の
みを切り離して、残りの母線または電線路を連結運転さ
せる必要がある。そこで、母線1、2間に1bayあた
り3台の遮断器5、6、7が配置され、また、その切り
離し状態を確実に保つために各遮断器5、6、7の両端
に断路器8、9、10、11、12、13が配置されて
いる。図7では1bayにのみ番号を付したのが他の2
bayも同様なので省略する。なお、図7中の符号3
5,36は主母線1、2の母線区分回線に含まれる遮断
器である。
【0003】以上のような11/2 CB方式のガス絶縁開
閉装置における機器の具体的な配置例について図8、図
9を参照して説明する。なお、図8ではそれぞれ3相分
の機器を示しているが、ここでは図9を参照して1相分
について説明し、他の2相分については同様なので省略
する。
【0004】図8、図9に示すように、主母線1、2は
互いに平行に配置され、主母線1、2間にはこれとほぼ
直交するようにして横置き型の遮断器5、6、7が一直
線上に配置されている。遮断器5、6、7は互いに電気
的に直列に接続されている。また図9に示すように、主
母線1、2及び遮断器5、6、7相互間はそれぞれ断路
器8、9、10、11、12、13によって接続されて
いる。さらに、遮断器5、6間である断路器9、10間
には接続母線14が配置され、遮断器6、7間である断
路器11、12間には接続母線15が配置されている。
各接続母線14、15には電気的に分岐させた回路1
6、17が上方に向かって引出されており、回路16、
17にはおのおの引出回線用の断路器18、19を介し
て接続母線20、21が接続されている。接続母線2
0、21は共に、主母線1、2上方で、且つ主母線1、
2と直交するようにして配置されている。また、接続母
線20にはブッシング4が、接続母線21にはケーブル
ヘッド3が、それぞれ接続されている。なお、ケーブル
ヘッド3及びブッシング4は壁22、23を隔てて屋外
に設置されている。
【0005】また図8に示すように、母線区分回線につ
いては図7の単線結線図上で表されているのと同じく、
母線区分回線を構成する遮断器35、36及び断路器は
主母線1、2と同一直線上に配置されている。さらに、
変圧器に接続される接続母線81〜86の終端部は主母
線1、2と平行に配置されている。
【0006】ところで、上記のようなガス絶縁開閉装置
においては通常、遮断器や断路器が屋内に収納され、外
部との電線路との接続部分であるケーブルヘッド3やブ
ッシング4が屋外に設置される。そのため、ケーブルヘ
ッド3やブッシング4へ接続される接続母線20、21
は、前述したように壁22、23を貫通している。この
とき、壁を貫通する母線部分には雨養生を施す必要があ
る。そこで従来では図10に示すような防水・防塵対策
がなされている。
【0007】図10に示すように、接続母線21の屋外
側の周囲にはゴムシート24が巻かれ、バンド25によ
り締め付けられている。接続母線21が貫通する壁23
の開口部分の屋外側には壁取り合い板27がボルト締め
または溶接され、ここに穴塞ぎ板26がボルトで止めら
れている。穴塞ぎ板26には屋外方向へ突出するフラン
ジ部26aが形成されており、このフランジ部26aと
ゴムシート24とが密着するようになっている。さらに
は、穴塞ぎ板26のフランジ部26aとゴムシート24
との境界部分を覆うようにしてゴムシート28が巻かれ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス絶縁開閉装置のレイアウトでは据付面積が極めて大
きくなるという問題点があった。例えば、外部電線路と
の接続部分は遮断器や断路器とは独立して屋外に設置さ
れるので、広い据付面積を占めている。また、上述した
ガス絶縁開閉装置では2本の主母線の間に3台もの遮断
器を一直線上に配置しているため、主母線同士の間隔が
広がり、据付面積の増大を招いた。
【0009】さらに、図10に示した防水・防塵構造を
持つガス絶縁開閉装置では、接続母線21のボスや導体
支持部のフランジ29が、防水・防塵手段であるゴムシ
ート24、28と干渉することを避けなくてはならな
い。そのため、接続母線21を長くしなくてはならず、
その分だけ据付面積が増大した。建設用地取得の困難さ
が増すと共に環境調和が重視される近年では、据付面積
の増大は早急に解決されるべき課題となっている。
【0010】本発明は、このような状況を鑑みて提案さ
れたものであり、ケーブルヘッド及び遮断器のレイアウ
ト、並びに貫通母線への防水・防塵構造といった点に改
良を加えることにより、据付面積の大幅な縮小化を図っ
たガス絶縁開閉装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、平行に配置した2本の主母線
と、直列接続された第1、第2及び第3の遮断器とを備
えたガス絶縁開閉装置において、3台の遮断器の配置面
よりも下方に下段フロアを形成し、この下段フロアにケ
ーブルヘッドを設置し、第1、第2の遮断器間または第
2、第3の遮断器間から電気的に分岐させた回路を下方
に向かって引出し、遮断器の配置面を貫通させてケーブ
ルヘッドに接続したことを特徴とする。
【0012】以上のような請求項1の発明では、遮断器
の配置面と下段フロアという2段フロア構成とし、遮断
器間から電気的に分岐させて引き出す回路を下方へ引き
出し、下段フロアに設置したケーブルヘッドに接続する
ことで、従来は屋外に設置していたケーブルヘッドを屋
内に設置できる。したがって、屋外に設けられていたケ
ーブルヘッド用のスペースはすべて不要となり、据付面
積を大幅に縮小化することができる。しかも、下段フロ
ア内に高い自由度でケーブルを敷設することも可能とな
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のガス絶
縁開閉装置において、ケーブルヘッドに接続された回路
を引出した遮断器間から、電気的に分岐させた第2の回
路を上方に向かって引出し、この第2の回路にシャント
リアクトルを接続したことを特徴とする。
【0014】このような請求項2の発明では、遮断器間
の距離を変えることなく同一の遮断器間から2つの回路
を上下方向に引出し、その一方にシャントリアクトルを
接続することができるため、従来ならばbayを増やさ
なければならなかった場合でも1bayで構成でき、据
付面積の縮小化に寄与できる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のガス絶縁開閉装置において、母線区分回線を主母線間
に主母線と直交させて配置したことを特徴としている。
また、請求項4の発明は、変圧器接続母線の終端部の並
びを主母線と直交させて配置したことを特徴とする。こ
れらの構成を持つ請求項3、4の発明では、据付面積の
制限が主母線の長手方向に厳しい場合に特に有効であ
る。
【0016】請求項5の発明は、平行に配置した2本の
主母線と、直列接続された第1、第2及び第3の遮断器
とを備えたガス絶縁開閉装置において、第1、第2及び
第3の遮断器を略「コ」字状に配置したことを特徴とし
ている。このような請求項5の発明では、2本の主母線
間に3台の遮断器を一直線上に配置した場合と比べて、
主母線同士の間隔を狭くすることができ、主母線と直交
する方向に据付面積を縮小化できる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5記載のガス絶
縁開閉装置において、第1、第2及び第3の遮断器によ
って囲まれた略「コ」字状の内側に、制御現場盤、断路
器の操作箱及び接地開閉器の操作箱のうち少なくとも1
つを配置したことを特徴としている。このような請求項
6の発明では空いたスペースの有効利用を図ることがで
き、据付面積の縮小化に貢献できる。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項5または
6記載のガス絶縁開閉装置において、延長用主母線を配
置する場合に、ブッシング接続母線の下側を通したこと
を特徴とするものである。このような構成をとる請求項
7の発明によれば、ブッシングとの絶縁距離を維持しつ
つ主母線を延長させることができるので、延長用主母線
を配置しても据付面積を拡張する必要がない。
【0019】請求項8の発明は、屋内から屋外へと壁を
貫通する貫通母線と、この貫通母線及び壁間に防水・防
塵手段を取付けたガス絶縁開閉装置において、貫通母線
に接続フランジを形成し、防水・防塵手段の内径を接続
フランジの外径よりも大きく構成したことを特徴とす
る。
【0020】以上の請求項8の発明では、貫通母線の接
続フランジ外径よりも防水・防塵手段の内径を大きくし
たので、貫通母線の周囲にボスやフランジといった突出
部分があっても、この部分を防水・防塵手段の内側に収
めることができ、両者が干渉することがない。したがっ
て、突出部分と防水・防塵手段との干渉を避けるために
延ばしていた従来の貫通母線と比べて、母線長を短くす
ることができ、その結果、据付面積を縮小化できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図
8及び図9に示した従来例と同一の部材については同一
の符号を付して説明は省略する。
【0022】(1)第1の実施の形態 [構成]以下、本発明の第1の実施の形態について、図
面を参照して具体的に説明する。第1の実施の形態は請
求項1、2、3及び4を包含するもので、図1は第1の
実施の形態全体の平面図である図4のA−A矢視図、図
2は図4内のB−B矢視図、図3は図4内のC−C矢視
図である。なお、ガス絶縁開閉装置は同様の構成を持つ
3相分の機器を備えているが、図面では理解の容易化を
図る上で1相の機器構成についてのみ符号を付し、他の
2相の機器構成に関しては符号を省略した。
【0023】請求項1に対応する構成 まず、請求項1に対応する構成について図1を用いて説
明する。図1に示すように、3台の遮断器5、6、7の
配置面を第1フロア33とする。この第1フロア33よ
りも下方に第1フロア33とほぼ等しい面積を持つ第2
フロア34が形成される。そして第2フロア34にケー
ブルヘッド3が設置されている。また、遮断器5、6間
からは電気的に分岐させた回路30が下方へ引き出され
ており、ここに引出回線用の断路器31が接続されてい
る。断路器31の口出しは第1フロア33の床面にほぼ
接しており、ここに垂直に下に延びる接続母線32が取
付けられている。接続母線32は第1フロア33の床面
を貫通して第2フロア34に設置されたケーブルヘッド
3に接続される。
【0024】請求項2に対応する構成 次に、請求項2に対応する構成について図2を用いて説
明する。図2では、遮断器6、7間から電気的に分岐さ
せた回路30は下方へ引き出され、引出回線用の断路器
31に接続される。断路器31の口出しには接続母線3
2が接続されている。接続母線32は第1フロア33を
貫通して第2フロア34に設置されたケーブルヘッド3
に接続される。
【0025】さらに、遮断器6、7間からは電気的に分
岐させた回路17が上方へ引き出され、引出回線用の断
路器19に接続される。断路器19の口出しには主母線
2に直交する接続母線21が接続され、シャントリアク
トルへと接続される。つまり、遮断器6、7間からは上
下方向に2つの回路30、17が引き出されていること
になる。
【0026】一方、遮断器5、6間から電気的に分岐さ
せた回路16が上方へ引き出され、ここに引出回線用の
断路器18が接続される。断路器18の口出しには接続
母線20が接続されている。接続母線20は主母線1上
部を主母線1に直交する方向に配置され、変圧器へと接
続される。
【0027】請求項3に対応する構成 続いて、請求項3に対応する構成について図3を用いて
説明する。図3に示すように、第1の実施の形態におけ
る母線区分回線は、回線を構成する遮断器35、36が
主母線1、2の内側に対向して、且つ主母線1、2と直
交して配置されている。遮断器35と主母線1は断路器
37を介して接続母線38によって接続されている。ま
た、遮断器35は、主母線1と区分される第3の主母線
と断路器39を介して接続母線40により接続されてい
る。接続母線40は断路器39の口出し部から水平に引
き出され直ぐに上方へ引き上げられる。そして、遮断器
35上部の空間を利用して引き回された後、第3の主母
線へと接続される。なお、第2の主母線2と第4の主母
線とを区分する回線も同様の構造である。
【0028】請求項4に対応する構成 さらに、請求項4に対応する構成について図4を用いて
説明する。図4に示す符号41、42、43は第1ba
yにおける変圧器への接続母線、符号44、45、46
は第2bayにおける変圧器への接続母線である。これ
らの変圧器接続母線41〜46の終端部の並びは、従来
例のそれが主母線1、2に平行な直線上に配置されるの
に対して、第1の実施の形態では主母線1、2と直交す
る同一直線上に配置されている。また、第1bay側の
変圧器接続母線41〜43は、第2bay側の変圧器接
続母線44〜46の相順と線対称となるよう、立体的に
交差されて配置されている。
【0029】[作用効果]以上のような構成を有する第
1の実施の形態において、上記〜の構成から導かれ
る作用効果について説明する。 の構成による作用効果 第1の実施の形態では、フロア33、34という上下2
段のフロア構成にしたことにより、従来は屋外に設置し
ていたケーブルヘッド3を屋内に設置できる。そのた
め、屋外におけるケーブルヘッド用のスペースをなくす
ことができ、据付面積を大幅に縮小化可能である。その
上、ケーブルヘッド3を設置した第2フロア34はケー
ブル敷設の制限が少なく、高い自由度でケーブルを敷設
することができる。
【0030】の構成による作用効果 また第1の実施の形態では、遮断器6、7間から2つの
回路17、32を上下に分岐して引出し、一方にシャン
トリアクトルを接続し、他方にケーブルヘッド3を接続
できる。したがって、従来ならばbayを増やさなけれ
ばならなかった構成でも、1つのbayで構成できるよ
うになり、据付面積の大幅な縮小化を図ることができ
る。
【0031】の構成による作用効果 さらに第1の実施の形態では、母線区分回線を主母線
1、2と直交して対向配置するので、区分される母線間
の距離を短くすることができる。このような第1の実施
の形態は、据付面積の制限が主母線1、2の長手方向に
厳しい場合に極めて有効である。しかも、接続母線40
の引き回しに母線区分回線の遮断器35上部の空間を利
用するため、3相の相間距離を小さく保つことができ
る。
【0032】の構成による作用効果 第1の実施の形態においては、変圧器接続母線41〜4
6の終端部の並びを主母線1、2と直交する同一直線上
に配置しているので、主母線1、2の長手方向への据付
面積を縮小化できる。特に、第1bayと第2bayの
ように変圧器同士が隣り合う場合、大幅にbay間距離
の縮小を図ることができる。さらに、第1bay側の変
圧器接続母線41、42、43を立体的に交差させて、
2つのbayにおける変圧器接続母線41〜46の相順
を線対称としている。そのため、シンプルな配置構成を
実現でき、据付面積の縮小化に貢献できる。
【0033】(2)第2の実施の形態 次に、請求項5、6及び7を包含する第2の実施の形態
について、図5の平面図を参照して説明する。
【0034】[構成] 請求項5に対応する構成 第2の実施の形態における請求項5に対応する構成と
は、第1bay側及び第2bay側のそれぞれ3台の遮
断器が略「コ」字状に配置され、合計6台の遮断器が略
長方形のリング状に配置された点にある。すなわち、第
1bay側では第1の遮断器5と第2の遮断器6とが互
いに直角に配置され、第2の遮断器6と第3の遮断器7
が互いに直角に配置されることにより、3台の遮断器
5、6、7が略「コ」字状に配置される。一方、第2b
ay側では遮断器47、48、49はそれぞれ遮断器
5、6、7と左右対称的な位置に配置されることによ
り、第1bay側とは裏返しの略「コ」字状に配置され
る。さらに、各遮断器5、6、7、47、48、49の
両端部には断路器50〜61が接続され、これらの断路
器50〜61を介してリング状に配置される。
【0035】また、遮断器5と6の間から分岐された接
続母線62、63、64が断路器51、52を介してブ
ッシングへ接続され、遮断器6と7の間から分岐された
接続母線65、66、67が断路器53、54を介して
ブッシングへと接続される。さらに、遮断器47と48
の間から分岐された接続母線68、69、70が断路器
57、58を介してブッシングへ接続され、遮断器48
と49の間から分岐された接続母線71、72、73が
断路器59、60を介してブッシングへと接続される。
【0036】以上のように配置されたブッシング接続母
線62〜73は、図5中の縦方向及び横方向に延びるガ
ス絶縁開閉装置の中心線を対称軸として線対称に配置さ
れることになる。これにより合計12本あるブッシング
接続母線62〜73は3つのタイプに分類されることに
なる。すなわち、図5中の上下方向に延びる直線状の接
続母線62、65、68、71と、これら直線状の接続
母線62、65、68、71に隣接して図5中の左右方
向に広がる接続母線63、66、69、72と、さらに
左右方向に大きく広がる接続母線64、67、70、7
3の3タイプである。
【0037】請求項6に対応する構成 また第2の実施の形態では、請求項6に対応する構成と
して、リング状に配置された遮断器5、6、7、47、
48、49の内側に第1bayおよび第2bayにおけ
る制御現場盤74、75および各断路器50〜61の操
作箱76が配置されている。
【0038】請求項6に対応する構成 さらに第2の実施の形態では、請求項7に対応する構成
として延長用主母線77の配置箇所に特徴がある。すな
わち、延長用主母線77は第1及び第2のbay間を接
続している主母線部より下方へ引き出され、リング状に
配置された遮断器5〜7、47〜49の最外側とブッシ
ングとの間をブッシング接続母線71〜73の下側を通
して配置されている。
【0039】[作用効果]以上のような構成を有する第
2の実施の形態において、上記〜の構成から導かれ
る作用効果について説明する。 の構成による作用効果 第2の実施の形態では、第1及び第2bayの3台の遮
断器5、6、7及び47、48、49を、略「コ」字状
あるいは裏返しの略「コ」字状に配置したことにより、
3台の遮断器を一直線上に配置していた従来例に比べ
て、主母線1、2同士の間隔を狭くでき、主母線1、2
と直交する方向に据付面積の縮小化が可能となる。しか
も、第2の実施の形態は、ブッシング接続母線62〜7
3を縦・横方向に線対称に配置することで、ブッシング
接続母線62〜73を3タイプの部品から構成すること
ができる。したがって、部品の共通化を進めることがで
き、予備品の種類の削減を図ることができるといった効
果がある。
【0040】の構成による作用効果 また第2の実施の形態では、リング状に配置された遮断
器5〜7、47〜49の内側に制御現場盤74、75お
よび各断路器50〜61の操作箱76を配置するため、
空いたスペースの有効に利用して据付面積の縮小化を図
ることができる。その上、遮断器5〜7、47〜49及
び断路器50〜61などの各機器と制御現場盤74、7
5及び操作箱76との距離を短くすることができるた
め、配線距離の縮小化が可能となる。
【0041】の構成による作用効果 さらに第2の実施の形態では、延長用主母線77を配置
する場合に、リング状に配置された遮断器5〜7、47
〜49の最外側とブッシングとの間をブッシング接続母
線71〜73の下側を通しているので、ブッシングから
の絶縁距離を保ちながら、据付面積を拡張させることな
く主母線を延長させることができる。
【0042】(3)第3の実施の形態…請求項10対応 [構成]続いて、請求項8を包む第3の実施の形態につ
いて、図6の断面図を参照して具体的に説明する。第3
の実施の形態は、接続母線21を屋内から屋外へと壁を
貫通する貫通母線とし、この母線21及び壁間に施した
防水・防塵手段に特徴があるもので、図6は貫通母線部
分の断面図を示している。
【0043】図6に示すように、第3の実施の形態では
壁23の開口部に、円筒部78aを有する壁取り合い板
78がボルト締めまたは溶接されている。また、接続母
線21には接続フランジ80が形成され、ここに円筒部
79aを有するフランジ取り合い板79がボルト締めさ
れている。2つの取り合い板78、79の円筒部78
a、79aの外径は互いに等しく構成されており、この
周囲にはゴムシート81が覆われている。以上の取り合
い板78、79及びゴムシート81から防水・防塵手段
が構成される。また、2つの取り合い板78、79の円
筒部78a、79aの内径は接続母線21の接続フラン
ジ80の外径よりも十分に大きく構成されている。
【0044】[作用効果]以上の第3の実施の形態で
は、接続母線21の接続フランジ80の外径よりも防水
・防塵手段を構成する2つの取り合い板78、79の円
筒部78a、79aの内径を大きくしたので、貫通母線
である接続母線21周囲のボスやフランジ29と取り合
い板78、79とが干渉することがなく、取り合い板7
8、79内に接続母線21を収納できる。このような第
3の実施の形態によれば、貫通母線側の突出部分と防水
・防塵手段との干渉を避けるべく貫通母線を延長させて
いた従来例と比べて、母線長を短くすることができ、据
付面積を縮小化できる。
【0045】(4)他の実施の形態 なお、本発明は以上のような実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、第2の実施の形態の変形例として
断路器50〜61の操作箱76だけではなく接地開閉器
の操作箱もリング状に配置された遮断器5〜7、47〜
49内側に配置してもよく、これによりいっそうの据付
面積の縮小化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス絶縁
開閉装置によれば、2段フロア構成として下段フロアに
ケーブルヘッドを設置する、3台の遮断器を略「コ」字
状に配置する、あるいは貫通母線への防水・防塵構造に
おいて貫通母線の接続フランジ外径よりも防水・防塵手
段の内径を大きくするといった構成により、据付面積を
大幅に縮小化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の側面図(図4のA
−A矢視図)
【図2】第1の実施の形態の側面図(図4のB−B矢視
図)
【図3】第1の実施の形態の側面図(図4のC−C矢視
図)
【図4】第1の実施の形態の平面図
【図5】本発明の第2の実施の形態の平面図
【図6】本発明の第3の実施の形態における防水・防塵
構造を示す断面図
【図7】11/2 CB方式のガス絶縁開閉装置の一般的な
単線結線図
【図8】従来のガス絶縁開閉装置の平面図
【図9】従来のガス絶縁開閉装置の側面図(図8のA−
A矢視図)
【図10】従来のガス絶縁開閉装置の防水・防塵構造を
示す断面図
【符号の説明】
1,2…主母線 3…ケーブルヘッド 4…ブッシング 5,6,7,47,48,49…遮断器 8,9,10,11,12,13,50〜61…断路器 14,15,20,21,32,38,40…接続母線 16,17…上方分岐部 18,19,31…引出回線用断路器 22,23…壁 24,28,81…ゴムシート 25…バンド 26…穴塞ぎ板 27,78…壁取り合い板 29…導体支持部フランジ 30…下方分岐部 33…第1フロア 34…第2フロア 35,36,37…母線区分回線の遮断器 39…母線区分回線の断路器 41〜46,81〜86…変圧器接続母線 62〜73…ブッシング接続母線 74,75…制御現場盤 76…断路器操作箱 77…延長用主母線 78…壁取り合い板 79…フランジ取り合い板 80…接続フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二瓶 尚三 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 石井 哲也 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5G017 AA04 AA06 AA32 BB01 BB02 BB20 HH01 JJ01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の主母線が互いに平行に配
    置され、電気的に直列に接続された第1、第2及び第3
    の遮断器が配置され、第1及び第3の遮断器に第1及び
    第2の主母線が電気的に接続されたガス絶縁開閉装置に
    おいて、 前記遮断器の配置面よりも下方に下段フロアが形成さ
    れ、 この下段フロアにケーブルヘッドが設置され、 第1、第2の遮断器間または第2、第3の遮断器間から
    電気的に分岐させた回路が下方に向かって引出され、前
    記遮断器の配置面を貫通して前記ケーブルヘッドに接続
    されたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルヘッドに接続された回路を
    引出した遮断器間から、電気的に分岐させた第2の回路
    が上方に向かって引出され、 この第2の回路にシャントリアクトルが接続されたこと
    を特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の主母線の内側に前記
    主母線と直交する母線区分回線が配置されたことを特徴
    とする請求項1または2記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 変圧器に接続される変圧器接続母線がそ
    の終端部の並びを前記主母線と直交させて配置されたこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載のガス絶縁開
    閉装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の主母線が互いに平行に配
    置され、電気的に直列に接続された第1、第2及び第3
    の遮断器が配置され、第1及び第3の遮断器に第1及び
    第2の主母線が電気的に接続されたガス絶縁開閉装置に
    おいて、 前記第1、第2及び第3の遮断器が略「コ」字状に配置
    されたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2及び第3の遮断器によっ
    て囲まれた略「コ」字状の内側に、制御現場盤、断路器
    の操作箱及び接地開閉器の操作箱のうち少なくとも1つ
    が配置されたことを特徴とする請求項5記載のガス絶縁
    開閉装置。
  7. 【請求項7】 ブッシングに接続されるブッシング接続
    母線が設けられ、 このブッシング接続母線の下側を通して延長用の主母線
    が配置されたことを特徴とする請求項5または6記載の
    ガス絶縁開閉装置。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の主母線が互いに平行に配
    置され、電気的に直列に接続された第1、第2及び第3
    の遮断器が配置され、第1及び第3の遮断器に第1及び
    第2の主母線が電気的に接続される共に、屋内から屋外
    へと壁を貫通する貫通母線が設けられ、この貫通母線と
    壁との間に防水・防塵手段が取付けられたガス絶縁開閉
    装置において、 前記貫通母線には接続フランジが形成され、 前記防水・防塵手段はその内径が前記接続フランジの外
    径よりも大きく構成されたことを特徴とするガス絶縁開
    閉装置。
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