JPH0928008A - 電気配線方式 - Google Patents
電気配線方式Info
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- JPH0928008A JPH0928008A JP7198084A JP19808495A JPH0928008A JP H0928008 A JPH0928008 A JP H0928008A JP 7198084 A JP7198084 A JP 7198084A JP 19808495 A JP19808495 A JP 19808495A JP H0928008 A JPH0928008 A JP H0928008A
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- Japan
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- wiring
- power cable
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- cable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力ケーブルの配線量を少なくできるととも
に分岐回路の増設を容易にし、分電盤を不要にするとと
もに配線用遮断器を容易に操作することができる電気配
線方式を提供する。 【解決手段】 電源側に接続された幹線ケーブル21
に、電力量計23,電流制限器1,主開閉器2を介して
屋内に敷設された主電力ケーブル3の基端を接続する。
そして、主電力ケーブル3の任意位置に複数の接続コネ
クター8を設け、各接続コネクター8のそれぞれに、屋
内の任意位置に分散して配置されたブランチブレーカボ
ックス5内の配線用遮断器7を介して電力ケーブル4を
接続し、電力ケーブル4の端部に屋内の所定位置に設置
された電力負荷6を接続する。
に分岐回路の増設を容易にし、分電盤を不要にするとと
もに配線用遮断器を容易に操作することができる電気配
線方式を提供する。 【解決手段】 電源側に接続された幹線ケーブル21
に、電力量計23,電流制限器1,主開閉器2を介して
屋内に敷設された主電力ケーブル3の基端を接続する。
そして、主電力ケーブル3の任意位置に複数の接続コネ
クター8を設け、各接続コネクター8のそれぞれに、屋
内の任意位置に分散して配置されたブランチブレーカボ
ックス5内の配線用遮断器7を介して電力ケーブル4を
接続し、電力ケーブル4の端部に屋内の所定位置に設置
された電力負荷6を接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の電気配線方式は、建
築物等における屋内の電気配線方式に関する。
築物等における屋内の電気配線方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住戸や事務所などの屋内の電気配
線は、想定される負荷に基づき分岐回路数を求め、その
分岐回路数に応じた配線用遮断器を備えた分電盤を所定
の位置に設け、分電盤内の各配線用遮断器から屋内の所
定位置に設けられるコンセントや照明器具などの電力負
荷に対し回路毎に配線している。例えば、図3に示すよ
うに、住戸の配線においては、分電盤60内に電流制限
器50,主開閉器51,各配線用遮断器52が併置され
ており、メーターボックス61などに敷設された電源側
の幹線ケーブル62から分岐幹線ケーブル63や電力量
計64,電力ケーブル65を介して分電盤60内の電流
制限器50に電力が供給され、各配線用遮断器52に接
続された電力ケーブル66を介して図示を省略した屋内
の各回路毎の電力負荷に電力が供給されるようになって
いる。
線は、想定される負荷に基づき分岐回路数を求め、その
分岐回路数に応じた配線用遮断器を備えた分電盤を所定
の位置に設け、分電盤内の各配線用遮断器から屋内の所
定位置に設けられるコンセントや照明器具などの電力負
荷に対し回路毎に配線している。例えば、図3に示すよ
うに、住戸の配線においては、分電盤60内に電流制限
器50,主開閉器51,各配線用遮断器52が併置され
ており、メーターボックス61などに敷設された電源側
の幹線ケーブル62から分岐幹線ケーブル63や電力量
計64,電力ケーブル65を介して分電盤60内の電流
制限器50に電力が供給され、各配線用遮断器52に接
続された電力ケーブル66を介して図示を省略した屋内
の各回路毎の電力負荷に電力が供給されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の分
電盤は、分電盤内に各配線用遮断器が設置されており、
分電盤が設置された位置から屋内の各電力負荷に電力ケ
ーブルを敷設しなくてはならず、電力ケーブルの配線量
が多くなってしまうし、屋内に新たに分岐回路を増設す
る場合には、分電盤内の予備の配線用遮断器などから屋
内の増設される電力負荷まで電力ケーブルを敷設しなけ
ればならず、敷設に手間がかかかるものであった。ま
た、分岐回路の増設を考慮に入れた場合、分電盤内に配
線用遮断器を後から設置するスペースを確保したり、予
備の配線用遮断器を設置したりする必要があり、分電盤
を大きくする必要があるし、分電盤の設置スペースは意
匠的配慮なども必要で、設計者の悩みでもあった。ま
た、各分岐回路において、電気の使用量がオーバーする
などして配線用遮断器が作動して回路を遮断した場合、
その度に分電盤までいって配線用遮断器をONにして電
気を通電させる必要があり手間がかかっていた。
電盤は、分電盤内に各配線用遮断器が設置されており、
分電盤が設置された位置から屋内の各電力負荷に電力ケ
ーブルを敷設しなくてはならず、電力ケーブルの配線量
が多くなってしまうし、屋内に新たに分岐回路を増設す
る場合には、分電盤内の予備の配線用遮断器などから屋
内の増設される電力負荷まで電力ケーブルを敷設しなけ
ればならず、敷設に手間がかかかるものであった。ま
た、分岐回路の増設を考慮に入れた場合、分電盤内に配
線用遮断器を後から設置するスペースを確保したり、予
備の配線用遮断器を設置したりする必要があり、分電盤
を大きくする必要があるし、分電盤の設置スペースは意
匠的配慮なども必要で、設計者の悩みでもあった。ま
た、各分岐回路において、電気の使用量がオーバーする
などして配線用遮断器が作動して回路を遮断した場合、
その度に分電盤までいって配線用遮断器をONにして電
気を通電させる必要があり手間がかかっていた。
【0004】そこで、本発明の電気配線方式は、主開閉
器と分岐回路用の配線用遮断器を1ヶ所に併置すること
なく、主開閉器に接続された主電力ケーブルに、室内の
任意位置に分散して設置された各配線用遮断器を接続し
て、電力ケーブルの配線量を少なくできるとともに分岐
回路の増設を容易にし、分電盤を不要にした電気配線方
式を提供することを目的とするとともに、配線用遮断器
を効率よく設置して、安全性が高く、配線用遮断器を容
易に操作することができる電気配線方式を提供すること
を目的とする。
器と分岐回路用の配線用遮断器を1ヶ所に併置すること
なく、主開閉器に接続された主電力ケーブルに、室内の
任意位置に分散して設置された各配線用遮断器を接続し
て、電力ケーブルの配線量を少なくできるとともに分岐
回路の増設を容易にし、分電盤を不要にした電気配線方
式を提供することを目的とするとともに、配線用遮断器
を効率よく設置して、安全性が高く、配線用遮断器を容
易に操作することができる電気配線方式を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気配線方式は
上記課題を解決したもので、建築物等における屋内の電
気配線方式であって、主電力ケーブルの基端を主開閉器
を介して電源側の幹線ケーブルに接続するとともに、主
電力ケーブルを屋内に敷設し、主電力ケーブルの任意位
置から複数の電力ケーブルを分岐し、分岐された各電力
ケーブルに配線用遮断器を介して所定位置に設置された
電力負荷もしくは電力負荷群を接続するようにして、電
力ケーブルの配線量を少なくでき、分岐回路の増設を容
易にするとともに、分電盤を不要にした。
上記課題を解決したもので、建築物等における屋内の電
気配線方式であって、主電力ケーブルの基端を主開閉器
を介して電源側の幹線ケーブルに接続するとともに、主
電力ケーブルを屋内に敷設し、主電力ケーブルの任意位
置から複数の電力ケーブルを分岐し、分岐された各電力
ケーブルに配線用遮断器を介して所定位置に設置された
電力負荷もしくは電力負荷群を接続するようにして、電
力ケーブルの配線量を少なくでき、分岐回路の増設を容
易にするとともに、分電盤を不要にした。
【0006】また、配線用遮断器を、電力負荷の使用量
に応じた一定のエリア毎にもしくは特定の電力負荷に対
して設けるようにしたり、配線用遮断器を、箱体に収納
するとともに、電力負荷の近くに設置するようにして、
配線用遮断器を効率よく設置し、配線用遮断器を保護す
るとともに、配線用遮断器を容易に操作することができ
るようにした。さらに、主開閉器を介して電源側の幹線
ケーブルに接続した主電力ケーブルの基端側に、電力量
計と電流制限器を設けて、主電力ケーブルを電力量計と
電流制限器と主開閉器とを介して電源側の幹線ケーブル
に接続するようにして、住宅や集合住宅の屋内配線から
分電盤をなくすことができるようにした。
に応じた一定のエリア毎にもしくは特定の電力負荷に対
して設けるようにしたり、配線用遮断器を、箱体に収納
するとともに、電力負荷の近くに設置するようにして、
配線用遮断器を効率よく設置し、配線用遮断器を保護す
るとともに、配線用遮断器を容易に操作することができ
るようにした。さらに、主開閉器を介して電源側の幹線
ケーブルに接続した主電力ケーブルの基端側に、電力量
計と電流制限器を設けて、主電力ケーブルを電力量計と
電流制限器と主開閉器とを介して電源側の幹線ケーブル
に接続するようにして、住宅や集合住宅の屋内配線から
分電盤をなくすことができるようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の電気配線方式の実施の形
態を図1と図2により説明する。集合住宅のメーターボ
ックス20内の上下方向に、電源側に接続された幹線ケ
ーブル21が敷設されており、幹線ケーブル21の任意
位置に、屋内に敷設された主電力ケーブル3の基端がメ
ーターボックス20内の電力量計23,屋内の任意位置
に設けられた電流制限器1と主開閉器2を介して接続さ
れている。なお、主開閉器2は、電流制限器1付近に設
けられており、漏電遮断器としての機能を有している。
態を図1と図2により説明する。集合住宅のメーターボ
ックス20内の上下方向に、電源側に接続された幹線ケ
ーブル21が敷設されており、幹線ケーブル21の任意
位置に、屋内に敷設された主電力ケーブル3の基端がメ
ーターボックス20内の電力量計23,屋内の任意位置
に設けられた電流制限器1と主開閉器2を介して接続さ
れている。なお、主開閉器2は、電流制限器1付近に設
けられており、漏電遮断器としての機能を有している。
【0008】主電力ケーブル3の任意位置には、複数の
接続コネクター8が設けられており、各接続コネクター
8に、屋内の任意位置に分散して設置されたブランチブ
レーカーボックス5内の配線用遮断器7を介して複数の
電力ケーブル4の基端が接続され、各電力ケーブル4の
端部に、屋内の任意位置に設けられるコンセントや照明
などの所定の電力負荷6が接続されて、幹線ケーブル2
1から主電力ケーブル3,電力ケーブル4や配線用遮断
器7などを介して電力負荷6に電力が供給されるように
なっている。なお、主電力ケーブル3の任意位置に配線
用遮断器を増設したい場合に備えて、あらかじめ電力ケ
ーブル4用の接続コネクター9を主電力ケーブル3の任
意位置に設けておいてもかまわない。また、配線用遮断
器7から電力負荷6までの電力ケーブル4を分岐させて
複数の電力負荷群を配線用遮断器7に接続できるように
してもよい。
接続コネクター8が設けられており、各接続コネクター
8に、屋内の任意位置に分散して設置されたブランチブ
レーカーボックス5内の配線用遮断器7を介して複数の
電力ケーブル4の基端が接続され、各電力ケーブル4の
端部に、屋内の任意位置に設けられるコンセントや照明
などの所定の電力負荷6が接続されて、幹線ケーブル2
1から主電力ケーブル3,電力ケーブル4や配線用遮断
器7などを介して電力負荷6に電力が供給されるように
なっている。なお、主電力ケーブル3の任意位置に配線
用遮断器を増設したい場合に備えて、あらかじめ電力ケ
ーブル4用の接続コネクター9を主電力ケーブル3の任
意位置に設けておいてもかまわない。また、配線用遮断
器7から電力負荷6までの電力ケーブル4を分岐させて
複数の電力負荷群を配線用遮断器7に接続できるように
してもよい。
【0009】図2に示すように、屋内の任意位置に分散
して設置されているブランチブレーカボックス5は、例
えば、前面が開口された箱体に形成されており、その内
部に配線用遮断器7が設けられている。ブランチブレー
カボックス5の前面の開口には、配線用遮断器7の前面
を覆うとともに、配線用遮断器7の操作スイッチ7aを
貫通させる開口部を有する保護板5aが設けられてい
る。また、内側に空所を有する蓋部材5bがブランチブ
レーカボックス5の前面に開閉可能に取り付けられて、
配線用遮断器7の操作スイッチ7aなどを保護してい
る。
して設置されているブランチブレーカボックス5は、例
えば、前面が開口された箱体に形成されており、その内
部に配線用遮断器7が設けられている。ブランチブレー
カボックス5の前面の開口には、配線用遮断器7の前面
を覆うとともに、配線用遮断器7の操作スイッチ7aを
貫通させる開口部を有する保護板5aが設けられてい
る。また、内側に空所を有する蓋部材5bがブランチブ
レーカボックス5の前面に開閉可能に取り付けられて、
配線用遮断器7の操作スイッチ7aなどを保護してい
る。
【0010】また、ブランチブレーカボックス5の上下
面には、主電力ケーブル3から分岐され、電力負荷6に
接続される電力ケーブル4を通す孔が開けられており、
それぞれの孔に主電力ケーブル3からの電力ケーブル4
と電力負荷6への電力ケーブル4を通してブランチブレ
ーカボックス5内の配線用遮断器7に接続できるように
なっている。なお、ブランチブレーカボックス5内の配
線用遮断器7は、1つに限るものではなく、2つ以上配
置するようにしてもよい。
面には、主電力ケーブル3から分岐され、電力負荷6に
接続される電力ケーブル4を通す孔が開けられており、
それぞれの孔に主電力ケーブル3からの電力ケーブル4
と電力負荷6への電力ケーブル4を通してブランチブレ
ーカボックス5内の配線用遮断器7に接続できるように
なっている。なお、ブランチブレーカボックス5内の配
線用遮断器7は、1つに限るものではなく、2つ以上配
置するようにしてもよい。
【0011】上記の主電力ケーブル3や配線用遮断器7
などにより集合住宅などの屋内に電気配線を敷設する場
合は、住戸外に設けられたメーターボックス20内に敷
設された幹線ケーブル21の任意位置に主電力ケーブル
3の基端を接続する。そして、主電力ケーブル3を、メ
ーターボックス20内の電力量計23の1次側に接続
し、電力量計23の2次側と住戸30内の任意位置(玄
関など)に設けられる電流制限器1の1次側との間を主
電力ケーブル3で接続するとともに、電流制限器1の2
次側と主開閉器2の1次側との間を主電力ケーブル3で
接続し、主開閉器2の2次側から住戸30内の所定位置
に主電力ケーブル3を敷設する。なお、幹線ケーブル2
1は、その一端が電力引き込線などの電源側に接続され
て主電力ケーブル3に電力を供給できるようになってい
る。
などにより集合住宅などの屋内に電気配線を敷設する場
合は、住戸外に設けられたメーターボックス20内に敷
設された幹線ケーブル21の任意位置に主電力ケーブル
3の基端を接続する。そして、主電力ケーブル3を、メ
ーターボックス20内の電力量計23の1次側に接続
し、電力量計23の2次側と住戸30内の任意位置(玄
関など)に設けられる電流制限器1の1次側との間を主
電力ケーブル3で接続するとともに、電流制限器1の2
次側と主開閉器2の1次側との間を主電力ケーブル3で
接続し、主開閉器2の2次側から住戸30内の所定位置
に主電力ケーブル3を敷設する。なお、幹線ケーブル2
1は、その一端が電力引き込線などの電源側に接続され
て主電力ケーブル3に電力を供給できるようになってい
る。
【0012】また、住戸30内の所定位置に敷設された
主電力ケーブル3は、その任意位置に設けられている各
接続コネクター8に電力ケーブル4を接続し、各電力ケ
ーブル4に住戸30内の任意位置に設置された各配線用
遮断器7の1次側を接続するとともに、配線用遮断器7
の2次側に電力ケーブル4を接続して、その端部に住戸
30内の所定位置に設置された電力負荷6を接続するこ
とにより、電源側に接続された幹線ケーブル21から主
電力ケーブル3,電力ケーブル4や配線用遮断器7など
を介して住戸30内の各電力負荷6に電力が供給され
る。なお、各配線用遮断器7は、各電力負荷6で使用さ
れる容量に応じて各部屋毎などの一定のエリア毎に設け
られているとともに、接続される電力負荷の近くに設置
され、各配線用遮断器7が分散して設置される。また、
エアコン用コンセントなどの特定の電力負荷に対して
は、その電力負荷専用の配線用遮断器7が設けられる。
主電力ケーブル3は、その任意位置に設けられている各
接続コネクター8に電力ケーブル4を接続し、各電力ケ
ーブル4に住戸30内の任意位置に設置された各配線用
遮断器7の1次側を接続するとともに、配線用遮断器7
の2次側に電力ケーブル4を接続して、その端部に住戸
30内の所定位置に設置された電力負荷6を接続するこ
とにより、電源側に接続された幹線ケーブル21から主
電力ケーブル3,電力ケーブル4や配線用遮断器7など
を介して住戸30内の各電力負荷6に電力が供給され
る。なお、各配線用遮断器7は、各電力負荷6で使用さ
れる容量に応じて各部屋毎などの一定のエリア毎に設け
られているとともに、接続される電力負荷の近くに設置
され、各配線用遮断器7が分散して設置される。また、
エアコン用コンセントなどの特定の電力負荷に対して
は、その電力負荷専用の配線用遮断器7が設けられる。
【0013】本実施の形態では、集合住宅の屋内電気配
線について説明しているが、ビル内の屋内電気配線に用
いることもできる。また、主電力ケーブル3は1本であ
るが、主電力ケーブルを途中から分岐させるようにし
て、屋内に複数本敷設するようにしてもよい。この場
合、分岐させたケーブルの基端に配線用遮断器を接続す
れば、配線用遮断器で分岐された回路毎に遮断すること
ができる。また、電力量計23や電流制限器1を設けな
い構成にしてもかまわない。
線について説明しているが、ビル内の屋内電気配線に用
いることもできる。また、主電力ケーブル3は1本であ
るが、主電力ケーブルを途中から分岐させるようにし
て、屋内に複数本敷設するようにしてもよい。この場
合、分岐させたケーブルの基端に配線用遮断器を接続す
れば、配線用遮断器で分岐された回路毎に遮断すること
ができる。また、電力量計23や電流制限器1を設けな
い構成にしてもかまわない。
【0014】
【発明の効果】本発明の電気配線方式によれば、屋内に
敷設された主電力ケーブルに屋内の任意位置に分散して
設置された配線用遮断器を接続するようにして、主開閉
器と配線用遮断器を1ヶ所に併置することなく屋内の任
意位置に分散して設置することができるので、従来のよ
うに分電盤から各配線機器に電力ケーブルを配線した場
合に比べて配線量を少なくすることができる。分岐回路
を増設する場合においても、屋内の任意位置に設置され
た配線用遮断器から配線することができ、電力ケーブル
の敷設に要する手間を少なくして施行期間の短縮や経費
の削減を図ることができる。また、従来設けられていた
分電盤が必要ないので、その分の設置スペースを確保す
る必要がない。
敷設された主電力ケーブルに屋内の任意位置に分散して
設置された配線用遮断器を接続するようにして、主開閉
器と配線用遮断器を1ヶ所に併置することなく屋内の任
意位置に分散して設置することができるので、従来のよ
うに分電盤から各配線機器に電力ケーブルを配線した場
合に比べて配線量を少なくすることができる。分岐回路
を増設する場合においても、屋内の任意位置に設置され
た配線用遮断器から配線することができ、電力ケーブル
の敷設に要する手間を少なくして施行期間の短縮や経費
の削減を図ることができる。また、従来設けられていた
分電盤が必要ないので、その分の設置スペースを確保す
る必要がない。
【0015】また、配線用遮断器を、電力負荷の使用量
に応じた一定のエリア毎にもしくは特定の電力負荷に対
して設けるようにしたり、配線用遮断器を、箱体に収納
するとともに、電力負荷の近くに設置するようにした場
合は、配線用遮断器の設置を効率よく行なうことができ
るとともに、配線用遮断器の安全性を確保して、その操
作を、電力負荷の近くで行なうことができる。さらに、
主開閉器を介して電源側の幹線ケーブルに接続した主電
力ケーブルの基端に、電力量計と電流制限器を設けて、
主電力ケーブルを電力量計と電流制限器と主開閉器とを
介して電源側の幹線ケーブルに接続するようにした場合
は、住宅や集合住宅の屋内配線から分電盤をなくすこと
ができ、電力ケーブルの配線を少なくして施工期間の短
縮や経費の削減を行なうことができる。
に応じた一定のエリア毎にもしくは特定の電力負荷に対
して設けるようにしたり、配線用遮断器を、箱体に収納
するとともに、電力負荷の近くに設置するようにした場
合は、配線用遮断器の設置を効率よく行なうことができ
るとともに、配線用遮断器の安全性を確保して、その操
作を、電力負荷の近くで行なうことができる。さらに、
主開閉器を介して電源側の幹線ケーブルに接続した主電
力ケーブルの基端に、電力量計と電流制限器を設けて、
主電力ケーブルを電力量計と電流制限器と主開閉器とを
介して電源側の幹線ケーブルに接続するようにした場合
は、住宅や集合住宅の屋内配線から分電盤をなくすこと
ができ、電力ケーブルの配線を少なくして施工期間の短
縮や経費の削減を行なうことができる。
【図1】本発明の電気配線方式の実施の形態を示す配線
説明図である。
説明図である。
【図2】ブランチブレーカボックスを示す斜視図であ
る。
る。
【図3】従来の分電盤の配線状況を示す配線説明図であ
る。
る。
1 電流制限器 2 主開閉器 3 主電力ケーブル 4 電力ケーブル 5 ブランチブレーカボックス 7 配線用遮断器 21 幹線ケーブル
Claims (4)
- 【請求項1】 建築物等における屋内の電気配線方式で
あって、 主電力ケーブルの基端が主開閉器を介して電源側の幹線
ケーブルに接続されるとともに、主電力ケーブルが屋内
に敷設され、主電力ケーブルの任意位置から複数の電力
ケーブルが分岐され、分岐された各電力ケーブルに配線
用遮断器を介して所定位置に設置された電力負荷もしく
は電力負荷群が接続されていることを特徴とする電気配
線方式。 - 【請求項2】 上記配線用遮断器は、電力負荷の使用量
に応じた一定のエリア毎にもしくは特定の電力負荷に対
して設けられている請求項1に記載の電気配線方式。 - 【請求項3】 上記配線用遮断器は、箱体に収納されて
いるとともに、電力負荷の近くに設置されている請求項
1または2に記載の電気配線方式。 - 【請求項4】 主開閉器を介して電源側の幹線ケーブル
に接続された主電力ケーブルの基端側に、電力量計と電
流制限器が設けられて、主電力ケーブルが電力量計と電
流制限器と主開閉器とを介して電源側の幹線ケーブルに
接続されている請求項1から3までのいずれかに記載の
電気配線方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198084A JPH0928008A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 電気配線方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198084A JPH0928008A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 電気配線方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0928008A true JPH0928008A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16385249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198084A Pending JPH0928008A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 電気配線方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0928008A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276964A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-06 | Daihen Corp | 地上設置形多回路開閉器 |
JP2010068693A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kanamoto Co Ltd | エンジン駆動型発電機 |
CN115383244A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-11-25 | 京信射频技术(广州)有限公司 | 主馈线焊接定位组件、定位装置与组装系统 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP7198084A patent/JPH0928008A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276964A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-06 | Daihen Corp | 地上設置形多回路開閉器 |
JP2010068693A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kanamoto Co Ltd | エンジン駆動型発電機 |
CN115383244A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-11-25 | 京信射频技术(广州)有限公司 | 主馈线焊接定位组件、定位装置与组装系统 |
CN115383244B (zh) * | 2022-09-05 | 2023-12-26 | 京信射频技术(广州)有限公司 | 主馈线焊接定位组件、定位装置与组装系统 |
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