JPH0613528Y2 - 低圧配電盤 - Google Patents

低圧配電盤

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JPH0613528Y2
JPH0613528Y2 JP14802587U JP14802587U JPH0613528Y2 JP H0613528 Y2 JPH0613528 Y2 JP H0613528Y2 JP 14802587 U JP14802587 U JP 14802587U JP 14802587 U JP14802587 U JP 14802587U JP H0613528 Y2 JPH0613528 Y2 JP H0613528Y2
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JP
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cable
hole
low
voltage switchboard
bus bar
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JP14802587U
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修身 岡田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は配線用遮断器(以下MCBと記す)を横向きにし
て縦一列に複数個収納する低圧配電盤に関する。
〈従来の技術〉 MCBを横向きにして縦一列に複数個収納する低圧配電盤
は従来より製作されている。この種の低圧配電盤は一般
的に盤の奥行き寸法が小さく、MCBの操作および盤内の
保守・点検作業が前面側から行えるようになつている。
そして、配電用変圧器を収納した変圧器盤と列盤にして
盤の背面側を建物の壁に接して設置したり盤の背面側を
互いに合せて設置したりされている。
この低圧配電盤の従来例を図面により以下に説明する。
第7図はブロツクスケルトン、第8図は盤配列図でそれ
ぞれ一部分を示す。本例は左側に変圧器盤(1)、右側に
低圧配電盤(2)を配列したケースであり、盤内を貫通す
る高圧母線(3)−分岐導体(4)−変圧器−次開閉器(5)−
分岐導体(6)−変圧器(7)−分岐導体(8)−低圧水平母線
(9)−前記低圧水平母線(9)に嵌挿した変流器(10)−低圧
垂直母線(11)−分岐導体(12)−MCB(13)−MCB負荷側ケー
ブル(14)を経て負荷へ配電される。
第9図はこの低圧配電盤(2)の前面扉を取り除いた正面
図、第10図はその平面断面図を示す。盤内の左側に配
設される低圧垂直母線(11)は上下に適当な間隔をおいて
設けられた母線支持クリート(15)により挟着され母線支
持クリート取付板(16)に固定されている。また、盤内の
中央に配設される複数個のMCB(13)は盤背面側に固着さ
れたMCB取付板(17)上に横向きにして縦一列に固定され
ている。MCB負荷側ケーブル(14)は盤内の右側面に沿つ
て下部へ引き下ろされ適所に設けられたケーブル支持板
(18)にひもなどでしばりつけられる。
そして、上記の母線支持クリート取付板(16)およびケー
ブル支持板(18)は第11図乃至第13図に示すように箱
体(2A)の両側面のそれぞれ中間部前寄りと後端部に配
設された断面L形の4本の主柱(19)(20)(21)(22)に溶接
によつて固着されている。なお、母線支持クリート取付
板(16)には複数の母線支持クリート取付孔(16a)が設け
られている。また、床板(2C)にはMCB負荷側ケーブル
(14)のケーブル引出孔(24)が形成されるとともにこのケ
ーブル引出孔(24)を覆う2分割構造のケーブル孔覆い(2
5)が設けられる。
本従来例では左側に変圧器盤(1)、右側に低圧配電盤(2)
を配列しMCB負荷側ケーブル引出方向を下部とした例で
あるが、配列が左右逆の場合やケーブル引出方向が上下
逆の場合などがあつてその組み合せは多種考えられる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような低圧配電盤は主としてビルなどにおける動力
・電灯負荷などへの電力供給に用いられるものである
が、特に新築のビルなどにこの種低圧配電盤を新設する
場合に建物との関係において種々の問題が発生する。
電気室の平面形状や大きさなど、また、ケーブルの布設
方法がピツト内引回しであつたりラツク上引回しであつ
たり、各ビルにおいて様々である。このため配電盤の配
列やMCBの負荷側ケーブルの引出方向は一様でない。し
たがつてこの種低圧配電盤においては、変圧器盤が左側
に隣接されたりあるいは右側に隣設されたりし、また、
MCBの負荷側ケーブルが上方向に引出されたりあるいは
下方向に引出されたりする。このため低圧配電盤の箱体
はその都度それに応じたものを設計・製作している。
ところで新築のビルなどの場合、建築設計の基本段階で
決められて手当てされていた電気室が実施設計段階に入
つてから変更されたりすることがしばしばあり、さら
に、建築途上にあつても間仕切り壁の位置変更などが生
じたりもする。また、電気室の位置と負荷の位置との関
係からケーブルの引回しルートの変更が生じることもあ
る。こうした建築上の変更が生じるとこれに伴つて配電
盤の配列変更やケーブルの引出方向の変更をしなければ
ならなくなり、設計変更や箱体の手直しを行なうことに
なつて製造業者にとつては非常に迷惑な問題である。
そして、上述したような変更が生じた場合従来の低圧配
電盤では、母線支持クリート取付板(16)およびケーブル
支持板(18)の取付位置を変更しなければならなくなり溶
接などで固着しているとこの手直し作業は非常に面倒と
なる。またケーブル引出孔(24)の位置を床面から天井面
に変更することが必要となると大掛かりな手直し作業と
なる。以上のように従来の低圧配電盤は変更への対応が
容易でなく製造業者にとつて効率の悪い製品となつてい
る。さらにケーブル(14)がラツク上引回しの場合は配電
盤の天井上部に比較的広い空間が存在するため低圧配電
盤の天井面に設けられたケーブル引出孔から引出された
ケーブル(14)は比較的楽にどの方向へも引回しができる
が、ケーブル(14)がピツト内引回しの場合は配電盤の床
下部に設けられるピツトが概ね深さが20cm乃至30cm
で幅が40cm乃至50cm程度の狭い空間であるためケー
ブル引出孔(24)から引出されるケーブル(14)の引回しは
ラツク上引回しに比べて一般的にやりにくい。第14図
の場合盤幅方向に一列にケーブル(14)が並べて引出され
ているので第15図のようなピツト(26)の形状では比較
的矢印方向への引回しがスムースに行えるが第16図の
ようなピツト(27)の形状では矢印方向への引回しはケー
ブル(14)どうしがぶつかり合う形になるため非常にやり
にくくなるといつた欠点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は以上のような事情に鑑みてなされたもので、配
電盤の配列変更やケーブルの引出方向の変更などが生じ
ても箱体側の対応が容易に行え、しかも箱体の標準化も
図れる低圧配電盤を得ることにあり、 箱体の両側面のそれぞれ中間部前寄りと後端部に配設さ
れた断面L形の4本の主柱の内側面にそれぞれ前後の2
本が平行かつ同一のピツチに固着され長手方向にスリツ
ト状の開放部を有する断面 形のレールと、 一方の側面に平行に設けられた前記レールに上下移動自
在に架設され複数の母線支持クリート取付孔を有する複
数の母線支持クリート取付板と、 他方の側面に平行に設けられた前記レールに上下移動自
在に架設された複数のケーブル支持板と、 天井板に1個設けられたケーブル引出孔および床板に2
個並設された正方形のケーブル引出孔と、 前記ケーブル引出孔を覆う3組の2分割構造のケーブル
孔覆いとを備え、このケーブル孔覆いのうち正方形のケ
ーブル引出孔を覆う2組のケーブル孔覆いが盤幅方向お
よび盤奥行方向に分割線の向きが変更自在であることを
特徴とする。
〈作用〉 箱体の両側面に配設された4本の主柱の内側面にそれぞ
れ前後の2本が平行かつ同一のピツチに断面 形のレールが固着され、一方の側面に設けられたレール
には母線支持クリート取付板が上下移動自在に架設さ
れ、他方の側面に設けられたレールにはケーブル支持板
が上下移動自在に架設されるため、配電盤の配列が左右
変更になつても前記母線支持クリート取付板およびケー
ブル支持板を左右付け替えるのみでよく、また、天井面
と床面の両方にケーブル引出孔が設けられているため、
ケーブルの引出方向が上下変更になつても箱体の手直し
をすることなく対応することができる。
〈実施例〉 本考案の低圧配電盤のブロックスケルトンは第7図、盤
配列図は第8図、前面扉を取り除いた正面図は第9図、
平面断面図は第10図と同じであるので説明は省略す
る。
第1図乃至第6図が本考案の要部を示す図であり、以下
詳細に説明する。なお、従来例と同一の符号は同一物を
示す。
第1図は平面断面図であつて、箱体(2A)の両側面のそ
れぞれ中間部前寄りと後端部に配設された断面L形の4
本の主柱(19)(20)(21)(22)の内側面にそれぞれ断面 形のレール(30)を第2図、第3図に示すように前後の2
本が平行かつ同一のピツチ(S)に固着する。そして、一
方の側面の主柱(19)(20)に平行に設けられたレール(30)
には複数の母線支持クリート取付板(16)を上下移動自在
に架設する。取付けは第4図に示すように短手方向が 形レール(30)の開放孔の幅(F)より短く、長手方向が内
側空間の幅(G)より若干長く形成され、対角の2隅に欠
如により回り止め部が形成された長方形状のナツト(31)
にボルト(32)を螺合させることによりレール(30)の開放
孔の両側縁と母線支持クリート取付板(16)を緊締する。
(16b)は前記ボルト(32)挿通用の孔で(16a)は母線支持ク
リート取付孔である。また、他方の側面の主柱(21)(22)
に平行に設けられたレール(30)には複数のケーブル支持
板(18)を上下移動自在に架設する。取付けは前記母線支
持クリート取付板(16)と同様の方法により行う。以上の
ように母線支持クリート取付板(16)とケーブル支持板(1
8)をそれぞれ 形レール(30)にボルト(32)・ナツト(31)で緊締している
のでこのボルト(32)を緩めれば前記母線支持クリート取
付板(16)、ケーブル支持板(18)は上下に摺動自在となり
適当な位置に移動させることが可能であり、また、左右
取り替えることも可能である。
そして、第5図は天井面を、第6図は床面を示す図であ
つて、箱体(2A)の天井板(2B)には1個のケーブル引
出孔(33)を設け、床板(2C)には2個の正方形のケーブ
ル引出孔(34)を並設する。天井面に設けたケーブル引出
孔(33)には2分割構造のケーブル孔覆い(35)がビス(37)
により取付けられ、床面に設けた正方形のケーブル引出
孔(34)には2分割構造のケーブル孔覆い(36)がビス(37)
により取付けられる。なお、正方形のケーブル引出孔用
のケーブル孔覆い(36)のビス(37)の取付けピツチ(P)は
全て同一に形成してあり、前記ケーブル孔覆い(36)は盤
幅方向および盤奥行方向に分割線(36A)の向きを変更し
て取付けることが自在である。このため第6図ではケー
ブル(14)がそれぞれ盤奥行方向に並設して引出されてい
るが、これを盤幅方向に並設して引出すことも可能であ
る。以上のように天井面と床面の両方にケーブル引出孔
を設けているためケーブル(14)はどちらの方向にも引出
しが可能であり、さらに床面に引出すケーブル(14)は盤
奥行方向あるいは盤幅方向のいずれの方向にも並べるこ
とができる。したがつてピツトの形状に対応してケーブ
ル孔覆い(36)の向きを変えることができるので第15図
のようなピツト形状の場合は第6図から90°それぞれケ
ーブル孔覆い(36)の向きを変えればよく、第16図のよ
うなピツト形状の場合は第6図に示すとおりの方向にケ
ーブル孔覆い(36)を取付ければよく、ピツト内でのケー
ブル(14)の引回しが比較的楽に行うことができる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によれば、配電盤の配列変更が生じ
ても母線支持クリート取付板とケーブル支持板を左右取
り替えるだけでよく、ケーブルの引出方向の変更が生じ
ても箱体の手直しが不要であり、さらにピツトの形状に
合せてケーブルの引出し方が変更できるなどの対応が容
易にできるという顕著な実用的効果を奏する。また、箱
体は上記のような変更要素に関係なく一種類に統一して
製作が可能であり非常に効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の要部を示す1実施例の図面
で、第1図は平面断面図、第2図は第1図におけるA−
A′矢視図、第3図は第1図におけるB−B′矢視図、
第4図はレールおよびピツト部分の詳細図で(a)は正面
断面図、(b)は平面断面図、第5図は天井面図、第6図
は床面図を示す。第7図乃至第10図は本考案の対象と
なる低圧配電盤で、第7図はブロツクスケルトン、第8
図は盤配列図、第9図は前面扉を取り除いた正面図、第
10図は第9図の平面断面図を示す。第11図乃至第1
6図は従来例の要部を示す図面で、第11図は平面断面
図、第12図は第11図におけるC−C′矢視図、第1
3図は第11図におけるD−D′矢視図、第14図は床
面図、第15図、第16図はピツト図を示す。 2……低圧配電盤、13……配線用遮断器、2A……箱
体、19,20,21,22……主柱、30……レール、16……
母線支持クリート取付板、16a……取付孔、18……ケ
ーブル支持板、2B……天井板、33……ケーブル引出
孔、2C……床板、34……ケーブル引出孔、35……
ケーブル孔覆い、36……ケーブル孔覆い、36A……分
割線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線用遮断器を横向きにして縦一列に複数
    個収納する低圧配電盤において、 箱体の両側面のそれぞれ中間部前寄りと後端部に配設さ
    れた断面L形の4本の主柱の内側面にそれぞれ前後の2
    本が平行かつ同一のピツチに固着され長手方向にスリツ
    ト状の開放部を有する断面 形のレールと、 一方の側面に平行に設けられた前記レールに上下移動自
    在に架設され複数の母線支持クリート取付孔を有する複
    数の母線支持クリート取付板と、 他方の側面に平行に設けられた前記レールに上下移動自
    在に架設された複数のケーブル支持板と、 天井板に1個設けられたケーブル引出孔および床板に2
    個並設された正方形のケーブル引出孔と、 前記ケーブル引出孔を覆う3組の2分割構造のケーブル
    孔覆いとを備え、このケーブル孔覆いのうち正方形のケ
    ーブル引出孔を覆う2組のケーブル孔覆いが盤幅方向お
    よび盤奥行方向に分割線の向きが変更自在であることを
    特徴とする低圧配電盤。
JP14802587U 1987-09-28 1987-09-28 低圧配電盤 Expired - Lifetime JPH0613528Y2 (ja)

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JP14802587U JPH0613528Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 低圧配電盤

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Publication Number Publication Date
JPS6454704U JPS6454704U (ja) 1989-04-04
JPH0613528Y2 true JPH0613528Y2 (ja) 1994-04-06

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ID=31418964

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JP14802587U Expired - Lifetime JPH0613528Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 低圧配電盤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254651A (ja) * 2001-03-06 2002-09-11 Hitachi Ltd インクジェット記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254651A (ja) * 2001-03-06 2002-09-11 Hitachi Ltd インクジェット記録装置
JP4607357B2 (ja) * 2001-03-06 2011-01-05 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置

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JPS6454704U (ja) 1989-04-04

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