JP2015119591A - 分電盤 - Google Patents

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洋一 鶴田
Yoichi Tsuruta
洋一 鶴田
香川 雅彦
Masahiko Kagawa
雅彦 香川
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Abstract

【課題】製造工程の簡略化を図る。
【解決手段】基板52は、内器が一定の取付間隔d1で取り付けられるように構成される。分岐導体(分岐バー58、59)は、一端が内器の1次側端子501に接続され、他端が導電バー6にねじ止めされるように構成される。導電バー6は、分岐導体をねじ止めするためのねじ挿通孔60が一定の間隔d2で複数設けられており、取付間隔d1がねじ挿通孔60の間隔d2の整数倍となるように構成される。故に、内器の幅寸法に関わらず、基板52に対する主開閉器50A、50B、50Cの取付位置が一意に決まるので、導電バー6に予めねじ挿通孔60を一定間隔d2で設けておくことができる。その結果、従来のように、使用される主開閉器の内器の幅寸法に対応して導電バー6にねじ挿通孔を設ける作業が不要となり、分電盤の製造工程の簡略化を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分電盤に関する。
従来の分電盤は、外部電線が1次側に接続される主開閉器(主幹ブレーカ)と、主開閉器の2次側に接続される母線(導電バー)と、母線に接続される複数の分岐開閉器とを金属製のキャビネット内に収納して構成される(例えば、特許文献1参照)。
キャビネットは、前面が開口したボックスと、主開閉器及び分岐開閉器のハンドルを前方へ露出させるようにしてボックスの前面を覆う保護板と、保護板の前方からボックスの前面を開閉可能に覆うドアとを備えている。
ボックスは、一対のベースレールが長手方向を縦方向(上下方向)に一致させて背面板に設けられている。各ベースレールは、ボルトの頭部を回動可能に保持する保持部が長手方向に沿って等間隔に設けられている。また、主開閉器や分岐開閉器などの内器は基板に取り付けられる。そして、基板の左右両端に貫通した挿通孔に、各ベースレールの保持部に頭部が保持されたボルトを挿通し、基板の前方からボルトにナットを締め付けることで基板がベースレールに固定される。
また、集合住宅やテナントビルなどにおいては、幹線(外部電線)を複数系統の幹線に分岐するための分電盤(幹線分岐盤)が用いられる。このような分電盤(幹線分岐盤)では、キャビネット内に引き込まれる外部電線が長尺の板状に形成された導体(導電バー)の一端に接続され、基板に取り付けられる複数の主開閉器の1次側端子が分岐導体を介して前記導体に接続される。分岐導体は、一端側が主開閉器の1次側端子(ねじ式端子)にねじ止めされ、他端側が導電バーにねじ止めされる。
特開2011−36050号公報
ところで、主開閉器は、電流容量の違いによって器体の大きさ(短手方向の幅寸法)が異なっており、電流容量の大きい機種であるほど幅寸法が大きくなっている。ただし、現在市販されている主開閉器は、通常、幅寸法が75mm、90mm、105mmの何れかである。
従来は、使用される主開閉器の幅寸法に対応して導電バーにねじ孔を設ける作業が必要であるため、分電盤の製造工程が増えて製造コストが上昇するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、製造工程の簡略化を図ることを目的とする。
本発明の分電盤は、前面が開口したボックスと、前記ボックスの前記開口を開閉可能に塞ぐドアと、長手方向を上下方向に一致させて前記ボックスの背面板に設けられる一対のベースレールと、前記ボックス内に引き込まれる外部電線に接続される複数の導電バーと、分岐導体を介して前記導電バーに接続される内器と、前記内器が取り付けられる基板と、前記基板を前記一対のベースレールに固定するための固定部材とを備え、前記基板は、前記内器が一定の取付間隔で取り付けられるように構成され、前記分岐導体は、一端が前記内器の1次側端子に接続され、他端が前記導電バーにねじ止めされるように構成され、前記導電バーは、前記分岐導体をねじ止めするためのねじ挿通孔が一定の間隔で複数設けられており、前記取付間隔が前記ねじ挿通孔の間隔の整数倍となるように構成されることを特徴とする。
この分電盤において、前記固定部材は、左右方向の両端が前記ベースレールに固定される複数の桟と、長手方向を上下方向に一致させて前記桟に固定される一対の取付レールとを備え、前記ベースレールは、前記桟が固定可能な複数の第1固定部が上下方向に沿って並ぶように構成され、前記桟は、前記取付レールが固定可能な複数の第2固定部が左右方向に沿って並ぶように構成され、前記取付レールは、前記基板が取り付け可能な複数の取付部が上下方向に沿って並ぶように構成されることが好ましい。
本発明の分電盤は、内器の幅寸法に関わらず、基板に対する内器の取付位置が一意に決まるので、導電バーに予めねじ挿通孔を一定間隔で設けておくことができる。その結果、従来のように、使用される内器の幅寸法に対応して導電バーにねじ挿通孔を設ける作業が不要となり、分電盤の製造工程の簡略化を図ることができるという効果がある。
本発明に係る分電盤の実施形態を示す一部省略した平面図である。 同上の一部省略した平面図である。 同上の断面図である。
以下、本発明に係る分電盤の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の分電盤は、集合住宅やテナントビルに設置され、電力系統から引き込まれる1乃至複数系統の幹線をそれぞれ複数系統の幹線に分岐することを目的とした、いわゆる幹線分岐盤である。ただし、本発明の技術思想が適用可能な分電盤は、本実施形態の幹線分岐盤に限定されるものではない。
本実施形態の分電盤(幹線分岐盤)は、図2及び図3に示すようにキャビネット1と、キャビネット1内に収納される2つの内器ブロック5A,5Bとを有する。
キャビネット1は、前面が開口した矩形箱状のボックス2と、ボックス2の前面を開閉可能に塞ぐドア3と、ドア3とボックス2の前面との間に配置される保護板4とを備える。そして、キャビネット1は、建物の壁に沿って、又は壁に埋め込まれるようにして設置される。
ボックス2は、鋼板などの金属板を加工することにより、背面板20と、一対の側面板21と、上面板22と、下面板(図示せず)とを有する矩形箱状に形成される。
ドア3は、鋼板などの金属板を加工することにより、ボックス2の前面を覆う矩形に形成される。また、ドア3は、強度を向上するため、四辺の全てが後方に曲げ起こされている(図3参照)。さらに、ドア3は、ボックス2の右側の側面板21の前端に取り付けられる複数の蝶番210に支持される。その結果、ドア3は、ボックス2の前面を閉塞する閉位置(図3に示す位置)と、ボックス2の前面を開放する開位置との間で回転可能に構成される。
保護板4は、鋼板などの金属板を加工することにより、ボックス2の前面を覆い且つドア3よりも一回り小さい矩形に形成される。また、保護板4は、ボックス2に着脱可能に取り付けられ、且つボックス2の前面を閉塞する閉位置(図3参照)と、ボックス2の前面を開放する開位置との間で回転可能に構成される。なお、保護板4は、複数の窓孔(図示せず)が設けられ、閉位置において、窓孔を通して内器(主開閉器50や分岐開閉器51)のハンドル500,510を前方へ露出させるように構成される(図3参照)。
図2に示すように、ボックス2の背面板20に、一対のベースレール24が溶接、ねじ止め、かしめなどの適宜の方法で取り付けられている。なお、図2ではボックス2の側面板21、上面板22、下面板、ドア3、保護板4の図示を省略している。
ベースレール24は、金属板を加工することで長尺の樋状に形成され、長手方向を上下方向に一致させるようにして背面板20の左右両端の近くにそれぞれ取り付けられる。また、ベースレール24は、複数の第1固定部240が長手方向に沿って等間隔に設けられている。
第1固定部240は、ボルト241(図3参照)の頭部が挿通可能な大径孔2400と、頭部が挿通不可能であり且つボルト241の軸部が挿通可能な小径孔2401とを有する。つまり、ボルト241は、頭部が大径孔2400から挿通された後に小径孔2401に移動させられ、軸部が小径孔2401を通して背面板20の前方へ突出した状態に保持される。つまり、ボルト241は、回転が規制され且つ軸部が背面板20に対して垂直に起立した状態で第1固定部240に保持されることになる。
そして、これら一対のベースレール24に2つの内器ブロック5A,5Bが取り付けられる。各内器ブロック5A,5Bは、内器、基板52、桟53、取付レール54、高さ調整部材55、第1基板取付板56、第2基板取付板57で構成される。
桟53は、金属板によって長尺の矩形板状に形成され、且つ長手方向に沿った両側辺が後方に曲げ起こされている(図3参照)。また、桟53は、長手方向の両端に一対のねじ挿通孔530が設けられている。さらに、桟53は、複数の第2固定部531が長手方向に沿って間隔を空けて設けられている(図2参照)。第2固定部531は、第1固定部240と同様に大径孔と小径孔とを有し、大径孔に挿通されるボルト241の頭部が小径孔に移動させられることにより、軸部が背面板20に対して垂直に起立し且つ回転可能な状態でボルト241を保持するように構成される(図3参照)。
取付レール54は、長尺の金属板が長手方向に沿って両側辺が同じ方向に曲げ起こされることで角樋状に形成されている。また、取付レール54の底板に、複数のねじ挿通孔540が長手方向に沿って等間隔に設けられている(図2参照)。なお、これらのねじ挿通孔540が基板52を取り付ける(ねじ止めする)ための取付部に相当する。
高さ調整部材55は、金属板を曲げ加工することで角筒状に形成される(図3参照)。また、高さ調整部材55は、前後方向に対向する一対の底壁の中央にそれぞれねじ挿通孔(図示せず)が貫通されている。
一方の内器ブロック5Aは、幹線を分岐するための配電系(第1の配電系)を構成する内器(幹線分岐用の3個の主開閉器50A)を有している。これら3個の主開閉器50Aが取り付けられる第1の基板52Aは、図3に示すように第1取付部520Aと、第2取付部521Aと、第1取付部520Aと第2取付部521Aを繋ぐ縦壁522Aとが金属板が曲げ加工されることで一体に形成される。
第1取付部520Aには、3個の主開閉器50Aが縦方向(上下方向)に並べて取り付けられる。また、第2取付部521Aには、合成樹脂などの絶縁材料で角柱状に形成された3つの取付台523が幅方向(左右方向)に並べて取り付けられる。これら3つの取付台523は、その前面にそれぞれ母線(導電バー6)がねじ止めされる。さらに、第2取付部521Aには、電気絶縁性を有する材料からなり、導電バー6と保護板4との距離を所定値以上に保つように構成されたセパレータ7がねじ止めして取り付けられる。
導電バー6は、銅又は銅合金などの電気伝導度が比較的に高く且つ安価な金属材料によって幅細の板状に形成されており、取付台523にねじ止めされる。なお、導電バー6の一端(下端)に外部電線(図示せず)の先端が接続される。
第1取付部520Aに取り付けられる各主開閉器50Aは、金属製の分岐導体(分岐バー)58によって、1次側端子501が導電バー6と接続される。分岐バー58は、ねじ式端子からなる1次側端子501に一端が接続され、他端が導電バー6にねじ止めされる。
第1基板取付板56及び第2基板取付板57は、何れも長尺の金属板の長手方向に沿った両側辺が同じ方向に曲げ起こされることで角樋状に形成される。なお、第1基板取付板56は、第2基板取付板57よりも前後方向の幅寸法(図3における上下方向における高さ寸法)が大きくなっている。
第1基板取付板56は、第1の基板52Aの第1取付部520Aと、左側の取付レール54とにそれぞれねじ止めされる。第2取付基板57は、第1の基板52Aの第2取付部521Aと、右側の取付レール54とにそれぞれねじ止めされる。その結果、第1取付部520A及び第2取付部521Aは、ボックス2の背面板20と平行になるように取付レール54に取り付けられる(図3参照)。
もう一方の内器ブロック5Bは、1個の主開閉器50B、及び主開閉器50Bの2次側に接続される複数(図示例では16個)の分岐開閉器51を有し、1系統の幹線を複数の分岐回路に分岐するためのものである。
主開閉器50Bは、2次側端子502Bを下にして矩形平板状の第2の基板52B1に取り付けられる。そして、主開閉器50Bの2次側端子502Bには、それぞれL字形の連結バー59の一端がねじ止めして接続される。また、3本の連結バー59の他端が3本の主幹バー(図示せず)の先端(上端)にそれぞれねじ止めして接続される。さらに、3本の主幹バーは、合成樹脂等の絶縁材料からなる保持台524に、前後方向(図2における紙面に垂直な方向)に沿って間隔を空けて平行に並ぶように保持される。なお、保持台524は、矩形平板状の第2の基板52B2の中央に取り付けられている。
16個の分岐開閉器51は、8個ずつに分けて、保持台524の左右両側に上下方向に並べて第2の基板52B2に取り付けられる。そして、各分岐開閉器51は、プラグイン式の1次側端子(図示せず)が、保持台524に保持された主幹バーにそれぞれ接続される。なお、プラグイン式端子は、従来周知であるから、詳細な構造の図示並びに説明を省略する。
これら2枚の第2の基板52B1,52B2は、基板取付板(図示せず)を介して取付レール54に取り付けられる(図2参照)。
上述のように構成される内器ブロック5Bは、例えば、集合住宅の共用部分(共同玄関や廊下など)に設置される照明器具等の電気機器に配電する役割を担っている。
ところで、内器ブロック5Aの主開閉器50Aには、幅寸法(図2における上下方向の幅寸法)が105mmである配線用遮断器(漏電遮断器)が用いられている。一方、内器ブロック5Bの主開閉器50Bには、幅寸法(図2における左右方向の幅寸法)が75mmである配線用遮断器(漏電遮断器)が用いられている。また、この他にも、図1に示すように幅寸法(図1における上下方向の幅寸法)が90mmである配線用遮断器(漏電遮断器)が主開閉器50Cに用いられることがある。さらに、外部電線(図示せず)が接続される端子台80の幅寸法(図1における上下方向の幅寸法)も105mmに設定されている。
そこで、本実施形態の分電盤における基板52は、幅寸法が異なる複数種類の配線用遮断器(主開閉器50A、50B、50C)が一定の取付間隔(105mm)で取り付けられるように構成されている。つまり、基板52は、図1に示すように上下方向に隣り合う配線用遮断器(主開閉器50A、50B、50C)同士の中心線の間隔d1が全て105mmとなるように、器体の取付位置が決められている。
一方、本実施形態の分電盤における導電バー6は、分岐バー58をねじ止めするためのねじ挿通孔60が長手方向に沿って等間隔に設けられている。ただし、ねじ挿通孔60の代わりにねじ孔が設けられても構わない。
ここで、導電バー6は、基板52における器体の取付位置の間隔d1が、導電バー6に設けられるねじ挿通孔60の間隔d2の整数倍となるように構成されている。つまり、導電バー6は、ねじ挿通孔60の間隔d2が35mm(35mm×3=105mm)となるように構成されている。
したがって、図1に示すように、複数の主開閉器50A、50B、50Cが基板52に取り付けられた場合でも、それぞれの器体の中心線上にねじ挿通孔60が位置するように基板52の取付台523に導電バー6を取り付けることができる。また、幅寸法が105mmである主開閉器50Aについては、3つの1次側端子(ねじ式端子)501の間隔(中心同士の間隔)d3が35mmに設定されているため、導電バー6のねじ挿通孔60の間隔d2と一致する。故に、幅寸法が105mmの主開閉器50Aを1つの基板52Aに隣接して取り付けた場合、全ての主開閉器50Aの1次側端子501の間隔と、導電バー6のねじ挿通孔60の間隔とが一致する。その結果、図1及び図2に示すように、左右方向において主開閉器50Aの1次側端子501と導電バー6のねじ挿通孔60とが互いに平行な直線上に位置するので、左右方向に真っ直ぐな分岐バー58を用いることができる。
一方、他の主開閉器50B、50Cについては、3つの1次側端子501の間隔が35mmよりも短くなる。したがって、これら2種類の主開閉器50B、50Cについては、左右方向において主開閉器50B、50Cの1次側端子501と導電バー6のねじ挿通孔60とが互いに平行な直線上に位置しない。故に、図1に示すように、中央の1次側端子501には左右方向に真っ直ぐな分岐バー58が用いられ、両端の1次側端子501には左右方向において屈曲した分岐バー59が用いられる。
上述のように本実施形態の分電盤は、前面が開口したボックス2と、ボックス2の開口を開閉可能に塞ぐドア3と、長手方向を上下方向に一致させてボックス2の背面板20に設けられる一対のベースレール24とを備える。また、本実施形態の分電盤は、ボックス2内に引き込まれる外部電線に接続される複数の導電バー6と、分岐導体(分岐バー58,59)を介して導電バー6に接続される内器(主開閉器50A、50B、50C)とを備える。さらに、本実施形態の分電盤は、内器が取り付けられる基板52と、基板52を一対のベースレール24に固定するための固定部材(桟53及び取付レール54)を備える。基板52は、内器が一定の取付間隔d1で取り付けられるように構成される。分岐導体(分岐バー58、59)は、一端が内器の1次側端子501に接続され、他端が導電バー6にねじ止めされるように構成される。導電バー6は、分岐導体をねじ止めするためのねじ挿通孔60が一定の間隔d2で複数設けられており、取付間隔d1がねじ挿通孔60の間隔d2の整数倍となるように構成される。
本実施形態の分電盤は上述のように構成されており、内器の幅寸法に関わらず、基板52に対する主開閉器50A、50B、50Cの取付位置が一意に決まるので、導電バー6に予めねじ挿通孔60を一定間隔d2で設けておくことができる。その結果、従来のように、使用される主開閉器の幅寸法に対応して導電バー6にねじ挿通孔を設ける作業が不要となり、分電盤の製造工程の簡略化を図ることができる。
また、固定部材は、左右方向の両端がベースレール24に固定される複数の桟53と、長手方向を上下方向に一致させて桟53に固定される一対の取付レール54と、取付レール54と基板52との間に介在する補助金具(高さ調整部材55及び基板取付板56,57)とを備える。ベースレール24は、桟53が固定可能な複数の第1固定部240が長手方向に沿って並ぶように構成される。桟53は、取付レール54が固定可能な複数の第2固定部531が長手方向に沿って並ぶように構成される。取付レール54は、基板52が取り付け可能な複数の取付部(ねじ挿通孔540)が長手方向に沿って並ぶように構成される。
本実施形態の分電盤は上述のように構成されるので、キャビネット1を大型化せずにガタースペースの拡大を図ることができる。つまり、従来例のようにベースレール24に直接、あるいは基板取付板56を介して基板52が取り付けられる場合、取り付けられる内器の大きさや個数に関係なく、基板52の横幅(左右方向の長さ)がベースレール24の間隔とほぼ等しくなる。その結果、基板52(及び基板取付板56)によってボックス2内のガタースペースが狭められてしまう。
これに対して本実施形態の分電盤では、基板52が桟53と取付レール54を介してベースレール24に取り付けられるため、桟53に対する取付レール54の取付位置を、基板52の大きさ(横幅)に合わせて調整することができる。その結果、図3に示すように、同じ大きさのキャビネット1(ボックス2)のガタースペース(破線Xで囲まれる領域)の拡大を図ることができる。そして、ガタースペースが拡大されることにより、主開閉器50Aの2次側端子に電線(図示せず)を接続する際の作業性の向上を図ることができる。
ところで、外部電線がボックス2の下部(例えば、下面板)から引き込まれる場合、外部電線と導電バー6は直線上で接続される。故に、図2に示すように3本の導電バー6は、それぞれR相、S相、T相(3相3線式配電の場合)の3本の外部電線と左右方向において同じ高さ位置で接続される。故に、3本の導電バー6は、全て同じ長さ寸法のものを用いることができる。
一方、外部電線がボックス2の側面板21から引き込まれる場合、図1に示すように3本の導電バー6は、それぞれ左右方向において異なる高さ位置で接続されることになる。この場合、図1に示すように端子台80を用いても構わないが、端子台80を介さずに外部電線を直接導電バー6に接続することも可能である。そして、外部電線を導電バー6に直接接続する場合には、各導電バー6の下端の位置を高さ方向で異ならせることが好ましい。ここで、3本の導電バー6の下端の位置を高さ方向で異ならせるには、3本の導電バー6の長さ寸法を異ならせてもよいし、あるいは、同じ長さ寸法の導電バー6を上下方向にずらすようにしても構わない。
なお、図2に示すように3本の導電バー6が3本の外部電線と左右方向において同じ高さ位置で接続される場合、各導電バー6間の距離が短くなるために外部電線と導電バー6との接続作業の作業性や外部電線の取り回しが困難になる虞がある。
そこで本実施形態の分電盤は、各導電バー6の下端部に、互いに前後方向の高さ位置が異なるような段差が設けられている。つまり、3本の導電バー6における外部電線との接続位置が前後方向にずれることにより、各導電バー6間の距離を長くして外部電線と導電バー6との接続作業の作業性の向上と外部電線の取り回しの容易化を図ることができる。なお、前記段差は、導電バー6に曲げ加工が施されることで設けられてもよいし、導電バー6と同材料で矩形平板状に形成される接続バー62(図2参照)が導電バー6の厚み方向に重ねて取り付けられることで設けられてもよい。
1 キャビネット
2 ボックス
3 ドア
6 導電バー
24 ベースレール
50 主開閉器(内器)
52 基板
53 桟(固定部材)
54 取付レール(固定部材)
60 ねじ挿通孔
501 1次側端子

Claims (2)

  1. 前面が開口したボックスと、前記ボックスの前記開口を開閉可能に塞ぐドアと、長手方向を上下方向に一致させて前記ボックスの背面板に設けられる一対のベースレールと、前記ボックス内に引き込まれる外部電線に接続される複数の導電バーと、分岐導体を介して前記導電バーに接続される内器と、前記内器が取り付けられる基板と、前記基板を前記一対のベースレールに固定するための固定部材とを備え、
    前記基板は、前記内器が一定の取付間隔で取り付けられるように構成され、前記分岐導体は、一端が前記内器の1次側端子に接続され、他端が前記導電バーにねじ止めされるように構成され、前記導電バーは、前記分岐導体をねじ止めするためのねじ挿通孔が一定の間隔で複数設けられており、前記取付間隔が前記ねじ挿通孔の間隔の整数倍となるように構成されることを特徴とする分電盤。
  2. 前記固定部材は、左右方向の両端が前記ベースレールに固定される複数の桟と、長手方向を上下方向に一致させて前記桟に固定される一対の取付レールとを備え、
    前記ベースレールは、前記桟が固定可能な複数の第1固定部が上下方向に沿って並ぶように構成され、
    前記桟は、前記取付レールが固定可能な複数の第2固定部が左右方向に沿って並ぶように構成され、
    前記取付レールは、前記基板が取り付け可能な複数の取付部が上下方向に沿って並ぶように構成されることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
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