JP3184385B2 - 建物の幹線装置 - Google Patents
建物の幹線装置Info
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- JP3184385B2 JP3184385B2 JP31015193A JP31015193A JP3184385B2 JP 3184385 B2 JP3184385 B2 JP 3184385B2 JP 31015193 A JP31015193 A JP 31015193A JP 31015193 A JP31015193 A JP 31015193A JP 3184385 B2 JP3184385 B2 JP 3184385B2
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数階に至って電気
を供給する建物の幹線装置に関するものである。
を供給する建物の幹線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中高層の集合住宅やオフィスビル等の建
物の複数階に至って電気を供給する幹線は、建物全体の
躯体が完成した後の仕上げ時に施工されていた。
物の複数階に至って電気を供給する幹線は、建物全体の
躯体が完成した後の仕上げ時に施工されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建物の全体に
わたって一度に施工するため、幹線の構成物の現場搬入
が混雑し、仕上げの時期に作業員数が集中するという欠
点があった。また幹線は取替及びメンテナンスが容易で
ないという欠点もあった。したがって、この発明の目的
は、建物の各階の躯体の完成ごとに施工でき、幹線の構
成物の現場搬入時の混雑を避けることができるとともに
作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび部
品の取替が容易な建物の幹線装置を提供することであ
る。
わたって一度に施工するため、幹線の構成物の現場搬入
が混雑し、仕上げの時期に作業員数が集中するという欠
点があった。また幹線は取替及びメンテナンスが容易で
ないという欠点もあった。したがって、この発明の目的
は、建物の各階の躯体の完成ごとに施工でき、幹線の構
成物の現場搬入時の混雑を避けることができるとともに
作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび部
品の取替が容易な建物の幹線装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の建物の幹線装
置は、下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接
続部を設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有
して前記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接
続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続さ
れた幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設され
た幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続
する建物の幹線装置において、前記幹線は複数本並設し
て設置し、前記複数の幹線の分岐部に接続されて、複数
の幹線間を接続する短絡装置を設けたことを特徴とする
ものである。
置は、下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接
続部を設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有
して前記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接
続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続さ
れた幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設され
た幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続
する建物の幹線装置において、前記幹線は複数本並設し
て設置し、前記複数の幹線の分岐部に接続されて、複数
の幹線間を接続する短絡装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0005】請求項2の建物の幹線装置は、下階床に貫
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記幹線は複数本並設して設置し、前記
複数の幹線の分岐部に接続されて、複数の幹線間を接続
する短絡装置を設け、前記幹線は外被カバー内に保持さ
れた導体バーを並設するダクトとし、この外被カバーに
導体バーが露見する空間を設けて前記分岐部を形成した
ことを特徴とするものである。請求項3の建物の幹線装
置は、下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接
続部を設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有
して前記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接
続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続さ
れた幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設され
た幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続
する建物の幹線装置において、前記下階床と前記上階床
との間に前記幹線を支持するラックを設け、前記ラック
は、下階 床および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材
にて所定位置に固定されたことを特徴とするものであ
る。
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記幹線は複数本並設して設置し、前記
複数の幹線の分岐部に接続されて、複数の幹線間を接続
する短絡装置を設け、前記幹線は外被カバー内に保持さ
れた導体バーを並設するダクトとし、この外被カバーに
導体バーが露見する空間を設けて前記分岐部を形成した
ことを特徴とするものである。請求項3の建物の幹線装
置は、下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接
続部を設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有
して前記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接
続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続さ
れた幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設され
た幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続
する建物の幹線装置において、前記下階床と前記上階床
との間に前記幹線を支持するラックを設け、前記ラック
は、下階 床および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材
にて所定位置に固定されたことを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項4の建物の幹線装置は、下階床に貫
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記下階床と前記上階床との間に前記幹
線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床およ
び上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に
固定され、前記ラックに分電盤を装着し、この分電盤に
前記幹線の分岐部から導出した分岐線を接続したことを
特徴とするものである。請求項5の建物の幹線装置は、
下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接続部を
設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有して前
記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の
下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹
線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線
の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建
物の幹線装置において、前記下階床と前記上階床との間
に前記幹線を支持するラックを設け、前記ラックは、下
階床および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所
定位置に固定され、前記ラックに前記幹線を分離するセ
パレータを並設し弱電配線部を設けたことを特徴とする
ものである。
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記下階床と前記上階床との間に前記幹
線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床およ
び上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に
固定され、前記ラックに分電盤を装着し、この分電盤に
前記幹線の分岐部から導出した分岐線を接続したことを
特徴とするものである。請求項5の建物の幹線装置は、
下階床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接続部を
設けた導体を有するとともに中間部に分岐部を有して前
記下階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の
下端側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹
線とを備え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線
の上端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建
物の幹線装置において、前記下階床と前記上階床との間
に前記幹線を支持するラックを設け、前記ラックは、下
階床および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所
定位置に固定され、前記ラックに前記幹線を分離するセ
パレータを並設し弱電配線部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】請求項6の建物の幹線装置は、下階床に貫
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記下階床と前記上階床との間に前記幹
線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床およ
び上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に
固定され、前記幹 線は外被カバー内に保持された導体バ
ーを並設するダクトとし、この外被カバーに導体バーが
露見する空間を設けて前記分岐部を形成したことを特徴
とするものである。請求項7の建物の幹線装置は、下階
床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設け
た導体を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下
階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端
側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線と
を備え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上
端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の
幹線装置において、前記下階床と前記上階床との間に前
記幹線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床
および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位
置に固定され、前記ラックに分電盤を装着し、この分電
盤に前記幹線の分岐部から導出した分岐線を接続し、前
記ラックに前記幹線を分離するセパレータを並設し弱電
配線部を設けたことを特徴とするものである。請求項8
の建物の幹線装置は、下階床に貫設された接続ケーブル
と、上下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間
部に分岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設
されかつ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブル
の上端が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側
に既に配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブ
ルの下端を接続する建物の幹線装置において、前記幹線
は複数本並設して設置し、前記複数の幹線の分岐部に接
続されて、複数の幹線間を接続する短絡装置を設け、さ
らに前記下階床と前記上階床との間に前記幹線を支持す
るラックを設け、前記ラックは下階床および上階床間方
向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に固定されたこ
とを特徴とするものである。
設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設けた導体
を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下階床と
上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端側接続
部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線とを備
え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上端側
接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の幹線
装置において、前記下階床と前記上階床との間に前記幹
線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床およ
び上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に
固定され、前記幹 線は外被カバー内に保持された導体バ
ーを並設するダクトとし、この外被カバーに導体バーが
露見する空間を設けて前記分岐部を形成したことを特徴
とするものである。請求項7の建物の幹線装置は、下階
床に貫設された接続ケーブルと、上下端に接続部を設け
た導体を有するとともに中間部に分岐部を有して前記下
階床と上階床の間に縦に配設されかつ前記接続部の下端
側接続部に前記接続ケーブルの上端が接続された幹線と
を備え、前記下階床の下位側に既に配設された幹線の上
端側接続部に前記接続ケーブルの下端を接続する建物の
幹線装置において、前記下階床と前記上階床との間に前
記幹線を支持するラックを設け、前記ラックは、下階床
および上階床間方向に伸縮可能とし固定部材にて所定位
置に固定され、前記ラックに分電盤を装着し、この分電
盤に前記幹線の分岐部から導出した分岐線を接続し、前
記ラックに前記幹線を分離するセパレータを並設し弱電
配線部を設けたことを特徴とするものである。請求項8
の建物の幹線装置は、下階床に貫設された接続ケーブル
と、上下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間
部に分岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設
されかつ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブル
の上端が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側
に既に配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブ
ルの下端を接続する建物の幹線装置において、前記幹線
は複数本並設して設置し、前記複数の幹線の分岐部に接
続されて、複数の幹線間を接続する短絡装置を設け、さ
らに前記下階床と前記上階床との間に前記幹線を支持す
るラックを設け、前記ラックは下階床および上階床間方
向に伸縮可能とし固定部材にて所定位置に固定されたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1の建物の幹線装置によれば、建物の下
階床と上階床の躯体ができた段階で、下階床に接続ケー
ブルを貫通設置し、この接続ケーブルと下階床の床上の
幹線の導体を接続するとともに、下階床の下位側に既に
施工されている幹線の導体または電源線に接続ケーブル
の下端を接続することにより、建物の各階の躯体の完成
ごとに分岐部付の幹線を施工できるので、幹線の構成物
の現場搬入時の混雑を避けることができるとともに作業
員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび部品の
取替が容易になる。また前記幹線が複数本並設して設置
しているため、一方の幹線が故障、点検、修理中であっ
ても他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。さらに
両方の幹線が連結できるため、一方の幹線が故障、点
検、修理中であっても、その箇所のみを分離すれば、各
階の分岐部の接続変更を行なうことなく、他方の幹線を
用いて供給作業が可能となる。
階床と上階床の躯体ができた段階で、下階床に接続ケー
ブルを貫通設置し、この接続ケーブルと下階床の床上の
幹線の導体を接続するとともに、下階床の下位側に既に
施工されている幹線の導体または電源線に接続ケーブル
の下端を接続することにより、建物の各階の躯体の完成
ごとに分岐部付の幹線を施工できるので、幹線の構成物
の現場搬入時の混雑を避けることができるとともに作業
員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび部品の
取替が容易になる。また前記幹線が複数本並設して設置
しているため、一方の幹線が故障、点検、修理中であっ
ても他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。さらに
両方の幹線が連結できるため、一方の幹線が故障、点
検、修理中であっても、その箇所のみを分離すれば、各
階の分岐部の接続変更を行なうことなく、他方の幹線を
用いて供給作業が可能となる。
【0009】請求項2の建物の幹線装置によれば、前記
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項1と同様な効果がある。請求項
3の建物の幹線装置によれば、建物の下階床と上階床の
躯体ができた段階で、下階床に接続ケーブルを貫通設置
し、この接続ケーブルと下階床の床上の幹線の導体を接
続するとともに、下階床の下位側に既に施工されている
幹線の導体または電源線に接続ケーブルの下端を接続す
ることにより、建物の各階の躯体の完成ごとに分岐部付
の幹線を施工できるので、幹線の構成物の現場搬入時の
混雑を避けることができるとともに作業員数の平均化が
図れ、しかもメンテナンスおよび部品の取替が容易にな
る。また前記下階床と前記上階床との間にラックを設
け、このラックに前記幹線を支持したため、幹線の施工
が容易になる。さらに前記ラックは、下階床および上階
床間方向に伸縮し固定部材にて適宜伸縮位置に固定され
るようにしたため、様々な建物(上階床および下階床間
の高さの変動)にフレキシブルに対応できる。
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項1と同様な効果がある。請求項
3の建物の幹線装置によれば、建物の下階床と上階床の
躯体ができた段階で、下階床に接続ケーブルを貫通設置
し、この接続ケーブルと下階床の床上の幹線の導体を接
続するとともに、下階床の下位側に既に施工されている
幹線の導体または電源線に接続ケーブルの下端を接続す
ることにより、建物の各階の躯体の完成ごとに分岐部付
の幹線を施工できるので、幹線の構成物の現場搬入時の
混雑を避けることができるとともに作業員数の平均化が
図れ、しかもメンテナンスおよび部品の取替が容易にな
る。また前記下階床と前記上階床との間にラックを設
け、このラックに前記幹線を支持したため、幹線の施工
が容易になる。さらに前記ラックは、下階床および上階
床間方向に伸縮し固定部材にて適宜伸縮位置に固定され
るようにしたため、様々な建物(上階床および下階床間
の高さの変動)にフレキシブルに対応できる。
【0010】請求項4の建物の幹線装置によれば、前記
ラックに分電盤を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐
部から導出した分岐線を接続したため、当該階への電源
供給を行なわせる配電作業も容易になる。その他請求項
3と同様な効果がある。請求項5の建物の幹線装置によ
れば、前記ラックに前記幹線と分離するセパレータを並
設し弱電配線部を設けたため、電話や通信線等の弱電配
線もラック上で行なえ、弱電配線の施工が容易になる。
その他請求項3と同様な効果がある。
ラックに分電盤を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐
部から導出した分岐線を接続したため、当該階への電源
供給を行なわせる配電作業も容易になる。その他請求項
3と同様な効果がある。請求項5の建物の幹線装置によ
れば、前記ラックに前記幹線と分離するセパレータを並
設し弱電配線部を設けたため、電話や通信線等の弱電配
線もラック上で行なえ、弱電配線の施工が容易になる。
その他請求項3と同様な効果がある。
【0011】請求項6の建物の幹線装置によれば、前記
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項3と同様な効果がある。請求項
7の建物の幹線装置によれば、前記ラックに前記幹線と
分離するセパレータを並設し弱電配線部を設けたため、
電話や通信線等の弱電配線もラック上で行なえ、弱電配
線の施工が容易になる。その他請求項4と同様な効果が
ある。
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項3と同様な効果がある。請求項
7の建物の幹線装置によれば、前記ラックに前記幹線と
分離するセパレータを並設し弱電配線部を設けたため、
電話や通信線等の弱電配線もラック上で行なえ、弱電配
線の施工が容易になる。その他請求項4と同様な効果が
ある。
【0012】請求項8の建物の幹線装置によれば、前記
幹線が複数本並設して設置しているため、一方の幹線が
故障、点検、修理中であっても他方の幹線を用いて供給
作業が可能となる。また両方の幹線が連結できるため、
一方の幹線が故障、点検、修理中であっても、その箇所
のみを分離すれば、各階の分岐部の接続変更を行なうこ
となく、他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。そ
の他請求項3と同様な効果がある。
幹線が複数本並設して設置しているため、一方の幹線が
故障、点検、修理中であっても他方の幹線を用いて供給
作業が可能となる。また両方の幹線が連結できるため、
一方の幹線が故障、点検、修理中であっても、その箇所
のみを分離すれば、各階の分岐部の接続変更を行なうこ
となく、他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。そ
の他請求項3と同様な効果がある。
【0013】
【実施例】まず、この発明の基礎となる提案例を図1な
いし図6により説明する。すなわち、この建物の幹線装
置は、接続ケーブル1と、幹線2とを有する。接続ケー
ブル1は、下階床3に貫設されている。実施例の接続ケ
ーブル1は3本の被覆された導体からなり、上下端にボ
ルト孔を形成した被接続部4,5を有する。下階床3に
穴12を開け、穴12に貫通ユニット13を設け、貫通
ユニット13に接続ケーブル1を挿通している。
いし図6により説明する。すなわち、この建物の幹線装
置は、接続ケーブル1と、幹線2とを有する。接続ケー
ブル1は、下階床3に貫設されている。実施例の接続ケ
ーブル1は3本の被覆された導体からなり、上下端にボ
ルト孔を形成した被接続部4,5を有する。下階床3に
穴12を開け、穴12に貫通ユニット13を設け、貫通
ユニット13に接続ケーブル1を挿通している。
【0014】幹線2はダクトであって、上下端に接続部
7,8を設ける導体バー10を外被カバー2a内に保持
するとともに中間部に分岐部11を有して、下階床3と
上階床6の間に縦に配設されかつ下端側の接続部8が接
続ケーブル1の上端の被接続部5に接続されている。実
施例のダクトの外被カバー2aは略断面矩形をなし、図
3に示すように内部に通される導体バー10は3本あ
り、それぞれ帯状であって板厚方向に並んでいる。そし
て、図4に示すように両側の導体14,16の両端部を
それぞれ中央の導体15から離れるように段曲げし、各
端部に連結孔を形成して、上端側の接続部7および下端
側の接続部8を形成している。また導体バー10の相互
の間隔を一定に保持するため、図3に示すようにダクト
2内に導体バー10を保持する挟持片17を有するスペ
ーサ18を設け、また挟持片17の間に通気部19を設
けている。41は上階床6およびその上位側の床ができ
た段階で上階床に貫設された接続ケーブルであり、図4
に示すように接続ケーブル41と幹線2との間に接続箱
44を連結し、接続ケーブル41の下端の被接続部4
と、幹線2の導体バー10の上端側の接続部7とを接続
箱44に挿入し、連結孔および接続ケーブル41のボル
ト孔に通したボルト40にナット43を締めつけること
により電気的かつ機械的に接続している。48は接続箱
44の蓋、49はその取付ねじである。下階床3を貫通
する接続ケーブル1の被接続部5と幹線2の導体バー1
0の下端側の接続部8との接続も前記と同様に接続箱4
4により接続されている。その他、各階の幹線2と接続
ケーブル1,41等との接続は接続箱44を用いて接続
している。
7,8を設ける導体バー10を外被カバー2a内に保持
するとともに中間部に分岐部11を有して、下階床3と
上階床6の間に縦に配設されかつ下端側の接続部8が接
続ケーブル1の上端の被接続部5に接続されている。実
施例のダクトの外被カバー2aは略断面矩形をなし、図
3に示すように内部に通される導体バー10は3本あ
り、それぞれ帯状であって板厚方向に並んでいる。そし
て、図4に示すように両側の導体14,16の両端部を
それぞれ中央の導体15から離れるように段曲げし、各
端部に連結孔を形成して、上端側の接続部7および下端
側の接続部8を形成している。また導体バー10の相互
の間隔を一定に保持するため、図3に示すようにダクト
2内に導体バー10を保持する挟持片17を有するスペ
ーサ18を設け、また挟持片17の間に通気部19を設
けている。41は上階床6およびその上位側の床ができ
た段階で上階床に貫設された接続ケーブルであり、図4
に示すように接続ケーブル41と幹線2との間に接続箱
44を連結し、接続ケーブル41の下端の被接続部4
と、幹線2の導体バー10の上端側の接続部7とを接続
箱44に挿入し、連結孔および接続ケーブル41のボル
ト孔に通したボルト40にナット43を締めつけること
により電気的かつ機械的に接続している。48は接続箱
44の蓋、49はその取付ねじである。下階床3を貫通
する接続ケーブル1の被接続部5と幹線2の導体バー1
0の下端側の接続部8との接続も前記と同様に接続箱4
4により接続されている。その他、各階の幹線2と接続
ケーブル1,41等との接続は接続箱44を用いて接続
している。
【0015】また分岐部11は、幹線2の任意の位置に
形成されて導体バー10が外被カバー2aから露見する
空間を形成する接続穴45を通して、各導体バー10に
弾性挟持する挟持片46をもったターミナルプラグ23
を有し、ターミナルプラグ23は外被カバー2aの側溝
2bに取付具24により保持されている。25はターミ
ナルプラグ23に接続された分岐線である。なお、分岐
部11は幹線2に複数設けることができる。
形成されて導体バー10が外被カバー2aから露見する
空間を形成する接続穴45を通して、各導体バー10に
弾性挟持する挟持片46をもったターミナルプラグ23
を有し、ターミナルプラグ23は外被カバー2aの側溝
2bに取付具24により保持されている。25はターミ
ナルプラグ23に接続された分岐線である。なお、分岐
部11は幹線2に複数設けることができる。
【0016】この幹線2は、図1および図2に示すラッ
ク21に取付具22により垂直姿勢に支持されている。
このラック21は、溝形鋼を用いた縦杆28と横杆とな
る子桁29からなるはしご形に組み立てており、下階床
3と上階床6との間に取付具27により縦に取付けられ
ている。42は接続ケーブル1の取付具である。またタ
ーミナルプラグ23の分岐線25が接続される分電盤3
0が、ラック21の子桁29にねじ取着されている。こ
の分電盤30は、図5および図6に示すように中央部に
扉48を設けて主幹部32と2組の分岐部33とを収納
し、両側に硬質塩化ビニル樹脂の配線ダクト35を設け
ている。主幹部32は積算電力計(WHM)36と主幹
ブレーカ37を有し、ターミナルプラグ23の分岐線2
5が接続されている。分岐部33は6個の分岐ブレーカ
38を配設したものを2台縦に並べており、主幹ブレー
カ37を経由した電路が入力側に接続され、出力側に負
荷が接続される。
ク21に取付具22により垂直姿勢に支持されている。
このラック21は、溝形鋼を用いた縦杆28と横杆とな
る子桁29からなるはしご形に組み立てており、下階床
3と上階床6との間に取付具27により縦に取付けられ
ている。42は接続ケーブル1の取付具である。またタ
ーミナルプラグ23の分岐線25が接続される分電盤3
0が、ラック21の子桁29にねじ取着されている。こ
の分電盤30は、図5および図6に示すように中央部に
扉48を設けて主幹部32と2組の分岐部33とを収納
し、両側に硬質塩化ビニル樹脂の配線ダクト35を設け
ている。主幹部32は積算電力計(WHM)36と主幹
ブレーカ37を有し、ターミナルプラグ23の分岐線2
5が接続されている。分岐部33は6個の分岐ブレーカ
38を配設したものを2台縦に並べており、主幹ブレー
カ37を経由した電路が入力側に接続され、出力側に負
荷が接続される。
【0017】またラック21に幹線2を分離するセパレ
ータ60を幹線2に並設して弱電配線部61を設けてお
り、電話や通信線等の弱電配線がラック21上で行な
え、弱電配線の施工が容易になる。この実施例によれ
ば、建物の下階床3と上階床6の躯体ができた段階で、
すなわち鉄骨完了時またはコンクリート完了時に、下階
床3に接続ケーブル1を貫通設置し、この接続ケーブル
1と下階床3の床上のダクト2の導体バー10を接続す
るとともに、下階床3の下位側に既に施工されているダ
クト2′の導体あるいは電源線(図示せず)に接続ケー
ブル1の下端接続部4を接続することにより、ダクト2
の分岐部11に分電盤30を接続して負荷(図示せず)
に給電することが可能となる。このため、上階床6の上
位側の建物が施工段階にあっても、たとえば下階床3の
仕上げ等に使用する電気製品に仮設用電源として給電す
ることができる。同様にして、上階床6の上位側の建物
躯体ができあがったとき、前記のように接続ケーブルお
よびダクトを施工することにより上階床6の上位側が給
電可能となる。
ータ60を幹線2に並設して弱電配線部61を設けてお
り、電話や通信線等の弱電配線がラック21上で行な
え、弱電配線の施工が容易になる。この実施例によれ
ば、建物の下階床3と上階床6の躯体ができた段階で、
すなわち鉄骨完了時またはコンクリート完了時に、下階
床3に接続ケーブル1を貫通設置し、この接続ケーブル
1と下階床3の床上のダクト2の導体バー10を接続す
るとともに、下階床3の下位側に既に施工されているダ
クト2′の導体あるいは電源線(図示せず)に接続ケー
ブル1の下端接続部4を接続することにより、ダクト2
の分岐部11に分電盤30を接続して負荷(図示せず)
に給電することが可能となる。このため、上階床6の上
位側の建物が施工段階にあっても、たとえば下階床3の
仕上げ等に使用する電気製品に仮設用電源として給電す
ることができる。同様にして、上階床6の上位側の建物
躯体ができあがったとき、前記のように接続ケーブルお
よびダクトを施工することにより上階床6の上位側が給
電可能となる。
【0018】このように、建物の各階の躯体の完成ごと
に分岐部11付のダクト2を施工できるので、幹線ダク
トの構成物の現場搬入時の混雑を避けることができると
ともに作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスお
よび部品の取替が容易になる。また下階床3と上階床6
との間にラック21を設け、このラック21にダクト2
を支持したため、ダクト2の施工が容易になり、分電盤
30その他の電気部品の取付けも容易になる。
に分岐部11付のダクト2を施工できるので、幹線ダク
トの構成物の現場搬入時の混雑を避けることができると
ともに作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスお
よび部品の取替が容易になる。また下階床3と上階床6
との間にラック21を設け、このラック21にダクト2
を支持したため、ダクト2の施工が容易になり、分電盤
30その他の電気部品の取付けも容易になる。
【0019】また分電盤30は機能ユニットにより構成
しているため、メンテナンスおよび増設等が容易であ
る。したがって、この建物の幹線装置によれば、実際の
現場施工において、縦幹線のユニット化および標準化、
縦幹線配線施工の省力化、現場搬入の省力化、電源設備
の前倒し搬入、各階別工事可能、揚重の大幅削減、仮設
電源としての利用可能、ユニットのみ交換可能のほか、
引込増設可能といった利点がある。
しているため、メンテナンスおよび増設等が容易であ
る。したがって、この建物の幹線装置によれば、実際の
現場施工において、縦幹線のユニット化および標準化、
縦幹線配線施工の省力化、現場搬入の省力化、電源設備
の前倒し搬入、各階別工事可能、揚重の大幅削減、仮設
電源としての利用可能、ユニットのみ交換可能のほか、
引込増設可能といった利点がある。
【0020】この発明の第1の実施例を図7および図8
により説明する。すなわち、この建物の幹線装置は、接
続ケーブル1と、幹線2を複数本設置している。また幹
線2間を接続する短絡装置として、下階に一体型連結接
続装置51を設け、上階に個別型連結接続装置52をそ
れぞれ設けている。なお、短絡装置は一体型連結接続装
置51または個別型連結接続装置52のいずれを用いて
もよい。
により説明する。すなわち、この建物の幹線装置は、接
続ケーブル1と、幹線2を複数本設置している。また幹
線2間を接続する短絡装置として、下階に一体型連結接
続装置51を設け、上階に個別型連結接続装置52をそ
れぞれ設けている。なお、短絡装置は一体型連結接続装
置51または個別型連結接続装置52のいずれを用いて
もよい。
【0021】この構成によって、例えば×印点50で故
障、点検や修理中であっても、下階に示す一体型連結接
続装置51あるいは上階の個別型連結接続装置52等の
短絡装置を用いて、両者の幹線2を連結することによ
り、各階の分岐部11を変更することなく、負荷に安定
した電源供給が可能となる。特に、各階の電気使用量が
増大してきた時でも両者の幹線を用いて電源供給が可能
となる。その他、提案例と共通する部分に同一符号を付
している。
障、点検や修理中であっても、下階に示す一体型連結接
続装置51あるいは上階の個別型連結接続装置52等の
短絡装置を用いて、両者の幹線2を連結することによ
り、各階の分岐部11を変更することなく、負荷に安定
した電源供給が可能となる。特に、各階の電気使用量が
増大してきた時でも両者の幹線を用いて電源供給が可能
となる。その他、提案例と共通する部分に同一符号を付
している。
【0022】なお、この実施例の幹線2は、ダクトを2
本設置したが、単一のダクト内に複数組の導体を収納す
るものでもよい。また前記した提案例および第1の実施
例では幹線2をダクトとしているが、被覆電線やケーブ
ル等の電線であってもよい。この発明の第2の実施例を
図9および図10に基づいて説明する。すなわち、この
建物の幹線装置は、ラック21を下階床3に固定される
第1ラック部材21aと上階床6に固定される第2ラッ
ク部材21bとから構成している。第1ラック部材21
aは、その内部に第2ラック部材21bが嵌入可能な空
洞を有するとともにその上端にボルト70が挿通される
2つの螺子孔(図示せず)を有し、その下端が下階床3
に固定されている。第2ラック部材21bは、その適宜
位置に第1ラック部材21aに螺合したボルト70が挿
通される多数の螺子孔71を有し、その上端が上階床6
に固定されている。
本設置したが、単一のダクト内に複数組の導体を収納す
るものでもよい。また前記した提案例および第1の実施
例では幹線2をダクトとしているが、被覆電線やケーブ
ル等の電線であってもよい。この発明の第2の実施例を
図9および図10に基づいて説明する。すなわち、この
建物の幹線装置は、ラック21を下階床3に固定される
第1ラック部材21aと上階床6に固定される第2ラッ
ク部材21bとから構成している。第1ラック部材21
aは、その内部に第2ラック部材21bが嵌入可能な空
洞を有するとともにその上端にボルト70が挿通される
2つの螺子孔(図示せず)を有し、その下端が下階床3
に固定されている。第2ラック部材21bは、その適宜
位置に第1ラック部材21aに螺合したボルト70が挿
通される多数の螺子孔71を有し、その上端が上階床6
に固定されている。
【0023】このラック21は、第1ラック部材21a
の内部に第2ラック部材21bを嵌め込んで下階床3及
び上階床6間の距離に合わせて第2ラック部材21bの
螺子孔71を第1ラック部材21aの螺子孔に重合させ
た状態でボルト70を挿通し背面に配置したナット72
に螺合させて固定できるので、様々な建物(上階床3及
び下階床6間の高さの変動)にフレキシブルに対応でき
る。その他提案例及び第1の実施例と共通する部分に同
一符号を付している。
の内部に第2ラック部材21bを嵌め込んで下階床3及
び上階床6間の距離に合わせて第2ラック部材21bの
螺子孔71を第1ラック部材21aの螺子孔に重合させ
た状態でボルト70を挿通し背面に配置したナット72
に螺合させて固定できるので、様々な建物(上階床3及
び下階床6間の高さの変動)にフレキシブルに対応でき
る。その他提案例及び第1の実施例と共通する部分に同
一符号を付している。
【0024】なお、この実施例の固定部材は、ボルトお
よびナットで構成されているが、他の部材にて固定して
もよい。
よびナットで構成されているが、他の部材にて固定して
もよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1の建物の幹線装置によれば、建
物の下階床と上階床の躯体ができた段階で、下階床に接
続ケーブルを貫通設置し、この接続ケーブルと下階床の
床上の幹線の導体を接続するとともに、下階床の下位側
に既に施工されている幹線の導体または電源線に接続ケ
ーブルの下端を接続することにより、建物の各階の躯体
の完成ごとに分岐部付の幹線を施工できるので、幹線の
構成物の現場搬入時の混雑を避けることができるととも
に作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび
部品の取替が容易になる。また前記幹線が複数本並設し
て設置しているため、一方の幹線が故障、点検、修理中
であっても他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。
さらに両方の幹線が連結できるため、一方の幹線が故
障、点検、修理中であっても、その箇所のみを分離すれ
ば、各階の分岐部の接続変更を行なうことなく、他方の
幹線を用いて供給作業が可能となる。
物の下階床と上階床の躯体ができた段階で、下階床に接
続ケーブルを貫通設置し、この接続ケーブルと下階床の
床上の幹線の導体を接続するとともに、下階床の下位側
に既に施工されている幹線の導体または電源線に接続ケ
ーブルの下端を接続することにより、建物の各階の躯体
の完成ごとに分岐部付の幹線を施工できるので、幹線の
構成物の現場搬入時の混雑を避けることができるととも
に作業員数の平均化が図れ、しかもメンテナンスおよび
部品の取替が容易になる。また前記幹線が複数本並設し
て設置しているため、一方の幹線が故障、点検、修理中
であっても他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。
さらに両方の幹線が連結できるため、一方の幹線が故
障、点検、修理中であっても、その箇所のみを分離すれ
ば、各階の分岐部の接続変更を行なうことなく、他方の
幹線を用いて供給作業が可能となる。
【0026】請求項2の建物の幹線装置によれば、前記
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項1と同様な効果がある。請求項
3の建物の幹線装置によれば、建物の下階床と上階床の
躯体ができた段階で、下階床に接続ケーブルを貫通設置
し、この接続ケーブルと下階床の床上の幹線の導体を接
続するとともに、下階床の下位側に既に施工されている
幹線の導体または電源線に接続ケーブルの下端を接続す
ることにより、建物の各階の躯体の完成ごとに分岐部付
の幹線を施工できるので、幹線の構成物の現場搬入時の
混雑を避けることができるとともに作業員数の平均化が
図れ、しかもメンテナンスおよび部品の取替が容易にな
る。また前記下階床と前記上階床との間にラックを設
け、このラックに前記幹線を支持したため、幹線の施工
が容易になる。さらに前記ラックは、下階床および上階
床間方向に伸縮し固定部材にて適宜伸縮位置に固定され
るようにしたため、様々な建物(上階床および下階床間
の高さの変動)にフレキシブルに対応できる。
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項1と同様な効果がある。請求項
3の建物の幹線装置によれば、建物の下階床と上階床の
躯体ができた段階で、下階床に接続ケーブルを貫通設置
し、この接続ケーブルと下階床の床上の幹線の導体を接
続するとともに、下階床の下位側に既に施工されている
幹線の導体または電源線に接続ケーブルの下端を接続す
ることにより、建物の各階の躯体の完成ごとに分岐部付
の幹線を施工できるので、幹線の構成物の現場搬入時の
混雑を避けることができるとともに作業員数の平均化が
図れ、しかもメンテナンスおよび部品の取替が容易にな
る。また前記下階床と前記上階床との間にラックを設
け、このラックに前記幹線を支持したため、幹線の施工
が容易になる。さらに前記ラックは、下階床および上階
床間方向に伸縮し固定部材にて適宜伸縮位置に固定され
るようにしたため、様々な建物(上階床および下階床間
の高さの変動)にフレキシブルに対応できる。
【0027】請求項4の建物の幹線装置によれば、前記
ラックに分電盤を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐
部から導出した分岐線を接続したため、当該階への電源
供給を行なわせる配電作業も容易になる。その他請求項
3と同様な効果がある。請求項5の建物の幹線装置によ
れば、前記ラックに前記幹線と分離するセパレータを並
設し弱電配線部を設けたため、電話や通信線等の弱電配
線もラック上で行なえ、弱電配線の施工が容易になる。
その他請求項3と同様な効果がある。
ラックに分電盤を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐
部から導出した分岐線を接続したため、当該階への電源
供給を行なわせる配電作業も容易になる。その他請求項
3と同様な効果がある。請求項5の建物の幹線装置によ
れば、前記ラックに前記幹線と分離するセパレータを並
設し弱電配線部を設けたため、電話や通信線等の弱電配
線もラック上で行なえ、弱電配線の施工が容易になる。
その他請求項3と同様な効果がある。
【0028】請求項6の建物の幹線装置によれば、前記
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項3と同様な効果がある。請求項
7の建物の幹線装置によれば、前記ラックに前記幹線と
分離するセパレータを並設し弱電配線部を設けたため、
電話や通信線等の弱電配線もラック上で行なえ、弱電配
線の施工が容易になる。その他請求項4と同様な効果が
ある。
幹線がダクトであるため、幹線の設置作業はダクトの固
定作業で行なえ、設置作業が簡単となるとともに、分岐
部への接続も導体バーへの嵌合接続で電気的な接続が可
能となる。その他請求項3と同様な効果がある。請求項
7の建物の幹線装置によれば、前記ラックに前記幹線と
分離するセパレータを並設し弱電配線部を設けたため、
電話や通信線等の弱電配線もラック上で行なえ、弱電配
線の施工が容易になる。その他請求項4と同様な効果が
ある。
【0029】請求項8の建物の幹線装置によれば、前記
幹線が複数本並設して設置しているため、一方の幹線が
故障、点検、修理中であっても他方の幹線を用いて供給
作業 が可能となる。また両方の幹線が連結できるため、
一方の幹線が故障、点検、修理中であっても、その箇所
のみを分離すれば、各階の分岐部の接続変更を行なうこ
となく、他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。そ
の他請求項3と同様な効果がある。
幹線が複数本並設して設置しているため、一方の幹線が
故障、点検、修理中であっても他方の幹線を用いて供給
作業 が可能となる。また両方の幹線が連結できるため、
一方の幹線が故障、点検、修理中であっても、その箇所
のみを分離すれば、各階の分岐部の接続変更を行なうこ
となく、他方の幹線を用いて供給作業が可能となる。そ
の他請求項3と同様な効果がある。
【図1】この発明の基礎となる提案例の施工状態の斜視
図である。
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の分岐部を示す斜視図である。
【図4】図1の接続部を示す斜視図である。
【図5】図1における分電盤の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】この発明の第1の実施例の施工状態の斜視図で
ある。
ある。
【図8】図7の正面図である。
【図9】この発明の第2の実施例の施工状態の斜視図で
ある。
ある。
【図10】図9の固定部材近傍を示す部分拡大図であ
る。
る。
1 接続ケーブル 2 幹線 7,8 接続部 11 分岐部21a 第1ラック部材 21b 第2ラック部材 51 一体型連結接続装置 52 個別型連結接続装置
フロントページの続き (72)発明者 森 真純 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 松浦 勉 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 平井 雄二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 後藤 志郎 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 相田 信一 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 山下 武 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 昭59−156106(JP,A) 特開 昭55−150715(JP,A) 特開 平4−295209(JP,A) 特開 昭49−67193(JP,A) 特公 昭53−8919(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/38 H02G 3/00
Claims (8)
- 【請求項1】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記幹線は複数
本並設して設置し、前記複数の幹線の分岐部に接続され
て、複数の幹線間を接続する短絡装置を設けたことを特
徴とする建物の幹線装置。 - 【請求項2】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記幹線は複数
本並設して設置し、前記複数の幹線の分岐部に接続され
て、複数の幹線間を接続する短絡装置を設け、前記幹線
は外被カバー内に保持された導体バーを並設するダクト
とし、この外被カバーに導体バーが露見する空間を設け
て前記分岐部を形成したことを特徴とする建物の幹線装
置。 - 【請求項3】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記下階床と前
記上階床との間に前記幹線を支持するラックを設け、前
記ラックは、下階床および上階床間方向に伸縮可能とし
固定部材にて所定位置に固定されたことを特徴とする建
物の幹線装置。 - 【請求項4】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に 配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記下階床と前
記上階床との間に前記幹線を支持するラックを設け、前
記ラックは、下階床および上階床間方向に伸縮可能とし
固定部材にて所定位置に固定され、前記ラックに分電盤
を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐部から導出した
分岐線を接続したことを特徴とする建物の幹線装置。 - 【請求項5】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記下階床と前
記上階床との間に前記幹線を支持するラックを設け、前
記ラックは、下階床および上階床間方向に伸縮可能とし
固定部材にて所定位置に固定され、前記ラックに前記幹
線を分離するセパレータを並設し弱電配線部を設けたこ
とを特徴とする建物の幹線装置。 - 【請求項6】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記下階床と前
記上階床との間に前記幹線を支持するラックを設け、前
記ラックは、下階床および上階床間方向に伸縮可能とし
固定部材にて所定位置に固定され、前記幹線は外被カバ
ー内に保持された導体バーを並設するダクトとし、この
外被カバーに導体バーが露見する空間を設けて前記分岐
部を形成したことを特徴とする建物の幹線装置。 - 【請求項7】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記 接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記下階床と前
記上階床との間に前記幹線を支持するラックを設け、前
記ラックは、下階床および上階床間方向に伸縮可能とし
固定部材にて所定位置に固定され、前記ラックに分電盤
を装着し、この分電盤に前記幹線の分岐部から導出した
分岐線を接続し、前記ラックに前記幹線を分離するセパ
レータを並設し弱電配線部を設けたことを特徴とする建
物の幹線装置。 - 【請求項8】 下階床に貫設された接続ケーブルと、上
下端に接続部を設けた導体を有するとともに中間部に分
岐部を有して前記下階床と上階床の間に縦に配設されか
つ前記接続部の下端側接続部に前記接続ケーブルの上端
が接続された幹線とを備え、前記下階床の下位側に既に
配設された幹線の上端側接続部に前記接続ケーブルの下
端を接続する建物の幹線装置において、前記幹線は複数
本並設して設置し、前記複数の幹線の分岐部に接続され
て、複数の幹線間を接続する短絡装置を設け、さらに前
記下階床と前記上階床との間に前記幹線を支持するラッ
クを設け、前記ラックは下階床および上階床間方向に伸
縮可能とし固定部材にて所定位置に固定されたことを特
徴とする建物の幹線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31015193A JP3184385B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 建物の幹線装置 |
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- 1993-12-10 JP JP31015193A patent/JP3184385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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