JP2594040Y2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP2594040Y2
JP2594040Y2 JP1993002031U JP203193U JP2594040Y2 JP 2594040 Y2 JP2594040 Y2 JP 2594040Y2 JP 1993002031 U JP1993002031 U JP 1993002031U JP 203193 U JP203193 U JP 203193U JP 2594040 Y2 JP2594040 Y2 JP 2594040Y2
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治 露峰
龍秋 平岩
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、受電室や配電室等に配
設する分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受電室や配電室に配設する分電盤
は、予め工場で制作された函状の盤本体内にブレーカ等
の内器ブロックを収納配設し、その状態で設置現場へ搬
入して現地施工を行っていた。
【0003】しかし、この分電盤では搬入に際して重量
が重いため多くの人手を必要とし、また盤本体が函状の
固定された形状であるため、配線作業に手間がかかると
いう問題があった。そこで、本発明人は図8に示すよう
な分電盤を提案している(特願平3ー279892)。
このものは、内器ブロック(図示せず)を配設した背板
10と、背板10の前面上下位置に配置される上下枠20,30
と、背板10の前面両側で上下枠20,30間に夫々配設され
るダクト40と、両側ダクト40,40及び上下枠20,30で包
囲された部位に配設される保護板50と、を備えている。
【0004】背板10は、複数のブレーカ等を有する内器
ブロックを配設した断面略コ字状の金属性フレーム11を
2本並列に配置し、固定プレート19を利用して受電室や
配電室等の取付け壁面に固定される。上枠20は、背板10
の両端のフレーム11,11の前面上端に外側面がフレーム
11の外側面と略同一となるように夫々載置固定される側
板21と、側板21,21同士を螺子にて連結して前面開口を
閉塞する前板22と、側板21,21に螺子で固定され上面開
口を閉塞する上板24と、からなる。下枠30は、背板10の
両端のフレーム11,11の前面下端に外側面がフレーム11
の外側面と略同一となるように夫々載置固定される側板
31と、側板31,31同士を螺子にて連結して前面開口を閉
塞する前板32と、からなる。この上下枠20,30には、内
方に突出する保護板固定板25,35を設けている。
【0005】ダクト40は、断面略コ字状で、前面と上下
端面が開口した樹脂成形品からなり、背板10のフレーム
11の前面部にフレーム11の外側面と外側側片の外面が略
同一となるように螺子固定される。このダクト40内に
は、ブレーカから外部に接続するための接続導体(図示
せず)が収容されている。ダクト40の前面には、蓋42が
着脱自在に被着されて、前面開口を閉塞できるようにな
っている。
【0006】保護板50は、鉄板等の材料を折曲して形成
し、内器ブロックを塞ぐよう上下枠20,30間に配設され
るもので、ブレーカのハンドル等を外部に突出させる孔
51,52を設けて、この孔51,52よりハンドル等を外部に
露出させている。この例では上下2つに分割されてい
る。上側の保護板50は、その上端部を上枠20の保護板固
定片25に、下端部を背板10の前面中央部に配設された固
定台(図示せず)の上半分にそれぞれ載置し、螺子を螺
合させて固定している。下側の保護板50は、その上端部
を固定台に、下端部を下枠30の保護板固定片35にそれぞ
れ載置し、螺子を螺合させて固定している。
【0007】また、この分電盤を使用して、ブレーカを
有した強電回路等の内器ブロックと電話線の弱電回路等
の内器ブロックとを配設する場合には、強電回路の接続
導体と弱電回路の接続導体とが接触しないよう内器ブロ
ックと内器ブロックとの間に絶縁材料で形成された成形
品(プラスチック等)を背板に取着したり、強電回路の
内器ブロックと弱電回路の内器ブロックとを別々の分電
盤に配設してから分電盤相互を連結したりして行うこと
が考えられる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の分電盤
によれば、背板と、保護板と、ダクトと、上下枠との各
部に分解できるため、搬入の際、個々の部材の重量が軽
く、そのため少ない人手で搬入ができ、またダクトの蓋
を外せば前面開口となるため、配線施工や、配線の保守
点検が簡単に行える。
【0009】しかし、ブレーカを有した強電回路等の内
器ブロックと電話線の弱電回路等の内器ブロックとを配
設する場合には、強電回路の接続導体と弱電回路の接続
導体とが接触しないよう内器ブロックと内器ブロックと
の間に絶縁材料で形成された成形品(プラスチック等)
を背板に取着したり、強電回路の内器ブロックと弱電回
路の内器ブロックとを別々の分電盤に配設してから分電
盤相互を連結したりして行うので、成形品近傍の内器ブ
ロックに接続された接続導体を配線する作業が困難であ
ったり、余分な分電盤を使用した分のコストがかかると
いう問題があった。
【0010】本発明は、かかる事由に鑑みて成したもの
で、その目的とするところは、強電回路の内器ブロック
及び弱電回路の内器ブロックを分割して分電盤に配設し
た場合でも、内器ブロックの配線作業が容易で、コスト
がかかりにくい分電盤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の分電盤は、横方向に複数の内器ブ
ロックを配設した背板と、この背板の前面上下位置に配
設される上下枠と、背板の前面両側に夫々配設され内器
ブロックから外部に接続するための接続導体を収納する
ダクトと、少なくとも内器ブロックを隠蔽するように配
設される保護板とを備え、前記一対のダクトにて側板部
を形成した分電盤において、前記背板の内器ブロック間
に、上下方向に延びる第2ダクトを取着してなる構成と
してある。
【0012】請求項2記載の分電盤は、請求項1のもの
の保護板は、ダクト及び第2ダクト間又は第2ダクト間
毎に配設されてなる構成としてある。
【0013】
【作用】 請求項1記載の構成によれば、第2ダクト近
傍の内器ブロックに接続された接続導体を第2ダクト内
に配線することができる。
【0014】請求項2記載の構成によれば、請求項1の
作用に加え、内器ブロック毎に開閉することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1乃至図7に
基づいて説明する。なお、従来例と基本的機能が同様な
部材には、同じ符号を付している。
【0016】このものは、ブレーカを有した強電回路等
の内器ブロックと電話線の弱電回路等の内器ブロックと
を1つの分電盤に配設したものである。
【0017】背板10は、断面略コ字状の金属製フレーム
11を6本平行に配置し、このフレーム11の上下において
フレーム11間を金属製電線支持レール12,12 で橋絡して
固定されている。このフレーム11の上面の横方向に複数
の内器ブロック13を配設している。この内器ブロック13
は、電路電源を接続したブレーカ14を有する強電回路の
内器ブロック13a と、電話線の弱電回路の内器ブロック
13b とを有している。強電回路の内器ブロック13a は、
ブレーカ14に接続導体15を接続して後述するダクト及び
第2ダクトから外部の負荷に接続している。弱電回路の
内器ブロック13b は、接続導体15を接続して後述するダ
クト及び第2ダクトから外部の電話に接続している。
【0018】第2ダクト16は、背板10の内器ブロック1
3,13 間に、上下方向に延びるように取着している。こ
の第2ダクト16は、図5に示すように、前面と上下端面
が開口した樹脂成形品から断面コ字状に形成され、背板
10の前面略中央で後述する上下枠間に螺子固定される。
この第2ダクト16の両側には、強電回路の接続導体15及
び弱電回路の接続導体 (図示せず) を収納するために多
数の切欠17が設けられ、第2ダクト16内外に接続導体の
導入, 導出ができるようになっている。この第2ダクト
16の前面には蓋18が着脱自在に被着されて、前面開口を
閉塞することができるようになっている。この蓋18が後
述する2つの保護板同士の隙間を塞ぐ位置に設けられて
いる。
【0019】上枠20は、背板10の両端のフレーム11,11
の前面開口部に外側面がフレーム11の外側面と略同一と
なるように夫々載置固定される金属製側板21と、両側の
側板21,21の前面間に螺子で固定されて前面開口を閉塞
する前板22とを有している。前板22には、図 に示すよ
うに、後述する保護板の被掛止部を掛止するためのL字
状の掛止部23が設けられている。
【0020】下枠30は、上枠20と同様、背板10の両端の
フレーム11,11 の前面開口部に外側面がフレーム11の外
側面と略同一となるように夫々載置固定される金属製側
板31と、両側の側板31,31の前面間に螺子で固定されて
前面開口を閉塞する前板32とを備えている。前板32に
は、後述する保護板の係合凸部が係合する係合孔34を有
したL字状の係合片33が突設されている。
【0021】ダクト40は、前面と上下端面が開口した樹
脂成形品から断面コ字状に形成され、背板10の前面両側
で上下枠20,30 間に螺子固定される。このダクト40に内
器ブロック13から外部に接続するための接続導体15を収
納している。ダクト40の内側側片は多数の切欠41が設け
られ、ダクト40内外に接続導体の導入, 導出ができるよ
うになっている。このダクト40の前面には蓋42が着脱自
在に被着されて、前面開口を閉塞することができるよう
になっている。なお、本実施例によれば、ダクトを上下
枠間に配設しているが、上下枠をダクト間に配設したも
のでもよい。
【0022】保護板50は、金属板からなり一方のダクト
40及び第2ダクト16間に配設された第1保護板50a と、
他方のダクト40及び第2ダクト16間に配設された第2保
護板とに分割している。第1保護板50a には、ブレーカ
のハンドル等を外部に突出させる孔51,52 を設けて、こ
の孔51,52 よりハンドル等を外部に露出させ、同時に上
下枠20,30 と一方のダクト40及び第2ダクト16間で包囲
される空間の前面開口を塞ぐものである。第2保護板50
b は、電話線の弱電回路等の内器ブロック13b を隠蔽す
るものである。この保護板50には、図6に示すように、
上枠20の掛止部23に掛止される被掛止部53を設けるとと
もに、図7に示すように、下枠30の係合孔34に係合する
係合凸部54を設けている。
【0023】なお、本実施例によれば、強電回路の内器
ブロックと弱電回路の内器ブロックとを第2ダクトで分
割しているが、強電回路の内器ブロック同士を分割して
もよい。また、内器ブロックは2つとは限らず、横方向
に複数個横方向に複数配設されたものであれば適用でき
る。
【0024】
【考案の効果】請求項1記載の分電盤によれば、強電回
路の内器ブロック及び弱電回路の内器ブロックを分割し
て分電盤に配設した場合、第2ダクト近傍の内器ブロッ
クに接続された接続導体を第2ダクト内に配線すること
ができ、内器ブロックの配線作業が容易で、コストがか
かりにくいものとなる。
【0025】請求項2記載の分電盤によれば、内器ブロ
ック毎に開閉することができ、請求項1記載の効果に加
え、必要な内器ブロックのみ開閉することにより、使い
勝手の向上が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上面図である。
【図2】図1のものの斜視図である。
【図3】図2のものの側面図である。
【図4】図2のものの内器を外した状態を示す分解斜視
図である。
【図5】図4のものの第2ダクトに蓋を取着した状態を
示す説明図である。
【図6】図3のものの掛止部を被掛止部に掛止した状態
を示す説明図である。
【図7】図3のものの係合凸部を係合孔に係合させた状
態を示す説明図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 背板 13 内器ブロック 15 接続導体 16 第2ダクト 20 上枠 30 下枠 40 ダクト 50 保護板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 9/00 H02B 1/20

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に複数の内器ブロックを配設した
    背板と、この背板の前面上下位置に配設される上下枠
    と、背板の前面両側に夫々配設され内器ブロックから外
    部に接続するための接続導体を収納するダクトと、少な
    くとも内器ブロックを隠蔽するように配設される保護板
    を備え、前記一対のダクトにて側板部を形成した分電
    盤において、 前記背板の内器ブロック間に、上下方向に延びる第2ダ
    クトを取着してなる分電盤。
  2. 【請求項2】 前記保護板は、ダクト及び第2ダクト間
    又は第2ダクト間毎に配設されてなる請求項1記載の分
    電盤。
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