JPH0816347B2 - 上下二階層ユニット住宅 - Google Patents

上下二階層ユニット住宅

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JPH0816347B2
JPH0816347B2 JP7028190A JP7028190A JPH0816347B2 JP H0816347 B2 JPH0816347 B2 JP H0816347B2 JP 7028190 A JP7028190 A JP 7028190A JP 7028190 A JP7028190 A JP 7028190A JP H0816347 B2 JPH0816347 B2 JP H0816347B2
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JP
Japan
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unit
floor
units
house
work
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JP7028190A
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JPH03271441A (ja
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直人 安藤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、工場にて、予め製作されたユニットを用い
たユニット住宅に係わり、特に上下二階層が一体に形成
されているユニットにより建築された上下二階層ユニッ
ト住宅に関するものである。
[従来の技術] 近年、工期の短縮化及び現場作業の省力化を図るため
に、ユニット住宅が普及しつつある。
このユニット住宅は、居室をユニット化したものの集
合体からなり、予め規格化されて製作した各種箱型の居
室ユニットを、現地の施工において基礎上に組み上げる
ことによって、構築されるものである。
従来、このユニット住宅は、建築される住宅の大部分
を前記居室ユニットによって構成するものであった。
そして、このユニット住宅における一階部分のユニッ
トと二階部分のユニットの接合部にあっては、箱体をな
す一階部分のユニットの天井の上方、及び、二階部分の
ユニットの床の下方に溝型鋼を配置して躯体構造とし、
前記溝型鋼を互いにボルト締めにより結合したものとな
っている。
また、ユニットには、例えば、浴槽などの配管を必要
とする設備を予め工場において配設しておいたものがあ
った。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記ユニットは、工場からトラック等によ
って移送されるために、どうしても大きさの制限を受け
ていた。従って、居室がユニットからなるユニット住宅
の間取もユニットの大きさにより制約されていた。
そして、前記ユニットは、住宅として組み立てる以前
のユニットだけの状態でも、十分な強度を有するため
に、ユニット住宅の隣接するユニット同士が応力を受け
た場合に、応力を分散してそれぞれのユニットが受ける
ことになり、住宅全体としては必要十分な強度以上に強
度を持つことになる。従って、建築材の使用量において
不経済な面があった。
また、一階部分のユニットと二階部分のユニットの接
合作業に手間がかかるという欠点があった。また、ユニ
ット住宅において、現場の配管工事は、現場作業の省力
化のためにユニット毎の配管が、すでに工場で行なわれ
ているので、ユニット間の配管の接続作業、特に二階部
分の配管を一階部分の配管に接続する作業が主なものと
なっていた。しかし、この配管の接続作業は、手間のか
かる作業であり、現場作業の省力化を進める上で障害と
なっていた。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、
一階部分のユニットと二階部分のユニットの接合及び一
階部分の配管と二階部分の配管の接続を不要として現場
作業の省力化を図り、ユニット住宅の間取の制約を減ら
すと共に建築材を削減することができる上下二階層ユニ
ット住宅を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために第1の発明では、骨組に
床、壁、天井を固定してなるユニットが工場にて作製さ
れ、このユニットを用いて組み立てられたユニット住宅
であって、 互いに間隔をおいて複数のユニットが配置され、これ
らユニット間に床パネル、壁パネルが設けられており、
前記ユニットは、上下二階層が一体に形成されているこ
とを特徴とする。
また、第2の発明では、骨組に床、壁、天井を固定し
てなるユニットが工場にて作製され、このユニットを用
いて組み立てられたユニット住宅であって、 前記ユニットに対して間隔をおいて柱が配置され、こ
れらユニットと柱との間に床パネル、壁パネルが設けら
れており、前記ユニットは、上下二階層が一体に形成さ
れていることを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、上下二階層を一体にしてユニット
を形成したので、建築現場において一階部分のユニット
と二階部分のユニットとを接合せずにユニット住宅を施
工することができる。
そして、二階と一階をつなぐ配管も工場において行う
事ができる。
また、ユニット住宅の大部分を、ユニットによって構
成するのではなく、ユニット同士または、ユニットと柱
を間隔をおいて配置し、この間に床パネル及び壁パネル
を掛け渡して住宅を建設するので、ユニット以外の部分
で、ユニットをトラック等によって移送するための間取
りの制約を受けずにすむので自由に間取りを決めること
ができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
この第1の実施例の上下二階層ユニット住宅は、第1
図に示すように、上下二階層が一体に形成された四つの
ユニット1がユニット住宅の四隅にあたる部分の基礎2
の上に設置され、このユニット1の間に床パネル3aを掛
け渡して設置して床3が形成され、この第1図の状態
に、壁パネル、屋根パネル等を掛け渡して設置して住宅
(図示略)としたものである。
前記ユニット1は、第2図に示すユニット1の骨組み
1aに、例えば、浴槽等の設備が取り付けられ、該骨組み
にパネル化した床、壁、天井等を取り付けたものであ
る。この骨組み1aは、例えば小角材を繊維方向を長手に
そろえて接着材で重ね貼りし、角材とした集成材の柱5
及び梁6からなるもので、4本の柱5が骨組み1aの4つ
の角の位置に平行に配置され、4本の柱5の上端と下端
と中央部でそれぞれ4本の柱5をつなぐように4本の梁
6を四角枠状に組み、上下方向に長い箱体に形成された
ものである。
なお、この柱5と梁6を集成材ではなく、鉄骨製の柱
5と梁6としても構わないのは言うまでもない。
また、ユニット1の大きさは、工場から現場までの運
搬に制限を受けるので、ユニット1を横積みした際にユ
ニット1全体がトラック荷台に収まる大きさであって、
かつ道路走行に支障をきたすことがない高さに設定され
る。
この第1の実施例の上下二階層ユニット住宅の施工方
法及び作用を説明する。
まず、工場において前記ユニット1が製作される。こ
の際には、前記骨組み1aに、例えば浴槽などの設備など
取り付けるのに、骨組み1aが、上下方向に長い構成なの
で、骨組み1aを横に倒して安定した状態で設備の取付作
業を行う。従って、一階や二階の床下となる部分の配管
工事を床下に潜り込んで行う必要はなく、楽な姿勢で配
管工事やその他の床下や天井裏の作業を行うことができ
る。
また、配管工事において、一階と二階とをつなぐ配管
作業も容易に工場で行える。
次に、現場での建築作業に支障のない部分に、パネル
化された床、壁、天井等を設置する。
そして、完成した4つのユニット1を建築現場までト
ラックにより移送する。
第3図に示すように、建築現場において、予め構築さ
れた基礎2上に、4つのユニット1を住宅の四隅に配置
されるように設置する。
そして、この4つのユニット1の下部及び中央部の間
に、床パネル3aを掛け渡して設置することにより第1図
に示すように一階及び二階の床3を形成する。
なお、この際に、ユニット1同士の間に梁を掛け渡し
てからその上に床3を形成しても構わない。
次に、壁パネルや屋根パネルを掛け渡して外装を行
う。そして内装を行い上下二階層ユニット住宅を完成す
る。
この際に、ユニット1以外の部分については、トラッ
クの移送による大きさの制約を受けずにすむのでユニッ
ト間の距離を離すなどして自由に間取りを決めることが
できる。
この第1の実施例の上下二階層ユニット住宅によれ
ば、ユニット1を上下二階層一体としたことにより、現
場において一階部分のユニットと二階部分のユニットを
接合する必要がなくなる。
また、配管工事等の上下2階層にまたがって行う作業
についても工場で行うことができる。
従って、上下のユニットの接合作業及び上下の配管の
接続作業等を現場で行わずにすむので、ユニット住宅の
建築現場作業を省力化することができる。
また、上下方向に長い上下2階層ユニット1では、横
に倒して設備の設置作業を行った方が、ユニット1が安
定するので、床下の配管作業等の床下で行う作業を床下
に潜ることなく楽な姿勢で行うことができ、作業の能率
を上げることができる。
また、従来のユニット住宅のように住宅の大部分をユ
ニットによって構成するのではなく、四隅にユニット1
を配置しただけなので、従来のユニット住宅のようにユ
ニットが隣接する部分で、柱や梁や壁などが二重になる
ことがなくなり、建築材を削減することができることに
より、ユニット住宅のコストを削減することができる。
さらに、ユニット1を四隅に配置して、その間に床パ
ネル3aを掛け渡して、ユニット住宅を建築しているの
で、ユニット1部分以外の床パネル3aを掛け渡した部分
については、トラックによる移送の制約を受けずに、自
由に間取りを決めることができる。
第4図に示すように第2の実施例の上下2階層ユニッ
ト住宅は、中央にユニット1が配置されると共に住宅の
四隅の基礎11上に柱10が配置され、これらユニット1と
柱10の間に床パネル3aが掛け渡されて設置された第4図
の状態に壁パネル、屋根パネル、天井パネル等が掛け渡
されて設置されたものであり、第1の実施例の構成要素
と同一の構成要素については同じ符号を付して説明を省
略する。
この第2の実施例の上下二階層ユニット住宅は、第1
の実施例においてユニット1同士の間に床パネル3aを掛
け渡したの対して、ユニット1と柱10の間の床パネル3a
を掛け渡した以外は、同様の構成となっている。
なお、床パネル3aを掛け渡す際に、柱10と柱10もしく
は、柱10とユニット1の間に梁を掛け渡してから、この
梁状に床3を形成しても構わない。
この第2の実施例の上下二階層ユニット住宅は、第1
の実施例と同様の効果を奏すると共に、ユニット1を1
つしか使用していないので、間取りを制約される部分が
少なく、さらに自由に間取りを決めることができる。
なお、ユニット1を製作する場合に、集成材や鉄骨に
よって枠組を作らずに、壁パネル、床パネル、天井パネ
ル等を直接組み合わせて、ユニット1を製作しても構わ
ない。また、ユニット1を四隅に配置したり、中央にユ
ニット1を配置して四隅に柱を配置したりする以外に、
複数のユニット1もしくは複数のユニット1及び柱10を
設置して、その間に床パネル3a及び壁パネル等を掛け渡
して、ユニット住宅を建築しても構わないのは言うまで
もない。また、上下二階層ユニット1による住宅は、二
階建の住宅だけではなく、ユニット1同士または、他の
ユニット等を上下に接続して三階建や四階建の住宅とし
ても構わない。
なお、ユニット住宅としては、間取りの制約がほとん
どなくなるが、ユニット1自体は、トラック等によって
移送されるので、やはり大きさの制限を受けることにな
る。しかし、ユニット1は、住宅の一部に設置されるだ
けであり、階段、エレベーター、浴室及びトイレ等の諸
設備を設置するのにちょうど良いスペースとなる。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明の上下二階装置
ユニット住宅によれば、ユニットを上下二階層一体とし
たことにより、建築現場において一階部分のユニットと
二階部分のユニットを接合する必要がなくなる。
また、配管工事等の上下2階層にまたがって行う作業
についても工場で行うことができる。
従って、上下のユニットの接合作業及び上下の配管の
接続作業等を現場で行わずにすむので、ユニット住宅の
建築現場作業を省力化することができる。
また、上下方向に長い上下2階層ユニットは、横に倒
してユニットが安定した状態で設備の設置作業を行うの
で、工場においてユニットを製作する際に床下の配管作
業等の床下や天井裏で行う作業を楽な姿勢で行うことが
でき、作業の能率を上げることができる。
また、ユニット同士もしくは該ユニットと柱が間隔を
おいて建設現場に設置され、これらユニット同士もしく
はユニットと柱との間に床パネル及び壁パネル掛け渡さ
れて設置されて住宅を建設することにより、住宅の大部
分をユニットにより構成した場合に比べ、柱や梁や壁な
どが重複する部分がなくなり、建築材を削減することが
できる。
従って、ユニット住宅のコストを削減することができ
る。
さらに、ユニット同士もしくはユニットと柱の間に床
パネルが掛け渡されて、ユニット住宅を建築しているの
で、ユニット以外の床パネルを掛け渡した部分について
は、居室がトラックによる移送の制約を受けることがな
く、自由に間取りを決めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の第1の実施例を示す図
面であって、第1図は、建設現場に設置されたユニット
間に床パネルが掛けわたされた状態の斜視図、第2図は
ユニットの骨組みの斜視図、第3図は建設現場に設置さ
れたユニットの斜視図、第4図はこの発明の第2の実施
例を示す図面であって、建設現場に設置されたユニット
と柱の間に床パネルが掛け渡された状態の斜視図であ
る。 1……ユニット、2……基礎、3……床、3a……床パネ
ル、5……柱、6……梁、10……柱、11……基礎。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨組に床、壁、天井を固定してなるユニッ
    トが工場にて作製されて、このユニットを用いて組み立
    てられたユニット住宅であって、 互いに間隔をおいて複数のユニットが配置され、これら
    ユニット間に床パネル、壁パネルが設けられてなり、 前記ユニットは、上下二階層が一体に形成されているこ
    とを特徴とする上下二階層ユニット住宅。
  2. 【請求項2】骨組に床、壁、天井を固定してなるユニッ
    トが工場にて作製されて、このユニットを用いて組み立
    てられたユニット住宅であって、 前記ユニットに対して間隔をおいて柱が配置され、これ
    らユニットと柱との間に床パネル、壁パネルが設けられ
    てなり、 前記ユニットは、上下二階層が一体に形成されているこ
    とを特徴とする上下二階層ユニット住宅。
JP7028190A 1990-03-20 1990-03-20 上下二階層ユニット住宅 Expired - Lifetime JPH0816347B2 (ja)

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JPH03271441A JPH03271441A (ja) 1991-12-03
JPH0816347B2 true JPH0816347B2 (ja) 1996-02-21

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