JP7391357B2 - リコイルスタータ - Google Patents

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Description

本発明は、リコイルロープを引っ張ることによりロープリールを回転させて、該ロープリールの回転をラチェット機構を介してエンジンのクランク軸に伝達し、エンジンを始動させるようにしたリコイルスタータに関する。
ラチェット機構を備えたリコイルスタータは、リコイルロープを引っ張ることによりリールがエンジン始動方向へ回転したときには、ラチェット部材が外周方向に回動して駆動プーリと係合し、リールの回転がエンジン側に伝達されるようになっている。また、リコイルロープを離すと、リコイルゼンマイなどの復元力によりリールがエンジン始動方向とは逆方向へ回転するが、このときには、ラチェット部材が内周方向に回動して駆動プーリから係脱する。これにより、エンジンが始動した後に、エンジン側の回転がリール側に伝達されないように形成されている。
リールがエンジン始動方向へ回転したときにラチェット部材を外周方向に回動させる構造としては、例えば特許文献1に示すように、ラチェット部材と係合するラチェットガイドを設けたものが知られている。ラチェットガイドは、バネによって所定の摩擦抵抗を付与した状態で取り付けられているため、リールがエンジン始動方向へ回転し始めたときに、リールと一体的に回転しないように構成されている。このような作用により、ラチェットガイドとリールとが相対的に回転すると、リールに取り付けられたラチェット部材がラチェットガイドに係合して外周方向に押し出されるようになっている。
特開2016-98677号公報
しかし、上記した従来の構成では、ラチェットガイドを回転可能に取り付けるための工業用ファスナー(ネジ、ナット、スナップリング、プッシュナットなど)が必要であり、また、ラチェットガイドに摩擦抵抗を付与するためのバネも必要であった。このため、部品点数が増えて組み立て工数が煩雑となる問題があった。
そこで、本発明は、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み立て工数も削減することができるリコイルスタータを提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、リール支軸を形成したスタータケースと、前記リール支軸に回転自在に取り付けられたリールと、前記リールに揺動可能に取り付けられたラチェット部材と、摩擦抵抗が付与された状態で前記リール支軸に回転可能に取り付けられ、前記リールが所定の方向に回転したときに前記ラチェット部材に係合して前記ラチェット部材の揺動をガイドするラチェットガイドと、を備え、前記ラチェットガイドは、前記リール支軸を挿入可能な貫通孔の周囲に前記リール支軸に係合する係止部を備え、前記係止部が前記リール支軸に係合することで、前記リール支軸の軸方向への前記ラチェットガイドの移動が規制されることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、ラチェットガイドは、リール支軸を挿入可能な貫通孔の周囲にリール支軸に係合する係止部を備え、係止部がリール支軸に係合することで、リール支軸の軸方向へのラチェットガイドの移動が規制されるように構成されている。このような構成によれば、ラチェットガイドを回転可能に取り付けるための工業用ファスナーが不要であるため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み立て工数も削減することができる。
このとき、係止部とリール支軸との間に生じる摩擦によって、ラチェットガイドに摩擦抵抗が付与されるようにしてもよい。このような構成によれば、ラチェットガイドに摩擦抵抗を付与するためのバネが不要であるため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み立て工数も削減することができる。
また、リール支軸の表面に係止部を係合させるための周溝を形成し、係止部は、リール支軸を挿入可能な筒部を備え、筒部の内周面に、周溝に弾性的に係合する係止爪を設けるようにしてもよい。このような構成によれば、リール支軸を筒部に挿入するだけでラチェットガイドを取り付けられるので、組み付け性が良い。
また、筒部は、周方向に複数のスリットで分割されるとともに、分割された各部位に係止爪が形成されるようにしてもよい。このような構成によれば、リール支軸の外周面に接触する筒部の接触面を分割することで、分割された各部位が独立してリール支軸の外周面に係合するので、分割していない場合よりもリール支軸への密着性が向上する。リール支軸への密着性が向上することで、ラチェットガイドに働く摩擦抵抗を大きくすることができ、また、ラチェットガイドの脱落を防止することができる。
また、係止部は、外周に止め輪を装着可能に形成されるとともに、止め輪の脱落を防止するための脱落防止形状を備えるようにしてもよい。このような構成によれば、止め輪を取り付けることで筒部を内側に押さえつけることができるので、係止部とリール支軸との間に働く摩擦抵抗を大きくすることができる。
リコイルスタータの正面図である。 リコイルスタータのA-A線断面図である。 リコイルスタータのB-B線断面図である。 (a)ラチェットガイドの斜視図、(b)別の角度から見たラチェットガイドの斜視図である。 (a)ラチェットガイドの正面図、(b)ラチェットガイドの背面図である。 ラチェットガイドのC-C線断面図である。 リール支軸付近の一部拡大断面図である。 ロープを引っ張る前の状態を示す正面図(スタータケースを省略)である。 ロープを引っ張った後の状態を示す正面図(スタータケースを省略)である。 止め輪を装着したリコイルスタータの外観斜視図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係るリコイルスタータ10は、エンジンを始動させる際にエンジンのクランクシャフトに回転力を付与するためのものであり、図1~3に示すように、スタータケース11と、リール15と、リコイルゼンマイ17と、ラチェット部材21と、ラチェットガイド30と、を備える。
スタータケース11は、図2および図3に示すように、リコイルスタータ10の主要構成部品を収容しつつ、エンジンの側面部を覆うように配置される。このスタータケース11の中央には、エンジンのクランク軸(図示せず)と対向するように内側に突出したリール支軸12が形成されている。このリール支軸12には、後述するリール15およびラチェットガイド30が回転可能に取り付けられている。また、このリール支軸12の先端付近の外周表面には、後述するラチェットガイド30の係止部32を係合させるための周溝12aが形成されている。
リール15は、周囲にロープ16を巻き回すためのロープ保持溝15aを形成したホイール状の部材である。このリール15は、中心部に貫通形成された孔に上記したリール支軸12を貫通させることで、リール支軸12に対して回転自在に取り付けられている。このリール15に巻回されたロープ16は、一端がリール15のロープ保持溝15aに固定され、他端がスタータケース11の外部に引き出されている。このため、この引き出されたロープ16を作業者が勢いよく牽引することで、リール15がリール支軸12を中心に回転するようになっている。
なお、このリール15には、後述するラチェット部材21が揺動可能に取り付けられており、このラチェット部材21が揺動したときにラチェット部材21の先端に係合するラチェット受部15bが形成されている。詳しくは後述するが、ロープ16を作業者が牽引してリール15が回転すると、ラチェット部材21が外側に揺動し、ラチェット受部15bに係合するように構成されている。
リコイルゼンマイ17は、一端がスタータケース13に固定され、他端がリール15に固定されたゼンマイバネである。このリコイルゼンマイ17は、ロープ16が引かれてリール15が回転したときに回転力を蓄えるためのものである。このリコイルゼンマイ17が回転力を蓄えることで、引かれたロープ16が離されたときに、リコイルゼンマイ17のバネ力でリール15が逆回転し、リール15がロープ16を巻き取るように構成されている。
ラチェット部材21は、図8および図9に示すように、リール15の偏心位置に設けられた揺動軸部21aによって、リール15に揺動可能に取り付けられた部材である。このラチェット部材21は、図8に示すように、図示しないバネなどの付勢部材によって内側に閉じるように常時付勢されているため、自然状態においては閉じた状態となっている。一方、ロープ16が引き操作されると、図9に示すように、後述するラチェットガイド30に係合して外側に開くように揺動する。このラチェット部材21の先端には先端係合部21cが形成されており、ラチェットガイド30が外側に揺動するとこの先端係合部21cがリール15のラチェット受部15bに係合するようになっている。言い換えると、ラチェット部材21は、この先端係合部21cがリール15のラチェット受部15bに係合する位置まで外側に揺動可能となっている。ラチェット部材21は、ラチェット受部15bに係合することで安定的に開いた状態を維持することができる。このように開いたラチェット部材21は、駆動プーリ(後述)に係合してエンジン側にリール15の回転力を伝達可能な状態となる。
なお、このラチェット部材21は、揺動軸部21aと先端係合部21cとの間に、係合突起21bを備えている。係合突起21bは、後述するラチェットガイド30の方向に突出形成されており、ラチェットガイド30の案内溝33aに係合している。この係合突起21bはラチェット部材21の揺動をガイドするためのものであり、係合突起21bが案内溝33aに沿って摺動することで、ラチェット部材21が揺動軸部21aを中心に揺動するようになっている。
ラチェットガイド30は、摩擦抵抗が付与された状態でリール支軸12に回転可能に取り付けられる円盤状の部材である。このラチェットガイド30は、リール15が所定の方向(ロープ16が引き出し操作されたときの回転方向)に回転したときにラチェット部材21に係合して、ラチェット部材21の揺動をガイドするためのものである。本実施形態に係るラチェットガイド30は、一定の弾性変形を許容する樹脂材料で形成されており、図4に示すように、中心にリール支軸12を挿入可能な貫通孔31が貫通形成されている。
また、このラチェットガイド30は、貫通孔31の周囲にリール支軸12に係合する係止部32を備えている。この係止部32は、リール支軸12の周溝12aに係合しており、ラチェットガイド30がリール支軸12の軸方向へ移動することを規制している。このため、ラチェットガイド30はリール支軸12から脱落しないように取り付けられている。なお、このラチェットガイド30は、リール15の外側からリール支軸12に取り付けられているため、ラチェットガイド30がリール支軸12に取り付けられることで、リール15の抜け止めとしても機能するようになっている。
このラチェットガイド30の係止部32は、図4~6に示すように、リール支軸12を挿入可能な筒部32aと、筒部32aの内周面に突出形成された係止爪32bと、を備える。
本実施形態に係る筒部32aは、図5に示すように、周方向に複数のスリット32eで分割されている。言い換えると、複数の円弧状の立ち上がりが組み合わさって筒部32aが形成されている。本実施形態においては、周方向に等間隔に設けられた3つのスリット32eで筒部32aが3つに分割されている。なお、この筒部32aの内径は、リール支軸12の外径よりもやや小さく形成されている。
この筒部32aの内周面に突出形成された係止爪32bは、上記したリール支軸12の周溝12aに弾性的に係合するものであり、図7に示すように、筒部32a(貫通孔31)にリール支軸12を挿入したときに、リール支軸12の周溝12aに入り込んで係合するようになっている。この係止爪32bは、取り付けるときには容易に周溝12aに係合し、一旦取り付けると周溝12aに食い込んで外れないように、逆止形状で形成されている。具体的には、図6に示すように、リール支軸12の軸方向に見て、反リール15側の面が水平部32cとなっており、リール15側の面が傾斜部32dとなっている。水平部32cはリール支軸12の軸方向に対して垂直に形成され、傾斜部32dはリール支軸12の軸方向に対して斜めに形成されているため、係止爪32bの断面は略レ字状となっている。
このような構成により、ラチェットガイド30をリール支軸12に取り付けるときには、筒部32aにリール支軸12を挿入するだけで容易に取り付けることができる。すなわち、筒部32aにリール支軸12を挿入すると、傾斜部32dに沿って筒部32aが弾性変形して拡開することで、係止爪32bをリール支軸12に乗り上げさせることができる。そして、係止爪32bが周溝12aに係合する位置までラチェットガイド30を押し込むと、水平部32cが周溝12aに引っ掛かり、容易にはラチェットガイド30がリール支軸12から脱落しないようになっている。
本実施形態においては、図5等に示すように、係止爪32bが筒部32aの分割された各部位に形成されている。このように形成することで、筒部32aにリール支軸12を挿入するときに筒部32aが拡開しやすく、ラチェットガイド30の取り付け作業が容易となっている。一方、ラチェットガイド30をリール支軸12に取り付けた後は、分割された係止爪32bがそれぞれ個別に周溝12aに係合するため、ラチェットガイド30が脱落しにくい構造となっている。
なお、上記したように、本実施形態に係る筒部32aの内径は、リール支軸12の外径よりもやや小さく形成されている。このため、周溝12aに係止爪32bが係合すると、筒部32aはやや拡開方向に弾性変形した状態となる。このため、筒部32aが縮径方向に戻ろうとする弾性力によって、筒部32aの内周面がリール支軸12に押し付けられた状態となり、係止部32とリール支軸12との間に摩擦が生じるようになっている。このようにラチェットガイド30は所定の摩擦抵抗が付与された状態でリール支軸12に取り付けられており、ラチェットガイド30がリール支軸12を中心に回転するためには、係止部32とリール支軸12との間に生じる摩擦抵抗よりも大きな力が作用する必要がある。
また、このラチェットガイド30は、上記した係止部32の周囲にフランジ部33を備えている。このフランジ部33は、図2および図3に示すように、リール15に取り付けられたラチェット部材21を覆うように張り出しており、すなわち、ラチェット部材21はこのフランジ部33とリール15とに挟まれて保持されている。このフランジ部33には、図5(b)に示すように、ラチェット部材21に臨む面に案内溝33aが形成されている。この案内溝33aは、ラチェット部材21の揺動をガイドするためのものであり、ラチェット部材21の係合突起21bと係合している。リール15とラチェットガイド30とが相対回転すると、係合突起21bが案内溝33aに沿って摺動し、これによりラチェット部材21が揺動するようになっている。
このリコイルスタータ10を使用してエンジンを始動させる際には、スタータケース11の外に引き出されたロープ16を勢いよく引き操作する。これにより、リール15が回転する。
図8は、リール15が回転を開始する前の状態を示している。この状態からリール15が回転すると、図9に示すように、ラチェットガイド30は所定の摩擦抵抗でリール支軸12に取り付けられているために回転しない。言い換えると、ラチェットガイド30が回転せずにリール15のみが回転するため、リール15とラチェットガイド30とが相対回転することになる。このため、係合突起21bが案内溝33aに沿って摺動し、これによりラチェット部材21が揺動軸部21aを中心に開き方向に揺動する。ラチェット部材21が揺動すると、ラチェット部材21の先端係合部21cがラチェット受部15bに係合する。
特に図示しないが、ラチェット部材21がラチェット受部15bに係合した状態となると、ラチェット部材21が駆動プーリに係合し、リール15の回転力が駆動プーリに伝達されるようになっている。なお、駆動プーリは、従来周知の構成であり、エンジンのクランクシャフトに接続される筒状の部材である。この駆動プーリは、リール支軸12と同軸上において回転自在に支持されており、ラチェットガイド30を覆うように取り付けられる。リール15の回転力が駆動プーリに伝達されると、駆動プーリの回転に連動してエンジンのクランクシャフトが強制的に回転し、エンジンに始動回転力が付与されるようになっている。
なお、ラチェットガイド30とリール支軸12との間に働くは摩擦抵抗を大きくしたい場合には、係止部32(筒部32a)の外周に止め輪35を装着してもよい。すなわち、本実施形態に係る係止部32は、外周に止め輪35を装着可能に形成されるとともに、この止め輪35の脱落を防止するための脱落防止形状32fを備えている。
係止部32に装着される止め輪35は、例えば図10に示すようなリング状の部材であり、筒部32aを抱え込むように筒部32aの外周に装着される。また、脱落防止形状32fは、筒部32aの外周に突出形成されて止め輪35の脱落を防止する突起であり、止め輪35が筒部32aの軸方向に移動できないように止め輪35を保持可能に形成されている。このような止め輪35を使用すれば、筒部32aを内側に押さえつける力を大きくすることで、係止部32とリール支軸12との間に働く摩擦抵抗を大きくすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ラチェットガイド30は、リール支軸12を挿入可能な貫通孔31の周囲にリール支軸12に係合する係止部32を備え、係止部32がリール支軸12に係合することで、リール支軸12の軸方向へのラチェットガイド30の移動が規制されるように構成されている。このような構成によれば、ラチェットガイド30を回転可能に取り付けるための工業用ファスナーが不要であるため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み立て工数も削減することができる。
しかもこのとき、係止部32とリール支軸12との間に生じる摩擦によって、ラチェットガイド30に摩擦抵抗が付与される。このため、ラチェットガイド30に摩擦抵抗を付与するためのバネが不要であるため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み立て工数も削減することができる。
また、リール支軸12の表面に係止部32を係合させるための周溝12aを形成し、係止部32は、リール支軸12を挿入可能な筒部32aを備え、筒部32aの内周面に、周溝12aに弾性的に係合する係止爪32bを設けている。このような構成によれば、リール支軸12を筒部32aに挿入するだけでラチェットガイド30を取り付けられるので、組み付け性が良い。
また、筒部32aは、周方向に複数のスリット32eで分割されるとともに、分割された各部位に係止爪32bが形成されている。このような構成によれば、リール支軸12の外周面に接触する筒部32aの接触面を分割することで、分割された各部位が独立してリール支軸12の外周面に係合するので、分割していない場合よりもリール支軸12への密着性が向上する。リール支軸12への密着性が向上することで、ラチェットガイド30に働く摩擦抵抗を大きくすることができ、また、ラチェットガイド30の脱落を防止することができる。
10 リコイルスタータ
11 スタータケース
12 リール支軸
12a 周溝
15 リール
15a ロープ保持溝
15b ラチェット受部
16 ロープ
17 リコイルゼンマイ
21 ラチェット部材
21a 揺動軸部
21b 係合突起
21c 先端係合部
30 ラチェットガイド
31 貫通孔
32 係止部
32a 筒部
32b 係止爪
32c 水平部
32d 傾斜部
32e スリット
32f 脱落防止形状
33 フランジ部
33a 案内溝
35 止め輪

Claims (4)

  1. リール支軸を形成したスタータケースと、
    前記リール支軸に回転自在に取り付けられたリールと、
    前記リールに揺動可能に取り付けられたラチェット部材と、
    摩擦抵抗が付与された状態で前記リール支軸に回転可能に取り付けられ、前記リールが所定の方向に回転したときに前記ラチェット部材に係合して前記ラチェット部材の揺動をガイドするラチェットガイドと、
    を備え、
    前記ラチェットガイドは、前記リール支軸を挿入可能な貫通孔の周囲に前記リール支軸に係合する係止部を備え、前記係止部が前記リール支軸に係合することで、前記リール支軸の軸方向への前記ラチェットガイドと前記リールの移動が同時に規制されるとともに、前記係止部は、内周面が前記リール支軸に押し付けられた状態で取り付けられており、前記係止部と前記リール支軸との間に摩擦が生じるようになっており、
    前記係止部は、前記リール支軸を挿入可能な筒部を備え、
    前記筒部の内径は、前記リール支軸の外径よりも小さく形成されており、
    前記筒部は、軸方向に見た全長に渡って、周方向に等間隔かつ同一形状で設けられた複数のスリットで分割されていることを特徴とする、リコイルスタータ。
  2. 前記リール支軸の表面に前記係止部を係合させるための周溝を形成し、
    記筒部の内周面に、前記周溝に弾性的に係合する係止爪を設けたことを特徴とする、請求項記載のリコイルスタータ。
  3. 前記筒部分割された各部位に前記係止爪が形成されていることを特徴とする、請求項記載のリコイルスタータ。
  4. 前記係止部は、外周に止め輪を装着可能に形成されるとともに、前記止め輪の脱落を防止するための脱落防止形状を備えることを特徴とする、請求項記載のリコイルスタータ。
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