JP5836713B2 - リコイルスタータ - Google Patents

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Description

この発明は、リコイルロープを引っ張ることによりロープリールを回転させて、該ロープリールの回転を、ラチェット機構を介してエンジンのクランク軸に連結された駆動プーリ等の回転部材に伝達してエンジンを始動させるリコイルスタータに関するものである。
従来、ロープリールに巻回されたリコイルロープを牽引することによりロープリールを回転させ、該ロープリールの回転を駆動プーリ等に伝達し、該駆動プーリに結合されたエンジンのクランク軸を回転してエンジンを始動させるようにしたリコイルスタータが知られている。
このようなリコイルスタータにおいては、ロープリールの回転力を駆動プーリに伝達するためのラチェット機構が設けられており、このラチェット機構は、リコイルロープが牽引されてロープリールがエンジン始動方向に回転したときには、駆動プーリと係合して駆動プーリ側に回転力を伝達する一方、エンジンが始動したのちには、駆動プーリと係合しないようになっており、エンジンの回転力をロープリール側へと伝達しないように形成されている。
例えば、同一出願人に係る特許文献1には、アーム部と該アーム部の一端でほぼ直角に屈曲した回動軸部とから形成された棒状のラチェット部材を用いたラチェット機構が開示されている。このラチェット機構においては、ロープリールがエンジン始動方向に回転したときにラチェット部材が外径方向に突出するようになっており、突出したラチェット部材が駆動プーリと係合して回転力が伝達されるようになっている。また、エンジンが始動したのちには、突出したラチェット部材が収容位置に戻り、駆動プーリと係合しないように形成されている。
この特許文献1記載のラチェット機構においては、駆動プーリの内周面と当接する可能性のあるラチェット部材の先端に傾斜面を形成し、これにより、ラチェット部材の先端面が駆動プーリの開口の端縁と係合してロックすることを防止するようになっている。
なお、上記した特許文献1記載のリコイルスタータは、駆動プーリに開口窓を設け、この開口窓に対してラチェット部材を係合させるものであるが、この他にも、例えば特許文献2に示すように、駆動プーリの内周壁に設けた凹部にラチェット部材を係合させるタイプのリコイルスタータも知られている。
特許3902528号公報 実開昭61−125671号公報
しかしながら、上記した特許文献1記載のラチェット機構においては、先端に傾斜面を形成したラチェット部材を使用するため、ラチェット部材を屈曲させる加工のみならず、傾斜面を形成する加工も必要となっていた。このため、それぞれ異なった加工工程が必要となり、その分製造コストが大きくなっていた。
そこで、本発明は、上記した特許文献1記載のラチェット機構を更に改良し、機能・性能を損なわずに製造コストを下げることのできるリコイルスタータを提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載のリコイルスタータは、中央にラチェット取付部を設けたロープリールと、前記ラチェット取付部を覆うように配置される駆動プーリと、前記ラチェット取付部に取り付けられ、前記駆動プーリの内側に配置されるラチェット部材と、前記ロープリールと同軸に摩擦抵抗が付与されて回動可能に取り付けられるとともに、前記ラチェット部材と係合可能な係合部を備えたコントロール部材と、を備え、前記ラチェット取付部には、前記ロープリールの回転軸と平行に軸孔が形成され、前記ラチェット部材は、前記軸孔に回動可能に取り付けられる円形断面の線状部材であって、前記軸孔に挿入される回動軸部と、前記回動軸部から略直角に屈曲して延びるアーム部と、前記アーム部から前記回動軸部と平行となるように屈曲して延びる先端部と、からなり、更に、前記ラチェット部材は、前記ロープリールがエンジン始動方向に回転したときに、前記アーム部が前記コントロール部材の係合部に押し当てられることで前記先端部が外径方向に突出するように回動し、回動することで前記駆動プーリと係合し、前記ロープリールの回転力を前記駆動プーリへと伝達するようにしたことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部が貫通可能な開口が形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部を受けるための凹部が形成されていることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は3記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
前記ラチェット部材の前記先端部が外径方向に突出するように回動して前記駆動プーリと係合したときに、前記先端部が前記ロープリールに形成された受け部に支持されることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記先端部が外径方向に突出しない方向へと前記ラチェット部材を付勢するための付勢手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、ラチェット部材は、ラチェット取付部に形成された軸孔に回動可能に取り付けられる円形断面の線状部材であって、前記軸孔に挿入される回動軸部と、前記回動軸部から略直角に屈曲して延びるアーム部と、前記アーム部から前記回動軸部と平行となるように屈曲して延びる先端部と、からなる。このため、先端に傾斜面を形成する必要がなく、曲げ工程のみで製造が可能であり、製造コストを下げることができる。
しかも、ラチェット部材の先端部は回転軸と平行に設けられた円形断面の線状部材となっており、この先端部の軸方向側面の曲面で駆動プーリの内周面と当接するため、駆動プーリ上を摺動するときの摺動抵抗が小さく形成されている。すなわち、外径方向に突出するようにラチェット部材が回動したときに、先端部が駆動プーリの内周面をスムーズに摺動できるようになっており、ラチェット部材と駆動プーリとがロックしないようになっている。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部が貫通可能な開口が形成されている。このため、ロープリールがエンジン始動方向に回転したときには、ラチェット部材は、一端を軸孔に支持され、他端を受け部に支持され、ロープリールとともに回転することとなる。このとき、ラチェット部材は駆動プーリの開口を貫通しているため、開口を介してロープリールの回転力が駆動プーリへと伝達されることとなる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部を受けるための凹部が形成されている。このため、ロープリールがエンジン始動方向に回転したときには、ラチェット部材の先端部が駆動プーリの凹部と係合することとなる。このため、凹部を介してロープリールの回転力が駆動プーリへと伝達されることとなる。
本請求項に記載の発明によれば、負荷を受けるラチェット部材の回転軸部及び先端部がともに回転軸と平行に設けられているため、ラチェット部材を傾ける方向や、ラチェット部材を脱落させる方向に負荷がかかることがない。このため、例えば特許文献2記載のラチェット部材などと比較しても、ラチェット部材の脱落を防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、前記ラチェット部材の前記先端部が外径方向に突出するように回動して前記駆動プーリと係合したときに、前記先端部が前記ロープリールに形成された受け部に支持されるため、ラチェット部材が駆動プーリに係合してエンジンを始動させようとしたときにエンジン側の負荷がラチェット部材にかかったとしても、ラチェット部材の回動軸部側と先端部側との両端部がロープリールに支持されているので、ラチェット部材の傾きを有効に防止できる。
また、受け部に支持される先端部が回転軸と平行な軸として設けられているため、先端部を径方向に大きくとらなくても、広い範囲で先端部と受け部とを係合させることができる。このため、エンジン始動時の負荷を分散させて耐力性を高めるとともに、径方向のコンパクト化を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、前記先端部が外径方向に突出しない方向へと前記ラチェット部材を付勢するための付勢手段を備えたため、リコイルロープを戻したときにラチェットが収容方向に付勢され、ラチェット部材を確実に非係合位置へと退避させることができる。
第1の実施形態に係るリコイルスタータの断面図である。 第1の実施形態に係るラチェット部材の(a)側面図(b)底面図である。 第1の実施形態に係るリコイルスタータを示す図であって、ラチェット部材が収容位置にある状態を示す図である。第1の実施形態に係るリコイルスタータの断面図である。 第1の実施形態に係るラチェット部材が収容位置から係合位置へと押し出される様子を示す図である。 第1の実施形態に係るリコイルスタータを示す図であって、ラチェット部材が係合位置にある状態を示す図である。 第2の実施形態に係るリコイルスタータの断面図である。 第2の実施形態に係るリコイルスタータを示す図であって、ラチェット部材が収容位置にある状態を示す図である。第1の実施形態に係るリコイルスタータの断面図である。 第2の実施形態に係るラチェット部材が収容位置から係合位置へと押し出される様子を示す図である。 第2の実施形態に係るリコイルスタータを示す図であって、ラチェット部材が係合位置にある状態を示す図である。 第1の変形例に係るラチェット部材の(a)側面図(b)底面図である。 第2の変形例に係るリコイルスタータの断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係るリコイルスタータは、図1に示すように、リコイルスタータの主要構成を収容するとともにエンジンの側面部を覆うように形成されたスタータケース10の内側面に、エンジンのクランク軸と対向するようにリール支軸11が形成されている。このリール支軸11の外周には、リコイルロープ12を巻回したロープリール14が回転自在に装着されている。
リコイルロープ12は、図1及び図3に示すように、ロープリール14の外周に形成されたリール部14dに巻回されるものであり、一端がロープリール14に固定されるとともに、他端がスタータケース10に形成された開口(図示せず)からスタータケース10の外方に引き出されている。ロープリール14は、この引き出されたリコイルロープ12を牽引することにより、リール支軸11を回転軸として回転駆動されるように形成されている。
ロープリール14とリール支軸11との間には、図1に示すように、リコイルロープ12の牽引により回転されたロープリール14を逆方向に回転させて、引き出されたリコイルロープ12をロープリール14に巻き戻すためのリコイルゼンマイ13が配置されている。リコイルゼンマイ13は、一端側がロープリール14に固定されるとともに、他端がリール支軸11に固定されており、リコイルロープ12を引っ張り操作してロープリール14が回転される際にリコイルゼンマイ13に回転力が蓄力されて、リコイルロープ12を離すことによりリコイルゼンマイ13に蓄力された回転力でロープリール14を逆方向に回転させてスタータケース10の外側へ引き出されたリコイルロープ12をロープリール14に巻き戻すように作動する。
図1に示すように、ロープリール14の中央には、スタータケース10から離反する方向に円柱状のラチェット取付部14aが突出形成されており、このラチェット取付部14aを覆うように略有底円筒状の駆動プーリ15が配置されている。この駆動プーリ15は、エンジンのクランク軸に取り付けられることにより、ロープリール14の回転力をエンジン側へと伝達するためのものである。この駆動プーリ15の周壁には、図3等に示すように、4つの開口15bが円周方向に等間隔に形成されており、後述するラチェット部材16と係合可能となっている。
また、このロープリール14のラチェット取付部14aには、偏心位置に前記したリール支軸11の軸線(ロープリール14の回転軸)と平行な軸線を有する軸孔14bが2つ形成されており、この2つの軸孔14bにはそれぞれラチェット部材16が回動可能に支持されている。このため、このラチェット部材16は駆動プーリ15の内側に配置されるようになっており、このラチェット部材16が駆動プーリ15と係合することによって、ロープリール14のエンジン始動方向の回転が駆動プーリ15へ伝達されるように形成されている。
このラチェット部材16は、図2に示すように、鋼材等を原料とする円形断面の線状部材であって、前記した軸孔14bに挿入される回動軸部16aと、前記回動軸部16aの開放端部側を略直角に屈曲したアーム部16bと、前記アーム部16bの先端を前記回動軸部16aと平行となるように屈曲した先端部16cと、からなり、回動軸部16aよりも先端部16cをやや短く形成した略コ字状の部材である。
このラチェット部材16は、図4に示すように、回動軸部16aを中心として所定の範囲で回動可能となっており、詳しくは、図4(a)に示す収容位置から、図4(c)に示す係合位置までの間で回動可能となっている。
図4(a)に示す収容位置においては、ラチェット部材16は、先端部16cがラチェット取付部14aに設けられた切欠き14eの内側と当接することにより、その回動が制限されている(図3参照)。一方、図4(c)に示す係合位置においては、ラチェット部材16は、先端部16cがロープリール14のラチェット取付部14aよりも外径方向に設けられた受け部14cと当接することにより、その回動が制限されている。
前記軸孔14bの近傍にはバネ受けが形成されており、該バネ受けに保持された捩りコイルばね20が前記ラチェット部材16に作用し、先端部16cがロープリール14の外径方向に突出しない方向へとラチェット部材16を付勢している。このため、ラチェット部材16は、ロープリール14がエンジン始動方向に回転していない状態においては、前記した収容位置に付勢されることとなっている。
また、図1に示すように、前記したリール支軸11の端面にはコントロール部材18がセットスクリュ17によって取り付けられており、このコントロール部材18によって前記ロープリール14がリール支軸11から抜け止めされている。このコントロール部材18において、セットスクリュ17を貫通させるためのスクリュ孔18bは、コントロール部材18中央の筒部18aに形成されており、この筒部18aの周囲にはフリクションスプリング19が取り付けられている。このフリクションスプリング19は、コントロール部材18の筒部18aを外周方向から締め付けており、筒部18aとセットスクリュ17との間に所定の摩擦力(少なくとも、捩りコイルばね20の付勢力に抗することができる摩擦力)を発生させるようになっている。このため、このコントロール部材18は、リール支軸11に対して摩擦抵抗が付与されて回動可能に取り付けられることとなっている。
このコントロール部材18のラチェット部材16側の面には、図1や図3などに示すように、ラチェット部材16と係合可能な係合部18cが突出形成されている。この係合部18cは、ラチェット部材16がロープリール14の回転に伴って回転されるときに、ラチェット部材16と係合して、ラチェット部材16を受け部14cと当接する方向(係合位置)へと回動させるためのものである。なお、後述するように、回動したラチェット部材16は、駆動プーリ15の開口15bを貫通して開口15bの端縁と係合し、これにより、ロープリール14の回転力を駆動プーリ15側に伝達するようになっている。
次に、本実施形態に係るリコイルスタータの作動について説明する。
エンジンの始動操作前では、図3に示すように、ラチェット部材16は捩りコイルばね20の作用で収容位置に付勢されており、先端部16cが駆動プーリ15から離反された状態に配置されている。
この状態からリコイルロープ12が牽引されると、図4(a)に示すように、ロープリール14が回転し、ロープリール14と一体にラチェット部材16が回転する。このとき、コントロール部材18は所定の回転抵抗でリール支軸11に取り付けられているために回転せず、図4(b)に示すように、ラチェット部材16のアーム部16bがコントロール部材18の係合部18cと当接する。そして、更にロープリール14とともにラチェット部材16が回転するため、更にアーム部16bが係合部18cに押し当てられ、先端部16cが外径方向に突出するように回動する。このとき、ラチェット部材16の外周側に駆動プーリ15の内周面15aが位置している場合には、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の内周面15a上を滑りながら、駆動プーリ15の開口15bに至るまで回転される。
ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の開口15bに至るまで回転すると、図4(c)に示すように、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の開口15bを貫通し、この先端部16cがロープリール14の外径方向に形成された受け部14cに当接する。これにより、ラチェット部材16の回動が停止し、図5に示す係合位置を維持するようになっている。そして、この係合位置を維持しながら、ロープリール14と一体となってラチェット部材16も回転することとなる。このとき、駆動プーリ15の開口15bの縁とラチェット部材16のアーム部16bが係合しているため、駆動プーリ15もロープリール14と一体に回転することとなり、エンジンを始動させることができる。
なお、図4(c)に示す状態でロープリール14が回転すると、コントロール部材18は、係合部18cを介してラチェット部材16に押圧されることとなるため、フリクションスプリング19による回転抵抗に抗してロープリール14と一体にエンジン始動方向に回転される。
エンジンが始動した後は、クランク軸の回転に合わせて駆動プーリ15が回転し、ロープリール14が相対的に逆回転するので、ラチェット部材16が駆動プーリ15の開口15b縁に押し戻されて、収容位置の方向へと回動する。このため、ラチェット部材16が駆動プーリ15から離反するので、エンジン側の回転がロープリール14に伝達されないように形成されている。
なお、エンジンが始動しなかった場合でも、リコイルロープ12を緩めることによりリコイルゼンマイ13に蓄力された回転力でロープリール14が逆方向に回転され、リコイルロープ12をロープリール14に巻き戻す。このとき、ラチェット部材16もロープリール14と一体に逆方向に回転し、コントロール部材18の係合部18cがラチェット部材16のアーム部16bを押し戻し、更に捩りコイルばね20の作用によって、ラチェット部材16は収容位置へと回動する。
このように、本実施形態によれば、ラチェット部材16の端面等に加工が不要であるため、曲げ工程のみで製造が可能であり、低いコストでラチェット部材16を製造できる。
しかも、ラチェット部材16の先端部16cはロープリール14の回転軸(リール支軸11)と平行に設けられた円形断面の線状部材であるため、この先端部16cの軸方向側面の曲面で駆動プーリ15の内周面15aと当接するため、駆動プーリ15の内周面15a上を摺動するときの摺動抵抗が小さく形成されている。すなわち、外径方向に突出するようにラチェット部材16が回動したときに、先端部16cが駆動プーリ15の内周面15aをスムーズに摺動できるようになっており、ラチェット部材16と駆動プーリ15とがロックしないようになっている。
また、駆動プーリ15には、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材16の先端部16cが貫通可能な開口15bが形成されており、該開口15bを貫通した前記先端部16cは前記ロープリール14に形成された受け部14cに支持されるようになっている。このため、ロープリール14がエンジン始動方向に回転したときには、ラチェット部材16は、一端(回動軸部16a)を軸孔14bに支持され、他端(先端部16c)を受け部14cに支持され、ロープリール14とともに回転することとなる。このとき、ラチェット部材16は駆動プーリ15の開口15bを貫通しているため、開口15bを介してロープリール14の回転力が駆動プーリ15へと伝達されることとなる。
本実施形態によれば、受け部14cに支持されるラチェット部材16の先端部16cがロープリール14の回転軸(リール支軸11)と平行な軸として設けられているため、先端部16cを径方向に大きくとらなくても、広い範囲で先端部16cと受け部14cとを係合させることができる。このため、エンジン始動時の負荷を分散させて耐力性を高めることができるとともに、径方向のコンパクト化を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の特徴点は、駆動プーリ15の形状を異なるものとした点にある。すなわち、第1の実施形態の駆動プーリ15が開口15bに対してラチェット部材16を係合させるものであったのに対し、本実施形態の駆動プーリ15は、内周壁に設けた凹部15cにラチェット部材16を係合させる点にある。
本実施形態に係るリコイルスタータは、図6に示すように、リコイルスタータの主要構成を収容するとともにエンジンの側面部を覆うように形成されたスタータケース10の内側面に、エンジンのクランク軸と対向するようにリール支軸11が形成されている。このリール支軸11の外周には、リコイルロープ12を巻回したロープリール14が回転自在に装着されている。
リコイルロープ12は、図6及び図7に示すように、ロープリール14の外周に形成されたリール部14dに巻回されるものであり、一端がロープリール14に固定されるとともに、他端がスタータケース10に形成された開口(図示せず)からスタータケース10の外方に引き出されている。ロープリール14は、この引き出されたリコイルロープ12を牽引することにより、リール支軸11を回転軸として回転駆動されるように形成されている。
ロープリール14とリール支軸11との間には、図6に示すように、リコイルロープ12の牽引により回転されたロープリール14を逆方向に回転させて、引き出されたリコイルロープ12をロープリール14に巻き戻すためのリコイルゼンマイ13が配置されている。リコイルゼンマイ13は、一端側がロープリール14に固定されるとともに、他端がリール支軸11に固定されており、リコイルロープ12を引っ張り操作してロープリール14が回転される際にリコイルゼンマイ13に回転力が蓄力されて、リコイルロープ12を離すことによりリコイルゼンマイ13に蓄力された回転力でロープリール14を逆方向に回転させてスタータケース10の外側へ引き出されたリコイルロープ12をロープリール14に巻き戻すように作動する。
図6に示すように、ロープリール14の中央には、スタータケース10から離反する方向に円柱状のラチェット取付部14aが突出形成されており、このラチェット取付部14aを覆うように略有底円筒状の駆動プーリ15が配置されている。この駆動プーリ15は、エンジンのクランク軸に取り付けられることにより、ロープリール14の回転力をエンジン側へと伝達するためのものである。この駆動プーリ15の周壁には、図7等に示すように、4つの凹部15cが円周方向に等間隔に形成されており、後述するラチェット部材16が外径方向に突出するように回動したときに、このラチェット部材16の先端部16cを受けることができるようになっている。
また、このロープリール14のラチェット取付部14aには、偏心位置に前記したリール支軸11の軸線(ロープリール14の回転軸)と平行な軸線を有する軸孔14bが2つ形成されており、この2つの軸孔14bにはそれぞれラチェット部材16が回動可能に支持されている。このため、このラチェット部材16は駆動プーリ15の内側に配置されるようになっており、このラチェット部材16が駆動プーリ15と係合することによって、ロープリール14のエンジン始動方向の回転が駆動プーリ15へ伝達されるように形成されている。
このラチェット部材16は、図2に示すように、鋼材等を原料とする円形断面の線状部材であって、前記した軸孔14bに挿入される回動軸部16aと、前記回動軸部16aの開放端部側を略直角に屈曲したアーム部16bと、前記アーム部16bの先端を前記回動軸部16aと平行となるように屈曲した先端部16cと、からなり、回動軸部16aよりも先端部16cをやや短く形成した略コ字状の部材である。
このラチェット部材16は、図8に示すように、回動軸部16aを中心として所定の範囲で回動可能となっており、詳しくは、図8(a)に示す収容位置から、図8(c)に示す係合位置までの間で回動可能となっている。
図8(a)に示す収容位置においては、ラチェット部材16は、先端部16cがラチェット取付部14aに設けられた切欠き14eの内側と当接することにより、その回動が制限されている(図7参照)。一方、図8(c)に示す係合位置においては、ラチェット部材16は、先端部16cが駆動プーリ15の凹部15cと係合することにより、その回動が制限されている。
前記軸孔14bの近傍にはバネ受けが形成されており、該バネ受けに保持された捩りコイルばね20が前記ラチェット部材16に作用し、先端部16cがロープリール14の外径方向に突出しない方向へとラチェット部材16を付勢している。このため、ラチェット部材16は、ロープリール14がエンジン始動方向に回転していない状態においては、前記した収容位置に付勢されることとなっている。
また、図6に示すように、前記したリール支軸11の端面にはコントロール部材18がセットスクリュ17によって取り付けられており、このコントロール部材18によって前記ロープリール14がリール支軸11から抜け止めされている。このコントロール部材18において、セットスクリュ17を貫通させるためのスクリュ孔18bは、コントロール部材18中央の筒部18aに形成されており、この筒部18aの周囲にはフリクションスプリング19が取り付けられている。このフリクションスプリング19は、コントロール部材18の筒部18aを外周方向から締め付けており、筒部18aとセットスクリュ17との間に所定の摩擦力(少なくとも、捩りコイルばね20の付勢力に抗することができる摩擦力)を発生させるようになっている。このため、このコントロール部材18は、リール支軸11に対して摩擦抵抗が付与されて回動可能に取り付けられることとなっている。
このコントロール部材18のラチェット部材16側の面には、図6や図7などに示すように、ラチェット部材16と係合可能な係合部18cが突出形成されている。この係合部18cは、ラチェット部材16がロープリール14の回転に伴って回転されるときに、ラチェット部材16と係合して、ラチェット部材16を駆動プーリ15の凹部15cと当接する方向(係合位置)へと回動させるためのものである。なお、後述するように、回動したラチェット部材16は駆動プーリ15の凹部15cと係合し、これにより、ロープリール14の回転力を駆動プーリ15側に伝達するようになっている。
次に、本実施形態に係るリコイルスタータの作動について説明する。
エンジンの始動操作前では、図7に示すように、ラチェット部材16は捩りコイルばね20の作用で収容位置に付勢されており、先端部16cが駆動プーリ15から離反された状態に配置されている。
この状態からリコイルロープ12が牽引されると、図8(a)に示すように、ロープリール14が回転し、ロープリール14と一体にラチェット部材16が回転する。このとき、コントロール部材18は所定の回転抵抗でリール支軸11に取り付けられているために回転せず、図8(b)に示すように、ラチェット部材16のアーム部16bがコントロール部材18の係合部18cと当接する。そして、更にロープリール14とともにラチェット部材16が回転するため、更にアーム部16bが係合部18cに押し当てられ、先端部16cが外径方向に突出するように回動する。このとき、ラチェット部材16の外周側に駆動プーリ15の凹部15c以外の内周面15aが位置している場合には、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の内周面15a上を滑りながら、駆動プーリ15の凹部15cに至るまで回転される。
ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の凹部15cに至るまで回転すると、図8(c)に示すように、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の凹部15cに係合する。これにより、ラチェット部材16の回動が停止し、図9に示す係合位置を維持するようになっている。そして、この係合位置を維持しながら、ロープリール14と一体となってラチェット部材16と駆動プーリ15が回転するため、エンジンを始動させることができる。
なお、図8(c)に示す状態でロープリール14が回転すると、コントロール部材18は、係合部18cを介してラチェット部材16に押圧されることとなるため、フリクションスプリング19による回転抵抗に抗してロープリール14と一体にエンジン始動方向に回転される。
エンジンが始動した後は、クランク軸の回転に合わせて駆動プーリ15が回転し、ロープリール14が相対的に逆回転するので、ラチェット部材16が駆動プーリ15の凹部15c縁に押し戻されて、収容位置の方向へと回動する。このため、ラチェット部材16が駆動プーリ15から離反するので、エンジン側の回転がロープリール14に伝達されないように形成されている。
なお、エンジンが始動しなかった場合でも、リコイルロープ12を緩めることによりリコイルゼンマイ13に蓄力された回転力でロープリール14が逆方向に回転され、リコイルロープ12をロープリール14に巻き戻す。このとき、ラチェット部材16もロープリール14と一体に逆方向に回転し、コントロール部材18の係合部18cがラチェット部材16のアーム部16bを押し戻し、更に捩りコイルばね20の作用によって、ラチェット部材16は収容位置へと回動する。
このように、本実施形態によれば、ラチェット部材16の端面等に加工が不要であるため、曲げ工程のみで製造が可能であり、低いコストでラチェット部材16を製造できる。
しかも、ラチェット部材16の先端部16cはロープリール14の回転軸(リール支軸11)と平行に設けられた円形断面の線状部材であるため、この先端部16cの軸方向側面の曲面で駆動プーリ15の内周面15aと当接し、駆動プーリ15の内周面15a上を摺動するときの摺動抵抗が小さく形成されている。すなわち、外径方向に突出するようにラチェット部材16が回動したときに、先端部16cが駆動プーリ15の内周面15aをスムーズに摺動できるようになっており、ラチェット部材16と駆動プーリ15とが凹部15cを除く位置でロックしないようになっている。
また、駆動プーリ15には、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材16の前記先端部16cを受けるための凹部15cが形成されている。このため、ロープリール14がエンジン始動方向に回転したときには、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の凹部15cと係合し、凹部15cを介してロープリール14の回転力が駆動プーリ15へと伝達される。
本実施形態によれば、負荷を受けるラチェット部材16の回動軸部16a及び先端部16cがともにロープリール14の回転軸(リール支軸11)と平行に設けられているため、ラチェット部材16を傾ける方向や、ラチェット部材16を脱落させる方向に負荷がかかることがない。このため、ラチェット部材16の脱落を防止することができる。
(第1の変形例)
上記した第1の実施形態及び第2の実施形態に係るラチェット部材16に代えて、図10に示すような、アーム部16bを鈍角(例えば120度)に屈折させたラチェット部材16を使用してもよい。
このようなラチェット部材16を使用すれば、ラチェット部材16を小さい作動角度で収容位置から係合位置へと移動させることができ、遊びの回転角度が小さくなるので、効率よくロープリール14の回転を駆動プーリ15へ伝達させることができる。
(第2の変形例)
上記した第2の実施形態に係るラチェット部材16及びロープリール14に代えて、図11に示すようなラチェット部材16及びロープリール14を使用してもよい。
この第2の変形例に係るロープリール14は、ラチェット部材16の先端部16cを受けるための受け部14cを備えている。また、この第2の変形例に係るラチェット部材16は、受け部14cと接触できるように先端部16cがやや長めに設けられている。
このため、図11に示すように、ラチェット部材16の先端部16cが外径方向に突出するように回動して駆動プーリ15と係合したときに、ラチェット部材16の先端部16cの一部がロープリール14に形成された受け部14cに支持されるように形成されている。このため、ロープリール14がエンジン始動方向に回転したときには、ラチェット部材16は、一端(回動軸部16a)を軸孔14bに支持され、他端(先端部16c)を受け部14cに支持され、ロープリール14とともに回転することとなる。このとき、ラチェット部材16の先端部16cが駆動プーリ15の凹部15cと係合しているため、凹部15cを介してロープリール14の回転力が駆動プーリ15へと伝達されることとなる。
このようなラチェット部材16及びロープリール14を使用すれば、ラチェット部材16が駆動プーリ15に係合してエンジンを始動させようとしたときにエンジン側の負荷がラチェット部材16に加えられたとしても、ラチェット部材16の両端部(回動軸部16a及び先端部16c)がロープリール14に支持されているので、ラチェット部材16の傾きを有効に防止できる。
なお、この第2の変形例に係るラチェット部材16は、第1の変形例のラチェット部材16と同様に、アーム部16bを鈍角に屈折させてもよい。
10 スタータケース
11 リール支軸
12 リコイルロープ
13 リコイルゼンマイ
14 ロープリール
14a ラチェット取付部
14b 軸孔
14c 受け部
14d リール部
14e 切欠き
15 駆動プーリ
15a 内周面
15b 開口
15c 凹部
16 ラチェット部材
16a 回動軸部
16b アーム部
16c 先端部
17 セットスクリュ
18 コントロール部材
18a 筒部
18b スクリュ孔
18c 係合部
19 フリクションスプリング
20 捩りコイルばね(付勢手段)

Claims (5)

  1. 中央にラチェット取付部を設けたロープリールと、
    前記ラチェット取付部を覆うように配置される駆動プーリと、
    前記ラチェット取付部に取り付けられ、前記駆動プーリの内側に配置されるラチェット部材と、
    前記ロープリールと同軸に摩擦抵抗が付与されて回動可能に取り付けられるとともに、前記ラチェット部材と係合可能な係合部を備えたコントロール部材と、
    を備え、
    前記ラチェット取付部には、前記ロープリールの回転軸と平行に軸孔が形成され、
    前記ラチェット部材は、前記軸孔に回動可能に取り付けられる円形断面の線状部材であって、前記軸孔に挿入される回動軸部と、前記回動軸部から略直角に屈曲して延びるアーム部と、前記アーム部から前記回動軸部と平行となるように屈曲して延びる先端部と、からなり、
    更に、前記ラチェット部材は、前記ロープリールがエンジン始動方向に回転したときに、前記アーム部が前記コントロール部材の係合部に押し当てられることで前記先端部が外径方向に突出するように回動し、回動することで前記駆動プーリと係合し、前記ロープリールの回転力を前記駆動プーリへと伝達するようにしたことを特徴とする、リコイルスタータ。
  2. 前記駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部が貫通可能な開口が形成されていることを特徴とする、請求項1記載のリコイルスタータ。
  3. 前記駆動プーリには、外径方向に突出するように回動した前記ラチェット部材の前記先端部を受けるための凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載のリコイルスタータ。
  4. 前記ラチェット部材の前記先端部が外径方向に突出するように回動して前記駆動プーリと係合したときに、前記先端部が前記ロープリールに形成された受け部に支持されることを特徴とする、請求項2又は3記載のリコイルスタータ。
  5. 前記先端部が外径方向に突出しない方向へと前記ラチェット部材を付勢するための付勢手段を備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のリコイルスタータ。
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