JPH08303331A - リコイルスタータの組付構造 - Google Patents

リコイルスタータの組付構造

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JPH08303331A
JPH08303331A JP13590295A JP13590295A JPH08303331A JP H08303331 A JPH08303331 A JP H08303331A JP 13590295 A JP13590295 A JP 13590295A JP 13590295 A JP13590295 A JP 13590295A JP H08303331 A JPH08303331 A JP H08303331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
starter
shaft
starter shaft
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP13590295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Tsunoda
修平 角田
Keizo Shimizu
敬三 清水
Mitsuo Osakabe
光雄 長壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUTAATENGU KOGYO KK
Original Assignee
SUTAATENGU KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH08303331A publication Critical patent/JPH08303331A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リコイルスタータにおいてリールの取り付け
を部品点数を削減して、低製造コストで実現可能なリコ
イルスタータの組付構造を提供する。 【構成】 スタータ軸2Cの突出端部近傍の全周に、リ
ング状の凹部20が形成され、樹脂製のリール3の先端
には凹部20と嵌合する凸部22が形成されているとと
もに、リール3の周面には、先端から軸方向に複数の切
り込み21が形成されており、切り込み21により弾性
的に変位自在なリール3を、スタータ軸2Cに嵌挿して
移動させ、リール3の凸部22をスタータ軸2Cの凹部
20に摺動自在に嵌合して、スタータ軸2Cにリール3
が取り付けられる。取付具が不要で、部品点数を削減
し、簡単な操作で低製造コストでスタータ軸2Cにリー
ル3を取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リコイルスタータの組
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリコイルスタータとしては実公
平2−31576号公報に記載のものが知られている
が、これを図3について説明すると、スタータケース1
の軸芯位置には軸2が固着され、軸2にはリール3が回
転自在に取り付けられており、リール3の外周部に設け
た凹部3aに、ロープ4がゼンマイ5の復元力によって
巻装されている。リール3にはラチェット6が取り付け
られ、このラチェット6の中間位置にはピン8が設けら
れ、ラチェット6は、リール3の周縁近傍に形成された
傾斜面と突出面間に移動自在に位置して、リール3に取
り付けられている。また、軸2にフリクションプレート
9が取り付けられ、フリクションプレート9には、ピン
8を案内することにより、ラチェット6を、半径方向に
出入りさせるガイド部が形成されている。軸2には下孔
2bが形成され、この下孔2bの周面にはねじが形成さ
れ、下孔2bに頭部12aを有するボルト12がねじ込
まれ、頭部12aによって、フリクションプレート9が
固定保持されている。一方、エンジン側には、エンジン
と連結するプーリ13が設けられ、その外周先端には凹
部が形成されている。従来のリコイルスタータでは、リ
ール3は、軸2に対して図示せぬ取付具により、回転自
在に取り付けられている。
【0003】このような構成の従来のリコイルスタータ
では、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロー
プ4を引き出すと、フリクションプレート9は、軸2と
のフリクションによって、停止状態に維持され、リール
3とラチェット6とが回転する。このために、ラチェッ
ト6のピン8が、フリクションプレート9のガイド部に
案内されて、ラチェット6が半径方向に突出してプーリ
13の凹部に係合して回転しエンジンが始動する。そし
て、エンジンが始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼ
ンマイ5の復元力によって、リール3が逆方向に回転
し、ロープ4が巻き戻されるとともに、ラチェット6は
原位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のリコイル
スタータは、リール3が軸2に対して、取付具により回
転自在に取り付けられているので、別途取付具が必要に
なり取付作業も煩雑であった。
【0005】本発明は、前述したようなリコイルスター
タのリール取り付けの現状に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、リコイルスタータにおいてリールの取
り付けを部品点数を削減して、低製造コストで実現可能
なリコイルスタータの組付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、スタータケースの中心位置に、スタータ
軸が突出形成され、前記スタータ軸に樹脂製のリールが
回転自在に取り付けられ、前記リールにゼンマイの復元
力によって巻き取られているロープを、引き出すことに
よって、前記リールが回転して内燃機関を始動するリコ
イルスタータの組付構造において、前記スタータ軸の突
出端部近傍の全周に、リング状の凹部が形成され、前記
リールの先端には前記凹部と摺動自在に嵌合する凸部が
形成されているとともに、前記リールの周面には、前記
先端から軸方向に複数の切り込みが形成されていること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように本発明では、スタータ軸の突出端部
近傍の全周に、リング状の凹部が形成され、樹脂製のリ
ールの先端には凹部と嵌合する凸部が形成されていると
ともに、リールの周面には、前記先端から軸方向に複数
の切り込みが形成されており、切り込みにより弾性的に
変位自在なリールを、スタータ軸に嵌挿して軸方向に移
動させ、リールの凸部をスタータ軸の凹部に摺動自在に
嵌合させて、スタータ軸にリールが取り付けられる。そ
して、スタータ軸に回転自在に取り付けられたリール
に、ゼンマイの復元力によって巻き取られているロープ
を、引き出すことによって、リールが回転して内燃機関
の始動が行われる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例の構成を図1及び
図2を参照して説明する。図1は本実施例の構成を示す
断面説明図、図2は本実施例の要部の構成を示す説明図
であり、すでに説明した図2と同一部分には同一符号が
付されている。
【0009】本実施例では、スタータケース1の中心位
置に円筒状または中実(図示せず)のスタータ軸2C
が、スタータケース1に一体に形成されており、図1及
び図2に示すように、スタータ軸2Cの突出端部近傍の
全周に、リング状の凹部20が形成され、この凹部20
に樹脂製のリール3の先端に設けられた凸部22が嵌合
されており、また、リール3には先端から軸方向に複数
の切り込み21が形成されている。そして、本実施例で
は、切り込み21により弾性的に変位自在なリール3
を、スタータ軸2Cに嵌挿して移動させ、リール3の凸
部をスタータ軸2Cの凹部20に嵌合して、スタータ軸
2Cにリール3が取り付けられている。本実施例のその
他の部分の構成は、すでに図3を参照して説明した従来
のリコイルスタータと同一なので、説明を省略する。
【0010】本実施例では、従来のリコイルスタータと
同様に、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロ
ープ4を引き出すと、フリクションプレートは、スター
タ軸2Cとのフリクションによって、停止状態に維持さ
れ、リール3とラチェット6とが回転する。このため
に、ラチェット6が、フリクションプレートのガイド部
に案内されて、半径方向に突出してプーリ3の凹部に係
合して回転しエンジンが始動する。そして、エンジンが
始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼンマイ5の復元
力によって、リール3が逆方向に回転し、ロープ4が巻
き戻されるとともに、ラチェット6は原位置に復帰す
る。
【0011】本実施例では、軸方向に設けた複数の切り
込み21により弾性的に変位自在なリール3を、スター
タ軸2Cに嵌挿して移動させ、リール3の凸部をスター
タ軸2Cの凹部20に嵌合して、スタータ軸2Cにリー
ル3を取り付けることが可能なので、別途取付具を設け
ることなく、スタータ軸2Cにリール3を製造コストを
低減させて、簡単に組付けることが可能になる。
【0012】
【発明の効果】本発明によると、スタータ軸の突出端部
近傍の全周に、リング状の凹部が形成され、樹脂製のリ
ールの先端には凹部と嵌合する凸部が形成されていると
ともに、リールの周面には、先端から軸方向に複数の切
り込みが形成されており、切り込みにより弾性的に変位
自在なリールを、スタータ軸に嵌挿して移動させ、リー
ルの凸部をスタータ軸の凹部に摺動自在に嵌合して、ス
タータ軸にリールが取り付けられるので、取付具が不要
となり、部品点数を削減して、低製造コストで簡単にリ
ールをスタータ軸に組付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面説明図であ
る。
【図2】同実施例の要部の構成を示す説明図である。
【図3】従来のリコイルスタータの構成を示す断面説明
図である。
【符号の説明】
1 スタータケース 2C スタータ軸 3 リール 4 ロープ 5 ゼンマイ 6 ラチェット 20 凹部 21 切り込み 22 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータケースの中心位置に、スタータ
    軸が突出形成され、前記スタータ軸に樹脂製のリールが
    回転自在に取り付けられ、前記リールにゼンマイの復元
    力によって巻き取られているロープを引き出すことによ
    って、前記リールが回転して内燃機関を始動するリコイ
    ルスタータの組付構造において、 前記スタータ軸の突出端部近傍の全周に、リング状の凹
    部が形成され、前記リールの先端には前記凹部と摺動自
    在に嵌合する凸部が形成されているとともに、前記リー
    ルの周面には、前記先端から軸方向に複数の切り込みが
    形成されていることを特徴とするリコイルスタータの組
    付構造。
JP13590295A 1995-05-09 1995-05-09 リコイルスタータの組付構造 Pending JPH08303331A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251562A (ja) * 2012-08-22 2012-12-20 Starting Industrial Co Ltd リコイルスタータ
JP2021046832A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 スターテング工業株式会社 リコイルスタータ

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