JPH08303332A - リコイルスタータの組付構造 - Google Patents

リコイルスタータの組付構造

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Publication number
JPH08303332A
JPH08303332A JP7135899A JP13589995A JPH08303332A JP H08303332 A JPH08303332 A JP H08303332A JP 7135899 A JP7135899 A JP 7135899A JP 13589995 A JP13589995 A JP 13589995A JP H08303332 A JPH08303332 A JP H08303332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starter
shaft
reel
mainspring
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP7135899A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Tsunoda
修平 角田
Keizo Shimizu
敬三 清水
Mitsuo Osakabe
光雄 長壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUTAATENGU KOGYO KK
Original Assignee
SUTAATENGU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SUTAATENGU KOGYO KK filed Critical SUTAATENGU KOGYO KK
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Priority to US08/638,806 priority patent/US5676103A/en
Priority to TW085105410A priority patent/TW328555B/zh
Priority to KR1019960014965A priority patent/KR100188834B1/ko
Priority to IT96RM000319A priority patent/IT1284389B1/it
Publication of JPH08303332A publication Critical patent/JPH08303332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リコイルスタータにおいてゼンマイをほぼ真
円状に巻装可能なリコイルスタータの組付構造を提供す
る。 【構成】 スタータケース1の中心位置に円筒状のスタ
ータ軸2Cが設けられ、このスタータ軸2Cの周面にス
リット20が形成され、このスリット20にゼンマイ5
の端部が係止されており、ゼンマイ5はスタータ軸2C
にほぼ真円状に巻装され、ゼンマイ5の耐久性が向上
し、スタータ軸2Cの径を増大することができる。スタ
ータケース1に、回転自在に取り付けられたリール3
に、ゼンマイ5の復元力によって巻き取られているロー
プ4を、引き出すことによって、リール3が回転して内
燃機関の始動が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リコイルスタータの組
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリコイルスタータとしては実公
平2−31576号公報が知られているが、これを図2
について説明すると、スタータケース1の軸芯位置には
中実の軸2が固着され、軸2にはリール3が回転自在に
取り付けられており、リール3の外周部に設けた凹部3
aに、ロープ4がゼンマイ5の復元力によって巻装され
ている。リール3にはラチェット6が取り付けられ、こ
のラチェット6の中間位置にはピン8が固定され、ラチ
ェット6は、リール3の周縁近傍に形成された傾斜面と
突出面間に移動自在に位置して、リール3に取り付けら
れている。また、軸2にフリクションプレート9が取り
付けられ、フリクションプレート9には、ピン8を案内
することにより、ラチェット6を、半径方向に出入りさ
せるガイド部が形成されている。軸2には下孔2bが形
成され、この下孔2bの周面にはねじが形成され、下孔
2bに頭部12aを有するボルト12がねじ込まれ、頭
部12aによって、フリクションプレート9が固定保持
されている。一方、エンジン側には、エンジンと連結す
るプーリ13が設けられ、その外周先端には凹部が形成
されている。従来のリコイルスタータでは、図3に示す
ように、軸2の近傍にゼンマイ5を係止するフック2F
が別途設けてあり、フック2Fに一端が係止されたゼン
マイ5が軸2に巻装されるように構成されている。
【0003】このような構成の従来のリコイルスタータ
では、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロー
プ4を引き出すと、フリクションプレート9は、軸2と
のフリクションによって、停止状態に維持され、リール
3とラチェット6とが回転する。このために、ラチェッ
ト6のピン8が、フリクションプレート9のガイド部に
案内されて、ラチェット6が半径方向に突出してプーリ
13の凹部に係合して回転しエンジンが始動する。そし
て、エンジンが始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼ
ンマイ5の復元力によって、リール3が逆方向に回転
し、ロープ4が巻き戻されるとともに、ラチェット6は
原位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のリコイル
スタータは、ゼンマイ5が中実の軸2とフック2Fに対
して、ほぼ楕円状に巻装されるために、ゼンマイ5の一
部に小さい曲率部分が生じてその部分が折損するため耐
久性に問題があるとともに、フック2Fが存在するため
に、軸2の径が制限を受けて軸2の強度上で問題があっ
た。
【0005】本発明は、前述したようなリコイルスター
タのゼンマイの組付の現状に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、リコイルスタータにおいてゼンマイを
ほぼ真円状に巻装可能なリコイルスタータの組付構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、スタータケースに、リールが回転自在に
取り付けられ、前記リールにゼンマイの復元力によって
巻き取られているロープを引き出すことによって、前記
リールが回転して内燃機関を始動するリコイルスタータ
の組付構造において、前記スタータケースの中心位置に
円筒状のスタータ軸が設けられ、このスタータ軸の周面
に凹状の係止部が形成され、この係止部に前記ゼンマイ
の端部が係止されていること特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように本発明では、スタータケースの中心
位置に円筒状のスタータ軸が設けられ、このスタータ軸
の周面に凹状の係止部が形成され、この係止部にゼンマ
イの端部が係止されており、ゼンマイはスタータ軸にほ
ぼ真円状に巻装され、スタータケースに、回転自在に取
り付けられたリールに、ゼンマイの復元力によって巻き
取られているロープを、引き出すことによって、リール
が回転して内燃機関の始動が行われる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例の構成を図1を参
照して説明する。図1は本実施例の構成を示す断面説明
図であり、すでに説明した図2と同一部分には同一符号
が付されている。
【0009】本実施例では、スタータケース1の中心部
に円筒状のスタータ軸2Cが、スタータケース1に一体
に形成されており、図1に示すように、スタータ軸2C
にはスリット20が形成され、ゼンマイ5の巻装の端部
にはフック部5aが形成され、このフック部5aがスリ
ット20に係止され、ゼンマイ5は円筒状のスタータ軸
2Cにほぼ真円状に巻装されている。また、本実施例で
は、スタータ軸2Cの突出端部近傍にリング状に凹部2
Dが形成され、この凹部2Dにリール3の端部に設けた
凸部3aを嵌合して、リール3がスタータ軸2Cに取り
付けられている。本実施例のその他の部分の構成は、す
でに図2を参照して説明した従来のリコイルスタータと
同一なので、説明は省略する。
【0010】本実施例では、従来のリコイルスタータと
同様に、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロ
ープ4を引き出すと、フリクションプレートは、スター
タ軸2Cとのフリクションによって、停止状態に維持さ
れ、リール3とラチェット6とが回転する。このため
に、ラチェット6が、フリクションプレートのガイド部
に案内されて、半径方向に突出してプーリ3の凹部に係
合して回転しエンジンが始動する。そして、エンジンが
始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼンマイ5の復元
力によって、リール3が逆方向に回転し、ロープ4が巻
き戻されるとともに、ラチェット6は原位置に復帰す
る。
【0011】本実施例では、円筒状のスタータ軸2Cに
凹状の係止部としてのスリット20が形成され、ゼンマ
イ5の巻装の端部に形成されたフック部5aが、スリッ
ト20に係止されて、ゼンマイ5はスタータ軸2Cにほ
ぼ真円状に巻装されて小さな曲率部分を排除しているの
で、ゼンマイ5の折損を防止して耐久性を向上させ、ロ
ープ4の引き出しによるエンジンの始動動作を繰り返し
ても、ゼンマイ5が劣化せず、エンジンの始動を、安定
にかつスムーズに継続する動作寿命が延長されるととも
に、スタータ軸2Cが中実でなく円筒状となっているた
め重量を増すことなくその径を大径にでき、したがって
強度を高めることも可能になる。なお凹状の係止部とし
ては前記したスリット20の他に長孔を設けて構成する
こともできる。
【0012】
【発明の効果】本発明によると、スタータケースの中心
位置に円筒状のスタータ軸が設けられ、このスタータ軸
の周面に凹状の係止部が形成され、この係止部にゼンマ
イの端部が係止され、ゼンマイはスタータ軸にほぼ真円
状に巻装されるので、ゼンマイの耐久性が向上し、スタ
ータケースに、回転自在に取り付けられたリールに、ゼ
ンマイの復元力によって巻き取られているロープの引き
出しによる内燃機関の始動を、安定にかつスムーズに継
続する動作寿命が延長されるとともに、スタータ軸の径
を増大して強度を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】従来のリコイルスタータの構成を示す断面説明
図である。
【図3】従来のリコイルスタータのゼンマイの係止状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタータケース 2C スタータ軸 3 リール 4 ロープ 5 ゼンマイ 6 ラチェット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータケースに、リールが回転自在に
    取り付けられ、前記リールにゼンマイの復元力によって
    巻き取られているロープを引き出すことによって、前記
    リールが回転して内燃機関を始動するリコイルスタータ
    の組付構造において、 前記スタータケースの中心位置に円筒状のスタータ軸が
    設けられ、このスタータ軸の周面に凹状の係止部が形成
    され、この係止部に前記ゼンマイの端部が係止されてい
    ること特徴とするリコイルスタータの組付構造。
JP7135899A 1995-05-09 1995-05-09 リコイルスタータの組付構造 Pending JPH08303332A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7135899A JPH08303332A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 リコイルスタータの組付構造
US08/638,806 US5676103A (en) 1995-05-09 1996-04-29 Recoil starter
TW085105410A TW328555B (en) 1995-05-09 1996-05-07 Recoil starter
KR1019960014965A KR100188834B1 (ko) 1995-05-09 1996-05-08 리코일 시동기
IT96RM000319A IT1284389B1 (it) 1995-05-09 1996-05-09 Motorino di avviamento a contraccolpo.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7135899A JPH08303332A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 リコイルスタータの組付構造

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JPH08303332A true JPH08303332A (ja) 1996-11-19

Family

ID=15162429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7135899A Pending JPH08303332A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 リコイルスタータの組付構造

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