JPH06213114A - ピニオンストッパー装置 - Google Patents
ピニオンストッパー装置Info
- Publication number
- JPH06213114A JPH06213114A JP734993A JP734993A JPH06213114A JP H06213114 A JPH06213114 A JP H06213114A JP 734993 A JP734993 A JP 734993A JP 734993 A JP734993 A JP 734993A JP H06213114 A JPH06213114 A JP H06213114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- spline
- small diameter
- rotary shaft
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】スタータのピニオンストッパー構造を簡素化し
組み立てやすいスタータを提供すること。 【構成】回転軸に、ピニオンのスプラインの小径より小
さい径の環状溝を設け、自由時の外径が前記ピニオンの
スプラインの小径より大きい径、圧縮時の外径が前記ピ
ニオンのスプラインの小径より小さい径なる弾性を持つ
断面形状が角形のC形リングを前記回転軸の環状溝と前
記ピニオンの側端部に設けた段部に配設し、ピニオンを
回転軸に固定するよう構成される。 【効果】本発明によれば、部品点数の削減ができ、構造
が簡単で組み立て易いスタータを提供できる。また、ス
トッパーが無い分、全長の短縮を図れる効果がある。
組み立てやすいスタータを提供すること。 【構成】回転軸に、ピニオンのスプラインの小径より小
さい径の環状溝を設け、自由時の外径が前記ピニオンの
スプラインの小径より大きい径、圧縮時の外径が前記ピ
ニオンのスプラインの小径より小さい径なる弾性を持つ
断面形状が角形のC形リングを前記回転軸の環状溝と前
記ピニオンの側端部に設けた段部に配設し、ピニオンを
回転軸に固定するよう構成される。 【効果】本発明によれば、部品点数の削減ができ、構造
が簡単で組み立て易いスタータを提供できる。また、ス
トッパーが無い分、全長の短縮を図れる効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を始動するス
タータのピニオンストッパー装置に関する。
タータのピニオンストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の構造は、実公平2−1495 号
に記載のように、スタータモータの始動に伴い軸方向に
移動する回転軸の自由端外周には、軸方向に延長するス
プラインが形成されている。このスプラインの各歯先の
まわりには、機関のフライホイールと一体となすリング
ギヤに係脱自在に噛み合うピニオンが移動自在に嵌合さ
れている。一方、断面円形の係止リングは、上記スプラ
インを形成する回転軸の外周部の所定位置に形成された
環状溝に着脱自在に嵌合され、径方向に弾性を持つC字
形を成している。この係止リングには、上記回転軸の軸
端部に嵌合された環状のストッパーの係止部が係合し、
上記ピニオンが回転軸から抜け出るのを防止するように
構成されている。またコイルバネは、上記ピニオンの内
周面に形成された切欠段部と、上記回転軸の外周面に形
成された段部との間に設置され、ピニオンを常時上記ス
トッパーの端面に所定圧力で圧着するようになってい
る。これによりピニオンはストッパーと一体で回転軸の
移動と共に移動するようになっている。
に記載のように、スタータモータの始動に伴い軸方向に
移動する回転軸の自由端外周には、軸方向に延長するス
プラインが形成されている。このスプラインの各歯先の
まわりには、機関のフライホイールと一体となすリング
ギヤに係脱自在に噛み合うピニオンが移動自在に嵌合さ
れている。一方、断面円形の係止リングは、上記スプラ
インを形成する回転軸の外周部の所定位置に形成された
環状溝に着脱自在に嵌合され、径方向に弾性を持つC字
形を成している。この係止リングには、上記回転軸の軸
端部に嵌合された環状のストッパーの係止部が係合し、
上記ピニオンが回転軸から抜け出るのを防止するように
構成されている。またコイルバネは、上記ピニオンの内
周面に形成された切欠段部と、上記回転軸の外周面に形
成された段部との間に設置され、ピニオンを常時上記ス
トッパーの端面に所定圧力で圧着するようになってい
る。これによりピニオンはストッパーと一体で回転軸の
移動と共に移動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、回転
軸にコイルバネ,ピニオン,ストッパーを挿入し、回転
軸の環状溝に係止リングを組み付け、ストッパーを挿入
方向と反対に移動させて組み立てるという方法で、組立
性が悪いという問題点があった。
軸にコイルバネ,ピニオン,ストッパーを挿入し、回転
軸の環状溝に係止リングを組み付け、ストッパーを挿入
方向と反対に移動させて組み立てるという方法で、組立
性が悪いという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、組立性を改善し組み立て
易いスタータを提供することにある。
易いスタータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、外周にスプ
ラインを持つ回転軸に、内周にスプラインを持つピニオ
ンが嵌合される構造において、上記回転軸に、ピニオン
のスプラインの小径より小さい径の環状溝を設け、自由
時の外径が前記ピニオンのスプラインの小径より大きい
径、圧縮時の外径が前記ピニオンのスプラインの小径よ
り小さい径なる弾性を持つ断面形状が角形のC形リング
を前記回転軸の環状溝と前記ピニオンの側端部に設けた
段部に配設した構造にすることにより達成される。
ラインを持つ回転軸に、内周にスプラインを持つピニオ
ンが嵌合される構造において、上記回転軸に、ピニオン
のスプラインの小径より小さい径の環状溝を設け、自由
時の外径が前記ピニオンのスプラインの小径より大きい
径、圧縮時の外径が前記ピニオンのスプラインの小径よ
り小さい径なる弾性を持つ断面形状が角形のC形リング
を前記回転軸の環状溝と前記ピニオンの側端部に設けた
段部に配設した構造にすることにより達成される。
【0006】
【作用】弾性部材であるC形リングは、ピニオンを挿入
することにより、ピニオン内周のスプラインの小径より
小さくなり、ピニオン挿入後、ピニオンの側端部に設け
た段部で再び広がり、ピニオン内周のスプラインの歯と
回転軸に設けた環状溝の反ピニオン側端部で係合し、ピ
ニオンが回転軸から抜け出るのを防止する働きをする。
することにより、ピニオン内周のスプラインの小径より
小さくなり、ピニオン挿入後、ピニオンの側端部に設け
た段部で再び広がり、ピニオン内周のスプラインの歯と
回転軸に設けた環状溝の反ピニオン側端部で係合し、ピ
ニオンが回転軸から抜け出るのを防止する働きをする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に即し説明す
る。
る。
【0008】図1はスタータの要部縦断面図を、図2に
その要部拡大断面図を示す。図において、スタータモー
タ1の始動に伴い軸方向に移動する回転軸2の自由端外
周には、軸方向に延長するスプライン3が形成されてい
る。このスプライン3の各歯先のまわりには、機関のフ
ライホイールと一体をなすリングギヤ(図示せず)に係
脱自在に噛み合うピニオン4が移動自在に嵌合されてい
る。一方、図3に示す断面形状が角形の係止リング5
は、上記回転軸2の所定位置に、ピニオン4の内周部に
形成されたスプライン7の小径より小さい径の環状溝6
に着脱自在に嵌合され、自由時の外径がピニオン4のス
プライン7の小径より大きい径、圧縮時の外径がピニオ
ン4のスプライン7の小径より小さい径なる径方向に弾
性を持つC字形を成している。
その要部拡大断面図を示す。図において、スタータモー
タ1の始動に伴い軸方向に移動する回転軸2の自由端外
周には、軸方向に延長するスプライン3が形成されてい
る。このスプライン3の各歯先のまわりには、機関のフ
ライホイールと一体をなすリングギヤ(図示せず)に係
脱自在に噛み合うピニオン4が移動自在に嵌合されてい
る。一方、図3に示す断面形状が角形の係止リング5
は、上記回転軸2の所定位置に、ピニオン4の内周部に
形成されたスプライン7の小径より小さい径の環状溝6
に着脱自在に嵌合され、自由時の外径がピニオン4のス
プライン7の小径より大きい径、圧縮時の外径がピニオ
ン4のスプライン7の小径より小さい径なる径方向に弾
性を持つC字形を成している。
【0009】組立時、この係止リング5は、上記ピニオ
ン4をモータ1の方向に移動させることにより、該ピニ
オン4の内周に設けられたテーパ4aにより圧縮され上
記スプライン7の小径より小さくなり、スプライン7の
歯の段部で再び広がり、ピニオン4のスプライン7の歯
の端部7aと上記環状溝6の反ピニオン側端部3aで係
合し、ピニオン4が回転軸2から抜け出るのを防止す
る。
ン4をモータ1の方向に移動させることにより、該ピニ
オン4の内周に設けられたテーパ4aにより圧縮され上
記スプライン7の小径より小さくなり、スプライン7の
歯の段部で再び広がり、ピニオン4のスプライン7の歯
の端部7aと上記環状溝6の反ピニオン側端部3aで係
合し、ピニオン4が回転軸2から抜け出るのを防止す
る。
【0010】以上、本発明によれば組立性の良いスター
タを提供できる。
タを提供できる。
【0011】図4は係止リング5の端面をピニオン4の
端面より突出させた例であり、係止リング5のピニオン
4からの露出部分を工具ではさみ圧縮することによりピ
ニオン4の脱着が可能となる効果がある。
端面より突出させた例であり、係止リング5のピニオン
4からの露出部分を工具ではさみ圧縮することによりピ
ニオン4の脱着が可能となる効果がある。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数の削減がで
き、構造が簡単で組み立て易いスタータを提供できる。
また、ストッパーが無い分、全長の短縮を図れる効果が
ある。
き、構造が簡単で組み立て易いスタータを提供できる。
また、ストッパーが無い分、全長の短縮を図れる効果が
ある。
【図1】スタータの要部縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】係止リングの側面図及び正面図である。
【図4】本発明の他の実施例における要部拡大断面図で
ある。
ある。
1…モータ、2…回転軸、3…回転軸のスプライン、3
a…回転軸の環状溝の反ピニオン側端部、4…ピニオ
ン、4a…ピニオン内周部のテーパ、5…係止リング、
6…回転軸の環状溝、7…ピニオンのスプライン、7a
…ピニオンのスプラインの歯の端部。
a…回転軸の環状溝の反ピニオン側端部、4…ピニオ
ン、4a…ピニオン内周部のテーパ、5…係止リング、
6…回転軸の環状溝、7…ピニオンのスプライン、7a
…ピニオンのスプラインの歯の端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 龍巳 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内
Claims (2)
- 【請求項1】外周にスプラインを持つ回転軸に、内周に
スプラインを持つピニオンが嵌合される構造において、
上記回転軸に、ピニオンのスプラインの小径より小さい
径の環状溝を設け、自由時の外径が前記ピニオンのスプ
ラインの小径より大きい径、圧縮時の外径が前記ピニオ
ンのスプラインの小径より小さい径なる弾性を持つ断面
形状が角形のC形リングを前記回転軸の環状溝と前記ピ
ニオンの側端部に設けた段部に配設したことを特徴とす
るピニオンストッパー装置。 - 【請求項2】請求項1において、C形リングの端面をピ
ニオン端面より突出させたことを特徴とするピニオンス
トッパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP734993A JPH06213114A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ピニオンストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP734993A JPH06213114A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ピニオンストッパー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213114A true JPH06213114A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11663479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP734993A Pending JPH06213114A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ピニオンストッパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06213114A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236072A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Yamaha Motor Electronics Co Ltd | 電動式駆動装置 |
CN102046961A (zh) * | 2008-03-31 | 2011-05-04 | 罗伯特·博世有限公司 | 起动装置 |
WO2011114052A2 (fr) * | 2010-03-19 | 2011-09-22 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Demarreur de moteur thermique a pignon sortant |
JP2013133663A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | カッターヘッド駆動装置 |
CN103649523A (zh) * | 2011-04-26 | 2014-03-19 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于内燃机的起动装置 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP734993A patent/JPH06213114A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236072A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Yamaha Motor Electronics Co Ltd | 電動式駆動装置 |
CN102046961A (zh) * | 2008-03-31 | 2011-05-04 | 罗伯特·博世有限公司 | 起动装置 |
JP2011516774A (ja) * | 2008-03-31 | 2011-05-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 始動装置 |
WO2011114052A2 (fr) * | 2010-03-19 | 2011-09-22 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Demarreur de moteur thermique a pignon sortant |
FR2957638A1 (fr) * | 2010-03-19 | 2011-09-23 | Valeo Equip Electr Moteur | Demarreur de moteur thermique a pignon sortant |
WO2011114052A3 (fr) * | 2010-03-19 | 2012-07-12 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Demarreur de moteur thermique a pignon sortant |
US9080543B2 (en) | 2010-03-19 | 2015-07-14 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Combustion engine starter with output pinion |
CN103649523A (zh) * | 2011-04-26 | 2014-03-19 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于内燃机的起动装置 |
US9617964B2 (en) | 2011-04-26 | 2017-04-11 | Robert Bosch Gmbh | Starting device for an internal combustion engine |
JP2013133663A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | カッターヘッド駆動装置 |
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