JPS58138927A - 燃焼器の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ガスタービン等の燃焼器ライナを弾性的に
支持する燃焼器の支持装置に関する０このような燃焼器
の支持装置として、従来例えば本出願人が先に出願した
特願昭５６−１２９０４号、実願昭５６−１４７２０２
号に記載されているようなものが用いられていたが、こ
れを第１図を参照して説明する。

燃焼器のライナ１の頂部には７ランジ１ａが設けられ、
複数個に分割された燃焼器固定用固定部材２にはリング
状の爪２ａが形成され、この爪２ａと旋回器３の一部に
形成されたリム３ａの双方に前記７ランジ１ａが挾持さ
れてライナ１が支持されている。

旋回器６は、燃料噴射ノズル４の先端に形成されタリム
４ａを介して噴射ノズル４と摺合しているノズルホルダ
５の内部に挿着されたコイルばね等の弾性体６によって
ライナ１の方向に押圧され、間接的に弾性力をライナ１
のフランジ１ａに伝達し、ライナ支持部材を構成してい
る。また、固定部材２は燃焼器の空気流路を形成する外
殻７にボルト・ナツトで締結されている。

燃焼用空気Ａは外部から固定部材２を通過し、旋回器３
で旋回力を与えられてライナ１内に導入され、一方燃料
Ｆは噴射ノズル４から噴射され、旋回空気と混合した後
、図示しない点火栓により点火されてライナ１内に火炎
を形成するＯしかしながら、このような従来の燃焼器の
支持装置にあっては、支持用固定部材２が組立ての必要
上複数個に分割されていたので、生産コストが：１ 高く、特に支持用固定部材２に熱特性の優れたセラミッ
クスを採用しようとするとコストが著しく上昇して実施
不能の域に達すると共に、組立時にも熟練と細心の注意
が要求されるものであった。

この発明は上記の点に鑑みてなされたもので、上述のよ
うな、燃焼器の空気流路を形成する外殻から突設された
燃焼器ライナの支持用固定部材と、外殻に弾性的に支持
されたライナ支持部材とがライナ頂部の一部を挾持して
ライナが弾性的に支持されている燃焼器において、ライ
ナの支持用固定部材を分割構造とせずに、一体部材とし
て形成することにより、上記の問題を解決するものであ
る。

以下、第２図乃至第６図を参照してこの発明の詳細な説
明するが、第１図と同一の部分には同一の符号を付して
その部分の説明を省略する。

第２図及び第３図はこの発明の１実施例を示すもので、
支持用固定部材２を一体の円筒形状となし、先端部に複
数個の内爪２ｂを突設する。

一方、ライナ１の頂部にも同数の外爪１ｂを突設し、核
外爪１ｂが支持用固定部材２の各内爪２ｂ間の間隙２ｃ
を軸方向に通過可能であり、外爪１ｂが通過した状態で
ライナ１をさらに軸方向に前進させるとこの外爪１ｂが
弾性体６　（第１図参照）で弾性支持された旋回器３の
リム３ａを押圧し、この状態でライナ１を所定角度回転
させるとライナ１の外爪１ｂが支持用固定部材２の内爪
２ｂの裏面に密着して両者１，２がバヨネット結合され
るように各部材の形状及び配置を設定する０この実施例
は上記のような構成からなるので、支持用固定部材２は
一体部品として何等不都合なく極めて容易にライナ１を
支持することができ、重なり合った爪１ｂ、２ｂと、弾
性的に支持された旋回器６のリム６ａによってライナ１
は弾性的に支持される。

また、ライナ１に設けたプラグ孔８には、ライナ挿着状
態で外部から点火プラグ（図示しない）が挿入固定され
、この点火プラグがライナ１の回転止めに充当されるの
で別個に回転止め部材を設けることなく、両者１，２の
バヨネット結合が振動等によって回転し離脱することは
ない。

次に、第４図及び第５図はこの考案の他の実施例を示す
もので、支持用固定部材２の先端部内壁面に円周溝９を
形成し、該円周溝９内に複数個に分割された円弧状の爪
杆１０を半径方向に摺動自在に装着する。

前記円周溝９から支持用固定部材２の外側面とを連通ず
る複数個の透孔１２を設けてこの透孔１２内にブツシュ
ロッド１１を挿通可能となし、透孔１２に挿通したブツ
シュロッド１１の外側端面が支持用固定部材２の外周面
に一致した状態で分割された各爪杆１０が内方に押圧さ
れ、その両端面が互いに係合して環状突条を形成するよ
うにする。

今、第４図に示すように１．爪杆１０を外部からブツシ
ュロッド１１で内方に押込んでライナ１の頚部１ｃの外
周部に係合させた状態でフランジ１ａを旋回器３のリム
３ａで円周溝９の燃焼器側の側壁に押圧させれば、ライ
ナ１のフランジ１ａはリム３ａと爪杆１０とによって挾
持され、燃焼器が支持用固定部材２に弾設される。

なお、支持用固定部材２の外周部に巻回固定されたバン
ド１３はブツシュロッド１１の外部への突出を防止する
役をなす。

この実施例においては、ライナ１と支持用固定部材２と
の結合部に加工複雑で高価なバヨネット部材を設ける必
要がないので、各部材の加工が容易になり、安価に供給
することができる。

また、第６図には、支持用固定部材２の先端内周部に雌
ねじ１４を形成すると共に、ライナ１の頂部外周に雄ね
じ１５を形成して両者１．２を螺着するようにしたこの
発明のさらに他の実施例を示す。

この場合、ねじ１４，１５は両者を強固に締結するもの
ではなく、旋回器３によって伝達された弾性力をねじの
片面で受け、これによってライナ１が支持用固定部材２
によって弾性的に支持されるようにしたものであり、ラ
イナ１の回転止めには外部より挿入される点火プラグが
充当される。

この実施例においても、ライナ１と支持用固定部材２に
高価なバヨネット部材に代えて加工容易で安価なばね部
材を設けることにより各部材の単価が低減すると共に、
第４図及び第５図に示した実施例に比し、組立作業がい
っそう容易となって生産性がさらに向上する効果を有す
る。

以上述べたように、この発明によれば、燃焼器ライナの
支持用固定部材を一体化したため、該支持用固定部材が
単純化し、その製作が容易になると同時にライナの組付
けも簡単になって生産コストの大幅な低減を図ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の燃焼器の支持装置を示す縦断面図、 第２図は、この発明の１実施例を示す縦断面図、第３図
は、同じく第２図の■−■線に沿う横断面図、 第４図は、この発明の他の実施例を示す縦断面図、第５
図妊、同じくその燃焼器ライナの支持用固定部材の形状
を示す一部切欠斜視図、 第６図は、この発明のさらに他の実施例を示す縦断面図
である。 １・・・燃焼器のライナ ２・・・ライナ支持用固定部材　　６・・・旋回器４・
・・燃料噴射ノズル　　　６・・・弾性体７・・・外殻
　　　　　　　　８・・・点火プラグ孔第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　燃焼器の空気流路を形成する外殻から突設された燃
   焼器ライナの支持用固定部材と、前記外殻に弾性的に支
   持されたライナ支持部材とがライナ頂部の一部を挾持し
   て前記ライナが弾性的に支持されている燃焼器において
   、前記ライナの支持用固定部材を一体部材として形成し
   たことを特徴とする燃焼器の支持装置。 ２　ライナ及びライナ支持用固定部材は、それぞれバヨ
   ネット結合用の複数個の爪を有する特許請求の範囲第１
   項記載の燃焼器の支持装置。 ３　ライナ支持用固定部材は、先端部内壁面に、複数個
   の円弧状爪杆を半径方向に摺動可能に装着する円周溝と
   、この円周溝と外壁面とを連通し、前記爪杆を内側に押
   圧するブツシュロッドが挿通する半径方向の複数個の透
   孔とを有する特許請求の範囲第１項記載の燃焼器の支持
   装置。 ４　ライナ支持用固定部材は、先端部に、ライナ頂部に
   設けた雄ねじに螺合する雌ねじを有する特許請求の範囲
   第１項記載の燃焼器の支持装置０５　ライナ支持用固定
   部材が、セラミックで構成されている特許請求の範囲第
   １項乃至第４項の何れかに記載の燃焼器の支持装置。