JPH0212461Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はポツトバーナに於ける点火装置に関す
る。

（従来の技術） 従来この種装置として、第３図に示すごとく燃
焼ポツトａの周壁ｂの１部に、これを貫通する支
持筒ｃを設け、点火ヒータｄをその碍子部ｅで、
支持筒ｃに挿着支持させるものは知られる。

（考案が解決しようとする問題点） しかし、このものは、該碍子部ｅの根部側のみ
にパツキングｆを介して取付けているため、該支
持筒ｃと碍子部ｅとの間に燃料蒸気が混入し、支
持筒ｃと碍子部ｅとの間でタール状となり、これ
によれば、該点火ヒータｄを該支持筒ｃから取外
すことが困難となり、該ヒータｄの碍子部ｅを叩
き壊さなければならずその取付取外しが面倒とな
るの不都合がある。

（問題点を解決するための手段） 本考案は前記問題点を解決するものであつて、
燃焼ポツト１の周壁１ａの１部に、これを貫通す
る支持筒２を設け、、点火ヒータ３をその碍子部
３ａで該支持筒２に挿着支持させて該ポツト１内
に臨ませるものに於いて、該支持筒２の内側部に
前記碍子部３ａの先端面を受ける環状の座２ａを
設け、該座２ａに碍子部３ａの先端面を気密に接
触させて成る。

（作用） かくするときは、該支持筒２と碍子部３ａとの
間に燃料蒸気が混入するのを防ぎ得られ、しかも
該碍子部３ａの前端面に付着する燃料蒸気の最も
少なく、しかも付着したとしてもきわめて限られ
た部分であるためその取外しが比較的簡単であ
る。

（実施例） 本考案実施の１例を別紙図面につき説明する
と、図面で１は燃焼ポツト、２は該ポツト１の周
壁２ａの１部を貫通させ且つ溶接等の固定手段
で、これに一体に設けた支持筒。３は該支持筒２
に碍子部３ａを挿着して該ポツト１内に臨ませた
点火ヒータ３を示す。

これまでの構成は従来例のものと特に変るとこ
ろはない。本考案装置はかゝるものに於いて、支
持筒２の内側部に前記碍子部３ａの先端面を受け
る環状の座２ａを設け、該座２ａと碍子部３ａの
先端面との間にパツキング４を介在させたもの
で、これを詳述すれば、該支持筒２は、円筒状を
呈し、その内側部に内径方向に突出する前記座２
ａを備えると共に外端部に外径方向に突出する鍔
部２ｂを備え、点火ヒータ３は該支持筒２に挿着
される円筒状の碍子部３ａの根部に鍔片３ｂを備
え、該碍子部３ａを挿通する導線の先端にヒータ
部３ｃを取付けて構成して成り、該支持筒２への
ヒータ３の組付けは、座２ａと碍子部３ａの先端
並びに鍔２ｂ，３ｂ間に耐熱パツキング４，５を
介して締付具６で一体に締付固定させるもので、
図示する締付具６は前記鍔２ａの１側１部を切起
して形成した係止部７に、１端を係止させたピア
ノ線等からなるばね杆８を碍子部３ａの外側面を
跨らせ、その他端を鍔２ａの他側に設けた係止片
９に係止させることで、固定させた、しかし固定
手段はこれに限るものでないこと申すまでもな
い。

尚、図面で１０はヒータ部３ｃに設けた燃料吸
上芯である。

（考案の効果） このように本考案によるときは、支持筒の内側
部に前記碍子部の先端面を受止める環状の座を設
け、該座と碍子部の先端面との間にパツキングを
介在させたので、従来例のごとく支持筒と碍子部
との間に燃料蒸気が浸入しタール状となつて付着
することを防ぎ得て、支持筒に碍子部が付着する
ことによる不都合を確実に解消出来るの効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施の１例の截断側面図、第２
図はその−線視図、第３図は従来例を示す截
断側面図である。 １……燃焼ポツト、２……支持筒、２ａ……
座、３……点火ヒータ、３ａ……碍子部、４……
パツキング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 燃焼ポツトの周壁の１部に、これを貫通する支
   持筒を設け、点火ヒータをその碍子部で該支持筒
   に挿着支持させて該燃焼ポツト内に臨ませるもの
   に於いて、該支持筒の内側部に前記碍子部の先端
   面を受止める環状の座を設け、該座に碍子部の先
   端面を気密に接触させて成るポツトバーナに於け
   る点火装置。