JP2574061Y2 - バーナー - Google Patents

バーナー

Info

Publication number
JP2574061Y2
JP2574061Y2 JP1992019744U JP1974492U JP2574061Y2 JP 2574061 Y2 JP2574061 Y2 JP 2574061Y2 JP 1992019744 U JP1992019744 U JP 1992019744U JP 1974492 U JP1974492 U JP 1974492U JP 2574061 Y2 JP2574061 Y2 JP 2574061Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
pipe
burner
fixed
nozzle pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992019744U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0579218U (ja
Inventor
安啓 藤田
宗男 岩内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1992019744U priority Critical patent/JP2574061Y2/ja
Publication of JPH0579218U publication Critical patent/JPH0579218U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574061Y2 publication Critical patent/JP2574061Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボイラ等の燃焼室に燃
料を噴出するバーナーに係り、特にバーナーの燃焼性能
のバラツキをなくしたバーナーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバーナは、ボイラ等の燃焼室に
燃料を噴出し、燃料を燃焼させる装置として知られてい
る。
【0003】図6は従来のノズルとノズルパイプの装着
部の構造を示す断面図であり、図7は図6のノズルから
見た図である。
【0004】これらの図において、ガスバーナーは、燃
料を導くノズルパイプ101と、このノズルパイプ10
1の先端に螺着され、燃料をボイラ等の燃焼室に噴出さ
せるノズル103とからなる。ここで、前記ノズルパイ
プ101の先端内周部分には、一定の幅で雌ねじ105
が形成されている。また、前記ノズル103の先端には
ノズル孔107が穿設されており、かつ、前記ノズル1
03の後端には一定の幅で形成された段部109の外周
に雄ねじ111が形成されている。そして、前記ノズル
パイプ101の雌ねじ105内にノズル103の後端段
部109の雄ねじ111をねじ込むことにより、該ノズ
ル103は前記ノズルパイプ101に固定されることに
なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような構造のバー
ナーの場合、ノズルのノズル孔の位置角度はノズルの後
端段部及びノズルパイプの先端内周部にねじを切削し始
める位置で決定してしまうため、ノズル位置角度により
燃焼性能が変化してしまうバーナーに対して、上述した
ような螺着によってノズルをノズルパイプに取り付ける
という構造を採用することができないという欠点があっ
た。
【0006】本考案は、上述した欠点に鑑み、燃焼性能
ラツキをなくしたバーナーを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案によるバーナーは、燃料を燃焼
室内に噴出するノズルと、このノズルが固定され、前記
ノズルに燃料を導くノズルパイプとからなるバーナにお
いて、前記ノズルパイプは、前記ノズルが固定される先
端から外側の一定位置に固定溝を設けてなり、かつ前記
ノズルは、前記ノズルパイプに装着される装着部に直径
方向にねじ孔を設け、前記ノズルパイプに前記ノズルの
装着部を被せ、かつ前記ねじ孔にボルトをねじ込むこと
により、ノズルパイプにノズルを固定するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2記載の考案による固定溝
は、ノズル側の側面に傾斜面を設けることが好適であ
る。
【0009】上記目的を達成するために、請求項3記載
の考案によるバーナーは、燃料を燃焼室内に噴出するノ
ズルと、このノズルが固定され、前記ノズルに燃料を導
くノズルパイプとからなるバーナにおいて、前記ノズル
は、前記ノズルパイプに装着される後端から外側の一定
位置に固定溝を設けてなり、かつ前記ノズルパイプは、
前記ノズルが装着される装着部に直径方向にねじ孔を設
け、前記ノズルパイプの装着部に前記ノズルを挿入し、
かつ前記ノズルパイプに設けたねじ孔にボルトをねじ込
むことによりノズルパイプにノズルを固定するようにし
たことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4記載の考案による固定溝
は、ノズル側とは反対側の側面に傾斜面を設けるもので
ある。
【0011】
【作用】請求項1及び2記載の考案では、ノズルパイプ
にノズルの装着部を被せ、かつノズルのノズル孔を正確
な位置に保持しつつ、前記ねじ孔にボルトをねじ込む
と、ボルト先端が固定溝に入り込んでノズルがノズルパ
イプに確実に固定されることになる。この際に、固定溝
のノズル側の側面に傾斜面が形成されているので、ボル
トのねじ込みに従ってノズルはノズルパイプの軸方向に
押しつけられて密着度が増すことになる。
【0012】また、請求項3及び4記載の考案では、前
記ノズルを、ノズルパイプの装着部に挿入し、かつノズ
ルのノズル孔を正確な位置に保持しつつ、前記ねじ孔に
ボルトをねじ込むと、ボルト先端が固定溝に入り込んで
ノズルがノズルパイプに確実に固定されることになる。
この際に、固定溝のノズル側の反対の側面に傾斜面が形
成されているので、ボルトのねじ込みに従って、ノズル
はノズルパイプの軸方向に押しつけられて密着度が増す
ことになる。
【0013】
【実施例】以下、本考案について図示の実施例を基に説
明する。
【0014】図1は、本考案のバーナーの実施例を示す
断面図である。図2は、同実施例の分解斜視図である。
図3は、同実施例の一部を拡大して示す断面図である。
【0015】これらの図において、ガスバーナーは、燃
料を導くノズルパイプ1と、このノズルパイプ1の先端
に固定され、燃料をボイラー等の燃焼室に噴出させるノ
ズル3とからなる。そして、ノズルパイプ1は中空円筒
形状をしており、その先端から所定長さLに亘ってノズ
ル取付け用の段部5が形成してある。このノズルパイプ
1の先端段部5には、ノズル3が固定される先端から
側の一定位置dに幅wの固定溝7が全周に亘って形成し
てあり、その固定溝7の先端(ノズル3)側側壁を傾斜
させて傾斜面9を形成してある。また、ノズル3は、一
端を閉じた円筒部11と、この円筒部11の直径より大
きくかつ前記ノズルパイプ1の先端段部5の外周にほぼ
嵌まり合う直径を有し、円筒部11の後端部からの長さ
がほぼLの装着円筒部13とから構成されている。前記
円筒部11は、先端の閉じた面にテーパー部15が形成
されており、そのテーパー部15にノズル孔17が穿設
されている。また、上記装着円筒部13には、円筒部1
1の後端部からほぼ距離sの位置にねじ孔19が軸方向
と直角方向(直径方向)に設けられている。この距離s
は、上記装着円筒部13をノズルパイプ1の段部5に嵌
めたときに、ボルト21の端部が段部5の傾斜面9に当
接する距離としてある。また、上記ねじ孔19は、装着
円筒部13に複数、例えば3個であれば120度間隔に
設ける。
【0016】このような実施例において、ノズル3をノ
ズルパイプ1に取り付けるには、まずノズル3の装着円
筒部13をノズルパイプ1の段部5に被せる。ついで、
ねじ孔19にボルト21をねじ込む。ある程度ボルト2
1をねじ込み、ボルト21の先端が固定溝7の傾斜面9
に軽く当接したところで、ノズル3を回転させてテーパ
ー部15のノズル孔17が本来の方向に位置したところ
で、ボルト21をさらにねじ込む。これにより、ボルト
21の先端が傾斜面9を滑り、ノズル3はノズルパイプ
1の軸方向の力の作用を受けることになり、ノズル3の
A面がノズルパイプ1のB面に密着することになる。し
たがって、ノズル3はノズルパイプ1に密着度を増して
固定されるため、気密性が高くなる。
【0017】図4ノズル孔位置の角度により燃焼性能
が変化することについて具体的に説明するためにバーナ
正面図の一例を示す。
【0018】図4においてノズル33に設けたノズル孔
35の孔位置が垂直軸に対してもつ角度αによって燃焼
性能が変化してしまうバーナに対しては、ノズル33を
ノズルパイプに取り付けるときにノズル33のノズル孔
35の孔位置角度αを正確に設定する必要がある。した
がって、このようなバーナには上述したような本考案の
取付構造を適用することにより、正確にノズル孔35の
孔位置角度αを設定することができることになる。
【0019】図5は、本考案の他の実施例を示す断面図
である。
【0020】図5において、この実施例は、上記第一実
施例と同様に、ノズルパイプ41にノズル43を密着し
て固定できるものであり、次のように構成されている。
すなわち、ノズル43は、一端を閉じた円筒形状をして
おり、その円筒外周に当該円筒開放端部から所定距離L
に亘ってノズルパイプ41に装着される取付段部45を
形成してある。また、このノズル43の後端取付段部4
5には、後端から外側の一定位置dに幅wの固定溝47
を全周に亘って形成してあり、その固定溝47の後端側
(ノズル3とは反対側)の側壁を傾斜させて傾斜面49
を形成してある。このノズル43は、その先端の閉じた
面にテーパー部55が形成されており、そのテーパー部
55にノズル孔57が穿設されている。
【0021】一方、ノズルパイプ41は、上記ノズル4
3と同一直径からなる中空円筒状をしており、その中空
円筒の内周には所定長さLよりやや長く、かつノズル4
3の取付段部45の外周によりわずかに大きな直径に形
成された段部からなる装着部51が設けてあり、この装
着部51にノズル43の後端取付段部45が挿入される
ようになっている。また、上記ノズルパイプ41は、そ
の先端部からほぼ距離sの位置にねじ孔59が軸方向と
直角方向(直径方向)に設けられている。この距離s
は、上記ノズル43の後端取付段部45をノズルパイプ
41の装着部51に挿入したときに、ボルト61の端部
がその取付段部45の傾斜面49に当接する距離として
ある。また、上記ねじ孔59は、例えば3個であれば1
20度間隔に設ければよい。
【0022】本考案の他の実施例は、上述の点が第一実
施例と異なるだけであり、他の構成には違いはない。
【0023】この実施例の組み立て方について説明する
と、ノズル43の後端取付段部45を、ノズルパイプ4
1の装着部51に挿入する。ついで、前記ねじ孔49に
ボルト61をねじ込み、そのボルト61の先端がノズル
43の後端取付段部45に設けた固定溝47の傾斜面4
9に当接するかしないか程度に位置させる。その後に、
ノズル43のテーパー部55のノズル孔57の位置角度
αを最適な位置に調整し、ボルト61を固くなるまでね
じ込む。これにより、ノズル43は矢印Y方向に移動す
ることになり、a面とb面とが固く突き合わされること
になる。したがって、気密性が高いバーナーを得ること
きる。
【0024】この実施例によれば、上記第一実施例と同
様な作用効果を奏する他、ノズルパイプ1とノズル3と
が同一直径とすることができるので、燃焼用空気等を導
くのに都合がよい。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように請求項1記載の考案
によれば、ボルトによりノズルをノズルパイプに固定す
るようにしてあるので、ノズルのノズル孔の位置角度を
一定にでき、燃焼性能のバラツキをなくしてその性能を
一定に保持できる効果がある。
【0026】また、請求項2記載の考案によれば、ボル
トをねじ込むにしたがってボルト先端が傾斜面を移動し
てゆくので、ノズルがノズルパイプの軸方向に移動して
密着性、気密性を増すことができる効果がある。
【0027】さらに、請求項3記載の考案によれば、請
求項1記載の効果に加えて、外形を小さくできる効果が
ある。
【0028】また、請求項4記載の考案によれば、ボル
トをねじ込むにしたがってボルト先端が傾斜面を移動し
てゆくので、ノズルがノズルパイプの軸方向に移動して
密着性、気密性を増すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバーナーの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】同実施例の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】同実施例を適用できるバーナーを示す正面図で
ある。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来のバーナーを示す断面図である。
【図7】同バーナーを示す正面図である。
【符号の説明】
1 ノズルパイプ 3 ノズル 5 取付段部 7 固定溝 9 傾斜面 11 円筒部 13 装着部 15 テーパー部 17 ノズル孔 19 ねじ孔 21 ボルト 41 ノズルパイプ 43 ノズル 45 段部 47 固定溝49 傾斜面 51 装着部 55 テーパー部 57 ノズル孔 59 ねじ孔 61 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 14/00 - 14/18 F23D 14/26 - 14/84

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼室内に噴出するノズルと、こ
    のノズルが固定され、前記ノズルに燃料を導くノズルパ
    イプとからなるバーナにおいて、前記ノズルパイプは、
    前記ノズルが固定される先端から外側の一定位置に固定
    溝を設けてなり、かつ前記ノズルは、前記ノズルパイプ
    に装着される装着部に直径方向にねじ孔を設け、前記ノ
    ズルパイプに前記ノズルの装着部を被せ、かつ前記ねじ
    孔にボルトをねじ込むことにより、ノズルパイプにノズ
    ルを固定するようにしたことを特徴とするバーナー。
  2. 【請求項2】 前記固定溝は、ノズル側の側面に傾斜面
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のバーナー。
  3. 【請求項3】 燃料を燃焼室内に噴出するノズルと、こ
    のノズルが固定され、前記ノズルに燃料を導くノズルパ
    イプとからなるバーナにおいて、前記ノズルは、前記ノ
    ズルパイプに装着される後端から外側の一定位置に固定
    溝を設けてなり、かつ前記ノズルパイプは、前記ノズル
    が装着される装着部に直径方向にねじ孔を設け、前記ノ
    ズルパイプの装着部に前記ノズルを挿入し、かつ前記ノ
    ズルパイプに設けたねじ孔にボルトをねじ込むことによ
    りノズルパイプにノズルを固定するようにしたことを特
    徴とするバーナー。
  4. 【請求項4】 前記固定溝は、ノズル側とは反対側の側
    面に傾斜面を設けたことを特徴とする請求項3記載のバ
    ーナー。
JP1992019744U 1992-04-02 1992-04-02 バーナー Expired - Lifetime JP2574061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992019744U JP2574061Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 バーナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992019744U JP2574061Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 バーナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0579218U JPH0579218U (ja) 1993-10-29
JP2574061Y2 true JP2574061Y2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=12007848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992019744U Expired - Lifetime JP2574061Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 バーナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574061Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353950Y2 (ja) * 1972-09-13 1978-12-23
JPS5137859A (ja) * 1974-09-27 1976-03-30 Koike Sanso Kogyo Kk Gasusetsudankako

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0579218U (ja) 1993-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2574061Y2 (ja) バーナー
WO2021251007A1 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JPS5915820Y2 (ja) 管端部接続用圧嵌型スリ−ブワツシヤ−
JPS588899Y2 (ja) 内燃機関
KR930001571Y1 (ko) 가스기구용 호스엔드의 연결장치
JPH0247033Y2 (ja)
JP2529003Y2 (ja) 軸に対する尾冠の取付け機構
KR0119938Y1 (ko) 필기구의 손잡이부
JPS5835509Y2 (ja) ノツク式シヤ−プペンシル
JP2583576Y2 (ja) 筆記具
JPS591838Y2 (ja) ノツク式シヤ−プペンシル
JPH0352903Y2 (ja)
JPS6042282Y2 (ja) 燃焼装置
JPS6010840U (ja) 内燃機関の燃料噴射装置用の修正ばねカプセル
JP3073330B2 (ja) 燃焼器
JPH0371074U (ja)
JPH0221276Y2 (ja)
JPS5839917Y2 (ja) シヤ−プペンシル
JP2563425Y2 (ja) 筆記具等のキャップに対するクリップの取付構造
KR0137500Y1 (ko) 가스 오븐렌지의 버너 및 노즐바디 결착 구조
JPS5855793Y2 (ja) 部品取付装置
KR200176068Y1 (ko) 자동차 엔진용 점화 플러그의 체결구조
JPS5913464Y2 (ja) ガンタイプバ−ナ
JPS633420Y2 (ja)
JP2004019553A (ja) 点火プラグ組付治具

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080327

Year of fee payment: 10