JP7377471B2 - エルボ継手 - Google Patents

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Description

本発明は、継手本体の外周に円板状の座金が形成されているエルボ継手に関する。
建物の給水給湯システム等において、壁を貫通する管継手を設ける場合には、その管継手における壁から露出する部分を覆うカバーを設けるようにしている。こうしたカバーは、例えば非特許文献1に示されるように、同カバーを壁に固定するために同壁に対し取り付けられる縁部と、管継手における壁から露出する部分を覆うとともに上記縁部に繋がるドーム状の本体収容部と、を備えている。
ところで、上記管継手の端部に例えば水栓を接続するような場合、ユーザーが水栓を操作する際などに、その水栓を介して管継手に力が加わり、同管継手の壁に対する取り付けが不安定になるおそれがある。このため、上記管継手として、継手本体の外周に座金が形成されており、継手本体が壁を貫通した状態のもとで座金を壁の表面に固定するようにしたものも採用されている。こうした管継手では、継手本体の外周面に形成されている座金が壁の表面に対し固定される分、水栓を介して管継手に対し力が加わったとしても、同管継手の壁に対する取り付けが不安定になりにくい。
株式会社オンダ製作所「総合カタログ2017~2018」 207頁
本発明の目的は、新規なエルボ継手を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、継手本体のエルボ部に繋がるように同継手本体の外周に円板状の座金が形成されているエルボ継手であって、前記座金は、その外周円の弦に沿って一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成されていることを特徴とするエルボ継手である。
請求項2の発明は請求項1において、前記座金には、固定用のビスを挿通するための第1~第3のビス孔が同座金の周方向に間隔をおいて形成されており、前記第1のビス孔は、前記座金の周方向において、その周方向の両縁の中間に位置しており、前記第2のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記座金の周方向における時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの3時以降の位置にあり、前記第3のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記時計回りでの12時の位置としたとき、前記時計回りでの9時以前の位置にある。
壁に対する管継手及びカバーの取り付け態様を示す分解斜視図。 壁に取り付けられた管継手及びその周辺構造を示す断面図。 管継手を示す断面図。 管継手を図3の矢印Y1方向から見た状態を示す正面図。 管継手に取り付けられた持ち出しソケット及びそのカバーを示す断面図。 (a)、(b)、及び(c)は、管継手における壁から露出する部分を覆うカバーを示す正面図、断面図、及び拡大断面図。 カバーを壁の施工面に取り付ける際に用いられる型紙を示す平面図。 型紙の使用態様を示す説明図。
以下、管継手に適用されるカバーの一実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
図1に示す管継手1(この例ではエルボ継手)は、建物の給水給湯システムに混合栓等の水栓を追加する場合などに用いられる。この管継手1は、壁2を貫通する継手本体3を備えている。継手本体3における壁2から露出する部分には、略90°湾曲しているエルボ部4が形成されている。更に、継手本体3における壁2から露出する部分の外周には、円板状の座金5が、上記エルボ部4の中心線と中心が一致した状態で、同エルボ部4と繋がるよう形成されている。そして、この座金5を壁2の一方の施工面2aに対しビス6で固定することにより、管継手1が壁2に対し取り付けられるようになっている。
継手本体3におけるエルボ部4側の端部には、パイプ7を接続するためのジョイント部8が設けられている。なお、上記パイプ7におけるエルボ部4側の端部と反対側の端部は、管継手1とは別の継手等に接続されている。管継手1における壁2から露出する部分、詳しくは上記座金5及び上記継手本体3のエルボ部4及びジョイント部8は、壁2の施工面2aに対しビス21を用いて固定されるカバー9によって覆われている。そして、このカバー9により、管継手1における壁2から露出する部分が保護されるとともに、その部分の見栄えが改善される。
図2に示すように、継手本体3におけるエルボ部4側の端部と反対側の端部には、混合水栓の脚部材10を取り付けるためのねじ孔11が形成されている。ただし、管継手1が必ずしも壁2の厚さ等に適合しているとは限らず、適合していない場合には上記ねじ孔11が壁2のもう一方の施工面2bに対し埋没した状態となって、上記ねじ孔11に対し混合水栓の脚部材10を直接的に取り付けることが困難になる。このような場合の対策として、施工面2bに対し埋没している上記ねじ孔11に持ち出しソケット12が取り付けられている。
この持ち出しソケット12の一方の端部には上記ねじ孔11にねじ込まれる雄ねじ部13が形成されており、持ち出しソケット12の上記雄ねじ部13とは反対側の端部には上記ねじ孔11の雌ねじと同一規格の雌ねじを有するねじ孔14が形成されている。従って、持ち出しソケット12(雄ねじ部13)を継手本体3のねじ孔11に対し取り付けると、壁2の施工面2bに対し埋没している上記ねじ孔11の代わりのねじ孔、すなわち持ち出しソケット12のねじ孔14が壁2の施工面2bから突出した位置に持ち出される。
持ち出しソケット12における施工面2bから露出した部分は、見栄えをよくするためにカバー15で覆われている。カバー15は、施工面2bに対し取り付けられて持ち出しソケット12の周囲を覆う円筒状の胴体部16と、その胴体部16における上記施工面2bから離れている方の端部に形成されている蓋部17と、を備えている。蓋部17には、持ち出しソケット12のねじ孔14を露出させるための貫通孔18が形成されている。そして、混合水栓の脚部材10に形成されている雄ねじ部19が、上記貫通孔18を介して持ち出しソケット12のねじ孔14にねじ込まれると、混合水栓の脚部材10に形成されているフランジ20によってカバー15が施工面2b側に押し付けられる。これにより、カバー15が施工面2bに対し取り付けられる。
次に、管継手1の詳細について説明する。
図3に示すように、継手本体3におけるエルボ部4側の端部に設けられている上記ジョイント部8は、嵌込リング24、ロックリング23,25、及び保持リング26を備えている。それら嵌込リング24、ロックリング23,25、及び保持リング26は、継手本体3における上記端部の内周面に、その端部の内奥から開口部に向けてロックリング23、嵌込リング24、ロックリング25、及び保持リング26の順で設けられている。なお、保持リング26は、嵌込リング24及びロックリング23,25が継手本体3における上記端部の開口から脱落しないよう、その開口に対しねじ込まれている。
そして、パイプ7をジョイント部8によって継手本体3の上記端部に接続する際には、パイプ7の端部にインコア27が挿入された状態のもと、パイプ7の上記端部が嵌込リング24、ロックリング23,25、及び保持リング26を貫通するよう、継手本体3の上記端部に挿入される。このようにパイプ7の上記端部が継手本体3の上記端部に挿入されると、ロックリング23,25によってパイプ7の上記端部からの抜け出しが防止される。なお、継手本体3におけるパイプ7と接続される側の端部は、上記ジョイント部8が設けられる分、エルボ部4といった他の部分よりも外形が大きくなっている。
図4は、管継手1を図3の矢印Y1方向から見た状態を示している。図4から分かるように、管継手1の座金5は、その外周円の弦に沿って一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成されている。
なお、ここでいう弦とは、座金5の外周円に対し交差する直線のことであり、例えば図4に一点鎖線L1で示されるものである。また、弦(この例では一点鎖線L1)に沿って切除した状態とは、切除部分と残存部分との境界が弦と一致するよう切除した状態だけでなく、上記境界が弦に対し傾斜するように切除した状態も含む。ちなみに、図4の座金5においては、上記境界が弦の中央で屈曲しており、且つ、残存側の角度が180°未満となるように、弦に沿って座金5を切除した状態となっている。
上記弦を示す図4の一点鎖線L1は、エルボ部4の中心線に対し直交する方向(図4の左右方向)に延びている。そして、座金5の一部を弦に沿って切除することで形成される切除部分には、継手本体3のジョイント部8が位置するようになる。
座金5には、固定用の上記ビス6(図1)を挿通するための第1~第3のビス孔28~30が同座金5の周方向に等間隔をおいて形成されている。第1のビス孔28は、座金5の周方向において、その周方向の両縁の中間に位置するよう形成されている。第2のビス孔29は、第1のビス孔28の位置を座金5の周方向における時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの3時以降の位置に形成されている。第3のビス孔30は、第1のビス孔28の位置を上記時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの9時以前の位置に形成されている。
次に、持ち出しソケット12を覆うカバー15の詳細について説明する。
図5に示すように、持ち出しソケット12の蓋部17における壁2の施工面2bと対応する裏面であって上記貫通孔18を囲む部分には、施工面2b側に突出して持ち出しソケット12におけるねじ孔14側の端部の外周面に接するボス31が形成されている。ちなみに、図5の例では、蓋部17における貫通孔18の開口部と持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部とが同一平面上に位置するよう、カバー15の胴体部16と壁2の施工面2bとの間に円環状のスペーサ32が配置されている。従って、混合水栓の脚部材10の雄ねじ部19が持ち出しソケット12のねじ孔14にねじ込まれると、上記脚部材10のフランジ20を通じてカバー15及びスペーサ32が施工面2b側に押し付けられ、それによってカバー15及びスペーサ32が施工面2bに対し取り付けられる。
スペーサ32は、施工面2bとカバー15の胴体部16との間に挟まれる大径部32aと、その大径部32aの内周面からカバー15側に突出して胴体部16の内周面に挿入される小径部32bとを備えている。大径部32aにおいて、カバー15側の面には凸部32cが形成されており、施工面2b側の面の上記凸部32cに対応する部分には凹部32dが形成されている。一方、カバー15における胴体部16のスペーサ32(大径部32a)側の面には、スペーサ32の上記凸部32cが挿入される凹部16aが形成されている。そして、スペーサ32の凸部32c及び小径部32bをそれぞれ、カバー15の凹部16a及び胴体部16の内周面に挿入することにより、カバー15及びスペーサ32を施工面2bに対し取り付けるに際し、カバー15及びスペーサ32を持ち出しソケット12周りに一体回転させることが可能となる。
なお、カバー15の凹部16aとスペーサ32の凹部32dとは同形状とされているとともに、スペーサ32における大径部32aの内周面と小径部32bの外周面とが同形状とされている。従って、蓋部17における貫通孔18の開口部と持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部とを同一平面上に位置させるため、カバー15と施工面2bとの間において複数のスペーサ32をその中心線方向に重ねることが必要な場合でも、それを実現することが可能となる。すなわち、複数のスペーサ32をその中心線方向に重ねるに当たり、所定のスペーサ32の小径部32bの外周面及び凸部32cがそれぞれ、隣のスペーサ32の大径部32aの内周面及び凹部32dに挿入される。これにより、複数のスペーサ32をその中心線方向に重ねることができる。また、このときには、中心線方向に重ねられた複数のスペーサ32を持ち出しソケット12周りに一体回転させることも可能となる。
次に、管継手1の壁2からの露出部分を覆う継手用のカバー9の詳細について説明する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、カバー9は、ドーム状の本体収容部33を備えている。この本体収容部33は、図2に示す管継手1における壁2から露出する部分のうちの継手本体3(エルボ部4)、及び、その継手本体3(ジョイント部8)に接続されるパイプ7の端部を覆うためのものである。本体収容部33における壁2側の端部(図6(b)の左端部)には、座金5を覆うための座金収容部34が形成されている。この座金収容部34は、本体収容部33の上記端部から上記本体収容部33の外方、すなわち本体収容部33の中心から離れる方向に突出するとともに、上記端部に沿って本体収容部33の周方向に延びるように形成されている。
カバー9の外縁、言い換えれば座金収容部34よりも本体収容部33の中心から離れた部分には、カバー9を壁2の施工面2aに固定するための固定部35が形成されている。更に、固定部35には、固定用の上記ビス21が当てられる複数のビス穴36が、カバー9の外縁に沿って間隔をおいて形成されている。そして、各ビス穴36を介してビス21を図2に示すように壁2の施工面2aに打ち込むことにより、カバー9が壁2の施工面2aに対し固定される。これにより、管継手1における壁2から露出する部分のうち、継手本体3、及び、その継手本体3に接続されるパイプ7の端部がカバー9の本体収容部33によって覆われるとともに、座金5がカバー9の座金収容部34によって覆われる。
図6(c)は、図6(b)の固定部35における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示している。図6(c)から分かるように、固定部35におけるビス穴36側の面と反対側の面には、本体収容部33(図6(a))の中心に対し放射状に延びるリブ35aが形成されている。なお、図6(c)に示されるリブ35aは、図中において上下方向に延びている。また、リブ35aは、固定部35の厚さ方向においてビス穴36と重ならないよう、上記中心周りに間隔をおいて複数形成されている。
次に、カバー9を壁2の施工面2aに取り付ける(固定する)際に用いられる型紙について説明する。
図7に示すように、この型紙37における図中の左側の領域には、カバー9の取り扱いに関する説明が記されている。一方、型紙37における図中の右側の領域には、カバー9における壁2の施工面2aに取り付けられる部分、すなわち固定部35の外形線L2が原寸大で描かれている。この外形線L2の内側には、カバー9におけるビス穴36の形成位置44、及び、リブ35aの形成位置48が描かれている。ちなみに、上記形成位置48は、リブ35aとビス穴36との位置関係を反映して、上記形成位置44を避ける位置となっている。
更に、上記外形線L2の内側は、カバー9に収容される管継手1の中心線L3を境に二つの領域AR,ALに分けられており、一方の領域ARにはカバー9が収容し得る管継手1の形状情報が描かれている。ちなみに、ここでの形状情報としては、次のようなものがあげられる。すなわち、管継手1における壁2からの露出部分(継手本体3のエルボ部4、ジョイント部8、及び座金5)の外形線38、継手本体3における壁2を貫通する部分の中心位置39、座金5における第1~第3のビス孔28~30の形成位置40、及び継手本体3のジョイント部8に接続されたときのパイプ7の端部位置41等々である。更に、上記形状情報としては、管継手1における壁2を貫通する部分の最大外径を表す継手外形寸法(この例では「φ28」)もあげられる。
また、もう一方の領域ALには、カバー9が収容し得る管継手1とは別の種類の管継手の形状情報が描かれている。なお、ここでの形状情報としては、上記管継手における壁2からの露出部分の外形線42、上記中心位置39、上記管継手における継手本体のジョイント部に接続されたときのパイプ7の端部位置43、及び上記管継手における壁2を貫通する部分の最大外径を表す継手外径寸法(この例では「φ31」)などがあげられる。
次に、管継手1、カバー9、持ち出しソケット12、及びカバー15等を壁2に取り付ける際の施工方法について説明する。
壁2の施工面2aにおける所定箇所に対しカバー9及び管継手1を取り付けることが可能か否かについては、施工面2aの任意の場所に型紙37を当てることにより確認することができる。ちなみに、例えば次の(A)~(D)に示す状況のときには、上記型紙37で示される位置に、カバー9を取り付けたり管継手1を取り付けたりすることはできないと判断される。
(A)型紙37の外形線L2によって囲まれた部分及び上記形成位置44と施工面2a上における他の物体とが重なる。
(B)型紙37の外形線38によって囲まれた部分と施工面2a上における他の物体とが重なる。
(C)型紙37上の中心位置39や形成位置40と施工面2a上における他の物体とが重なる。
(D)パイプ7の長さが既に決まっている場合において、そのパイプ7の端部を上述した別の継手に接続した状態のもとで、もう一方の端部を型紙37の端部位置41まで伸ばすことができない。
一方、上記(A)~(D)に示す状況のいずれにも当てはまらない場合には、上記型紙37で示される位置に、カバー9を取り付けたり管継手1を取り付けたりすることが可能と判断される。この場合、図8に示されるように、型紙37が壁2の施工面2aに対し粘着テープ45等を用いて貼り付けられる。
この状態のもと、壁2の施工面2aに対し、型紙37の形成位置40にて座金5を固定するためのビス6用の下穴が形成されるとともに、型紙37の形成位置44にてカバー9を固定するためのビス21用の下穴が形成される。また、壁2に対し、継手本体3を挿通させるための貫通孔が型紙37の中心位置39を中心として形成される。更に、パイプ7の長さを自由に決められる場合においては、そのパイプ7の一方の端部を上述した別の継手等に接続した状態のもとで、もう一方の端部を型紙37の端部位置41に当てて、その位置で切断することによってパイプ7の長さ調整を行うようにする。
その後、管継手1のジョイント部8に上記パイプ7を接続するとともに継手本体3のねじ孔11に対し持ち出しソケット12の雄ねじ部13を取り付けた状態のもと(図2)、図1に示すように管継手1における継手本体3が、上記貫通孔における施工面2a側から施工面2b側に挿通される。このときには、管継手1の座金5が壁2の施工面2aに対し当接する。そして、座金5の第1~第3のビス孔28~30を介して施工面2aの上記下穴に対しビス6が打ち込まれることにより、継手本体3の座金5が施工面2aに固定される。
そして、座金5を施工面2aに固定することにより、継手本体3が壁2に取り付けられる。その後、型紙37の外形線L2に対応して位置するようカバー9が同型紙37を介して壁2の施工面2aに当てられると、そのカバー9の本体収容部33によって継手本体3のエルボ部4及びジョイント部8が覆われる一方、同カバー9の座金収容部34によって継手本体3の座金5が覆われるようになる。この状態のもと、カバー9のビス穴36にビス21が打ち込まれると、施工面2aの上記下穴にも上記ビス21が打ち込まれ、それによってカバー9が施工面2aに固定される。
なお、型紙37については、上記ビス21の打ち込みが開始されてから完了するまでの間に同打ち込みを一旦停止し、その状態で粘着テープ45(図8)を外すとともに型紙37を破いて施工面2aから取り外すことが考えられる。また、上記ビス21の打ち込みが完了した後、粘着テープ45を外すとともに型紙37を破いて同型紙37を施工面2aから取り外すようにしてもよい。この場合、型紙37の一部がカバー9と施工面2aとの間に残ることになるが、その残った部分がカバー9によって隠れているために外から見えることはない。
図1に示すように、継手本体3が壁2に取り付けられた後には、壁2の施工面2b側では持ち出しソケット12が施工面2bから突出した状態となる。そして、施工面2bにおける持ち出しソケット12の周りにスペーサ32が位置するよう同スペーサ32を施工面2bに配置し、そのスペーサ32をカバー15における胴体部16の蓋部17側と反対側の端部で施工面2b側に押し付ける。このとき、図5に示すように、持ち出しソケット12における施工面2bから突出した部分の周りがカバー15の胴体部16によって覆われるとともに、持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部周りの部分がカバー15における蓋部17のボス31内に挿入される。
そして、カバー15における蓋部17のボス31内に、持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部周りの部分が挿入されることにより、持ち出しソケット12の中心と蓋部17の貫通孔18(ボス31)の中心とが位置合わせされた状態のもと、持ち出しソケット12のねじ孔14が蓋部17の貫通孔18によって露出される。従って、カバー15に対し持ち出しソケット12を適正な位置に、すなわち蓋部17の貫通孔18の中心に対し持ち出しソケット12の中心が一致する位置に、位置合わせすることができる。
そして、このようにカバー15に対し持ち出しソケット12が位置合わせされた後、混合水栓の脚部材10の雄ねじ部19が持ち出しソケット12のねじ孔14にねじ込まれる。その結果、混合水栓の脚部材10のフランジ20を通じてカバー15及びスペーサ32が施工面2b側に押し付けられ、それによってカバー15及びスペーサ32が施工面2bに対し取り付けられる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)カバー9は、管継手1における壁2から露出する部分のうちの継手本体3のエルボ部4及びジョイント部8を覆うドーム状の本体収容部33と、その本体収容部33における壁2側の端部に沿って同端部から本体収容部33の外方に突出するように形成されて座金5を覆う座金収容部34と、を備えている。そして、壁2に取り付けられた管継手1の同壁2から露出する部分をカバー9で覆ったとき、同カバー9の座金収容部34が管継手1の座金5を収容するとともに、その座金収容部34よりも内側でドーム状をなす本体収容部33が継手本体3のエルボ部4及びジョイント部8を収容する。従って、管継手1の座金5をカバー9におけるドーム状の本体収容部33に収容しなくてもよい分、その本体収容部33を小さく抑えることができる。その結果、座金5を有する管継手1の壁2から露出する部分を収容するカバー9が大型化することを抑制できるようになる。
(2)カバー15によって持ち出しソケット12における壁2から露出する部分を覆う際、持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部周りの部分がカバー15における蓋部17のボス31内に挿入されることにより、持ち出しソケット12の中心と蓋部17の貫通孔18(ボス31)の中心とが位置合わせされる。その結果、持ち出しソケット12のねじ孔14が蓋部17の貫通孔18によって露出される。
ここで、混合水栓の脚部材10の雄ねじ部13を持ち出しソケット12のねじ孔14にねじ込む際、仮にカバー15の蓋部17にボス31が形成されておらず、上述したように位置合わせが行えないとすると、次のような問題が生じる。すなわち、作業者がカバー15を手で持ち上げながら上記位置合わせを行いつつ、雄ねじ部13をねじ孔14にねじ込まなければならず、その作業の難易度が高くなるという問題が生じる。また、雄ねじ部13をねじ孔14にねじ込むことができたとしても、混合栓の脚部材10におけるフランジ20と、持ち出しソケット12におけるねじ孔14が開口する端面との間に、カバー15の蓋部17を挟んでしまうおそれがある。この場合、ねじ孔14にねじ込まれた雄ねじ部13を締め付ける際、必要なねじ込み量に達する前に作業者が締め付けを完了したと勘違いして雄ねじ部13のねじ込みをやめてしまい、上記ねじ込み量が不足して漏水に繋がるという問題が生じる。
しかし、カバー15に対し持ち出しソケット12を適正な位置に、すなわち蓋部17の貫通孔18の中心に対し持ち出しソケット12の中心が一致する位置に、上述したようにボス31を用いて位置合わせすることができるため、上記問題が生じることを抑制できる。
(3)カバー15及びスペーサ32が樹脂製であって射出成形によって製造されている場合、それらカバー15及びスペーサ32には製造に伴うゲート痕が形成されるようになる。そして、カバー15の周方向におけるゲート痕と凹部16aとの相対位置を、スペーサ32の周方向におけるゲート痕と凸部32cとの相対位置と一致させれば、その凸部32cを上記凹部16aに挿入したとき、カバー15のゲート痕跡とスペーサ32のゲート痕跡とを、それらカバー15及びスペーサ32の中心線方向に並べることができる。また、複数のスペーサ32をそれらの中心線方向に重ねる場合でも、各スペーサ32におけるゲート痕と凸部32cとの周方向についての相対位置が互いに一致するため、所定のスペーサ32の凸部32cを隣のスペーサ32の凹部32dに挿入することにより、各スペーサ32のゲート痕も上記中心線方向に並べることができる。
カバー15及びスペーサ32については持ち出しソケット12周りに一体回転させることが可能である。このため、上述したように各ゲート痕を上記中心線方向に並べた状態のもと、カバー15及びスペーサ32の一体回転を通じて各ゲート痕を持ち出しソケット12の下側など目立たない場所に配置することができる。従って、こうした各ゲート痕の目立たない場所への配置を、カバー15及びスペーサ32の上記一体回転によって容易に行うことができる。
(4)管継手1を壁2に取り付けるときには、継手本体3が壁2を貫通した状態で同壁2の施工面2aに対し座金5が固定される。この座金5は、円板状に形成されているため、管継手1の壁2に対する取り付けを安定させることができる。また、座金5は、その外周円の弦に沿って一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成されている。そして、継手本体3のジョイント部8が、座金5の一部を弦に沿って切除することで形成される切除部分に位置するようにされている。継手本体3におけるパイプ7と接続される側の端部は、上記ジョイント部8が設けられる分、エルボ部4といった他の部分よりも外形が大きくなる。このため、仮に座金5の一部が弦に沿って切除されておらず上記切除部分が形成されていないとすると、ジョイント部8が座金5に干渉しないようエルボ部4を長くしなければならなくなる。しかし、上述したようにジョイント部8を上記切除部分に位置させることにより、エルボ部4が座金5と干渉することはなくなるため、その干渉防止のためにエルボ部4を座金5の中心から離れるよう長くしなくてもよくなる。従って、継手本体3における壁2から露出した部分(エルボ部4)を、座金5の中心側に向けて短くして管継手1を小型化することができる。
(5)壁2の施工面2aに対する座金5の固定は、座金5に形成された第1~第3のビス孔28~30に挿通されるビス6を壁2の施工面2aに打ち込むことによって行われる。そして、第1のビス孔28は、座金5の周方向において、その周方向の両縁の中間に位置している。また、第2のビス孔29及び第3のビス孔30はそれぞれ、第1のビス孔28の位置を座金5の周方向における時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの3時以降の位置及び9時以前の位置にある。これにより、第1~第3のビス孔28~30における座金5の周方向における互いの角度間隔が90°以上となり、それら第1~第3のビス孔28~30に対応した三点で座金5が壁2の施工面2aに対し固定される。従って、壁2の施工面2aに対する座金5の固定を安定して行うことができる。
(6)座金5においては、外周円の弦に沿って一部が切除された状態となっている。更に、座金5の切除部分と残留部分との境界が上記弦の中央で屈曲しており、且つ、残存側の角度が180°未満となっている。このため、座金5における上記外周円と上記境界との交差部分が図4に示されるように鈍角となる。従って、その交差部分の近くに第2のビス孔29及び第3のビス孔30が形成されたとき、座金5における第2のビス孔29の周囲における同ビス孔29の径方向についての厚さ、及び、第3のビス孔30の周囲における同ビス孔30の径方向についての厚さが薄くなることを抑制できる。
(7)座金5における第1~第3のビス孔28~30は、同座金5の周方向に等間隔をおいて形成されている。更に、型紙37の領域ARには、管継手1の形状情報として、座金5における第1~第3のビス孔28~30の形成位置40が描かれている。このため、図4に示されるように、壁2の施工面2aにタイル46が設けられている場合において、型紙37を用いて、容易に第1~第3のビス孔28~30を上記タイル46間の目地47に対応して位置させるとともに、そのときの第1~第3のビス孔28~30の位置にビス6用の下穴を形成することができる。そして、上述したように第1~第3のビス孔28~30を位置させた状態のもと、それらビス孔28~30に挿通されたビス6を施工面2aに対し打ち込むことにより、そのビス6によってタイル46が割れてしまうことを抑制できる。
(8)カバー9を壁2の施工面2aに取り付ける(固定する)際に用いられる型紙37には、カバー9における施工面2aに取り付けられる部分(固定部35)の外形線L2が原寸大で描かれている。このため、施工面2aに型紙37を当てることにより、施工面2aであって同型紙37に描かれた外形線L2の部分にカバー9を取り付けることが可能か否かを確認することができる。従って、カバー9を実際に施工面2aに当てることなく、そのカバー9の施工面2aに対する取り付け位置を決めることができる。
(9)型紙37において、上記外形線L2の内側は、カバー9に収容されるの管継手1の中心線L3を境に二つの領域AR,ALに分けられており、一方の領域ARにはカバー9が収容し得る管継手1の形状情報、すなわち外形線38、中心位置39、形成位置40、及び端部位置41が描かれている。このため、施工面2aに型紙37を当てることにより、型紙37の領域ARに描かれた管継手1の上記形状情報を用いて、管継手1の実物を用いることなく、同管継手1の施工面2aに対する取り付け位置が適切か否かを確認することができる。
(10)型紙37におけるもう一方の領域ALには、カバー9が収容し得る上記管継手1とは別の種類の管継手の形状情報、すなわち外形線42、中心位置39、及び端部位置43が描かれている。このため、管継手1とは別の種類の上記管継手を同管継手1の代わりに用いる場合でも、施工面2aに型紙37を当てることにより、型紙37の領域ALに描かれた上記形状情報を用いて、別の種類の上記管継手の実物を用いることなく、同管継手の施工面2aに対する取り付け位置が適切か否かを確認することができる。そして、上記中心位置39及び上記外形線42を利用して壁2に上記管継手の継手本体を挿通させるための貫通孔が形成されるとともに、上記端部位置43を利用してパイプ7の長さを自由に決められる場合における同パイプ7の切断が行われる。以上から分かるように、一つの型紙37を用いて、管継手1の施工面2aに対する取り付け位置の確認だけでなく、別の種類の上記管継手の施工面2aに対する取り付け位置の確認も行うことができる。
(11)型紙37には、カバー9におけるビス穴36の形成位置44、及び、リブ35aの形成位置48が描かれている。このため、作業者は、カバー9を施工面2aに固定するためのビス21を打ち込む際、その打ち込みを上記形成位置48を見ながらカバー9におけるリブ35aの位置を確認することにより、その位置に誤ってビス21を打ち込まないようにすることができる。仮にビス21がカバー9におけるリブ35aに対応する位置に誤って打ち込まれたとすると、同リブ35aによってビス21の打ち込み方向が案内されてしまい、ビス21が傾いて打ち込まれるおそれがあるが、こうした状況が生じることを抑止できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・型紙37については、管継手1の形状情報のみ、もしくは、その管継手1とは別の種類の上記管継手の形状情報のみが描かれたものとすることが可能である。
・型紙37において、必ずしも管継手の形状情報が描かれている必要はない。
・管継手1における座金5のビス孔の数及び位置を適宜変更してもよい。
・座金5の切除部分と残留部分との境界が同座金5の外周円に対する弦(図4の一点鎖線L1)の中央で屈曲する形状となっているが、その形状が例えば屈曲のない一直線状等であってもよい。
・スペーサ32がなくても、カバー15の蓋部17における貫通孔18の開口部と持ち出しソケット12におけるねじ孔14の開口部とを同一平面上に位置させることができる場合、上記スペーサ32を省略してもよい。
次に、上記実施形態から把握できる技術思想について記載する。
(イ)施工面に対し埋没しているねじ孔に取り付けられて前記施工面から突出した位置に代わりのねじ孔を持ち出す持ち出しソケットに適用され、その持ち出しソケットの前記施工面から露出した部分を覆うカバーであって、
前記施工面に対し取り付けられて前記持ち出しソケットの周囲を覆う胴体部と、その胴体部における前記施工面から離れている方の端部に形成されている蓋部と、を備えており、前記蓋部には、前記持ち出しソケットのねじ孔を露出させる貫通孔が形成されており、前記蓋部における前記施工面と対応する裏面であって前記貫通孔を囲む部分には、前記施工面側に突出して前記持ち出しソケットにおける前記ねじ孔周りの部分に接するボスが形成されていることを特徴とするカバー。
この構成によれば、カバーによって持ち出しソケットにおける施工面から露出した部分を覆う際には、施工面に対し取り付けられる胴体部によって持ち出しソケットの周囲が覆われるとともに、持ち出しソケットにおけるねじ孔周りの部分が蓋部のボス内に挿入される。これにより、持ち出しソケットの中心と蓋部の貫通孔(ボス)の中心とが位置合わせされた状態のもと、持ち出しソケットのねじ孔が蓋部の貫通孔によって露出される。従って、カバーに対し持ち出しソケットを適正な位置に、すなわち蓋部の貫通孔の中心に対し持ち出しソケットの中心が一致する位置に、位置合わせすることができるようになる。
(ロ)継手本体のエルボ部に繋がるように同継手本体の外周に円板状の座金が形成されているエルボ継手であって、
前記座金は、その外周円の弦に沿って一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成されていることを特徴とするエルボ継手。
この構成によれば、エルボ継手が壁に対し取り付けられるときには、継手本体が壁を貫通した状態で同壁の施工面に対し座金が固定される。この座金は上述したように形成されているため、エルボ継手の壁に対する取り付けを安定させることができる。
ちなみに、継手本体における壁から露出した部分の端部は、パイプ等を接続するためのジョイント部が設けられる分、他よりも外径が大きくなる。このため、継手本体における壁から露出した部分が壁の施工面と平行になるように曲がっている場合、その部分が座金の上記切除された状態となっている部分を通過するよう形成すれば、継手本体における壁から露出した部分(エルボ部)を座金の中心側に向けて短くしても、座金と干渉することはなくなる。従って、継手本体における壁から露出した部分(エルボ部)を短くして管継手を小型化することができる。
(ハ)前記座金には、固定用のビスを挿通するための第1~第3のビス孔が同座金の周方向に間隔をおいて形成されており、
前記第1のビス孔は、前記座金の周方向において、その周方向の両縁の中間に位置しており、
前記第2のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記座金の周方向における時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの3時以降の位置にあり、
前記第3のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記時計回りでの12時の位置としたとき、前記時計回りでの9時以前の位置にある上記(ロ)に記載のエルボ継手。
この構成によれば、壁の施工面に対する座金の固定は、座金に形成された第1~第3のビス孔に挿通されるビスを壁の施工面に打ち込むことによって行われる。第1~第3のビス孔における座金の周方向における互いの角度間隔は90°以上となり、それら第1~第3のビス孔に対応した三点で座金が壁の施工面に対し固定されるため、その固定を安定して行うことができる。
(ニ)管継手が設けられた壁の施工面に対し継手用のカバーを取り付ける際に用いられる型紙であって、
前記カバーにおける前記施工面に取り付けられる部分の外形線が原寸大で描かれていることを特徴とする型紙。
この構成によれば、施工面に型紙を当てることにより、施工面であって同型紙に描かれた外形線の部分にカバーを取り付けることが可能か否かを確認することができる。従って、カバーを実際に施工面に当てることなく、そのカバーの施工面に対する取り付け位置を決めることができる。
(ホ)前記外形線の内側は、前記カバーに収容される管継手の中心線を境に二つの領域に分けられており、一方の領域には前記カバーが収容し得る管継手の形状情報が描かれており、もう一方の領域には前記カバーが収容し得る前記管継手とは別の種類の管継手の形状情報が描かれている上記(ニ)に記載の型紙。
この構成によれば、施工面に型紙を当てることにより、型紙に描かれた管継手の形状情報を用いて、その形状情報に対応した管継手の施工面に対する取り付け位置が適切か否かを確認することもできる。従って、管継手の実物を用いることなく、その管継手の施工面に対する取り付け位置を決めることができる。
1…管継手、2…壁、2a…施工面、2b…施工面、3…継手本体、4…エルボ部、5…座金、6…ビス、7…パイプ、8…ジョイント部、9…カバー、10…脚部材、11…ねじ孔、12…持ち出しソケット、13…雄ねじ部、14…ねじ孔、15…カバー、16…胴体部、16a…凹部、17…蓋部、18…貫通孔、19…雄ねじ部、20…フランジ、21…ビス、23…ロックリング、24…嵌込リング、25…ロックリング、26…保持リング、27…インコア、28…第1のビス孔、29…第2のビス孔、30…第3のビス孔、31…ボス、32…スペーサ、32a…大径部、32b…小径部、32c凸部、32d…凹部、33…本体収容部、34…座金収容部、35…固定部、35a…リブ、36…ビス穴、37…型紙、38…外形線、39…中心位置、40…形成位置、41…端部位置、42…外形線、43…端部位置、44…形成位置、45…粘着テープ、46…タイル、47…目地、48…形成位置。

Claims (2)

  1. 継手本体のエルボ部に繋がるように同継手本体の外周に円板状の座金が形成されているエルボ継手であって、
    前記座金は、その外周円の弦に沿うとともに同弦に対し切除部分と残存部分との境界が同弦の中央で屈曲するように一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成されていることを特徴とするエルボ継手。
  2. 継手本体のエルボ部に繋がるように同継手本体の外周に円板状の座金が形成されているエルボ継手であって、
    前記座金は、その外周円の弦に沿って一部が切除された状態、且つ、半円を越えて残存した状態に形成され、
    前記座金には、固定用のビスを挿通するための第1~第3のビス孔が同座金の周方向に間隔をおいて形成されており、
    前記第1のビス孔は、前記座金の周方向において、その周方向の両縁の中間に位置しており、
    前記第2のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記座金の周方向における時計回りでの12時の位置としたとき、その時計回りでの3時以降の位置にあり、
    前記第3のビス孔は、前記第1のビス孔の位置を前記時計回りでの12時の位置としたとき、前記時計回りでの9時以前の位置にあることを特徴とするエルボ継手。
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