JP2696201B2 - 開閉弁およびその開閉表示機能付ハンドル - Google Patents

開閉弁およびその開閉表示機能付ハンドル

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JP2696201B2
JP2696201B2 JP11434894A JP11434894A JP2696201B2 JP 2696201 B2 JP2696201 B2 JP 2696201B2 JP 11434894 A JP11434894 A JP 11434894A JP 11434894 A JP11434894 A JP 11434894A JP 2696201 B2 JP2696201 B2 JP 2696201B2
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良枝 森
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尾原 紀宏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧ガス等の配管管
路に設置される開閉弁、特にその開閉表示構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化学
プラント等高圧ガスを多量に扱う設備では、各機器間に
わたって多数のガス配管が敷設される。そして、生産、
保守、安全管理等多枝にわたる目的から、これら配管管
路には、その管路の接続を制御するための開閉弁が多数
設置される。これらの開閉弁の中には、自動制御系から
の指令に基づきいわゆるサーボ機構で機械的に操作され
るタイプのものもあるが、作業者による手動操作で開閉
を行うタイプのものも多数存在する。この場合、その操
作の前提として開閉弁の開閉状態を一定距離離れた位置
から確認する必要がある。しかるに、従来の開閉弁にあ
っては以下に列挙する種々の問題点があった。
【0003】即ち、これら開閉弁の形式としては、玉形
弁やアングル弁等、種々の種類のものがあるが、内部に
開口部を設けた弁本体と、回転に伴い上記開口部を閉塞
可能なスピンドルと、このスピンドルと連結されたハン
ドルとから成る点で共通している。そしてこのスピンド
ルに形成されたネジのピッチは、高圧ガスを扱う関係か
ら一般に1〜2mmと小さく、これに開閉弁を全開位置
から全閉位置に操作するに要するハンドルの回転数1.
5〜3を掛けて得られるハンドルの全進退寸法も3〜5
mmと非常に小さい。従って、このハンドルと共にその
軸方向に進退する指針を設け、別途取り付けられた目盛
り上の指針の位置から開閉状態を判別する場合、正確な
判別は困難である。また、開閉弁の形式によっては、開
閉操作によってもハンドルがその軸方向に全く移動しな
い構造のものもあり、このような形式のものでは上記表
示方式は採用し得ない。
【0004】この改善策として、それぞれ「開」および
「閉」と記載した札を設け、開閉操作の都度、そのいず
れかの札をハンドルまたはその近傍に吊り下げる等して
表示する方法もあるが、作業が煩雑になるとともに、表
示ミスもあり、十分な対策とはなり得ない。また、例え
ばボール弁のようにレバー状のハンドルでこのレバーを
90゜回動して開閉するタイプのもので、外観から開閉
状態を判別することが比較的容易なものもあるが、これ
らタイプの開閉弁では扱い得るガス圧力が一般に低く、
その適用範囲に制約がある。
【0005】更に、ネジやテコ機構を使用して開閉操作
に基づくハンドルの移動量を拡大して表示する方式のも
のも考案されているが、この場合、これら機構のために
ハンドル外形が複雑となり、一般にかなり大きな力を要
するこの種ハンドルの操作を困難にする場合もある。
【0006】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、その開閉状態の視覚による判別
を容易確実になし得る開閉弁およびその開閉表示機能付
ハンドルを提供せんとするものである。また、開閉弁は
種々の角度、姿勢で設置されることから、種々の方向か
らの観察を可能とするものである。更に、完全な開位置
と閉位置との間の中間位置における開閉度合いをも表示
可能な開閉弁を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】この発明の請
求項1に係る開閉弁は、ハンドルに固定されてこれと一
体に回転し内方を透視可能に構成された環状の第1の側
壁を有する透視部、上記第1の側壁の内側に所定の間隔
を介して配設され不透明材からなりその周方向の一部に
切欠部を形成した環状の第2の側壁を有する遮蔽部、上
記ハンドルの回転操作にかかわらず上記遮蔽部の周方向
の移動を阻止して所定位置に保持する保持部、および所
定長の可撓性材からなり上記第2の側壁の外側から上記
切欠部を経て上記第2の側壁の内側へ巻回されるように
配設されその一部が上記透視部に固定された表示部を備
えたものである。
【0008】この場合、ハンドルの回転により表示部が
第2の側壁の外側に出没し、これを第1の側壁を通して
目視することによりハンドルの回転位置、従って開閉弁
の開閉状態を容易確実に判別することができる。
【0009】また、請求項2に係る開閉弁は、ハンドル
に一体に設けられ、内方を透視可能に構成された環状の
第1の側壁を有しこの第1の側壁の内側に弁本体側に開
口する所定幅の環状溝を形成した透視部、上記環状溝の
開口を略閉塞可能な環状板とこの環状板の反弁本体側に
植設され上記第1の側壁の内側に所定の間隔を介して位
置しその周方向の一部に切欠部を形成した不透明材から
なる環状の第2の側壁とからなる遮蔽部、上記弁本体と
遮蔽部との間に介在し上記ハンドルの回転操作にかかわ
らず上記遮蔽部の周方向の移動を阻止して所定位置に保
持する保持部、および所定長の弾力性材からなり上記環
状溝内においてその一端が上記第1の側壁内面の周方向
所定位置に固定されその残部が上記第1の側壁と第2の
側壁との間から上記切欠部を経て上記第2の側壁の内側
へ巻回されるように配設された表示部を備えたものであ
る。
【0010】この場合、透視部の環状溝と遮蔽部の環状
板とで形成される空間内に表示部を収容する構成とな
り、かつその表示部に弾力性をもたせたので、その表示
動作が安定確実となる。
【0011】また、請求項3に係る開閉弁は、保持部と
して、弁本体にスピンドルと同軸に設けられた多角柱突
部と係合してその周方向位置を保持する係合部を備えた
ものである。
【0012】この場合、保持部およびその係合部を介し
て、遮蔽部は弁本体により確実にその回転が阻止され
る。
【0013】また、請求項4に係る開閉弁は、遮蔽部の
内周面を軸方向のタテ歯車状に形成するとともに、保持
部の外周面を上記遮蔽部のタテ歯車状部分と係合可能な
タテ歯車状に形成したもので、これにより遮蔽部と保持
部とを任意の周方向相互位置で係合可能となる。
【0014】また、請求項5に係る開閉弁は、保持部と
透視部またはハンドルとの間に弾性体を挿入したもの
で、これにより保持部が常に弁本体側に押圧されるの
で、弁本体との係合が確実になされる。
【0015】また、請求項6に係る開閉弁は、ハンドル
に固定されてこれと一体に回転し内方を透視可能に構成
された環状の第1の側壁を有する透視部、上記ハンドル
に固定されてこれと一体に回転し上記第1の側壁の内側
に所定の間隔を介して配設され不透明材からなりその周
方向の一部に切欠部を形成した環状の第2の側壁を有す
る遮蔽部、所定長の可撓性材からなり上記第2の側壁の
外側から上記切欠部を経て上記第2の側壁の内側へ巻回
されるように配設された表示部、および、上記ハンドル
の回転操作にかかわらず上記表示部の周方向の移動を阻
止して所定位置に保持する保持部を備えたものである。
【0016】この場合、ハンドルの回転により表示部が
第2の側壁の外側に出没し、これを第1の側壁を通して
目視することによりハンドルの回転位置、従って開閉弁
の開閉状態を容易確実に判別することができる。
【0017】また、請求項7に係る開閉弁では、以上の
第1および第2の側壁が、ハンドルの回転軸を中心軸と
する略円筒形状に形成されたもので、開閉弁の開閉状態
が、ハンドルの回転軸と直角の方向から目視することが
できる。
【0018】また、請求項8に係る開閉弁では、以上の
第1および第2の側壁が、ハンドルの回転軸を略直交す
る平面形状に形成されたもので、開閉弁の開閉状態が、
ハンドルの回転軸の方向から目視することができる。
【0019】また、請求項9に係る開閉弁は、請求項7
に記載されたそれぞれ第1および第2の側壁を有するそ
れぞれ透視部および遮蔽部とこれら両部に係合する表示
部とからなる径方向表示機構、および請求項8に記載さ
れたそれぞれ第1および第2の側壁を有するそれぞれ透
視部および遮蔽部とこれら両部に係合する表示部とから
なる軸方向表示機構を備え、それぞれ上記径方向表示機
構および軸方向表示機構をハンドル回転軸のそれぞれ径
方向外側および径方向内側に互いに隣接して配設したも
ので、この場合、ハンドルの回転軸の方向およびそれと
直角の方向の両方向から開閉弁の開閉状態を目視するこ
とができる。
【0020】また、請求項10に係る開閉弁は、その第
2の側壁および表示部が、ハンドルの回転軸を中心軸と
し軸方向外側から内側に向かって次第に径が増大する略
錐面形状に形成されたもので、この場合、ハンドルの回
転軸の方向およびそれと直角の方向の両方向から開閉弁
の開閉状態を目視することができる。
【0021】また、請求項11に係る開閉弁では、更に
その表示部を所定幅の帯状でその長さ方向所定位置に軸
方向に突出する突出片を設けたものとし、保持部をハン
ドルの回転軸と略直交する平面状でその周方向所定位置
に径方向に沿った溝を形成したもので、上記突出片を上
記溝に係合させることにより、上記表示部の周方向移動
を阻止する。
【0022】また、請求項12に係る開閉弁では、表示
部は所定幅の帯状でその長さをほぼ(第1の側壁の周
長)×(開閉操作に必要なハンドルの回転数)とすると
ともに、第1の側壁と第2の側壁との間に上記表示部の
複数の巻回分が存在する場合、上記複数の巻回分が上記
第2の側壁の面と直角に順次配設されるようにしたもの
である。
【0023】この場合、表示部の複数の巻回分は、同一
幅でその厚さ方向に重なる形になるので、外部から目視
される表示部の幅寸法は、ハンドル操作位置にかかわら
ず一定となる。
【0024】また、請求項13に係る開閉弁は、請求項
12の表示部をその長さ方向に沿ってそれぞれその幅寸
法が次第に増大および低減する2つの領域に区分し、上
記両領域の一方を透明とし他方を第2の側壁と識別可能
な色彩に着色したものである。
【0025】ハンドルを複数回回転して弁の開閉操作を
行う場合、ハンドルの回転数に応じて表示部の外部から
目視される着色部分の幅が変化するので、この幅から全
開−全閉間の中間におけるハンドル操作位置を判別する
ことができる。
【0026】また、請求項14に係る開閉弁は、互いに
識別可能なマークを、表示部の各巻回分の互いにその周
方向位置が異なる部分に付すとともに、上記各マークを
付した巻回分より第1の側壁側に位置する各巻回分にお
ける該マークと同一周方向部分を透視可能な構成とした
ものである。
【0027】この場合、外部から目視できるマークから
全開−全閉間の中間におけるハンドル操作位置を判別す
ることができる。
【0028】また、請求項15に係る開閉弁では、表示
部は断面が略円形または略正方形でその長さをほぼ(第
1の側壁の周長)×(開閉操作に必要なハンドルの回転
数)とするとともに、第1の側壁と第2の側壁との間に
上記表示部の複数の巻回分が存在する場合、上記複数の
巻回分が上記第1の側壁の面と平行に順次配設されるよ
うにしたものである。
【0029】この場合、外部から目視される表示部の面
積がその巻回分数によって増減するので、上記面積の大
きさから全開−全閉間の中間におけるハンドル操作位置
を判別することができる。
【0030】請求項16に係る開閉弁用開閉表示付ハン
ドルは、以上の透視部、遮蔽部、保持部および表示部を
備え、上記透視部をハンドルと一体に構成したものであ
る。
【0031】この場合、例えば既設の開閉弁のハンドル
に替わってこれらの要素を取り付けることにより、安価
容易に、開閉表示機能の大幅な改善を実現することがで
きる。
【0032】
【実施例】以下、この発明による開閉弁の一実施例を図
について説明する。図1はその全体構成図で、同図
(1)は平面図、同図(2)は正面断面図である。図2
ないし図4は、図1に示す開閉弁の各構成要素を単独で
示す図で、以下、全体の説明の中で適宜引用するものと
する。
【0033】図1において、1は弁本体で、後述するハ
ンドルの操作によって回転するスピンドルを回転自在に
支持するためのナット2がその上端部を形成している。
なお、便宜上、弁本体1はその上端部のみを図示してい
る。3はスピンドルで、ハンドルによって回転すると、
その動作に連動して弁本体1内に形成された開口部(図
示せず)を開放、閉塞し開閉弁としての開閉動作を行
う。なお、既述した通り、スピンドル3の回転に伴って
その軸方向位置が変動するタイプのものと変動しないタ
イプのものとがある。また、スピンドル3の途中には断
面を小判状にした係合凸部3aを形成しており、後述す
るハンドルとスピンドル3との回転駆動力の伝達を確実
なものとしている。
【0034】4は透視部でそれ自体ハンドルを構成する
(以下、ハンドルと称する)。5はアルミニウム等の金
属材料からなるハンドル基部で、その中央下部に形成さ
れた係合凹部5aにスピンドル3の係合凸部3aが嵌ま
り込む。そして、スピンドル3の先端に形成されたネジ
部にナット3bを螺合締め付けることによりハンドル基
部5とスピンドル3とが一体に連結される構成となって
いる。6はアクリル樹脂等の透明プラスチック材料を使
用してハンドル基部5と一体に製作される第1の側壁
で、同図(1)に示すように、回転操作が円滑にできる
よう周方向に凹凸を形成している。また、後に詳述する
が、矢印Aの方向から第1の側壁6内を透視できるよう
になっている。また、この第1の側壁6の内側には後述
する遮蔽部8が嵌まり込む形で第1の環状溝7が形成さ
れている。
【0035】8は不透明材の例えばプラスチック材料で
成形製作された遮蔽部で、後述する保持部17を介して
弁本体1に取り付けられハンドル4の回転操作にかかわ
らずその周方向の移動が阻止される構成になっている。
図2はこの遮蔽部8を単体で図示するので、同図(1)
はその平面図、同図(2)は一部断面で示す正面図、同
図(3)は背面図である。図において、9はハンドル4
の第1の環状溝7を略閉塞するように配設された環状
板、10は環状板9の反弁本体1側に垂直に植設された
環状の第2の側壁で、同図(1)に示すように、その周
方向の一部に、後述する表示部としての表示ベルト24
を挿通させるための切欠部11が設けられている。ま
た、同図(1)に破線で示すように、環状板9の上面で
第2の側壁10より外周に位置する部分は鏡面9aに仕
上げられている。
【0036】12は環状板9の内周縁に第2の側壁10
と平行に植設された第3の側壁で、環状板9および第2
の側壁10とにより第2の環状溝13を形成している。
14は環状板9の弁本体1側に垂直に植設された第4の
側壁で、その内周面には後述する保持部17との係合の
ためタテ歯車状の第1の係合面15が形成されている。
16は第4の側壁14の周方向の対角線上2個所を適当
に開口して形成された覗き窓である。
【0037】図1に戻り、17は遮蔽部8と弁本体1と
の間に介在してハンドル4の回転操作にかかわらず遮蔽
部8の周方向の移動を阻止して所定位置に保持する保持
部で、それを単体で示す図3により以下説明する。同図
(1)はその平面図、同図(2)は一部断面で示す正面
図、同図(3)は背面図である。この保持部17は円板
状の上面板18とこの上面板18の周縁弁本体1側に植
設された側壁19とからなり、上面板18の中央にはス
ピンドル3を挿通させるための穴20が形成されてい
る。また、側壁19の外周面には遮蔽部8の第1の係合
面15と係合可能なタテ歯車状の第2の係合面21が形
成されている。そして、側壁19の内周は弁本体1のナ
ット2に係合可能なように、六角柱状の第3の係合面2
2に形成されている。23は側壁19の周方向に、遮蔽
部8の覗き窓16の位置にあわせて形成された覗き窓で
ある。
【0038】図1に戻り、24は適度な弾力性を有する
プラスチック材料または金属材料を所定厚、所定幅、所
定長に形成してなる表示部としての表示ベルトで、詳し
くは後述するが、その一端はハンドル4の第1の側壁6
内面の周方向所定位置に固定され第2の側壁10の切欠
部11を経てその内側に巻回されるように配設されてい
る。図4はこの表示ベルト24を単体で図示するもの
で、同図(1)および(2)は平面上に延ばした姿のそ
れぞれ正面図および平面図である。25はハンドル4の
第1の側壁6内面への取付を行うために表示ベルト24
の端部に形成された突起で、同図(4)にその拡大図を
示す。また、同図(2)に示すように、この表示ベルト
24は、その幅寸法が長さ方向に沿って次第に低減およ
び増大する2つの領域26,27に区分され領域26に
は例えば「赤色」等の着色処理が施され、領域27は透
明材のままに仕上げられている。なお、表示ベルト24
に使用するプラスチック材料としては、例えば、写真や
X線フィルム等に利用されているアセチルセルロースや
ポリエステルなどの薄膜が安価で適当である。また、同
図(3)に示すように、表示ベルト24にはその動作変
形が円滑になされるよう予め巻き癖加工が施されてい
る。
【0039】次に、この発明に係る開閉弁の動作につい
て説明するが、先ず、以上で説明した開閉表示機能付ハ
ンドルの組立要領について説明する。なお、以下では、
この開閉表示機能を具備しない通常のハンドルが取り付
けられた開閉弁の当該ハンドルを取り外し、本発明にな
るハンドル4に取り替える場合を想定して説明するもの
とする。
【0040】通常タイプのハンドルを回転操作して開閉
弁が完全閉の操作位置にあることを確認した後そのハン
ドルを取り外し、先ず、保持部17を上方から挿入し、
その側壁19内周に形成された第3の係合面22が弁本
体1上端部のナット2に嵌合するようにして取り付け
る。これにより、第3の係合面22とナット2との間の
僅かの隙間で保持部17は軸方向には摺動可能であるが
周方向には確実に固定される。
【0041】次に、遮蔽部8を挿入しその第4の側壁1
4の内周に形成された第1の係合面15を先に取り付け
た保持部17の側壁19外周に形成された第2の係合面
21に係合させて取り付ける。この場合、後工程で取り
付けるハンドル4の周方向位置を予め確認し、その第1
の側壁6内面に設けられた表示ベルト24端部の突起2
5を固定する周方向位置が遮蔽部8の第2の側壁10に
設けられた切欠部11近傍の所定位置となるよう、遮蔽
部8の周方向位置を決定する。
【0042】次に、表示ベルト24の突起25をハンド
ル4の第1の側壁6内面所定位置に形成された溝(図示
せず)に嵌め込むようにして表示ベルト24の一端を第
1の側壁6に取り付け、表示ベルト24の残りの部分は
その巻き癖を利用して第1の環状溝7内に巻回するよう
にして収容する。そして、この表示ベルト24が落下し
ないように適当に手で保持しつつ、かつその突起25近
傍の部分が遮蔽部8の第2の側壁10に形成された切欠
部11を挿通するようにして図1(2)に示す形にハン
ドル4を上方から嵌め込む。この場合、遮蔽部8の環状
板9外周に形成されたR状の凸部がハンドル4の第1の
側壁6下端内周に形成されたR状の凹部に僅かな隙間を
介して嵌まり込む構造となっている。この結果、この部
分からの外気や埃の浸入が防止され、第1の環状溝7内
を長期にわたって清浄な状態、従って、視覚的に鮮明な
状態に保つことができる。なお、遮蔽部8内周に植設さ
れた第3の側壁12は、内方下部から第1の環状溝7内
に異物、埃が浸入することを防止するものである。最後
にスピンドル3の先端のネジ部にナット3bを螺合締め
付けることにより、ハンドル4をスピンドル3に一体に
結合して組立は完了する。
【0043】次にハンドル4の回転操作に基づく開閉弁
の開閉動作とその開閉表示の動作について主として図5
により説明する。図5はハンドル4と一体に回転する第
1の側壁6、遮蔽部8と一体で固定されている第2の側
壁10、およびその一端が第1の側壁6内面所定位置に
取り付けられた表示ベルト24をそれらの軸方向上方か
ら見たものである。
【0044】同図(1)はハンドル4を時計方向に回し
切って開閉弁を全閉状態とした場合、同図(2)は
(1)の状態からハンドル4を反時計方向に360゜回
転操作して開閉弁を全開状態とした場合を示す。なお、
ここでは説明を簡単にするため、ハンドル4を1回転
(360゜)することにより開閉弁は全開または全閉に
なると仮定する。第1の側壁6は透明材、第2の側壁1
0は不透明材で構成されているので、ハンドル4の径方
向外方から第1の側壁6を通して目視し得る対象物は同
図(1)の場合、第2の側壁10の外周面のみである。
従って、例えば、この第2の側壁10の外周面を白色に
着色しておくと、第1の側壁6の内側は全周白色と認識
される。もっとも、表示ベルト24の先端一部、即ち突
起25の部分から第2の側壁10の切欠部11の端部ま
での僅かの寸法L(同図(1)参照)の部分については
第2の側壁10より外側に出ることになるが、表示ベル
ト24のこの部分を透明にしておくことで、実質的に認
識されないことになる。
【0045】次に、第1の側壁6がハンドル4と共に反
時計方向に1回転して同図(2)の状態になると、第2
の側壁10の外側はその全周にわたって表示ベルト24
に覆われることになる。従って、表示ベルト24をその
先端Lの部分を除いて全幅にわたって例えば赤色に着色
しておくと、第1の側壁6の内側は全周赤色と認識され
る。
【0046】以上のように、開閉弁の開および閉に対応
するハンドル4の位置によって、認識される色彩が全く
異なる表示となるので、肉眼による開閉の判別が極めて
容易にでき、かなりの遠方からでもその識別が可能とな
るので関連する作業能率が大幅に向上する。特に、ハン
ドル操作に基づくハンドルやスピンドルの軸方向移動寸
法と関係なく表示ベルト24等の幅寸法を設定すること
ができるので、作業現場の環境等を考慮して必要量の表
示面積を確保することができる。
【0047】なお、第2の側壁10および表示ベルト2
4の表面は、単に着色する色彩のみで区別するのではな
く、例えば第2の側壁10には「閉」の文字を、表示ベ
ルト24には「開」の文字を連ねて表示するようにして
もよい。図2で説明したように、遮蔽部8の環状板9外
周上面は鏡面9aに仕上げられているので、外部から第
1の側壁6を透過した光は直接、第2の側壁10または
表示ベルト24を照らす他、鏡面9aで反射した光も上
記各部を照らすので、その分目視される対象物が明るく
なり識別が容易確実となる。太陽光や街灯など斜め上方
からの光しか存在しない場合に特に有効となる。また、
以上の着色等を蛍光色とすることも、識別を容易確実に
する点で有効である。
【0048】なお、図5の説明では、ハンドル1回転で
全閉または全開となる場合としたが、例えば、全閉全開
に2回または3回の複数回転の操作が必要となる開閉弁
において、その途中の段階における開閉状態も知りたい
という場合には、例えば図4(2)で示した表示ベルト
24を使用すればよい。即ち、全閉位置から開の方向へ
第1の側壁6が回転するにつれて、第2の側壁10の切
欠部11から外側へ出る表示ベルト24の長さが順次増
大し、それに従って外部から目視される着色領域26の
幅が増大していく。従って、この目視される着色幅から
開閉途中の段階を判断することが可能となる。勿論、ハ
ンドル1回転で全閉全開となるタイプのものにも、上記
した図4(2)の要領で着色を施した表示ベルト24を
採用するようにしてもよい。
【0049】なお、以上の説明では、保持部17の弁本
体1への取付は、単に保持部17の第3の係合面22を
弁本体1上端のナット2に嵌め込むのみとしたが、関連
部分の相互寸法差等によりハンドル4の回転操作に伴っ
て保持部17が上方へ浮き上がり確実な保持機能を達成
し得ないと懸念されるような場合には、例えば図1
(2)にSで示すように、保持部17の上面板18とハ
ンドル4のハンドル基部5下面との間にコイルバネ等の
弾性体を挿入するようにしてもよい。この場合、ハンド
ル4の回転位置にかかわらず常に保持部17は下方へ押
圧され弁本体1に密着し、保持機能を確実に達成する。
【0050】ところで、この発明においては弁本体1上
端を保持部17で覆う形となるので、開閉弁の設置現場
で実施される漏洩検査に支障を来すことが一応考えられ
る。即ち、この検査は、弁本体1上端から突出するスピ
ンドル3の付根部分から内部の高圧ガスが漏洩していな
いかどうかを調べるもので、通例、石鹸水をこの部分に
注いだときの気泡発生の有無から判定しているからであ
る。しかるに、図2(2),図3(2)で説明した通
り、遮蔽部8の第4の側壁14および保持部17の側壁
19にはそれぞれ覗き窓16,23を設けているので、
当該覗き窓から石鹸水を注ぎ込み、また気泡発生有無も
当該覗き窓を通して観察できるので、漏洩検査に支障を
来すことはない。また、既述した通り、遮蔽部8には第
3の側壁12を設けているので、上記検査で注いだ石鹸
水がハンドル4の第1の環状溝7内に浸入して開閉表示
の対象物を汚す恐れもない。
【0051】なお、上記実施例では透視部をハンドルと
一体物として構成したが、実際に操作するハンドルと第
1の側壁6を有する透視部とを別体とし両者を一体に回
転するよう結合する構成としてもよい。また、上記実施
例では第1の側壁6を透明プラスチック材で製作するこ
とにより、内方を透視可能な構成としたが、開閉弁の設
置現場の環境、雰囲気によってはこれら可燃性のプラス
チック材料の使用が出来ない場合もある。このような場
合には、金属材料を使用し、「すのこ」状の透視窓を周
方向に所定の間隔で形成した構造として、これら透視窓
から内部の表示ベルト24等を目視可能とする構成とす
ればよい。さらに、上記実施例では遮蔽部8と保持部1
7とを別体とし第1の係合面15と第2の係合面21と
を係合せしめて一体とする構成としたが、一体物で製作
するようにしてもよい。また、上記実施例では、保持部
17は弁本体1のナット2と係合することによりその周
方向移動を阻止する構成としたが、必ずしもこの構成に
限定されるものではない。
【0052】図6はこの発明の更に他の実施例を示す。
同図(1)はハンドル104の内部を透視して示す平面
図、同図(2)は断面で示す正面図である。なお、上述
実施例と同一または相当部分については、それぞれ10
0を加えた符号で示すことにより、個々の説明は省略す
る。上述実施例と大きく異なるところは、先ず第1の側
壁106と第2の側壁110(遮蔽部108)とを一体
構造としてハンドル104とし一体に回転する構成とし
ている。更に、表示ベルト124はその外周端ではなく
その内周端に突起125を設けこの突起125を環状板
109に植設された第3の側壁112の周方向所定位置
に取り付け固定している。弁本体(図6では図示を省
略)と係合する保持部117によって、環状板109が
ハンドル104の回転操作にかかわらず周方向の移動が
阻止されている点は上述実施例と同様である。
【0053】この実施例においても、弁開閉に要するハ
ンドルの回転数に対して表示ベルト124の長さを適当
に設定することにより、開閉操作に伴い表示ベルト12
4が切欠部111を経て第2の側壁110の外側へ出没
し、上述実施例と同様の効果を奏する。なお、図6の実
施例ではその詳細な説明は省略するが、上述実施例で説
明したと同様の提案を採用することができ、それぞれ特
有の効果を奏するものである。
【0054】図7はこの発明の更に他の実施例を示す。
既述した実施例は、いずれもスピンドル3(ハンドル4
の回転軸)と直角の径方向からその操作位置の目視を可
能とするものである。即ち、図1(2)を例にとって説
明すると、矢印Aの方向からの目視を想定している。こ
れは、開閉弁が同図のようにスピンドル3が垂直になる
姿勢で設置されているものとして、これを水平の方向か
ら観察する場合に相当する。
【0055】しかし、種々の取付条件により開閉弁は必
ずしも上記した姿勢で設置される訳ではなく、例えば、
スピンドル3が水平方向となる姿勢で設置される場合も
ある。この場合にも、水平方向からの目視を可能とする
ためには、図1(2)に示す矢印Aの方向とは直角のス
ピンドル3の軸方向からも内部の表示ベルトを目視可能
な構造とする必要がある。また、開閉弁の取付姿勢は図
1(2)と同一であるが、例えば、当該設置場所が狭隘
で開閉表示の目視は開閉弁の上方から行わざるを得ない
場合も想定される。このような場合にもスピンドル3の
軸方向から目視できることが要請される。
【0056】図7に示す実施例はスピンドルの軸方向か
らの目視を可能とするものであるが、後述する内容から
も判る通り、この場合にも既述した発明が全く同様に適
用することができる。以下、図に従い順を追って詳細に
説明する。なお、図7では、図1に示す実施例と同一ま
たは相当する部分については、それぞれ200を加えた
符号で示すことにより、個々の詳細な説明は適宜省略す
る。
【0057】図7(1)はハンドル204の断面図、同
図(2)は保持部217のみを取り出して示す側面図、
同図(3)および(4)は遮蔽部208のみを取り出し
て示すそれぞれ断面図および側面図である。図におい
て、206は透視部であるハンドル204に一体に形成
された環状の第1の側壁で、前述実施例と同様、アクリ
ル樹脂等の透明プラスチック材料からなっている。従っ
て、図7(1)に示すように、矢印Bの方向(スピンド
ル3の軸方向)からハンドル204内を透視することが
できる。208は遮蔽部で、その外周には不透明材から
なる環状の第2の側壁210が一体に形成されている。
211は第2の側壁210の周方向の一部に設けられた
切欠部である。また、遮蔽部208はハンドル204と
機械的に結合され一体に回転する。
【0058】217は保持部で、その係止部225にお
いて後述する表示ベルト224の一端を固定している。
そして、この保持部217は止めピン217aにより弁
本体1のナット2に取り付けられる。即ち、図7(2)
に示すように、保持部217の弁本体1側に周方向12
0゜の間隔で取付足217bを植設し、この取付足21
7bに形成された段付穴217cに止めピン217aを
径方向外方から嵌入貫通させナット2に当接させる。こ
れにより、保持部217はハンドル4の回転操作にかか
わらずその周方向の移動が阻止される。また上記のよう
に止めピン217aを使用した構造とすることにより、
1種類の保持部217で複数種類のサイズのナット2へ
の取り付けが可能となり部品が標準化できるので製造コ
ストの低減が実現する。
【0059】図8は図7の開閉弁に使用する表示ベルト
224を取り出して示す斜視図である。なお、図8で
は、後述する動作の説明の便宜上、表示ベルト224単
体(同図(1))の他、遮蔽部208の第2の側壁21
0のみの部分(同図(2))および両者を組み合わせた
状態(同図(3))もあわせて図示している。図8にお
いて、表示ベルト224は既述実施例の場合と同様、所
定厚、所定幅、所定長の適度な弾力性を有するプラスチ
ック材料または金属材料からなり、図示のように、螺旋
状に成形されている。その巻回数はハンドル4の回転回
数に対応している。また、その全体は第2の側壁210
と識別可能な色彩に着色されている。
【0060】また、図8(1)において、226a、2
26b、226cは表示ベルト224の各巻回分の互い
にその周方向位置が異なる部分に付されたマークで、そ
れぞれ「1」、「2」、「3」の数字が付されている。
227b、227cはそれぞれマーク226b、226
cと同一周方向位置であってより第1の側壁206側
(図において右側)の巻回部分に形成された透明部分
で、具体的にはこれらの部分を開孔としたり、透明材と
することによって形成する。
【0061】次に図7、図8に示す実施例の開閉弁の開
閉表示動作について説明する。なお、ハンドル4等の回
転方向は、例えば図7(1)、図8(3)において図の
右方から左方へ向けて見た場合を想定して説明するもの
とする。以下、主として表示ベルト224と第2の側壁
210とを同時に図示した図8(3)を中心に表示動作
を説明する。図において、表示ベルト224は前述した
通り、その左端が係止部225により保持部217に固
定されており、従ってハンドル4の回転操作にかかわら
ず動かない。第2の側壁210は遮蔽部208の一部を
形成しており、従ってハンドル4と共に回転する。図8
(3)は、ハンドル4を反時計方向に回し切った開閉弁
の全開状態の位置から、1回転分近く時計方向に回転さ
せた状態を示している。即ち、図示の位置からハンドル
4、従って第2の側壁210を反時計方向へ1回転近く
回転させると、その全周にわたって第2の側壁210が
前面(図中右方)に出てくるため、第1の側壁206を
通して目視し得る対象物は第2の側壁210のみで表示
ベルト224は全く見えず開閉弁が全開状態にあること
が判る。
【0062】上記全開位置から、前述した通り、ハンド
ル4、従って第2の側壁210が時計方向に1回転近く
回転した状態が図8(3)に相当するが、ここではほぼ
全周にわたって表示ベルト224が前面(右方)に出て
くるので、ハンドル4がその全開位置から閉位置の方向
に操作されていることが目視で判る。そして、マーク2
26a、226b、226cの内、226aのみが第2
の側壁210より前面にあるので、外部からはこの
「1」のマーク226aが目視され、ハンドル4がその
全開位置から時計方向(閉操作の方向)に略1回転した
状態にあることが判る。
【0063】図8(3)の状態から、ハンドル4、従っ
て第2の側壁210が更に1回転時計方向に回転する
と、マーク226bも第2の側壁210より前面に出て
くるので、この「2」のマーク226bが透明部分22
7bを通して外部から目視可能となる。結局、第1の側
壁206を通して「1」と「2」のマーク226a、2
26bが目視され、ハンドル4がその全開位置から時計
方向(閉操作の方向)に略2回転した状態にあることが
判る。以下、同様にして、目視されるマーク226の状
況から、全開全閉の途中の段階における開閉状態の判別
が可能となる。
【0064】図9はこの発明の更に他の実施例を示すも
ので、図1に示す実施例と同一または相当する部分につ
いては、それぞれ300を加えた符号で示すことによ
り、個々の詳細な説明は適宜省略する。ここでは、環状
の第2の側壁310(遮蔽部308)は同図(2)
(3)にも示すように、保持部317と一体に構成され
止めピン317aにより弁本体1のナット2に取り付け
られる。また、表示ベルト324はそれ自体図8の実施
例で説明した表示ベルト224と同様のものであるが、
この実施例ではその一端は環状の第1の側壁306内面
の係止部325に固定されている。
【0065】従って、この実施例では、ハンドル4の回
転操作にかかわらず固定されている第2の側壁310に
対して、ハンドル4の回転操作とともに回転する表示ベ
ルト324が、開閉操作に伴い第2の側壁310の切欠
部311を経て第2の側壁310の外側(図中右方)へ
出没し、前記図8の実施例と同様の表示動作が行われ、
同様の効果を奏する。
【0066】図10は更に他の実施例で、その特徴とす
るところは、スピンドル3(ハンドル4の回転軸)の軸
方向(矢印B)と径方向(矢印A)との両方向から目視
を可能とした点である。同図(1)はそのハンドル40
4の断面図、同図(2)(3)はその第1部材430の
みを取り出して示すそれぞれ平面図および断面図、同図
(4)(5)はその第2部材440のみを取り出して示
すそれぞれ平面図および断面図である。図において、4
31は環状の第1の側壁で、既述した例えば図1の第1
の側壁6と同等の構成のものである。441は環状の第
1の側壁で、例えば図7の第1の側壁206と同等のも
のである。432は例えば図1の第2の側壁10に相当
する環状の第2の側壁で、第1部材430に植設され、
図10(2)に示すように、その周方向所定位置に切欠
部433が設けられている。442は例えば図7の第2
の側壁210に相当する環状の第2の側壁で、第2部材
440に植設され、図10(4)に示すようにその周方
向所定位置に切欠部443が設けられている。434は
例えば図1の表示ベルト24に相当する表示ベルトで、
その一端が第1の側壁431に内面所定位置に固定され
ている。444は例えば図7の表示ベルト224に相当
する表示ベルトで、その一端が第1部材430の上面所
定位置に固定されている。
【0067】そして、構造的には第1の側壁431、4
41および第2部材440は一体になってハンドル40
4を構成する。また、第1部材430は止めピン430
aにより弁本体1のナット2に取り付け固定される。ま
た、機能的には、第1の側壁431、第2の側壁432
およびこれらに係合する表示ベルト434により径方向
表示機構435を、そして、第1の側壁441、第2の
側壁442およびこれらに係合する表示ベルト444に
より軸方向表示機構445をそれぞれ構成する。
【0068】各径方向表示機構435および軸方向表示
機構445の動作については、既に説明した内容と同様
であるので、再録はしないが、この実施例では、両者4
35、445をハンドルのそれぞれ径方向外側および径
方向内側に互いに隣接して配設したので、開閉操作位置
を径方向(矢印A)と軸方向(矢印B)との両方向から
目視可能となる。従って、開閉弁の設置の姿勢にかかわ
らず、いずれの方向からもその開閉状態を確実に目視で
判断することができる。
【0069】図11は更に他の実施例の要部を示すもの
で、特に以上の実施例のものとは異なる表示ベルト52
4を採用したものである。ここでは表示ベルト524と
して断面が円形の丸帯状のものを使用する。そして、先
の実施例と同様、適度な弾力性を有するプラスチック材
料または金属材料からなり、開閉に要するハンドル4の
回転回数に相当する長さを有したものである。勿論、第
2の側壁510と識別可能な色彩が施されている。
【0070】図11は、この場合の表示動作を説明する
ためのもので、同図(1)(2)はハンドル4を時計方
向に回し切って開閉弁を全閉状態とした場合のそれぞれ
平面図および側面断面図、同図(3)(4)はハンドル
4を逆の反時計方向に回し切って開閉弁を全開状態とし
た場合のそれぞれ平面図および側面断面図である。
【0071】ここでは、表示ベルト524の一端が第1
の側壁506内面所定位置に固定されている(同図
(1)(3)の上端部分)。同図(1)は開閉弁の全閉
位置で、表示ベルト524はそのすべてが第2の側壁5
10の内側に入っており、第1の側壁506を通して外
部から目視される対象物は第2の側壁510の外周表面
のみであり、これから全閉状態と判断される。次に、同
図(1)の状態から、ハンドル4、従って第1の側壁5
06が反時計方向に1回転すると、この時点での図示は
ないが、表示ベルト524の1巻回分のみが第2の側壁
510の外側に出るので、外部からはこの1本分の表示
ベルト524が目視されることになる。そして、この反
時計方向の回転が更にもう1回転進むと、2巻回分の表
示ベルト524が第2の側壁510の外側に出て並ぶ。
即ち、各巻回分の表示ベルト524は第1の側壁506
の面と平行(同図(4)では縦の方向)に並び、外部か
らは2本分の面積の表示ベルト524と見えるので、表
示ベルト524の太さを適当に設定することにより、全
開全閉の途中におけるハンドル操作位置を目視により判
断することができる。
【0072】同図(3)(4)は全開状態までハンドル
4を回転したもので、この場合、3巻回分の表示ベルト
524が第2の側壁510の外側に出て並び、その合計
面積から全開位置と判断される。
【0073】なお、上記実施例では、表示ベルト524
として断面円形の丸帯状で、全長一律に着色したものを
使用したが、正方形ないしこれに近い断面形状のものと
してもよい。また、各巻回分毎に、その着色の色彩を変
化させておき、目視される表示ベルトの合計面積の変化
に加えてこの色彩の変化もハンドルの回転位置判断の情
報源として利用するようにすれば、更にその判断が容易
確実となる利点がある。また、上記実施例では、丸帯状
の表示ベルトを、図1ないし図5に示される開閉弁に適
用した場合について説明したが、図6以下の図で示され
る開閉弁に適用するようにしてもよい。
【0074】図12は更に他の実施例で、図10で説明
した実施例と同様、スピンドル3(ハンドル4の回転
軸)の軸方向(矢印B)と径方向(矢印A)との両方向
から目視を可能とするものであるが、図10では2つの
表示機構435、445を設けてその実現を図っている
のに対し、この図12の実施例ではこれを単一の表示機
構で実現している点が大きく異なる。以下、図面、図1
2、図13に従って詳細に説明する。
【0075】図12(1)はその断面図、同図(2)お
よび(3)はハンドル604のみを取り出して示すそれ
ぞれ平面図および側面断面図である。また、図13
(1)は遮蔽部608のみを取り出して示す斜視図、同
図(2)は保持部617および表示ベルト624を取り
出して示す斜視図である。
【0076】図において、606はアクリル樹脂等の透
明プラスチック材料を使用してハンドル基部605と一
体に製作される第1の側壁で、矢印AおよびBの両方向
から内部の後述する表示ベルト624および第2の側壁
610を透視できるようになっている。608は不透明
材の例えばプラスチック材料で成形製作される遮蔽部
で、図13(1)にも示すように、外周部分の第2の側
壁610、内周部分の内壁650、および両壁610、
650の上端縁を結合して一体構造となす天板651か
ら構成されている。そして、第2の側壁610は同図に
示すように円錐面の形状となっており、その周方向の一
部に切欠部611が設けられている。また、内壁650
には径方向内側へ突出する係合凸部652が設けられて
おり、これが第1の側壁604の基部605に設けられ
た係合凹部653(図12(2)参照)に嵌合すること
により、ハンドル604と遮蔽部608とが一体に固定
される。
【0077】617は保持部で、既述の実施例の場合と
同様、その下部が弁本体1のナット2に係合して周方向
の移動が阻止される。更に、この保持部617には、図
13(2)に示すように、径方向に沿った溝654が設
けられており、後述する表示ベルト624の周方向の移
動を阻止する構造となっている。
【0078】次に、624は既述実施例の場合と同様、
所定厚、所定幅、所定長の適度な弾力性を有するプラス
チック材料または金属材料からなる表示ベルトである
が、この実施例では図13(2)にも示すように、第2
の側壁610と同様、円錐面の形状となるよう成形され
ている。更に、表示ベルト624にはその外側先端およ
びこの先端から周方向に約90゜内側の部分に突出片6
25が設けられており、この突出片625が保持部61
7に形成された溝654に係合する構造となっている。
なお、この突出片625と溝654との間には適当な遊
びが確保されており、両者の係合により表示ベルト62
4と保持部617との周方向の相対位置は固定される
が、両者の径方向の相対位置は拘束されないようになっ
ており、後述する表示動作が円滑に行われる。
【0079】次に図12、図13に示す実施例の開閉弁
の開閉表示動作について説明する。表示ベルト624は
図13(2)に示すように、その突出片625が保持部
617の溝654に係合しており、従ってハンドル4の
回転操作にかかわらず動かない。また、第2の側壁61
0は遮蔽部608の一部を形成しており、その内壁65
0に設けられた係合凸部652がハンドル604の基部
605に設けられた係合凹部653に嵌合しており、従
って第2の側壁610はハンドル604と共に回転す
る。
【0080】その結果、表示ベルト624と第2の側壁
610との関係が図6で説明した表示ベルト124と第
2の側壁110との関係と全く同一となり、ハンドルの
開閉操作に伴い表示ベルト624が切欠部611を経て
第2の側壁610の外側へ出没し、ハンドル604の第
1の側壁606を通して外部からその開閉状態を確実に
把握することができる。特に、この実施例は、表示機構
が一つであるにもかかわらず、その表示ベルト624お
よび第2の側壁610が円錐面の形状に形成されている
ので、図12(1)に示すように、矢印Aと矢印Bとの
両方向からその変化を目視することができる点が大きな
利点である。
【0081】なお、ここでは、この実施例による開閉弁
を図12、図13のみによって説明したが、表示ベルト
624への表示内容やその長さ等、先の実施例で説明し
た種々の変形例については、この実施例においても同様
に適用することができることは言うまでもない。また、
逆に、図12、図13で説明した例えば表示ベルト62
4の保持部617への固定方法を、先の実施例における
同方法として適用するようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る開閉弁に
おいては、ハンドルの回転により表示部が第2の側壁の
外側に出没し、これを第1の側壁を通して外部から目視
することによりハンドルの回転位置、従って開閉弁の開
閉状態を容易確実に判別することができる。
【0083】また、請求項2に係る開閉弁においては、
透視部の環状溝と遮蔽部の環状板とで形成される空間内
に表示部を収容する構成となり、かつその表示部に弾性
力をもたせたので、その表示動作が安定確実となる。
【0084】また、請求項3に係る開閉弁においては、
保持部およびその係合部を介して、遮蔽部は弁本体によ
り確実にその回転が阻止される。
【0085】また、請求項4に係る開閉弁においては、
遮蔽部と保持部とを任意の周方向相互位置で係合可能と
なる。
【0086】また、請求項5に係る開閉弁においては、
保持部が常に弁本体側に押圧されるので、弁本体との係
合が確実になされる。
【0087】また、請求項6に係る開閉弁においては、
ハンドルの回転により表示部が第2の側壁の外側に出没
し、これを第1の側壁を通して外部から目視することに
よりハンドルの回転位置、従って開閉弁の開閉状態を容
易確実に判別することができる。
【0088】また、請求項7に係る開閉弁においては、
その開閉状態がハンドルの回転軸と直角の方向から目視
することができる。
【0089】また、請求項8に係る開閉弁においては、
その開閉状態がハンドルの回転軸の方向から目視するこ
とができる。
【0090】また、請求項9に係る開閉弁においては、
その開閉状態が、ハンドルの回転軸の方向およびそれと
直角の方向の両方向から目視することができる。
【0091】また、請求項10に係る開閉弁において
は、単一の表示機構であっても、その開閉状態が、ハン
ドルの回転軸の方向およびそれと直角の方向の両方向か
ら目視することができる。
【0092】また、請求項11に係る開閉弁において
は、表示部と保持部とを周方向で拘束しかつ径方向で開
放するという条件を簡単な構成で実現する。
【0093】また、請求項12に係る開閉弁において
は、外部から目視される表示部の幅がハンドルの回転数
にかかわらず一定となり、見易く開閉の判断が確実とな
る。
【0094】また、請求項13に係る開閉弁において
は、ハンドルの回転数に応じて表示部の外部から目視さ
れる着色部分の幅が変化するので、この幅から全開−全
閉間の中間におけるハンドル操作位置を判別することが
できる。
【0095】また、請求項14に係る開閉弁において
は、外部から目視されるマークから全開−全閉間の中間
におけるハンドル操作位置を判別することができる。
【0096】また、請求項15に係る開閉弁において
は、外部から目視される表示部の面積がハンドルの回転
数に応じて変化するので、この面積から全開−全閉間の
中間におけるハンドル操作位置を判別することができ
る。
【0097】また、請求項16に係る開閉弁用開閉表示
機能付ハンドルにおいては、例えば既設の開閉弁のハン
ドルに替わってこれらの要素を取り付けることにより、
安価容易に、開閉表示機能の大幅な改善を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による開閉弁の全体構成
を示す図である。
【図2】 図1の遮蔽部8単体の構成を示す図である。
【図3】 図1の保持部17単体の構成を示す図であ
る。
【図4】 図1の表示ベルト24単体の構成を示す図で
ある。
【図5】 図1の開閉弁の表示動作を説明するための図
である。
【図6】 この発明の他の実施例による開閉弁の構成を
示す図である。
【図7】 この発明の更に他の実施例による開閉弁の構
成を示す図である。
【図8】 図7の表示ベルト224および表示動作を説
明するための図である。
【図9】 この発明の更に他の実施例による開閉弁の構
成を示す図である。
【図10】 この発明の更に他の実施例による開閉弁の
構成を示す図である。
【図11】 以上の実施例とは異なる構造の表示ベルト
524を使用した開閉弁の表示動作を説明するための図
である。
【図12】 この発明の更に他の実施例による開閉弁の
構成を示す図である。
【図13】 図12の開閉弁の遮蔽部608、保持部6
17および表示ベルト624を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 弁本体、2 ナット、3 スピンドル、4,10
4,204,304,404,604 ハンドル、6,
106,206,306,431,441,506,6
06 第1の側壁、7 第1の環状溝、8,108,2
08,308,608 遮蔽部、9 環状板、10,1
10,210,310,432,442,510,61
0 第2の側壁、11,111,211,311,43
3,443,511,611 切欠部、15 第1の係
合面、17,117,217,317,617 保持
部、21 第2の係合面、22 第3の係合面、24,
124,224,324,434,444,524,6
24 表示ベルト、226 マーク、430 第1部
材、435 径方向表示機構、440 第2部材、44
5軸方向表示機構、625 突出片、654 溝、S
コイルバネ。

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルを回転操作することにより、取
    り付けた管路の開閉を行う開閉弁において、 上記ハンドルに固定されてこれと一体に回転し内方を透
    視可能に構成された環状の第1の側壁を有する透視部、
    上記第1の側壁の内側に所定の間隔を介して配設され不
    透明材からなりその周方向の一部に切欠部を形成した環
    状の第2の側壁を有する遮蔽部、上記ハンドルの回転操
    作にかかわらず上記遮蔽部の周方向の移動を阻止して所
    定位置に保持する保持部、および所定長の可撓性材から
    なり上記第2の側壁の外側から上記切欠部を経て上記第
    2の側壁の内側へ巻回されるように配設されその一部が
    上記透視部に固定された表示部を備えたことを特徴とす
    る開閉弁。
  2. 【請求項2】 内部に開口部を設けた弁本体、回転に伴
    い上記開口部を閉塞可能なスピンドル、およびこのスピ
    ンドルと連結されたハンドルを備え、上記ハンドルを回
    転操作することにより、取り付けた管路の開閉を行う開
    閉弁において、 上記ハンドルに一体に設けられ、内方を透視可能に構成
    された環状の第1の側壁を有しこの第1の側壁の内側に
    上記弁本体側に開口する所定幅の環状溝を形成した透視
    部、上記環状溝の開口を略閉塞可能な環状板とこの環状
    板の反弁本体側に植設され上記第1の側壁の内側に所定
    の間隔を介して位置しその周方向の一部に切欠部を形成
    した不透明材からなる環状の第2の側壁とからなる遮蔽
    部、上記弁本体と遮蔽部との間に介在し上記ハンドルの
    回転操作にかかわらず上記遮蔽部の周方向の移動を阻止
    して所定位置に保持する保持部、および所定長の弾力性
    材からなり上記環状溝内においてその一端が上記第1の
    側壁内面の周方向所定位置に固定されその残部が上記第
    1の側壁と第2の側壁との間から上記切欠部を経て上記
    第2の側壁の内側へ巻回されるように配設された表示部
    を備えたことを特徴とする開閉弁。
  3. 【請求項3】 保持部は、弁本体にスピンドルと同軸に
    設けられた多角柱突部と係合してその周方向位置を保持
    する係合部を備えたことを特徴とする請求項2記載の開
    閉弁。
  4. 【請求項4】 遮蔽部の内周面を軸方向のタテ歯車状に
    形成するとともに、保持部の外周面を上記遮蔽部のタテ
    歯車状部分と係合可能なタテ歯車状に形成することによ
    り、上記遮蔽部と保持部とを任意の周方向相互位置で係
    合可能としたことを特徴とする請求項3記載の開閉弁。
  5. 【請求項5】 保持部を常に弁本体側に押圧するよう、
    上記保持部と透視部またはハンドルとの間に弾性体を挿
    入したことを特徴とする請求項3または4に記載の開閉
    弁。
  6. 【請求項6】 ハンドルを回転操作することにより、取
    り付けた管路の開閉を行う開閉弁において、 上記ハンドルに固定されてこれと一体に回転し内方を透
    視可能に構成された環状の第1の側壁を有する透視部、
    上記ハンドルに固定されてこれと一体に回転し上記第1
    の側壁の内側に所定の間隔を介して配設され不透明材か
    らなりその周方向の一部に切欠部を形成した環状の第2
    の側壁を有する遮蔽部、所定長の可撓性材からなり上記
    第2の側壁の外側から上記切欠部を経て上記第2の側壁
    の内側へ巻回されるように配設された表示部、および、
    上記ハンドルの回転操作にかかわらず上記表示部の周方
    向の移動を阻止して所定位置に保持する保持部を備えた
    ことを特徴とする開閉弁。
  7. 【請求項7】 第1および第2の側壁が、ハンドルの回
    転軸を中心軸とする略円筒形状に形成されたことを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の開閉弁。
  8. 【請求項8】 第1および第2の側壁が、ハンドルの回
    転軸と略直交する平面形状に形成されたことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の開閉弁。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載されたそれぞれ第1およ
    び第2の側壁を有するそれぞれ透視部および遮蔽部とこ
    れら両部に係合する表示部とからなる径方向表示機構、
    および請求項8に記載されたそれぞれ第1および第2の
    側壁を有するそれぞれ透視部および遮蔽部とこれら両部
    に係合する表示部とからなる軸方向表示機構を備え、そ
    れぞれ上記径方向表示機構および軸方向表示機構をハン
    ドル回転軸のそれぞれ径方向外側および径方向内側に互
    いに隣接して配設したことを特徴とする開閉弁。
  10. 【請求項10】 第2の側壁および表示部が、ハンドル
    の回転軸を中心軸とし軸方向外側から内側に向かって次
    第に径が増大する略錐面形状に形成されたことを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の開閉弁。
  11. 【請求項11】 第2の側壁および表示部を、ハンドル
    の回転軸を中心軸とし軸方向外側から内側に向かって次
    第に径が増大する略錐面形状に形成するとともに、上記
    表示部を所定幅の帯状でその長さ方向所定位置に軸方向
    に突出する突出片を設けたものとし、保持部をハンドル
    の回転軸と略直交する平面状でその周方向所定位置に径
    方向に沿った溝を形成したものとし、上記突出片を上記
    溝に係合させることにより、上記表示部の周方向移動を
    阻止するようにしたことを特徴とする請求項6記載の開
    閉弁。
  12. 【請求項12】 表示部は所定幅の帯状でその長さをほ
    ぼ(第1の側壁の周長)×(開閉操作に必要なハンドル
    の回転数)とするとともに、第1の側壁と第2の側壁と
    の間に上記表示部の複数の巻回分が存在する場合、上記
    複数の巻回分が上記第2の側壁の面と直角に順次配設さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項1ないし11の
    いずれかに記載の開閉弁。
  13. 【請求項13】 表示部をその長さ方向に沿ってそれぞ
    れその幅寸法が次第に増大および低減する2つの領域に
    区分し、上記両領域の一方を透明とし他方を第2の側壁
    と識別可能な色彩に着色したことを特徴とする請求項1
    2記載の開閉弁。
  14. 【請求項14】 互いに識別可能なマークを、表示部の
    各巻回分の互いにその周方向位置が異なる部分に付すと
    ともに、上記各マークを付した巻回分より第1の側壁側
    に位置する各巻回分における該マークと同一周方向部分
    を透視可能な構成としたことを特徴とする請求項記12
    載の開閉弁。
  15. 【請求項15】 表示部は断面が略円形または略正方形
    でその長さをほぼ(第1の側壁の周長)×(開閉操作に
    必要なハンドルの回転数)とするとともに、第1の側壁
    と第2の側壁との間に上記表示部の複数の巻回分が存在
    する場合、上記複数の巻回分が上記第2の側壁の面と平
    行に順次配設されるようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の開閉弁。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    された透視部、遮蔽部、保持部および表示部を備え、上
    記透視部をハンドルと一体に構成してなる開閉弁用開閉
    表示機能付ハンドル。
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