JP7262093B2 - レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 - Google Patents
レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7262093B2 JP7262093B2 JP2018175829A JP2018175829A JP7262093B2 JP 7262093 B2 JP7262093 B2 JP 7262093B2 JP 2018175829 A JP2018175829 A JP 2018175829A JP 2018175829 A JP2018175829 A JP 2018175829A JP 7262093 B2 JP7262093 B2 JP 7262093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- display
- opening
- rotating
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
このため、開閉弁が閉弁状態であるにもかかわらず、レンチにより弁棒を過度に締め付ける問題点や、開閉弁が不用意に開弁されるという問題点があった。
一方で、特許文献1に開示されているように、ハンドル式開閉バルブ装置には、開閉弁の開閉状態を表示する機構が備えられたものがある。
この発明により、表示部がテーパ状に形成されているので、透過カバー体および視認規制体の開口部を介して回転表示体の表示部を目視確認する際、真上のみならず側方や斜め上方からも確認することができ、視認性の向上を図ることができる。
この発明により、前記表示部がボンベキャップの上部開口により上方に突出しており、当該表示部は外周側が低く、内周側が高くなるテーパ状であるから、表示部による表示内容(開閉弁の開弁、閉弁状態)を、上方および側方の双方から目視確認することができる。
前記台座に、前記バルブ本体に対して係止して、前記台座を前記バルブ本体に固定する係止部が設けられたものである。
この発明により、表示部がテーパ状に形成されているので、ボンベ容器におけるバルブ装置の開閉弁の開弁、閉弁状態を外方から視認する際、真上のみならず、斜め上方からも目視確認することができ、視認性の向上を図ることができる。
この発明により、前記表示部がボンベキャップの上部開口より上方に突出しており、当該表示部は外周側が低く、内周側が高くなるテーパ状であるから、表示部による表示内容(開閉弁の開弁、閉弁状態)を、上方および側方の双方から目視確認することができる。
図面はレンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器を示し、図1は本発明のレンチ式開閉バルブ装置およびその開閉表示機器を備えたバルブ付きボンベ容器を示す説明図、図2は図1の要部拡大断面図、図3はレンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器を示す分解図、図4は自転歯車を備えた台座の底面図、図5は透過カバー体を取外した状態で示す視認規制体および回転表示体の平面図である。なお、図1は開閉表示機器を備えたバルブ付きボンベ容器の上部のみを図示している。
前記ネック部2の中央には、後述する弁棒(スピンドル11参照)がレンチ5(詳しくは、角筒形状の孔部を有するソケットレンチ)にて外部操作されるレンチ式開閉バルブ装置6が取付けられている。この実施例では、開閉バルブ装置6として容器バルブ装置(以下、単にバルブ装置6と略記する)を採用している。
なお、バルブ装置6を容器の開閉に代えて、ガス配管等の流体配管に採用する場合には、配管バルブ装置とすることができる。
該閉止部材13は平面視円形の弾性部材であり、閉弁状態(図2に示す状態)で開口弁座8cが食い込み可能に構成している。
ここで、前記スピンドル11と、中間伝導具12と、閉止部材13とで、入口流路8dと出口流路8eとの間の開口弁座8cを閉塞または開放する開閉弁18が構成されている。すなわち、該開閉弁18はバルブ本体10内部に配置されると共に、開閉弁18の開閉を外部操作するスピンドル11が備えられ、該スピンドル11がレンチ5にて外部操作されるものである。
前記環状凹溝22には透明カバー体70の下端が回転自在に装着され、前記環状切欠き23には前記回転体40が配置される。
この実施例では、60度の等間隔を隔てて合計6つの孔部25が設けられており、そのうちの合計3つの孔部25にピニオンギヤ軸32の基部を配設し、ピニオンギヤ30が120度の等間隔を隔てて配置されるよう構成している。
前記リング部41の外周には視認規制体60の下端を取付ける環状切欠き42が設けられている。
前記サンギヤ50Gはピニオンギヤ30と噛合しており、該サンギヤ50Gはインターナルギヤ40Gの歯数と異なる歯数で構成されている。
この実施例では、インターナルギヤ40Gの歯数に対してサンギヤ50Gの歯数を多く設定し、回転体40の回転に対して回転表示体50が遅く回転する、つまり減速回転する減速機構を構成している。
前記回転表示体50は、バルブ装置6の開閉弁18の前記開弁状態と閉弁状態との一方を、その表示部52にて表示するものである。
また、図3に示すように、該視認規制体60は、その中央に位置して、スピンドル11の上部角柱部11aと嵌合し、スピンドル11が上方に貫通可能な孔部61が開口形成された平面視円盤形状の中央部62と、中央部62の外周から立上がるリング部63と、図3、図5に示すように、リング部63の上端から径方向外方に延び、かつ、平面視で十文字状に形成された複数の上面部64と、該上面部64の外端から下方に延びて、その下端が回転体40の環状切欠き42に当接する複数の側面部65と、隣接する前記上面部64,64間に開口形成された開口部66とを備えている。
つまり、図5に示す上面部64がブラインド(blind、目隠し)機能を有するように構成している。
また、該透明カバー体70は、スピンドル11の上部角柱部11aに装着するレンチ5の操作が容易となるよう当該レンチ5のソケット部外周よりも大径のリング部71と、このリング部71の上端から径方向外方に延びる環状の上面部72と、この上面部72の外周から下方に延びる環状の側面部73と、を透明部材にて一体形成したものである。
すなわち、前記透明カバー体70は、視認規制体60の外側全体を回転自在に覆うとともに、少なくとも当該視認規制体60の開口部66を外側から視認可能に透過するカバー体である。
図2で示した実施例においては、前記回転表示体50における表示部52の外周端が、レンチ式開閉バルブ装置が取付けられたボンベ容器1(図1参照)のボンベキャップ4の上端開口4aの頂部よりも下方に凹入した構造を示したが、図6に示すこの実施例では、前記表示部52に外周端が、バルブ装置6が取付けられたボンベ容器1のボンベキャップ4の上端開口4aの頂部よりも上方に突出するものである。
この発明の開閉弁の弁棒は、実施例のスピンドル11に対応し、以下同様に、
自転歯車は、ピニオンギヤ30に対応し、
回転体側歯車は、インターナルギヤ40Gに対応し、
表示体側歯車は、サンギヤ50Gに対応し、
透過カバー体は、透明カバー体70に対応し、
台座に設けられた係止部は、係止爪27に対応し、
ボンベキャップの上部開口は、上端開口4aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
また、前記表示部52の開表示部52a、閉表示部52bにおける表示内容は『開』、『閉』の文字を例示したが、これら文字による表示に、『開』と『閉』とで異なる色を併用してもよい。さらには、『開』と『閉』の表示に代わり、『O』と『C』などの英語、ハングル文字など外国語表字やその略字、あるいは記号などを表示してもよい。
また、開閉表示機器7はボンベキャップ4の内部に収容されるような態様であってもよい。
4…ボンベキャップ
4a…上端開口(上部開口)
5…レンチ
6…バルブ装置
7…開閉表示機器
10…バルブ本体
11…スピンドル(弁棒)
18…開閉弁
20…台座
27…係止爪(係止部)
30…ピニオンギヤ
40…回転体
40G…インターナルギヤ(回転体側歯車)
50…回転表示体
50G…サンギヤ(表示体側歯車)
52…表示部
60…視認規制体
61…孔部
62…中央部
66…開口部
70…透明カバー体(透過カバー体)
80…差動回転機構
CL…回転中心
Claims (7)
- バルブ装置の開閉弁における弁棒がレンチにて外部操作されるレンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器であって、
前記バルブ装置のバルブ本体に取り付けられる台座と、
該台座の上部に設けられた複数の自転歯車と、
前記台座の上部外周に設けられ、前記自転歯車に噛合する回転体側歯車を有する回転体と、
前記バルブ装置の開閉弁の開弁状態と閉弁状態との一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体とが備えられ、
前記表示体側歯車は前記回転体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、
前記自転歯車と噛合する前記回転体側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車と、前記自転歯車とで、前記回転体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成され、
前記回転体と一体回転し、かつ前記表示体の所要部分を外部から目視可能に開口する開口部を有すると共に、前記回転表示体に被せられ、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、
前記視認規制体の外側全体を回転自在に覆うとともに、少なくとも当該視認規制体の前記開口部を外側から視認可能に透過する透過カバー体とが設けられ、
前記視認規制体の中央部には、前記弁棒と嵌合し、当該弁棒が上方に貫通可能な孔部が開口形成され、
前記台座に、前記バルブ本体に対して係止して、前記台座を前記バルブ本体に固定する係止部が設けられた
レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器。 - 前記表示部は、
外周側が低く、内周側が高くなるテーパ状に形成された
請求項1に記載のレンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器。 - 前記表示部が、
前記レンチ式開閉バルブ装置が取付けられたボンベ容器におけるボンベキャップの上部開口より上方に突出する
請求項2に記載のレンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器。 - バルブ本体内部に開閉弁が配置されるとともに、前記開閉弁の開閉を外部操作する弁棒が備えられ、前記弁棒がレンチにて外部操作されるレンチ式開閉バルブ装置であって、
前記開閉弁の開弁状態と閉弁状態との一方を表示する開閉表示機器が備えられ、
該開閉表示機器は、
前記バルブ装置のバルブ本体に取り付けられる台座と、
該台座の上部に設けられた複数の自転歯車と、
前記台座の上部外周に設けられ、前記自転歯車に噛合する回転体側歯車を有する回転体と、
前記バルブ装置の開閉弁の開弁状態と閉弁状態との一方を表示する表示部を有するとともに、前記弁棒の回転中心を中心として回転する表示体側歯車を有する回転表示体とが備えられ、
前記表示体側歯車は前記回転体側歯車の歯数と異なる歯数で構成され、
前記自転歯車と噛合する前記回転体側歯車と、前記自転歯車と噛合する前記表示体側歯車と、前記自転歯車とで、前記回転体に対して前記回転表示体を差動回転させる差動回転機構が構成され、
前記回転体と一体回転し、かつ前記表示体の所要部分を外部から目視可能に開口する開口部を有すると共に、前記回転表示体に被せられ、前記所要部分以外の部分の外部からの視認を規制する視認規制体と、
前記視認規制体の外側全体を回転自在に覆うとともに、少なくとも当該視認規制体の前記開口部を外側から視認可能に透過する透過カバー体とが設けられ、
前記視認規制体の中央部には、前記弁棒と嵌合し、当該弁棒が上方に貫通可能な孔部が開口形成され、
前記台座に、前記バルブ本体に対して係止して、前記台座を前記バルブ本体に固定する係止部が設けられた
レンチ式開閉バルブ装置。 - 請求項4に記載のレンチ式開閉バルブ装置がボンベ容器の上端部に取付けられ、前記ボンベ容器は、上端が開口するボンベキャップを上部に有し、
少なくとも前記透過カバー体及び前記視認規制体は、前記ボンベキャップの前記上部開口より小径に形成された
バルブ付きボンベ容器。 - 前記表示部は、
外周側が低く、内周側が高くなるテーパ状に形成された
請求項5に記載のバルブ付きボンベ容器。 - 前記回転表示体における前記表示部の外周端が、前記ボンベキャップの前記上部開口より上方に突出する
請求項6に記載のバルブ付きボンベ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018175829A JP7262093B2 (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018175829A JP7262093B2 (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020046007A JP2020046007A (ja) | 2020-03-26 |
JP7262093B2 true JP7262093B2 (ja) | 2023-04-21 |
Family
ID=69899485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018175829A Active JP7262093B2 (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7262093B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011133043A (ja) | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Neriki:Kk | 開度表示機能つき開閉弁 |
JP2012246964A (ja) | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Neriki:Kk | 開度表示機能つき開閉弁 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440065Y2 (ja) * | 1986-09-04 | 1992-09-18 | ||
JP2509328Y2 (ja) * | 1993-12-17 | 1996-09-04 | 岩谷産業株式会社 | 開弁表示機能付バルブハンドル |
JPH08178121A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Takeda Shoji Kk | 開閉弁 |
-
2018
- 2018-09-20 JP JP2018175829A patent/JP7262093B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011133043A (ja) | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Neriki:Kk | 開度表示機能つき開閉弁 |
JP2012246964A (ja) | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Neriki:Kk | 開度表示機能つき開閉弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020046007A (ja) | 2020-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2190801C2 (ru) | Коллекторное/распределительное устройство для горючего газа, поступающего из множества капсул жидкого газа | |
US10036476B2 (en) | Opening and closing valve | |
US11486512B2 (en) | Opening and closing handle, and valve device | |
JP7262093B2 (ja) | レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 | |
JP2011133043A (ja) | 開度表示機能つき開閉弁 | |
JPH07280134A (ja) | 開閉表示装置付きバルブ | |
US5590680A (en) | External valve operating means | |
CN107631050A (zh) | 一种阀门 | |
JP2017002923A (ja) | 施錠機構付きバルブと集積弁 | |
JP5815286B2 (ja) | 開度表示機能つき開閉弁 | |
JP2000179743A (ja) | 流体制御器用開閉表示装置 | |
JP4845150B2 (ja) | 管接続具 | |
CA2889293A1 (en) | Vertical indicator post with torque-reducing gearing | |
JP2010261466A (ja) | ガス栓 | |
JP2015034614A (ja) | ガス栓 | |
KR101174040B1 (ko) | 밸브 개폐장치 | |
JP6577225B2 (ja) | バルブ用開度計と開度計付き仕切弁 | |
JP2022076778A (ja) | レンチ式開閉バルブ装置用の開閉表示機器、レンチ式開閉バルブ装置およびバルブ付きボンベ容器 | |
JP2010276188A (ja) | バルブ | |
JP4393484B2 (ja) | ガス栓の保護キャップ | |
JPS60521Y2 (ja) | 球形弁 | |
JP2011052817A (ja) | 開度表示機能つき開閉弁 | |
KR102318429B1 (ko) | 개폐상태 확인이 용이한 안전 개폐밸브 | |
KR102138023B1 (ko) | 음료 용기의 뚜껑 | |
KR20180021322A (ko) | 밸브 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7262093 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |