JP6682832B2 - 光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法 - Google Patents

光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法に関する。
スキャナに使用される光電変換素子は、従来CCDが使われていたが、近年の高速化の要求により、CMOSリニアイメージセンサ(CMOSセンサ)が注目されている。CMOSセンサは、入射光をフォトダイオード(PD)によって光電変換する点はCCDと同じである。しかし、CMOSセンサは、画素付近で電荷−電圧変換して後段に出力する点がCCDとは異なる。また、CMOSセンサは、CMOSプロセスが使用されることからADC(Analog−Digital−Converter)等の回路を内蔵することが可能である。また、CMOSセンサは、1画素又は複数画素毎に1つのADCを構成して、それらを並列動作させることにより、高速性の面でCCDより有利となる。
一方、CMOSセンサでは、駆動クロックに変調クロック(SSC:Spectrum−Spread−Clock)が用いられる場合がある。これは、不要輻射(EMI)の影響を低減するためであるが、アナログ回路にSSCを用いると画像にスジを発生させてしまうことがある。スジの発生は、SSCによって駆動タイミングが変調されることによる。しかし、仮にアナログ回路にSSCを用いていなくても、CMOSセンサと同一チップ上にADCや他のロジック回路が設けられている場合、ロジック回路からSSCによるノイズがアナログ回路側に回り込み、同様の画像スジが発生してしまう。
上記の問題に対して、例えば特許文献1には、変調位相整列手段によりスペクトラム拡散クロック発生回路の変調周期の位相を主走査ライン同期信号に対応させて揃えて、変調周波数の位相を一致させることで、主走査ラインの周期的なノイズを次の主走査ライン以降に対しても等しくすることができるようにした画像読取装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、シェーディング補正用に各画素データを平均・保持するメモリが必要であり、回路規模が増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回路規模が増大することを抑えつつ、読取画像にスジが生じることを低減することができる光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受光する光の色毎に一方向に配列され、光を電気信号に変換する複数の画素と、予め定められた数の前記画素を画素群として、前記画素がそれぞれ変換した複数の電気信号を周波数拡散クロックに同期して前記画素群毎に並列処理する並列処理部と、前記並列処理部が並列処理した複数の電気信号それぞれに対し、前記画素群毎に共通の値に基づいてオフセットレベルを補正する補正部と、を有する。
本発明によれば、回路規模が増大することを抑えつつ、読取画像にスジが生じることを低減することができるという効果を奏する。
図1は、SSCGの出力特性を示す図である。 図2は、SSCの周波数変動に応じて変動する画像信号の出力レベルを示す図である。 図3は、SSCに同期して画像を読取る画像読取装置が読取った画像に生じた画像スジを示す図である。 図4は、従来の画像スジを低減した読取画像を示す図である。 図5は、実施形態にかかるCMOSリニアイメージセンサの構成を示すブロック図である。 図6は、光電変換素子における並列処理部の詳細及びその周辺を示す図である。 図7は、PD及び画素回路の詳細を示す図である。 図8は、AMEMの詳細を示す図である。 図9は、光電変換素子におけるSSCの影響が画素群毎に全画素一律のオフセット変化となる原理を示す図である。 図10は、SSCの変調とライン周期の位相を合わせることによって横スジを抑制する方法を示す図である。 図11は、SSCの変調ゼロに処理タイミングを合わせることにより影響を抑制する方法を示す図である。 図12は、制御部の構成例を示す図である。 図13は、制御部が変調リセットを行った状態を示す図である。 図14は、SSCGでの変調リセット時に周波数が変動してしまうことを低減する方法を示す図である。 図15は、遮光画素を用いてオフセットを補正する補正部の構成を示す図である。 図16は、画素位置毎のオフセット量を示すグラフである。 図17は、例えば光電変換素子を有する画像読取装置を備えた画像形成装置の概要を示す図である。
まず、本発明をするに至った背景について説明する。画像読取装置では、高速化に伴って不要輻射(EMI)が問題となっている。この問題を低減するために、近年ではSSCG(Spectrum Spread Clock Generator)が一般的に使われている。図1は、SSCGの出力特性を示す図である。
図1(a)に示すように、SSCGは、入力されたクロック信号の周波数を変調した周波数拡散クロック(SSC:Spectrum Spread Clock)を生成することにより、単位時間当りの放射ノイズのピークレベルを低減する。ここで、S1は変調前の特性を示し、S2は変調後の特性を示している。
SSCGによる変調は、三角波プロファイルで示す単調変調が一般的である。図1(b)に示すように、変調後の周波数拡散クロックは、所定の周期で周波数が増加又は減少している。周波数の変化幅は、変調幅(拡散幅)で示されており、周波数が増減する周期が変調周期である。
図2は、SSCの周波数変動に応じて変動する画像信号の出力レベルを示す図である。従来よりスキャナに用いられてきたCCDでは、各画素が読取った値が1画素ずつ順次処理されて出力されるため、画素の出力順序(処理順序)と時間を等価な概念と捉えることができる。すなわち、図2に示すように、各画素が処理される時間が異なると、各画素が処理される時のクロック周波数が異なることになる。fcは、SSCの中心周波数を示している。
このとき、CCDの駆動タイミングが画素毎に変化してしまうので、画像信号の出力レベルがSSCの周波数変化に応じて変動してしまう。なお、図2におけるlsyncは、主走査同期信号を示している。
図3は、SSCに同期して画像を読取る画像読取装置が読取った画像(2次元画像)に生じた画像スジを示す図である。図2において示したように、SSCの変調周期と主走査ライン周期(lsync周期)は通常非同期である。このため、図3に示すように、1ライン目、2ライン目・・・と進むにしたがって画像信号の変動の位相がずれて、所定数のラインが読取られた後に最初の位相に戻る。このとき、例えば信号レベルの変動のピークは、走査方向に対して斜めにシフトしていくことになり、結果として読み取り画像上に斜めスジ(画像スジ)が現れてしまう。
図4は、従来の画像スジを低減した読取画像を示す図である。従来、変調周期の位相を主走査ラインに対応させて揃え、主走査方向の周期的なノイズを次の主走査ライン以降に対しても等しくし、後段にシェーディング補正回路を設けて基準データとの差分を取ることにより、ノイズを除去していた。しかし、従来は、画素毎にシェーディング補正を行うために、各画素データの平均・保持するメモリが必要となり、回路規模が増大するという問題があった。
(実施形態)
図5は、実施形態にかかるCMOSリニアイメージセンサ(光電変換素子)10の構成を示すブロック図である。PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24は、それぞれ約7000個のPD(フォトダイオード:受光素子)を有し、RGBの色毎に構成されている。PDは、画素に含まれ、受光する光の色毎に一方向に配列されて、受光量に応じて電荷を発生させる。また、PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24は、それぞれ両端側に遮光画素領域40が設けられている。遮光画素領域40は、複数の遮光画素(OPB:OPtical Black)を備える。遮光画素は、他の画素と同様にPDを含み、遮光されている点が他の画素と異なる。
ここでは、PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24は、それぞれが同時に処理される1つの画素群となっている。つまり、受光する光の色毎に画素群が構成されている。さらに、画素群それぞれは、同じ方向に配列された複数の遮光画素も含むものとする。また、光電変換素子10は、受光する光の色毎にそれぞれ複数の画素群が構成されてもよい。例えば、PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24は、それぞれ予め定められた数の画素からなる2つの画素群を有していてもよい。
また、PIX_BLK(R)21、PIX_BLK(G)23、及びPIX_BLK(B)25は、それぞれ約7000個の画素回路(PIXBLK)を有し、RGBの色毎に構成されている。つまり、各PDには画素回路(PIXBLK)がそれぞれ設けられている。
各画素回路(PIXBLK)は、PDが蓄積した電荷をそれぞれ電圧信号に変換し、読出線を通してアナログメモリ(AMEM)に信号を出力する。PIXBLKには、PDの電荷をフローティングディフュージョン(FD)に転送する転送トランジスタ、FDをリセットするリセットトランジスタ、及びFD電圧をバッファリングして読出線に出力するソースフォロワトランジスタが構成されている。リニアセンサは、エリアセンサとは異なり、RGB各画素から独立に信号が読み出されるため、読出し線が画素毎に独立に存在する。
AMEM部26は、例えばRGBの色毎にそれぞれ約7000個のアナログメモリ(図8に示すCs)を有し、画素毎に信号を保持して、カラム単位で画像信号を順次に出力する。このAMEM部26が信号を保持することにより、PIX及びPIXBLKの動作タイミング、つまり露光タイミングがRGBで同時となるグローバルシャッタ方式が実現される。
ADC部27は、カラム数と同じ数のAD変換器を有し、カラム単位で画像信号を順次にAD変換する。ADC部27は、カラム数と同じ数のAD変換器を有して並列処理を行うことにより、AD変換器の動作速度を抑えつつ、光電変換素子としての高速化を実現している。
ADC部27がAD変換した信号は、パラレル−シリアル変換部(P/S)28によって画素毎に保持され、保持された信号が補正部(Ofs_Cal)29に順次出力される。補正部29は、P/S28が出力する信号(電気信号)それぞれに対し、画素群毎に共通の値(例えば遮光画素の出力レベル)に基づいてオフセットレベルを補正する。補正部29の詳細な動作については後述する。LVDS30は、補正部29が出力した信号を低電圧差動シリアル信号に変換し、後段に対して出力する。制御部(TG:タイミングジェネレータ)31は、図12を用いて後述するように、周波数拡散クロック(SSC)に同期させて光電変換素子10を構成する各部を制御する。
光電変換素子10は、P/S28よりも上流側では、主走査方向の各画素に対して並列処理したパラレルデータを処理する。つまり、AMEM部26及びADC部27は、各画素がそれぞれ変換した複数の電気信号を、制御部31が出力する周波数拡散クロックに同期して、画素群毎に並列処理する並列処理部となっている。一方、光電変換素子10は、P/S28から下流側ではRGB色毎のシリアルデータを処理する。
このように、光電変換素子10は、SSCの周波数がどのような値であっても、各画素が出力する電気信号を画素群毎に並列処理部が並列処理する。すなわち、光電変換素子10は、画素群毎にSSCによる影響が各画素において一律のオフセット変化となって現れる。したがって、光電変換素子10は、オフセット量を補正部29が例えば減算することにより、後段で画素毎に補正する必要がなくなり、各画素データの平均・保持するメモリが不要となって、回路規模やコストが増大する問題が解消される。
次に、光電変換素子10における並列処理を行う構成について、図6〜図8を用いて詳述する。図6は、光電変換素子10における並列処理部(AMEM部26及びADC部27)の詳細及びその周辺を示す図である。例えば、PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24は、それぞれ約7000個のPD(フォトダイオード:受光素子)200を有する。PIX_BLK(R)21、PIX_BLK(G)23、及びPIX_BLK(B)25は、それぞれ約7000個の画素回路(PIXBLK)210を有する。AMEM部26は、約7000個のAMEM260を有する。ADC部27は、約7000個のADC270を有する。図7は、PD200及び画素回路210の詳細を示す図である。図8は、AMEM260の詳細を示す図である。
光電変換素子10は、RGBの各色で1つのADC270を共有し(カラムADC構成)、RGB各画素を順次デジタルデータへの変換していくことによって色毎に並列動作を実現している。この場合、RGBそれぞれの同色の各画素が出力する電気信号は、全て同時にAD変換され、AD変換されたR−G−Bの各画素の電気信号はシリアルに出力される。ここでは、Rの全画素(遮光画素を含む)からなる画素群と、Gの全画素(遮光画素を含む)からなる画素群と、Bの全画素(遮光画素を含む)からなる画素群の3つの画素群が予め定められているものとする。
また、図7に示したように、PD200は、蓄積した電荷を画素回路210に対して出力する。画素回路210は、電荷−電圧変換を行うフローティングディフュージョン(FD)、FDをリセットするリセットトランジスタ(RS)、PDの電荷をFDに転送する転送トランジスタ(T)、後段に信号をバッファリングして出力するソースフォロワ(SF)、及びSFのバイアス電流源(Is)を有する。
また、図8に示したように、AMEM260は、各色の信号を選択する選択スイッチ(SL)、各色の信号保持用の容量(Cs:アナログメモリ)、各CsからADC270に信号を読み出すための選択スイッチ(SW_*)を有する。ここで、PD200が電荷を出力してAMEM260が電気信号を保持までの動作は、RGBで同時である。AMEM260が保持した電気信号をADC270が読み出す動作は1画素ずつ行われる。
なお、光電変換素子10は、RGB1画素ずつの計3画素でADC270を共有しているが、RGB2画素ずつ計6画素でADC270を共有するように構成されてもよい。また、画素群がR、G、Bそれぞれの色毎に構成されると、光電変換素子10は、副走査方向の画素列毎に並列動作し、副走査方向に時系列処理することになる。この場合、画素位置ごとに動作が等しくなるため、例えば並列処理部を共通化することができ、構成を簡素化することができる。なお、RGB2画素ずつ計6画素でADC270を共有している場合、色毎に2画素単位で並列処理部が共通化できる。
図9は、光電変換素子10におけるSSCの影響が画素群毎(ここでは色毎)に全画素一律のオフセット変化となる原理を示す図である。まず、上述したリセットトランジスタ(RS)がON(H)になると、FDがリセットされる。次いでTがON(H)にされるとPDに蓄積された電荷がFDに転送される。この期間SLをON(H)にすることにより、メモリ容量CsにFDの出力信号が保持される。ここまでは全画素一斉に同じ動作をする。
Csに保持された信号は、RGBの各信号が順次ADC270に読み出されるが、まずSW_RがON(R)にされることによりRの信号がCsから読み出される。このとき、同時にADC270も動作しており、SW_RがONしている期間でAD変換がなされ、後段にデジタルデータが出力される。このとき、Rの画素は全て同じ動作、つまり並列動作をしている。G、Bについても同様であり、SW_G、SW_BがONしている期間でAD変換がなされ、やはりG又はBの画素も各々の色で全画素並列動作をしている。
一方、上述した一連の動作の間、SSCの周波数は図9のように時間的に変化している。例えば、AD変換時(デジタルデータ確定時)にSSCの周波数変化による影響が出る場合、Rは周波数のピーク付近、Gはボトム付近、Bはセンター付近の時にAD変換をそれぞれ行っていることになる。このとき、例えば周波数の増減に伴って画像の出力レベルが変化したとすると、Rは出力レベルが増加し(Δr)、Gは減少(Δg)、Bはほぼ変わらない(Δb〜0)。この出力レベルが変化すること自体は図2に示した例と同じである。
しかし、光電変換素子10は、同色の画素が全て同時にAD変換を行う並列動作であるため、出力レベルの変化は同色内で全画素同じように発生している。つまり、RGB各色は、それぞれ全画素一律同じ変化を示すため、SSCの影響は各色それぞれの出力オフセットとして現れる。したがって、後段ではオフセット(Δr/Δg/Δb)を減算するだけでSSCによる影響を補正することができる。
以上のように、光電変換素子10は、画素群毎に並列処理することにより、オフセットを減算するだけでSSCによる影響を補正することができる。このことは、任意の画素群毎に並列処理する構成によってSSCの周波数変化の影響を画素群毎のオフセットに制限していると考えることができる。したがって、画素毎にシェーディング補正するためのメモリが不要となり、回路規模やコストを増大させずにSSCによる画像スジを低減することができる。
なお、SSCによる影響について、PD200からADC270までの制御信号にSSCが用いられる場合を例に説明したが、PD200からADC270にSSCを使わず別な回路、例えばLVDSや他のロジック回路でSSCを用いている場合でも効果を発揮する。これは、光電変換素子10が様々な回路を1チップ化している構成であることに起因しており、SSCを直接用いていなくても電源やGNDを介してSSCのノイズが重畳されることがあるためである。すなわち、光電変換素子10がSSCの影響を直接的・間接的に受け易い構成であるからである。
一方、CCDリニアセンサでは、電荷転送を行う構成上、実施形態にかかる光電変換素子10のように、数千画素単位の並列処理を行うことはできない。また、CMOSエリアセンサでは並列処理が可能であるが、並列処理する画素群毎にオフセット減算部を構成すると数千画素分が必要となるため、回路規模がシェーディング補正メモリを構成する場合と変わらない。つまり、光電変換素子10における実施形態の効果は、CMOSリニアセンサ特有の効果と言える。
図10は、SSCの変調とライン周期の位相を合わせることによって横スジを抑制する方法を示す図である。図9においては、予め定められた画素(例えば色毎の全画素)を画素群として並列処理することにより、SSCによる影響を画素群毎のオフセットに制限できることを述べたが、SSCの変調周期とライン周期が非同期の場合、図10(a)に示した比較例のように画素群毎のオフセットはライン毎に変化することになる。画素群毎のオフセットがライン毎に変化すると、ライン毎にレベルが変動することによって横スジが画像に残ることになる。
実施形態にかかる光電変換素子10は、図4に示した例と同様に、SSCの変調周期とライン周期の位相関係がライン毎に変化しないようにすることにより、オフセット補正が十分でない場合でも横スジが発生するのを抑制することができる(図10(b))。
図10(a)に示した比較例では、SSCの変調周期とライン周期が非同期である。つまり、SSCの変調の位相がライン毎に異なっている。このとき、例えばRが処理されるタイミングでのSSCの周波数はライン毎に異なる(図10(a)中の丸印)。したがって、SSCの周波数によって決まるオフセットレベルはライン毎に変動することになる。また、SSCとライン周期の関係は所定のライン数が処理された後には元の関係に戻る。図10(a)に示した比較例は、5ラインの処理によって戻る様子が示されており、読取画像上に周期的な横スジが生じる原因となっている。
一方、図10(b)に示したように、実施形態にかかる光電変換素子10では、制御部31がSSCの変調周期とライン周期を同期させる。つまり、SSCの変調の位相がライン毎に揃っている。そのため、Rが処理されるタイミングでのSSCの周波数はライン毎に同じであり、オフセットレベルはライン毎に一定となる。
なお、図10(b)に示したSSCによる影響は画像全体の濃淡となって現れる。ここで、人間のパターン認識の度合いはその周期や密度によって見え方が変わることが知られており、一般に、全体的な濃淡の違いに比べれば横スジや縦筋のような周期的又は急峻な変化の方が認識され易い。すなわち、横スジよりも画像全体の濃淡の方が画像への影響は小さく、見た目上、画質劣化を小さくすることができる。つまり、光電変換素子10は、横スジのような周期的かつ空間周波数の高い画像変化を、空間周波数の低い(全体的な画像濃淡では空間周波数はほぼゼロ)画像変化に変換していると言える。
また、図10(b)ではRGB毎に並列処理する例で示しているが、特にこのように同色の画素のSSCの位相を全て揃えることにより、画像全体を完全な濃淡に制限できるため画質劣化を低減することができる。また、RGB各2画素毎に並列処理する場合でも、同色内の2画素における処理タイミングのSSC周波数が近ければ、横スジによる画像変化の急峻さ(空間周波数)を低い空間周波数に変換することができるため、同様に画質劣化を低減することができる。
図11は、SSCの変調ゼロ(略中心周波数fc)に処理タイミングを合わせることにより影響を抑制する方法を示す図である。図11に示した例では、SSCの変調周期の位相をライン毎に揃えている点は図10と同様である。しかし、Rが処理されるタイミングでは変調ゼロのタイミングとなっている点が異なる。すなわち、RはSSCが中心周波数となっている瞬時的に変調されていないタイミングで処理されている。したがって、Rの出力レベルへの影響は無変調時と等価であり、SCの変調の影響を完全に抑制することが可能となっている。なお、図11は、Rの処理タイミングと変調ゼロを合わせている例であるが、他のG/Bについても同様に合わせれば全色に対してSSCの影響をなくすことができる。
次に、上述したSSCの影響をなくす方法を実現する制御部31について、さらに詳述する。図12は、制御部31の構成例を示す図である。制御部31は、主走査同期信号を生成するライン周期生成部(LSYNC_GEN)310、及びSSCG311を有し、変調リセットを行うことができるようにされている。
SSCG311は、PLL313を備え、任意周波数クロックを発生する内部のVCO(Variable−Controlled−Oscillator)の入力に変調制御部(MOD_CNT)312からの変調信号(mod)を印加する構成となっている。変調制御部312は、PLL313に変調波形modを印加するが、ライン周期生成部(LSYNC_GEN)からlsyncが入力されると、変調をゼロにリセットする変調波形をPLLに出力する。
図13は、制御部31が変調リセットを行った状態を示す図である。制御部31が生成した変調波形は、図13の変調プロファイルに示されている。すなわち、lsyncの直後には周波数が変調ゼロにリセットされ、以降はこれまで述べてきたような三角波プロファイルとなる。また、図13の下部には実際に変調されたクロック(SSC)の周波数プロファイルが示されている。SSCは、基本的に変調プロファイルと同じ変化を示すが、lsyncが入るときのみ強制的に変調ゼロにリセットされる。
このように、光電変換素子10は、SSCの変調をライン毎にリセットするSSCG311を有することにより、SSCの生成方法や変調周期とライン周期の設定方法の違いなどによらず、変調周期をライン周期に同期化することが可能となる。
図14は、SSCG311での変調リセット時に周波数が変動してしまうことを低減する方法を示す図である。変調リセット直前の周波数と、リセット時の周波数との差が大きい場合には、周波数が変動してしまうことがある。光電変換素子10は、変調周期とライン周期との関係を、変調リセット直前の周波数とリセット時の周波数がほぼ同じになるように設定されてもよい。
図14においては、変調リセット直前の周波数と、リセット時の周波数とがほぼ同じとなるように設定されている。具体的には、ライン周期を変調周期の約3.5倍としてある。このとき、変調リセットが入れられることにより、SSCは、変調ゼロにリセットされるが、リセット直前の変調プロファイルもほぼ変調ゼロになる。すなわち、変調リセットの直前/直後の周波数がほぼ同じであるため、リセットによって周波数が変動してしまうことを低減することができる。
なお、図14においては、ライン周期を変調周期の約3.5倍とする場合を例としているが、ライン周期を変調周期の整数倍としてもよい。つまり、変調ゼロにリセットする場合、1ライン周期後にほぼ変調ゼロの周波数となっていればよい。
また、発明者は、一般的なSSCGの帯域の場合、変調ゼロの状態から20%程度の差であれば動作に影響がないことを見出している。したがって、ライン周期と変調周期の関係を必ずしも厳密に合わせる必要はなく、以下に示すように、±20%程度の誤差(Nは整数)であれば動作には問題ない。
ライン周期を変調周期のほぼN倍に合わせる場合 : N−0.2〜N+0.2(倍)
ライン周期を変調周期のほぼN+0.5倍とする場合:N+0.3〜N+0.7(倍)
つまり、制御部31は、画素が光を電気信号に変換する周期が、変調周期又は変調周期の半周期に対して、変調周期の20%以下の進み又は遅れとなるように制御する。さらに、リセットによって周波数が変動してしまうことを低減する他の構成との組み合わせなどにより、ライン周期と変調周期の関係が上述した±20%よりも大きな差であっても、SSCの影響を低減することが可能である。
次に、SSCの影響を示す各色それぞれの出力オフセットを補正する補正部29について詳述する。図15は、遮光画素を用いてオフセットを補正する補正部29の構成を示す図である。補正部29は、図5に示した遮光画素領域40が備える複数の遮光画素(OPB)を用いて画素群毎のオフセットレベルを補正する。
画素群は、例えばRGBの色毎に分かれており、Rの有効画素とRのOPBは同時に処理される。すなわち、この2つの画素に含まれるSSCの影響は同じであるため、光電変換素子10は、有効画素の出力とOPBの出力との差分を算出することによってSSCによる影響であるオフセットを補正することができる。
図15に示すように、まず、P/S28から出力されたRGBの画素データがRGB毎に1画素ずつのシリアルデータとして補正部(Ofs_Cal)29に入力される。入力された画素データがOPBの場合、画素データは、OPB演算部(OPB_CAL)290に入力されて主走査複数画素分が平均化されてオフセットデータ(OFSDAT_*)として保持される。生成されたオフセットデータOFSDAT_*は、減算部(SUB)292によって、画素データ(PSOUT_*)から減算され、オフセット補正後のデータ(OFSOUT_*)として出力される。
なお、CMOSリニアセンサは、エリアセンサとは異なり、一般に全画素を独立に読み出す。したがって、RのOPB画素データを読み出す場合、常に同じ画素データを読み出すことになるため、時間的に(リニアセンサでは副走査方向に)平均化し、オフセットの補正精度を高めることが可能である。但し、副走査方向に単純平均することは補正のリアルタイム性がなくなり、元々の補正の機能を果たせなくなる恐れがあるため、重加算平均などの重み付け平均化処理が用いられてもよい。
次に、光電変換素子10が複数の異なる位置の遮光画素の出力を用いてオフセットを補正する方法について説明する。図5において、光電変換素子10の構成を示したが、光電変換素子10のチップレイアウトも図5に示した各構成の配置に近いものとなっている。つまり、光電変換素子10は、PIX(R)20〜ADC部27までの構成がチップ中央のほぼ全体を占めており、それらに制御信号を供給する制御部31やデータ出力部であるLVDS30がチップの左右の何れかに位置する。そして、制御部31がチップの左右の何れにレイアウトされるかが重要となる。
光電変換素子10において、SSCの影響は、SSCを直接用いていない構成部分においても、電源やGNDを介して重畳されることが想定される。これは、光電変換素子10がロジック内蔵可能なアナログ−デジタル混在回路であるためである。
特に、最もSSCのノイズ源となるのは各部の制御信号を生成する制御部31であり、このノイズ源がチップの左右何れかにレイアウトされることになる。これは、例えば画素位置によってSSCによる影響度が異なる可能性を示唆している。よって、リニアセンサでは、ノイズ源と主走査方向の位置の距離は画素位置で決まる線形関係であるために、SSCの影響度が図16に示したように主走査方向の画素位置に対して線形となる。
したがって、図5に示したように、PIX(R)20、PIX(G)22、及びPIX(B)24の主走査方向先端・後端にそれぞれ遮光画素領域40が設けられ、遮光画素領域40それぞれのOPBの画素データ(オフセット量)及び画素アドレスを用いて線形補間することにより、任意の位置の有効画素のオフセット量を容易に算出することができる。すなわち、光電変換素子10における主走査方向の画素位置毎にSSCによる影響度の違いがある場合でもオフセット補正をすることが可能となる。
なお、図16においては、図5に示したように制御部31が主走査方向先端側(図中左)にある例を示しており、制御部31に近いほどSSCの影響(オフセットのずれ)が大きく、制御部31から離れるにしたがって影響が小さくなる様子が示されている。また、線形補間は、主走査方向先端・後端のOPB画素データと補正する画素アドレス(pix_adr)を用いて、図15に示したOPB演算部290が行う。
次に、実施形態にかかる光電変換素子10を有する画像読取装置を備えた画像形成装置について説明する。図17は、例えば光電変換素子10を有する画像読取装置60を備えた画像形成装置50の概要を示す図である。画像形成装置50は、画像読取装置60と画像形成部70とを有する例えば複写機やMFP(Multifunction Peripheral)などである。
画像読取装置60は、例えば光電変換素子10、LEDドライバ(LED_DRV)600及びLED602を有する。LEDドライバ600は、制御部(TG)31が出力するライン同期信号などに同期して、LED602を駆動する。LED602は、原稿に対して光を照射する。光電変換素子10は、ライン同期信号などに同期して、原稿からの反射光を受光して複数のPDが電荷を発生させて蓄積を開始する。そして、光電変換素子10は、AD変換、パラレルシリアル変換、及び補正等を行った後に、LVDS30によって画像データを画像形成部70に対して出力する。
画像形成部70は、処理部80とプリンタエンジン82とを有し、処理部80とプリンタエンジン82とがインターフェイス(I/F)84を介して接続されている。
処理部80は、LVDS800、画像処理部802及びCPU804を有する。CPU804は、光電変換素子10などの画像形成装置50を構成する各部を制御する。また、CPU804(又は制御部31)は、各PDが受光量に応じて電荷を発生させることをほぼ同時に開始するよう制御する。
光電変換素子10は、LVDS800に対して例えば画像読取装置60が読取った画像の画像データ、ライン同期信号及び伝送クロックなどを出力する。LVDS800は、受入れた画像データ、ライン同期信号及び伝送クロックなどをパラレル10ビットデータに変換する。画像処理部802は、変換された10ビットデータを用いて画像処理を行い、画像データなどをプリンタエンジン82に対して出力する。プリンタエンジン82は、受入れた画像データを用いて印刷を行う。
10 光電変換素子
20 PIX(R)
21 PIX_BLK(R)
22 PIX(G)
23 PIX_BLK(G)
24 PIX(B)
25 PIX_BLK(B)
26 AMEM部
27 ADC部
28 P/S
29 補正部
30 LVDS
31 制御部(TG)
40 遮光画素領域
50 画像形成装置
60 画像読取装置
70 画像形成部
200 PD
210 画素回路
260 AMEM
270 ADC
311 SSCG
特開2001−268355号公報

Claims (13)

  1. 受光する光の色毎に一方向に配列され、光を電気信号に変換する複数の画素と、
    予め定められた数の前記画素を画素群として、前記画素がそれぞれ変換した複数の電気信号を周波数拡散クロックに同期して前記画素群毎に並列処理する並列処理部と、
    前記並列処理部が並列処理した複数の電気信号それぞれに対し、前記画素群毎に共通の値に基づいてオフセットレベルを補正する補正部と、
    を有することを特徴とする光電変換素子。
  2. 前記画素群は、
    受光する光の色が同じである複数の前記画素によって構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記周波数拡散クロックに同期して前記並列処理部が並列処理を行うタイミングを制御する制御部
    をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記周波数拡散クロックの変調周期の位相を、前記画素が光を電気信号に変換する周期毎に揃えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  4. 前記制御部は、
    前記画素が光を電気信号に変換する毎に、前記周波数拡散クロックの位相をリセットするように制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の光電変換素子。
  5. 前記制御部は、
    前記画素が光を電気信号に変換する周期が、前記変調周期又は前記変調周期の半周期に対して、前記変調周期の20%以下の進み又は遅れとなるように制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の光電変換素子。
  6. 前記画素群は、
    前記画素が受光する光の色毎にそれぞれ1つ構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  7. 前記並列処理部は、
    前記周波数拡散クロックの周波数が中心周波数となるタイミングで複数の電気信号を前記画素群毎に並列処理すること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  8. 前記補正部は、
    前記画素群毎に設けられた遮光画素の出力レベルに基づいてオフセットレベルを補正すること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  9. 前記遮光画素は、
    前記画素群毎に複数の異なる位置に設けられていること
    を特徴とする請求項8に記載の光電変換素子。
  10. 前記補正部は、
    前記画素が光を電気信号に複数回変換した場合の前記遮光画素の出力レベルの平均値に基づいてオフセットレベルを補正すること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の光電変換素子。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換素子
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項11に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置の出力に基づいて画像を形成する画像形成部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 受光する光の色毎に一方向に配列され、光を電気信号に変換する予め定められた数の画素を画素群として、前記画素がそれぞれ変換した複数の電気信号を周波数拡散クロックに同期して前記画素群毎に並列処理する工程と、
    並列処理した複数の電気信号それぞれに対し、前記画素群毎に共通の値に基づいてオフセットレベルを補正する工程と、
    を含む画像読取方法。
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