JP6656425B2 - 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、運転手が座る自動二輪車シートの下に設けられ運転手の足を置くステップと、シート下の部分とステップ近傍とを覆うカバー部材とを備えるカバー構造に関する。
例えば特許文献1には自動二輪車ステップ周辺の従来のカバー構造が開示されているが、リアレッグシールド64Lとアウターボディ63Lとが別々に形成され、これら二つのカバー部は塗装しても塗装しなくてもよく、様々な材料で形成可能である。このような構造によって、損傷を受けやすいリアレッグシールド64Lの耐久性が改善され、部品交換のコストが低減可能となる。損傷した場合にリアレッグシールド64Lのみを交換するからである。
特開2012−240522号公報
しかしながら、このような従来の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造には別々のカバー部が必要であり、結果的に部品の点数やコストが増える。更に、組み立て作業の際、カバー部を互いに位置決めするよう留意すべきであり、作業性が落ちる。特に、運転手が足を置くステップ近傍は、ギアを切り替える動作やブレーキ動作等の足を使った動作によって損傷しやすく又は汚れやすく、この部分だけを別の部品によって形成する場合がある。但しこのような場合には、上述のように部品点数が増えてコストが上がり、更に、組み立て時の作業性が落ちる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ前方に位置するステップ部の外表面はカバー部材の材料の色とは異なる色に塗装されておらず、ステップ部がセンターカバー内で一体形成される。これによって部品点数が減りコストが下がり、組み立てがより容易となる。
請求項1に記載の発明は、自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、運転手が足を置くステップであって運転手が座る自動二輪車シートの下に設けたステップと、このシートの下の部分とシートの内側の部分とを覆うカバー部材とを備えるカバー構造である。このようなカバー部材は、少なくともシート下の部分からステップの前方に位置するステップ部まで一体状に延びるセンターカバーで形成されており、ステップ部の外表面はカバー部材の材料の色とは異なる色に塗装されていない。ステップ部の下端部はステップの下まで延びる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部の下端部は略逆V字形状に湾曲及びステップの下の位置まで延びるよう形成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部には透明塗料が施されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部は未塗装である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部は、前輪の後方且つセンターカバーの前方に配置したレッグシールドの塗装の色より暗い色となるよう形成される。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部は自動二輪車のメインパイプサイドカバーの後部側の部分に接続され、メインパイプサイドカバーはステップ部に形成した係合穴に係合するよう取り付けた爪部を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ステップ部はその底部にボルト締結部を有し、このボルト締結部は、自動二輪車のメインパイプサイドカバーに形成したボルト締結部の背面側に重ねてボルトで共に締結される。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、後部座席の乗員が足を置くピリオンステップとピリオンステップを支持するピリオンステップブラケットとを後部側に備え、センターカバーは、ピリオンステップブラケットの側部を覆うブラケットカバー部を有する。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ピリオンステップは、後部座席の乗員がピリオンステップに足を置ける突出状態と、ピリオンステップが折りたたまれて後退している後退状態との間で旋回可能であって、ブラケットカバー部がピリオンステップと重なる位置であって、ピリオンステップが後退状態にある際にブラケットカバー部が隠れるような位置で、ブラケットカバー部がピリオンステップブラケットに締結される。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、ブラケットカバー部は、ピリオンステップブラケット内のピリオンステップ用の支持部に嵌合するステップブラケット受け部を有する。
請求項1に記載の発明において、カバー部材は、少なくともシート下の部分からステップの前方に位置するステップ部まで一体状に延びるセンターカバーで形成されており、ステップ部の外表面はカバー部材の材料の色とは異なる色に塗装されておらず、ステップ部の下端部がステップの下まで延びる。このような構造によってギアを切り替える動作やブレーキ動作等の足を使った動作による傷や汚れを最小限にし、ステップ部に傷や汚れがあったとしても、それらが目立ち難くなる。シート下の部分とステップの近傍を覆うこのようなカバー部材において、ステップの前方に位置するステップ部が一体形成されているので、部品点数が減ってコストが下がり、組み立てがより容易となる。
請求項2に記載の発明において、ステップ部の下端部は略逆V字形状に湾曲して形成される。このような構成によって、ステップ部の強度が増し、運転手の足の動作範囲を効率的に覆うものとなる。
請求項3に記載の発明において、ステップ部には透明塗料が施されている。このような構造によって、ステップ部の塗装に傷や汚れがあったとしても、それらが目立ち難くなる。
請求項4に記載の発明において、ステップ部は未塗装である。このような構造によって、ステップ部に傷や汚れがあったとしても、それらが目立ち難くなる。
請求項5に記載の発明において、ステップ部は、前輪の後方且つセンターカバーの前方に配置したレッグシールドの塗装の色より暗い色を有する。このような構造によって、ステップ部の塗装に傷や汚れがあったとしても、それらが目立ち難くなる。
請求項6に記載の発明において、ステップ部は自動二輪車のメインパイプサイドカバーの後部側の部分に接続され、メインパイプサイドカバーはステップ部に形成した係合穴に係合するよう取り付けた爪部を有する。このような構成によって、メインパイプサイドカバーへのセンターカバーの位置決め及び組み立てが容易となる。更に、メインパイプサイドカバーには爪部が形成されている。この爪部は比較的寸法が大きいので爪部の剛性が確保され、亀裂等の損傷が防げる。
請求項7に記載の発明において、ステップ部はその底部にボルト締結部を有し、このボルト締結部は、自動二輪車のメインパイプサイドカバーに形成したボルト締結部の背面側に重ねてボルトで共に締結される。このような構成によって、メインパイプサイドカバーへのセンターカバーの固定構造が強化される。更に、メインパイプサイドカバー内に形成したボルト締結部の背面側にステップ部内に形成したボルト締結部を重ね合わせ、ボルトによってこれらを共に締結するので、ボルト締結部は、ステップ部の外表面からは隠れており、運転手の足による操作時に足とボルト締結部との干渉を防げる。
請求項8に記載の発明において、後部座席の乗員が足を置くピリオンステップとピリオンステップを支持するピリオンステップブラケットとを後部側に備え、センターカバーは、ピリオンステップブラケットの側部を覆うブラケットカバー部を有する。このような構成によって、ピリオンステップブラケットが覆われて保護される。更に、ピリオンステップの周辺は未塗装の部材で覆われているので、後部座席の乗員の足による傷等の損傷がより目立ちにくい。
請求項9に記載の発明において、ピリオンステップは、後部座席の乗員がピリオンステップに足を置ける突出状態と、ピリオンステップが折りたたまれて後退している後退状態との間で旋回可能であって、ブラケットカバー部がピリオンステップと重なる位置であって、ピリオンステップが後退状態にある際にブラケットカバー部が隠れるような位置で、ブラケットカバー部がピリオンステップブラケットに締結される。このような構成によって、ピリオンステップが後退状態にある場合の外観デザインが改善される。
請求項10に記載の発明において、ブラケットカバー部は、ピリオンステップブラケット内のピリオンステップ用の支持部に嵌合するステップブラケット受け部を有する。このような構成において、センターカバーを車両に装着する際、ステップブラケット受け部をピリオンステップの支持部に嵌めて一時的に固定することができるので、組み立て作業がより容易となる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車ステップ周辺のカバー構造を備える自動二輪車の側面図 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造を備えた、自動二輪車のセンターカバー近傍を示す側面図 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造を備えた、自動二輪車のセンターカバー近傍を示す平面図 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造においてセンターカバーとメインパイプサイドカバーとの間の接続部を示す拡大側面図 図4のV−V線に沿った断面図 図4のVI−VI線に沿った断面図 図4のVII−VII線に沿った断面図 図3のVIII−VIII線に沿った断面図 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造においてセンターカバーを示す概略図。 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造においてセンターカバーのブラケットカバー部近傍を示す側面図 図10のXI−XI線に沿った断面図 図10のXII−XII線に沿った断面図 図10のXIII−XIII線に沿った断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る自動二輪車ステップ周辺のカバー構造は、図1から図3に示す自動二輪車に適用され、運転手が座る自動二輪車シート16の下に設けられ運転手の足を置くステップ30と、自動二輪車の側部を覆うカバー部材で形成するセンターカバー33(右側センターカバー部33Rと左側センターカバー部33L)とを主に備える。このカバー部材は、シート16下の部分とステップ30近傍とを覆う。図面において、車両前方側を参照記号FRで表し、車両後方側を参照符号RRで表し、車両右側を参照符号RSで表し、車両左側を参照符号LSで表す。
更に、図面に示すように、本実施形態にて適用する自動二輪車は、ハンドルカバー1と、フロントカバー2と、ヘッドライト3と、バックミラー4と、ハンドル5と、フロントタイヤ6と、フロントフェンダ7と、レッグシールド8と、メインパイプ11の側部を覆うメインパイプサイドカバー9と、ヘッドパイプ10と、メインパイプ11と、シート16を支持するシートフレーム12と、キャニスター13と、シートフレーム12の後方に延びるバックステー14と、ピリオンステップ22を支持するピリオンステップブラケット15と、シート16下に設けた容器で形成するユーティリティボックス17と、リアサイドカバー18と、リアフェンダ19と、リアタイヤ20と、マフラー21と、車両後部側に形成され後部座席の乗員が足を置くためのピリオンステップ22と、ピボットフレーム23と、ピボットシャフト24と、メインパイプ11との間に挿入したピボットシャフト24によりメインパイプ11に連結するスイングアーム25と、リアクッション26と、駆動源として機能するエンジン27と、エンジンケース28と、排気管29と、ブレーキペダル31と、ギア操作ペダル32と、を備える。
センターカバー33(カバー部材)は、シート16下の部分からステップ30の前方(図1及び図2の右側)に位置するステップ部33aへと一体状に延びる樹脂成型品で形成される。図3に示すように、センターカバー33は、車両右側を覆う右側センターカバー部33Rと車両左側を覆う左側センターカバー部33Lとを備える。図3及び図8に示すように、右側センターカバー部33Rと左側センターカバー部33Lとは、車両中央にてメインパイプ上部カバー部36の後部と互いに位置合わせするよう重ね合わせ、ボルトB2でこれらを合わせて締結する。
図9に示すように、本実施形態に係るセンターカバー33(右側センターカバー部33Rと左側センターカバー部33L)は、ステップ部33a並びにブラケットカバー部33bとユーティリティボックスカバー部33cと一体形成される。ブラケットカバー部33bは、自動二輪車のピリオンステップブラケット15の側部を覆う。ユーティリティボックスカバー部33cは、ユーティリティボックス17の側部を覆う。更に、センターカバー33の車両後部側(図1及び図2の左側)において、リアサイドカバー18と接続するための接続穴h1とボルト締結部H2とを形成する。
図1及び図2に示すように、ステップ部33aは、ステップ30に置いた運転手の足の爪先に位置する部分を含む。ブレーキペダル31及びギア操作ペダル32を操作する際、この部分が足の爪先部と干渉する場合がある。更に、図2及び図9に示すように、本実施形態に係るステップ部33aは、略逆V字形状に曲がるよう形成した下端部を有し、ステップ30下の位置(図1に示すようにステップ30の設置位置Mの下の位置)に延びる。即ち、本実施形態に係るセンターカバー33は、自動二輪車のエンジンケース28を覆って延びるカバー部材で形成され、ステップ30の上の部分を覆う位置でステップ部33aと一体形成される。
更に、ステップ部33aは、エンジンケース28の前方の部分を覆う。図9に示すように、ステップ部33aの下端部は、湾曲する頂部33aaから車両前方側へと延びる端部33abと、湾曲する頂部33aaから車両後部側へと延びる端部33acとを有する。このような端部33ab、湾曲する頂部33aa、及び端部33acが全体で逆V字形状に曲がるような形状(上方に突出するノッチ(notch)形状)を有する。このような構成によって、ステップ部33aの強度が増し、運転手の足の動作範囲を確実に覆うものとなる。
更に、図4に示すように、ステップ部33aは、自動二輪車のメインパイプサイドカバー9内の後部側(図1及び図2の左側)の部分に接続する。図6及び図7に示すように、メインパイプサイドカバー9は、ステップ部33aに形成した係合穴35と係合するよう取り付ける爪部9aを有する。このような構成によって、メインパイプサイドカバー9へのセンターカバー33の位置決め及び組み立てが容易となる。更に、メインパイプサイドカバー9には爪部9aが形成されているが、この爪部は比較的寸法が大きいので爪部9aの剛性が確保され、亀裂等の損傷が防げる。
更に、図4及び図9に示すように、ステップ部33aは、その底部にボルト締結部H1を有する。図5に示すように、自動二輪車のメインパイプサイドカバー9内に形成したボルト締結部K4の背面側にこのボルト締結部H1を重ね合わせ、ボルトB1によってこれらを共に締結する。具体的には、この図面に示すように、メインパイプサイドカバー9を支持するためのステー34に堅固に溶接したナットN1内にボルトB1を挿入及び螺合し、これによってメインパイプサイドカバー9とステップ部33aとが共に締結される。このような構成によって、センターカバー33のメインパイプサイドカバー9への固定構造が強化される。更に、メインパイプサイドカバー9内に形成したボルト締結部K4の背面側にステップ部33a内に形成したボルト締結部H1を重ね合わせ、ボルトB1によってこれらを共に締結しているので、ボルト締結部H1は、ステップ部33aの外表面からは隠れており、運転手の足による操作時に足とボルト締結部H1との干渉を防げる。
図10、図12及び図13に示すように、ブラケットカバー部33bは、ピリオンステップブラケット15の側部を覆う部分を備えており、図9及び図11に示すようにピリオンステップブラケット15と連結するボルト締結部H3を有する。即ち、図11に示すように、ピリオンステップブラケット15内に形成したボルト穴を介してボルト締結部H3に挿入したボルトB3を挿入し、このボルトをナットN2内で螺合させることで、ブラケットカバー部33bをピリオンステップブラケット15に締結する。更に、これによってピリオンステップブラケット15を覆い及び保護する。更に、図12及び図13に示すように、ボルトB4によってピリオンステップブラケット15をバックステー14に締結する。
更に、本実施形態に係るピリオンステップ22は、後部座席の乗員がピリオンステップ22上に足を載せて置ける突出状態と、ピリオンステップ22を折りたたんで後退させる後退状態との間を旋回可能である。ブラケットカバー部33bがピリオンステップ22と重なる位置であってピリオンステップ22が後退状態にある際にブラケットカバー部33bが隠れる位置で、ブラケットカバー部33bをピリオンステップブラケット15に締結する。即ち、後退状態では、図10において二点鎖線で示す範囲Pにピリオンステップ22を折りたたんで後退させ、ボルト締結部H3はこの範囲P内に形成する。このような構成によって、ピリオンステップ22が後退状態にある際の外観デザインが改善される。
更に、図10に示すように、本実施形態に係るブラケットカバー部33bは、ピリオンステップブラケット15内のピリオンステップ22の支持部37(ピリオンステップ22を旋回可能に搭載するベース)に装着したステップブラケット受け部33baを有する。具体的には、ステップブラケット受け部33baは、支持部37の外側周辺部の形状に応じたノッチで形成されており、ステップブラケット受け部33baを支持部37に位置決めして嵌めることによってステップブラケット受け部33baを一時的に固定可能である。このように、センターカバー33を車両に装着する際、ステップブラケット受け部33baをピリオンステップ22の支持部37に嵌めて一時的に固定することができるので、組み立て作業がより容易となる。
また、ユーティリティボックスカバー部33cは、シート16下のユーティリティボックス17の側部を覆う部分で形成されており、ボルト締結部H2に挿入したボルトによって車両に取り付ける。本実施形態に係るセンターカバー33(右側センターカバー部33Rと左側センターカバー部33L)は、ステップ部33a、ブラケットカバー部33b及びユーティリティボックスカバー部33cと一体形成されたカバー部材で形成されており、車両に搭載される。
ここで、ステップ部33aを含む本実施形態に係るセンターカバー33のほぼ全体は、未塗装であって暗色となるよう形成される。即ち、センターカバー33はその表面が塗料で覆われておらず、黒又は濃紺等の暗色となるよう形成される。このような構造によってギアを切り替える動作やブレーキ動作等の足を使った動作による傷や汚れを最小限にし、ステップ部33aに傷や汚れがあったとしても、それらが目立ち難くなる。このように、シート16下の部分とステップ30の近傍を覆い、未塗装で暗色のステップ部33aがステップ30の前方に位置するようなカバー部材(即ち、本実施形態に係るセンターカバー33)は一体形成されており、これによって部品点数が減ってコストが下がり、組み立てがより容易となる。
特に、ステップ部33aを含む本実施形態に係るセンターカバー33のほぼ全体は、未塗装であって暗色で形成されるので、ステップ部33aのみが未塗装で暗色であるような製品と比べるとコストが下がる。更に、センターカバー33の大部分は運転手がシート16に座ると運転手の足の下に隠れるので、センターカバー33が未塗装で暗色であることによって外観デザインは損なわれず、部品点数が減るのでコストを下げることができ、組み立てがより容易となる。
但し、本実施形態に係るセンターカバー33はこのように少なくともシート16下の部分からステップ30の前方に位置するステップ部33aまで一体状に延び、その外表面が材料の色とは異なる色に塗装されておらず、ステップ部33aの下端部がステップ30の下まで延びるよう構成される。更に、ステップ部33aは、材料の色と同じ色となるよう透明塗料で覆ってもよい。
本実施形態について上述してきたが、本発明はこのような実施形態に限定されない。例えば、少なくともステップ部33aが材料の色と異なる色に塗装されないよう形成されていれば、ステップ部33a以外の部分は塗装されていてもよく、暗色とは異なる色で色付けされていてもよい。更に、本実施形態に係るセンターカバー33において、ステップ部33aに加えてブラケットカバー部33bが一体形成される。但し、センターカバー33はブラケットカバー部33bを有していなくてもよい。更に、車両にユーティリティボックス17が備わっていない場合には、ユーティリティボックスカバー部33cを形成しなくてもよい。
自動二輪車の足掛けステップ周辺のカバー構造であって、センターカバー(33)が少なくともシート下の部分からステップの前方に位置するステップ部(33a)まで一体状に延び、その外表面がカバー部材の材料の色とは異なる色に塗装されておらず、ステップ部の下端部がステップの下まで延びるようなカバー構造は、別の外部形状を有する又は他の追加的な機能を有する任意の他の構造に適用可能である。
1 ハンドルカバー
2 フロントカバー
3 ヘッドライト
4 バックミラー
5 ハンドル
6 フロントタイヤ
7 フロントフェンダ
8 レッグシールド
9 メインパイプサイドカバー
9a 爪部
10 ヘッドパイプ
11 メインパイプ
12 シートフレーム
13 キャニスター
14 バックステー
15 ピリオンステップブラケット
16 シート
17 ユーティリティボックス
18 リアサイドカバー
19 リアフェンダ
20 リアタイヤ
21 マフラー
22 ピリオンステップ
23 ピボットフレーム
24 ピボットシャフト
25 スイングアーム
26 リアクッション
27 エンジン
28 エンジンケース
29 排気菅
30 ステップ
31 ブレーキペダル
32 ギア操作ペダル
33 センターカバー (カバー部材)
33r 右側センターカバー部
33l 左側センターカバー部
33a ステップ部
33b ブラケットカバー部
33ba ステップブラケット受け部
33c ユーティリティボックスカバー部
34 ステー
35 係合穴
36 メインパイプ上部カバー
37 支持部

Claims (7)

  1. 自動二輪車ステップ周辺のカバー構造であって、
    運転手が足を置くステップ(30)であって、前記運転手が座る自動二輪車シート(16)の下に設けたステップ(30)と、
    前記シート(16)の下の部分と前記ステップ(30)の内側の部分とを覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、少なくとも前記シート下の部分から前記ステップ(30)の前方に位置するステップ部(33a)まで一体状に延びるセンターカバー(33)で形成されており、前記ステップ部(33a)の外表面は前記カバー部材の材料の色とは異なる色に塗装されておらず、前記ステップ部(33a)の下端部は前記ステップ(30)の下まで延び、
    後部座席の乗員が足を置くピリオンステップ(22)と、前記ピリオンステップ(22)を支持するピリオンステップブラケット(15)と、を自動二輪車のメインパイプサイドカバー(9)の後部側に備え、
    前記センターカバー(33)は、前記ピリオンステップブラケット(15)の側部を覆うブラケットカバー部(33b)を有し、
    前記ブラケットカバー部(33b)は、前記ピリオンステップブラケット(15)内の前記ピリオンステップ用の支持部(37)に嵌合するノッチで形成されたステップブラケット受け部(33ba)を有し、
    前記ピリオンステップ(22)は、後部座席の乗員が前記ピリオンステップ(22)に足を置ける突出状態と、前記ピリオンステップ(22)が折りたたまれて後退している後退状態との間で旋回可能であ
    前記ブラケットカバー部(33b)が前記ピリオンステップ(22)と重なる位置であって、前記ピリオンステップ(22)が前記後退状態にある際に前記ブラケットカバー部(33b)が隠れるような位置で、前記ブラケットカバー部(33b)が前記ピリオンステップブラケット(15)に締結される、自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  2. 前記ステップ部(33a)の前記下端部は略逆V字形状に湾曲及び前記ステップ(30)の下の位置まで延びるよう形成される、請求項1に記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  3. 前記ステップ部(33a)の外表面上には透明塗料が施されている、請求項1又は2に記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  4. 前記ステップ部(33a)の外表面は未塗装である、請求項1又は2に記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  5. 前記ステップ部(33a)は、前輪の後方且つ前記センターカバー(33)の前方に配置したレッグシールド(8)の塗装の色より暗い色となるよう形成される、請求項1から4のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  6. 前記ステップ部(33a)前記メインパイプサイドカバー(9)の後部側の部分に接続され、前記メインパイプサイドカバー(9)は前記ステップ部(33a)に形成した係合穴に係合するよう取り付ける爪部(9a)を有する、請求項1から5のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
  7. 前記ステップ部(33a)は前記ステップ部(33a)の底部にボルト締結部(H1)を有し、前記ボルト締結部(H1)は、前記メインパイプサイドカバー(9)に形成したボルト締結部(K4)の背面側に重ねてボルト(B1)で共に締結される、請求項1から6のいずれかに記載の自動二輪車ステップ周辺のカバー構造。
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