JP6756032B2 - 鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造 - Google Patents

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本発明は、鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造に関する。
従来、フロントフォークにブラケットを介して取付けられるヘッドライトが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ブラケットは、トップブリッジに支持される上ステーと、ボトムブリッジに支持される下ステーとで構成され、各ステーには前方に延びる延出部を備え、車幅方向からヘッドライトを支持し、二つのステーを介してヘッドライトがフロントフォークに支持される。
特開2009−90883号公報
この明細書には、2017年3月24日に出願された日本国特許出願・特願2017−060211の全ての内容が含まれる。
特許文献1では、上下に分割されたステーとして、前方に延出する延出部を備え、車幅方向から締め付けることで、トップブリッジとボトムブリッジとの間の空間を広く取ることができ、ヘッドライトを車体側に寄せて配置することができ、ヘッドライトハウジングがトップブリッジとボトムブリッジとを結ぶ接線に近接して配置することができるが、車幅方向からの支持となるため、上下のヘッドライト支持部がトップブリッジ及びボトムブリッジの前方に位置し、露出してしまう。その露出した部分をカバーで隠すなどの処置が考えられるが、ヘッドライトユニットが大型化してしまう。
本発明の目的は、ヘッドライトを車体側に寄せて配置でき、且つヘッドライト支持部が露出しにくくコンパクトな鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造を提供することにある。
本発明は、フロントフォーク(12)の左右がトップブリッジ(26)及びボトムブリッジ(27)により連結され、ヘッドライト(36)が、前記トップブリッジ(26)に設けられる上ブラケット(84)と前記ボトムブリッジ(27)に設けられる下ブラケット(88)とで支持される鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造において、前記上ブラケット(84)は、前記トップブリッジ(26)の前方に延出する左右一対のブラケット延出部(95,95)を備え、前記下ブラケット(88)は、前記ボトムブリッジ(27)の前縁から上方に突出し、前記ヘッドライト(36)は、前記左右一対のブラケット延出部(95,95)に側方からボルト止めされ、前記ヘッドライト(36)の下部は、前記下ブラケット(88)に係合されることを特徴とする。
上記発明において、前記上ブラケット(84)は、前記トップブリッジ(26)の下面よりも下方に位置するベース部(85)と、前記ベース部(85)側から前方に延出する前方延出部(86)と、前記ベース部(85)の両端から下方に延びる前記左右一対のブラケット延出部(95)とを備え、前記前方延出部(86)でメーター(51)が支持され、前記左右のブラケット延出部(95)で前記ヘッドライト(36)が支持されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記ボトムブリッジ(27)は、車幅方向中央部を後方側に凹ませた形状に形成され、前記下ブラケット(88)は、前記ボトムブリッジ(27)の車幅方向中央部に配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記ヘッドライト(36)は、少なくとも一部が側面視で前記フロントフォーク(12)と重なるように配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記ヘッドライト(36)は、そのハウジング(54)に前記ハウジング(54)の後端よりも後方に突出する左右一対のハウジング延出部(54a,54a)を備え、前記左右のハウジング延出部(54a,54a)は、側面視で、前記フロントフォーク(12)、若しくは、前記トップブリッジ(26)及び前記ボトムブリッジ(27)のそれぞれの前端を通る接線(123)と重なるようにしても良い。
また、上記発明において、前記ヘッドライト(36)の輪郭は、正面視で前記ボトムブリッジ(27)と重なるように配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記ヘッドライト(36)に接続されるワイヤーハーネス(113)は、ヘッドパイプ(15)後方の車体フレーム(10)に設けられた固定側支持部(111)と、前記ヘッドライト(36)のハウジング(54)の背面に設けられた可動側支持部(141)とに支持されるようにしても良い。
本発明のヘッドライトは、上ブラケットは、トップブリッジの前方に延出する左右一対のブラケット延出部を備え、下ブラケットは、ボトムブリッジの前縁から上方に突出し、ヘッドライトは、左右一対のブラケット延出部に側方からボルト止めされ、ヘッドライトの下部は、下ブラケットに係合されるので、上ブラケットと下ブラケットとでヘッドライトを支持することでトップブリッジとボトムブリッジとの間の空間を広く取ることができ、ヘッドライトを車体側に寄せて配置することができるとともに、ヘッドライト支持部が、ハウジングの後端よりも後方の位置と、ハウジングの下部とに設けられるので、ヘッドライト支持部を露出しにくくすることができる。また、ヘッドライトを3箇所で支持するため、従来よりもヘッドライト周りをコンパクトに構成することができる。
上記発明において、上ブラケットは、トップブリッジの下面よりも下方に位置するベース部と、ベース部側から前方に延出する前方延出部と、ベース部の両端から下方に延びる左右一対のブラケット延出部とを備え、前方延出部でメーターが支持され、左右のブラケット延出部でヘッドライトが支持されるので、上ブラケットでメーターも支持するため、特別にメーター支持部材を設けなくて済み、部品数を削減して、コストを下げることができる。
また、上記発明において、ボトムブリッジは、車幅方向中央部を後方側に凹ませた形状に形成され、下ブラケットは、ボトムブリッジの車幅方向中央部に配置されるので、ヘッドライトをより後方に配置して、車体側に近づけることができ、車体中心へのマスの集中化に貢献できる。
また、上記発明において、ヘッドライトは、少なくとも一部が側面視でフロントフォークと重なるように配置されるので、ヘッドライトをより後方に配置して、車体側に近づけることができ、車体中心へのマスの集中化に貢献できる。
また、上記発明において、ヘッドライトは、そのハウジングにハウジングの後端よりも後方に突出する左右一対のハウジング延出部を備え、左右のハウジング延出部は、側面視で、フロントフォーク、若しくは、トップブリッジ及びボトムブリッジのそれぞれの前端を通る接線と重なるので、ヘッドライト支持部をより車体後方に配置することができ、ヘッドライト支持部を目立たなくすることができる。また、ヘッドライトをより後方に配置して、車体側に近づけることができ、車体中心へのマスの集中化に貢献できる。
また、上記発明において、ヘッドライトの輪郭は、正面視でボトムブリッジと重なるように配置されるので、ボトムブリッジに設けられる下ブラケットをより一層露出しにくくすることができ、外観性を向上させることができる。
また、上記発明において、ヘッドライトに接続されるワイヤーハーネスは、ヘッドパイプ後方の車体フレームに設けられた固定側支持部と、ヘッドライトのハウジングの背面に設けられた可動側支持部とに支持されるので、ハンドルを転舵した際にフロントフォークと共にヘッドライトが回動しても、ワイヤーハーネスの支持部の距離を確保でき、ワイヤーハーネスの屈曲の曲率半径を許容値以内にすることができる。これにより、ハンドルの転舵に伴い、狭い空間でのワイヤーハーネスの撓みを許容することができる。
図1は、本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、車体前部を示す斜視図である。 図3は、車体前部を示す左側面図である。 図4は、車体前部を示す正面図である。 図5は、車体前部を示す平面図である。 図6は、図5からヘッドライト及びその周囲の部品を外した状態を示す平面図である。 図7は、図6の状態を斜め下方から見上げた状態を示す図である。 図8は、上ブラケット及びその周囲を示す斜視図である。 図9は、図2の状態から一方のフォークパイプ、メーター、ヘッドライトカバー及びメーターカバーを外した状態を示す斜視図である。 図10は、上ブラケット及びその周囲を示す左側面図である。 図11は、メーター及びその周囲を示す左側面図である。 図12は、下ブラケットによるヘッドライトの支持状態を示す斜視である。 図13は、図4のXIII−XIII線断面図である。 図14は、車体前部からメーター、フロントウインカ及びヘッドライトカバーを外した状態を示す斜視図である。 図15は、車体前部から一方の横カバーを外した状態を示す正面図である。 図16は、ワイヤーハーネスの支持部及びその周囲を示す左側面図である。 図17は、ハンドル転舵時のワイヤーハーネスの作用を説明する作用図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、その前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム16と、左右のメインフレーム16の前端部から後下方へ延びる左右一対のダウンフレーム17と、左右のメインフレーム16の後端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム18とを備える。
また、車体フレーム10は、左右のメインフレーム16の前後の中間部から後上がりに後方へ延びる左右一対のシートフレーム19と、左右のピボットフレーム18の上部から後上がりに延びて左右のシートフレーム19に連結される左右一対のサブフレーム20とを備える。
各メインフレーム16は、ヘッドパイプ15の上部から後下がりに延びる上側メインフレーム16aと、ヘッドパイプ15の下部から後下がりに延びて上側メインフレーム16aの後端に連結される下側メインフレーム16bとを備える。
車体フレーム10は、上側メインフレーム16aの前端部と下側メインフレーム16bの前端部とを連結する上ガセット21を備える。
また、車体フレーム10は、下側メインフレーム16bの前端部とダウンフレーム17の前端部とを連結する下ガセット22を備える。
上ガセット21及び下ガセット22は左右一対で設けられる。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に支持される。
詳細には、フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフォークパイプ25と、上記ステアリングシャフトの上端に固定されて左右のフォークパイプ25の上部を連結するトップブリッジ26と、上記ステアリングシャフトの下端に固定されて左右のフォークパイプ25を連結するボトムブリッジ27とを備える。トップブリッジ26の上部にはハンドル28が固定される。
前輪2は、左右のフォークパイプ25の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18に設けられるピボット軸29に軸支されて後方に延びる。後輪3はスイングアーム13の後端部に軸支される。
エンジン11は、車体フレーム10から吊り下げられるように設けられ、左右のメインフレーム16の下方で、左右のダウンフレーム17と左右のピボットフレーム18との間に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部の上部から上方に延びるシリンダ部31とを備える。クランクケース30の後部には、変速機(不図示)が内蔵される。シリンダ部31のシリンダ軸線31aは、前上方に延びる。
エンジン11の排気管32は、シリンダ部31の前面から下方に引き出される。排気管32の下流端は、エンジン11の下方に配置されたマフラー33に接続される。
エンジン11の駆動力は、チェーン34を介して後輪3に伝達される。
燃料タンク35は、左右のメインフレーム16の上方で、シート14とヘッドパイプ15との間に配置される。
ヘッドライト36は、ヘッドパイプ15の前方に設けられる。
シート14は、運転者用の前側シート14aと、前側シート14aの後上方に設けられる同乗者用の後側シート14bとを備える。
運転者用の左右一対のステップ37は、左右のピボットフレーム18の下部側に設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10及び燃料タンク35等の車体を覆う車体カバー40を備える。
車体カバー40は、燃料タンク35を覆うタンクカバー41と、タンクカバー41の前端部に取付けられる左右一対のシュラウド42と、前側シート14a、メインフレーム16及びサブフレーム20で囲まれる部分を覆う左右一対のサイドカバー43とを備える。
また、車体カバー40は、左右のシートフレーム19の後部を覆う左右一対のリアカバー44と、エンジン11を下方から覆うアンダーカバー45とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダ46と、後輪3を後上方から覆うリアフェンダ47と、後輪3を前上方から覆うインナーフェンダ48とを備える。
図2は、車体前部を示す斜視図である。
フロントフォーク12、詳しくは、フロントフォーク12のトップブリッジ26及びボトムブリッジ27には、ヘッドライト36と、ヘッドライト36の上方に配置されたメーター51とが取付けられている。
メーター51の両側方には、左右一対のフロントウインカ52,52が配置されている。
ヘッドライト36は、ハウジング54と、ハウジング54の前部に取付けられたレンズ55とを備える。
ヘッドライト36は、その周囲がヘッドライトカバー57で覆われている。ヘッドライトカバー57は、ハウジング54とレンズ55との境界部を覆う前カバー58と、ハウジング54の両側方を覆う左右一対の横カバー59とを備える。
前カバー58は、ハウジング54及びレンズ55の外周面に沿って配置された環状部58aと、環状部58aの上部から上方及び後方に延びる左右一対の張り出し部58b,58bと、環状部58aの側部から後方に延びる左右一対の後方延出部58c(図3参照)とを一体に備える。
横カバー59は、縦長部59a、上延出部59b、下延出部59c、上覆い部59d、上パイプ覆い部59e、下パイプ覆い部59fを一体に備える。
縦長部59aは、フォークパイプ25に沿って延びる。上延出部59b及び下延出部59cは、縦長部59aの上端部及び下端部からそれぞれ前側に延びる。上覆い部59dは、上延出部59bの上方及びフロントウインカ52の周囲を覆う。上パイプ覆い部59e及び下パイプ覆い部59fは、フォークパイプ25を側方から覆う。
メーター51は、その下部がメーターカバー61で覆われている。トップブリッジ26には、左右一対のハンドルホルダー63,63を介してハンドル28が取付けられている。
図3は、車体前部を示す左側面図である。
ヘッドライト36のレンズ55は、ヘッドライトカバー57の前カバー58よりも前方に突出している。ヘッドライトカバー57の横カバー59は、前カバー58と共にハウジング54に共締めされている。詳しくは、横カバー59の上延出部59bが、前カバー58の張り出し部58bと共にビス65で側方からハウジング54に共締めされる。また、横カバー59の縦長部59aの下端部が、前カバー58の後方延出部58cと共にビス65で側方からハウジング54に共締めされる。
また、横カバー59は、フロントウインカ52の後方でビス66により締結されている。横カバー59の上パイプ覆い部59e及び下パイプ覆い部59fは、フォークパイプ25において、トップブリッジ26の直下及びボトムブリッジ27の直上を側方から覆っている。
側面視で、ヘッドライトカバー57に出来る開口部68、即ち、前カバー58と横カバー59とで形成される開口部68と、ヘッドライトカバー57とフロントフォーク12との間の隙間69とからハウジング54が露出している。
図4は、車体前部を示す正面図である。
正面視で、ヘッドライト36のレンズ55は、円形であり、レンズ55の周囲に前カバー58の環状部58aが配置され、環状部58aの上部に左右の張り出し部58b,58bが形成されている。左右の張り出し部58b,58bは、環状部58aから上方に突出している。
正面視で、ヘッドライト36、詳しくは、ハウジング54の輪郭は、ボトムブリッジ27と重なる。例えば、フォークパイプ25にトップブリッジ26及びボトムブリッジ27を締結するボルト71,72の上下方向の間隔をSとすると、レンズ55の中心55a(黒丸で示した部分である。)は、間隔Sの半分(S/2)よりも下方に位置する。即ち、ヘッドライト36は、従来よりも下方に位置する。
横カバー59の左右の縦長部59a,59aは、正面視で、左右のフォークパイプ25,25に沿うように上下方向に延びている。横カバー59の左右の上延出部59b,59bは、正面視で、左右の縦長部59a,59aの上端から上方斜め車幅方向内方に延びて左右の張り出し部58b,58bに取付けられる。横カバー59の左右の下延出部59c,59cは、左右の縦長部59a,59aの下端から下方斜め車幅方向内方に延びている。
メーター51の下方を覆うメーターカバー61は、メーター51、詳しくはメーター51を構成するメーターハウジング73に左右一対のビス74,75で取付けられている。メーターカバー61の中央部下部には、左右の張り出し部58b,58b間に挿入される下方突出部61aが形成されている。下方突出部61aによって、左右の張り出し部58b,58b間の空間が覆われている。
左右のフロントウインカ52,52は、メーター51側から両側方に延びている。
正面視で、ヘッドライト36の両側方には、左右のシュラウド42,42が配置されている。
図5は、車体前部を示す平面図である。
トップブリッジ26は、左右のフォークパイプ25,25を連結するブリッジ本体26aと、ブリッジ本体26aの上面から上方に突出する左右一対のハンドルホルダー基部26b,26bと、ブリッジ本体26aの前縁から前方に延びる補機支持部26cとを一体に備える。
ブリッジ本体26aは、後方に凸となるように湾曲している。ハンドルホルダー基部26bは、ハンドルホルダー63(図2参照)の下部を構成する部分である。補機支持部26cには、ハンドルロック機能を有するメインスイッチ76が取付けられている。
メインスイッチ76の前側には、メーター51が配置されている。
メーター51は、メーターハウジング73と、メーターハウジング73内に設けられた表示部78と、メーターハウジング73に取付けられて表示部78を覆う透明なメーターレンズ79とを備える。メーターレンズ79は、メーターハウジング73の上縁部73aの外周面73bと同形状の輪郭とされた外周面79aを有し、平板状に形成されている。メーターハウジング73の外周面73bとメーターレンズ79の外周面79aとは面一にされている。即ち、メーターレンズ79の外周面79aは、外部に露出している。更に、メーターカバー61の上縁部61bの外周面61cも、輪郭がメーターハウジング73の外周面73bと同形状にされるとともに、メーターカバー61の外周面61cとメーターハウジング73の外周面73bとが面一にされている。
このように、外周面61c,73b,79aを全て面一とすることで、メーターカバー61、メーターハウジング73及びメーターレンズ79の一体感を高めることができる。
メーターレンズ79は、メーターハウジング73に超音波溶着又は接着にて取付けられている。メーターレンズ79の一側部(左側部)には、メーター51に関する操作を行う複数の操作ボタン81,82が設けられている。操作ボタン81,82は、透明にされ、操作ボタン81,82のメーターレンズ79から突出した部分の外周面81a,82aも外部に露出している。
平面視で、左右のフロントウインカ52,52は、メーター51側から両側方に延び、左右の張り出し部58b,58bの後端58d,58dは、左右のフロントウインカ52,52の車幅方向内側に位置する。また、平面視で、前カバー58の環状部58aの後方であって左右の張り出し部58b,58bの間、及び左右の張り出し部58b,58bの両側方からは、ヘッドライト36のハウジング54が外部に露出している。
図6は、図5からヘッドライト36及びその周囲の部品を外した状態を示す平面図、図7は、図6の状態を斜め下方から見上げた状態を示す図である。なお、図7では、メインスイッチ76を省いている。
図6及び図7に示すように、トップブリッジ26の補機支持部26cには、スイッチ嵌合穴26dと、スイッチ嵌合穴26dの両側部に形成された左右一対のボス部26e,26eとが一体に形成されている。
スイッチ嵌合穴26dには、メインスイッチ76が嵌合される。左右のボス部26e,26eには、ヘッドライト36(図5参照)及びメーター51(図5参照)を支持する上ブラケット84が左右一対のボルト89,89で締結されている。
上ブラケット84は、左右のボス部26e,26eに取付けられる平板状のベース部85と、ベース部85の前端部に取付けられてメーター51を支持するメーター支持部86とを備える。
ボトムブリッジ27は、後方に凸となるように湾曲し、車幅方向中央部の前面27aに、平板状の下ブラケット88がボルト91で取付けられている。下ブラケット88は、ヘッドライト36の下部とブッシュ(グロメット)を介して係合する。
ボトムブリッジ27には、下ブラケット88と、ケーブル、ホース、ワイヤーハーネス等を支持可能な支持片93とが共締めされている。
以上の図7に示したように、ボトムブリッジ27は、車幅方向中央部を後方側に凹ませた形状に形成され、下ブラケット88は、ボトムブリッジ27の車幅方向中央部に配置される。
この構成によれば、ヘッドライト36をより後方に配置して、車体側に近づけることができ、車体中心へのマスの集中化に貢献できる。
図8は、上ブラケット84及びその周囲を示す斜視図である。
上ブラケット84は、ベース部85と、メーター支持部86と、ベース部85の両側端部から下方に延びる左右一対のヘッドライト支持部95と、メーター支持部86の両側部に取付けられた左右一対のカバー支持部96とを備える。
左右のヘッドライト支持部95は、ヘッドライト36(図5参照)が取付けられる部分である。ヘッドライト支持部95にはボルト挿通穴95aが開けられている。ヘッドライト支持部95の車幅方向内側の面には、ボルト挿通穴95aに合わせてナット(不図示)が取付けられている。ヘッドライト36は、ボルト挿通穴95aに通されてナットにねじ込まれるボルト(不図示)でヘッドライト支持部95に締結される。
ベース部85の前縁と、左右のヘッドライト支持部95の各前縁とには、補強板97が取付けられ、補強板97によって上ブラケット84が補強されている。
カバー支持部96は、横カバー59(図3参照)が取付けられる部分であり、カバー支持部96に取付けられたナット98にねじ込まれるビス66(図6参照)によってカバー支持部96に横カバー59の上部が締結される。
図9は、図2の状態から一方のフォークパイプ25、メーター51、ヘッドライトカバー57及びメーターカバー61を外した状態を示す斜視図である。
ヘッドライト36のハウジング54は、上部に上方に延びる左右一対のハウジング延出部54a,54aと、両側部に側方に突出するように設けられた左右一対のハウジング突出部54bとを一体に備える。
ハウジング延出部54aは、ヘッドライト36を上ブラケット84に取付けるためにボルト101が通されるボルト挿通穴54cと、ヘッドライトカバー57(図5参照)の前カバー58(図5参照)及び横カバー59(図5参照)を取付けるためにビス65が通されるビス挿通穴54dとが開けられている。
ハウジング延出部54aは、ワッシャー103に通されたボルト101で上ブラケット84に締結される。ハウジング延出部54aには、その上縁にU字状のクリップナット105が嵌められている。クリップナット105は、そのねじ穴がビス挿通穴54dに合うように取付けられる。従って、ビス65は、クリップナット105にねじ結合しつつビス挿通穴54dに挿入される。
ハウジング突出部54bには、その先端部にクリップナット106が嵌められ、クリップナット106にビス65がねじ結合される。
上ガセット21の前端部の側面21aには、車体側ハーネス支持部材111が取付けられている。一側(左側)の上側メインフレーム16aの上方からヘッドパイプ15とヘッドライト36との間に延びるワイヤーハーネス113は、車体側ハーネス支持部材111で支持されている。ワイヤーハーネス113から分岐した複数本のワイヤーハーネス114,115は、ヘッドパイプ15とヘッドライト36との間から、図4において、左右の張り出し部58b,58b間を通り、メーターカバー61の後方を通ってメーター51の下方まで延びる。複数本のワイヤーハーネス114,115(図9参照)のうちの一方はメーター51に接続される。
なお、上記したワイヤーハーネス113(図9参照)は、メインワイヤーハーネスであっても良い。
図10は、上ブラケット84及びその周囲を示す左側面図、図11は、メーター51及びその周囲を示す左側面図である。
図10に示すように、トップブリッジ26の左右のボス部26eの下部に、上ブラケット84のベース部85が取付けられ、上ブラケット84の左右のヘッドライト支持部95に、ヘッドライト36の左右のハウジング延出部54aが取付けられる。
ベース部85は、その前縁の左右端に左右一対の屈曲バー117が取付けられ、屈曲バー117を構成する2つの真直部117a,117bのうちの上部の真直部117bにメーター取付板118が取付けられている。左右の屈曲バー117及びメーター取付板118は、メーター支持部86を構成する。
屈曲バー117の屈曲部117cには、カバー支持部96が取付けられている。
カバー支持部96は、2つの真直部121a,121bがL字を成すように折り曲げられたL字屈曲バー121と、プレートがL字状に折り曲げられたカバー支持ステー122と、カバー支持ステー122の先端部に取付けられたナット98とからなる。
ヘッドライト36のハウジング延出部54aは、側方に突出する位置決め凸部54eを一体に備える。前カバー58の張り出し部58bは、ハウジング延出部54aに取付けられる側壁58eに、ハウジング延出部54aの位置決め凸部54eが挿入される位置決め穴58fが開けられている。位置決め穴58fを位置決め凸部54eに嵌合させることにより、ハウジング54に対して前カバー58を位置決めすることができる。
ハウジング延出部54aは、ハウジング54の背面54jよりも後方に突出している。
上ブラケット84にヘッドライト36を締結する締結部(ボルト101、ボルト挿通穴54c)の中心125を通る水平線126を引いたときに、水平線126は、ヘッドライト36におけるレンズ55の上端55bよりも上方に位置する。
また、中心125を通る鉛直線127を引いたときに、鉛直線127は、ハウジング54の背面54jよりも後方に位置する。
図11に示すように、メーター51は、メーター支持部86、詳しくは、メーター支持部86のメーター取付板118に複数のビス75,131,131(図14参照)で取付けられるメーターハウジング73と、メーターレンズ79と、操作ボタン81,82とを備える。
以上の図6及び図11に示したように、上ブラケット84は、トップブリッジ26の下面よりも下方に位置するベース部85と、ベース部85側から前方に延出する前方延出部としてのメーター支持部86と、ベース部85の両端から下方に延びる左右一対のブラケット延出部としてのヘッドライト支持部95とを備える。メーター支持部86でメーター51が支持され、左右のヘッドライト支持部95でヘッドライト36が支持される。
この構成によれば、上ブラケット84でメーター51も支持するので、特別にメーター支持部材を設けなくて済み、部品数を削減して、コストを下げることができる。
図12は、下ブラケット88によるヘッドライト36の支持状態を示す斜視図、図13は、図4のXIII−XIII線断面図である。
図12に示すように、ヘッドライト36のハウジング54の下部には、水平面に沿うように形成された板状部54gが一体に設けられ、板状部54gに車幅方向に延びる長孔54hが開けられている。
長孔54hには、ブッシュ(グロメット)108(図13参照)を介して板状の下ブラケット88が下から挿入(係合)されている。
図13に示すように、上ブラケット84の左右のヘッドライト支持部95は、メインスイッチ76の両側方に配置されている。ヘッドライト支持部95にヘッドライト36のハウジング54のハウジング延出部54aを締結するボルト101は、側面視でメインスイッチ76と重なる。ボルト101は、ヘッドライト支持部95の内面に取付けられたナット102にねじ結合される。
下ブラケット88は、その下端88aが、ヘッドライト36のハウジング54の下端54kから上方に高さH1の位置に設けられている。また、ヘッドライト36のハウジング54の背面から後方に突出する板状部54gは、ハウジング54の下端54kから上方に高さH2の位置に設けられている。従って、車両前方からは、下ブラケット88自体や下ブラケット88と板状部54gとの係合状態は見えないので、外観性を向上させることができる。
図10、図12及び図13に示したように、ヘッドライト36は、ハウジング54の上部が、上ブラケット84により左右2点で支持され、また、ヘッドライト36のハウジング54の下部が、下ブラケット88により車幅方向中央1点で支持される。
このような3点支持構造にすることで、従来と比較して、支持箇所を少なくして支持構造の簡素化を図り、組付時間を短縮し、コストを削減することができる。
また、図3及び図13に示したように、フロントフォーク12のトップブリッジ26の前端26fとボトムブリッジ27の前端27fとに接線123を引いたときに、ヘッドライト36、詳しくは、ハウジング54は、接線123よりも後方に突出している。このように、本実施形態では、ヘッドライト36を、従来よりも車両後方に配置して車体側に近づけることができる。
以上の図7、図9及び図12に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車1(図1参照)は、フロントフォーク12の左右がトップブリッジ26及びボトムブリッジ27により連結され、ヘッドライト36は、トップブリッジ26に設けられる上ブラケット84とボトムブリッジ27に設けられる下ブラケット88とで支持されるヘッドライト支持構造を備える。
ヘッドライト36は、そのハウジング54にハウジング54の後端としての背面54jよりも後方に突出する左右一対のハウジング延出部54a,54aを備える。上ブラケット84は、トップブリッジ26の前方に延出する左右一対のブラケット延出部としてのヘッドライト支持部95,95を備え、下ブラケット88は、ボトムブリッジ27の前縁から上方に突出している。左右のハウジング延出部54a,54aは、左右一対のヘッドライト支持部95,95に側方からボルト止めされ、ハウジング54の下部は、下ブラケット88に係合される。
この構成によれば、上ブラケット84と下ブラケット88とでヘッドライト36を支持することでトップブリッジ26とボトムブリッジ27との間の空間を広く取ることができ、ヘッドライト36を車体側に寄せて配置することができる。これとともに、ヘッドライト支持部(ヘッドライト支持部95,95及び下ブラケット88)が、ハウジング54の後端よりも後方の位置と、ハウジング54の下部とに設けられるので、ヘッドライト支持部を露出しにくくすることができる。また、ヘッドライト36を3箇所で支持するため、従来よりもヘッドライト36周りをコンパクトに構成することができる。
図14は、車体前部からメーター51、フロントウインカ52及びヘッドライトカバー57を外した状態を示す斜視図、図15は、車体前部から一方の横カバー59を外した状態を示す正面図である。
図14に示すように、メーターカバー61は、左右一対のビス74,75でメーターハウジング73(図11参照)に取付けられる。また、メーターハウジング73(図11参照)は、メーター支持部86のメーター取付板118に複数のビス75,131,131で取付けられている。上記したように、ビス75は、メーター取付板118にメーターハウジング73とメーターカバー61との両方を締結している。
図14及び図15に示すように、メーターカバー61の両側部には、側方に突出するU字形状のリブ61dが一体に形成されている。リブ61dは、横カバー59の上覆い部59dによって覆われる部分である。左右の上覆い部59d,59dは、左右のフロントウインカ52,52が取付けられる部分である。
上覆い部59dには、車幅方向外側端部に側壁部59gを備え、側壁部59gに開口部(不図示)が開けられている。
フロントウインカ52は、その基部52aに車幅方向に延びるねじ穴(不図示)が形成されている。フロントウインカ52を上覆い部59dに組付けるには、まず、上覆い部59dの側壁部59gの開口部にゴム製の鍔付きカラー133を上覆い部59dの内側から外側に向けて挿入する。次に、側壁部59gの外面にフロントウインカ52の基部52aをゴム製のスペーサー134を介して当てる。そして、ワッシャーを嵌めたボルト135を上覆い部59dの内側から、開口部に嵌められた鍔付きカラー133、スペーサー134に順に通し、ボルト135の先端部をフロントウインカ52の基部52aのねじ穴にねじ込む。これで、上覆い部59dへのフロントウインカ52の組付けが完了する。この後、横カバー59を、前カバー58、メーターカバー61及びフォークパイプ25の側方に配置して、各部に締結する。
フロントウインカ52は、上覆い部59dにゴム製の鍔付きカラー133及びスペーサー134を介してラバーマウントされる。即ち、フロントウインカ52を、上覆い部59dに対して前後方向及び上下方向に揺動させことが可能になり、フロントウインカ52に外力が作用した場合に外力を吸収して破損を防止することができる。また、上覆い部59dにフロントウインカ52を介して外力が作用した場合でも、上覆い部59dは後部がカバー支持部96(図10参照)で支持されているので、外力に耐えることができる。
図15に示すように、横カバー59の上パイプ覆い部59e及び下パイプ覆い部59fは、フォークパイプ25に嵌められた樹脂製の筒部材137,138を側方から覆っている。
ヘッドライト36のハウジング54の背面にはワイヤーハーネス113を支持するライト側ハーネス支持部材141が複数のビス(不図示)で取付けられている。
以上の図15に示したように、ヘッドライト36の輪郭は、正面視でボトムブリッジ27と重なるように配置されるので、ボトムブリッジ27に設けられる下ブラケット88をより一層露出しにくくすることができ、外観性を向上させることができる。
図16は、ワイヤーハーネス113の支持部及びその周囲を示す左側面図、図17は、ハンドル転舵時のワイヤーハーネス113の作用を説明する作用図である。
図16に示すように、ヘッドライト36、詳しくは、ハウジング54は、側面視で、フロントフォーク12、詳しくは、フォークパイプ25及びボトムブリッジ27と重なる。このように、本実施形態では、ヘッドライト36をより後方に配置して車体側に近づけることができ、車体前部のコンパクト化、スリム化を図ることができる。
ワイヤーハーネス113は、ヘッドライト36のハウジング54の背面54jに取付けられたライト側ハーネス支持部材141によって支持されている。
ライト側ハーネス支持部材141は、ハウジング54の背面54jに複数のビス143によって取付けられるプレート部材144と、ワイヤーハーネス113を保持するためにプレート部材144に取付けられたワイヤー部材145とから構成される。
図15に示したように、車体フレーム10(図1参照)の車幅方向一側(左側)から延びてきたワイヤーハーネス113は、ヘッドライト36の後方で下向きから上向きに屈曲した後、ライト側ハーネス支持部材141のワイヤー部材145によって保持される。このように、ワイヤーハーネス113には、弛みを持たせてある。
正面視では、ライト側ハーネス支持部材141は、ヘッドライト36の車幅方向中央よりも車幅方向他側(右側)に配置されて、車体フレーム10(図9参照)側に設けられた車体側ハーネス支持部材111との距離が確保される。
図17に示すように、車体側ハーネス支持部材111は、車体フレーム10の車幅方向一側(左側)に固定され、ライト側ハーネス支持部材141(詳しくは、ワイヤー部材145(図16参照))は、ヘッドパイプ15の周りにフロントフォーク12(図15参照)と共に回動するヘッドライト36(図16参照)に固定されている。
車両直進時のワイヤーハーネスを符号113A、ハンドルを車幅方向一側(左側)に転舵したときのワイヤーハーネスを符号113L、ハンドルを車幅方向他側(右側)に転舵したときのワイヤーハーネスを符号113Rとする。
ワイヤーハーネス113A,113L,113Rのいずれも、最も屈曲したときの曲率半径が、耐久性を満足するための許容範囲内となるように、車体側ハーネス支持部材111とライト側ハーネス支持部材141との前後方向の距離、車幅方向の距離、高さが設定されている。
以上の図9、図16及び図17に示したように、ヘッドライト36に接続されるワイヤーハーネス113は、ヘッドパイプ15の後方の車体フレーム10に設けられた固定側支持部としての車体側ハーネス支持部材111と、ヘッドライト36のハウジング54の背面に設けられた可動側支持部としてのライト側ハーネス支持部材141とに支持される。
この構成によれば、ハンドル28(図1参照)を転舵した際にフロントフォーク12と共にヘッドライト36が回動しても、ワイヤーハーネス113の支持部(車体側ハーネス支持部材111とライト側ハーネス支持部材141)の距離を確保できる。これによって、ワイヤーハーネス113の屈曲の曲率半径を許容値以内にすることができる。
また、図16に示したように、ハウジング54は、側面視でフロントフォーク12と重なるように配置されるので、ヘッドライト36をより後方に配置して、車体側に近づけることができ、車体中心へのマスの集中化に貢献できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車1以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 車体フレーム
12 フロントフォーク
26 トップブリッジ
27 ボトムブリッジ
36 ヘッドライト
51 メーター
54 ハウジング
54a ハウジング延出部
54j 背面
84 上ブラケット
85 ベース部
86 メーター支持部(前方延出部)
88 下ブラケット
95 ヘッドライト支持部(ブラケット延出部)
111 車体側ハーネス支持部材(固定側支持部)
113 ワイヤーハーネス
123 接線
141 ライト側ハーネス支持部材(可動側支持部)

Claims (6)

  1. フロントフォーク(12)の左右がトップブリッジ(26)及びボトムブリッジ(27)により連結され、ヘッドライト(36)が、前記トップブリッジ(26)に設けられる上ブラケット(84)と前記ボトムブリッジ(27)に設けられる下ブラケット(88)とで支持される鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造において、
    前記上ブラケット(84)は、前記トップブリッジ(26)の前方に延出する左右一対のブラケット延出部(95,95)を備え、前記下ブラケット(88)は、前記ボトムブリッジ(27)の前縁から上方に突出し、
    前記ヘッドライト(36)は、前記左右一対のブラケット延出部(95,95)に側方からボルト止めされ、前記ヘッドライト(36)の下部は、前記下ブラケット(88)に係合され、
    前記ヘッドライト(36)のハウジング(54)の背面から後方に突出する板状部(54g)を備え、前記板状部(54g)が前記下ブラケット(88)に係合され、
    前記ヘッドライト(36)の輪郭は、正面視で前記ボトムブリッジ(27)と重なるように配置されることを特徴とする鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
  2. 前記上ブラケット(84)は、前記トップブリッジ(26)の下面よりも下方に位置するベース部(85)と、前記ベース部(85)側から前方に延出する前方延出部(86)と、前記ベース部(85)の両端から下方に延びる前記左右一対のブラケット延出部(95,95)とを備え、前記前方延出部(86)でメーター(51)が支持され、前記左右のブラケット延出部(95,95)で前記ヘッドライト(36)が支持されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
  3. 前記ボトムブリッジ(27)は、車幅方向中央部を後方側に凹ませた形状に形成され、前記下ブラケット(88)は、前記ボトムブリッジ(27)の車幅方向中央部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
  4. 前記ヘッドライト(36)は、少なくとも一部が側面視で前記フロントフォーク(12)と重なるように配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
  5. 前記ヘッドライト(36)は、前記ハウジング(54)に前記ハウジング(54)の後端よりも後方に突出する左右一対のハウジング延出部(54a,54a)を備え、前記左右のハウジング延出部(54a,54a)は、側面視で、前記フロントフォーク(12)、若しくは、前記トップブリッジ(26)及び前記ボトムブリッジ(27)のそれぞれの前端を通る接線(123)と重なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
  6. 前記ヘッドライト(36)に接続されるワイヤーハーネス(113)は、ヘッドパイプ(15)後方の車体フレーム(10)に設けられた固定側支持部(111)と、前記ヘッドライト(36)のハウジング(54)の背面に設けられた可動側支持部(141)とに支持されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造。
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