JP4609950B2 - ヘッドライト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドライト装置に係り、特に、車体側への支持部とは別の位置に設けた仮想揺動中心を中心として灯体を揺動させて光軸調整することができるヘッドライト装置に関する。
従来から、車両用ヘッドライト装置の光軸調整機構として、灯体全体を所定の揺動軸を中心に揺動させる方式と、灯体内部に可動式のリフレクタを設けてこのリフレクタのみを動かす方式とが知られている。このうち、灯体全体を揺動させる前者方式は、比較的簡単な構成で実現されることもあり、鞍乗型車両等に広く適用されている。
特許文献1には、灯体の車幅方向両側面の略中央に支持軸を設け、この支持軸を揺動中心として灯体全体を揺動させることで、上下方向の光軸調整を行うようにした車両用ライトユニットが開示されている。
特開2005−280576号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、支持軸から離れた位置になるほど光軸調整時の灯体の上下動が大きくなるので、例えば、車体前方の端部に配設されるレンズ部の周囲に他の部品を近接して配設する場合には、上下動の幅を考慮して予め余分なクリアランスを設けておかなければならず、これにより、デザインや構造上の制限が生じることがあった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、車体側への支持部とは別の位置に設けた仮想揺動中心を中心として灯体を揺動させて光軸調整することができるヘッドライト装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車体側の支持部材に揺動可能に支持され、該揺動により上下方向の光軸調整を行うようにしたヘッドライト装置において、前記ヘッドライト装置の左右後部に、互いに離間した少なくとも上下2箇所のヘッドライト支持部が設けられ、該ヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置または支持部材の一方側に設けられた長孔と、前記ヘッドライト装置または支持部材の他方側に設けられて前記長孔に係合するガイド軸とからなり、前記長孔は、仮想揺動中心を中心とする同心円の円弧に沿った形状とされ、前記ヘッドライト装置の揺動は、前記長孔に沿って前記ガイド軸がスライドすることで前記仮想揺動中心を中心に行われる点に第1の特徴がある。
また、前記支持部材は車体カバーと一体的に形成され、前記上下方向2箇所のうちの上側のヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置に形成された長孔と、前記支持部材に形成されたガイド軸とから構成されている点に第2の特徴がある。
また、前記長孔の一部が開放されており、該開放部から前記ガイド軸が挿入可能に構成されている点に第3の特徴がある。
また、前記上下方向2箇所のうちの下側のヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置に螺合される取付ネジよりなるガイド軸と、前記支持部材に形成された長孔とから構成されており、前記取付ネジを締結することで、前記支持部材に対してヘッドライト装置が所定の位置に固定される点に第4の特徴がある。
さらに、前記ヘッドライト装置は、車体の外装部品の開口部からその前部が外方に臨むように配置されており、前記仮想揺動中心は、前記開口部の近傍に設けられている点に第5の特徴がある。
第1の発明によれば、ヘッドライト装置の左右後部に、互いに離間した少なくとも上下2箇所のヘッドライト支持部が設けられ、該ヘッドライト支持部は、ヘッドライト装置または支持部材の一方側に設けられた長孔と、ヘッドライト装置または支持部材の他方側に設けられて長孔に係合するガイド軸とからなり、長孔は、仮想揺動中心を中心とする同心円の円弧に沿った形状とされ、ヘッドライト装置の揺動は、長孔に沿ってガイド軸がスライドすることで仮想揺動中心を中心に行われるので、ヘッドライト装置を揺動させる仮想揺動中心を任意に定めて、ヘッドライト支持部とは別の位置に仮想揺動中心を設けることが可能となる。これにより、例えば、ヘッドライト装置の後方側にヘッドライト支持部を設けた場合でも、仮想揺動中心をヘッドライト装置の前方側に設けることで、揺動動作に伴うヘッドライト装置の前方側の移動量を小さくすることが可能となる。
第2の発明によれば、支持部材は車体カバーと一体的に形成され、上下方向2箇所のうちの上側は、ヘッドライト装置に形成された長孔と支持部材に形成されたガイド軸とから構成されているので、車体カバーをヘッドライト装置の支持部材として利用することで、部品点数が削減されると共に、長孔とガイド軸という簡単な構成によってヘッドライト装置の支持構造を得ることが可能となる。
第3の発明によれば、長孔の一部が開放されており、該開放部からガイド軸が挿入可能に構成されているので、ガイド軸の挿入が容易になり、ヘッドライト装置の組立工数を低減することができるようになる。
第4の発明によれば、上下方向2箇所のうちの下側は、ヘッドライト装置に螺合される取付ネジよりなるガイド軸と、支持部材に形成された長孔とから構成されており、取付ネジを締結することで支持部材に対してヘッドライト装置が所定の位置に固定されるので、ヘッドライト装置の揺動位置を固定する取付ネジにガイド軸の機能を兼務させることが可能となり、部品点数を低減して、より簡単な構成でヘッドライト支持構造を得ることができるようになる。
第5の発明によれば、ヘッドライト装置は、車体の外装部品の開口部からその前部が外方に臨むように配置されており、仮想揺動中心は、開口部の近傍に設けられているので、光軸調整の際の開口部近傍でのヘッドライト装置の移動量を低減することが可能となる。これにより、ヘッドライト装置と外装部品の開口部近傍とが干渉しにくくなり、デザインの自由度が高められると共に、ヘッドライト装置と外装部品との隙間を低減して外観の高級感を高めることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の側面図である。鞍乗型車両10は、不整地走行用の4輪車であり、その車体フレーム11の略中央に、エンジン12およびこれと一体的に設けた変速機13からなるパワーユニット14が取り付けられている。パワーユニット14の上方には燃料タンク16が配置され、燃料タンク16の下方で、かつラジエータ17とパワーユニット14との間の空間に、燃料タンク16内の燃料をエンジン12に供給する燃料ポンプ18と、パワーユニット14内で使用する潤滑油を貯留するオイルタンク21とが配置されている。また、パワーユニット14の後方には、ドライブチェーン23を介して動力が伝達される減速装置24が配置されており、減速装置24には、左右の後輪26,27を制動するためのディスクブレーキ装置28が付設されている。
燃料タンク16および燃料ポンプ16に連結される燃料ホースは、燃料タンク16から燃料ポンプ18への燃料供給管115、燃料ポンプ18からスロットルボディ74に取り付けられたインジェクタ(不図示)への燃料供給管116、燃料ポンプ18から燃料タンク16への戻し管117とから構成されている。
車体フレーム11は、パワーユニット14を支持する左右一対のロアメインフレーム31と、これらのロアメインフレーム31の前端および後部に取り付けた左右一対のアッパメインフレーム33と、これらのアッパメインフレーム33の前部からロアメインフレーム31の中間部に傾斜させて延ばした左右一対の傾斜フレーム36と、これらの傾斜フレーム36およびアッパメインフレーム33のそれぞれを互いに連結するアッパ補強フレーム41と、傾斜フレーム36およびロアメインフレーム31のそれぞれを互いに連結するロア補強フレーム43と、アッパメインフレーム33の後部上部およびロアメインフレーム31の後端のそれぞれに取り付けられたリヤアッパフレーム46と、これらのリヤアッパフレーム46の後端およびロアメインフレーム31の後部下部のそれぞれを互いに連結するリヤロアフレーム51と、ロアメインフレーム31の後部およびリヤアッパフレーム46の後端のそれぞれに取り付けたリヤサブフレーム53とを備える。
エンジン12は、上方に突出するシリンダ部65にシリンダヘッド66を備え、このシリンダヘッド66に吸気装置67および排気装置68を取り付けたものである。クランクシャフト71を有するエンジン12は、エンジンハンガ155によって車体フレーム11に取り付けられる。吸気装置67は、シリンダヘッド66の後部に取り付けたスロットルボディ74と、このスロットルボディ74にコネクティングチューブ76を介して接続したエアクリーナ77とからなる。また、排気装置68は、シリンダヘッド66に一端を取り付けた排気管81と、この排気管81の他端に接続したマフラ82とからなる。
変速機13の側部に突出する出力軸85には、ドライブスプロケット86が取り付けられており、このドライブスプロケット86と減速装置24に取り付けられたドリブンスプロケット87との間に、無端状のドライブチェーン23が巻き掛けられている。前輪95,96は、車体フレーム11に回転自在に取り付けたステアリングシャフト97と連結され、ステアリングシャフト97の上端に取り付けられたバーハンドル101によって操舵可能とされる。燃料タンク16の後方には、乗員が着座するシート107が配設されている。
車体フレーム11の前方下部には、前輪用サスペンションアーム(不図示)を取り付けるためのフロントサスペンションアームブラケット102〜105が設けられている。また、車体フレーム11の後方下部には、車軸341に取り付けられた後輪26,27用のサスペンションアーム(不図示)を取り付けるためのリヤサスペンションアームブラケット111〜113が設けられている。
ヘッドパイプ97の前方側の車幅方向中央には、前照灯としてのヘッドライト装置200が取り付けられている。該ヘッドライト装置200は、車体側に固定された車体カバーとしてのラジエータカバー180に支持されている。また、ヘッドライト装置200の上方には外装部品としてのトップカバー160が配設されており、ラジエータカバー180の車幅方向外側には、前輪95,96を上方から覆う泥よけとしてのフロントフェンダ170が取り付けられている。
図2は、トップカバー160、ヘッドライト装置200、ラジエータカバー180、フロントフェンダ170の配置関係を示す斜視図である。樹脂等の薄板で形成されるトップカバー160には、ヘッドライト装置200の上部形状に合わせて車体前方に延びる延出部162と、車幅方向左右の張出部161とが形成されている。ヘッドライト装置200は、バルブやリフレクタを内装するハウジング202とレンズ201とから構成されている。本実施形態に係るヘッドライト装置200は、多数の反射面を有するリフレクタで配光するマルチリフレクタ式とされると共に、上下、左右方向に比して前後が長い灯体形状を有している。
ラジエータ17(図1参照)の車体前方に配設されるラジエータカバー180は、ラジエータ17に走行風を導く多数の通風口を有する本体部182の上端に、ヘッドライト装置200を車幅方向左右から支持する支持部材181を立設した構成とされている。また、前輪95,96を上方から覆う泥よけ部173を有するフロントフェンダ170には、車幅方向中央の係合孔171と、トップカバー160と係合するための係合凹部172とが形成されている。
上記した4つの部品の組み立ては、以下のように行われる。まず、フロントフェンダ170の係合孔171にラジエータカバー180の本体部182を係合させ、次に、ラジエータカバー180の車幅方向左右の支持部材181の間にヘッドライト装置200を挿入するように固定する。そして、ヘッドライト装置200の上部にトップカバー160を配設すると共に、トップカバー160の張出部161をフロントフェンダ172の係合凹部172に係合させて固定する。これにより、鞍乗型車両10の正面部が構成され、ヘッドライト装置200のレンズ部201が、正面部の略中央に形成される開口部から外方に臨むようになる。
図3は、ヘッドライト装置200とラジエータカバー180との係合関係を示す斜視図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ラジエータカバー180には、支持部材181の上方側で車幅方向内側へ突出するガイド軸184が形成されると共に、下方側には貫通された長孔183が形成されている。このガイド軸184および長孔183はそれぞれ左右対称に形成されている。一方、ヘッドライト装置200のハウジング202の後部側部には、上側ベース部203に長孔状溝204が形成されると共に、下側ベース部205に、取付ネジとしてのボルト300が挿通されるボルト孔206が形成されている。この長孔状溝204およびボルト孔206もそれぞれ左右対称に形成されている。
ラジエータカバー180とヘッドライト装置200との結合は、まず、ラジエータカバー180のガイド軸184をヘッドライト装置200の長孔状溝204に係合させ、次に、ヘッドライト装置200のボルト孔206とラジエータカバー180の長孔183との位置を合わせて、ボルト300を車幅方向外側から挿入することで行われる。本実施形態では、ヘッドライト装置200の下側ベース部205の内部に、雌ねじを有する保持部材(不図示)が配設されており、この保持部材にボルト300を螺合させて締め付けることで、ヘッドライト装置200がラジエータカバー180に対して所定の位置に固定される。
本実施形態に係るヘッドライト装置200においては、ラジエータカバー180によるヘッドライト装置200の支持を、長孔状溝204およびガイド軸184による上側支持部と、長孔183およびボルト300による下側支持部とで行っている。換言すれば、ラジエータカバー180とヘッドライト装置200とは、長孔と該長孔に係合するガイド軸とからなる上下2箇所の支持部によって支持されている。そして、ボルト300を緩めると、ガイド軸が長孔内を摺動可能な範囲内でヘッドライト装置200を移動することが可能となり、これに伴う灯体全体の揺動によって上下方向の光軸調整を行うことができる。なお、取付ボルト300は、他の部品を取り外すことなく、前記フロントフェンダ170の泥よけ部173の裏面側からドライバ等で緩めることができる。
本実施形態では、ヘッドライト装置200の長孔状溝204の上部が開放されているので、ラジエータカバー180のガイド軸184を、長孔状溝204の上部からスムーズに係合させることが可能である。また、長孔状溝204に開放部を設けない場合でも、支持部材181を一時的に車幅方向外側に弾性変形させることでガイド軸184が係合できるように構成してもよい。なお、ガイド軸184は、ラジエータカバー180と別体式とすることもできる。
図4は、ヘッドライト装置200とラジエータカバー180との係合関係の詳細を示す説明図である。また、図5は、ヘッドライト装置200の揺動動作を示す一部拡大断面図である。本発明に係るヘッドライト装置は、前記したようなヘッドライト支持部の長孔を、仮想揺動中心Cを中心とする同心円の円弧に沿って延びる形状とすることによって、仮想揺動中心Cを中心とした揺動動作が可能である点に特徴がある。本実施形態では、上側のヘッドライト支持部において、仮想揺動中心Cを中心とする半径R1の円弧上に、この円弧に沿った形状を有する長孔状溝204が形成され、下側の支持部においては、半径R1よりやや小さな半径R2を有する同心円の円弧上に、この円弧に沿った形状を有する長孔183が形成されている。そして、それぞれの長孔状溝204および長孔183に、ガイド軸184およびガイド軸として機能するボルト300が係合されている。なお、本実施形態において、下側の支持部に適用する円弧を上側の支持部に適用する円弧より小さく設定しているのは、下側ベース部205を前方上方側に配置することでヘッドライト装置200と車体フレームとの干渉を避けるためであり、2つの円弧の大きさの比率等は、種々の変形が可能である。
なお、上側の支持部では、樹脂等で形成された円筒ブッシュ185をガイド軸184に係合し、長孔状溝204の内壁との間に余分な隙間が生じないように構成されている。また、下側の支持部では、金属等で形成された円筒カラー301がボルト300の雄ねじ部分に挿通されており、揺動時には、この円筒カラー301の外壁と長孔183の内壁とが摺動することで、ガイド軸と長孔とのスライド動作が滑らかに行われるように構成されている。なお、円筒カラー301は、ヘッドライト装置200に伝達される振動が低減されるように、下方側ベース部205の内部に固定された防振ブッシュ302で支持されている。
なお、上下の支持部に形成される2つの長孔は、仮想揺動中心Cを中心とする同心円の円弧に沿った形状であればよい。例えば、上下2箇所の支持部を同一の同心円の円弧上に配置したり、また、下側の支持部の方が上側の支持部より大きな同心円を適用するように構成してもよい。なお、長孔とガイド軸とからなるヘッドライト支持部は、3箇所以上に設けることも可能である。
上記したような構成により、ヘッドライト装置200は、任意に設定した仮想揺動中心Cを中心とした揺動動作を行うことができる。そして、本実施形態では、この仮想揺動中心Cをヘッドライト装置200の前部上部に設定することで、光軸調整時における灯体の前部上部の動きが最小限に抑えられている。これにより、図4に示すように、ヘッドライト装置200とトップカバー160とが近接し、車体前方側に延びる延出部162がレンズ部201の上部を覆うようなデザインであっても、延出部162とレンズ部201との間に干渉を防ぐための余分なクリアランス(隙間)を確保しておく必要がなくなり、トップカバー160およびヘッドライト装置200のデザインの自由度を高めることが可能となる。
また、本実施形態のように、トップカバー160とラジエータカバー180とに囲まれた空間からヘッドライト装置200を外方に臨ませる、すなわち、外装部品に設けられた開口部からヘッドライトを外方に臨ませるデザインでは、特に、ヘッドライトと開口部との間の隙間の変化によって、外観の印象が大きく変わりやすい。したがって、仮想揺動中心Cを開口部近傍に設けることで開口部近傍の灯体の上下動が低減されることはデザイン上たいへん好ましい。さらに、開口部とヘッドライトとの間の隙間を低減することで、隙間から内側が見えることがなく、また、部品同士の一体感が向上して外観の高級感も高められる。
ヘッドライト装置および車体カバーに設けられた長孔およびガイド軸の構成や配置、仮想揺動中心の位置、ヘッドライト装置および各種外装部品の形状等は、上記実施形態に限られず種々の変更が可能である。例えば、本実施形態に係るヘッドライト装置は、二輪/三輪車等の鞍乗型車両や車室を有する車両に適用可能であり、また、ヘッドライトの灯体を複数有する車両に適用してもよい。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の側面図である。 外装部品およびヘッドライト装置の配置関係を示す斜視図である。 ヘッドライト装置とラジエータカバーとの係合関係を示す斜視図である。 ヘッドライト装置とラジエータカバーとの係合関係の詳細を示す説明図で る。 ヘッドライト装置の揺動動作を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
10…鞍乗型車両、160…トップカバー、162…延出部、170…フロントフェンダ、173…泥よけ部、180…ラジエータカバー(車体カバー)、181…支持部材、183…長孔、184…ガイド軸、200…ヘッドライト装置、201…レンズ部、204…長孔状溝(長孔)、300…ボルト(取付ネジ)、C…仮想揺動中心

Claims (5)

  1. 車体側の支持部材に揺動可能に支持され、該揺動により上下方向の光軸調整を行うようにしたヘッドライト装置において、
    前記ヘッドライト装置の左右後部に、互いに離間した少なくとも上下2箇所のヘッドライト支持部が設けられ、
    該ヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置または支持部材の一方側に設けられた長孔と、前記ヘッドライト装置または支持部材の他方側に設けられて前記長孔に係合するガイド軸とからなり、
    前記長孔は、仮想揺動中心を中心とする同心円の円弧に沿った形状とされ、
    前記ヘッドライト装置の揺動は、前記長孔に沿って前記ガイド軸がスライドすることで前記仮想揺動中心を中心に行われることを特徴とするヘッドライト装置。
  2. 前記支持部材は車体カバーと一体的に形成され、
    前記上下方向2箇所のうちの上側のヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置に形成された長孔と、前記支持部材に形成されたガイド軸とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライト装置。
  3. 前記長孔の一部が開放されており、該開放部から前記ガイド軸が挿入可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘッドライト装置。
  4. 前記上下方向2箇所のうちの下側のヘッドライト支持部は、前記ヘッドライト装置に螺合される取付ネジよりなるガイド軸と、前記支持部材に形成された長孔とから構成されており、
    前記取付ネジを締結することで、前記支持部材に対してヘッドライト装置が所定の位置に固定されることを特徴とする請求項2に記載のヘッドライト装置。
  5. 前記ヘッドライト装置は、車体の外装部品の開口部からその前部が外方に臨むように配置されており、
    前記仮想揺動中心は、前記開口部の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライト装置。
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