JP7514820B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、ヘッドライトおよびウインドスクリーンを支持するフロントカウルに、ウインドスクリーンとは別の導風部材を取り付けた鞍乗型車両に関する。
従来から、ヘッドライトおよびウインドスクリーンを支持するフロントカウルに、ウインドスクリーンとは別の導風部材を取り付けた鞍乗型車両が知られている。
特許文献1には、ヘッドライトおよびウインドスクリーンを支持するフロントカウルを有する鞍乗型車両において、車幅方向中央に配設されるウインドスクリーンの側方のフロントカウルに、板状の導風部材を左右一対で取り付けた構成が開示されている。
国際公開2018/225199号公報
しかし、特許文献1の構成は、導風部材をボルトによってフロントカウルに取り付けることで強固かつ簡単に取り付けができるものの、取付部分が外方に露出するため外観性に影響を与えるという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、導風部材をフロントカウルに対して強固かつ簡単に取り付け可能としながら、取付部分を目立たなくすることができる鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車体の前部を覆うカウル(C)を有し、該カウル(C)の上部にウインドスクリーン(7)が配設され、該ウインドスクリーン(7)とは別の導風部材(50)が前記カウル(C)に取り付けられる鞍乗型車両(1)において、 前記カウル(C)は、ヘッドライト(12)の外周を覆うフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)の車幅方向外側を覆うフロントサイドカウル(11)とからなり、前記導風部材(50)が、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)との間で支持される支持部(52)を有する点に第1の特徴がある。
また、前記フロントカウル(9)に開口(9a)が設けられ、前記支持部(52)は、前記開口(9a)に車幅方向外側から挿入され、前記開口(9a)および前記支持部(52)が、前記フロントサイドカウル(11)で覆われる点に第2の特徴がある。
また、前記支持部(52)の車幅方向寸法が、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)との離間距離より長い点に第3の特徴がある。
また、前記フロントサイドカウル(11)で覆われる部分の前記フロントカウル(9)に、車幅方向外側に延出する屈曲部(9b)が設けられており、前記屈曲部(9b)は、その車幅方向外側端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下方延出部(9c)を有し、前記開口(9a)が、前記下方延出部(9c)に設けられる点に第4の特徴がある。
また、前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の表面に沿うベース部(53)と、前記屈曲部(9b)に沿って車幅方向外側に伸びる外側延出部(54)と、該外側延出部(54)の端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下部(55)とを有し、前記支持部(52)が、前記下部(55)の下端部から車幅方向内側に伸びる点に第5の特徴がある。
また、前記導風部材(50)は、車体正面視で、前記フロントカウル(9)の外形線と前記フロントサイドカウル(11)の外形線とが所定角度をなして交わる部位に配設されている点に第6の特徴がある。
また、前記フロントカウル(9)は、後方に向かうほど車幅方向外側に広がるように傾斜しており、前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の後端部より後方に延出する後方延出部(57)を有し、前記後方延出部(57)が、前記フロントカウル(9)の傾斜より大きく車幅方向外側に傾斜している点に第7の特徴がある。
また、前記導風部材(50)のベース部(53)の内側面が、前記フロントカウル(9)の外側面に接着される点に第8の特徴がある。
また、前記ベース部(53)にシボ加工が施される点に第9の特徴がある。
さらに、前記導風部材(50)は、左右一対で設けられると共に、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)の間で支持される点に第10の特徴がある。
第1の特徴によれば、車体の前部を覆うカウル(C)を有し、該カウル(C)の上部にウインドスクリーン(7)が配設され、該ウインドスクリーン(7)とは別の導風部材(50)が前記カウル(C)に取り付けられる鞍乗型車両(1)において、 前記カウル(C)は、ヘッドライト(12)の外周を覆うフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)の車幅方向外側を覆うフロントサイドカウル(11)とからなり、前記導風部材(50)が、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)との間で支持される支持部(52)を有するので、導風部材がフロントカウルとフロントサイドカウルとの間で支持されることとなり、簡単に組み付けができると共に、支持部が外方に露出しないことで外観性を向上させることが可能となる。
第2の特徴によれば、前記フロントカウル(9)に開口(9a)が設けられ、前記支持部(52)は、前記開口(9a)に車幅方向外側から挿入され、前記開口(9a)および前記支持部(52)が、前記フロントサイドカウル(11)で覆われるので、支持部を開口に挿入してフロントサイドカウルで覆うことで、導風部材の位置決めおよび支持を容易に行うことができる。
第3の特徴によれば、前記支持部(52)の車幅方向寸法が、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)との離間距離より長いので、フロントサイドカウルを取り外さない限り支持部が開口から外れることがなく、フロントカウルおよびフロントサイドカウルによって導風部材の支持を確実に行うことが可能となる。
第4の特徴によれば、前記フロントサイドカウル(11)で覆われる部分の前記フロントカウル(9)に、車幅方向外側に延出する屈曲部(9b)が設けられており、前記屈曲部(9b)は、その車幅方向外側端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下方延出部(9c)を有し、前記開口(9a)が、前記下方延出部(9c)に設けられるので、導風部材を設置するスペースを確保すると共に、導風部材の位置決めが容易となる。
第5の特徴によれば、前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の表面に沿うベース部(53)と、前記屈曲部(9b)に沿って車幅方向外側に伸びる外側延出部(54)と、該外側延出部(54)の端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下部(55)とを有し、前記支持部(52)が、前記下部(55)の下端部から車幅方向内側に伸びるので、導風部材をフロントカウルおよびフロントサイドカウルに沿った形状とすることで、より簡単に導風部材の位置決めが可能となる。
第6の特徴によれば、前記導風部材(50)は、車体正面視で、前記フロントカウル(9)の外形線と前記フロントサイドカウル(11)の外形線とが所定角度をなして交わる部位に配設されているので、カウル形状に沿って流れる走行風の通り道に導風部材を設置することで、乗員への風当たりを軽減することが可能となる。
第7の特徴によれば、前記フロントカウル(9)は、後方に向かうほど車幅方向外側に広がるように傾斜しており、前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の後端部より後方に延出する後方延出部(57)を有し、前記後方延出部(57)が、前記フロントカウル(9)の傾斜より大きく車幅方向外側に傾斜しているので、フロントカウルに沿って流れる走行風をより車幅方向外側に導風して、乗員への風当たりを軽減することが可能となる。
第8の特徴によれば、前記導風部材(50)のベース部(53)の内側面が、前記フロントカウル(9)の外側面に接着されるので、支持部と合わせてより確実に導風部材をカウルに固定することができる。
第9の特徴によれば、前記ベース部(53)にシボ加工が施されるので、シボ加工によって接着部分を目立たなくすることができると共に、導風部材の外観性を向上させることができる。
第10の特徴によれば、前記導風部材(50)は、左右一対で設けられると共に、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)の間で支持されるので、左右一対の導風部材とすることでコンパクトに形成することができ、組付けがしやすい。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の一部拡大正面図である。 図2の状態から前側フラッシャランプを取り外した自動二輪車の一部拡大正面図である。 自動二輪車を左前方から見た一部拡大斜視図である。 自動二輪車から操向ハンドルを取り外した状態の一部拡大平面図である。 図1の一部拡大図である。 図6の状態からフロントサイドカウルを取り外した状態の左側面図である。 導風部材の取付状態を示す斜視図である。 導風部材の左側面図である。 導風部材の正面図である。 導風部材の平面図である。 図6のXII-XII線断面図である。 図6のXIII-XIII線断面図である。 フロントカウルを取り外して左前方から見た自動二輪車の一部拡大斜視図である。 図13の状態からインナカウルを取り外した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、パワーユニットPの駆動力を後輪WRに伝達して走行する鞍乗型車両である。車体フレームFを構成するメインフレームF1の前端部には、不図示のステアリングステムを揺動自在に軸支するヘッドパイプF2が設けられる。
ステアリングステムの上下には、左右一対のフロントフォーク13を支持するトップブリッジ28およびボトムブリッジ29が固定されている。フロントフォーク13の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。
メインフレームF1の後端下部には、スイングアーム19を揺動自在に軸支するピボット16を有するピボットフレーム17が連結されている。スイングアーム19の後端部には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支されている。ピボットフレーム17の上部には、シート26およびリヤカウル25を支持するリヤフレームF3が連結されている。
メインフレームF1の上部には燃料タンク2が配設されており、メインフレームF1の下部にはパワーユニットPが吊り下げられている。パワーユニットPの駆動力は、ドライブチェーン20を介して後輪WRに伝達される。
トップブリッジ28の上部には、操向ハンドル3が固定されている。操向ハンドル3には、左右一対のナックルガード5およびバックミラー4が取り付けられている。操向ハンドル7の前方には、車体の前部を覆うカウルCが配設されている。カウルCは、ヘッドライト12の外周を覆いウインドスクリーン7を支持するフロントカウル9と、該フロントカウル9の車幅方向外側を覆う左右一対のフロントサイドカウル11とからなる。ウインドスクリーン7には、該ウインドスクリーン7と共締め固定されるディフレクタ8が左右一対で取り付けられており、ウインドスクリーン7の後方にはメータ装置6が配設されている。
フロントカウル9の側部には、左右一対の前側フラッシャランプ10が取り付けられている。本発明に係るディフレクタとしての導風部材50(図示ハッチング部)は、前側フラッシャランプ10の後方の位置に左右一対で配設されている。カウルCの前方および側方には、車体を保護するガード部材80が配設されている。パイプ部材からなるガード部材80には、補助ランプ27が左右一対で取り付けられている。フロントフォーク13には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ14が取り付けられている。
リヤフレームF3の下部には、左右一対のタンデムステップ18が取り付けられている。リヤカウル25の左右には、パニアケース22が取り付けられている。また、リヤカウル25の後端部には、尾灯装置24、後側フラッシャランプ23およびリヤフェンダ21が配設されている。パワーユニットPの下部には、パワーユニットPを保護するスキッドプレート15が配設されている。
図2は、自動二輪車1の一部拡大正面図である。また、図3は、図2の状態から前側フラッシャランプ10を取り外した自動二輪車1の一部拡大正面図である。図3では、前側フラッシャランプ10のほか、パニアケース22や、スクリーン7の締結ねじ7aで共締め固定されるディフレクタ8も取り外した状態を示している。
フロントカウル9の外側面は、下方に行くほど車幅方向内側に傾斜する傾斜面30aをなしている。前側フラッシャランプ10の後方に位置する導風部材50は、車体正面視で、フロントカウル9の外形線とフロントサイドカウル11の外形線とが所定角度をなして交わる部位に配設されている。換言すれば、導風部材50は、フロントカウル9の外形に接する接線9sとフロントサイドカウル11の外形に接する接線11sとが所定角度をなして交わる部位に配設されている。本実施形態では、接線9sと接線11sとが鋭角θをなすように構成されているが、これが鈍角をなすように構成してもよい。これにより、カウル形状に沿って流れる走行風の通り道に導風部材50を設置することで、乗員への風当たりを軽減することが可能となる。フロントカウル9の外形線とフロントサイドカウル11の外形線とが所定角度をなして交わる部位は、操向ハンドル3の下方かつ運転者の胴体の前方の位置にあたる。
図4は、自動二輪車1を左前方から見た一部拡大斜視図である。また、図5は自動二輪車1から操向ハンドル3を取り外した状態の一部拡大平面図である。導風部材50は、前側フラッシャランプ10の後方の位置で、フロントカウル9に接着固定されている。導風部材50の内側面には、フロントカウル9の上縁に接する立設部51が設けられている。この立設部51により、導風部材50の上方側の位置決めが容易となる。
図6は、図1の一部拡大図である。また、図7は図6の状態からフロントサイドカウル11を取り外した状態の左側面図である。フロントサイドカウル11は、フロントカウル9の側部から燃料タンク2の前方寄りの側部までを覆う大型部品である。導風部材50の前端部はフロントカウル9に形成された開口9aに挿入され、これにより、導風部材50の前方側の位置決めがなされる。
図8は、導風部材50の取付状態を示す斜視図である。導風部材50の前端部には、板状の支持部52が設けられており、この支持部52がフロントカウル9に設けられた横長の開口9aに挿入される。そして、支持部52および開口9aがフロントサイドカウル11で覆われることで、導風部材50の位置決めおよび支持を容易に行うことができる。また、導風部材50がフロントカウル9とフロントサイドカウル11との間で支持されることとなり、簡単に組み付けができると共に、支持部52が外方に露出しないことで外観性を向上させることができる。
フロントカウル9には、車幅方向外側に延出する屈曲部9bが設けられている。屈曲部9bは、その車幅方向外側端部からフロントサイドカウル11の裏面に沿って下方に伸びる下方延出部9cを有しており、この下方延出部9cに開口9aが設けられている。これにより、導風部材50を設置するスペースを確保すると共に、導風部材50の位置決めが容易となる。
フロントカウル9には、フロントサイドカウル11を支持するためのグロメット9dが埋設されている。また、フロントカウル9の上面を覆うアッパカバー37の後端部は、固定部材9eによってフロントカウル9の上端と共に燃料タンク2に固定されている。
図9は、導風部材50の左側面図である。また、図10は導風部材50の正面図であり、図11は導風部材50の平面図である。図9~11では、車幅方向左側の導風部材50を示すが、対称形状とされる車幅方向右側の導風部材50も同一構造を有する。
導風部材50は、フロントカウル9への接着面58が設けられるベース部53と、ベース部53に連なって後方に伸びる後方延出部57とを有している。ベース部53と後方延出部57との境界線上には、導風部材50の強度を高めると共に整流効果を有する2本のリブ56が設けられている。一方、導風部材50の車幅方向内側の面には、フロントカウル9の上縁に接して位置決めを行う立設部51が設けられている。
フロントカウル9の開口9aに挿入される支持部52は、ベース部53の前端下部から下方に突出する部分に設けられている。詳しくは、ベース部53の前端下部から外側延出部54が車幅方向外側に伸びており、この外側延出部54の端部から下部55が下方に伸びており、この下部55の端部から支持部52が車幅方向内側に伸びている。これにより、導風部材50をフロントカウル9およびフロントサイドカウル11に沿った形状とすることで、より簡単に導風部材50の位置決めが可能となる。
有色透明の合成樹脂等で形成される導風部材50には、少なくともベース部53の外側面および立設部51の外側面にシボ加工が施されている。これにより、接着面58を外方から目立たなくすると共に、導風部材50の外観性を高めることが可能となる。なお、ベース部53および立設部51以外の部位にもシボ加工を設けても良い。また、シボ加工はベース部53および立設部51の内側面に設けてもよい。
図12は、図6のXII-XII線断面図である。導風部材50の外側延出部54は、フロントカウル9の屈曲部9bに沿って車幅方向外側に伸びている。また、導風部材50の下部55は、フロントサイドカウル11の裏面に沿って下方に伸びている。そして、支持部52の車幅方向寸法は、フロントカウル9とフロントサイドカウル11との離間距離よりも長く設定される。これにより、フロントサイドカウル11を取り外さない限り支持部52が開口9aから外れることがなく、フロントカウル9およびフロントサイドカウル11によって導風部材50の支持を確実に行うことが可能となる。
図13は、図6のXIII-XIII線断面図である。フロントカウル9は、後方に向かうほど車幅方向外側に広がるように傾斜しており、導風部材50は、フロントカウル9の後端部より後方に延出する後方延出部57を有する。そして、この後方延出部57は、フロントカウル9の傾斜より大きく車幅方向外側に傾斜している。より具体的には、フロントカウル9に沿う接線9sの傾斜より、後方延出部57に沿う接線57sの傾斜の方が大きく設定されている。これにより、フロントカウル9に沿って流れる走行風Wをより車幅方向外側に導風して、乗員への風当たりを低減することが可能となる。
図14は、フロントカウル9を取り外して左前方から見た自動二輪車1の一部拡大斜視図である。ヘッドパイプF2の前部には、カウルステー31が取り付けられており、アッパカバー37の後端部は、固定部材9eによって燃料タンク2に支持されている。燃料タンク2の前部に設けられる燃料タンク支持ステー35は、締結部材33によってメインフレームF1に固定される。一方、インナカウル32の後部に設けられるインナカウル支持ステー34は、締結部材36によって燃料タンク支持ステー35に固定される。この構成によれば、インナカウル32が燃料タンク支持ステー35を覆い隠さないので、締結部材33,36を取り外すことで、インナカウル32を取り外すことなく燃料タンク2を上方にリフトアップすることが可能となり、メンテナンスが容易となるとともに、支持剛性の高い位置にインナカウル32を支持できる。
図15は、図13の状態からインナカウル32を取り外した状態を示す斜視図である。アッパカバー38の前端部には、前側フラッシャランプ10の配線41を吊り下げるためのフック状のハーネス支持部39が設けられている。このハーネス支持部39によれば、配線40と配線41とを接続するカプラ43およびカバー42を上下方向に指向させて支持する事ができ、カウル内側およびハーネスを伝う水の水抜けをよくすることが可能となる。
上記したように、本発明に係る導風部材の取付構造によれば、カウルCが、ヘッドライト12の外周を覆うフロントカウル9と、該フロントカウル9の車幅方向外側を覆うフロントサイドカウル11とからなり、導風部材50が、フロントカウル9とフロントサイドカウル11との間で支持される支持部52を有するので、導風部材50がフロントカウル9とフロントサイドカウル11との間で支持されることとなり、簡単に組み付けができると共に、支持部52が外方に露出しないことで外観性を向上させることが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、フロントカウルおよびフロントサイドカウルの形状や構造、導風部材の形状や構造、支持部や開口の形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る導風部材の取付構造は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、7…ウインドスクリーン、9…フロントカウル、9a…開口、9b…屈曲部、9c…下方延出部、11…フロントサイドカウル、12…ヘッドライト、50…導風部材、52…支持部、53…ベース部、54…外側延出部、55…下部、57…後方延出部、C…カウル

Claims (12)

  1. 車体の前部を覆うカウル(C)を有し、該カウル(C)の上部にウインドスクリーン(7)が配設され、該ウインドスクリーン(7)とは別の導風部材(50)が前記カウル(C)に取り付けられる鞍乗型車両(1)において、
    前記カウル(C)は、ヘッドライト(12)の外周を覆い、車両後方に向けて車幅方向外方に傾斜するフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)から車幅方向外方に離間し、該フロントカウル(9)を車幅方向外側から覆うフロントサイドカウル(11)とからなり、
    前記導風部材(50)が、
    前記フロントカウル(9)の側面に沿って配置されるベース部(53)と、
    前記ベース部(53)の前部下端で前記フロントサイドカウル(11)に覆われると共に、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)との間に支持される支持部(52)と、
    前記ベース部(53)から後方に延びて前記フロントカウル(9)よりも車幅方向外方に傾斜して延びる後方延出部(57)とを備えることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記フロントカウル(9)に開口(9a)が設けられ、
    前記支持部(52)は、前記開口(9a)に車幅方向外側から挿入され、
    前記開口(9a)および前記支持部(52)が、前記フロントサイドカウル(11)で覆われることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記フロントサイドカウル(11)で覆われる部分の前記フロントカウル(9)に、車幅方向外側に延出する屈曲部(9b)が設けられており、
    前記支持部(52)の車幅方向寸法が、前記屈曲部(9b)の車幅方向外側端部と前記フロントサイドカウル(11)との離間距離より長いことを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記屈曲部(9b)は、その車幅方向外側端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下方延出部(9c)を有し、
    前記開口(9a)が、前記下方延出部(9c)に設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の表面に沿うベース部(53)と、前記屈曲部(9b)に沿って車幅方向外側に伸びる外側延出部(54)と、該外側延出部(54)の端部から前記フロントサイドカウル(11)の裏面に沿って下方に伸びる下部(55)とを有し、
    前記支持部(52)が、前記下部(55)の下端部から車幅方向内側に伸びることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記導風部材(50)は、車体正面視で、前記フロントカウル(9)の外形線と前記フロントサイドカウル(11)の外形線とが所定角度をなして交わる部位に配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記フロントカウル(9)は、後方に向かうほど車幅方向外側に広がるように傾斜しており、
    前記導風部材(50)は、前記フロントカウル(9)の後端部より後方に延出する後方延出部(57)を有し、
    前記後方延出部(57)が、前記フロントカウル(9)の傾斜より大きく車幅方向外側に傾斜していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記導風部材(50)のベース部(53)の内側面が、前記フロントカウル(9)の外側面に接着されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ベース部(53)にシボ加工が施されることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記導風部材(50)は、左右一対で設けられると共に、前記フロントカウル(9)と前記フロントサイドカウル(11)の間で支持されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記導風部材(50)は、該導風部材(50)の内側面に車幅方向内側へ延び、前記フロントカウル(9)の上縁に接する立設部(51)を備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記フロントカウル(9)の外側面は、下方に向かって車幅方向内側に傾斜する傾斜面(30a)を備え、
    前記導風部材(50)は、前記傾斜面(30a)に接着されることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
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