JP5129592B2 - スクータ型車両のフロア構造 - Google Patents

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Description

この発明は、スクータ型車両、特にトンネル部を有する場合におけるデザイン的に有利なフロア構造に関する。
スクータ型車両で、左右に足置き用のステップフロアを設け、その間に隆起するトンネル部を設けたフロア構造において、トンネル部に別体の装飾カバーを配置することにより、従来は運転者が跨ぐ部分であるがゆえに形状を小さく、かつ目立ちにくくしたいという要求からデザインの自由度が低かったトンネル部のデザインの自由度を高めることが公知である。
特許第3938652号公報
上記のようにトンネル部に別体の装飾カバーを配置すると、外観性を向上できる一方で、装飾カバーを追加するために部品点数が増加してコストアップを招くおそれがある。
そこで、このような装飾カバーを設けずに、トンネル部の少なくとも側面を覆うトンネル部サイドカバーと、レッグシールドのフットレスト部よりも前側に設けられて車体前端部側面を覆うフロントサイドカバーとを利用して、デザイン上のアクセントとして印象づけることができるデザインを施すことが望まれる。本願発明はこのような課題を解決するものである。
上記課題を解決するため請求項1に係る発明は、シートに着座した運転者が足を載置する左右一対のステップフロアと、これら左右ステップフロアの間で上方に膨出するトンネル部と、着座した運転者の足の前方を覆うレッグシールドとを備えたスクータ型車両において、
前記トンネル部の少なくとも側面を覆うトンネル部サイドカバーを設けるとともに、
前記レッグシールドは、前記ステップフロアから前方に延びるフットレスト部と、このフットレスト部よりも前側に設けられて車体前端部側面を覆うフロントサイドカバーとを備え、
前記トンネル部サイドカバーの前端と、前記フロントサイドカバーの上端を繋いで逆V字形状に接続するとともに、前記ステップフロアの前端をこの逆V字形状に合わせて各カバーを接続一体化したことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記トンネル部サイドカバーを、前記フロントサイドカバーと一体成形したことを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1又は2のいずれかにおいて、前記トンネル部サイドカバーの前記フットレスト部上方部位に車両側方へ張り出す膨出部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、ステップフロアのフットレスト部につながる前側立て壁部61が車体前側に向かって外側に滑らかに湾曲させたことを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、トンネル部サイドカバーの後端部が、シートの下方に配置されるリヤサイドカバーの前端に連続させて、一体的につながるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、トンネル部サイドカバーの前端と、フロントサイドカバーの上端を繋いで逆V字形状に接続するとともに、ステップフロアの前端をこの逆V字形状に合わせて各カバーを接続一体化したので、逆V字形状部により、デザイン上のアクセントとして印象づけることができる。
そのうえ、フットレスト部とトンネル部サイドカバーとの間に立て壁としてステップフロアの一部をフットレスト部に連続して介在させることにより、サイドカバーに乗員の足が触れにくくなって、サイドカバーが汚れることを防止できる。
請求項2の発明によれば、トンネル部サイドカバーを比較的小さな部品であるフロントサイドカバーと一体成形することにより、部品点数の削減を図りながら、トンネル部のデザインの自由度向上を図ることができる。さらに、トンネル部を前方に延ばしたような特徴的なデザインを施すことができ、車両の差別化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、膨出部によって運転者からフットレスト部を見えにくくすることができるので、運転者から見えるレッグシールドの印象を高級感のあるものにすることができる。
請求項4の発明によれば、乗員がフットレストに足を置いた際に、前側立て壁部に沿わせてつま先を外側へ向けて足を置けるため、より自然な姿勢で乗車できて、フロアの居住性を向上できる。
請求項5の発明によれば、トンネル部サイドカバーとリヤサイドカバーが車両の前部から後部にかけて一体的に連続するように構成したため、車両のデザインの一体感を向上できる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。
図1は本願発明の適用されたスクータ型自動2輪車の側面図である。この車両は、前輪1と後輪2の間に低床式のステップフロア3を備え、ステップフロア3の後端部上方に配置されたシート4に腰掛けた乗員5の足6を置くようになっている。
ステップフロア3は中央のトンネル部7を挟んで左右に設けられる。ステップフロア3の前方側には足6の前方を覆うレッグシールド8が設けられている。トンネル部7は車体カバーの一部を車体中心に沿って隆起させ、内側を中空にした部分である。シート4はタンデム式であり、同乗者9の足10はステップホルダ11に設けられたピリオンステップ12に置かれる。
乗員5によって操舵されるハンドル13はそのハンドル軸14を車体フレーム15の前端に設けられたヘッドパイプ16へ回動自在に支持され、ハンドル軸14の下端は前輪1を支持するフロントフォーク17へ連結され、ハンドル13によって前輪1が操向される。
車体フレーム15はヘッドパイプ16から斜め下がりに後方へ延びるフロントアッパーフレーム18及びフロントロアーフレーム19からなる上下2本のダウンフレームと、フロントアッパーフレーム18の上下方向中間部近傍位置から斜め上がりに後方へ延びるリヤフレーム20を備える。フロントロアーフレーム19はステップフロア3の下方にて略水平に曲がって後方へ延び、ステップフロア3の後方にて再び斜め上方へ曲がって後方へ延びてリヤフレーム20の前後方向中間部へ接続している。
フロントアッパーフレーム18とフロントロアーフレーム19の間には縦長の燃料タンク21が支持され、その底部はステップフロア3の下方に位置する。また、上部に設けられる注入口22はトンネル部7内の上面近傍に位置し、後述するようにトンネル部7の上方から給油できるようになっている。フロントアッパーフレーム18とフロントロアーフレーム19及び燃料タンク21はトンネル部7の空間内に配置されている。燃料タンク21の前方にはラジエタ23が位置する。このような重量物の配置によりマスの集中と低重心化に貢献している。
フロントロアーフレーム19の水平から斜め上がりに曲がる部分の近傍には、スイング式パワーユニット24の前端部が揺動自在に支持され、その後端部に後輪2が支持されている。
スイング式パワーユニット24は前方へ傾いた直列式多気筒エンジン25を備える。26はサイドスタンド、27はメインスタンド、28はシート4の後席下方位置でリヤフレーム20に支持されるバッテリ、29はリヤクッションユニットである。
以下、車体カバーについて説明する。図2は車体を覆った状態における車体カバー全体の側面図である。車体カバーは、ヘッドパイプ16を前方から覆うフロントカバー30,ヘッドパイプ16を後方側から覆うインナーカバー31,トンネル部7の側部を構成するトンネル部サイドカバー32,ステップフロア3及びレッグシールド8を設けたフロアパネル33,その下方に設けられるフロアスカートパネル34,インナーカバー31とともにトンネル部7の上部をなすセンターカバー35,シート下カバーをなすリヤサイドカバー36,その下方へ取り付けられるリヤサイドロアーカバー37,リヤサイドカバー36の後端部へ取り付けられるリヤサイドアッパーカバー38を備える。
これらの各車体カバー構成部材はそれぞれ樹脂製であり、トンネル部サイドカバー32,フロアパネル33,フロアスカートパネル34,リヤサイドカバー36,リヤサイドロアーカバー37は左右一対で設けられる。
フロントカバー30は前部にヘッドライト40,前部左右にウインカ41が設けられ、さらに上部にはウィンドスクリーン42が一体化されている。フロントカバー30は前部から左右を連続して設けられ、ウィンドスクリーン42の背面側にはメーターパネル43が設けられ、フロントカバー30の上方側開口を覆っている。フロントカバー30の背面側はインナーカバー31で車体後方側から覆われている。
なお、ヘッドライト40とウインカ41の間に形成されインナーカバー31に達する部分は、下側が車体内側へ入り込むアンダーカット斜面44をなし、逆傾斜するトンネル部サイドカバー32との間で凹部を形成する。この凹部は車体の前後方向へ開放され、前方側より走行風Wを取り込み、車体後方へ流れるようにガイドする。
インナーカバー31はアンダーカット斜面44の後部に連続して後方側へ延びる左右一対のインナーカバーアッパー45と、その下方かつウインカ41の後方に設けられ、下側がトンネル部サイドカバー32と連続するインナーカバーロア46とを有する。インナーカバーロア46の背面はトンネル部7の上面をなすよう後方へ延出し、その一部に給油用リッド47が開閉自在に設けられ、前部側のヒンジを中心に後方側を上方へ回動して開くと、トンネル部7内に収容されている燃料タンク21の注入口22へ給油できるようになっている。
トンネル部サイドカバー32は詳細を後述するが、トンネル部の側壁をなす立て壁状の本体部50と、レッグシールド8のフットレスト部(後述)前方へ曲がり込んで上下方向に形成され、車体の前端部側面を覆うフロントサイドカバー51とが樹脂の一体成形にて形成され、本体部50とフロントサイドカバー51の接続部52の上縁部前端はウインカ41の前側下端部に達し、フロントサイドカバー51の前縁部が車体カバー全体の前縁部の一部をなしている。
このように、フロントサイドカバー51と本体部50を一体化すると、本体部50の先端が車体前端まで連続して延びるように見えるので、トンネル部7を車体前方へ延ばしたような特徴的なデザインを施すことができ、車両の差別化を図ることができる。
フロアパネル33も詳細は後述するが、トンネル部サイドカバー32の下縁に沿ってトンネル部の側壁を形成する側面立て壁部60と、レッグシールド8の一部をなす側面視略三角形状の前側立て壁部61を有する。
インナーカバー31、センターカバー35及びトンネル部サイドカバー32の本体部50さらにフロアパネル33の側面立て壁部60及び前側立て壁部61でトンネル部7を形成している。
前側立て壁部61は、トンネル部サイドカバー32の本体部50とフロントサイドカバー51で囲まれている。
フロアスカートパネル34は、前端上部がレッグシールド8の下部前方へ回り込んでフロントサイドカバー51の下端部と接続し、この前端上部より後方側部分は上端部がステップフロア3の外縁部に接続する。
リヤサイドカバー36の前端は本体部50の後端へ接続し、リヤサイドカバー36の下端部にはリヤサイドロアーカバー37が重なる。リヤサイドカバー36とリヤサイドロアーカバー37を別体にすることで、リヤカバーにおける材料・色等を異ならせてデザインの自由度を高めることができる。車体カバーの配色については後述する。リヤサイドアッパーカバー38はリヤサイドカバー36とリヤサイドロアーカバー37の各後端を覆うように取り付けられる。
側面立て壁部60の後端部,リヤサイドカバー36の前部下端縁,リヤサイドロアーカバー37の前端縁及びフロアスカートパネル34の後端縁とで囲まれた空間には、ステップホルダ11が配置されている。
ステップホルダ11はフロントロアーフレーム19の後部でリヤフレーム20へ向かって斜め上方へ延びる部分へ取り付けられる金属プレートであり、ここにピリオンステップ12が起倒自在に設けられている。
ここで各カバー部材の配色について説明する。フロアパネル33は足置き部をなすので、基本的に黒色系であることが好ましい。フロアパネル33に横並び状をなすステップホルダ11及びリヤサイドロアーカバー37も同色系にすることで統一感を持たせることができる。
一方、トンネル部サイドカバー32はフロアパネル33と別系統色(例えば白や赤などの非黒色)として車両の外観色を構成してデザインの変化を実現できる。このとき、リヤサイドカバー36及びフロントカバー30,フロアスカートパネル34と同系統色にすることで、車体カバー側部の側面を上下にツートンカラーで表現できる。さらに、インナーカバー31はトンネル部サイドカバー32と同系色又は別系統色とすることができる。
このように、トンネル部サイドカバー32と本体部50とフロントサイドカバー51が一体となるように形成すると、デザインの自由度を高めることができる。特に、フロントサイドカバー51を従来のように、トンネル部サイドカバー32の本体部50と分離して別部材とした場合、部品点数を削減する目的で他のカバー部材と一体化することが望まれるが、例えばレッグシールド8と一体化すれば、色は基本的に黒色に制約されるから配色の自由度がなくなる。
しかし、フロントカバー30やフロアスカートパネル34等の本来大型のカバー部材と一体化しようとすると、さらに大型化してしまい、この中でフロントサイドカバー51だけを独自に自由なデザイン形状等にするようなことは困難になる。しかも金型が大型化するので、これらのカバー部材との一体化は実現しにくい実情にある。
これに対して本願発明は、比較的小型のフロントサイドカバー51をトンネル部サイドカバー32の本体部50と一体成形して一体化することにより、あまり一体化したカバーを大型にせず、部品点数を削減(増加抑制)とデザインの自由度向上という相反する要請を両立できるようにすることが可能になった。
また、トンネル部サイドカバー32とリヤサイドカバー36が車両の前部から後部にかけて一体的に連続するように構成したため、車両のデザインの一体感を向上できる。
図3は図2の3−3線断面図であり、本体部50はインナーカバー31の上方へ張り出す膨出部53をなす。このようにすると、後方の乗員から膨出部53によって、レッグシールド8、特にその一部で運転者側に対面する平坦面をなすフットレスト部(後述)が見えなくなるため、乗員から見たステップフロア3部分のデザインにおいて、高級感を出すことができる。
また、膨出部53の上方側が、フロントカバー30のアンダーカット斜面44(図2)及びインナーカバー31との間に形成されて走行風を流す凹溝になっているが、膨出部53によってこの凹溝を通過する走行風が足元へ入り込まないようにすることができる。
また、インナーカバー31及び本体部50に囲まれた空間がトンネル部7をなす。
図4はトンネル部サイドカバー32の詳細を示す図であり、Aに平面図、Bに側面図を示す。本体部50は前後方向中間部が最も車体内方へ入り込むように湾曲し、後述するステップフロア3の足置き部の幅を拡大して足着性を良好にするするとともに、上縁50aはこの内側へ入り込んだ部分から前方に向かって次第に車体外方へ張り出すように湾曲して膨出部53をなし、前記したように運転者の視界からレッグシールド8を見えにくくするとともに、フロントサイドカバー51の上部に達すると、再び湾曲して車体内方へ向かう。
このように、膨出部53を形成することにより、本体部50の周囲を形成する縁部のうち、上縁50aと下縁50cは平面視で前後方向中間部の点Pで交差する。点Pより前方では前縁50bと下縁50cの接続部は、上縁50aよりも車体内側に位置するが、点Pより後方から下縁50cが上縁50aより外側へ出て、上縁50aよりも大きな曲率で後方へ延びる。すなわち本体部50は、点Pを挟んで前後部分が内外逆側へねじれた形状になっている。
本体部50の前縁50bは、フロントサイドカバー51の後縁51bとの間に側面視略V字状の空間54をなすように前方へ斜め上がりの傾斜をなす。この前縁50bは前方から後方へ向かって、上縁50aよりも内側へ入り込むように湾曲して最下部で下縁50cの前端部に接続する。
上縁50aはインナーカバー31の下端縁と接続し、前縁50b及び下縁50cは、フロアパネル33の平面視内側のラインに接続する。フロントサイドカバー51の前縁51aと後縁51bは略平行し、下縁51cはフロアスカートパネル34の前端上部と接続する。
上縁50aにはインナーカバー31との取付用係合突部55a,55b,55cが適当間隔をもって前後方向に突出形成され、インナーカバー31の下端部へ係合するようになっている。後部側に車体内方へ略水平に突出するステー55d(図4のA)が設けられ、インナーカバー31とネジ止めされる。後端部にはシート4の下へ入るフランジ55eが突出形成されている。
前縁50bには上部にボス56aが車体内方へ突出形成され、前側立て壁部61の上端部とネジ止めされるようになっている。前縁50bの上下方向中間部にも同様のボス56bが形成されている。
また、下縁50cに沿って前方向にもボス58a,58b,58cが車体内方へ向かって突出形成され、側面立て壁部60とネジ止めされるようになっている。
フロントサイドカバー51の空間54に臨む後縁51bは、外側へ曲がったフランジ状をなし、この部分を前側立て壁部61の前縁部へ重ね、上部側は取付部57aにて前側立て壁部61と係合する。また、後縁51bの下端部には締結部57bが形成され、前側立て壁部61の前縁下部とネジ止めされる。
これらの結合構造については後述する。
図5はフロアパネル33の側面図、図6は同平面図である。これらの図5,6に示すように、フロアパネル33はステップフロア3とレッグシールド8を一体に形成したものであり、ステップフロア3は平坦な足乗せ部62と側面立て壁部60を有し、レッグシールド8は側面視前方上がりの斜面状をなし、平面視では平坦なフットレスト部64と前側立て壁部61を一体に有し、これらの部分が全体として一体に形成されてフロアパネル33をなす。なお、足乗せ部62及びフットレスト部64は連続面をなし、図示しないフロアマットで覆われるようになっている。
このようにすると、乗員5がフットレスト部64に足6を置いた際に、前側立て壁部30に沿わせてつま先を外側へ向けて足6を置けるため、より自然な姿勢で乗車できて、フロアの居住性を向上できる。
側面立て壁部60の上縁60aには、前後方向に取付突部65a,65b,65cが突出形成される。
前側立て壁部61の上縁61aには、前端部に取付突部66aが形成され、その後方中間部に取付突部66bが形成されている。
前側立て壁部61の下縁61bには上方側に係合突部67aが設けられ、下方側にボス67bが設けられている。
足乗せ部62の外縁62aに沿って下面側にフロアスカートパネル34の上縁部が係合により接続される。また、外縁62aの後方延長部にはステー68が下方へ突出形成され、フロアスカートパネル34とネジ止めされるようになっている。
図7はトンネル部サイドカバー32とフロアパネル33を接続した状態の側面図、図8は同平面図である。これらの図7,8に示すように、トンネル部サイドカバー32とフロアパネル33は、下縁50cと上縁60aが接続し(図8)、
ボス58a,58b,58cで取付突部65a,65b,65cと結合される。
前縁50bに上縁61aが接続し、ボス56aと取付突部66a,ボス56bと取付突部66bでそれぞれ結合される(図7)。
また、下縁61bが後縁51bと接続し、取付部57aと係合突部67a及び取付部57bとボス67bで結合される(図7)。
そのうえ、トンネル部サイドカバー32の本体部50前端と、フロントサイドカバー51の上端を繋いで逆V字形状に接続するとともに、ステップフロア3の延長部としてその前端でもあるフットレスト部64及び前側立て壁部61をこの逆V字形状に合わせて形成し、各カバーを接続一体化したので、この逆V字形状部により、デザイン上のアクセントとして印象づけることができる。
また、フットレスト部64とトンネル部サイドカバー32との間に立て壁としてステップフロア3の一部をフットレスト部64に連続して介在させることにより、トンネル部サイドカバー32に乗員の足が触れにくくなって、トンネル部サイドカバー32が汚れることを防止できる。
図9は図7の9−9線断面であり、ボス56aの車体内側に取付突部66aを重ね、タッピングスクリュー70でネジ止めされている。ボス56bと66bとの取付構造も同様である。
図10は図7のA部における結合構造を示し、図10のAは図5のボス67bに対するZ矢視図であり、Bはこのボス67bの10−10線断面図である。この図に示すように、ボス67bの前方にフロアスカートパネル34の上端部を重ね、さらにその前方にフロントサイドカバー51の取付部57bを重ねて、車体前方よりタッピングスクリュー70に3部材共締めによりネジ止め一体化している。
図11は図7の11−11線断面であり、ボス56aの車体内側に取付突部65aを重ね、タッピングスクリュー70にてネジ止めしている。他のボス56bと取付突部65b、ボス56cと取付突部65cの取付も同様である。
なお、本願発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、トンネル部サイドカバー32は必ずしもトンネル部7の左右のみに形成されるものではなく、トンネル部7の上面まで一体化することもできる。
本願発明の適用されたスクータ型自動2輪車の側面図 車体を覆った状態における全体カバーの側面図 図2の3−3線断面図 トンネル部サイドカバーの詳細を示す図(Aは平面図、Bは側面図) フロアパネルの側面図 同平面図 トンネル部サイドカバーとフロアパネルを接続した状態の側面図 同平面図 図7の9−9線断面図 図7のA部における結合構造を示す図 図7の11−11線断面図
符号の説明
3:ステップフロア、4:シート、6:足、7:トンネル部、30:フロントカバー、31:インナーカバー、32:トンネル部サイドカバー、33:フロアパネル、34:フロアスカートパネル、35:センターカバー、36:リヤサイドカバー、37:リヤサイドロアーカバー、38:リヤサイドアッパーカバー、50:本体部、51:フロントサイドカバー、52:接続部、53:膨出部、60:側面立て壁部、61:前側立て壁部、62:足乗せ部、64:フットレスト部

Claims (5)

  1. シートに着座した運転者が足を載置する左右一対のステップフロアと、これら左右ステップフロアの間で上方に膨出するトンネル部と、着座した運転者の足の前方を覆うレッグシールドとを備えたスクータ型車両において、
    前記トンネル部の少なくとも側面を覆うトンネル部サイドカバーを設けるとともに、
    前記レッグシールドは、前記ステップフロアから前方に延びるフットレスト部と、このフットレスト部よりも前側に設けられて車体前端部側面を覆うフロントサイドカバーとを備え、
    前記トンネル部サイドカバーの前端と、前記フロントサイドカバーの上端を繋いで逆V字形状に接続するとともに、前記ステップフロアの前端をこの逆V字形状に合わせて各カバーを接続一体化したことを特徴とするスクータ型車両のフロア構造。
  2. 前記トンネル部サイドカバーを、前記フロントサイドカバーと一体成形したことを特徴とする請求項1に記載したスクータ型車両のフロア構造。
  3. 前記トンネル部サイドカバーの前記フットレスト部上方部位に車両側方へ張り出す膨出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載したスクータ型車両のフロア構造。
  4. ステップフロアのフットレスト部につながる前側立て壁部61が車体前側に向かって外側に滑らかに湾曲させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載したスクータ型車両のフロア構造。
  5. トンネル部サイドカバーの後端部が、シートの下方に配置されるリヤサイドカバーの前端に連続させて、一体的につながるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載したスクータ型車両のフロア構造。
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