JP6397821B2 - ワークピースの分離のための方法及び装置 - Google Patents

ワークピースの分離のための方法及び装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は米国通常出願である。本出願は、2013年8月16日に提出された米国仮出願第61/866,736号、2013年2月19日に提出された米国仮出願第61/766,274号、2012年12月10日に提出された米国仮出願第61/735,489号、2012年9月21日に提出された米国仮出願第61/704,038号の利益を享受し、これらの米国仮出願の内容はあらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
背景
本発明の実施形態は、概してガラス製シート、ウェハ、基板などのワークピースを分離する方法に関するものである。
化学的に強化されているか、熱的に強化されているか、あるいは強化されていないかにかかわらず、薄いガラス基板をはじめとする硬質光学材料は、民生電子機器や他の工業分野において幅広く応用されている。例えば、化学強化ガラス基板又は熱強化ガラス基板は、LCDやLEDディスプレイ、携帯電話に組み込まれたタッチアプリケーション、テレビやコンピュータのモニタなどのディスプレイ装置、他の種々の電子デバイスのためのカバー基板として用いられている。そのような民生電子デバイスの製造に関連するコストを低減するために、大型基板又は共通基板が硬質光学材料製造メーカから材料ユーザに輸送され、ユーザが機械式スコアリングホイール(mechanical scoring wheel)やレーザを用いて共通基板から個々の基板を個片化することが行われる。
しかしながら、特に共通ガラス基板が化学強化ガラス又は熱強化ガラスからなる場合には、共通基板から個々のガラス基板を個片化することが難しい。例えば、圧縮応力の大きさ及び中央の引っ張り領域内に蓄積された弾性エネルギーによって、化学強化ガラス又は熱強化ガラスの切断及び仕上げが難しくなることがある。表面圧縮応力の高い層及び圧縮応力の高い深い位置にある層により、従来のスクライブ・曲げプロセスと同様に、ガラス基板を機械的にスクライブするのが難しくなる。さらに、中央引っ張り領域に蓄積された弾性エネルギーが十分に高い場合には、表面圧縮応力の高い層を貫通する際に、ガラスが爆発するように破損することがある。他の場合においては、弾性エネルギーが解放されることにより、分離経路からずれたところで切断が生じる場合がある。同様に、鋼玉、セラミック、半導体、金属、又は合金のような電子ディスプレイ用カバー材料としての利用に適合した他の硬質光学材料やガラスセラミックを分離又は個片化する際に問題が生じる。したがって、強化ガラス基板をはじめとする硬質光学材料を分離するための信頼できる方法に対して必要性が認められる。
図1Aは、本明細書において例示的に述べられる1以上の実施形態において、分離経路の一実施形態に沿って分離可能なワークピースを示す平面図である。 図1Bは、図1Aに示されるIB−IB線断面図であり、分離経路に沿って分離可能なワークピースの一実施形態を示すものである。 図2は、複数の改質領域が分離経路に沿って形成された後における図1Bに示されるワークピースの断面図である。 図3A、図4A、及び図5Aは、レーザパルスを照射してワークピース上に当てて図2に示される改質領域を形成可能なパルスタイミングを示すパルスタイミング図である。 図3B、図4B、及び図5Bは、それぞれ図3A、図4A、及び図5Aに示されるパルスタイミングによりワークピースに当たったレーザパルスの結果として改質領域を形成する様々な段階を模式的に示す拡大断面図である。 図3A、図4A、及び図5Aは、レーザパルスを照射してワークピース上に当てて図2に示される改質領域を形成可能なパルスタイミングを示すパルスタイミング図である。 図3B、図4B、及び図5Bは、それぞれ図3A、図4A、及び図5Aに示されるパルスタイミングによりワークピースに当たったレーザパルスの結果として改質領域を形成する様々な段階を模式的に示す拡大断面図である。 図3A、図4A、及び図5Aは、レーザパルスを照射してワークピース上に当てて図2に示される改質領域を形成可能なパルスタイミングを示すパルスタイミング図である。 図3B、図4B、及び図5Bは、それぞれ図3A、図4A、及び図5Aに示されるパルスタイミングによりワークピースに当たったレーザパルスの結果として改質領域を形成する様々な段階を模式的に示す拡大断面図である。 図6は、本明細書において例示的に述べられる1以上の実施形態において、それに沿ってワークピースを分離可能な分離経路の他の実施形態を示す平面図である。 図7は、図2に関して例示的に述べられた改質領域などを形成するために駆動され得る、一実施形態におけるビーム源を含むワークピース加工装置を模式的に示すものである。 図8から図11は、図7に示されるワークピース加工装置に組み込むことができるビーム源の他の実施形態を模式的に示すものである。 図8から図11は、図7に示されるワークピース加工装置に組み込むことができるビーム源の他の実施形態を模式的に示すものである。 図8から図11は、図7に示されるワークピース加工装置に組み込むことができるビーム源の他の実施形態を模式的に示すものである。 図8から図11は、図7に示されるワークピース加工装置に組み込むことができるビーム源の他の実施形態を模式的に示すものである。 図12は、ワークピース加工装置を用いてワークピースを加工する方法の一実施形態を説明するフローチャートである。 図13Aは、図12に関して例示的に述べられる方法とともに用いられるワークピースキャリアの一実施形態を模式的に示す平面図である。 図13Bは、図13Aに示されるXIIIB−XIIIB線断面図であり、ワークピースキャリアの一実施形態を模式的に示すものである。 図14Aは、図12に関して例示的に述べられる方法とともに用いられるワークピース加工装置の一実施形態を模式的に示す平面図である。 図14Bは、図14Aに示されるXIVB−XIVB線断面図であり、ワークピース加工装置の一実施形態を模式的に示すものである。 図15は、図14A及び図14Bに示されるもののようなワークピース加工装置とともに使用される搬送システムの一実施形態を模式的に示す平面図である。 図16は、ワークピースをワークピース加工装置から図15に示される搬送システムの一実施形態に搬送する方法の一実施形態を模式的に示す正面図である。 図17は、ワークピースを図15に示される搬送システムの他の実施形態からバッファステーションに搬送する方法の一実施形態を模式的に示す正面図である。 図18は、ワークピース改質プロセス中にビームのビームウェストがZ軸に沿った適切な位置にあることを確実にするためのプロセスを説明するフローチャートである。
図示された実施形態の詳細な説明
以下、添付図面を参照しつつ例示的な実施形態を説明する。本発明の精神及び教示から逸脱することなく多くの異なる形態及び実施形態が可能であり、本明細書に述べた例示的な実施形態に本開示が限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの例示的な実施形態は、本開示が完全かつすべてを含むものであって、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されるものである。
図面においては、理解しやすいように、構成要素のサイズや相対的なサイズが誇張されている場合がある。本明細書において使用される用語は、特定の例示的な実施形態を説明するためだけのものであり、限定を意図しているものではない。本明細書において、「前」「裏」「後」「左」「右」「上部」「底部」「上側」「下側」などの方向を示す様々な用語は便宜的にのみ用いられるのであって、説明される構造が使用され得る環境に対して絶対的な方向又は固定的な方向にその説明されるものを限定することを意図するものではない。
本明細書で使用されるように、内容が明確にそうではないことを示している場合を除き、単数形は複数形を含むことを意図している。さらに、「備える」及び/又は「備えている」という用語は、本明細書で使用されている場合には、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定するものであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそのグループの存在又は追加を排除するものではないことも理解されよう。特に示している場合を除き、値の範囲が記載されているときは、その範囲は、その範囲の上限と下限の間にあるサブレンジだけではなく、その上限及び下限を含むものである。
以下により詳細に述べられるように、本明細書において例示的に述べられる実施形態は、概して、ワークピース(例えば、1以上の材料又は1以上の材料層を有するシート、プレート、基板など)内の複数の領域を改質することによって、ワークピース内に複数の改質領域を形成する方法として特徴付けることができる。改質領域は、ワークピース内に形成された1以上のクラック、割れ目、ボイド、高密度領域など、又はこれらの組み合わせを含み得る。一般的に、ワークピースは、第1の面と、この第1の面の反対側の第2の面と、第1の面と第2の面との間の内部とを有するものとして特徴付けることができ、改質領域は、分離経路に沿ってワークピース内に配置される。以下により詳細に述べるように、ビーム内のレーザパルスがワークピース上の第1の面に入射した後、ワークピースの内部に入って第2の面に向かうように、レーザパルスビームをワークピース上に照射することを含むワークピース改質プロセスによって改質領域がワークピース内に形成される。第2の面から第1の面まで延びる1以上の改質領域、第2の面から内部に延びて第1の面から離れた位置で終端する1以上の改質領域、内部の中を延び第1の面及び第2の面から離れた1以上の改質領域、又はこれらの組み合わせを形成するように、ワークピース改質プロセスを行うことができる。
一実施形態においては、ワークピースは、(例えば、その内部の様々な位置におけるワークピースの組成に起因して、形成されたプロセスに起因して、これと類似のものに起因して、又はこれらの組み合わせに起因して)内部に応力が作用していてもてよい。そのような実施形態においては、改質領域を形成する際にワークピースの内部に1以上の応力場を生成することができる。この応力場は、一般的に、改質領域を取り囲み、分離経路に沿って延びる。ワークピース内を延びる改質領域の高さ、ワークピース内の内部応力などのファクターに応じて、上記1以上の応力場は、ワークピースが分離経路に沿って自発的に分離するように、1以上のクラックをワークピースの内部に(例えば、第1の面と第2の面との間を完全に貫通するように)生成及び/又は伝播させるのに十分なものとなり得る。ワークピースが分離経路に沿って自発的に分離するのにかかる時間は、一般的に、例えば、改質領域を形成する前のワークピース内の内部応力の大きさ、分離経路に沿って形成された改質領域の数、隣接する改質領域間の分離経路に沿った距離、ワークピース内に延びる改質領域の高さなど、又はこれらの組み合わせに対応し得る。
他の実施形態においては、改質領域を形成した後に、ワークピース(例えば、内部応力が作用しているワークピース又は内部応力が作用していないあるいは無視できるワークピース)に対して有利な方法により(例えば、ワークピースを加熱することにより、ワークピースを冷却することにより、ワークピースを曲げることにより、ワークピースに機械的衝撃を与えることにより、ワークピース内に改質領域よりもさらに延びるベントや溝、クラックを形成することにより、これと類似の方法により、又はこれらの組み合わせにより)応力を作用させて、上述した1以上の応力場を生成して(例えば、第1の面と第2の面との間を完全に貫通するように)1以上のクラックをワークピースの内部に生成及び/又は伝播させ、ワークピースを分離経路に沿って分離してもよい。
一般的に、ワークピースは、サファイアを含む鋼玉、セラミック、半導体、金属又は金属合金、ガラス、ガラスセラミックなど、又はこれらの組み合わせのような材料から形成され得る。ワークピースを構成し得るセラミック材料の例としては、アルミナ、ベリリア、ジルコニアなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ワークピースを構成し得る半導体材料の例としては、元素半導体や化合物半導体(例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコン−ゲルマニウム、シリコンカーバイドなど、又はこれらの組み合わせ)、半導体酸化物など、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ワークピースを構成し得る金属及び金属合金の例としては、アルミニウム、インジウム、チタン、亜鉛、ステンレス鋼など、その合金、その酸化物、その窒化物など、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ワークピースを構成し得るガラスの例としては、ソーダ石灰ガラス、硼珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、アルミノ硼珪酸ガラス、アルミノ珪酸ナトリウムガラス、アルミノ珪酸カルシウムガラス、リン酸ガラス、フッ化物ガラス、カルコゲナイドガラス、バルク金属ガラスなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ワークピースがガラスからなる場合には、化学的に強化してもよく、熱的に強化してもよく、類似のことをしてもよく、あるいはこれらを組み合わせて行ってもよく、あるいは強化しなくてもよい。
ここで、ワークピース改質プロセスの対象となり得るワークピース及びそのようにして形成された改質領域の例示的実施形態について図1A、図1B、及び図2を参照して説明する。
図1A及び図1Bを参照すると、ワークピース100は、第1の面102と、第1の面102の反対側の第2の面104と、第1の面102と第2の面104との間の内部106と、ワークピース100の周縁に(例えば、第1の面102から第2の面104まで)延びる端面とを有し得る。一実施形態においては、(例えば、X軸に沿って測定した)ワークピース100の横方向の寸法は300mm〜1500mm(あるいはそのあたり)であってもよく、(例えば、Y軸に沿って測定した)ワークピース100の横方向の寸法は、400mm〜1800mm(あるいはそのあたり)であってもよい。しかしながら、ワークピース100の横方向の寸法を好適な形態又は有利な形態で変更してもよいことは理解できよう。図示された実施形態においては、第1の面102及び第2の面104は、ともに実質的に平坦で互いに平行である。したがって、第1の面102から第2の面104までの距離はワークピース100の厚さtとして定義できる。一実施形態においては、ワークピース100の厚さは、200μmから10mmの範囲にある(例えば、1mm未満、0.7mm未満、0.5mm未満、0.4mm未満、あるいはそのあたり)。しかしながら、他の実施形態においては、ワークピース100の厚さは、200μmより小さくてもよいし、あるいは10mmより大きくてもよい。さらに他の実施形態においては、第1の面102と第2の面104とが実質的に平坦でないか、互いに平行でない場合があり、あるいは実質的に平坦でも互いに平行でもない場合がある。
図示された実施形態においては、ワークピース100は、内部に応力が作用するワークピースであって化学的強化ガラスからなるものであり、第1の面102から内部106に向かって広がる第1の圧縮領域108と、第2の面104から内部106に向かって広がる第2の圧縮領域110と、第1の圧縮領域108と第2の圧縮領域110との間に広がる中央引っ張り領域112とを有している。第1の圧縮領域108及び第2の圧縮領域110に位置するワークピース100の部分は圧縮された状態にあり、中央引っ張り領域112内のワークピース100の部分は引っ張られた状態にある。第1の圧縮領域108の厚さ(そして、同様に、第2の圧縮領域110の厚さ)は、「層の深さ」又は「DOL」としても知られている。一般的に、第1の面102及び第2の面104のそれぞれにおける表面圧縮応力は、69MPa〜1GPaの範囲となり得る(例えば、100MPaより大きい、300MPaより大きい、500MPaより大きい、700MPaより大きい、900MPaより大きい、あるいはそのあたり)。しかしながら、他の実施形態において、第1の面102又は第2の面104のいずれかにおける表面圧縮応力は、69MPaより小さくてもよいし、あるいは1GPaよりも大きくてもよい。一般的に、DOLは20μmから100μmの範囲になり得る。しかしながら、他の実施形態において、DOLは、20μmよりも小さくてもよいし、あるいは100μmよりも大きくてもよい。引っ張り領域内のシートの最大引っ張り応力は、以下の式により決定することができる。
Figure 0006397821
ここで、CSは上述した第1の面102及び第2の面104での表面圧縮応力であり、tはワークピース100の厚さ(ミリメートル(mm)で表現される)であり、DOLは圧縮領域の層の深さ(mmで表現される)であり、CTはワークピース100内の最大中央引っ張り応力(MPaで表現される)である。
以下でより詳細に説明するように、上述したワークピース改質プロセスは、(例えば、ビーム内のレーザパルスが第1の面102でワークピース100に入射した後、第2の面104に向かってワークピースの内部106を透過するように)ビーム源を動作させてレーザパルスビームそのレーザヘッドからワークピース100上に照射することにより行われる。ビームがワークピース100上に照射されているときに、レーザパルスのビームが分離経路114に沿って第1の面102の端から端まで(例えば点Aと点Bとの間で)少なくとも1回移動するように(例えば、ビームに対してワークピース100を移動することにより、あるいはワークピース100に対してビームを平行移動することにより、あるいはその両方により)ワークピース100とビームとの間の相対運動が誘導される。分離経路114は直線状に描かれているが、分離経路114の少なくとも一部が曲がっていてもよいことは理解できよう。一実施形態においては、レーザパルスビームは分離経路114と同一直線上にあるように少なくとも1回平行移動される。他の実施形態においては、レーザパルスビームは(分離経路114に平行ではあるが)分離経路114の片側又は両側からオフセットされるように少なくとも1回平行移動される。一般的に、200mm/sから1000mm/sの範囲の走査速度で第1の面102の端から端まで(例えば点Aから点Bまで)ビームを平行移動することができる。もちろん、走査速度が200mm/s未満であってもよい。さらに、例えば、分離経路114の幾何学形状、ワークピース100が移動可能な最高(又は最も速い好適な)速度、レーザビーム源のレーザヘッドが移動可能な最高(又は最も速い好適な)速度、レーザビーム源の内部にあるビームポジショナが動作可能な最大周波数などのファクターによっては、走査速度が1000mm/sよりも速くてもよい。
図2を参照すると、ワークピース改質プロセスを行う際に、改質領域200のような複数の改質領域がワークピース100内に形成される。例示的に示されているように、それぞれの改質領域200は、第2の面104から内部に向かって高さh1だけ延びており、この高さh1はDOLよりも大きい。したがって、それぞれの改質領域200は、第2の圧縮領域110を縦断して延びて中央引っ張り領域112内で終端していてもよい。一般的に、h1は、ワークピース100の厚さtの30%から60%の範囲となり得る。図2ではそれぞれの改質領域200が同じ(あるいは少なくとも実質的に同じ)高さh1だけ延びているように示されているが、少なくとも1つの改質領域200が内部106に向かって、他の改質領域200とは異なる高さまで延びるようにワークピース改質プロセスのパラメータを変更あるいは制御してもよいことは理解できよう。図2ではそれぞれの改質領域200が中央引っ張り領域112内で終端しているものとして示されているが、少なくとも1つの改質領域200が第2の圧縮領域110又は第1の圧縮領域108内で終端するようにワークピース改質プロセスのパラメータを変更あるいは制御してもよいことは理解できよう。
例示的に示されているように、それぞれの改質領域200は、直線(あるいは少なくとも実質的に真っ直ぐな線)に沿って第2の面104からワークピース100の内部に向かって(例えば、X軸及びY軸の一方又は双方に対して)直交するように(あるいは少なくとも実質的に直交するように)延びている。しかしながら、他の実施形態においては、改質領域200の少なくとも1つが直線に沿って(あるいは少なくとも実質的に真っ直ぐな線に沿って)第2の面104からワークピース100の内部に向かって実質的に直交しないように延びるように、ワークピース改質プロセスを行ってもよい。さらに他の実施形態においては、改質領域200の少なくとも1つが湾曲した線、曲がった線、あるいは真っ直ぐではない線に沿って第2の面からワークピース100の内部に向かって延びるようにワークピース改質プロセスを行ってもよい。さらに、改質領域200はワークピース100の内部106に向かって互いに平行に(あるいは少なくとも実質的に互いに平行に)延びているように示されているが、改質領域200のうち少なくとも2つがワークピース100の内部106に向かって互いに実質的に斜めに(あるいは互いに垂直又は少なくとも実質的に垂直に)延びるようにワークピース改質プロセスを行ってもよい。
例示的に示されているように、それぞれの改質領域200は、(第2の面104に沿って)隣接する改質領域から距離Dだけ離れており、この距離Dは100μmから300μmの範囲にある。例えば、上述した走査速度、レーザビーム源の内部にあるビームポジショナが動作可能な最大周波数、改質領域が内部106に向かって延びる高さh1、ワークピース100の内部106にある改質領域200の方向など、あるいはこれらの任意の組み合わせなどのファクターによっては、距離Dは100μmより小さくても、300μmよりも大きくてもよい。隣接する改質領域200の間の距離が分離経路114に沿って一定(あるいは少なくとも実質的に一定)であるものとして示されているが、隣接する改質領域200の間の距離を分離経路114に沿って変化させるようにワークピース改質プロセスを行ってもよいことは理解できよう。
次に、ワークピース改質プロセスの例示的な実施形態を図3A、図3B、図4A、図4B、図5A、及び図5Bに関連して説明する。
概して図3A、図3B、図4A、図4B、図5A、及び図5Bを参照すると、ワークピース100の一部を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)するように構成されたレーザパルスのビームを生成するようにビーム源(図示せず)を動作させることができる。一般的に、ビーム内のレーザパルスは、ワークピース100が少なくとも好適な形態で又は有利な形態で透明となるような波長を有しており、ビームを(例えば、図3Bに示されるように光軸300に沿って)第1の面102上に照射し、その後、ワークピース100の内部106に入射させ第2の面104を透過させることができるようになっている。図示された実施形態においては、光軸300がワークピース100の第1の面102に対して直交するように(あるいは少なくとも実質的に直交するように)光軸300がワークピース100に対して方向付けられている。例えば、光軸300はZ軸に平行(あるいは少なくとも実質的に平行)であり、第1の面102は、X軸及びY軸によって規定される平面内に置かれている(あるいは少なくとも実質的に置かれている)。他の実施形態においては、以下でより詳細に説明するが、光軸300が第1の面102に対して実質的に斜めであってもよい。一実施形態においては、ビーム内のレーザパルスは、紫外スペクトル(例えば、355nm又はそのあたり)又は可視スペクトル(例えば、532nm又はそのあたりを含む緑色スペクトル)内の波長を有していてもよい。ビームウェストBWが第2の面104上又は第2の面104の近傍に位置している空間強度分布302(「ビームプロファイル」とも呼ばれる)を有するビームを生成するようにビームの焦点を合わせてもよい。図3B、図4B、及び図5Bは、ビームウェストBWが第2の面104の近傍でワークピース100の外側の位置にある実施形態を示しているが、BWが第2の面104の近傍でワークピース100の内部106の中の位置にあってもよい。本明細書では、ビームウェストBWが第2の面から3mm未満(例えば、1.5mm未満、1mm未満、0.5mm未満、0.1mm未満、0.05mm未満など)の距離だけ離れている場合に、ビームウェストBWが第2の面104の「近傍」にあるということとする。ビームは、パルス持続時間が18nsから20nsの範囲にあり、ピークパルスパワーが2Wから10Wの範囲にあるレーザパルスを含んでいてもよく、パルス繰り返し率が90kHzから120kHzの範囲にあってもよい。しかしながら、パルス持続時間、ピークパルスパワー、及びパルス繰り返し率を上述した範囲よりも大きくしても、あるいは小さくしてもよいことは理解できよう。
上記で例示的に述べたように構成することにより、レーザパルスがビームのビームウェストBWに近づくにつれて、ビームの光軸300に沿って照射されるレーザパルスの強度及び/又はフルエンスは一般的に増加し、ビームウェストBWで最大値に達する。このように、ビームウェストBWに存在するあるいはビームウェストBWの近傍に存在するワークピース100の材料内にレーザパルス内の電磁放射の非線形吸収(例えば、多光子吸収、アバランシュ吸収(avalanche absorption)など、又はこれらの組み合わせ)が誘起されることがあり、ビームウェストBWから離れたワークピース100の材料内ではレーザパルス内の電磁放射の吸収がほとんど生じないか全く生じないことがある。したがって、ワークピース内に既存の欠陥が存在しない場合には、ビーム内のレーザパルスが、ビームウェストBWに位置するワークピース100の部分あるいはビームウェストBWの近傍に位置するワークピース100の部分を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)する。しかしながら、ビームウェストBWの光軸300に沿った位置が維持されていたとしても、ビームウェストBWから離れていて改質されないようなワークピースの付加的な部分を付加的なレーザパルスをワークピース100上に照射することにより改質してもよい。
このように、図3A及び図3Bを参照すると、改質領域200を形成するために、レーザパルス304のような第1のレーザパルスを時刻T1でワークピース100に照射する。第1のレーザパルス304は、ビームウェストBWに近づくまで、ほとんど吸収されないか全く吸収されないまま、光軸300に沿ってワークピース100を透過する。ビームウェストBWで、第1のレーザパルス304は、ワークピース100内で非線形吸収を誘起するのに十分なほどの強度及び/又はフルエンスを急速に得て、第2の面104でワークピース100の最初の引き裂き部分306を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)する。その後、図4A及び図4Bを参照すると、(例えば、ワークピース100を矢印402(ワークピース移動方向矢印)で示される方向に移動させることにより、又は矢印404(ビーム移動方向矢印)で示される方向に走査することにより、あるいはこれらの組み合わせにより)ビームとワークピース100との間の相対運動を誘起しつつ、レーザパルス400のような後続のレーザパルスをワークピース100上に照射してもよい。パルス304,400,500のパルスエネルギーは均一であるものとして図示されているが、これは便宜的なものに過ぎない。後続のレーザパルス400は、先に照射されたレーザパルスにより改質されたワークピース100の部分に近づくまで、ほとんど吸収されないか全く吸収されないまま、光軸300に沿って順次ワークピース100を透過する。そして、その部分では、ワークピース100を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)するのには十分ではないであろう強度及び/又はフルエンスが、ワークピース100の改質済の部分に隣接するワークピース100の部分を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)するのに十分となる。このように、ビーム及びワークピース100が互いに相対運動を行いつつ、その後照射されるレーザパルスがワークピース100上に照射され、ワークピース100の改質済の部分を照らすことにより、ワークピース100の付加的な部分を改質(例えば、割ったり、アブレートしたり、溶融したり、引き裂いたりなど)することができる。
後続の引き裂かれた部分406を含む改質領域200のような改質領域が第2の面104から内部106に向かって好適な高さ又は有利な高さ(例えば、上述した高さh1)に延びるように形成されるまで、ワークピース100の改質済の部分を照らすプロセスを続けてもよい。この好適な高さ又は有利な高さは、先に述べたシャタリング(shattering)のような悪影響を引き起こすことがなく、共通基板からのワークピース100の分離を正確かつ確実に制御するのに役立つ高さを意味する。好適な高さ又は有利な高さは、共通基板の種々の特性の関数である。これらの特性には、基板の材料の基本的組成、硬さなどに対する処理方法、基板の厚さ、及び分離時の温度が含まれる。ビーム及びワークピース100を互いに相対運動させつつ、ワークピース100内での改質領域200の形成を終了するために、ビーム又はそのパルスの1以上の特性を修正して、変更した特性502を有するパルスを形成してもよい。例えば、ワークピース100内の改質済の部分がその後照射されるレーザパルスによって照らされないように(あるいは、その後照射されるレーザパルスの一部のみに照らされるように、あるいは、改質済の部分に隣接するワークピース100の部分を改質するには不十分な強度及び/又はフルエンスを有する、その後照射されるレーザパルスに照らされるようになど、あるいはこれらの組み合わせ)、(例えば、ビームポジショナ又は複数のビームポジショナのシステムとして、音響光学(AO)変調器(AOM)、AO偏向器(AOD)、電気光学(EO)変調器(EOM)、EO偏向器(EOD)、ファーストステアリングミラー、検流計ミラーなど、又はこれらの組み合わせを用いて)ワークピース100に対する光軸300の向きを変更してもよい。他の例においては、ワークピース100内の改質済の部分がその後照射されるレーザパルスによって照らされないように、ビームの時間的特性(例えば、パルス繰り返し率、パルス持続時間、時間的形状など、又はこれらの組み合わせ)を変更してもよい。さらに、ワークピース100内の改質された部分のサイズ、形状、及び向きは、一般的に、照射されたレーザパルスにより照らされたワークピース100上のスポットのサイズ、形状、及び向きに対応することが知られている。このため、他の例においては、ワークピース100内の改質済の部分がその後照射されるレーザパルスによって照らされないように(あるいは、その後照射されるレーザパルスの一部のみに照らされるように、あるいは、改質済の部分に隣接するワークピース100の部分を改質するには不十分な強度及び/又はフルエンスを有する、その後照射されるレーザパルスに照らされるようになど、あるいはこれらの組み合わせ)、ビームの空間的特性(例えば、レーザパルススポットの形状、レーザパルススポットのサイズ、分離経路に対するレーザパルススポットの向きなど、又はこれらの組み合わせ)を変更してもよい。
図5A及び図5Bに示される実施形態においては、少なくともレーザパルスの継続バースト500を生成するようにビームのパルス繰り返し率を中断あるいは変更することにより、上述した改質領域200の形成が終了する。最初のバースト304とそれに続くパルス400とからなるパルスの第1のバーストと継続バースト500との間の時間は、連続バースト500間の時間よりも短い。一実施形態においては、連続バースト500間の時間は、10nsから1msの範囲(例えば50μsから500μsの範囲)又はそのあたりである。一実施形態においては、改質期間中のデューティーサイクルは、0%から100%の範囲(例えば、10%から50%の範囲、あるいは多かれ少なかれワークピース100の走査速度に依存するものなど)となり得る。
任意の好適な方法又は有利な方法あるいはそれらの組み合わせによりレーザパルスの1以上のバースト500又はすべてのバースト500を生成してもよい。例えば、バーストモードで動作可能なレーザによりレーザパルスのバースト500を直接生成してもよい。他の例においては、まず、一定のパルス繰り返し率で前置レーザパルスビームを生成し、(音響光学(AO)変調器(AOM)、AO偏向器(AOD)、電気光学(EO)変調器(EOM)、EO偏向器(EOD)、ファーストシャッタ、レーザトリガなど、又はこれらの組み合わせを用いて)前置レーザパルスビームを修正することにより、レーザパルスのバースト500を生成してもよい。
図5Aは、それぞれのバースト500が5個のレーザパルスからなる実施形態を示しているが、いずれのバースト500も、ワークピース100の材料、レーザパルス内の光の波長、パルス持続時間、ピークパルスパワー、改質領域がワークピース100に向かって延びる所望の高さなど、又はこれらの組み合わせに応じて、2から100の範囲の任意の数のレーザパルス又はより多くのレーザパルス(例えば、3〜7個のレーザパルス)を含んでいてもよいことは理解できよう。さらに、バースト500が単一のレーザパルスを含んでいてもよいことも理解できよう。図5Aは、バースト内のそれぞれのレーザパルスが同じパルス持続時間、ピークパルスパワー、及び時間的パルスエネルギープロファイルを有する実施形態を示しているが、同一のバースト内の異なるレーザパルスにおけるパルス持続時間、ピークパルスパワー、時間的パルスエネルギープロファイルなど、又はこれらの組み合わせが異なっていてもよいことは理解できよう。
図5Bに例示的に示されている実施形態においては、改質領域200は、第2の面104から垂直ではない方向に延びており、ワークピース100が走査される方向(例えば、矢印402により示される方向)に偏っている。しかしながら、ビームとワークピース100との間の相対運動が所定の速度であれば、改質領域200などの改質領域の傾斜角Θは、ビーム内のレーザパルスの波長に応じて変化し得ることが知られている。例えば、可視緑色スペクトルの波長を有するレーザパルスは、紫外スペクトルの波長を有するレーザパルスにより生成される改質領域の傾斜角よりも大きな傾斜角Θで第2の面104から延びる改質領域を生成する傾向がある。特に、紫外スペクトルの波長を有するレーザパルスは、ほとんど又は実質的に0度の傾斜角Θで第2の面104から延びる改質領域を生成する傾向がある。ビーム内のレーザパルスの波長にかかわらず、ビームとワークピース100との相対運動中にワークピース100に対する光軸300の方向を調整して、(例えば、それぞれの改質領域200が確実に実質的に0度以上の傾斜角Θで第2の面104から延びるように)それぞれの改質領域200の傾斜角Θを制御してもよい。改質領域200の傾斜角Θを小さくすることによって、分離経路114に沿って隣接する改質領域200間の距離を小さくすることができ、分離経路114に沿って形成される改質領域200の数を増やすことができる。これにより、好適な方法で又は有利な方法で分離経路114に沿ってワークピース100を分離することが容易になる。図5Bに見られるように、傾斜角Θは約30°以上であってもよい。材料によっては、最適な傾斜角Θは、約1°刻みで約0°から約30°までの間にあり得る。
上述したように、ワークピース100内の改質部分のサイズ、形状、及び方向は、一般的に、照射されたレーザパルスにより照らされたワークピース100上のスポットのサイズ、形状、及び方向に対応することが知られている。したがって、一実施形態においては、好適な方法又は有利な方法で分離経路114に沿ってワークピース100を容易に分離できるように、ビームの空間的特性(例えば、レーザパルスのスポット形状、レーザパルスのスポットサイズ、レーザパルスのスポットの分離経路に対する方向など、又はこれらの組み合わせ)を選択してもよい。一実施形態においては、ワークピース100上に照射されたレーザパルスは、その形状の第1の軸(長軸)が比較的大きな寸法で第2の軸(短軸)が比較的小さな寸法を有しているものとして特徴付けられる非円形のスポット(例えば、楕円形、矩形など)でワークピース100(例えば第1の面102上)に当たってもよい。非円形の第1の軸(長軸)が分離経路114に揃うように(例えば、分離経路114に平行となるように、あるいは少なくとも実質的に平行となるように)、スポットの方向を選択、調整、変更、又は制御してもよい。非円形のレーザパルススポットを生成するために、上述したビーム源が、レーザにより生成されたレーザパルスを整形するように構成されたビーム整形器(本明細書においては「整形器」ともいう)を含んでいてもよい。使用できる整形器の例としては、内部にスリットが形成されたビームクロッパ、プリズム対、レーザパルスをチャープ(chirp)するように構成されたAOD又はAOMシステムなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。レーザパルススポットの方向を調整するために、上述したビーム源は、レーザにより生成されたレーザパルスを回転し、又はレーザにより生成されたレーザパルスが通過する光学系を回転し、整形器を回転するなど、あるいはこれを組み合わせるなどするように構成されたビーム回転器(本明細書においては「回転器」ともいう)を含んでいてもよい。一実施形態においては、回転器は、互いに90度をなす2つの方向の間でレーザパルススポットを回転させるように構成されたドーブプリズムを含んでいてもよい。
例えば、図6を参照すると、レーザパルスは、分離経路600に沿った第1の位置でワークピース100の第1の面102に当たって非円形(例えば楕円形)のレーザパルススポット602を規定し得る。スポット602の長軸が第1の位置で分離経路600に平行となるように位置合わせされるようにスポット602が方向づけられていてもよい。他の実施形態においては、分離経路600に沿った異なる位置における幾何学的形状の相違に対応するようにスポットの方向を調整してもよい。例えば、レーザパルスは、分離経路600に沿った第2の位置でワークピース100の第1の面102に当たって、(第1の面102に対して)スポット602とは異なる方向の非円形(例えば楕円形)のレーザパルススポット604を規定し得る。しかしながら、スポット602と同様に、スポット604の長軸が第2の位置で分離経路600に平行となるように位置合わせされていてもよい。一実施形態においては、長軸に沿ったスポット602(又は604)の寸法は、短軸に沿ったスポット602(又は604)の寸法よりも大きくてもよい(例えば、2倍以上大きくてもよい)。
ワークピース改質プロセスの様々な実施形態について例示的に述べてきたが、次に、上記で例示的に説明したような改質領域を形成するために用いることができるビーム源を含むワークピース加工装置の例示的な実施形態について図7から図11を参照して説明する。
図7を参照すると、ワークピース加工装置700は、上述したレーザパルスビームを生成するように構成されたビーム源702と、サポート704とを含み得る。
図示された実施形態においては、ビーム源702は、レーザ光パルスを生成するように構成されたレーザと、(例えば、レーザにより生成されたレーザ光を拡大、コリメート、フィルタするなどできるように構成された)光学系と、上記で例示的に述べた整形器と、高周波ポジショナ(例えば、音響光学(AO)変調器(AOM)、AO偏向器(AOD)、電気光学(EO)変調器(EOM)、EO偏向器(EOD)など、又はこれらの組み合わせ)と、レーザパルスビームをレーザヘッド706にリレーするように構成された他の任意のビームダンプ要素又はリレー要素とを含んでいてもよい。レーザヘッド706は、ミラーと、上記で例示的に述べた回転器と、低周波ポジショナ(例えば1以上の検流計ミラー)と、走査レンズ708とを含み得る。一般的に、高周波ポジショナ及び低周波ポジショナは、ワークピース100に対して光軸300の向きを調整するように駆動され得る。レーザヘッド706は、ワークピース100に対する光軸300の位置を調整するように(例えば、上述したX軸に沿って直線的に、上述したY軸に沿って直線的に、又はこれに類似する方法あるいはこれらの組み合わせにより)ワークピース100に対して移動可能であってもよい。
ワークピース100を支持して(例えば、上述したX軸に沿って直線的に、上述したY軸に沿って直線的に、上述したZ軸周りに回転させて、又はこれに類似する方法あるいはこれらの組み合わせにより)ワークピース100を移動するようにサポート704を構成してもよい。サポート704は、ワークピース100を支持するように構成されたチャック(例えば、真空チャック、静電チャックなど)を含んでいてもよく、あるいはチャックのような構造に対して着脱可能なワークピース100を支持するように構成されたキャリア800を含んでいてもよい。
図示はしないが、ワークピース加工装置700は、ビーム源702及びサポート704の動作を調整し、上記で例示的に説明したワークピース改質プロセスを行うために、ビーム源702及びサポート704の一方又は双方に連結されるコントローラをさらに含んでいてもよい。上記説明にかかわらず、図8〜図11に示されるように、ビーム源702を他の好適な構成又は有利な構成で設けてもよいことは理解できよう。
図12を参照すると、キャリア800を用いたワークピース100のロードは、ワークピース100をキャリア800にロードするステップと、キャリア800をワークピース加工システム802にロードするステップと、ワークピース100をワークピース加工装置700で加工するステップと、ワークピース100をバッファステーション804に移送するステップと、加工済のワークピース100をアンロードするステップとを含んでいる。
図13A及び図13Bを参照すると、キャリア800は、実質的に矩形であり、流体チャネル806と真空保持チャネル808とを備えている。BWが流体チャネル806内に位置してキャリア800内に位置しないように、流体チャネル806は分離経路に対応する位置にある。流体チャネル806は、空気、窒素ガス、水などを含み得る。これにより、BWがキャリア800に対して不必要にダメージを与えることなく、ワークピース100に影響を与えることが可能となる。真空保持チャネル808は、チャック816内の真空孔に連通しており、ワークピース100をキャリア800に保持する。
図14A及び図14Bを参照すると、ベース804上にサポートレール810があり、このサポートレール810は、チャック816を支持し、チャック816を貫通してチャック816に対してキャリア800を昇降するピン818を持ち上げる。チャック816は、連結部814をチャックするためにキャリア上に載る。次に、キャリア800がチャック816上に載る。この構成により、チャック816とキャリア800をY軸方向に移動させることができ、これによりワークピース100をY軸方向に移動させることができる。チャック816及びキャリア800の周囲及び上方には、X軸方向の移動のためにレーザヘッド706を支持するガントリー812がある。チャック816の連携とガントリー812上のレーザヘッド706の移動とによって、実質的にあらゆるワークピース100に対して光軸300によるアクセスが可能となる。
図15から図17を参照して、ワークピース100のロードとアンロードを説明する。以下のキャリア800の移動の説明は、キャリア800上にあるワークピース100を含んでいる。アンロードの際には、キャリア800は、搬送ロボット820に最も近いワークピース加工装置802上の位置まで平行移動される。ピン818を持ち上げて、キャリア800を持ち上げる。そして、水平アクチュエータ822がキャリア800に接触してキャリア800が搬送ロボット820上で中央に位置するようにキャリア800を引き寄せる。水平アクチュエータ822は、加工済のワークピース100を載せたキャリア800をワークピース加工装置802からバッファステーション804に移動するように構成されており、バッファステーション804では、(分離経路114/600に沿って分離された)個片化ワークピース100をキャリア800から取り出すことができる。そして、フレーム824がキャリア800を垂直に移動してバッファステーション804の棚826にキャリア800を合わせる。水平アクチュエータ822は、さらにキャリア800をバッファステーション804のスロットに平行移動する。ロードは反対の順序で行われる。
図18を参照すると、ワークピース100がキャリア800上に位置して、ワークピース100とキャリア800の双方がワークピース加工装置802上の所定の位置にロードされると、加工される特定のワークピース100に対してBWが適切に位置することを確実にする前処理ステップがある。キャリア800及びレーザヘッド706は、第2の面104のZ方向高さを測定するために移動される。そして、加工する特定の位置におけるZ方向高さが決定される。特定の位置に対するZ方向高さデータは、その特定の位置に最も近い位置に対して決定された基準Z方向高さデータと比較される。最終的に、特定の位置における加工Z方向高さデータが基準Z方向高さデータと所定の閾値を超えて異なっていた場合には、レンズ708の位置が光軸300に沿って調整され、ビームウェストがその特定の位置においてワークピース100に対してZ軸に沿った正しい位置となる。
上記は、本発明の例示的な実施形態を説明するものであって、本発明を限定するものと解釈すべきではない。いくつかの実施形態について説明してきたが、本発明の新規な教示及び効果から大きく逸脱することなく多くの修正が可能であることは、当業者であれば容易に理解できよう。したがって、そのようなすべての修正は、特許請求の範囲において規定される本発明の範囲に含まれることを意図されている。

Claims (35)

  1. 第1の面と、該第1の面の反対側の第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間の内部とを有するワークピースを用意し、
    ビームウェストによって特徴付けられる焦点合わせされたレーザパルスビームを生成し、
    前記ワークピース内に複数の改質領域を形成し、それぞれの改質領域は前記ワークピースの前記第2の面から前記内部に延び、
    前記複数の改質領域のそれぞれを形成する際に、
    前記ワークピースと前記レーザパルスビームとの間で相対運動を生じさせつつ、前記ビーム内のレーザパルスが前記ワークピースの前記第1の面を通過して前記内部に入り前記第2の面に向かうように、前記レーザパルスビームを前記ワークピース上に照射して前記ワークピースの複数の部分を改質し、このとき改質される前記ワークピースの複数の部分のうちの少なくとも1つが前記ワークピースの前記第2の面に位置するようにし、かつ、前記ワークピースの少なくとも1つの第1の改質済の部分が、前記ビームウェストにおけるレーザパルスのフルエンスよりも小さいが前記第1の改質済の部分とは異なる前記ワークピースの別の部分を改質するのに十分なフルエンスによって特徴付けられるレーザパルスで照射されるようにし、
    前記ワークピースの前記第1の改質済の部分を前記レーザパルスで照射した後、前記ワークピースの少なくとも1つの第2の改質済の部分が、前記フルエンスによって特徴付けられる前記レーザパルスで照射されないように、前記レーザパルスビームの特性を修正する、
    方法。
  2. さらに、前記レーザパルスビームの特性に基づいて改質領域が延び得る前記ワークピースの前記内部の深さを決定する、請求項1の方法。
  3. 前記ビームの前記特性はパルス繰り返し率である、請求項1の方法。
  4. 前記ビームの前記特性はパルス強度である、請求項1の方法。
  5. 前記ビームの前記特性はパルスフルエンスである、請求項1の方法。
  6. 前記ビームの前記特性は空間的パルススポット形状である、請求項1の方法。
  7. 前記ビームの前記特性はパルススポットサイズである、請求項1の方法。
  8. 前記ビームの前記特性は、前記レーザパルスが前記ワークピースの前記第1の面に当たる光軸の向きである、請求項1の方法。
  9. 前記ビームの前記特性はパルス持続時間である、請求項1の方法。
  10. 前記ビームの前記特性は時間的パルス形状である、請求項1の方法。
  11. 前記ビームの前記特性はパルス波長である、請求項1の方法。
  12. 前記レーザパルスビームを前記ワークピースに照射する際に、前記ビームウェストが前記ワークピースの外側に位置するように前記レーザパルスビームを前記ワークピースに照射する、請求項1から11のいずれか一項の方法。
  13. 第1の面と、該第1の面の反対側の第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間の内部とを有するワークピースを用意し、
    ビームウェストによって特徴付けられる焦点合わせされたレーザパルスビームを生成し、
    前記ワークピース内の複数の改質領域を形成し、それぞれの改質領域は前記ワークピースの前記第2の面から前記内部に延び、
    前記複数の改質領域のそれぞれを形成する際に、
    前記ワークピースと前記レーザパルスビームとの間で相対運動を生じさせつつ、前記ビーム内のレーザパルスが前記ワークピースの前記第1の面を通過して前記内部に入り前記第2の面に向かうように、焦点合わせされたレーザパルスビームを前記ワークピース上に照射して前記ワークピースの複数の部分を改質し、このとき改質される前記ワークピースの複数の部分のうちの少なくとも1つが前記ワークピースの前記第2の面に位置するようにし、かつ、前記ワークピースの少なくとも1つの第1の改質済の部分が、前記ビームウェストにおけるレーザパルスのフルエンスよりも小さいが前記第1の改質済の部分とは異なる前記ワークピースの別の部分を改質するのに十分なフルエンスによって特徴付けられるレーザパルスで照射されるようにし、
    前記ビーム内の少なくとも1つのレーザパルスは、紫外スペクトルの波長を有する光を含んでいる、
    方法。
  14. 前記焦点合わせされたレーザパルスビームを前記ワークピースに照射する際に、前記ビームウェストが前記ワークピースの外側に位置するように前記焦点合わせされたレーザパルスビームを前記ワークピースに照射する、請求項13の方法。
  15. 前記ビーム内の少なくとも1つのレーザパルスが非円形のスポットで前記第1の面に当たる、請求項1から14のいずれか一項の方法。
  16. 前記ワークピースは、強化ガラスワークピースを含む、請求項1から15のいずれか一項の方法。
  17. 前記ビーム内の少なくとも1つのレーザパルスは、可視スペクトルの緑色領域の波長の光を有する、請求項1から16のいずれか一項の方法。
  18. 前記レーザパルスビームは、10%よりも大きいデューティーサイクルを有する、請求項1から17のいずれか一項の方法。
  19. 前記レーザパルスビームは、50%よりも小さいデューティーサイクルを有する、請求項18の方法。
  20. 前記改質領域の少なくとも1つは、前記ワークピースの前記第2の面から前記ワークピース内に前記ワークピースの厚さの30%よりも長い高さだけ延びている、請求項1から19のいずれか一項の方法。
  21. 前記改質領域の少なくとも1つは、前記ワークピースの前記第2の面から前記ワークピース内に前記ワークピースの厚さの60%よりも短い高さだけ延びている、請求項20の方法。
  22. 前記レーザパルスの少なくとも1つは、18nsよりも長いパルス持続時間を有する、請求項1から21のいずれか一項の方法。
  23. 前記レーザパルスの少なくとも1つは、20nsよりも短いパルス持続時間を有する、請求項1から22のいずれか一項の方法。
  24. 前記改質領域は、基準線から測定して約30°未満の傾斜角を有する、請求項1から23のいずれか一項の方法。
  25. 前記傾斜角は、約10°未満である、請求項24の方法。
  26. 前記傾斜角は、約1°未満である、請求項25の方法。
  27. さらに、前記ワークピースの特性に基づいて改質領域が延び得る前記ワークピースの前記内部における深さを決定する、請求項1から26のいずれか一項の方法。
  28. 前記ワークピースと前記ビーム源の前記出力との間で相対運動を生じさせることは、前記レーザパルスビームが分離経路に沿って第1の面の端から端まで移動するように前記ワークピースと前記ビーム源の前記出力との間で相対運動を生じさせることである、請求項1から27のいずれか一項の方法。
  29. さらに、前記分離経路に沿って前記ワークピースを分離させる、請求項28の方法。
  30. 隣接する改質領域間の前記経路に沿った距離は、100μmよりも大きい、請求項28の方法。
  31. 隣接する改質領域間の前記経路に沿った距離は、300μmよりも小さい、請求項30の方法。
  32. 前記ワークピースの別の部分は、前記ワークピースの前記第1の改質済の部分に隣接する前記ワークピースの部分である、請求項1から31のいずれか一項の方法。
  33. 第1の面と、該第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面と前記第2の面との間の内部とを有するワークピースを加工するための装置であって、
    前記ワークピースを支持して移動させるためのサポートと、
    ビームウェストによって特徴付けられる焦点合わせされたレーザパルスビームを生成してその位置を定めるためのビーム源と、
    前記サポート及び前記ビーム源からなる群から選択された少なくとも1つに連結されたコントローラであって、前記ワークピース内の複数の改質領域であって、それぞれが前記ワークピースの前記第2の面から前記内部に延びる複数の改質領域を形成するように前記サポート及び前記ビーム源からなる群から選択された少なくとも1つの動作を制御するように構成されたコントローラと、
    を備え、前記加工は、
    前記ワークピースと前記ビームとの間で相対運動を生じさせつつ、前記ビーム内のレーザパルスが前記ワークピースの前記第1の面を通過して前記内部に入り前記第2の面に向かうように、前記レーザパルスビームを前記ビーム源の出力から前記ワークピース上に照射して前記ワークピースの複数の部分を改質し、このとき改質される前記ワークピースの複数の部分のうちの少なくとも1つが前記ワークピースの前記第2の面に位置するようにし、かつ、前記ワークピースの少なくとも1つの第1の改質済の部分が前記ビームウェストにおけるレーザパルスのフルエンスよりも小さいが前記第1の改質済の部分とは異なる前記ワークピースの別の部分を改質するのに十分なフルエンスによって特徴付けられるレーザパルスで照射されるようにし、
    前記ワークピースの前記第1の改質済の部分を前記レーザパルスで照射した後、前記ワークピースの少なくとも1つの第2の改質済の部分が、前記フルエンスによって特徴付けられる前記レーザパルスで照射されないように、前記レーザパルスビームの特性を修正する
    ことを含む、装置。
  34. 前記加工は、前記ビームウェストが前記ワークピースの外側に位置するように前記焦点合わせされたレーザパルスビームを前記ワークピースに照射することを含む、請求項33の装置。
  35. 前記ワークピースの別の部分は、前記ワークピースの前記第1の改質済の部分に隣接する前記ワークピースの部分である、請求項33又は34の装置。
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