JP6307912B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターなどの液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一例として、記録ヘッドに設けたノズルからインクを吐出することで印刷を行うインクジェット式のプリンターがある。こうしたプリンターのうちには、記録ヘッドに供給するインクを貯留する液体貯留室においてインクの脱気を行うことで、ノズルに気泡が混入することで生じるドット抜けを抑制しようとするものがある(例えば、特許文献1)。
特開2013−75371号公報
ところで、上述のプリンターにおいては、印刷を行わないときに液体貯留室と記録ヘッドとの間でインクを循環させることで、インクに含まれる顔料成分の沈降を抑制している。このようにインクを循環させると、流路内に混入した気泡を液体貯留室に回収することができる、という効果も期待できる。しかし、気泡を含むインクを回収すると液体貯留室のインクの脱気度を低下させてしまうため、循環を行うたびにインクの脱気を行わなければならず、脱気の効率が悪化してしまう、という課題がある。
なお、このような課題は、顔料インクを噴射することで印刷を行うプリンターに限らず、液体内で成長した気泡や液体に混入した気泡が液体の噴射不良を招くおそれがある液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴射に供される液体への気泡の混入や液体内での気泡の成長を低減することができる液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射可能な複数のノズルと、前記複数のノズルに液体を供給する共通液室と、液体収容部に収容された液体を前記共通液室に供給するための液体流路と、前記液体流路の液体を脱気可能な脱気部と、前記液体流路の液体を流動させる液体流動部と、前記液体流路において前記脱気部と前記共通液室との間に設けられ、前記共通液室に供給される液体の圧力を調整する圧力調整部と、前記共通液室と前記液体収容部とを接続する帰還流路と、閉弁状態になることで前記帰還流路を閉塞する開閉弁と、を備える。
この構成によれば、帰還流路を通じて共通液室の液体を液体収容部に流動させることで、共通液室や液体流路に混入している気泡を液体収容部に回収することができる。また、共通液室に液体を供給する液体流路では脱気部によって液体の脱気が行われるので、脱気した液体をノズルから噴射することができる。すなわち、液体流路において脱気を行うことによって、液体収容部において液体の脱気を行う場合よりも、噴射に供される液体への気泡の混入や液体内での気泡の成長を低減することができる。
上記液体噴射装置において、前記開閉弁を開弁状態にして前記帰還流路の液体を前記液体収容部に向けて流動させることによって、前記共通液室の液体が前記液体収容部に回収される。
この構成によれば、開閉弁を開弁状態にして帰還流路の液体を液体収容部に向けて流動させることによって、脱気部を経由することなく、共通液室の液体を液体収容部に回収することができる。このように、脱気を行った液体と気泡を含む液体との混在を抑制することによって、噴射に供される液体を効率よく脱気することができる。
上記液体噴射装置において、前記液体流路における前記脱気部と前記圧力調整部との間に上流端が接続されるとともに、前記帰還流路における前記開閉弁と前記共通液室との間に下流端が接続されるバイパス流路と、前記バイパス流路と前記液体流路との接続部分に設けられ、前記脱気部から前記共通液室に向かう液体の流路を前記液体流路と前記バイパス流路との間で切り替え可能な切替弁と、を備え、前記ノズルから液体を噴射するときには、前記開閉弁を閉弁状態にするとともに前記切替弁が液体の流路を前記液体流路に切り替えた状態で、前記液体流路を通じて前記圧力調整部に液体を供給する一方、前記ノズルから液体を流出させるメンテナンスを行うときには、前記開閉弁を閉弁状態にするとともに前記切替弁が液体の流路を前記バイパス流路に切り替えた状態で、前記バイパス流路を通じて前記共通液室に液体を供給する。
この構成によれば、ノズルから液体を噴射するときには、液体流路を通じて圧力調整部に液体を供給することで、圧力調整部で適切な圧力に調整した液体をノズルに供給することができる。一方、メンテナンスを行うときには、バイパス流路を通じて液体調整部を経由せずに共通液室に液体を供給することによって、圧力を調整しない液体を勢いよくノズルから流出させることができる。
上記液体噴射装置において、前記圧力調整部は、壁部を構成する可撓部が撓み変位することで容積が変更される圧力室と、前記圧力室と連通流路を介して連通する供給室と、前記圧力室の容積が増大する方向に前記可撓部を付勢する付勢部材と、前記圧力室内の圧力が前記可撓部の外側の圧力よりも低くなった場合に、前記可撓部の変位に応じて前記圧力室と前記供給室との間を連通させる方向に変位する弁体と、を有し、前記供給室は前記液体流路を通じて前記脱気部と連通可能であるとともに前記圧力室は前記液体流路を通じて前記共通液室と連通可能であり、前記液体流動部は前記脱気部から前記供給室に向けて液体を加圧した状態で供給するとともに、前記ノズルから液体が流出した場合に前記圧力室の液体が前記共通液室に供給されることによって、前記圧力室の圧力が低下する。
この構成によれば、ノズルから液体が流出した場合には、圧力室の液体が共通液室に供給されることによって圧力室の圧力が低下して可撓部が圧力室の容積を減少させる方向に撓み変位する。また、可撓部の変位に応じて弁体が圧力室と供給室との間を連通させる。そして、供給室には、脱気された液体が液体流動部によって加圧した状態で供給されるので、圧力室が供給室と連通すると、供給室から圧力室に液体が速やかに流入する。そして、液体の流入によって圧力室の圧力が元に戻ると、付勢部材の付勢力によって、供給室から圧力室への液体の流入が停止される。一方、ノズルから液体が流出していないときには、圧力室内の圧力は低下せず、加圧された液体が圧力室を通じて共通液室に流入することがないので、ノズル内に形成された液体のメニスカスを加圧によって破壊することがない。すなわち、圧力調整部によって、ノズルからの液体の流出に応じて、共通液室の圧力を適切に調整することができる。
上記液体噴射装置においては、前記液体流路において前記液体収容部と前記脱気部との間には、液体に混入した異物を捕捉するための異物捕捉部が設けられる。
この構成によれば、液体収容部から脱気部に向かう液体流路の途中で異物捕捉部が液体に混入した異物を捕捉することによって、脱気部への異物の混入を抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記脱気部は、脱気のために前記液体流路の液体を減圧する減圧機構を有し、前記液体流動部は、前記脱気部から前記共通液室に向けて液体を加圧した状態で供給する。
この構成によれば、減圧機構が液体を減圧することによって、液体に含まれる気体を除去して脱気を行うことができる。また、液体流動部が減圧された液体を加圧することによって、脱気部から共通液室に向けて液体を流動させることができる。
一実施形態の液体噴射装置の構成を示す模式図。 一実施形態の液体噴射装置の電気的構成を示すブロック図。 第1充填処理の実行手順を示すフローチャート。 第2充填処理の実行手順を示すフローチャート。 加圧クリーニング処理の実行手順を示すフローチャート。
以下、液体噴射装置の実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例である顔料インクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、液体を収容可能な液体収容部12と、液体を噴射する複数の液体噴射部13と、液体収容部12に収容された液体を液体噴射部13に供給するための液体流路14と、液体噴射部13のメンテナンスを行うためのメンテナンス装置15と、を備えている。液体収容部12は、液体噴射装置11に装着した状態で、図示しない注入孔を通じて液体を注入可能な構成にすることもできるし、カートリッジ状の液体収容部12を液体噴射装置11に着脱可能に装着する構成にすることもできる。
液体噴射部13は液体を噴射可能な複数のノズル16と、液体流路14を通じて液体収容部12から供給された液体を複数のノズル16に供給するための共通液室17とを有している。液体噴射部13及びノズル16の数は任意に変更することができる。ノズル16から液体を噴射させるための機構としては、例えば通電によって収縮する圧電素子を備えるアクチュエーターを採用することができる。この場合には、圧電素子の収縮によって共通液室17とノズル16との間に設けられた液体室16aの容積を変化させることによって、ノズル16から液体が液滴として噴射(吐出)される。
液体噴射装置11は、共通液室17と液体収容部12とを接続する帰還流路18と、閉弁状態になることで帰還流路18を閉塞する開閉弁19と、共通液室17から液体収容部12に向けて液体を流動させるための循環ポンプ20と、を備える。液体噴射部13が複数設けられる場合には、共通液室17につながる液体流路14の下流側及び帰還流路18の上流側は、共通液室17の数に応じて、複数に分岐される。
液体流路14には、液体流路14の液体を脱気可能な脱気部21が設けられている。脱気部21は、例えば、液体流路14の一部を形成する円筒状の中空糸膜22と、脱気のために液体流路14の液体を減圧する減圧機構25と、を備えることができる。この場合、減圧機構25は、中空糸膜22を収容する減圧室23と、減圧室23を減圧する真空ポンプ24と、を備える。そして、真空ポンプ24が減圧室23を減圧すると、中空糸膜22の外側の空間が減圧されて、中空糸膜22の内側の液体中に溶存する気体が中空糸膜22の外側に吸引されることによって、中空糸膜22の内側の液体が脱気される。
液体流路14において脱気部21と液体噴射部13との間には、液体噴射部13に供給される液体の圧力を調整する圧力調整部31が設けられている。圧力調整部31は、例えば、壁部を構成する可撓部32が撓み変位することで容積が変更される圧力室33と、圧力室と連通流路34を介して連通する供給室35と、圧力室33の容積が増大する方向に可撓部を付勢する付勢部材36と、連通流路34を閉塞可能な弁体37と、を備える。供給室35は液体流路14を通じて脱気部21と連通可能であるとともに、圧力室33は液体流路14を通じて共通液室17と連通可能である。
なお、供給室35や圧力室33のように流路断面積が拡大する部分や、付勢部材36のように複雑な形状を有する部分などには、気泡などの異物が溜まりやすい。そのため、本実施形態においては、気泡等の異物を補足するために、圧力調整部31の入口と圧力調整部31の内部とに、それぞれフィルター38,39を設けている。これらフィルター38,39の数や配置は任意に変更することができるし、フィルター38,39の設置を省略することもできる。
液体噴射装置11は、液体流路14における脱気部21と圧力調整部31との間に上流端が接続されるとともに、帰還流路18における開閉弁19と共通液室17との間に下流端が接続されるバイパス流路41を備えるのが好ましい。また、バイパス流路41と液体流路14との接続部分に、脱気部21から共通液室17に向かう液体の流路を液体流路14とバイパス流路41との間で切り替え可能な切替弁42を備えるのが好ましい。
切替弁42は、例えば、バイパス流路41と、液体流路14におけるバイパス流路41との接続部分より上流側と、液体流路14におけるバイパス流路41との接続部分より下流側と、の3つの流路を個別に閉塞可能な3つの弁体を備える三方向弁とすることができる。
液体流路14において脱気部21と切替弁42との間には、脱気部21が脱気した液体を一時貯留する貯留部43を設けるのが好ましい。また、液体流路14において脱気部21と液体収容部12との間には、脱気部21から液体噴射部13に向けて液体を加圧した状態で供給する加圧ポンプ45を備えるのが好ましい。
加圧ポンプ45は、液体流路14の液体を流動させる液体流動部として機能させることができる。すなわち、脱気部21においては液体流路14の液体が減圧されるので、脱気された液体を加圧ポンプ45で加圧した状態で貯留部43に貯留しておくことによって、液体噴射部13に向けて液体を効率よく供給することが可能になる。
なお、液体流路14において脱気部21と貯留部43との間には、脱気部21から貯留部43への液体の流動を許容する一方で、貯留部43から脱気部21への液体の流動を規制する一方向弁46を設けておくのが好ましい。このようにすれば、加圧により正圧状態にされた貯留部43から減圧により負圧状態にされた脱気部21に向けて液体が逆流することが抑制されるためである。
また、貯留部43として可撓性を有する収容袋を採用するとともに、このような収容袋からなる貯留部43を加圧室47に収容して、真空ポンプ24が減圧のために引いた気体を気体流路61を通じて加圧室47に導入する構成にしてもよい。この場合には、真空ポンプ24を駆動して加圧室47に気体を導入することによって、収容袋を介してその内部にある液体を加圧することができる。
なお、この構成を採用する場合には、気体流路61において真空ポンプ24の上流側と下流側とにそれぞれ三方向弁62、63を配置すれば、減圧室23を減圧するタイミングと加圧室47を加圧するタイミングとを任意に設定することができる。
すなわち、減圧室23の減圧と加圧室47の加圧とを同時に行う場合には、三方向弁62,63の外部に連通する弁62a,63aを閉弁して真空ポンプ24を駆動することで、減圧室23の気体を加圧室47に導入すればよい。また、減圧室23の減圧を単独で行う場合には、弁62aを閉弁するとともに弁63aを開弁して真空ポンプ24を駆動することで、減圧室23から引いた気体を外部に排出すればよい。また、加圧室47の加圧を単独で行う場合には、弁62aを開弁するとともに弁63aを閉弁して真空ポンプ24を駆動することで、外部の気体を気体流路61に取り入れて加圧室47に導入すればよい。
液体流路14において脱気部21と液体収容部12との間には、液体に混入した気泡や塵埃、液体に溶存する溶質成分の固化物などの異物を補足するための異物補足部を備えるのが好ましい。異物補足部は、例えば液体を濾過するためのフィルター48であってもよいし、液体に混入した気泡を補足するためのエアートラップ49であってもよいし、混入する可能性の高い異物に応じてこれらを組み合わせて用いてもよい。
なお、エアートラップ49が、互いに連通する液体貯留部49aと気体貯留部49bとを有して気体と液体を分離する場合には、液体収容部12から液体貯留部49aに向けて液体を流動させる吐出ポンプ50を備えるのが好ましい。
メンテナンス装置15は、液体噴射部13に設けられたノズル16が開口する閉空間を形成するキャップ51と、吸引機構52と、ワイパーユニット53とを備えている。吸引機構52は、廃液タンク54と、廃液タンク54とキャップ51とを接続する排出流路55と、排出流路55の途中位置に配置される減圧ポンプ56とを備えている。また、キャップ51には、閉空間を大気開放するための大気開放弁57が設けられている。
キャップ51は、例えば液体噴射部13においてノズル16が開口する開口面13aに接触することで、閉空間を形成するキャッピングを行う。なお、キャッピングは液体噴射部13をキャップ51に近づく方向に移動させて行うこともできるし、キャップ51を液体噴射部13に近づく方向に移動させて行うこともできる。また、キャッピング時にキャップ51が接触する対象は開口面13aに限らず、例えば液体噴射部13の側面部や液体噴射部13を保持する保持部材等とキャップ51とを接触させることで、ノズル16が開口する閉空間を形成することもできる。
そして、キャッピングを行った状態で減圧ポンプ56が駆動すると、閉空間が負圧になるとともに、ノズル16を通じて共通液室17等から液体が吸引排出される吸引クリーニングが実行される。
すなわち、減圧ポンプ56が駆動して閉空間が負圧になると、ノズル16から液体が排出するとともに、圧力室33の液体が共通液室17に流入することによって、圧力室33内が減圧される。すると、圧力室33の壁部を構成する可撓部32が圧力室33の容積を減少させる方向に撓み変位する。そして、可撓部32の変位に応じて弁体37が圧力室33と供給室35との間を連通させる方向(図1では左方向)に変位する。
弁体37の変位により、圧力室33と供給室35とが連通した状態(図1における右側の圧力調整部31の状態)になると、加圧状態の供給室35から圧力室33内に液体が流入する。その後、減圧ポンプ56の駆動が停止すると、ノズル16から液体が流出しなくなるので、圧力室33の圧力が上昇するのに伴って、可撓部32が圧力室33の容積を拡大する方向に変位するとともに弁体37が元の位置に戻って連通流路34を閉塞する。このように、圧力調整部31においては、ノズル16側からの吸引が行われている間には、液体流路14を通じて共通液室17に液体が供給される。
このような吸引クリーニングの実行後にキャッピングを解除する際には、大気開放弁57を開弁状態にして閉空間を大気開放した後に、キャップ51を液体噴射部13から離すのが好ましい。
ワイパーユニット53は、開口面13aを払拭するワイパー58と、ワイパー58を保持して移動する移動体59とを備える。そして、ワイパー58の先端が開口面13aに接触した状態で移動体59が開口面13aに沿って移動することで、ワイパー58で開口面13aを払拭するワイピングが実行される。なお、ワイピングは、ワイパー58に接触した状態で液体噴射部13が移動することによって行うこともできる。
その他、液体噴射部13のメンテナンスとして、液体噴射部13からキャップ51に向けて液体を噴射することでノズル16内の液体を排出するフラッシングが実行される。フラッシングは、印刷の合間などにノズル16の目詰まりを予防または解消するために行われることもあるし、例えばワイピングの後などに、ノズル16内に形成される液体のメニスカスを整えるために行われることもある。
また、図2に示すように、液体噴射装置11は、液体噴射部13、吐出ポンプ50、加圧ポンプ45、真空ポンプ24、循環ポンプ20、開閉弁19、切替弁42、移動体59、大気開放弁57及び減圧ポンプ56等、液体噴射装置11を構成する構成要素の制御を行う制御部100を備える。制御部100は、構成要素を個別に制御するものを複数設けることもできるし、複数の構成要素を総合的に制御するものを設けることもできる。
液体噴射装置11においては、制御部100の制御により、開閉弁19及び大気開放弁57を閉弁状態にするとともに切替弁42が液体の流路を液体流路14に切り替えた状態を通常状態とする。また、通常状態においては、制御部100がキャップ51によって液体噴射部13をキャッピングすることによって、ノズル16の乾燥を抑制する。
液体噴射装置11が起動されると、吐出ポンプ50及び加圧ポンプ45は、貯留部43内が所定の正圧(加圧状態)に保持されるように、制御部100によって駆動制御される。これにより、通常状態において、貯留部43、供給室35及び貯留部43と供給室35との間の液体流路14は、所定の加圧状態に保持される。また、制御部100は、加圧ポンプ45の駆動に応じて真空ポンプ24及び三方向弁62、63を制御することで減圧室23の減圧を行い、脱気済みの液体が貯留部43に送られるようにする。
なお、供給室35の液体が加圧状態であっても、圧力調整部31において弁体37が付勢部材36の付勢力によって連通流路34を閉塞している状態(図1における左側の圧力調整部31の状態)が保持されている間は、供給室35から圧力室33へは液体が流動しない。
次に、液体噴射装置11の動作及び制御部100が実行する各種処理について説明する。
はじめに、液体噴射装置11の使用を開始する時などに、液体流路14の液体を共通液室17に充填するために実行される第1充填処理と、第1充填処理に続いて、共通液室17の液体をノズル16に充填するために実行される第2充填処理について説明する。なお、第1充填処理及び第2充填処理は、上述した通常状態から開始される。この通常状態では、キャップ51の大気開放弁57は閉弁状態となっている。
第1充填処理は、制御部100が図3に示す処理を実行することで行われる。
図3に示すように、ステップS11として、制御部100が開閉弁19を通常状態である閉弁状態から開弁状態に変化させる。
次に、ステップS12として、制御部100が循環ポンプ20の駆動を開始させる。すると、帰還流路18を通じて共通液室17の液体が液体収容部12に向けて流動する結果、圧力室33の液体が共通液室17に供給されて、圧力室33内が減圧される。すると、圧力室33の壁部を構成する可撓部32が圧力室33の容積を減少させる方向に撓み変位する。そして、可撓部32の変位に応じて弁体37が圧力室33と供給室35との間を連通させる方向(図1では左方向)に変位する。
弁体37の変位により、圧力室33と供給室35とが連通した状態(図1における右側の圧力調整部31の状態)になると、加圧状態の供給室35から圧力室33内に液体が流入する。そして、循環ポンプ20の駆動に伴って、圧力室33、共通液室17、帰還流路18の順に液体が流動する。このとき、供給室35には、図1に実線の矢印で示すように、液体流路14を通じて貯留部43から液体が加圧供給されるとともに、貯留部43へは加圧ポンプ45及び吐出ポンプ50の駆動によって液体収容部12から液体が補充される。
続いて、ステップS13として、制御部100が循環ポンプ20の駆動を停止させる。すると、共通液室17から帰還流路18に向けて液体が流出しなくなるので、圧力室33の圧力が上昇するのに伴って、可撓部32が圧力室33の容積を拡大する方向に変位するとともに弁体37が元の位置に戻って連通流路34を閉塞する。
そして、ステップS14として、制御部100が開閉弁19を開弁状態から通常状態である閉弁状態に戻すと、第1充填処理が終了する。これにより、共通液室17に対する液体の充填が完了する。
なお、液体流路14にフィルター38,39を設けた場合などには、流路の圧力損失が大きくなるため、液体を加圧供給しても、圧力室33に向けて液体が流動しにくいことがある。そのため、切替弁42を、バイパス流路41との接続部分より下流側の液体流路14に配置される弁42aとバイパス流路41に配置される弁42bとを有する三方向弁として、ステップS12とステップS13との間に弁42aを一定時間閉弁した後に、弁42aを開弁するようにしてもよい。このようにすると、弁42aが閉弁している間に圧力室33の負圧が弁42aまで及ぶので、弁42aの開弁とともに負圧になっている領域に加圧された液体を一気に流動させて、液体の充填を効率よく行うことができる。
次に、第2充填処理について、図4を参照して説明する。
第2充填処理は、第1充填処理によって共通液室17まで液体を充填した後に、共通液室17の液体をノズル16に充填して印刷可能な状態にするための準備動作として実行される。
図4に示すように、ステップS21として、制御部100が減圧ポンプ56の駆動を開始させる。すると、キャッピングによって形成された閉空間が減圧されて、ノズル16を通じて液体が吸引され、キャップ51内に流出する。
次に、ステップS22として、制御部100が減圧ポンプ56の駆動を停止させる。
また、ステップS23として、制御部100が大気開放弁57を閉弁状態から開弁状態に変化させる。これにより、閉空間が大気開放されて、ノズル16からの液体の流出が止まる。このとき、ノズル16には液体が充填されている。
次に、ステップS24として、制御部100が再び減圧ポンプ56の駆動を開始させる。これにより、キャップ51内に溜まった液体が排出流路55を通じて廃液タンク54に排出される。キャップ51内の液体の排出が終了すると、ステップS25として、制御部100が減圧ポンプ56の駆動を停止させる。
続いて、ステップS26として、制御部100がキャッピングを解除する。なお、ステップS26のキャッピングの解除は、ステップS23とステップS24の間に行うこともできる。この場合には、キャッピングを解除した状態でキャップ51内に溜まった液体の排出が行われる。
また、ステップS27として、制御部100が移動体59を移動させて、ワイピングを実行する。これにより、吸引によってノズル16から排出され、開口面13aに付着した液滴等が除去される。
そして、ステップS28として制御部100がフラッシングを実行してノズル16のメニスカスを整えるとともに、ステップS29として制御部100がキャッピングを実行すると、第2充填処理が終了する。なお、第2充填処理の実行後、すぐに印刷を開始する場合などには、ステップS29のキャッピングは行わなくてもよい。
このように、第1充填処理及び第2充填処理によってノズル16まで液体が充填されると、液体噴射装置11は、印刷を実行可能な状態になる。なお、第2充填処理において実行される一連の動作は、ノズル16を通じて気泡等の異物を排出させるメンテナンス動作である吸引クリーニングにおける動作と同様である。
ただし、吸引クリーニングにおいては、異物の排出に必要な量の液体をノズル16から排出させるように減圧ポンプ56の駆動時間が設定されるのに対して、第2充填処理では、ノズル16に液体を充填するのに必要な量の液体が流動すればよい。そのため、第2充填処理における減圧ポンプ56の駆動時間は、通常、吸引クリーニングの時よりも短くてよい。
そして、液体噴射装置11が印刷を行う場合には、制御部100がキャッピングを解除して、液体噴射部13から媒体に対して液体を噴射する。
なお、液体の噴射に伴ってノズル16から液体が流出して共通液室17の液体が減少すると、圧力室33から共通液室17に液体が流入することで、圧力室33の圧力が低下する。すなわち、ノズル16から液体が流出した場合に圧力室33の液体が共通液室17に供給されることによって、圧力室33の圧力が低下する。すると、可撓部32が圧力室33の容積を減少させる方向に撓み変位する。そして、圧力室33内の圧力が可撓部32の外側の圧力よりも低くなると、可撓部32の変位に応じて弁体37が圧力室33と供給室35との間を連通させる方向に変位する。
弁体37の変位により、圧力室33と供給室35とが連通した状態になると、加圧状態の供給室35から圧力室33内に液体が流入する。このとき、図1に実線の矢印で示すように、加圧ポンプ45は脱気部21から圧力調整部31の供給室35に向けて液体を加圧した状態で供給するとともに、吐出ポンプ50は液体収容部12から液体貯留部49aに向けて液体を供給する。
そして、液体の流入に伴って可撓部32が圧力室33の容積を拡大する方向に変位すると、弁体37が元の位置に戻って連通流路34を閉塞する。このように、圧力室33の液体が消費された場合には加圧状態の供給室35から液体が速やかに補給される一方、液体の消費が行われないときには弁体37が連通流路34を閉塞することによって、圧力室33からノズル16までの液圧の上昇が抑制される。
なお、ノズル16から液体を噴射するために液体室16aで液体の加圧や減圧が繰り返されると、液体中に溶存している気体が気泡となって出現し、圧電素子の駆動に伴う圧力の変化がノズル16に十分に伝達されなくなって、液滴の噴射不良の要因となることがある。また、液体の噴射を行わないときには、液体噴射装置11内で液体が流動しないので、液体が顔料などの沈降性を有する成分を含む溶液である場合には、顔料等が沈降して液体濃度に差が生じてしまうことがある。
そこで、液体噴射部13が液体を噴射していないときには、帰還流路18を通じて共通液室17の液体を液体収容部12に返送することで、共通液室17と液体収容部12との間で液体を循環させる循環処理が行われる。
循環処理は、第1充填処理と同様に、制御部100が開閉弁19を開弁状態にした後に循環ポンプ20を駆動させることによって行われる。すなわち、循環ポンプ20が駆動されると、図1に点線の矢印で示すように共通液室17の液体が帰還流路18を通じて液体収容部12に向けて流動するとともに、共通液室17及び圧力室33の減圧により弁体37が供給室35と圧力室33とを連通させる。
すると、貯留部43から液体流路14を通じて供給室35に液体が供給されるとともに、液体収容部12の液体が吐出ポンプ50及び加圧ポンプ45によって貯留部43に供給される。これにより、液体収容部12と共通液室17との間で液体が循環する。すると、液体の流動によって顔料等の攪拌が行われるとともに、共通液室17などにあった気泡等の異物が液体収容部12に回収される。このように液体を循環させることで気泡を液体収容部12に回収する場合には、液体収容部12を大気開放しておいて、回収した気泡が液面に浮かんで消泡されるように促すとよい。
なお、液体噴射装置11において循環処理を行う場合、液体の流動に伴って共通液室17内の圧力が変動することがある。こうした圧力変動がノズル16に及ぶと、ノズル16に形成された液体のメニスカスが壊れて、ノズル16から液体が漏出することがある。そのため、循環処理の際には、キャップ51によって液体噴射部13をキャッピングしておくことが好ましい。この場合、キャップ51の大気開放弁57は閉弁状態としておくことが好ましい。
また、循環処理において循環ポンプ20を駆動して液体を流動させる場合、共通液室17内の圧力が大気圧より低い負圧になる場合がある。この負圧がノズル16に及ぶと、ノズル16に形成された液体のメニスカスが壊れて、ノズル16から空気を引き込むことがある。そのため、循環処理の際には、ノズル16から空気を引き込まない程度に循環ポンプ20を駆動するのが好ましい。例えば、液体の流動によってノズル16に形成されたメニスカスに作用する圧力がメニスカスの耐圧より低くなるように循環ポンプ20を駆動することが好ましい。
次に、液体噴射部13から液体を排出させるメンテナンス動作の一つである加圧クリーニング処理について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、ステップS31として、制御部100が液体噴射部13のキャッピングを解除する。なお、キャッピングを解除したとき、キャップ51は図1に示すようにノズル16の開口と対面する位置(例えば、開口面13aの鉛直方向下方となる位置)に配置しておく。
次に、ステップS32として、制御部100が切替弁42の弁42aを閉弁するとともに弁42bを開弁して、貯留部43が連通する流路を圧力調整部31につながる液体流路14からバイパス流路41に切り替える。
続いて、ステップS33として、制御部100が真空ポンプ24を駆動するなどして、貯留部43の追加的な加圧を開始する。なお、貯留部43の加圧は、真空ポンプ24の駆動に代えて、または真空ポンプ24の駆動に加えて、加圧ポンプ45を駆動することによって行うこともできる。
これにより、貯留部43に貯留された液体が図1に二点鎖線で示すようにバイパス流路41を通じて共通液室17に加圧供給される。すると、共通液室17内の液体がノズル16から流出して、キャップ51によって受容される。これにより、共通液室17や液体室16aにあった気泡や、溶媒成分の蒸発によって増粘した液体など、噴射不良の要因となる異物が液体とともにノズル16を通じて排出される。
異物の排出に十分な量の液体がノズル16から排出されると、ステップS34として、制御部100が真空ポンプ24の駆動を停止するなどして、貯留部43の追加的な加圧を停止する。
また、ステップS35として、制御部100が切替弁42の弁42aを開弁するとともに弁42bを閉弁して、貯留部43が連通する流路をバイパス流路41から圧力調整部31につながる液体流路14に切り替えて、通常状態に戻す。
次に、ステップS36として、制御部100が減圧ポンプ56の駆動を開始させる。これにより、キャップ51内に溜まった液体が排出流路55を通じて廃液タンク54に排出される。キャップ51内の液体の排出が終了すると、ステップS37として、制御部100が減圧ポンプ56の駆動を停止させる。
その後、ステップS38として、制御部100が移動体59を移動させて、ワイピングを実行する。これにより、ノズル16からの液体の排出に伴って開口面13aに付着した液滴等が除去される。
そして、ステップS39として制御部100がフラッシングを実行してノズル16のメニスカスを整えるとともに、ステップS40として制御部100がキャッピングを実行することで、加圧クリーニング処理が終了する。なお、加圧クリーニングの実行後、すぐに印刷を行う場合などには、ステップS40のキャッピングは行わなくてもよい。
次に、液体噴射装置11の作用について説明する。
液体噴射装置11においてノズル16から液体を噴射するときには、開閉弁19を閉弁状態にして共通液室17から帰還流路18への液体の流動を抑制するとともに、切替弁42が液体の流路を液体流路14に切り替えた状態で、液体流路14を通じて圧力調整部31に液体を供給する。そのため、圧力調整部31によってノズル16の背圧を液体の噴射に適した圧力に維持しつつ、液体の消費に伴って圧力調整部31から共通液室17に速やかに液体を供給することができる。
これに対して、ノズル16から液体を流出させるメンテナンスである加圧クリーニングを行うときには、開閉弁19を閉弁状態にするとともに切替弁42が液体の流路をバイパス流路41に切り替えた状態で、バイパス流路41を通じて共通液室17に液体を供給する。すなわち、圧力調整部31を経由せずに液体を貯留部43から共通液室17に送ることによって、加圧した液体をノズル16から勢いよく流出させて、異物を液体噴射部13から排出することが可能になる。
なお、加圧クリーニングの際には、バイパス流路41と共通液室17との間に位置する帰還流路18の一部を通じて液体が共通液室17に流入する。そのため、バイパス流路41と共通液室17との間に位置する帰還流路18にフィルター60などの異物補足部を設けて、加圧クリーニングに伴って共通液室17に異物が流入するのを抑制するのが好ましい。
また、液体噴射装置11は帰還流路18を備えるので、開閉弁19を開弁状態にして帰還流路18の液体を液体収容部12に向けて流動させることによって、共通液室17の液体が液体収容部12に回収される。これにより、共通液室17などに溜まった気泡等の異物を液体収容部12に回収して、液体室16aやノズル16に気泡が混入することを抑制することが可能になる。
さらに、開閉弁19を開弁状態にして循環ポンプ20、吐出ポンプ50及び加圧ポンプ45を駆動させることによって、共通液室17、帰還流路18、液体収容部12及び液体流路14の順に液体を循環させると、流路内の液体が攪拌される。これにより、液体が顔料のように沈降性の成分を含む場合にも、液体の濃度変化を抑制することが可能になる。すなわち、異物を含む液体や濃度の変化した液体をノズル16から流出させて廃棄することなく、ノズル16の噴射不良の発生や印刷品質の低下を抑制することができるので、メンテナンスのために消費される液体の量を低減することができる。
なお、気泡を含む液体が液体収容部12に回収されても、液体収容部12から共通液室17に向けて供給される液体は、その流路が液体流路14であるかバイパス流路41であるかにかかわらず、脱気部21において脱気される。これにより、脱気部21からノズル16までの流路や圧力調整部31における気泡の発生が抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)帰還流路18を通じて共通液室17の液体を液体収容部12に流動させることで、共通液室17や液体流路14に混入している気泡を液体収容部12に回収することができる。また、共通液室17に液体を供給する液体流路14では脱気部21によって液体の脱気が行われるので、脱気した液体をノズル16から噴射することができる。すなわち、液体流路14において脱気を行うことによって、液体収容部12において液体の脱気を行う場合よりも、噴射に供される液体への気泡の混入や液体内での気泡の成長を低減することができる。
(2)開閉弁19を開弁状態にして帰還流路18の液体を液体収容部12に向けて流動させることによって、脱気部21を経由することなく、共通液室17の液体を液体収容部12に回収することができる。このように、脱気を行った液体と気泡を含む液体との混在を抑制することによって、噴射に供される液体を効率よく脱気することができる。
(3)ノズル16から液体を噴射するときには、液体流路14を通じて圧力調整部31に液体を供給することで、圧力調整部31で適切な圧力に調整した液体をノズル16に供給することができる。一方、メンテナンスを行うときには、バイパス流路41を通じて液体調整部を経由せずに共通液室17に液体を供給することによって、圧力を調整しない液体を勢いよくノズル16から流出させることができる。
(4)ノズル16から液体が流出した場合には、圧力室33の液体が共通液室17に供給されることによって圧力室33の圧力が低下して可撓部32が圧力室33の容積を減少させる方向に撓み変位する。また、可撓部32の変位に応じて弁体37が圧力室33と供給室35との間を連通させる。そして、供給室35には、脱気された液体が液体流動部によって加圧した状態で供給されるので、圧力室33が供給室35と連通すると、供給室35から圧力室33に液体が速やかに流入する。そして、液体の流入によって圧力室33の圧力が元に戻ると、付勢部材36の付勢力によって、供給室35から圧力室33への液体の流入が停止される。一方、ノズル16から液体が流出していないときには、圧力室33内の圧力は低下せず、加圧された液体が圧力室33を通じて共通液室17に流入することがないので、ノズル16内に形成された液体のメニスカスを加圧によって破壊することがない。すなわち、圧力調整部31によって、ノズル16からの液体の流出に応じて、共通液室17の圧力を適切に調整することができる。
(5)液体収容部12から脱気部21に向かう液体流路14の途中で、異物補足部であるフィルター48やエアートラップ49が液体に混入した異物を補足することによって、脱気部21への異物の混入を抑制することができる。これにより中空糸膜22の目詰まりが抑制されるので、脱気部21における脱気性能の低下を抑制することができる。
(6)減圧機構25が液体を減圧することによって、液体に含まれる気体を除去して脱気を行うことができる。また、液体流動部として機能する加圧ポンプ45が減圧された液体を加圧することによって、脱気部21から共通液室17に向けて液体を流動させることができる。
なお、上記実施形態は以下に示す変形例のように変更してもよい。
・液体の脱気は、中空糸膜22を介した減圧に限らず、超音波脱気や遠心脱気など、任意の方法を採用することができる。
・加圧クリーニング処理において、ステップS31でキャッピングを解除する代わりに大気開放弁57を開弁するようにしてもよい。この構成によれば、キャッピングを行ったまま加圧クリーニングを実行することができるので、ノズル16から流出する液体の飛散を抑制することができる。
・共通液室17への液体の充填およびノズル16への液体の充填のうち少なくとも一方の充填を、上記加圧クリーニング処理のステップS31からステップS34を実施することによって行ってもよい。
・液体噴射部が噴射する液体は、インク以外の液体または液状体であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散、混合または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う構成にしてもよい。
・媒体は用紙に限らず、プラスチックフィルムや板材、パネルなどでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。
11…液体噴射装置、12…液体収容部、14…液体流路、16…ノズル、17…共通液室、18…帰還流路、19…開閉弁、21…脱気部、25…減圧機構、31…圧力調整部、32…可撓部、33…圧力室、34…連通流路、35…供給室、36…付勢部材、37…弁体、41…バイパス流路、42…切替弁、45…液体流動部として機能する加圧ポンプ、48…異物補足部の一例であるフィルター、49…異物補足部の一例であるエアートラップ。

Claims (5)

  1. 液体を噴射可能な複数のノズルと、
    前記複数のノズルに液体を供給する共通液室と、
    液体収容部に収容された液体を前記共通液室に供給するための液体流路と、
    前記液体流路の液体を脱気可能な脱気部と、
    前記液体流路の液体を流動させる液体流動部と、
    前記液体流路において前記脱気部と前記共通液室との間に設けられ、前記共通液室に供給される液体の圧力を調整する圧力調整部と、
    前記共通液室と前記液体収容部とを接続する帰還流路と、
    閉弁状態になることで前記帰還流路を閉塞する開閉弁と、を備え
    前記開閉弁を開弁状態にして前記帰還流路の液体を前記液体収容部に向けて流動させることによって、前記共通液室の液体が前記液体収容部に回収されることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体流路における前記脱気部と前記圧力調整部との間に上流端が接続されるとともに、前記帰還流路における前記開閉弁と前記共通液室との間に下流端が接続されるバイパス流路と、
    前記バイパス流路と前記液体流路との接続部分に設けられ、前記脱気部から前記共通液室に向かう液体の流路を前記液体流路と前記バイパス流路との間で切り替え可能な切替弁と、を備え、
    前記ノズルから液体を噴射するときには、前記開閉弁を閉弁状態にするとともに前記切替弁が液体の流路を前記液体流路に切り替えた状態で、前記液体流路を通じて前記圧力調整部に液体を供給する一方、
    前記ノズルから液体を流出させるメンテナンスを行うときには、前記開閉弁を閉弁状態にするとともに前記切替弁が液体の流路を前記バイパス流路に切り替えた状態で、前記バイパス流路を通じて前記共通液室に液体を供給することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記圧力調整部は、壁部を構成する可撓部が撓み変位することで容積が変更される圧力室と、前記圧力室と連通流路を介して連通する供給室と、前記圧力室の容積が増大する方向に前記可撓部を付勢する付勢部材と、前記圧力室内の圧力が前記可撓部の外側の圧力よりも低くなった場合に、前記可撓部の変位に応じて前記圧力室と前記供給室との間を連通させる方向に変位する弁体と、を有し、
    前記供給室は前記液体流路を通じて前記脱気部と連通可能であるとともに前記圧力室は前記液体流路を通じて前記共通液室と連通可能であり、
    前記液体流動部は前記脱気部から前記供給室に向けて液体を加圧した状態で供給するとともに、前記ノズルから液体が流出した場合に前記圧力室の液体が前記共通液室に供給されることによって、前記圧力室の圧力が低下することを特徴とする請求項1又は請求項に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体流路において前記液体収容部と前記脱気部との間には、液体に混入した異物を捕捉するための異物捕捉部が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記脱気部は、脱気のために前記液体流路の液体を減圧する減圧機構を有し、
    前記液体流動部は、前記脱気部から前記共通液室に向けて液体を加圧した状態で供給することを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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