JP6881461B2 - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関し、詳しくは、圧力室内の残留気泡を良好に排除できるようになされたインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
一般的なプリンタ(インクジェット記録装置)において用いられるインクジェットヘッドとして、シアーモード(エッジ(エンド)シュータ、サイドシュータ)型、ベンドモード型など各種のインクジェットヘッドが提案されている。
これら各種のインクジェットヘッドにおいては、圧力室(インクチャネル)に注入されたインクを共通インク室に戻すインク循環機構を備えたインクジェットヘッドが提案されている(特許文献1、2)。インク循環機構を設ける目的は、圧力室内の気泡の除去、インクの沈降防止、初期導入時のインク廃棄量の低減、デキャップの防止などである。
特開2016−107418号公報 国際公開第2007/006618号
ところで、上述したインクジェットヘッドにおいては、圧力室内に流速の小さい又は流速のないデッドスペースができることがあり、このようなデッドスペースに気泡が残留する虞がある。
そこで、本発明は、圧力室内の残留気泡を良好に排除できるようになされたインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.
インクを貯留する共通インク室と、
前記共通インク室に注入孔を介して連通し、該注入孔を介して前記共通インク室からインクが注入され、圧力発生手段によって容積変動を生ずる少なくとも1つの圧力室と、
前記圧力室に連通し、該圧力室から外部に吐出されるインクの流路となるノズルと、
前記圧力室内の前記ノズルの近傍において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させるノズル部排出路と、
前記圧力室内の前記ノズルから離れた位置において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させる少なくとも1つの排出路とを備えたインクジェットヘッド。
2.
前記排出路は、1つの圧力室あたり複数設けられている前記1記載のインクジェットヘッド。
3.
前記排出路は、前記圧力室内の前記ノズルから離れた端部近傍において該圧力室に連通している前記1又は2記載のインクジェットヘッド。
4.
前記排出路の流路抵抗は、前記ノズル部排出路の流路抵抗以下である前記1、2又は3記載のインクジェットヘッド。
5.
前記排出路の平均断面積は、前記ノズル部排出路の平均断面積以上である前記1〜4の何れかに記載のインクジェットヘッド。
6.
前記ノズル部排出路及び前記排出路は、前記ノズルが形成されたノズルプレートに形成されている前記1〜5の何れかに記載のインクジェットヘッド。
7.
前記ノズル部排出路及び前記排出路は、共通流路に連通している前記1〜6の何れかに記載のインクジェットヘッド。
8.
複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっている前記1〜7の何れかに記載のインクジェットヘッド。
9.
複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっており、
前記圧力室とともに配列され、該圧力室を挟んで両隣に位置し、該圧力室の容積変動により容積変動を生ずる擬似圧力室を有し、
前記排出路及び前記ノズル部排出路は、前記擬似圧力室に連通している前記1〜6の何れかに記載のインクジェットヘッド。
10.
複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっており、
前記圧力室とともに配列され、該圧力室の容積変動により容積変動を生ずる擬似圧力室及び空気室を有し、
前記ノズル部排出路及び前記排出路は、前記擬似圧力室に連通しており、
前記空気室は、密閉されている前記1〜6の何れかに記載のインクジェットヘッド。
11.
前記各圧力室は、各圧力室の配列方向の内寸よりも、該配列方向及び前記インクの吐出方向に直交する方向の内寸が長くなっている前記8〜10の何れかに記載のインクジェットヘッド。
12.
前記擬似圧力室の前記ノズルに垂直な横断面積は、前記圧力室の横断面積よりも大きい前記9又は10記載のインクジェットヘッド。
13.
前記1〜12の何れかに記載のインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドに移送されるインクが貯蔵されるインクタンクと、
前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドに移送するインク移送部とを備えたインクジェット記録装置。
14.
前記1〜12の何れかに記載のインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドに移送されるインクが貯蔵されるインクタンクと、
前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドに移送するとともに、前記インクジェットヘッドに移送されたインクを回収するインク移送部とを備え、
前記ノズル部排出路又は前記排出路を経て前記圧力室から排出されたインクは、前記インクジェットヘッドから回収されたインクに合流されるインクジェット記録装置。
本発明によれば、圧力室内の残留気泡を良好に排除できるようになされたインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明に係るインクジェット記録装置の一例を示す要部概略構成図 本発明に係るインクジェットヘッドにおけるインクの流路を示す流路図 図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの斜視図 図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの分解斜視図 図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの構造を概念的に示す拡大平面図 インクジェットヘッドのヘッドチップの構造の他の例を概念的に示す拡大平面図 図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの拡大断面図 図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路の他の例を示す拡大断面図 図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路のさらに他の例を示す拡大断面図 図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路のさらに他の例を示す拡大断面図 図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの他の例を示す拡大断面図 インク回収管を一部切欠した状態を示す流量調整部材の一例を示す斜視図 本発明に係るインクジェットヘッドのさらに他の例を示す縦断面図 本発明に係るインクジェットヘッドのさらに他の例を示す横断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔インクジェット記録装置〕
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の一例を示す要部概略構成図であり、インクジェットヘッドを一部断面で示している。
インクジェット記録装置100は、図示しない搬送手段によって一定方向(副走査方向)に搬送される記録媒体上に、インクジェットヘッド1からインクを吐出して画像を記録する。いわゆるワンパス方式のインクジェット記録装置においては、インクジェットヘッド1は固定して配置され、記録媒体が搬送される過程で、ノズル22から記録媒体に向けてインクを吐出する。また、いわゆるスキャン方式のインクジェット記録装置においては、インクジェットヘッド1は、図示しないキャリッジに搭載され、該キャリッジが副走査方向に直交する主走査方向に沿って移動する過程で、ノズル22から記録媒体に向けてインクを吐出する。
図1では、1つのインクジェットヘッド1のみを示しているが、一般にインクジェット記録装置100には、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、K(ブラック)等の各色インク用の複数のインクジェットヘッド1が搭載される。本実施形態に示すインクジェット記録装置100においては、インクを貯蔵するインクタンク101とインクジェットヘッド1の共通インク室41とが、インク移送管102及びインク返送管103によって連通されている。
インク移送管102の途中には、インクジェット記録装置100の制御部104によって駆動制御される移送ポンプ105が設けられている。この移送ポンプ105が駆動することにより、インクタンク101内のインクが、インク移送管102を介してインクジェットヘッド1に移送される。また、移送ポンプ105が駆動することにより、インクジェットヘッド1内のインクが、インク返送管103を介してインクタンク101に戻される。このインクジェット記録装置100において、インク移送管102、制御部104及び移送ポンプ105は、インクタンク101内のインクをインクジェットヘッド1に移送するインク移送部を構成している。
インクタンク101は、格別限定されないが、タンクの底面に到達しない仕切り板101aによって、インク移送室101bとインク返送室101cとに仕切ることが好ましい。この場合、インク移送室101b内にインク移送管102の一端部を配置し、また、インク返送室101c内にインク返送管103の一端部を配置する。仕切り板101aは、インク返送室101cに返送されてきたインクに含まれる気泡が再度インク移送管102に流入しないように、インクを十分に脱気するために設けられる。気泡自体は浮力が高いので、気泡が仕切り板101aの下側を通過してインク移送室101bに流入することが制限される。このような態様は、インクを循環使用する場合に好ましい態様である。
〔インクジェットヘッド〕
次に、図1に示した本発明に係るインクジェットヘッド1の具体的構成について説明する。
本発明は、例えばシアーモード(エッジ(エンド)シュータ、サイドシュータ)型、ベンドモード型、いわゆるMEMS型など各種のインクジェットヘッドに適用することができ、すなわち、本発明に係るインクジェットヘッドは、これら各種のインクジェットヘッドとして構成することができる。
本実施形態に示すインクジェットヘッド1は、シアーモードヘッドとして構成したものである。このインクジェットヘッド1は、インク吐出面1Sが鉛直方向下側に向くように設置されて使用される。なお、本明細書において、「上」及び「下」は、「鉛直方向上側」及び「鉛直方向下側」を意味し、図1に示す使用状態の側面図における上側及び下側に対応する。ただし、本発明のインクジェットヘッドの使用状態は、インク吐出面1Sを鉛直方向下側に向ける状態に限定されず、傾けて使用してもよい。
インクジェットヘッド1は、図1に示すように、共通インク室41を構成するインクマニホールド4と、このインクマニホールド4に接着された配線基板3と、配線基板3を挟んでインクマニホールド4の反対側の面(下面)に接着されたヘッドチップ2とを有して構成されている。
配線基板3は、例えばガラス基板である。この配線基板3には、図示しない電源回路にFPC基板を介して接続される図示しない配線パターンが形成されている。インクマニホールド4は、合成樹脂等によって、下面に開口部4aを有する横長の箱型に形成されている。このインクマニホールド4は、下面に接着された配線基板3によって、開口部4aを塞がれている。インクマニホールド4の内部空間は、インクタンク101から供給されるインクが貯留される共通インク室41となる。
ヘッドチップ2には、複数の圧力室(インクチャネル)23及び複数の擬似圧力室(ダミーチャネル)25が形成されている。圧力室23は、注入孔31aを介して共通インク室41に連通しており、図示しない電源回路からFPC基板及び配線基板3の配線パターンを介して電圧を印加すると容積変動を生ずる。擬似圧力室25は、少なくとも圧力室23を挟んで両隣に位置し、隣接する圧力室23の容積変動に伴って容積変動を生ずる。この実施形態においては、圧力室23と擬似圧力室25とが1つずつ交互に配列されることにより、擬似圧力室25が圧力室23を挟んで両隣に位置する状態になっている。すなわち、圧力室23及び擬似圧力室25は、「擬似圧力室25−圧力室23」を一単位としてこれが繰り返される配列となっている。
図2は、このインクジェットヘッドにおけるインクの流路を示す流路図である。
共通インク室41には、図1及び図2に示すように、この共通インク室41内にインクを供給する流路をなすインク供給管5aが連設されている。このインク供給管5aは、圧力室(インクチャネル)23から遠い側(上側)において、共通インク室41に連通されている。このインク供給管5aの上端側には、接続部7aが設けられている。この接続部7aは、インクジェット記録装置100側の接続部106aに着脱可能に接続される。インクジェット記録装置100側の接続部106aは、インク移送管102に連通している。これにより、インクジェットヘッド1は、インクジェット記録装置100からのインクの移送が可能となる。
また、共通インク室41には、この共通インク室41内からインクを回収する流路をなすインク回収管5bが連設されている。このインク回収管5bは、圧力室23から遠い側(上側)において、共通インク室41に連通されている。このインク回収管5bの上端側には、接続部7bが設けられている。この接続部7bは、インクジェット記録装置100側の接続部106bに着脱可能に接続される。インクジェット記録装置100側の接続部106bは、インク返送管103に連通している。これにより、インクジェットヘッド1は、インクジェット記録装置100へのインクの返送が可能となる。
このインクジェットヘッド1において、インク供給管5aから、インク回収管5bの途中の後述するバッファ空間部6に至る流路が、主流路F1となる。
インク供給管5aとインク回収管5bとは、共通インク室41の長手方向の両端部に離して配置することが好ましい。本実施形態におけるインク供給管5aは、インクマニホールド4の上面における図1中の左側の端部に配置され、また、インク回収管5bは、インクマニホールド4の上面における図1中の右側の端部に配置されている。これにより、インク供給管5aから共通インク室41に供給されたインクを、インク回収管5bに向けて、共通インク室41内の全体に亘って流すことができる。従って、共通インク室41内にインクが滞留する部位が形成されにくく、インク中の気泡をより効率良く排除することができる。
インクマニホールド4内には、共通インク室41に隣接して、インク排出室412が設けられている。このインク排出室412は、共通インク室41に対しては、隔壁45によって分離されている。この隔壁45は、インクマニホールド4に一体的に形成することができる。
図3は、図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの斜視図である。
図4は、図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの分解斜視図である。
前述したように、ヘッドチップ2には、図3及び図4に示すように、複数の圧力室23及び複数の擬似圧力室25が形成されている。圧力室23は、一対の圧力発生手段である圧電素子(駆動壁)24,24により構成されている。圧電素子24,24は、一つの圧力室23あたり2枚(一対)が設けられており、各圧力室23それぞれの両壁部をなしている。一の圧力室23を構成する圧電素子24と、隣接する圧力室23を構成する圧電素子24との間には空隙があり、この空隙が擬似圧力室25である。したがって、各圧力室23は独立して駆動(膨張又は収縮)することができる。
なお、このインクジェットヘッド1においては、擬似圧力室25を設けず、隣接する圧力室23,23が1枚の駆動壁24を共用するように構成してもよい。この場合には、各圧力室23が独立して駆動(膨張又は収縮)することはできないので、いわゆる3サイクル駆動を行う。
各圧力室23は、配線基板3に形成された注入孔31aを介して共通インク室41に連通している。共通インク室41内のインクは、注入孔31aを介して、各圧力室23に注入される。各圧力室23は、圧電素子24への電圧の印加によって容積変動を生ずる。また、ヘッドチップ2において、配線基板3の反対側の面(下面)には、各圧力室23に対応された複数のノズル22が設けられたノズルプレート21が接着されている。ノズル22は、圧力室23を外部(下方)に連通させている。ノズルプレート21の下面部がインク吐出面1Sとなる。各圧力室23内のインクは、圧電素子24の作用によって吐出圧力を付与され、ノズル22を通って外部(下方)の記録媒体に向けて吐出される。すなわち、ノズル22は、各圧力室23内から外部(下方)に吐出されるインクの流路となる。
圧力室23内のインクに吐出圧力を付与するための具体的な手段は問わず、公知の種々の手段を採用することができる。本実施形態では、図3及び図4に示すように、隣り合う圧力室23,23は、圧電素子24、24及び疑似圧力室25によって隔てられている。圧電素子24は、圧力室23内に臨む面に形成された図示しない駆動電極に、例えば制御部104から配線基板3に形成された図示しない配線を経て所定電圧の駆動電圧が印加されることによって、せん断変形する。圧力室23の両側の圧電素子24、24がせん断変形することにより、圧力室23内は膨張又は収縮する。これにより、圧力室23内のインクに圧力が付与され、ノズル22を通ってインクが吐出される。
ヘッドチップ2に形成される圧力室23は、その数は特に問わない。本実施形態に示すヘッドチップ2は、複数の圧力室23が、ヘッドチップ2の長手方向である図3及び図4中X方向に沿う複数列に配列されている。
図5は、図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの構造を概念的に示す拡大平面図である。
そして、圧力室23と、一方側に隣接する擬似圧力室25とは、図3〜図5に示すように、ノズル部排出路26a及び2本の排出路26b、26cによって連通されている。ノズル部排出路26aは、圧力室23内のノズル22の近傍において圧力室23に連通し、圧力室23内のインクを擬似圧力室25に排出させ、残留気泡の排出を行う。排出路26b、26cは、圧力室23内のノズル22から離れた位置において圧力室23に連通し、圧力室23内のインクを擬似圧力室25に排出させ、残留気泡の排出を行う。
本実施形態において、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、ノズルプレート21の上面に各圧力室23に対応して形成され一方側に隣接する擬似圧力室25に達する溝であり、このノズルプレート21がヘッドチップ2に取付けられることにより、流路を構成している。
本実施形態において、1つの圧力室23に連通されたノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、同一の擬似圧力室25に連通されるので、流路抵抗の変動が等しくなり、安定して残留気泡の排出を行うことができる。
なお、排出路26b、26cは、前述のように、ノズルプレート21に形成した溝により構成し、圧力室23のノズルプレート21側(下側)に設けることにより、圧力室23の深さ方向の全体に渡る流路を形成することができ、圧力室23の端部近傍に残留する気泡を良好に除去することができる。この場合、ノズルプレート21のみの加工によってノズル部排出路26a及び排出路26b、26cを形成できるので、作製が容易である。ただし、排出路26b、26cの位置はこれに限定されず、ヘッドチップ2の上面及び/又は配線基板3の下面に形成した溝により構成し、圧力室23の配線基板3側(上側)に設けてもよい。
排出路26b、26cは、圧力室23の長手方向の両端部近傍において圧力室23に連通することが好ましい。圧力室23の両端部近傍は、気泡が残留することが多い箇所であるからである。したがって、排出路26b、26cは、圧力室23の長手方向の両端部において圧力室23に連通することがより好ましい。
そして、各圧力室23は、各圧力室23の配列方向(図中X方向)の内寸よりも、配列方向及びインクの吐出方向(ノズル22の軸方向)に直交する方向の内寸が長くなっており、開口断面形状が長方形となっている。したがって、圧力室23から各排出路26b、26cへの連通箇所は圧力室23の開口断面形状の長辺に設けることができ、複数の連通箇所を設けることが容易である。
また、各擬似圧力室25のノズル22に垂直な横断面積は、圧力室22の横断面積よりも大きくなっている。そのため、圧力室23よりも擬似圧力室25のほうが各排出路26b、26cへの連通箇所を設けることができる範囲が広く、圧力室23から擬似圧力室25に向かう各排出路26b、26cの位置及び方向に一定の誤差があっても、擬似圧力室25に到達することができる。
なお、各ノズル部排出路26a及び各排出路26b、26cの流路抵抗の合計は、ノズル22からのメニスカスブレイクが生じないように、移送ポンプ105が与える圧力等の条件を勘案して規定される。各ノズル部排出路26a及び各排出路26b、26cは、その流路抵抗の合計が既定値から外れない限りにおいて、それぞれ適宜に開口面積及び長さを設定することができる。
各排出路26b、26cの流路抵抗の合計は、各ノズル部排出路26aの流路抵抗の合計以下であることが好ましい。そのためには、各排出路26b、26cの平均断面積は、各ノズル部排出路26aの平均断面積以上であることが好ましい。各排出路26b、26cの流路抵抗が低いことにより、各ノズル部排出路26aよりも多くのインクが各排出路26b、26cから排出され、圧力室23の両端部近傍の残留気泡を良好に排出することができる。
図6(a)、(b)は、インクジェットヘッドのヘッドチップの構造の他の例を概念的に示す拡大平面図である。
ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、図6(a)に示すように、これらが互いに合流した状態で、擬似圧力室25に達するように形成してもよい。
また、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cの何れか又は全部は、図6(b)に示すように、各圧力室23から両隣の2つの擬似圧力室25、25に達するように形成してもよい。
以上に述べた実施形態においては、1つの圧力室あたりに2本の排出路を設けているが、排出路は、1つの圧力室23あたりに1本のみを設けてもよい。ただし、排出路は、ノズル部排出路との流路抵抗の合計が既定値から外れない限りにおいて、1つの圧力室あたりに複数設けることが好ましい。1つの圧力室あたりに設ける排出路の本数及び方向を増やすことにより、いずれかの排出路が目詰まりを起こしたときに、インクを排出できる排出路が残る確率が高くなり、残留気泡排出の信頼性を高めることができる。
図7は、図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの拡大断面図である。
そして、図7に示すように、各擬似圧力室25の側方に連通して、個別連通路422が形成されている。これら個別連通路422は、ヘッドチップ2に形成されている。これら個別連通路422は、共通流路421に連通して合流している。この共通流路421は、ヘッドチップ2の側面に、圧力室23の配列方向(X方向)に刻設された溝であり、ヘッドチップ2の側面に閉蓋部材27が取付けられることにより、流路を構成している。なお、前述したように、各擬似圧力室25のノズル22に垂直な横断面積は、圧力室22の横断面積よりも大きくなっているので、各擬似圧力室25の側方に連通するように共通流路421を形成しても、この共通流路421が各圧力室22の側方に連通することはない。
共通流路421の端部は、ヘッドチップ2に形成された排出チャネル424に連通されている。この排出チャネル424は、ヘッドチップ2の長手方向一端側に形成され、インク排出室412の下方に位置している。このようにして、注入孔31aからノズル部排出路26a及び排出路26b、26cを経て擬似圧力室25までの空間は、排出チャネル424に連通されている。
注入孔31aから圧力室23に注入されたインクの一部は、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cを経て擬似圧力室25に至り、さらに、個別連通路422を経て、共通流路421に至る。そして、共通流路421に至ったインクは、排出チャネル424を経て、配線基板3に形成された排出孔31bを通って、インク排出室412に至る。
なお、擬似圧力室25を設けない場合においては、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、共通流路421に連通される。ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cから共通流路421に至ったインクは、排出チャネル424を経て、配線基板3に形成された排出孔31bを通って、インク排出室412に至る。この場合も、1つの圧力室23に連通されたノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、同一の共通流路421に連通されるので、流路抵抗の変動が等しくなり、安定して残留気泡の排出を行うことができる。
このインクジェットヘッド1においては、ヘッドチップ2に設けられた個別連通路422及び共通流路421がヘッド内のインク流路となり、このインク流路により、各圧力室23内の残留気泡を良好に排出することができる。そのため、正常な吐出動作を確保することができる。
なお、このインクジェットヘッド1においては、各圧力室23内から各擬似圧力室25、各個別連通路422及び共通流路421を経てインク排出室412に至る流路が形成されているので、これらの流路抵抗の総和を考慮して、この条件においてノズル22からのメニスカスブレイクが生じないように、移送ポンプ105が与える圧力等の条件が決定される。
そして、図1及び図2に示すように、インク排出室412には、このインク排出室412内からインクを排出する流路をなすインク排出管5cが連設されている。このインク排出管5cの上端側は、インク回収管5bに合流している。インク回収管5bとインク排出管5cとは、合流箱61に接続されることによって合流している。
合流箱61は、合成樹脂材料や金属材料から一体的に構成されており、内部にバッファ空間部6が形成されている。合流箱61の外面には、バッファ空間部6に至る第1乃至第3の開口部48a,48b,48cが形成されている。第1の開口部48aからバッファ空間部6を経て第3の開口部48cに至る流路は、インク回収管5bの中途部に介在されている。実装状態としては、インク回収管5bを中途部において上流側及び下流側に分け、上流側を第1の開口部48aに接続させ、下流側を第3の開口部48cに接続させることになる。そして、第2の開口部48bには、インク排出管5cを接続させる。
このように、本実施形態に示すインクジェットヘッド1は、インク回収管51b及びインク排出管51cが合流箱61によって合流されているため、インクジェット記録装置100側の配管等との接続部位は、インク供給管51a(接続部7a)及びインク回収管51b(接続部7b)の2箇所のみで済む。従って、インクジェット記録装置100側の配管等との接続部位の数は、一般的なインクジェットヘッドに対して増加せず、接続作業が煩雑化することはない。
また、本実施形態に示すインクジェットヘッド1は、インク供給管51a(接続部7a)及びインク回収管51b(接続部7b)の2箇所のみで、インクジェット記録装置100側の接続部106a、106bと接続される構造であるため、循環機構を備えた既設のインクジェット記録装置のインクジェットヘッドとの互換性を備えている。すなわち、一般に、インクマニホールド4内のインクを循環させる循環機構を有するインクジェット記録装置は、各インクジェットヘッドに対して、インクの供給部及び回収部の2箇所で配管接続する構造となっている。そのため、本実施形態のインクジェットヘッド1によれば、既設装置を設計変更する必要なく、接続部7a、7bの2箇所のみの接続によって交換及び設置が可能である。
このインクジェットヘッド1において、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cから、個別連通路422、共通流路421、排出チャネル424、排出孔31b、インク排出室412及びインク排出管5cを経て、バッファ空間部6に至る流路が、排出流路423となる。この排出流路423は、圧力室23に連通し、この圧力室23内のインクを排出させ、バッファ空間部6においてインク回収管5bに合流させる流路である。そして、各注入孔31aを経て、排出流路423(ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cからバッファ空間部6への入口)までが、副流路F2となる(図2参照)。
ところで、排出流路423は各圧力室23に対応したノズル部排出路26a及び排出路26b、26c及び各擬似圧力室25に対応した個別連通路422の全てを通過する流路として構成されているため、圧力室23の高密度化に伴い、排出流路423全体の流路抵抗は大きくなっている。従って、インク排出管5cをインク回収管5bに合流させても、インク供給管5aからインク回収管5bを経る主流路F1の流量が多く、各注入孔31aから排出流路423に至る副流路F2の流量が少ないために、これらが円滑に合流しないことが考えられる。このインクジェットヘッド1においては、主流路F1と副流路F2との合流(インク排出管5cとインク回収管5bとの合流)を、バッファ空間部6において行い、また、後述する流量調整部材9や吸引ポンプを使用することにより、これら主流路F1及び副流路F2の流量が異なっても、円滑に合流させることができる。
上述のようなインクジェットヘッド1及びこれを備えたインクジェット記録装置100によれば、インク供給管5aからインクを供給するだけで、共通インク室41内の残留気泡を主流路F1を経てインク回収管5bから排出させるのみならず、ノズル22から引き込まれた圧力室23近傍の気泡をも、副流路F2を経てインク排出管5cから迅速に排出させることができる。よって、インクマニホールド4内の全体(共通インク室41内及び圧力室23の近傍)の残留気泡除去を効率的に行うことができる。また、沈降し易い粒子や顔料等が含まれているインクを使用する場合でも、画像記録中の各個別連通路422及び共通流路421における粒子や顔料等の沈降を効果的に抑制して、インクの濃度偏差を抑制することができる。
なお、この実施形態のように、ヘッドチップ2の側面に刻設された溝により共通流路421を構成することにより、共通流路421の幅を大きくすることが可能である。ヘッドチップ2の側面は、共通流路421となる溝の幅を阻害なく拡げられる面積を有するからである。ヘッドチップ2の側面に閉蓋部材27を取付けなければならないという構造上の制限はあるものの、共通流路421の幅を大きくすることにより共通流路421の流路抵抗を下げられるという効果が得られる。
次に、閉蓋部材27を用いずに構成できる共通流路421及び個別連通路422の構成例を、図8〜図10を用いて説明する。
〔個別連通路及び共通流路の他の実施形態〕
図8は、図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路の他の例を示す拡大断面図である。図1と同一符号の部位は同一機能の部位であるため、これらの説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
このインクジェットヘッド1において、個別連通路422及び共通流路421は、図8に示すように、ノズルプレート21の上面に形成した溝によって構成してもよい。この場合には、ヘッドチップ2の下面にノズルプレート21が接着されることにより、個別連通路422及び共通流路421が構成される。
この場合にも、各擬似圧力室25内のインクは、個別連通路422を経て、共通流路421に至って合流し、排出チャネル424及び排出孔31bを経て、インク排出室412に至る。
図9は、図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路のさらに他の例を示す拡大断面図である。図1と同一符号の部位は同一機能の部位であるため、これらの説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
このインクジェットヘッド1において、個別連通路422及び共通流路421は、図9に示すように、ヘッドチップ2とノズルプレート21との間に板状のスペーサ部材として流路プレート33を介在させ、この流路プレート33の上面に形成した溝によって構成してもよい。この場合には、ヘッドチップ2の下面に流路プレート33が接着されることにより、個別連通路422及び共通流路421が構成される。ノズルプレート21は、この流路プレート33の下面に接着される。流路プレート33には、各ノズル22に対応した透孔が穿設されている。
流路プレート33の材料としては、ガラス、シリコン、ステンレス、ポリイミド樹脂等を好ましく挙げることができる。価格の点(安価であること)では、ガラス、ステンレス、ポリイミドが優れており、加工の容易性では、ステンレス、ポリイミドが優れており、加工精度では、シリコンが優れており、化学的安定性では、ガラス、ポリイミドが優れている。
この場合において、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cは、流路プレート33の上面に形成した溝によって構成することができる。この場合には、ヘッドチップ2の下面に流路プレート33が接着されることにより、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cが構成される。
図10は、図1に示すインクジェットヘッドの共通流路及び個別連通路のさらに他の例を示す拡大断面図である。図1と同一符号の部位は同一機能の部位であるため、これらの説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
このインクジェットヘッド1において、個別連通路422及び共通流路421は、図10に示すように、配線基板3の下面(及び/又はヘッドチップ2の上面)に形成した溝によって構成してもよい。この場合には、ヘッドチップ2上に配線基板3が重ねられることにより、個別連通路422及び共通流路421が構成される。
この場合にも、各擬似圧力室25内のインクは、個別連通路422を経て、共通流路421に至って合流し、排出チャネル424及び排出孔31bを経て、インク排出室412に至る。
なお、前述したノズル部排出路26a及び排出路26b、26cの各実施形態と、個別連通路422及び共通流路421の各実施形態とは、流路が構成可能な範囲において、任意に組合せてインクジェットヘッド1を構成することが可能である。
〔ヘッドチップの他の実施形態〕
図11は、図1に示すインクジェットヘッドのヘッドチップの他の例を示す拡大断面図である。図1と同一符号の部位は同一機能の部位であるため、これらの説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
この実施形態のインクジェットヘッド1においては、図11に示すように、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cが連通しない空気室34が、圧力室23及び擬似圧力室25とともに配列されている。この空気室34は、インクが流入しない密閉された空間をなしている。この実施形態において、空気室34は、各圧力室23及び各擬似圧力室25の間に、圧力室23の数と同数が設けられている。すなわち、「擬似圧力室25−空気室34−圧力室23」を一単位としてこれが繰り返される配列となっている。
空気室34と圧力室23との間は、圧電素子24によって隔てられている。空気室34と擬似圧力室25との間を隔てる壁面35は、変形させる必要がないので圧電素子24である必要はない。ただし、この壁面35は、圧電素子24と同一の材料により圧電素子24と一体的に形成しておき、電圧を印加しないようにすればよい。
空気室34は、上方を配線基板3により閉蓋され、下方をノズルプレート21により閉蓋されている。この空気室34は、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26cにも共通流路421にも連通されていないので、閉鎖された空間である。この空気室34があることにより、各圧力室23間のクロストークが低減される。
なお、空気室34は、圧力室23の数の2倍の数を、各圧力室23及び各擬似圧力室25の間に設けてもよい。すなわち、「擬似圧力室25−空気室34−圧力室23−空気室34」を一単位としてこれを繰り返す配列としてもよい。
このように空気室34を設けることにより、前述した各実施形態に比較して、解像度は劣るが各圧力室23の駆動によるクロストークをさらに減少させることができ、圧力室23の駆動効率を高くすることができる。
このように空気室34を設けた場合についても、ノズル部排出路26a及び排出路26b、26c、個別連通路422及び共通流路421については、前述したノズル部排出路26a及び排出路26b、26cの各実施形態と、個別連通路422及び共通流路421の各実施形態とを任意に組合せて適用し、インクジェットヘッド1を構成することが可能である。
〔圧力損失調整手段〕
このインクジェットヘッド1には、主流路F1の流路抵抗と副流路F2の流路抵抗との相対関係を調整する圧力損失調整手段を設けることが好ましい。
この圧力損失調整手段は、主流路F1と副流路F2との流路抵抗の差に相当する圧力損失ΔPを、主流路F1に付与する。または、圧力損失調整手段は、副流路F2の流路抵抗を減らして、主流路F1の流路抵抗に相当するものにする。
副流路F2の流路抵抗は、全ての注入孔31a、全ての個別連通路422及び共通流路421を含む排出流路423全体における流路径、流路長、屈曲部の数、流速などによって決まる流路抵抗である。これら個別連通路422及び共通流路421は、流路径が極めて細いうえに流路長が長いので、大きな流路抵抗を生じさせている。
このインクジェットヘッド1においては、圧力損失調整手段により、主流路F1の流路抵抗と、副流路F2の流路抵抗とを均衡させることにより、インク供給管5a内のインク圧力P0によって、容易に主流路F1及び副流路F2の両方に均等にインクを流すことができる。
圧力損失調整手段の一例を図12に示す。図12は、圧力損失調整手段の一例が設けられたインク回収管5bを一部破断した状態を示す斜視図である。
圧力損失調整手段としては、例えば、図12に示すように、インク回収管5bの流路断面積を部分的に狭める流量調整部材9を用いることができる。この流量調整部材9は、インク回収管5b内に保持され、インク回収管5bの内径を部分的に狭くする部材である。本実施形態の流量調整部材9は、インク回収管5bの内壁に沿う円筒部95と、この円筒部95の一端部を閉蓋する円盤部96とを有して一体的に構成されている。円盤部96の中央部には、流路孔94が形成されている。この流量調整部材9が配置された部位におけるインク回収管5bの流路は、この流路孔94のみとなる。従って、流量調整部材9は、この流路孔94によってインク回収管5bの流路断面積を部分的に狭め、インク回収管5b内を流れるインクの圧力を損失させる。
流量調整部材9の材質は特に限定されないが、インクの非浸透性、インク回収管5bへの挿入し易さ及びインクに対する耐腐食性に優れるステンレス等の金属、セラミックス、合成樹脂が挙げられる。
なお、流量調整部材9の流路孔94内の流路長を短くすることにより、流路孔94内に気泡が入ったときの流路抵抗の変動を抑え、流速のばらつきを抑えることができる。図11に示した流量調整部材9の流路孔94内の流路長は、例えば0.5mm程度である。流路孔94内の流路長を0.5mm程度にすることにより、気泡による流路抵抗の変動を抑えることができる。
この流量調整部材9によって付与される圧力損失ΔPは、主流路F1と副流路F2との流路抵抗の差に相当する圧力損失ΔPであり、流路孔94の内径によって調整される。この圧力損失ΔPにより、主流路F1の流路抵抗と、副流路F2の流路抵抗とが均衡される。すなわち、インク供給管5a内のインク圧力P0は、主流路F1のバッファ空間部6の直前において圧力P1に減圧され、副流路F2のバッファ空間部6の直前における圧力P2にほぼ等しいものとなる。また、インク供給管5a内のインク圧力P0は、移送ポンプ105が与える圧力にほぼ等しい。副流路F2の圧力P2は、ノズル22からのメニスカスブレイクが生じないように、メニスカスブレイクが生じる圧力Pxより小さく設定される。
なお、インク圧力P0は、インク供給管5aにT字分岐を設け、分岐させた先においてマノメータにより測定することができる。圧力P1は、インク回収管5b(流量調整部材9より下流、バッファ空間部6より上流)にT字分岐を設け、分岐させた先においてマノメータにより測定することができる。圧力P2は、インク排出管5c(バッファ空間部6より上流)にT字分岐を設け、分岐させた先においてマノメータにより測定することができる。
流量調整部材9の流路孔94の具体的な内径は、個別連通路422及び共通流路421などの圧力損失要素による圧力損失を考慮して、インク回収管5bの圧力損失が所望の圧力損失となるように適宜調整される。流量調整部材9の流路孔94の内径を調整すれば、主流路F1及び副流路F2の両方に均等にインクを流すことができる。これにより、共通インク室41内(主流路F1)と、各圧力室23内、個別連通路422及び共通流路421内(副流路F2)とに、迅速にインクを貯留させることができるため、特にインクの初期導入の際に好ましい。
インク排出管5cには、図1及び図2に示すように、逆止弁8を設けてもよい。この逆止弁8は、インク排出室412からバッファ空間部6に向けたインクの流出を許容し、その逆方向のインクの流れを阻止するように機能する。例えば、インク中に含まれる夾雑物によって各個別連通路422及び共通流路421が目詰まりし、副流路F2の圧力P2が下がると、共通インク室41内の主流路F1の圧力P1との間に圧力差が生じる。この場合に、インク回収管5bから回収されたインクが、バッファ空間部6を経てインク排出管5cに逆流する虞がある。インク排出管5cに逆止弁8を設けることにより、インクの逆流によって各個別連通路422及び共通流路421に気泡や夾雑物が戻ることを防止することができる。
なお、この逆止弁8も圧力損失要素の一つであるため、逆止弁のクラッキング圧力(開弁圧)は低いほうがよく、ノズル22からのメニスカスブレイクが生じる圧力Px(例えば5kPa程度)よりも低いことが必要である。また、ノズル22からのメニスカスブレイクを確実に防止するには、移送ポンプ105による加圧をせずに、インク返送管103に(インク回収管5bと排出流路423とのバッファ空間部6よりも下流側に)吸引ポンプを設け、この吸引ポンプが生じさせる負圧のみによりインクを循環させるようにしてもよい。
なお、以上説明した実施形態のインクジェット記録装置100においては、インクジェットヘッド1とインクタンク101との間でインクを循環させているが、本発明はこれに限定されない。図示しないが、インク回収管5b及びインク排出管5cから流出したインクを、インクタンク101に戻さずに、廃インクタンクに排出させるように構成してもよい。
〔インクジェットヘッドの他の実施形態〕
この実施形態は、本発明のインクジェットヘッドを、シアーモード型ではないインクジェットヘッドとして構成した例である。図13は、本発明に係るインクジェットヘッドのさらに他の例を示す縦断面図であり、図14は、本発明に係るインクジェットヘッドのさらに他の例を示す横断面図である。図1と同一符号の部位は同一構成の部位であるため、これらの説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
本発明のインクジェットヘッド1は、図13及び図14に示すように、基板3上に圧電素子24を配置した構成とすることもできる。このインクジェットヘッド1においては、基板3上に圧電素子24が配置されており、この基板3の下面側にインクチャネルとなる圧力室23が構成されている。圧電素子24は、圧力室23の上面(天井面)の一部をなしており、駆動することにより、圧力室23の容積を変動させる。圧力室23の下面(底面)は、ノズルプレート21によって閉蓋されている。ノズルプレート21には、各圧力室23に対応された複数の吐出ノズル22が形成されている。吐出ノズル22は、圧力室23に対して連通し、圧力室23を外部(下方)に連通させている。ノズルプレート21の下面部がインク吐出面1Sとなる。各圧力室23内のインクは、圧電素子24の作用によって吐出圧力を付与され、吐出ノズル22を通って外部の記録媒体に向けて(下方)に吐出される。
各圧力室23は、注入孔31aを介して共通インク室41に連通している。共通インク室41内のインクは、注入孔31aを介して、各圧力室23に注入される。
圧力室23内のノズル22から離れた側の端部近傍(注入孔31aからノズル22までの間の空間)は、注入孔31aから圧力室23への流入路に隣接した排出路26bを介して、個別連通路422に連通されている。これら個別連通路422は、共通流路421に連通し合流している。また、圧力室23内のノズル22の近傍は、ノズル部排出路26aを介して、共通流路421に連通している。この共通流路421に至ったインクは、前述したように、インク排出室412に至り、インク排出管5cを経て、インク回収管5bに合流する。
以上のように、上述したインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置によれば、圧力室23内の残留気泡を良好に排除できる。
1:インクジェットヘッド
2:ヘッドチップ
21:ノズルプレート
22:ノズル
23:圧力室
24:圧電素子
25:擬似圧力室
26a:ノズル部排出路
26b:排出路
26c:排出路
27:閉蓋部材
3:配線基板
31a:注入孔
31b:排出孔
33:流路プレート
34:空気室
35:壁面
4:インクマニホールド
41:共通インク室
412:インク排出室
421:共通流路
422:個別連通路
423:排出流路
424:排出チャネル
45:隔壁
5a:インク供給管
5b:インク回収管
5c:インク排出管
6:バッファ空間部
61:合流箱
8:逆止弁
9:流量調整部材
F1:主流路
F2:副流路
100:インクジェット記録装置
101:インクタンク
102:インク移送管
103:インク返送管
104:制御部
105:移送ポンプ

Claims (16)

  1. インクを貯留する共通インク室と、
    前記共通インク室に注入孔を介して連通し、該注入孔を介して前記共通インク室からインクが注入され、圧力発生手段によって容積変動を生ずる少なくとも1つの圧力室と、
    前記圧力室に連通し、該圧力室から外部に吐出されるインクの流路となるノズルと、
    前記圧力室内の前記ノズルの近傍において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させるノズル部排出路と、
    前記圧力室内の前記ノズルから離れた位置において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させる少なくとも1つの排出路とを備え、
    前記排出路の流路抵抗は、前記ノズル部排出路の流路抵抗以下であるインクジェットヘッド。
  2. 前記排出路の平均断面積は、前記ノズル部排出路の平均断面積以上である請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. インクを貯留する共通インク室と、
    前記共通インク室に注入孔を介して連通し、該注入孔を介して前記共通インク室からインクが注入され、圧力発生手段によって容積変動を生ずる少なくとも1つの圧力室と、
    前記圧力室に連通し、該圧力室から外部に吐出されるインクの流路となるノズルと、
    前記圧力室内の前記ノズルの近傍において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させるノズル部排出路と、
    前記圧力室内の前記ノズルから離れた位置において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させる少なくとも1つの排出路とを備え、
    前記排出路の平均断面積は、前記ノズル部排出路の平均断面積以上であるインクジェットヘッド。
  4. 前記ノズル部排出路及び前記排出路は、共通流路に連通している請求項1、2又は3記載のインクジェットヘッド。
  5. 複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっている請求項1〜4の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  6. インクを貯留する共通インク室と、
    前記共通インク室に注入孔を介して連通し、該注入孔を介して前記共通インク室からインクが注入され、圧力発生手段によって容積変動を生ずる少なくとも1つの圧力室と、
    前記圧力室に連通し、該圧力室から外部に吐出されるインクの流路となるノズルと、
    前記圧力室内の前記ノズルの近傍において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させるノズル部排出路と、
    前記圧力室内の前記ノズルから離れた位置において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させる少なくとも1つの排出路とを備え、
    複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっており、
    前記圧力室とともに配列され、該圧力室を挟んで両隣に位置し、該圧力室の容積変動により容積変動を生ずる擬似圧力室を有し、
    前記排出路及び前記ノズル部排出路は、前記擬似圧力室に連通しているインクジェットヘッド。
  7. インクを貯留する共通インク室と、
    前記共通インク室に注入孔を介して連通し、該注入孔を介して前記共通インク室からインクが注入され、圧力発生手段によって容積変動を生ずる少なくとも1つの圧力室と、
    前記圧力室に連通し、該圧力室から外部に吐出されるインクの流路となるノズルと、
    前記圧力室内の前記ノズルの近傍において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させるノズル部排出路と、
    前記圧力室内の前記ノズルから離れた位置において該圧力室に連通し、該圧力室内のインクを排出させる少なくとも1つの排出路とを備え、
    複数の前記圧力室が直列状に配列されており、各圧力室の配列方向の両隔壁が前記圧力発生手段である圧電素子となっており、
    前記圧力室とともに配列され、該圧力室の容積変動により容積変動を生ずる擬似圧力室及び空気室を有し、
    前記ノズル部排出路及び前記排出路は、前記擬似圧力室に連通しており、
    前記空気室は、密閉されているインクジェットヘッド。
  8. 前記排出路の流路抵抗は、前記ノズル部排出路の流路抵抗以下である請求項6又は7記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記排出路の平均断面積は、前記ノズル部排出路の平均断面積以上である請求項6、7又は8記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記排出路は、1つの圧力室あたり複数設けられている請求項1〜9の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  11. 前記排出路は、前記圧力室内の前記ノズルから離れた端部近傍において該圧力室に連通している請求項1〜10の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  12. 前記ノズル部排出路及び前記排出路は、前記ノズルが形成されたノズルプレートに形成されている請求項1〜11の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  13. 前記各圧力室は、各圧力室の配列方向の内寸よりも、該配列方向及び前記インクの吐出方向に直交する方向の内寸が長くなっている請求項5〜12の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  14. 前記擬似圧力室の前記ノズルに垂直な横断面積は、前記圧力室の横断面積よりも大きい請求項6〜9の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  15. 請求項1〜14の何れかに記載のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドに移送されるインクが貯蔵されるインクタンクと、
    前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドに移送するインク移送部とを備えたインクジェット記録装置。
  16. 請求項1〜15の何れかに記載のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドに移送されるインクが貯蔵されるインクタンクと、
    前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドに移送するとともに、前記インクジェットヘッドに移送されたインクを回収するインク移送部とを備え、
    前記ノズル部排出路又は前記排出路を経て前記圧力室から排出されたインクは、前記インクジェットヘッドから回収されたインクに合流されるインクジェット記録装置。
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