JP6296445B2 - ショットキーバリアダイオード - Google Patents

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Description

この発明は、ショットキーバリアダイオード(Schottky Barrier Diode)に関する。
ショットキーバリアダイオードは、n型半導体基板と、n型半導体基板上に形成されたn型エピタキシャル層と、n型エピタキシャル層の表面にショットキー接触するショットキーメタルとを含んでいる。n型エピタキシャル層の表面は、n型エピタキシャル層の表面にショットキーメタルがショットキー接触している活性領域と、その外側の外周領域とを含む。ショットキーバリアダイオードに逆方向電圧を印加すると、活性領域と外周領域との境界部分に電界が集中する。そこで、電界の集中を緩和するために、n型エピタキシャル層の表層部の活性領域と外周領域との境界部分に、活性領域と外周領域とに跨るp型領域(p型ガードリング)を形成した構成が知られている(特許文献1参照)。
特開平9−283771号公報
ショットキーバリアダイオードの重要な特性の1つは、逆方向電圧印加時のリーク電流が小さいことである。また、別の重要な特性は、導通状態に至らせるための順方向電圧が低いことである。ショットキーバリアダイオードのリーク電流を小さくするためには、n型エピタキシャル層の比抵抗を大きくすることが好ましい。一方、ショットキーバリアダイオードの順方向電圧を小さくするためには、n型エピタキシャル層の比抵抗とn型エピタキシャル層の厚さとの積で表されるn型エピタキシャル層の抵抗を小さくすることが好ましい。つまり、順方向電圧を小さくするにはn型エピタキシャル層の比抵抗を小さくすればよいが、比抵抗を小さくするとリーク電流が大きくなってしまう。このため、リーク電流と順方向電圧とはトレードオフの関係にある。
リーク電流を犠牲にせずに順方向電圧を小さくするためには、n型エピタキシャル層厚を薄くする方がよい。しかしながら、この対策は、ショットキーバリアダイオードの逆方向耐圧(以下単に「耐圧」という。)の低下を招く。具体的に説明すると、逆方向電圧印加時には、活性領域のショットキー接合面から空乏層が広がるとともに、p型領域下にも空乏層が広がる。ところが、p型領域下の空乏層は、活性領域の空乏層よりも下側(n型半導体側)に大きく広がる。そのため、逆方向電圧を大きくすると、p型領域下の空乏層は活性領域下の空乏層よりも先にn型半導体基板に達する。ゆえに、ショットキーバリアダイオードの耐圧は、逆方向電圧印加時にp型領域下に形成される空乏層の下端がn型半導体基板に達する電圧によって規定される。したがって、n型エピタキシャル層厚を薄くすれば、耐圧が低下する。
この発明の目的は、リーク電流を犠牲にせずに順方向電圧を小さくすることができ、かつ必要な耐圧を確保しやすいショットキーバリアダイオードを提供することである。
この発明によるショットキーバリアダイオードは、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、不純物濃度が前記半導体基板よりも低い第1導電型のエピタキシャル層と、前記エピタキシャル層の表面に形成され、前記エピタキシャル層の中央部を露出させる開口を有するフィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜の前記開口内において前記エピタキシャル層の表面にショットキー接触し、前記フィールド絶縁膜の前記開口の周縁部を覆うように、前記開口の外方に張り出した周縁部を有するショットキーメタルと、前記エピタキシャル層の表面に前記ショットキーメタルがショットキー接触している活性領域とその外側の外周領域との境界部分に、前記エピタキシャル層の表面から掘り下げられることにより形成された外周トレンチと、前記外周トレンチの内壁面の全域に形成された絶縁層と、前記ショットキーメタルに接続され、前記絶縁層を介して前記外周トレンチの内壁面の全域に対向する導体とを含み、平面視において、前記フィールド絶縁膜の前記開口の内周縁および前記ショットキーメタルの周縁部の外周縁は、前記外周トレンチの内周縁と外周縁との間に位置しており、前記活性領域において、前記エピタキシャル層にその表面から掘り下げた複数の内側トレンチが形成されており、前記ショットキーメタルが前記内側トレンチの内壁面を含む前記エピタキシャル層の表面に接するように形成されており、前記外周トレンチの深さが、前記内側トレンチの深さよりも浅い(請求項1)。
この構成では、活性領域と外周領域との境界部分に、外周トレンチが形成され、この外周トレンチの内壁面の全域に絶縁層が形成されている。そして、外周トレンチ内には、ショットキーメタルに接続され、絶縁層を介して外周トレンチの内壁面の全域に対向する導体が設けられている。つまり、活性領域とその外側の外周領域との境界部分に、フィールドプレート構造が形成されている。そのため、逆方向電圧印加時において、フィールドプレート効果により、外周トレンチの直下および外周トレンチの側面外方が空乏化されるので、活性領域と外周領域との境界部分における電界の集中を緩和することができる。
また、外周トレンチの内壁面には絶縁層が形成されているため、エピタキシャル層の表層部の活性領域と外周領域との境界部分にエピタキシャル層の導電型とは異なる導電型の領域を設けた特許文献1の構造に比べて、逆方向電圧印加時において、外周トレンチの直下に形成される空乏層の厚さを薄くできる。これにより、耐圧を大幅に悪化させることなく、エピタキシャル層の厚さを薄くできる。それによって、エピタキシャル層の比抵抗を小さくすることなく、エピタキシャル層の抵抗を小さくすることができる。これにより、リーク電流を犠牲にせずに順方向電圧を小さくすることができる。
また、この構成によれば、ショットキーメタルとエピタキシャル層表面との接合面の面積を大きくすることができるので、順方向電圧を小さくすることができる。
この発明の一実施形態では、前記外周トレンチの内壁面が、前記外周トレンチの側面および底面を含む(請求項2)。
この発明の一実施形態では、逆方向電圧時に前記外周トレンチの直下に形成される空乏層の深さが、前記活性領域に形成される空乏層の深さ以下である(請求項3)。この構成によれば、活性領域から広がる空乏層によって耐圧が規定されるので、活性領域下の空乏層の厚みに応じた厚さまで、エピタキシャル層を薄くできる。これにより、順方向電圧を一層低くできる。見方を変えれば、或る厚みのエピタキシャル層を備えればショットキーバリアダイオードの耐圧を高くすることができる。
この発明の一実施形態では、逆方向電圧時に前記外周トレンチの直下に形成される空乏層の深さが、前記活性領域に形成される空乏層の深さとほぼ一致している(請求項4)。この構成では、逆方向電圧印加時において、エピタキシャル層に形成される空乏層の下端を平坦にできるので、電界の集中をより効果的に緩和できる
この発明の一実施形態では、前記外周トレンチの下側、特に絶縁層に接する領域に前記エピタキシャル層の導電型とは異なる第2導電型の領域が形成されていない(請求項5)
この発明の一実施形態では、前記導体がポリシリコンである(請求項6)。
図1は、この発明の第1実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のショットキーバリアダイオードの製造工程を説明するためのフローチャートである。 図4Aは、第1実施形態の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、逆方向バイアス時の電圧−電流特性を示すグラフである。 図4Bは、比較例の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、逆方向バイアス時の電圧−電流特性を示すグラフである。 図5Aは、第1実施形態のエピタキシャル層厚に対する逆方向耐圧の特性を示すグラフである。 図5Bは、比較例のエピタキシャル層厚に対する逆方向耐圧の特性を示すグラフである。 図6は、第1実施形態の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、順方向バイアス時の電圧−電流特性を示すグラフである。 図7は、この発明の第2実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図8は、図7のXIII-XIII線に沿う断面図である。 図9は、図7のショットキーバリアダイオードの製造工程を説明するためのフローチャートである。 図10は、この発明の第3実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図11は、図10のXI-XI線に沿う断面図である。 図12は、図10のショットキーバリアダイオードの製造工程を説明するためのフローチャートである。 図13は、この発明の第4実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図14は、図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。 図15は、この発明の第5実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図16は、図15のXVI-XVI線に沿う断面図である。 図17は、この発明の第6実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。 図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す平面図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
ショットキーバリアダイオード1は、たとえば、図1に示すように、平面視四角形のチップ状に形成されている。平面視におけるショットキーバリアダイオード1の四辺のそれぞれの長さは、たとえば、数mm程度である。
ショットキーバリアダイオード1は、n型(たとえば、n型不純物濃度が1×1018〜1×1021cm−3)のシリコン(Si)からなる半導体基板2を備えている。半導体基板2の裏面には、その全域を覆うようにカソード電極3が形成されている。カソード電極3は、n型のシリコンとオーミック接触する金属(たとえば、Au、ニッケル(Ni)シリサイド、コバルト(Co)シリサイドなど)からなる。
半導体基板2の表面には、半導体基板2よりも低濃度のn型(たとえば、n型不純物濃度が1×1015〜1×1017cm−3)のシリコンからなるエピタキシャル層4が積層されている。エピタキシャル層4の厚さは、たとえば、2μm〜10μmである。
エピタキシャル層4の表面には、酸化シリコン(SiO)からなるフィールド絶縁膜5が積層されている。フィールド絶縁膜5の厚さは、たとえば、1000Å以上、好ましくは、7000Å〜40000Åである。フィールド絶縁膜5は、窒化シリコン(SiN)など、他の絶縁物からなってもよい。
フィールド絶縁膜5には、エピタキシャル層4の中央部を露出させる開口6が形成されている。フィールド絶縁膜5上には、アノード電極7が形成されている。
アノード電極7は、フィールド絶縁膜5の開口6内を埋め尽くし、フィールド絶縁膜5における開口6の周縁部8を上から覆うように、当該開口6の外方へフランジ状に張り出している。すなわち、フィールド絶縁膜5における開口6の周縁部8は、エピタキシャル層4およびアノード電極7により、全周にわたってその上下両側から挟まれている。
アノード電極7は、この実施形態では、フィールド絶縁膜5の開口6内でエピタキシャル層4に接合されたショットキーメタル9と、このショットキーメタル9に積層された電極メタル10との多層構造(この実施形態では2層構造)を有している。
ショットキーメタル9は、n型のシリコンとの接合によりショットキー接合を形成する金属(たとえば、チタン(Ti)やモリブデン(Mo)やパラジウム(Pd)など)からなる。エピタキシャル層4に接合されるショットキーメタル9は、エピタキシャル層4を構成するシリコン半導体との間に、たとえば、0.52eV〜0.9eVのショットキーバリア(電位障壁)を形成する。ショットキーメタル9の厚さは、この実施形態では、たとえば、0.02μm〜0.20μmである。
電極メタル10は、アノード電極7において、ショットキーバリアダイオード1の最表面に露出して、ボンディングワイヤなどが接合される部分である。電極メタル10は、たとえば、アルミニウム(Al)からなる。電極メタル10の厚さは、この実施形態では、ショットキーメタル9よりも大きく、たとえば、0.5μm〜5.0μmである。
ショットキーバリアダイオード1の最表面には、SiNからなる表面保護膜11が形成されている。表面保護膜11の中央部には、電極メタル10を露出させる開口12が形成されている。ボンディングワイヤなどは、この開口12を介して電極メタル10に接合される。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域を活性領域21といい、活性領域21を取り囲んでいる領域を外周領域22ということにする。エピタキシャル層4の表層部には、活性領域21と外周領域22との境界部分に、エピタキシャル層4の表面から掘り下げられた外周トレンチ13が形成されている。外周トレンチ13は、平面視で環状(この実施形態では、四角形の無端環状)であり、活性領域21と外周領域22とに跨るように、それらの境界に沿って形成されている。外周トレンチ13の底面は、エピタキシャル層4の表面および半導体基板2の表面に沿った平坦面を含む。そのため、外周トレンチ13の断面は、略矩形状である。
外周トレンチ13の内壁面(側面および底面)の全域には、たとえば、酸化シリコン(SiO)からなる絶縁層14が形成されている。絶縁層14の厚さは、たとえば、0.2μm〜0.5μmである。
外周トレンチ13内には、ショットキーメタル9に接続され、絶縁層14を介して外周トレンチ13の内壁面(側面および底面を含む)の全域に対向するポリシリコンからなる導体15が設けられている。導体15は、絶縁層14が形成された外周トレンチ13内の空間部を埋め尽くすように設けられていてもよいし、絶縁層14の内面に沿った膜状に形成されていてもよい。
このショットキーバリアダイオード1は、ショットキーメタル9がショットキー接触しているエピタキシャル層4の表面が平坦なプレーナ型ショットキーバリアダイオードである。
図3は、ショットキーバリアダイオード1の製造工程の一例を示す工程図である。
まず、半導体基板2の元基板としてのn型半導体ウエハ(図示略)が用意される。半導体ウエハの表面には、複数のショットキーバリアダイオード1に対応した複数のショットキーバリアダイオード領域が、マトリクス状に配列されて設定されている。隣接するショットキーバリアダイオード領域の間には、境界領域(スクライブライン)が設けられている。境界領域は、ほぼ一定の幅を有する帯状の領域であり、直交する二方向に延びて格子状に形成されている。半導体ウエハに対して必要な工程を行った後に、境界領域に沿って半導体ウエハを切り離すことにより、複数のショットキーバリアダイオード1が得られる。このように、n型半導体ウエハから複数のショットキーバリアダイオードが得られることは、後述する第2および第3実施形態においても同様である。 まず、n型シリコン基板(n型半導体ウエハ)2上に、n型のシリコンからなるエピタキシャル層4を成長させる(ステップS1)。ここで、n型不純物としては、たとえば、P、Asを用いることができる。
次に、エピタキシャル層4の表面にSiOからなる表面保護用熱酸化膜を形成した後、表面保護用熱酸化膜のスクライブライン上の所定箇所にアライメントマークを形成する(ステップS2)。アライメントマークは、以下のフォトリソグラフィが使用される工程おいて、フォトマスクとウエハとの位置合わせを行うために使用される。
次に、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法により、表面保護用熱酸化膜上にSiNおよびSiOからなるハードマスクを形成する(ステップS3)。
次に、フォトグラフィ技術およびエッチング技術により、ハードマスクをパターニングすることにより、外周トレンチ13のパターンに応じたハードマスクを作成する(ステップS4)。そして、ハードマスクを介して、エピタキシャル層4をエッチングすることにより、外周トレンチ13を形成する(ステップS5)。
次に、外周トレンチ13の内壁面(底面および側面を含む)の全域に、熱酸化によってSiOからなる絶縁膜14を形成する(ステップS6)。なお、この絶縁膜14は、SiOとPSG(Phosphorus Silicon Glass)とを組み合わせたものであってもよい。
次に、たとえば、CVD法により、外周トレンチ13を満たし、エピタキシャル層4の表面全体が覆われるまでポリシリコンを堆積させる(ステップS7)。次に、エッチバックにより、外周トレンチ13外のポリシリコンを除去する(ステップS8)。
次に、エピタキシャル層4上に、SiOからなるフィールド絶縁膜5を形成する(ステップS9)。次に、フォトリソグラフィによって作成された図示しないレジストパターンをマスクとしてフィールド絶縁膜5および表面保護用熱酸化膜をエッチングすることにより、エピタキシャル層4の中央部(活性領域)および外周トレンチ13内の導体15の一部を露出させる開口6を形成する(ステップS10)。
次に、たとえば、スパッタ法により、エピタキシャル層4およびフィールド絶縁膜5の表面にTiを堆積し、このTi層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、ショッキーメタル9を形成する(ステップS11)。ショッキーメタル9は、導体15に接し、かつ開口6内のエピタキシャル層4の表面の全域を覆うように形成される。
次に、たとえば、スパッタ法により、ショッキーメタル9の上にAlを堆積し、このAl層をフォトリソグラフィによってパターニングすることによって、電極メタル10を形成する(ステップS12)。
次に、たとえば、CVD法により、電極メタル10およびフィールド絶縁膜5の表面にSiN層を形成し、このSiN層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、表面保護膜11を形成する(ステップS13)。最後に、n型シリコン基板2の裏面に、カソード電極3を形成する(ステップS14)。これにより、図1および図2に示されるようなショットキーバリアダイオード1が得られる。
第1実施形態のショットキーバリアダイオード1では、活性領域21と外周領域22との境界部分に、外周トレンチ13が形成され、この外周トレンチ13の内壁面の全域に絶縁層14が形成されている。そして、外周トレンチ13内には、ショットキーメタル9に接続され、絶縁層14を介して外周トレンチ13の内壁面の全域に対向する導体15が設けられている。つまり、活性領域21とその外側の外周領域22との境界部分に、フィールドプレート構造が形成されている。そのため、逆方向電圧印加時において、フィールドプレート効果により、外周トレンチの直下および外周トレンチの側面外方が空乏化されるので、活性領域21と外周領域22との境界部分における電界の集中を緩和することができる。
また、外周トレンチ13の内壁面には絶縁層14が形成されているため、活性領域21と外周領域22との境界部分にエピタキシャル層の導電型とは異なる導電型の領域を設けた特許文献1の構造に比べて、逆方向電圧印加時において、外周トレンチ13の直下に形成される空乏層の厚さを薄くできる。これにより、耐圧を大幅に悪化させることなくエピタキシャル層4の厚さを薄くできる。それによって、エピタキシャル層4の比抵抗を小さくすることなく、エピタキシャル層4の抵抗を小さくすることができる。これにより、リーク電流を犠牲にせずに順方向電圧を小さくすることができる。
逆方向電圧印加時において、外周トレンチ13の直下に形成される空乏層の厚さを従来構造に比べて薄くできるので、図2に一点鎖線30で示すように、逆方向電圧印加時において、外周トレンチ13の直下に形成される空乏層の深さを、活性領域21に形成される空乏層の深さとほぼ一致させることができる。これにより、逆方向電圧印加時において、エピタキシャル層4に形成される空乏層の下端を平坦にできるので、電界の集中をより効果的に緩和できる。なお、特許文献1の構造のように、活性領域21と外周領域22との境界部分にp型領域を設けた場合には、図2に二点鎖線31で示すように、逆方向電圧印加時において、活性領域21と外周領域22との境界部分の直下に形成される空乏層の深さが活性領域21に形成される空乏層の深さより深くなる。
次に、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1の特性を、比較例の特性と比較する。比較例としては、図1および図2に示すショットキーバリアダイオード1における外周トレンチ13、絶縁膜14および導体15からなるフィールドプレート構造の代わりに、p型領域(p型ガードリング)が形成されたものを用いた。
図4Aは、第1実施形態の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、逆方向バイアス時の電圧−電流特性(VR−IR特性)を示すグラフである。図4Bは、比較例の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、逆方向バイアス時の電圧−電流特性(VR−IR特性)を示すグラフである。図4Aには、エピタキシャル層4の厚さ(以下、「エピタキシャル層厚(Epi厚)」という場合がある。)が2.4μm、3.1μmおよび3.8μmの3つのサンプルに対するVR−IR特性が示されている。図4Bには、エピタキシャル層厚(Epi厚)が3.2μm、3.5μmおよび3.8μmの3つのサンプルに対するVR−IR特性が示されている。図4Aから、第1実施形態においては、エピタキシャル層厚を小さくしてもリーク電流には差がでないことがわかる。
図5Aは、第1実施形態のエピタキシャル層厚(Epi厚)に対する逆方向耐圧(BV)の特性を示すグラフである。図5Bは、比較例のエピタキシャル層厚(Epi厚)に対する逆方向耐圧(BV)の特性を示すグラフである。図5Aのグラフは、図4Aの3つのサンプルに対するVR−IR特性に基いて作成されたものである。図5Bのグラフは、図4Bの3つのサンプルに対するVR−IR特性に基いて作成されたものである。逆方向耐圧の目標値は、たとえば、57Vである。
図5Aおよび図5Bから、57V以上の逆方向耐圧を得るためには、比較例では3.8μm以上のエピタキシャル層厚が必要となるが、第1実施形態では、2.4μm以上のエピタキシャル層厚でよい。つまり、目標となる逆方向耐圧を得るために必要とされるエピタキシャル層厚は、第1実施形態の方が比較例よりも薄いことがわかる。これにより、第1実施形態では、比較例に比べてエピタキシャル層厚を薄くすることができるから、エピタキシャル層4の比抵抗を小さくすることなく、エピタキシャル層4の抵抗を小さくすることができる。これにより、リーク電流を犠牲にせずに順方向電圧を小さくすることができ、かつ必要な耐圧を確保しやすいショットキーバリアダイオードを提供できる。
図6は、第1実施形態の構造を有しかつエピタキシャル層厚が異なる3種類のサンプルに対する、順方向バイアス時の電圧−電流特性(VF−IF特性)を示すグラフである。図6から、第1実施形態において、Epi厚を薄くすると、順方向電圧が小さくなることがわかる。
図7は、この発明の第2実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。図8は、図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。図7および図8において、前述の図1および図2に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
第2実施形態のショットキーバリアダイオード1Aでは、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、エピタキシャル層4の表層部に複数の内側トレンチ18が形成されている点と、ショットキーメタル9が各内側トレンチ18の内壁面を含むエピタキシャル層4の表面に接するように形成されている点が第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と異なっている。つまり、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1がプレーナ型ショットキーバリアダイオードであるのに対し、第2実施形態のショットキーバリアダイオード1Aはトレンチ接合型ショットキーバリアダイオードである。
以下、第1実施形態と異なっている点についてより具体的に説明する。このショットキーバリアダイオード1Aでは、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、エピタキシャル層4の表層部に、複数の内側トレンチ18が、エピタキシャル層4を表面から掘り下げることによって形成されている。各内側トレンチ18は、所定方向に沿って延びる縦溝である。内側トレンチ18の底面は、n型シリコン基板2の表面に沿った平坦面を含む。そのため、各内側トレンチ18の断面は、略矩形状である。この実施形態では、複数の内側トレンチ18が、所定の間隔を隔てて平行に延びている。そのため、これらの内側トレンチ18は、平面視でストライプ状に形成されている。たとえば、内側トレンチ18の側壁面は、エピタキシャル層4の表面の法線方向(エピタキシャル層4の厚さ方向)とほぼ平行であってもよい。この場合、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、エピタキシャル層4の表面積は、内側トレンチ18が形成されていない場合に比較して、内側トレンチ18の側壁面の分だけ大きくなっている。
エピタキシャル層4の表層部において、隣接する内側トレンチ18に挟まれた部分には、メサ部19が形成されている。内側トレンチ18が略矩形状の断面を有する場合、それに応じて、メサ部19は、略矩形状の断面を有する。各メサ部19は、隣接する一対の内側トレンチ18の底面の各一側縁から、たとえばほぼ垂直に立ち上がる一対の側壁面(内側トレンチ18の側面)と、それらの一対の側壁面間を結合する天面(エピタキシャル層4の表面)とを有している。
ショットキーメタル9は、内側トレンチ18の内壁面(側面および底面を含む)を含むエピタキシャル層4の表面に接するように形成されている。そのため、ショットキーメタル9は、全ての内側トレンチ18の内壁面および内側トレンチ18外においてエピタキシャル層4の表面に接している。また、ショットキーメタル9は、各内側トレンチ18の内壁面の全域を覆い、かつ、内側トレンチ18外にまで連続して延びている。つまり、ショットキーメタル9は、開口6から露出されているエピタキシャル層4の表面に対して、その全域を完全に覆うように接合されている。この実施形態では、ショットキーメタル9は、内側トレンチ18の底面に接する底面部と、内側トレンチ18の側面(メサ部19の側壁面)に接する側面部と、メサ部8の天面に接する天面部とを含む。
この場合、ショットキーメタル9とエピタキシャル層4の表面との接合面(ショットキ接合面)Sは、凹凸状の断面を有するように形成されている。そのため、エピタキシャル層4の表面(図8において水平方向に延びている部分)をその法線方向に沿って見下した平面視におけるエピタキシャル層4の見かけ上の面積よりも、ショットキー接合面Sの面積が大きくなる。より具体的には、ショットキー接合面Sは、内側トレンチ18の底面に接する底面部S1と、内側トレンチ18の側面(メサ部19の側壁面)に接する側面部S2と、メサ部8の天面に接する天面部S3とを含む。内側トレンチ18が略矩形の断面を有する場合には、内側トレンチ18が形成されていない場合に比較して、側面部S2の分だけ、ショットキー接合面Sの面積を大きくできる。
電極メタル10は、各内側トレンチ18の内壁面を覆っているショットキーメタル9に接するように各内側トレンチ18に埋め込まれている。一方、電極メタル10においてショットキーメタル9に接する側とは反対側の表面は、エピタキシャル層4の表面(内側トレンチ18の内壁面を除く)に沿って平坦である。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域が活性領域21であり、活性領域21を取り囲んでいる領域が外周領域22である。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、エピタキシャル層4の表層部の活性領域21と外周領域22との境界部分に、外周トレンチ13、絶縁層14および導体15からなるフィールドプレート構造が形成されている。
図9は、ショットキーバリアダイオード1Aの製造工程の一例を示す工程図である。図9において、図3の各ステップに対応するステップには、図3と同じステップ番号を付して示す。
まず、n型シリコン基板(n型半導体ウエハ)2上に、n型のシリコンからなるエピタキシャル層4を成長させる(ステップS1)。次に、エピタキシャル層4の表面にSiOからなる表面保護用熱酸化膜を形成した後、表面保護用熱酸化膜のスクライブライン上の所定箇所にアライメントマークを形成する(ステップS2)。アライメントマークは、以下のフォトリソグラフィが使用される工程おいて、フォトマスクとウエハとの位置合わせを行うために使用される。次に、たとえば、CVD法により、表面保護用熱酸化膜上にSiNおよびSiOからなるハードマスクを形成する(ステップS3)。
次に、フォトグラフィ技術およびエッチング技術により、ハードマスクをパターニングすることにより、外周トレンチ13のパターンに応じたハードマスクを作成する(ステップS4)。そして、ハードマスクを介して、エピタキシャル層4をエッチングすることにより、外周トレンチ13を形成する(ステップS5)。
次に、外周トレンチ13の内壁面(底面および側面)の全域に、熱酸化によって酸化シリコン(SiO)からなる絶縁膜14を形成する(ステップS6)。
次に、たとえば、CVD法により、外周トレンチ13を満たし、エピタキシャル層4の表面全体が覆われるまでポリシリコンを堆積させる(ステップS7)。次に、エッチバックにより、外周トレンチ13外のポリシリコンを除去する(ステップS8)。
次に、フォトグラフィによって内側トレンチ18のパターンに応じたマスクを作成する(ステップS21)。そして、このマスクを介してエピタキシャル層4をエッチングすることにより、内側トレンチ18を形成する(ステップS22)。
次に、エピタキシャル層4上に、SiOからなるフィールド絶縁膜5を形成する(ステップS9)。次に、フォトグラフィによって作製された図示しないレジストパターンをマスクとしてフィールド絶縁膜5および表面保護用熱酸化膜をエッチングすることにより、エピタキシャル層4の中央部(活性領域)および外周トレンチ13内の導体15の一部を露出させる開口6を形成する(ステップS10)。
次に、たとえば、スパッタ法により、エピタキシャル層4およびフィールド絶縁膜5の表面にTiを堆積し、このTi層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、ショッキーメタル9を形成する(ステップS11)。ショッキーメタル9は、導体15に接し、かつ開口6内のエピタキシャル層4の表面(各内側トレンチ18の内壁面を含む)の全域を覆うように形成される。
次に、たとえば、スパッタ法により、ショッキーメタル9の上にAlを堆積し、このAl層をフォトリソグラフィによってパターニングすることによって、電極メタル10を形成する(ステップS12)。
次に、たとえば、CVD法により、電極メタル10およびフィールド絶縁膜5の表面にSiN層を形成し、このSiN層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、表面保護膜11を形成する(ステップS13)。最後に、n型シリコン基板2の裏面に、カソード電極3を形成する(ステップS14)。これにより、図7および図8に示されるようなショットキーバリアダイオード1Aが得られる。
第2実施形態のショットキーバリアダイオード1Aにおいても、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と同様な効果が得られる。また、第2実施形態のショットキーバリアダイオード1Aでは、プレーナ型ショットキーバリアダイオードに比べて、ショッキーメタル9とエピタキシャル層4の表面との接合面(ショットキー接合面)の面積を大きくすることができるので、順方向電圧を小さくすることができる。
図10は、この発明の第3実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す平面図である。図11は、図10のXI-XI線に沿う断面図である。図10および図11において、前述の図1および図2に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
第3実施形態のショットキーバリアダイオード1Bでは、エピタキシャル層4の周縁部にフィールド絶縁膜が形成されていない点が、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と異なっている。
以下、第1実施形態と異なっている点についてより具体的に説明する。このショットキーバリアダイオード1Bでは、エピタキシャル層4の表面の周縁部を除く中央領域に、平面視で四角状のアノード電極7が形成されている。アノード電極7は、エピタキシャル層4にショットキー接合されたショットキーメタル9と、このショットキーメタル9に積層された電極メタル10との多層構造(この実施形態では2層構造)を有している。
ショットキーバリアダイオード1Bの最表面には、SiNからなる表面保護膜11が形成されている。表面保護膜11の中央部には、電極メタル10を露出させる開口12が形成されている。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域が活性領域21であり、活性領域21を取り囲んでいる領域が外周領域22である。第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、エピタキシャル層4の表層部の活性領域21と外周領域22との境界部分に、外周トレンチ13、絶縁層14および導体15からなるフィールドプレート構造が形成されている。
図12は、ショットキーバリアダイオード1Bの製造工程の一例を示す工程図である。図12において、図3の各ステップに対応するステップには、図3と同じステップ番号を付して示す。
まず、n型シリコン基板2上に、n型のシリコンからなるエピタキシャル層4を成長させる(ステップS1)。次に、エピタキシャル層4の表面にSiOからなる表面保護用熱酸化膜を形成する(ステップS2)。次に、たとえば、CVD法により、表面保護用熱酸化膜上にSiNおよびSiOからなるハードマスクを形成する(ステップS3)。
次に、フォトグラフィ技術およびエッチング技術により、ハードマスクをパターニングすることにより、外周トレンチ13のパターンおよびアライメントマークのパターンに応じたハードマスクを作成する(ステップS4A)。そして、ハードマスクを介して、エピタキシャル層4をエッチングすることにより、外周トレンチ13およびアライメントマークを形成する(ステップS5A)。アライメントマークは、以下のフォトリソグラフィが使用される工程おいて、フォトマスクとウエハとの位置合わせを行うために使用される。
次に、外周トレンチ13の内壁面(底面および側面)の全域に、熱酸化によってSiOからなる絶縁膜14を形成する(ステップS6)。
次に、たとえば、CVD法により、外周トレンチ13を満たし、エピタキシャル層4の表面全体が覆われるまでポリシリコンを堆積させる(ステップS7)。次に、エッチバックにより、外周トレンチ13外のポリシリコンを除去する(ステップS8)。
次に、表面保護用熱酸化膜を除去する(ステップS31)。次に、たとえば、スパッタ法により、エピタキシャル層4の表面にTiを堆積し、このTi層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、ショッキーメタル9を形成する(ステップS11A)。ショッキーメタル9は、導体15に接し、かつ外周トレンチ13に囲まれた領域内のエピタキシャル層4の表面の全域を覆うように形成される。
次に、たとえば、スパッタ法により、ショッキーメタル9の上にAlを堆積し、このAl層をフォトリソグラフィによってパターニングすることによって、電極メタル10を形成する(ステップS12A)。
次に、たとえば、CVD法により、電極メタル10およびエピタキシャル層4の表面にSiN層を形成し、このSiN層をフォトリソグラフィによってパターニングすることにより、表面保護膜11を形成する(ステップS13A)。最後に、n型シリコン基板2の裏面に、カソード電極3を形成する(ステップS14)。これにより、図10および図11に示されるようなショットキーバリアダイオード1Bが得られる。
第3実施形態のショットキーバリアダイオード1Bにおいても、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と同様な効果が得られる。また、第3実施形態のショットキーバリアダイオード1Bでは、フィールド絶縁膜を形成する工程を省略できるので、その製造が簡単となる。
図13は、この発明の第4実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す平面図である。図14は、図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。図13および図14において、前述の図1および図2に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
第4実施形態のショットキーバリアダイオード1Cでは、外周トレンチ13が3つの外周トレンチ13A,13B,13Cから構成されている点が、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と異なっている。
以下、第1実施形態と異なっている点についてより具体的に説明する。このショットキーバリアダイオード1Cでは、エピタキシャル層4の表層部には、エピタキシャル層4の表面の周縁部に、エピタキシャル層4の表面から掘り下げられた第1外周トレンチ13A、第2外周トレンチ13Bおよび第3外周トレンチ13Cが形成されている。各外周トレンチ13A,13B,13Cは、平面視で環状(この実施形態では、四角形の無端環状)であり、間隔を置いて配置されている。第1外周トレンチ13Aは、最も内側に配置されている。第3外周トレンチ13Cは、最も外側に配置されている。第2外周トレンチ13Bは、第1外周トレンチ13Aと第3外周トレンチ13Cとの間に配置されている。各外周トレンチ13A,13B,13Cの底面は、エピタキシャル層4の表面および半導体基板2の表面に沿った平坦面を含む。そのため、各外周トレンチ13A,13B,13Cの断面は、略矩形状である。
各外周トレンチ13A,13B,13Cの内壁面(側面および底面)の全域には、たとえば、酸化シリコン(SiO)からなる絶縁層14が形成されている。各外周トレンチ13A,13B,13C内には、絶縁層14を介して当該外周トレンチ13A,13B,13Cの内壁面(側面および底面)の全域に対向するポリシリコンからなる導体15が設けられている。導体15は、絶縁層14が形成された各外周トレンチ13A,13B,13C内の空間部を埋め尽くすように設けられていてもよいし、絶縁層14の内面に沿った膜状に形成されていてもよい。
エピタキシャル層4の表面における隣接する外周トレンチの間領域ならびにエピタキシャル層4の表面における第3外周トレンチ13Cの外周囲領域には、たとえば、酸化シリコン(SiO)からなるフィールド絶縁膜5が形成されている。
アノード電極7は、エピタキシャル層4の表面における第1外周トレンチ13Aによって囲まれた領域と、各外周トレンチ13A,13B,13Cの開口部に露出している絶縁層14および導体15と、隣接する外周トレンチの間領域に形成されたフィールド絶縁膜5と、第3外周トレンチ13Cの外周囲領域に形成されたフィールド絶縁膜5の内周縁部を覆うように形成されている。
アノード電極7は、エピタキシャル層4の表面にショットキー接触するショットキーメタル9と、このショットキーメタル9に積層された電極メタル10とからなる。ショットキーメタル9は、エピタキシャル層4の表面における第1外周トレンチ13Aによって囲まれた領域に接合しているとともに、各外周トレンチ13A,13B,13C内に設けられた導体15に接続されている。電極メタル10においてショットキーメタル9に接する側とは反対側の表面は、エピタキシャル層4の表面に沿って平坦である。
ショットキーバリアダイオード1Cの最表面には、SiNからなる表面保護膜11が形成されている。表面保護膜11の中央部には、電極メタル10を露出させる開口12が形成されている。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域が活性領域21であり、活性領域21を取り囲んでいる領域が外周領域22である。第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、エピタキシャル層4の表層部の活性領域21と外周領域22との境界部分に、第1〜第3の外周トレンチ13A,13B,13C、絶縁層14および導体15からなるフィールドプレート構造が形成されている。
第4実施形態のショットキーバリアダイオード1Cにおいても、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と同様な効果が得られる。
図15は、この発明の第5実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す図解的な平面図である。図16は、図15のXVI- XVI線に沿う断面図である。図15および図16において、前述の図1および図2に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
第5実施形態のショットキーバリアダイオード1Dでは、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、エピタキシャル層4の表層部に複数の内側トレンチ18が形成され、これらの内側トレンチ18の内壁面(側面および底面)に酸化膜31が形成され、その酸化膜31に接するようにポリシリコン32が内側トレンチ18内に埋め込まれている点が第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と異なっている。つまり、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1がプレーナ型ショットキーバリアダイオードであるのに対し、第5実施形態のショットキーバリアダイオード1DはトレンチMOS型ショットキーバリアダイオードである。
以下、第1実施形態と異なっている点についてより具体的に説明する。このショットキーバリアダイオード1Dでは、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、エピタキシャル層4の表層部に、複数の内側トレンチ18が、エピタキシャル層4を表面から掘り下げることによって形成されている。各内側トレンチ18は、所定方向に沿って延びる縦溝である。内側トレンチ18の底面は、n型シリコン基板2の表面に沿った平坦面を含む。そのため、各内側トレンチ18の断面は、略矩形状である。この実施形態では、複数の内側トレンチ18が、所定の間隔を隔てて平行に延びている。そのため、これらの内側トレンチ18は、平面視でストライプ状に形成されている。たとえば、内側トレンチ18の側壁面は、エピタキシャル層4の表面の法線方向(エピタキシャル層4の厚さ方向)とほぼ平行であってもよい。
各内側トレンチ18の内壁面(側面および底面)には、酸化膜31が形成されている。内側トレンチ18内には、酸化膜31に接するようにポリシリコン32が埋め込まれている。
アノード電極7は、フィールド絶縁膜5の開口6内を埋め尽くし、フィールド絶縁膜5における開口6の周縁部8を上から覆うように、当該開口6の外方へフランジ状に張り出している。アノード電極7は、エピタキシャル層4の表面にショットキー接触するショットキーメタル9と、このショットキーメタル9に積層された電極メタル10とからなる。ショットキーメタル9は、フィールド絶縁層5の開口6内の領域において、内側および外周トレンチ18,13外のエピタキシャル層4の表面に接合しているとともに、内側トレンチ18内のポリシリコン32および外周トレンチ13内の導体15に接続されている。電極メタル10においてショットキーメタル9に接する側とは反対側の表面は、エピタキシャル層4の表面(内側トレンチ18の内壁面を除く)に沿って平坦である。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域が活性領域21であり、活性領域21を取り囲んでいる領域が外周領域22である。第5実施形態においても、第1実施形態と同様に、エピタキシャル層4の表層部の活性領域21と外周領域22との境界部分に、外周トレンチ13、絶縁層14および導体15からなるフィールドプレート構造が形成されている。
第5実施形態のショットキーバリアダイオード1Dにおいても、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と同様な効果が得られる。
図17は、この発明の第6実施形態に係るショットキーバリアダイオードを示す平面図である。図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。図17および図18において、前述の図1および図2に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
第6実施形態のショットキーバリアダイオード1Eは、前述の第5実施形態のショットキーバリアダイオード1D(図15および図16参照)と類似している。つまり、第6実施形態のショットキーバリアダイオード1EはトレンチMOS型ショットキーバリアダイオードである。第6実施形態のショットキーバリアダイオード1Eでは、外周トレンチ13が3つの外周トレンチ13A,13B,13Cから構成されている点が、第5実施形態のショットキーバリアダイオード1Dと異なっている。
このショットキーバリアダイオード1Eでは、エピタキシャル層4の表層部には、エピタキシャル層4の表面の周縁部に、エピタキシャル層4の表面から掘り下げられた第1外周トレンチ13A、第2外周トレンチ13Bおよび第3外周トレンチ13Cが形成されている。各外周トレンチ13A,13B,13Cは、平面視で環状(この実施形態では、四角形の無端環状)であり、間隔を置いて配置されている。第1外周トレンチ13Aは、最も内側に配置されている。第3外周トレンチ13Cは、最も外側に配置されている。第2外周トレンチ13Bは、第1外周トレンチ13Aと第3外周トレンチ13Cとの間に配置されている。各外周トレンチ13A,13B,13Cの底面は、エピタキシャル層4の表面および半導体基板2の表面に沿った平坦面を含む。そのため、各外周トレンチ13A,13B,13Cの断面は、略矩形状である。
各外周トレンチ13A,13B,13Cの内壁面(側面および底面)の全域には、たとえば、酸化シリコン(SiO)からなる絶縁層14が形成されている。各外周トレンチ13A,13B,13C内には、絶縁層14を介して当該外周トレンチ13A,13B,13Cの内壁面(側面および底面)の全域に対向するポリシリコンからなる導体15が設けられている。導体15は、絶縁層14が形成された各外周トレンチ13A,13B,13C内の空間部を埋め尽くすように設けられていてもよいし、絶縁層14の内面に沿った膜状に形成されていてもよい。
エピタキシャル層4の表面における隣接する外周トレンチの間領域ならびにエピタキシャル層4の表面における第3外周トレンチ13Cの外周囲領域には、たとえば、酸化シリコン(SiO)からなるフィールド絶縁膜5が形成されている。
第5実施形態と同様に、第1外周トレンチ13Aによって囲まれた領域において、エピタキシャル層4の表層部に複数の内側トレンチ18が形成され、これらの内側トレンチ18の内壁面(側面および底面)に酸化膜31が形成され、その酸化膜31に接するようにポリシリコン32が内側トレンチ18内に埋め込まれている。
アノード電極7は、内側トレンチ18の開口部に露出している酸化膜31およびポリシリコン32と、第1外周トレンチ13Aによって囲まれた領域における内側トレンチ18外のエピタキシャル層4の表面と、各外周トレンチ13A,13B,13Cの開口部に露出している絶縁層14および導体15と、隣接する外周トレンチの間領域に形成されたフィールド絶縁膜5と、第3外周トレンチ13Cの外周囲領域に形成されたフィールド絶縁膜5の内周縁部とを覆うように形成されている。アノード電極7は、エピタキシャル層4エピタキシャル層4の表面にショットキー接触するショットキーメタル9と、このショットキーメタル9に積層された電極メタル10とからなる。
ショットキーメタル9は、第1外周トレンチ13Aによって囲まれた領域における内側トレンチ18外のエピタキシャル層4の表面に接合しているとともに、内側トレンチ18内のポリシリコン32および各外周トレンチ13A,13B,13C内の導体15に接続されている。電極メタル10においてショットキーメタル9に接する側とは反対側の表面は、エピタキシャル層4の表面(内側トレンチ18の内壁面を除く)に沿って平坦である。
ショットキーバリアダイオード1Eの最表面には、SiNからなる表面保護膜11が形成されている。表面保護膜11の中央部には、電極メタル10を露出させる開口12が形成されている。
エピタキシャル層4の表面のうち、エピタキシャル層4の表面にショットキーメタル9がショットキー接触している領域が活性領域21であり、活性領域21を取り囲んでいる領域が外周領域22である。第6実施形態においても、第1実施形態と同様に、エピタキシャル層4の表層部の活性領域21と外周領域22との境界部分に、第1〜第3の外周トレンチ13A,13B,13C、絶縁層14および導体15からなるフィールドプレート構造が形成されている。
第6実施形態のショットキーバリアダイオード1Eにおいても、第1実施形態のショットキーバリアダイオード1と同様な効果が得られる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の第1〜第6実施形態において、導体15は、ポリシリコンであるが、ショットキーメタル9として用いられる金属(たとえば、チタン(Ti)やモリブデン(Mo)やパラジウム(Pd)など)や、電極メタル10として用いられる金属(たとえば、アルミニウム(Al))であってもよい。
半導体基板2は、シリコンからなる半導体基板に限らず、シリコン以外の半導体であってもよい。半導体基板2の不純物濃度は、一例であり、適宜適切な値を選択して用いることができる。エピタキシャル層4は、シリコンからなるエピタキシャル層に限らず、シリコン以外のエピタキシャル層であってもよい。エピタキシャル層4の不純物濃度および厚さは、一例であり、適宜適切な値を選択して用いることができる。
絶縁層14の材料は、適宜適切な材料を選択して用いることができる。絶縁層14の厚さは、一例であり、適宜適切な値を選択して用いることができる。
アノード電極7は、ショットキーメタル9と電極メタル10の2層構造であるが、1層構造または3層以上の構造であってもよい。ショットキーメタル9および電極メタル10の材料は、適宜適切な材料を選択して用いることができる。ショットキーメタル9および電極メタル10の厚さは、一例であり、適宜適切な値を選択して用いることができる。
また、逆方向電圧時に外周トレンチ13の直下に形成される空乏層の深さは、活性領域21に形成される空乏層の深さ以下であってもよい。
また、前述のショットキーバリアダイオード1,1A,1B,1C,1D,1Eの各半導体部分の導電型を反転した構成が採用されてもよい。たとえば、ショットキーバリアダイオード1において、p型の部分がn型であり、n型の部分がp型であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,1A,1B,1C,1D,1E ショットキーバリアダイオード
2 半導体基板
3 カソード電極
4 エピタキシャル層
5 フィールド絶縁膜
7 アノード電極
9 ショットキーメタル
10 電極メタル
11 表面保護膜
13,13A,13B,13C 外周トレンチ
14 絶縁層
15 導体
18 内側トレンチ
19 メサ部
21 活性領域
22 外周型領域

Claims (6)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、不純物濃度が前記半導体基板よりも低い第1導電型のエピタキシャル層と、
    前記エピタキシャル層の表面に形成され、前記エピタキシャル層の中央部を露出させる開口を有するフィールド絶縁膜と、
    前記フィールド絶縁膜の前記開口内において前記エピタキシャル層の表面にショットキー接触し、前記フィールド絶縁膜の前記開口の周縁部を覆うように、前記開口の外方に張り出した周縁部を有するショットキーメタルと、
    前記エピタキシャル層の表面に前記ショットキーメタルがショットキー接触している活性領域とその外側の外周領域との境界部分に、前記エピタキシャル層の表面から掘り下げられることにより形成された外周トレンチと、
    前記外周トレンチの内壁面の全域に形成された絶縁層と、
    前記ショットキーメタルに接続され、前記絶縁層を介して前記外周トレンチの内壁面の全域に対向する導体とを含み、
    平面視において、前記フィールド絶縁膜の前記開口の内周縁および前記ショットキーメタルの周縁部の外周縁は、前記外周トレンチの内周縁と外周縁との間に位置しており、
    前記活性領域において、前記エピタキシャル層にその表面から掘り下げた複数の内側トレンチが形成されており、
    前記ショットキーメタルが前記内側トレンチの内壁面を含む前記エピタキシャル層の表面に接するように形成されており、
    前記外周トレンチの深さが、前記内側トレンチの深さよりも浅い、ショットキーバリアダイオード。
  2. 前記外周トレンチの内壁面が、前記外周トレンチの側面および底面を含む、請求項1に記載のショットキーバリアダイオード。
  3. 逆方向電圧時に前記外周トレンチの直下に形成される空乏層の深さが、前記活性領域に形成される空乏層の深さ以下である、請求項1または2に記載のショットキーバリアダイオード。
  4. 逆方向電圧時に前記外周トレンチの直下に形成される空乏層の深さが、前記活性領域に形成される空乏層の深さとほぼ一致している、請求項1または2に記載のショットキーバリアダイオード。
  5. 前記外周トレンチの下側に前記エピタキシャル層の導電型とは異なる第2導電型の領域が形成されていない、請求項1〜4のいずれか一項に記載のショットキーバリアダイオード。
  6. 前記導体がポリシリコンである、請求項1〜のいずれか一項に記載のショットキーバリアダイオード。
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