JP6225656B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。
従来、車両用のシートスライド装置には、そのアッパレールが一対の側壁部と当該各側壁部間を接続する上壁部とを有したブラケット支持部を備えるものがある。
例えば、特許文献1に記載のシートスライド装置において、アッパレールのブラケット支持部には、その上壁部及び各縦壁部を切り欠くことによって、上方に開口するスリット状の切欠き部が形成されている。また、アッパレール内には、ブラケット支持部の端末を介して当該ブラケット支持部内に挿入されるボルトに対して螺合可能なナット部材が設けられている。更に、ブラケットは、上記ボルトが挿通される挿通孔を有して互いに対向する一対の縦壁部を備えるとともに、これら各縦壁部の一方側は上記端末部に当接する位置に配置され、他方側は上記切欠き部内に配置される。そして、このシートスライド装置は、上記ナット部材に螺合するボルトの締結力に基づき両縦壁部をボルトの軸線方向に挟み込むことによって、そのブラケットをアッパレールに固定する構成となっている。
特開2010−173487号公報
しかしながら、上記従来技術のようにボルトとナットとの間に二つの縦壁部を挟み込む構成では、その締結力により各縦壁部が撓められ、両者の間隔が狭められることによって、そのブラケットがボルトの軸線方向に傾倒する可能性がある。そして、これにより、そのシートの支持剛性が低下するおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より高い支持剛性を確保することのできるブラケットの固定構造を有した車両用シートスライド装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、一対の側壁部と該各側壁部の上端を接続する上壁部とを有したブラケット支持部を備えるアッパレールと、前記アッパレールを相対移動可能に支持するロアレールと、前記ブラケット支持部に固定されるブラケットと、を備え、前記ブラケットは、前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向におけるシートの位置調整を可能にする第2スライドレールを介して該シートを支持するもの、または、前記第2スライドレールを介することなくシートを支持するものであって、前記ブラケット支持部には、前記上壁部及び前記各側壁部を切り欠くことにより上方に開口する切欠き部が形成され、前記切欠き部には、前記ブラケット支持部の端末を介して該ブラケット支持部内に挿入されるボルトに対して螺合可能なナット部材が設けられるとともに、前記ブラケットは、前記ボルトが挿通される挿通孔を有して互いに対向する第1及び第2の縦壁部を備え、前記第1の縦壁部は、前記ナット部材に螺合する前記ボルトの締結力に基づき前記ブラケット支持部の端末に固定され、前記第2の縦壁部は、前記第1の縦壁部との間に前記ナット部材を挟む位置において前記切欠き部内に配置されることが好ましい。
上記構成によれば、ボルトの締結力により各縦壁部が撓められる可能性を低減することができる。その結果、その両縦壁部の倒れ込みを生じさせることなく、適切にブラケットをアッパレールのブラケット支持部上に立設することができる。そして、これにより、高い支持剛性を確保することができる。加えて、そのナット部材がブラケット支持部に固定されることで、従来技術にみられるようなアッパレールとナット部材との間に接触音が発生する可能性を低減することができる。そして、これにより、質感の向上を図ることができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記第1の縦壁部が固定される前記ブラケット支持部の端末は、車両前後方向に延びる前記ブラケット支持部の後端であることが好ましい。
即ち、車両後方側に配置されるブラケットには、車両の前方衝突時、その上方に支持するシートと一体に当該ブラケットを引き上げるような荷重(剥離荷重)が作用することになる。この点、上記構成によれば、その車両後方側に配置されるブラケットについて、より高い支持剛性を確保することができる。その結果、より確実にシートを支持することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記ブラケットは、前記ブラケット支持部の前端側に固定される前部ブラケットと、前記ブラケット支持部の後端側に固定される後部ブラケットと、を備え、前記前部ブラケットは、前記ブラケット支持部の前端に固定された第2ナット部材と該第2ナット部材に螺着される第2ボルトの締結力に基づき前記ブラケット支持部の前端に固定される第1の縦壁部と、前記ブラケット支持部の上面に対する当接部を有した第2の縦壁部と、を備えてなることが好ましい。
即ち、最も大きな剥離荷重が発生する車両の前方衝突時、シートは、そのシートバックが設けられた後端部側が持ち上がる態様で前方移動しようとする。そして、これにより、車両前後方向に延びるアッパレールには、その後端部側から当該アッパレールを上方に引き剥がすような剥離荷重が作用する。
つまり、前部ブラケットを介してブラケット支持部に伝達される剥離荷重は、後部ブラケットを介してブラケット支持部に伝達される剥離荷重に比べて小さい場合が多い。従って、前部ブラケットについては、その第1の縦壁部側のみがブラケット支持部に締結される固定構造であっても、十分に、その剥離荷重に耐え得る支持剛性を確保することができる。そして、アッパレールを押し下げる方向に作用する通常のシート荷重については、その荷重をブラケット支持部の上面部に対する当接部を有した第2の縦壁部に分散することで、安定的に、その上方にシートを支持することができる。
更に、上記構成によれば、そのブラケット支持部を構成する両側壁部及び上壁部に対してブラケット固定用の孔部を形成しないことで、その孔部の形成により生ずるアッパレール自体の剛性低下を抑えることができる。そして、これにより、アッパレールの断面形状を好適に維持することができる。その結果、そのロアレールに対するアッパレールの円滑な相対移動を担保することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記アッパレールには、前記ナット部材よりも前記第1の縦壁部から離間した位置において該ナット部材に螺合された前記ボルトを下方側から支持可能な支持部が設けられることが好ましい。
即ち、第1の縦壁部側のみがボルトの締結力によってブラケット支持部の端末に固定された固定構造では、ブラケットに対して当該ブラケットを上方に引き上げるような荷重が作用することによって、そのボルトがナット部材を中心に回動しようとする。つまり、ボルトには、その先端側を下方に押し下げるような力が働くことになる。しかしながら、上記構成によれば、そのアッパレールに設けられた支持部によって、下側からボルトの先端側を支えることができる。そして、これにより、より高い支持剛性を確保することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記ブラケットは、前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向におけるシートの位置調整を可能にする第2スライドレールを介して該シートを支持するものであって、前記第1及び第2の縦壁部間を接続する上壁部を有して該上壁部の上方に前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向に延びる前記第2スライドレールを構成する第2アッパレール及び第2ロアレールを支持するものであ、前記ブラケットの上壁部には、前記第2アッパレールの延伸方向に延びる長孔が設けられるとともに、前記ブラケットと前記第2アッパレールとの間には、前記長孔を通過可能な形状を有して一端側が前記第2アッパレールの上壁部に固定される軸部と、前記軸部の他端側に設けられて前記ブラケットの上壁部の下方に配置される前記長孔を通過不能な形状を有したフランジ部と、を備えた荷重伝達部材が介在されることが好ましい。
上記構成によれば、第2アッパレールを上方に引き上げるような剥離荷重が作用した場合には、その上壁部に固定された荷重伝達部材が当該第2アッパレールとともに上方移動しようとする。即ち、上記長孔を介してブラケットの上壁部の下方に配置された荷重伝達部材のフランジ部が上壁部に当接することで、その剥離荷重をブラケットに伝達することができる。そして、これにより、第2アッパレールに作用する剥離荷重を緩和して、当該第2アッパレールの変形を抑制することができる。その結果、より高い支持剛性を確保することができる。
また、従来の荷重伝達部材にみられるような第2アッパレール内にブラケット側の長孔を通過不能な大径部が配置される構成では(特許文献1、第5図参照)、その大径部の軸長によって、その第2アッパレールと第2ロアレールとの間隔が変化するおそれがある。このため、その軸長に誤差が生ずることによって、第2アッパレールと第2ロアレールとの間に介在された転動体が圧迫される可能性があり、これにより、その転動体の円滑な転動が妨げられてしまうおそれがある。しかしながら、上記構成によれば、その軸部の軸長に誤差がある場合でも、その第2アッパレールと第2ロアレールとの間隔に変化は生じない。そして、これにより、その転動体の円滑な転動を担保することで、より円滑に、第2ロアレールに対して第2アッパレールを相対移動させることができる。
本発明によれば、より高い支持剛性を確保することができる。
シートスライド装置の側面図。 シートスライド装置の斜視図。 シートスライド装置の分解斜視図。 第1スライドレールの断面図。 後部ブラケット及び当該後部ブラケットに支持された第2スライドレールの斜視図。 後部ブラケット近傍の側面図。 後部ブラケット近傍の断面図。 後部ブラケット近傍の斜視図。 前部ブラケット近傍の側面図。 前部ブラケット近傍の断面図。 前部ブラケット近傍の斜視図。 後部ブラケットと第2アッパレールとの間に介在された荷重伝達部材近傍の断面図。
以下、車両用シートスライド装置に関する一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3とを備えている。そして、このシート1は、シートスライド装置10を介して車両の床部F上に支持されている。
詳述すると、図1〜図3に示すように、車両の床部Fには、車両の前後方向に延びるロアレール11が二本並列に設けられている。また、これらのロアレール11には、それぞれ、当該各ロアレール11上を移動可能なアッパレール12が装着されている。そして、各アッパレール12上には、それぞれ、ブラケット20(21,22)が固定されている。
具体的には、本実施形態のシートスライド装置10は、車両前方側の位置においてアッパレール12に支持される前部ブラケット21と、車両後方側の位置においてアッパレール12に支持される後部ブラケット22と、を備えている。また、左右のアッパレール12に設けられた前部ブラケット21間及び後部ブラケット22間には、それぞれ、車幅方向に延びる第2ロアレール31が掛け渡されている。更に、これらの第2ロアレール31には、当該各第2ロアレール31上を移動可能な第2アッパレール32が装着されている。そして、本実施形態では、これらの第2アッパレール32に対して、シートフレーム2aが固定されるようになっている。
このように、本実施形態のシートスライド装置10は、井桁状に配置された第1スライドレール41及び第2スライドレール42を備えている。そして、これにより、その車両の前後方向及び車幅方向におけるシート位置を調整することが可能となっている。
即ち、第1スライドレール41は、そのロアレール11上をアッパレール12が移動することにより、車両前後方向におけるシート1の位置調整を可能とする。そして、第2スライドレール42は、その車幅方向に延びる第2ロアレール31上を第2アッパレール32が移動することにより、車幅方向におけるシート1の位置調整が可能となっている。
次に、第1スライドレール41の構成について説明する。
本実施形態では、上記第1スライドレール41を構成するロアレール11及びアッパレール12は、それぞれ、板材を折曲加工することにより形成されている。
詳述すると、図4に示すように、ロアレール11は、車両前後方向(図4中、紙面に直交する方向)に延びる底壁部51を備えている。また、底壁部51の幅方向(各図中、左右方向)両端には、それぞれ外壁部52が立設されている。更に、これらの外壁部52の上端には、それぞれ幅方向内側に向かって折り返されたフランジ状の上壁部53が形成されている。そして、各上壁部53の先端には、それぞれ下側に向かって折り返されることにより所定の間隔を開けて幅方向に対向する内壁部54が形成されている。
一方、アッパレール12は、ロアレール11の両内壁部54間において上下方向に延びる一対の側壁部55と、これら各側壁部55の上方において当該各側壁部55間を接続する上壁部56と、を備えている。
また、アッパレール12は、各側壁部55の下端から上側に向かって折り返されることにより、それぞれ、そのロアレール11側の外壁部52、上壁部53及び内壁部54間に囲まれた空間内に配置される折返部57を備えている。そして、これらの折返部57には、それぞれ、ロアレール11側の各底壁部51に設けられた軌道部51aに当接して当該軌道部51a上を転動する複数の車輪58が設けられている(図3参照)。
即ち、本実施形態のアッパレール12は、その各折返部57に設けられた車輪58が転動することにより、当該車輪58が当接する軌道部51aを走行する態様でロアレール11上を移動する。また、アッパレール12は、その各折返部57がロアレール11側の外壁部52、上壁部53及び内壁部54に囲まれることにより、ロアレール11に対する上方向及び幅方向の相対移動が規制される。そして、本実施形態では、これにより、そのロアレール11とアッパレール12との位置関係が安定的に保たれるようになっている。
図1〜図3に示すように、本実施形態のシートスライド装置10は、ロアレール11とアッパレール12との間の相対移動を規制可能なロック機構59を備えている。尚、本実施形態のロック機構59は、ロアレール11(の内壁部54)の延伸方向に沿って一列に並んで形成された係合部(係合孔)59aに対してアッパレール12に設けられたロックレバー59bを係脱させる周知の構成を有している。そして、本実施形態では、このロック機構59の動作に基づいて、そのロアレール11とアッパレール12との間の相対移動が規制されたロック状態と、その相対移動が許容されたアンロック状態とを切り替えることが可能となっている。
また、本実施形態のシートスライド装置10において、アッパレール12は、その前端部12a及び後端部12bにおいて、当該アッパレール12を構成する両側壁部55及び上壁部56が大きく切り欠かれた形状を有している。そして、本実施形態のアッパレール12は、その中央部分に残された両側壁部55及び上壁部56をブラケット支持部60として、上方に各ブラケット20(21,22)を支持する構成となっている。
(ブラケットの固定構造)
次に、アッパレール12に対する各ブラケット20の固定構造について説明する。
図5〜図7に示すように、本実施形態のシートスライド装置10において、後部ブラケット22は、互いに対向する第1及び第2の縦壁部61,62と、これら両縦壁部61,62の上端を接続する上壁部63と、を備えている。即ち、後部ブラケット22は、その両縦壁部61,62がアッパレール12の上記ブラケット支持部60に固定される。尚、本実施形態の後部ブラケット22は、両縦壁部61,62の双方に当接する略コ字状の断面形状を有してブラケット支持部60の側方に配置されるカバー部64を備えている。そして、本実施形態では、その上壁部63の上方に、車両後方側(図1参照、右側)の第2スライドレール42を構成する第2ロアレール31が固定されるようになっている。
詳述すると、本実施形態のアッパレール12において、ブラケット支持部60の後端60b近傍には、当該ブラケット支持部60を構成する上壁部56及び両側壁部55の上端部分を切り欠くことにより、上方に開口する切欠き部70が形成されている。また、ブラケット支持部60の後端60bには、ボルト71を挿通可能な挿通孔72を有した板状の端末プレート73が設けられている。尚、本実施形態では、この端末プレート73は、溶接によって、予めブラケット支持部60の後端60bに固定されている。更に、上記切欠き部70には、その端末プレート73の挿通孔72を介して後端60b側(図6及び図7中、右側)からブラケット支持部60内に挿入されるボルト71に対して螺合可能なナット部材74が設けられている。そして、本実施形態の後部ブラケット22は、これらのボルト71及びナット部材74の締結力に基づいて、その両縦壁部61,62側がブラケット支持部60に固定されるようになっている。
さらに詳述すると、本実施形態では、ナット部材74は、溶接によって、切欠き部70内における車両後方側の位置に固定されている。また、後部ブラケット22の両縦壁部61,62には、それぞれ、上記ボルト71を挿通可能な挿通孔75,76が形成されている。そして、本実施形態では、略コ字状の断面形状を有して両縦壁部61,62の双方に当接する上記カバー部64についてもまた、これらの各挿通孔75,76に対応する位置に、それぞれ挿通孔64a,64bが形成されている。
本実施形態では、第1の縦壁部61は、上記ブラケット支持部60の後端60bに設けられた端末プレート73に当接する位置に配置され、第2の縦壁部62は、上記切欠き部70内において、第1の縦壁部61との間にナット部材74を挟む位置、即ちナット部材74よりもブラケット支持部60の前端60a側(図6中、左側)に配置される。そして、ナット部材74に螺合するボルト71を締め付けることによって、その第1の縦壁部61がブラケット支持部60の後端60bに締結されるようになっている。
尚、図5及び図8に示すように、本実施形態では、第2の縦壁部62には、開口側に向かって幅広となる拡開形状を有して下端に開口する切欠き部77が形成されている。具体的には、本実施形態の切欠き部77は、その開口側となる第2の縦壁部62の下端近傍に略ハの字状をなす一対の斜面部77a,77bを有している。そして、図6〜図8に示すように、第2の縦壁部62は、この切欠き部77内にブラケット支持部60が挿入された状態、詳しくは、その切欠き部77の底辺部77cが、ブラケット支持部60に形成された上記切欠き部70の底部(切断面)に当接する状態で、当該ブラケット支持部60に固定されるようになっている。
また、図6及び図7に示すように、本実施形態のアッパレール12には、その切欠き部70に設けられたナット部材74よりも車両前方側、即ち第1の縦壁部61が固定されたブラケット支持部60の後端60bから離間した位置において、当該ナット部材74に螺合されたボルト71を下方側から支持可能な支持部78が設けられている。本実施形態では、この支持部78は、アッパレール12の両側壁部55を貫通する態様で、これら両側壁部55に軸状部材としての貫通ピン79を掛け渡すことにより形成されている。尚、この貫通ピン79は、通常には、ボルト71に接触しない下方位置に設けられている。そして、本実施形態の支持部78は、これにより、その先端71a側を下方に押し下げるような力がボルト71に働いた場合であっても、下方側から当該ボルト71の先端71a側を支持することが可能な構成となっている。
次に、前部ブラケット21の固定構造について説明する。
図3、図9及び図10に示すように、本実施形態の前部ブラケット21は、上記後部ブラケット22と同様に、互いに対向する第1及び第2の縦壁部81,82と、これら両縦壁部81,82の上端を接続する上壁部83と、を備えている。即ち、この前部ブラケット21もまた、その両縦壁部81,82側がアッパレール12のブラケット支持部60に固定される。そして、本実施形態では、その上壁部83の上方に、車両前方側(図1参照、左側)の第2スライドレール42を構成する第2ロアレール31が固定されるようになっている。
詳述すると、本実施形態では、ブラケット支持部60の前端60aには、第2ナット部材84が設けられている。また、本実施形態の前部ブラケット21において、その第1の縦壁部81には、上記第2ナット部材84に螺着される第2ボルト85を挿通可能な挿通孔86が形成されている。そして、本実施形態の前部ブラケット21は、その第2ナット部材84に螺着された第2ボルト85を締め付けることにより、その第1の縦壁部81がブラケット支持部60の前端60aに締結されるようになっている。
尚、本実施形態では、上記第2ナット部材84は、溶接によって、予めブラケット支持部60の前端60aに固定されている。また、上記後部ブラケット22と同様に、前部ブラケット21にも、両縦壁部81,82の双方に当接する略コ字状の断面形状を有してブラケット支持部60の側方に配置されるカバー部87が設けられている。そして、カバー部87についてもまた、上記第1の縦壁部81に設けられた挿通孔87aが形成されている。
また、本実施形態の前部ブラケット21において、その第2の縦壁部82には、ブラケット支持部60の上面60sに当接する当接部88が設けられている。
具体的には、図11に示すように、本実施形態では、第2の縦壁部82には、上記後部ブラケット22における第2の縦壁部62に設けられた切欠き部77(図5参照)と同様、その開口側に向かって幅広となる拡開形状を有して下端に開口する切欠き部89が形成されている。尚、この切欠き部89もまた、その開口側となる第2の縦壁部82の下端近傍に略ハの字状をなす一対の斜面部89a,89bを有している。そして、図9〜図11に示すように、第2の縦壁部62は、この切欠き部89内にブラケット支持部60が挿入されることにより、その切欠き部89の底辺部89cがブラケット支持部60の上面60sに対する当接部88となるように構成されている。
(荷重伝達部材)
次に、後部ブラケット22と第2スライドレール42を構成する第2アッパレール32との間に介在された荷重伝達部材の構成について説明する。
図12に示すように、本実施形態では、第2スライドレール42を構成する第2ロアレール31もまた、形状の違いはあるものの、上記第1スライドレール41側のロアレール11と同じく底壁部91、外壁部92、上壁部93及び内壁部94を備えている。そして、その第2アッパレール32もまた、側壁部95、上壁部96、及び折返部97を備えている。
尚、本実施形態の第2スライドレール42においては、その第2ロアレール31と第2アッパレール32との間には、複数の転動体99が介在されている。そして、本実施形態では、これにより、その第2ロアレール31と第2アッパレール32との円滑な相対移動が担保されている。
また、本実施形態では、後部ブラケット22と当該後部ブラケット22に支持された第2スライドレール42側の第2アッパレール32との間には、その第2アッパレール32を引き上げるような荷重が当該第2アッパレール32に作用した場合に、この荷重を後部ブラケット22に伝達するための荷重伝達部材100が設けられている。
詳述すると、本実施形態では、上方に第2スライドレール42を支持する後部ブラケット22の上壁部63には、その第2アッパレール32(及び第2ロアレール31)の延伸方向(図12中、紙面に直交する方向)に延びる長孔101が形成されている。更に、第2ロアレール31の底壁部91についてもまた、上記後部ブラケット22の上壁部63に設けられた長孔101に対応する略同一形状を有した長孔102が形成されている。そして、本実施形態の荷重伝達部材100は、これらの各長孔101,102を通過可能な形状を有して一端側が第2アッパレール32の上壁部96に固定される軸部103と、この軸部103の他端側に設けられて後部ブラケット22の上壁部63の下方に配置される上記長孔101を通過不能な形状を有したフランジ部104と、を備えている。
さらに詳述すると、本実施形態では、上記荷重伝達部材100には、先端側の小径部105aに螺子部が形成された段付きボルト105が用いられている。具体的には、この段付きボルト105は、その大径部105bの外径D1が、後部ブラケット22の上壁部63に設けられた長孔101の溝幅D0よりも小さな値に設定されるとともに(D1<D0)、そのボルトヘッド105cの外径D2が長孔101の溝幅D0よりも大きな値に設定されている(D2>D0)。尚、本実施形態では、第2ロアレール31の底壁部91に設けられた長孔102は、上記後部ブラケット22側の長孔101の溝幅D0と略等しい(僅かに大きな)溝幅D0´を有している(D0≒D0´)。また、この段付きボルト105は、上記長孔101を介して後部ブラケット22の上壁部63の下側から第2アッパレール32内に挿入される。そして、その小径部105aに形成された螺子部を利用して、第2アッパレール32の上壁部96に固定されるようになっている。
即ち、本実施形態の段付きボルト105は、その軸状をなす小径部105a及び大径部105bが荷重伝達部材100の軸部103を構成する。そして、そのフランジ状をなすボルトヘッド105cが荷重伝達部材100のフランジ部104を構成するようになっている。
また、本実施形態では、第2アッパレール32の上壁部96、及びこの上壁部96に固定されるシートフレーム2aには、段付きボルト105の小径部105aが挿通される貫通孔106,107が形成されている。尚、本実施形態では、段付きボルト105の小径部105aは、圧入により第2アッパレール32の上壁部96に形成された貫通孔106に挿通される(外径D3)。更に、段付きボルト105の大径部105bは、これら各貫通孔106,107の内径D4,D5よりも大きな外径を有している(D1>D4,D1>D5)。そして、段付きボルト105は、その小径部105aに形成された螺子部に螺着されるナット108の締結力に基づいて、当該ナット108と大径部105bとの間にシートフレーム2a及び第2アッパレール32の上壁部96を共締めする態様で、その先端部分が第2アッパレール32の上壁部96に固定されるようになっている。
次に、上記のように構成された荷重伝達部材の作用について説明する。
図1に示すように、本実施形態のシート1の側方後端には、図示しないシートベルトを保持するシートベルトアンカー110が設けられる。このため、車両の前方衝突時には、その車両後方側に配置された第2スライドレール42の第2アッパレール32に対し、その上方に支持するシート1と一体に第2アッパレール32を引き上げるような荷重、即ち第2アッパレール32を第2ロアレール31から引き剥がすような剥離荷重が作用することになる。
本実施形態では、このような剥離荷重が第2アッパレール32に作用する場合、その上壁部96に固定された段付きボルト105が当該第2アッパレール32とともに上方移動するようになっている。そして、これにより、上記長孔101を介して後部ブラケット22の上壁部63の下方に配置されたボルトヘッド105cが上壁部63に当接することで、その剥離荷重が荷重伝達部材100としての段付きボルト105を介して後部ブラケット22に伝達されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)アッパレール12のブラケット支持部60には、その上壁部56及び両側壁部55を切り欠くことにより上方に開口する切欠き部70が形成される。そして、この切欠き部70には、ブラケット支持部60の後端60bを介して当該ブラケット支持部60内に挿入されるボルト71に対して螺合可能なナット部材74が設けられる。また、後部ブラケット22は、上記ボルト71が挿通される挿通孔75,76を有して互いに対向する第1及び第2の縦壁部61,62を備える。そして、第1の縦壁部61は、ナット部材74に螺合するボルト71の締結力に基づきブラケット支持部60の後端60bに固定され、第2の縦壁部62は、第1の縦壁部61との間にナット部材74を挟む位置において切欠き部70内に配置される。
上記構成によれば、ボルト71の締結力により各縦壁部61,62が撓められる可能性を低減することができる。その結果、これら両縦壁部61,62の倒れ込みを生じさせることなく、適切に後部ブラケット22をアッパレール12のブラケット支持部60上に立設することができる。そして、これにより、高い支持剛性を確保することができる。特に、車両後方側に配置される後部ブラケット22には、車両の前方衝突時、その上方に支持するシート1と一体に当該後部ブラケット22を引き上げるような荷重(剥離荷重)が作用することになる。従って、上記のような固定構造を後部ブラケット22に採用することで、より確実にシート1を支持することができる。加えて、そのナット部材74がブラケット支持部60に固定されることで、従来技術にみられるようなアッパレール12とナット部材74との間に接触音が発生する可能性を低減することができる。そして、これにより、質感の向上を図ることができる。
(2)前部ブラケット21は、ブラケット支持部60の前端60aに固定された第2ナット部材84と当該第2ナット部材84に螺着される第2ボルト85の締結力に基づいてブラケット支持部60の前端60aに固定される第1の縦壁部81と、ブラケット支持部60の上面60sに対する当接部88を有した第2の縦壁部82と、を備えてなる。
即ち、最も大きな剥離荷重が発生する車両の前方衝突時、シート1は、そのシートバック3が設けられた後端部側が持ち上がる態様で前方移動しようとする。そして、これにより、その車両前後方向に延びる第1スライドレール41には、その後端部12b側からアッパレール12を上方に引き剥がすような剥離荷重が作用する。
つまり、前部ブラケット21を介してブラケット支持部60に伝達される剥離荷重は、後部ブラケット22を介してブラケット支持部60に伝達される剥離荷重に比べて小さい場合が多い。従って、上記のように第1の縦壁部81側のみがブラケット支持部60に締結される固定構造であっても、十分に、その剥離荷重に耐え得る支持剛性を確保することができる。そして、アッパレール12を押し下げる方向に作用する通常のシート荷重については、その荷重をブラケット支持部60の上面60sに対する当接部88を有した第2の縦壁部82に分散することで、安定的に、その上方にシート1を支持することができる。
更に、上記構成によれば、そのブラケット支持部60を構成する両側壁部55及び上壁部56に対してブラケット固定用の孔部(例えば、上記切欠き70)を形成しないことで、その孔部の形成により生ずるアッパレール12自体の剛性低下を抑えることができる。そして、これにより、アッパレール12の断面形状を好適に維持することができる。その結果、そのロアレール11に対するアッパレール12の円滑な相対移動を担保することができる。
(3)アッパレール12には、ナット部材74よりも車両前方側の位置において当該ナット部材74に螺合されたボルト71を下方側から支持可能な支持部78が設けられる。
即ち、第1の縦壁部61側のみがボルト71の締結力によりブラケット支持部60の後端60bに固定された固定構造では、後部ブラケット22に対して当該後部ブラケット22を上方に引き上げるような荷重が作用することによって、そのボルト71がナット部材74を中心に回動しようとする(図7参照、同図中、反時計回り方向)。つまり、ボルト71には、その先端71a側を下方に押し下げるような力が働くことになる。しかしながら、上記構成によれば、そのアッパレール12に設けられた支持部78によって、下側からボルト71の先端71a側を支えることができる。そして、これにより、より高い支持剛性を確保することができる。
(4)後部ブラケット22の上壁部63には、第2アッパレール32(及び第2ロアレール31)の延伸方向に延びる長孔101が設けられる。そして、後部ブラケット22と第2アッパレール32との間には、一端側が第2アッパレール32の上壁部96に固定される長孔101を通過可能な軸部103と、この軸部103の他端側に設けられて後部ブラケット22の上壁部63の下方に配置される上記長孔101を通過不能なフランジ部104と、を備えた荷重伝達部材100が介在される。
上記構成によれば、第2アッパレール32を上方に引き上げるような剥離荷重が作用した場合には、その上壁部96に固定された荷重伝達部材100(段付きボルト105)が当該第2アッパレール32とともに上方移動しようとする。即ち、上記長孔101を介して後部ブラケット22の上壁部63の下方に配置された荷重伝達部材100のフランジ部104(ボルトヘッド105c)が上壁部63に当接することで、その剥離荷重を後部ブラケット22に伝達することができる。そして、これにより、第2アッパレール32に作用する剥離荷重を緩和して、当該第2アッパレール32の変形を抑制することができる。その結果、より高い支持剛性を確保することができる。
また、従来の荷重伝達部材にみられるような第2アッパレール内にブラケット側の長孔を通過不能な大径部が配置される構成では(特許文献1、第5図参照)、その大径部の軸長によって、その第2アッパレールと第2ロアレールとの間隔が変化するおそれがある。このため、その軸長に誤差が生ずることによって、第2アッパレールと第2ロアレールとの間に介在された転動体が圧迫される可能性があり、これにより、その転動体の円滑な転動が妨げられてしまうおそれがある。しかしながら、上記構成によれば、その軸部103の軸長に誤差がある場合でも、その第2アッパレール32と第2ロアレール31との間隔に変化は生じない。そして、これにより、その転動体99の円滑な転動を担保することで、より円滑に、その第2ロアレール31に対して第2アッパレール32を相対移動させることができる。
(5)ナット部材74は、切欠き部70内における車両後方側の位置、即ち後部ブラケット22の第1の縦壁部61が固定される後端60b側の位置においてブラケット支持部60に溶接される。
上記構成によれば、より高い支持剛性を確保することできるとともに、より確実に、そのナット部材74とブラケット支持部60との間に接触音が発生する可能性を低減することができる。そして、その溶接を後部ブラケット22の組み付け前に行うことで、組立作業の効率化を図ることができる。
(6)支持部78は、アッパレール12の両側壁部55を貫通する態様で両側壁部55間に軸状部材としての貫通ピン79を掛け渡すことにより形成される。これにより、簡素な構成にて、確実に下側からボルト71の先端71a側を支えることが可能な支持部78を形成することができる。
(7)ブラケット支持部60の後端60bには、ボルト71が挿通される挿通孔72を有した板状部材としての端末プレート73が設けられる。これにより、ナット部材74に螺合するボルト71の締結力に基づいて、より確実に、ブラケット支持部60の後端60bに対して後部ブラケット22の第1の縦壁部61を固定することができる。
(8)各ブラケット20の第2の縦壁部62,82には、それぞれ、開口側に向かって幅広となる拡開形状を有して下端に開口する切欠き部77,89が形成される。
上記構成によれば、その切欠き部77,89内にブラケット支持部60を挿入することにより、容易に、そのブラケット支持部60に対して各ブラケット20を組み付けることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1スライドレール41を構成するロアレール11及びアッパレール12は、車両前後方向に延設され、第2スライドレール42を構成する第2ロアレール31及び第2アッパレール32は、車幅方向に延設されることとした。しかし、これに限らず、第1スライドレール41の延設方向は、必ずしも車両前後方向でなくともよい。更に、第2スライドレール42についてもまた、第1スライドレール41に対して交差する方向に延びるものであれば、必ずしも、その延設方向は、車幅方向でなくともよい。そして、アッパレール12に対する各ブラケット20の固定構造については、第2スライドレール42を介することなく各ブラケット20にシートが固定されるものに適用してもよい。
・上記実施形態では、アッパレール12は、その前端部12a及び後端部12bにおいて、両側壁部55及び上壁部56が大きく切り欠かれた形状を有する。そして、その中央部分に残された両側壁部55及び上壁部56をブラケット支持部60として、上方に各ブラケット20(21,22)を支持することとした。しかし、これに限らず、その両側壁部55及び上壁部56が、ロアレール11内を移動する折返部57と同じ長さを有するものであってもよい。
・上記実施形態では、シートスライド装置10は、前部ブラケット21及び後部ブラケット22の二つのブラケット20を備えることとした。しかし、これに限らず、ブラケット20の数は一つでもよい。そして、この場合、上記実施形態において後部ブラケット22に用いた固定構造を適用するとよい。また、ブラケット20の数は、3つ以上であってもよい。この場合、最も車両後方側に配置されるブラケット20について上記実施形態における後部ブラケット22の固定構造を適用すればよい。そして、複数のブラケット20を有する構成においては、その最も車両前方側に配置されるブラケット20について上記実施形態における後部ブラケット22の固定構造を適用してもよい。尚、この場合、「第1の縦壁部が固定されるブラケット支持部の端末」は、当該ブラケット支持部の前端となることはいうまでもない。
・上記実施形態では、ナット部材74は、溶接によって、切欠き部70内における車両後方側の位置に固定されることとしたが、ボルト71との締結力によって軸線方向に締め付けられる構成であってもよい。そして、端末プレート73についても同様に、ボルト71及びナット部材74の締結力に基づいて、そのボルトヘッドとブラケット支持部60の後端60bとの間に共締めされる構成であってもよい。
・上記実施形態では、各ブラケット20の第2の縦壁部62,82には、それぞれ、開口側に向かって幅広となる拡開形状を有して下端に開口する切欠き部77,89が形成されることとした。しかし、これに限らず、このような第2の縦壁部下端に形成される切欠き部を何れのブラケット20に設定するかは任意に選択してもよい。また、その拡開形状については、任意に変更してもよい。そして、このような切欠き部を第2の縦壁部下端に設けない構成としてもよい。
・上記実施形態では、荷重伝達部材100は、後部ブラケット22と当該後部ブラケット22に支持された第2スライドレール42側の第2アッパレール32との間に介在されることとした。しかし、これに限らず、荷重伝達部材100は、何れのブラケット20とその上方に設けられた第2アッパレール32との間に介在させてもよい。
・また、荷重伝達部材100は、必ずしも段付きボルト105に限るものではない。そして、その軸部103及びフランジ部104の形状についてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、第2ロアレール31の底壁部91には、後部ブラケット22側の長孔101に対応する略同一形状を有した長孔102が形成されるとともに、この長孔102は、後部ブラケット22側の長孔101の溝幅D0と略等しい溝幅D0´を有することとした。しかし、これに限らず、後部ブラケット22側の長孔101に対する荷重伝達部材100の軸部103の相対移動を妨げないものであれば、第2ロアレール31の底壁部91に形成される長孔102については、その孔形状を任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、支持部78は、アッパレール12の両側壁部55を貫通する態様で両側壁部55間に軸状部材としての貫通ピン79を掛け渡すことにより形成されることとした。しかし、これに限らず、支持部78の構成は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、各ブラケット20(21,22)は、それぞれ、カバー部(64,87)を備えることとしたが、このようなカバー部を有しない構成であってもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想とともに効果を記載する。
(イ)前記ナット部材は、前記切欠き部内における前記第1の縦壁部が固定される端末側の位置において前記ブラケット支持部に溶接されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
上記構成によれば、より高い支持剛性を確保することできるとともに、より確実に、そのナット部材とブラケット支持部との間に接触音が発生する可能性を低減することができる。そして、その溶接をブラケットの組み付け前に行うことで、組立作業の効率化を図ることができる。
(ロ)前記支持部は、前記両側壁部に掛け渡された軸状部材であること、を特徴とする車両用シートスライド装置。これにより、簡素な構成にて、確実に下側からボルトの先端側を支えることが可能な支持部を形成することができる。
(ハ)前記第1の縦壁部が固定される前記ブラケット支持部の端末には、前記ボルトが挿通される挿通孔を有した板状部材が設けられること、を特徴とする車両用シートスライド装置。これにより、より確実に、ナット部材に螺合するボルトの締結力に基づいて、そのブラケット支持部の端末に対してブラケットの第1の縦壁部を固定することができる。
(ニ)前記第2の縦壁部には、開口側に向かって幅広となる拡開形状を有して下端に開口する切欠き部が形成されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。その第2の縦壁部下端に設けられた切欠き部内にブラケット支持部を挿入することにより、容易に、そのブラケット支持部に対してブラケットを組み付けることができる。
1…シート、2…シートクッション、2a…シートフレーム、3…シートバック、10…シートスライド装置、11…ロアレール、12…アッパレール、20…ブラケット、21…前部ブラケット、22…後部ブラケット、31…第2ロアレール、32…第2アッパレール、41…第1スライドレール、42…第2スライドレール、55…側壁部、56…上壁部、60…ブラケット支持部、60a…前端(端末)、60b…後端(端末)、60s…上面、61…第1の縦壁部、62…第2の縦壁部、63…上壁部、70…切欠き部、71…ボルト、71a…先端、72…挿通孔、73…端末プレート(板状部材)、74…ナット部材、75,76…挿通孔、77…切欠き部、77a,77b…斜面部、77c…底部、78…支持部、79…貫通ピン(軸状部材)、81…第1の縦壁部、82…第2の縦壁部、83…上壁部、84…第2ナット部材、85…第2ボルト、86…挿通孔、88…当接部、89…切欠き部、89a,89b…斜面部、89c…底部、91…底壁部、95…側壁部、96…上壁部、99…転動体、100…荷重伝達部材、101…長孔、102…長孔、103…軸部、104…フランジ部、105…段付きボルト(荷重伝達部材)、105a…小径部(固定部)、105b…大径部(軸部)、105c…ボルトヘッド(フランジ部)、106,107…貫通孔、108…ナット、110…シートベルトアンカー、D0,D0´…溝幅、D1,D2,D3…外径、D4,D5…内径。

Claims (5)

  1. 一対の側壁部と該各側壁部の上端を接続する上壁部とを有したブラケット支持部を備えるアッパレールと、
    前記アッパレールを相対移動可能に支持するロアレールと、
    前記ブラケット支持部に固定されるブラケットと、を備え、
    前記ブラケットは、前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向におけるシートの位置調整を可能にする第2スライドレールを介して該シートを支持するもの、または、前記第2スライドレールを介することなくシートを支持するものであって、
    前記ブラケット支持部には、前記上壁部及び前記各側壁部を切り欠くことにより上方に開口する切欠き部が形成され、
    前記切欠き部には、前記ブラケット支持部の端末を介して該ブラケット支持部内に挿入されるボルトに対して螺合可能なナット部材が設けられるとともに、
    前記ブラケットは、前記ボルトが挿通される挿通孔を有して互いに対向する第1及び第2の縦壁部を備え、
    前記第1の縦壁部は、前記ナット部材に螺合する前記ボルトの締結力に基づき前記ブラケット支持部の端末に固定され、
    前記第2の縦壁部は、前記第1の縦壁部との間に前記ナット部材を挟む位置において前記切欠き部内に配置される車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記ブラケットは、前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向におけるシートの位置調整を可能にする第2スライドレールを介して該シートを支持するものであって、前記第1及び第2の縦壁部間を接続する上壁部を有して該上壁部の上方に前記アッパレール及びロアレールの延伸方向に交差する方向に延びる前記第2スライドレールを構成する第2アッパレール及び第2ロアレールを支持するものであ
    前記ブラケットの上壁部には、前記第2アッパレールの延伸方向に延びる長孔が設けられるとともに、
    前記ブラケットと前記第2アッパレールとの間には、前記長孔を通過可能な形状を有して一端側が前記第2アッパレールの上壁部に固定される軸部と、前記軸部の他端側に設けられて前記ブラケットの上壁部の下方に配置される前記長孔を通過不能な形状を有したフランジ部と、を備えた荷重伝達部材が介在されること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記第1の縦壁部が固定される前記ブラケット支持部の端末は、車両前後方向に延びる前記ブラケット支持部の後端であること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記ブラケットは、
    前記ブラケット支持部の前端側に固定される前部ブラケットと、
    前記ブラケット支持部の後端側に固定される後部ブラケットと、を備え、
    前記前部ブラケットは、
    前記ブラケット支持部の前端に固定された第2ナット部材と該第2ナット部材に螺着される第2ボルトの締結力に基づき前記ブラケット支持部の前端に固定される第1の縦壁部と、
    前記ブラケット支持部の上面に対する当接部を有した第2の縦壁部と、
    を備えてなること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記アッパレールには、前記ナット部材よりも前記第1の縦壁部から離間した位置において該ナット部材に螺合された前記ボルトを下方側から支持可能な支持部が設けられること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
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