JP2015003598A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物用シートの側面衝突安全性能を更に向上させることにある。【解決手段】起立状態のシートバックを基準として、ロアフレーム6cの下部に、操作ロッドの下方を通って着座側に張出すフランジ部6dを設けるとともに、樹脂製で箱状のブラケット10を、フランジ部6d内に配設しつつ操作ロッド周りに配置することによりロアフレーム6cの下部をその内部から補強し、ブラケット10の内部に、ブラケット10のシート前後方向とシート幅方向の少なくとも一方向の外形形状を補強する補強構造体16を一体的に設けた。【選択図】図5

Description

本発明は、一対のサイドフレーム(シートバックの側部骨格)と、一対のサイドフレームの間に橋渡し状に取付けられる部材(側面衝突時の荷重を伝達する部材)とを備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、特許文献1に開示の乗物用シートが公知である。この乗物用シートは、シートクッションと、シートクッションに対して起倒可能に連結するシートバックを有する。そしてシートバックの骨格をなすバックフレーム(アーチ状の枠体)が、側部骨格をなす一対のサイド部材と、上部骨格をなすアッパクロス部材と、下部骨格をなすロアクロス部材とを有する。
ここで一対のサイド部材(サイドフレームに相当)は、それぞれ平板状の部材であり、これらの下部にリクライナーが配設される。各リクライナーは、シートクッションに対してシートバックを起倒可能に連結する部材であり、操作ロッド(一対のサイド部材の間に橋し渡されるパイプ材)の端部が挿設される。またアッパクロス部材は、箱状(ハット断面形状)の部材である。そしてロアクロス部材は、略J字状(縦断面視)の部材であり、平板材の下部側をシート前方に屈曲させることで形成できる。
公知技術では、アッパクロス部材を、一対のサイド部材(上部)の間に橋渡し状に配設する。またロアクロス部材を、一対のサイド部材(下部)の間に橋渡し状に配設して、操作ロッド周りに配置する。
米国特許出願公開第2010-219674号明細書
ところで乗物用シートの分野では、乗物の側面衝突時等に、シート一側にかかる荷重をシート他側に伝達できることが望ましい。
例えば公知技術の構成では、略J字状をなすロアクロス部材を、一対のサイド部材の間に橋渡し状に配設する。そしてロアクロス部材(単なる平板材に比して高剛性の部材)が、側面衝突時の荷重を伝達する部材として機能することで、シート一側にかかる荷重をシート他側に伝達することができる。
しかし昨今では、乗物用シートの側面衝突安全性能向上の観点から、側面衝突時の荷重を伝達する部材の更なる剛性アップが求められる。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、乗物用シートの側面衝突安全性能を更に向上させることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シートバックの骨格をなす枠状のバックフレームを備える。そしてバックフレームが、側部骨格をなす一対のサイドフレームと、一対のサイドフレームの間に橋渡し状に取付けられる平板状のロアフレームと、各サイドフレームに取付けられてバックフレームの起倒動作を規制するリクライナーとを有する。
本発明では、各リクライナーに、ロアフレームよりも着座側に配置してシート幅方向に延びる操作ロッドが挿設されるとともに、操作ロッドの回転操作にて、各リクライナーのロックを解除して、バックフレームの起倒動作を許容する。この種のシート構成では、側面衝突安全性能を更に向上させることが望まれる。
そこで本発明では、起立状態のシートバックを基準として、ロアフレームの下部に、操作ロッドの下方を通って着座側に張出すフランジ部を設ける。そして樹脂製で箱状のブラケットを、フランジ部内に配設しつつ操作ロッド周りに配置することによりロアフレームの下部をその内部から補強する。さらにブラケットの内部に、ブラケットのシート前後方向とシート幅方向の少なくとも一方向の外形形状を補強する補強構造体を一体的に設けることとした。
本発明では、ロアフレームの下部(フランジ部)が、補強構造体を備えるブラケットにて補強されて、側面衝突時の荷重を伝達する部材として好適に機能する。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、補強構造体が、ブラケットのシート前後方向とシート幅方向の双方の外形形状を補強するハニカム状構造を有する(より剛性に優れる構成である)。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、ブラケットを、フランジ部内に配設しつつ、フランジ部の係合部と、ロアフレームの被係合部を係合することにより、ロアフレームに対するブラケットの相対移動を規制する構成とした。
本発明では、係合部と被係合部の係合により、フランジ部に対するブラケットの取付け安定性を向上させることができる。
本発明に係る第1発明によれば、乗物用シートの側面衝突安全性能を更に向上させることができる。また第2発明によれば、側面衝突安全性能を、より高めることができる。そして第3発明によれば、側面衝突安全性能を、更に高めることができる。
乗物用シートの一部透視斜視図である。 バックフレームの正面図である。 バックフレーム一部の分解斜視図である バックフレーム一部の斜視図である。 バックフレーム一部の透視図である。 バックフレーム一部の断面図であり、(a)は、図2のVIa−VIa線断面図であり、(b)は、図2のVIb−VIb線断面である。 変形例にかかるブラケットの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。
図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有し、例えばシート一側をドア部側に配置させつつ車室床面に配設できる。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。
ここでシートバック6は、シートクッション4に対して起倒可能に連結する。またヘッドレスト8は、一対のヘッドレストステー8a(棒状部材)を介してシートバック6上部に取付けられる。
[バックフレーム]
そして本実施例では、シートバック6のバックフレーム6F(金属製)が、アッパフレーム6aと、一対のサイドフレーム6bと、ロアフレーム6cと、関連構成(ホルダーHM,リクライナーRM,ブラケット10)を有する(図1〜図3を参照)。
一対のサイドフレーム6bは、それぞれ側部骨格をなす平板部材である。本実施例の各サイドフレーム6bは、略横U字状(断面視)をなしており、起立状態を基準として、前端部と後端部がそれぞれシート内方に向けて屈曲する。
またアッパフレーム6aは、上部骨格をなす箱状部材(ハット断面形状)であり、一対のサイドフレーム6bの間に橋渡し状に配置可能である。本実施例のアッパフレーム6aには、上下に貫通する一対の孔部Hが、シート幅方向に適宜の間隔をあけて設けられる。そして一対のホルダーHM(比較的短尺な筒材)が、それぞれアッパフレーム6aの孔部Hに挿設されて、ヘッドレストステー8aを挿設可能に配置する。
(ロアフレーム・フランジ部)
そしてロアフレーム6cは、下部骨格をなす平板部材であり、一対のサイドフレーム6bの間に橋渡し状に配置可能である(図3及び図4を参照)。本実施例のロアフレーム6cは、略横L字状(断面視)をなしており、フランジ部6dと、一対の被係合部6eを有する。
フランジ部6dは、ロアフレーム6c下部をなす屈曲部位であり、シートバック6起立時を基準として、操作ロッド2r(後述)の下方を通ってシート前方に張出したのち上方に屈曲する。このようにロアフレーム6c下部(フランジ部6d)を上述の形状とすることで、側面衝突時において操作ロッド2r周りに生じる力(曲げ変形、ねじり変形又は座屈変形を生じさせる力)に抗することができる(剛性に優れる構成となる)。なお本実施例では、フランジ部6dの端部(シート幅方向の端部)が、シート前後方向にやや幅広とされており、後述のリクライナーRMとの干渉が回避される。
また一対の被係合部6eは、後述のブラケット10(係合部14)に係合可能な部位である。本実施例の一対の被係合部6eは、それぞれロアフレーム6c下部の孔部(貫通孔)であり、シート幅方向に適宜の間隔をあけて並列配置される。
(リクライナー)
リクライナーRM(略円筒状の部材)は、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作を規制する部材であり、内部構成(図示省略)と、操作ロッド2rと、付勢部材4rを有する(図3を参照)。操作ロッド2rは、シート幅方向に長尺なパイプ材であり、付勢部材4rは、渦巻きバネ状の部材である。ここで操作ロッド2rの径寸法は特に限定しないが、後述のとおり側面衝突時の荷重伝達に寄与する必要がないことから比較的径小とする(細くする)ことができる。
本実施例では、リクライナーRMを、各サイドフレーム6b(下部)にそれぞれ固定しつつ、シートクッション4(図示省略のクッションフレーム4F)の連結部BRに回転可能に取付ける。また操作ロッド2rを、一対のサイドフレーム6b下部(ロアフレーム6cの前側)の間に橋渡し状に配置する。この状態で操作ロッド2rの両端部を、それぞれブッシュ3rを介してリクライナーRMに軸周りに回転可能に挿設する。つぎに操作ロッド2rの端部(ブッシュ3r)に、留め具5rを介して付勢部材4rを取付けて、操作ロッド2rを一方向に回転する向きに付勢する。
そして操作ロッド2rを、付勢部材4rの付勢力に抗して他方向に回転させて、リクライナーRM(内部構成)のロックを解除する。こうしてシートバック6が、リクライナーRMを回転中心として、シートクッション4に対して起倒(回転)可能となる(例えば図1の起立状態から前後に傾倒可能となる)。また操作ロッド2rが、付勢部材4rの付勢力にて一方向に回転することで、リクライナーRM(内部構成)がロック状態となり、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作が規制される。
(ブラケット)
ブラケット10は、フランジ部6dをその内部から補強する樹脂部材であり、配置部12と、一対の係合部14と、補強構造体16(後述)を有する(図4〜図6を参照)。
本実施例のブラケット10は、シート幅方向に長尺な(フランジ部6dの略全幅に配置可能な長さ寸法を有する)略矩形の箱状部材であり、下部側が開放状とされて開き断面形状を有する。ブラケット10の長さ寸法(シート前後方向の寸法)は、フランジ部6dの張出し寸法に合わせることができる。またブラケット10の高さ寸法(シート上下方向の寸法)は特に限定しないが、シートの着座性を考慮して、フランジ部6dの前端(上方を向く端部)から大きくはみ出さないことが望ましい。またブラケット10の材質は特に限定しないが、熱可塑性樹脂(ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,塩化ビニル樹脂)、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂)を例示できる。
そして配置部12は、ブラケット10前部(着座側)の溝部であり、シート幅方向に延びて下部側から操作ロッドを挿入可能である(図6を参照)。
また一対の係合部14は、それぞれ被係合部6eに係合可能な部位であり、ブラケット10後部に適宜の間隔で設けられて、対応する被係合部6eに対面可能に配置する(図5及び図6では、便宜上、一方の係合部のみ図示する)。本実施例の各係合部14は、ブラケット10後部を略U字状(正面視)に切欠いて形成された小片状の部位であり、ブラケット10内外に撓み変形可能である。そして係合部14の下部には、シート後方に突出する突出部14aが形成されており、被係合部6e(孔部)の周縁に係止可能である。
(補強構造体)
補強構造体16(樹脂製)は、ブラケット10のシート前後方向とシート幅方向の少なくとも一方向の外形形状を補強する構造体である(図5及び図6を参照)。補強構造体16は、ブラケット10の成形と同時に、ブラケット10内に一体的に設ける(一体成形する)ことができる。
本実施例の補強構造体16はハニカム状構造を有し、平板状のリブ(縦リブ20、横リブ22、交差リブ24)にて構成される(図5及び図6では、便宜上、一部のリブにのみ符号を付す)。これら各リブ20,22,24は、それぞれブラケット10の上部から下部(開放側)に向けて立設する。
縦リブ20は、シート前後方向に向けて配置する平板部位であり、ブラケット10の前面と後面の間に橋渡し状に配置する(ブラケット10のシート前後方向の外形形状を補強する)。また横リブ22は、シート幅方向に向けて配置する平板部位であり、ブラケット10の両側面の間に橋渡し状に配置する(ブラケット10のシート幅方向の外形形状を補強する)。そして交差リブ24は、縦リブ20と横リブ22で仕切られた区画(後述)を補強するX字状の平板部位である。
そして本実施例では、ブラケット10の中央部分において、複数の縦リブ(20,20a〜20i等)が略等間隔で配置しつつ、それぞれ横リブ22に交差して配置する。このように複数の縦リブ20等と横リブ22が交差状に配置することで、ブラケット10内が複数の区画(上方視で四角形状)に区分けされる。さらに交差リブ24(X字状の平板部位)が、ブラケット10内の各区画の対角線に沿って配置して、各区画内を補強する(図5では、便宜上、一部の交差リブにのみ符号を付す)。
なお本実施例では、ブラケット10の端部側が、フランジ部6dの端部に対応してシート前後方向にやや幅広とされる。そしてブラケット10の幅広部分(張出し部分)に、複数の横リブと交差リブ(ともに符号省略)が比較的密に配置される。
[バックフレームの形成]
図2及び図3を参照して、複数のフレーム6a,6b,6cをそれぞれ溶接して一体化するとともに、これらに関連構成を適宜取付ける。
本実施例では、アッパフレーム6aを、一対のサイドフレーム6b(上部)の間に橋渡し状に配置したのち、両フレームを溶接等して一体化する。このときアッパフレーム6a端部を、それぞれサイドフレーム6b上部(前端部と後端部の間)に配置しつつ、溶接等により両フレームを一体化できる。
またロアフレーム6cを、一対のサイドフレーム6b(下部)の間に橋渡し状に配置したのち、両フレームを溶接等して一体化する。このときフランジ部6dが、操作ロッドの下方を通ってシート前方に張出したのち上方に屈曲する。そしてブラケット10を、フランジ部6d内に嵌装(配設)しつつ、係合部14と被係合部6eを係合する(ロアフレーム6cに対するブラケット10の相対移動を規制する)。
そして上述の構成では、乗物の側面衝突時に、シート一側にかかる荷重(ドア部の変形等に伴う押圧力)をシート他側により確実に伝達できることが望ましい。
そこで本実施例では、ブラケット10にてロアフレーム6c下部(フランジ部6d)をその内部から補強する(図4を参照)。このときブラケット10が、補強構造体16を内部に有して剛性に優れることから、側面衝突時の荷重入力にて、ロアフレーム6c下部(フランジ部6d)の外形形状が変形する(つぶれる)ことが好適に阻止される(図5及び図6を参照)。このためロアフレーム(フランジ部6d)とブラケット10を、側面衝突時の荷重を伝達する部材として好適に機能させることができる。
このように本実施例では、ブラケット10にてロアフレーム6cを補強することにより、バックフレーム6Fの側面衝突安全性能を高めることができる。
また本実施例では、補強構造体16がハニカム状構造を有する(剛性に特に優れる構成である)ため、側面衝突時において、ロアフレーム6c下部(フランジ部6d)の外形形状を好適に維持できる。
そして本実施例では、係合部14と被係合部6eの係合により、フランジ部6dに対するブラケット10の取付け安定性を向上させることができる。なお係合部14と被係合部6eを係脱することにより、ブラケット10を、フランジ部6d内から取外すことができる。
このため本実施例によれば、乗物用シート2の側面衝突安全性能を更に向上させることができる。
(変形例)
補強構造体の構成は、上述の構成(複数のリブの交差配置形状)のほか、各種の構成をとり得る。
例えば変形例1では、ブラケット10A内部に、複数の空間部SMを適宜の間隔で(ハニカム状に)形成して、隣り合う空間部SMの間の樹脂部分でブラケット10の外形形状を補強する(図7では、便宜上、一部の空間部にのみ符号を付す)。各空間部SMは、ブラケット10Aの上部から下部(開放状)に向けて形成される円柱状の空間である。この変形例1の補強構造体16A(ハニカム状構造の他例)によっても、ブラケット10のシート前後方向とシート幅方向の双方の外形形状を補強することができる。
なお各空間部SMの外形形状は、それぞれ独立に、円形や、六角形等の多角形状等各種の外形形状をとり得る。また空間部SMは、ブラケット10内部で規則的に形成されていてもよく、ランダムに形成されていてもよい。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態をとり得る。
(1)本実施形態では、バックフレーム6Fの構成を例示した。バックフレームは、ロアフレームを取付け可能であるかぎり、その構成を適宜変更できる。
(2)また本実施形態では、フランジ部6dとブラケット10の構成(形状,寸法など)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば本実施例では、ロアフレーム下部(フランジ部)を、直線状に屈曲しつつ前方に張出す形状としたが、円弧形状をなすように湾曲しつつ前方に張出す形状とすることもできる。そしてブラケットの形状も、ロアフレーム下部の形状に合わせて適宜変更可能である。また複数のブラケットを、フランジ部に隙間なく又は所定間隔をあけて配設することもできる。
(3)また本実施形態では、ハニカム状構造の補強構造体16を例示したが、補強構造体は、ブラケットのシート前後方向とシート幅方向の何れか一方の外形形状を補強できればよい。例えばブラケットに、縦リブと横リブと交差リブの少なくとも一つを、複数または単数設けることができる。また各リブの構成(形状,寸法,形成数,形成位置等)も適宜変更可能である。また複数のリブにより、ブラケット内を、六角形状等の多角形状をなす区画に区分けすることもできる。また実施例の構成と変形例の構成を適宜組み合わせることもできる。
(4)また本実施形態では、係合部14と被係合部6eの構成(形状,寸法,配設数,配設位置など)を例示したが、これら各部の構成を限定する趣旨ではない。係合部と被係合部は、互いに係合可能であるかぎり各種の形状をとり得る。また係合部と被係合部は、係脱可能に係合する構成でもよく、また係脱不能に係合する構成でもよい。そしてシート構成に応じて、係合部と被係合部を適宜省略することもできる。
(5)また本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの各種乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F クッションフレーム
6F バックフレーム
6a アッパフレーム
6b サイドフレーム
6c ロアフレーム
6d フランジ部
6e 被係合部
10 ブラケット
12 配置部
14 係合部
16 補強構造体
20 縦リブ
22 横リブ
24 交差リブ
RM リクライナー
2r 操作ロッド

Claims (3)

  1. シートバックの骨格をなす枠状のバックフレームが、側部骨格をなす一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの間に橋渡し状に取付けられる平板状のロアフレームと、前記各サイドフレームに取付けられて前記バックフレームの起倒動作を規制するリクライナーとを有するととともに、
    前記各リクライナーに、前記ロアフレームよりも着座側に配置してシート幅方向に延びる操作ロッドが挿設されるとともに、前記操作ロッドの回転操作にて、前記各リクライナーのロックを解除して、前記バックフレームの起倒動作を許容する構成の乗物用シートにおいて、
    起立状態の前記シートバックを基準として、前記ロアフレームの下部に、前記操作ロッドの下方を通って着座側に張出すフランジ部を設けるとともに、樹脂製で箱状のブラケットを、前記フランジ部内に配設しつつ前記操作ロッド周りに配置することにより前記ロアフレームの下部をその内部から補強し、前記ブラケットの内部に、前記ブラケットのシート前後方向とシート幅方向の少なくとも一方向の外形形状を補強する補強構造体を一体的に設けた乗物用シート。
  2. 前記補強構造体が、前記ブラケットのシート前後方向とシート幅方向の双方の外形形状を補強するハニカム状構造を有する請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記ブラケットを、前記フランジ部内に配設しつつ、前記ブラケットの係合部と、前記ロアフレームの被係合部を係合することにより、前記ロアフレームに対する前記ブラケットの相対移動を規制する構成とした請求項1又は2に記載の乗物用シート。
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