JP5281630B2 - 車体後部構造 - Google Patents
車体後部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5281630B2 JP5281630B2 JP2010260814A JP2010260814A JP5281630B2 JP 5281630 B2 JP5281630 B2 JP 5281630B2 JP 2010260814 A JP2010260814 A JP 2010260814A JP 2010260814 A JP2010260814 A JP 2010260814A JP 5281630 B2 JP5281630 B2 JP 5281630B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width direction
- vehicle width
- panel
- bead
- rear panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
なお、図8は、従来の車体後部構造の概略平面図である。また、図9(a)は、従来の車体後部構造のリアパネル300を示す背面図であり、図9(b)は、車幅方向に沿って延在するビード700を有するリアパネル300を示す背面図である。図9(a)及び(b)においては、リアバンパビーム400及びエクステンション500を省略して描いている。
そして、リアバンパビーム400が屈曲変形した後に発生する反力によって、リアバンパビーム400が元の状態に戻ろうとすると、エクステンション500の後端を車幅方向内側へ傾倒させる荷重P2が生じてしまい、その結果、リアパネル300の面に沿って車幅方向内側に向かう荷重P3が生じ、リアパネル300が変形する場合があった。
しかし、従来のリアパネル300は、一枚板で構成されているため、領域600の面剛性が比較的低かった。
また、前記課題を解決するため本発明は、前後方向に沿って延在し、車幅方向に互いに離間して配置された一対のリアフレームと、前記一対のリアフレームの間に配置されたリアフロアパネルと、前記各リアフレームの後端が結合されるフレーム結合部と、前記リアフロアパネルの後端が結合されるフロアパネル結合部とを有すると共に、車幅方向に沿って延在するリアパネルと、車幅方向に沿って延在し、前記リアパネルに対して後方に離間して配置されたリアバンパビームと、前記リアパネルと前記リアバンパビームとの間に介設されたエクステンションと、を備えた車体後部構造であって、前記リアパネルは、前記フレーム結合部及び前記フロアパネル結合部の近傍に、上下方向に沿って延在する縦ビードと、車幅方向に沿って延在する横ビードと、を有し、前記縦ビードは、前記横ビードよりも車幅方向内側に位置し、かつ、前記横ビードと車幅方向で重なるオーバーラップ部を有し、前記オーバーラップ部は、上方から下方に向かうにつれて車幅方向内側に傾斜していることを特徴とする。
また、本発明によれば、リアパネルのうちフレーム結合部と、フロアパネル結合部の上辺部及び側辺部と、リアパネルの下端縁と、で囲まれた領域の面剛性を好適に確保しつつ、該領域内における面に沿って車幅方向内側に向かう荷重を吸収且つ分散し、局所的な応力集中を回避して、リアパネルの変形を防止できる。
また、リアパネルのうちフレーム結合部と、フロアパネル結合部の上辺部及び側辺部と、リアパネルの下端縁と、で囲まれた領域の面剛性を好適に確保しつつ、該領域内における面に沿って車幅方向内側に向かう荷重を吸収且つ分散できる。
更に、横ビードを設けた場合、横ビードよりも車幅方向内側の部分に、応力が局所的に集中するところ、かかる構成によれば、横ビードよりも車幅方向内側のオーバーラップ部で荷重を吸収且つ分散できる。
したがって、かかる構成により、局所的な応力集中を回避して、リアパネルの変形を一層防止できる。
また、縦ビード及び横ビードの個数等を適宜調整することで、リアパネルの荷重吸収性及び荷重分散性とリアパネルの面剛性とのバランスを最適化でき、様々な車種に対応できる。
なお、本実施形態では、「前後」、「上下」、「左右」は、車両Cを基準にする。また、「車幅方向」とは「左右方向」と同義である。
図1に示すように、車体後部構造Aは、前後方向に沿って延在し、車幅方向に互いに離間して配置された一対のリアフレーム2,2と、リアフレーム2,2の間に配置されたリアフロアパネル3と、前面1aにリアフレーム2,2及びリアフロアパネル3の後端が結合され、車幅方向に沿って延在するリアパネル1と、車幅方向に沿って延在し、リアパネル1に対して後方に離間して配置されたリアバンパビーム4と、リアパネル1とリアバンパビーム4との間に介設された一対のエクステンション5,5と、を備えて構成されている。
リアパネル1は、図1及び図2に示すように、リアフレーム2、リアフロアパネル3及びエクステンション5を支持するための金属製の板状部材である。リアパネル1の適所には、図3に示すように、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔1f,1fが形成されている。
なお、図3のフレーム結合部12は、リアパネル1のうちリアフレーム2が結合(当接固定)される部分である。
なお、図3のフロアパネル結合部14は、リアパネル1のうちリアフロアパネル3が結合(当接固定)される部分である。
なお、縦ビード16は、前方に向かって突出形成されてもよいし、不等間隔で設けられてもよい。また、本実施形態では、縦ビード16Aの下端部16aが上方から下方に向かうにつれて車幅方向内側に傾斜するように形成されているが、下端部16aを傾斜させずに、縦ビード16Aが直線状に形成されてもよい。
なお、縦ビード16の長手方向に直交する断面形状は、横ビード18と同様にU字状等に形成される。
また、リアパネル1には、フレーム結合部12と、フロアパネル結合部14の上辺部14a及び側辺部14bと、横ビード18とに囲まれた部分が形成されている。
また、縦ビード16のうち最も車幅方向内側に位置する縦ビード16Aの下端部16aが、横ビード18の車幅方向内側に位置し、横ビード18と車幅方向で重なっていると共に、上方から下方に向かうにつれて車幅方向内側に傾斜していることにより、横ビード18よりも車幅方向内側の縦ビード16Aの下端部16a(横ビード18の車幅方向内側の端部近傍)で荷重を吸収且つ分散できるため、横ビード18よりも車幅方向内側の部分における局所的な応力集中を回避して、リアパネル1の変形をより一層防止できる。
本発明は、縦ビード16及び横ビード18が領域Tに混在していればよく、縦ビード16及び横ビード18の個数、配置パターン、配置間隔、寸法(長さ寸法・幅寸法・高さ寸法)等は、本実施形態のものに限定されない。
このようにすると、前記した実施形態よりも荷重の吸収量及び分散量を増大できる。
このようにすると、前記した実施形態よりも荷重の吸収量及び分散量を増大できる。
このようにすると、前記した実施形態よりもリアパネル1の面剛性が向上し、車体の剛性が向上する。
このようにすると、前記した実施形態よりもリアパネル1の面剛性が向上し、車体の剛性が向上する。
なお、横ビード18は、不等間隔で設けられてもよい。
このようにしても、前記した実施形態と略同等の作用効果を奏する。
A 車体後部構造
1 リアパネル
1a 前面
1b 後面
1e 下端縁
12 フレーム結合部
12a 上端
14 フロアパネル結合部
14a 上辺部
14b 側辺部
16(16A−16E) 縦ビード
16a 下端部(オーバーラップ部)
16b 中間部(オーバーラップ部)
18 横ビード
2 リアフレーム
3 リアフロアパネル
4 リアバンパビーム
5 エクステンション
T 領域
Claims (7)
- 前後方向に沿って延在し、車幅方向に互いに離間して配置された一対のリアフレームと、
前記一対のリアフレームの間に配置されたリアフロアパネルと、
前記各リアフレームの後端が結合されるフレーム結合部と、前記リアフロアパネルの後端が結合されるフロアパネル結合部とを有すると共に、車幅方向に沿って延在するリアパネルと、
車幅方向に沿って延在し、前記リアパネルに対して後方に離間して配置されたリアバンパビームと、
前記リアパネルと前記リアバンパビームとの間に介設されたエクステンションと、を備えた車体後部構造であって、
前記リアパネルは、前記フレーム結合部及び前記フロアパネル結合部の近傍に、上下方向に沿って延在する縦ビードと、車幅方向に沿って延在する横ビードと、を有し、
前記フロアパネル結合部は、前記フレーム結合部の上端近傍から車幅方向内側に向かって延在する上辺部と、前記上辺部の車幅方向内側の端部から前記リアパネルの下端縁に向かって延在し、前記フレーム結合部に対して車幅方向内側に離間する側辺部と、を含み、
前記横ビードは、前記上辺部に対して下側に離間しており、
前記縦ビードは、前記フレーム結合部と、前記フロアパネル結合部の前記上辺部及び前記側辺部と、前記リアパネルの下端縁と、で囲まれた領域内に配置されることを特徴とする車体後部構造。 - 前記横ビードは、前記リアパネルの下端縁に沿って延在することを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
- 前記縦ビードは、前記横ビードよりも車幅方向内側に位置し、かつ、前記横ビードと車幅方向で重なるオーバーラップ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体後部構造。
- 前記縦ビードは、車幅方向に互いに間隔を空けて複数設けられ、
複数の前記縦ビードのうち少なくとも一つが、前記フレーム結合部と、前記フロアパネル結合部の前記上辺部及び前記側辺部と、前記リアパネルの下端縁と、で囲まれた領域内に配置されると共に、前記横ビードよりも車幅方向内側に位置し、かつ、前記横ビードと車幅方向で重なるオーバーラップ部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車体後部構造。 - 前記オーバーラップ部は、上方から下方に向かうにつれて車幅方向内側に傾斜していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車体後部構造。
- 前記横ビードは、上下方向に互いに間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の車体後部構造。
- 前後方向に沿って延在し、車幅方向に互いに離間して配置された一対のリアフレームと、
前記一対のリアフレームの間に配置されたリアフロアパネルと、
前記各リアフレームの後端が結合されるフレーム結合部と、前記リアフロアパネルの後端が結合されるフロアパネル結合部とを有すると共に、車幅方向に沿って延在するリアパネルと、
車幅方向に沿って延在し、前記リアパネルに対して後方に離間して配置されたリアバンパビームと、
前記リアパネルと前記リアバンパビームとの間に介設されたエクステンションと、を備えた車体後部構造であって、
前記リアパネルは、前記フレーム結合部及び前記フロアパネル結合部の近傍に、上下方向に沿って延在する縦ビードと、車幅方向に沿って延在する横ビードと、を有し、
前記縦ビードは、前記横ビードよりも車幅方向内側に位置し、かつ、前記横ビードと車幅方向で重なるオーバーラップ部を有し、
前記オーバーラップ部は、上方から下方に向かうにつれて車幅方向内側に傾斜していることを特徴とする車体後部構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010260814A JP5281630B2 (ja) | 2010-11-24 | 2010-11-24 | 車体後部構造 |
CN201110346249.4A CN102476656B (zh) | 2010-11-24 | 2011-11-02 | 车身后部构造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010260814A JP5281630B2 (ja) | 2010-11-24 | 2010-11-24 | 車体後部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012111307A JP2012111307A (ja) | 2012-06-14 |
JP5281630B2 true JP5281630B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=46089453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010260814A Expired - Fee Related JP5281630B2 (ja) | 2010-11-24 | 2010-11-24 | 車体後部構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5281630B2 (ja) |
CN (1) | CN102476656B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019014373A (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-31 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
CN114132392A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 本田技研工业株式会社 | 车体结构 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6060873B2 (ja) * | 2013-11-07 | 2017-01-18 | マツダ株式会社 | 車両の後部車体構造 |
JP2015112951A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | スズキ株式会社 | 車両後部の下端構造 |
CN110282023A (zh) * | 2018-03-19 | 2019-09-27 | 宝沃汽车(中国)有限公司 | 车辆的车身后围板、保险杠安装组件及车辆 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3734520B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2006-01-11 | 日産自動車株式会社 | 自動車のリヤバンパ取付構造 |
JP3545216B2 (ja) * | 1998-07-29 | 2004-07-21 | 日産車体株式会社 | テールゲートのピラー下部車体構造 |
JP3807202B2 (ja) * | 2000-07-17 | 2006-08-09 | 日産自動車株式会社 | 自動車の後部車体構造 |
-
2010
- 2010-11-24 JP JP2010260814A patent/JP5281630B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-11-02 CN CN201110346249.4A patent/CN102476656B/zh active Active
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019014373A (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-31 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
US10471995B2 (en) | 2017-07-06 | 2019-11-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body rear part structure |
CN114132392A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 本田技研工业株式会社 | 车体结构 |
US20220073140A1 (en) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body structure |
US11834099B2 (en) * | 2020-09-04 | 2023-12-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102476656A (zh) | 2012-05-30 |
CN102476656B (zh) | 2014-10-08 |
JP2012111307A (ja) | 2012-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10486515B2 (en) | Vehicle lower section structure | |
US7104596B2 (en) | Vehicle body structure | |
JP5963060B2 (ja) | 車体後部のフロア構造 | |
CN107042843A (zh) | 汽车车身结构 | |
CN105313983B (zh) | 车辆的前部车身结构 | |
JP5477594B2 (ja) | 車両の車体前部構造 | |
JP5281630B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP2015107742A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
WO2005115821A1 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP2008137483A (ja) | 車体前部構造 | |
WO2019043770A1 (ja) | 車両後部構造 | |
JP2008195204A (ja) | 車両の車体前部構造 | |
JP2011102115A (ja) | 車両の衝撃吸収構造 | |
JP6590862B2 (ja) | サスペンションアーム支持構造 | |
CN108974125B (zh) | 悬架臂支承构造 | |
JP4876822B2 (ja) | 自動車のリヤバンパ構造 | |
JP2008230360A (ja) | 電気自動車の車体前部構造 | |
JP6027448B2 (ja) | 車体前部構造 | |
WO2020137102A1 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP5509265B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2014040209A (ja) | 車両の車体下部構造 | |
JP2007131040A (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP7332260B2 (ja) | 車両構造 | |
JP7246836B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP7544287B2 (ja) | 車体フレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |