JP3807202B2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の後部車体構造に関し、とりわけ、ワゴン車等車両後方にラゲッジルームを有する車両のリヤバンパーのコーナー周りの衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車の後部車体構造としては、特開平8−175430号公報に示すようなものが知られている。
【0003】
しかし、最近では、車両後方にラゲッジルームを有するワゴン車等の車両には、ラゲッジルームの一般面の下部にスペアタイヤを収容したり、小物等を収容するためのサブトランク等のアンダーフロアボックスを設定するようにしたものが増えている。
【0004】
また一方では、車両の製造コストを下げるためにワゴン車専用のアンダーフロアボディを設計するのではなく、アンダーフロアボディをセダン等の車両のものと共用したいという要求もある。
【0005】
これらの要求を成立させたものとして、車両後部にラゲッジルームを有し、該ラゲッジルームのフロア一般面が前後方向骨格部材であるリヤサイドメンバの上面よりも所定高さ上方に離間したものでは、図3,図4に示すような自動車の車体後部構造が知られている。
【0006】
1は車両前後方向に配設される車両骨格部材としてのリヤサイドメンバを示しており、その上面にはリヤフロアパネル2が接続されている。
【0007】
リヤフロアパネル2の上方にはラゲッジルーム3が設定されている。4はフロア一般面を構成するフロアボードを示しており、ここでは、このフロアボード(フロア一般面)4を前記リヤサイドメンバ1の上面であるリヤフロアパネル2よりも所定高さ上方に離間して、前記ラゲッジルーム3を、メインラゲッジルーム3Aと、スペアタイヤ収容部やサブトランクとして利用するアンダーフロアボックス3Bとに分割している。
【0008】
5は、車幅方向に配設されるリヤエンドクロスパネル6とリヤパネル7とから成る車両骨格部材としてのクロスメンバで、該クロスメンバ5はその上面を荷物の搭載作業性等を考慮してフロア一般面4と同じ高さにするため、クロスメンバ5を前記リヤサイドメンバ1の後方で、かつ、上方にオフセット配置して、その前部下端5aで前記リヤサイドメンバ1の後端部に接続してある。
【0009】
該クロスメンバ5の閉断面内部には、該クロスメンバ5の前部下端5aと後部上面とを繋ぐブレース8を車幅方向全体に設けて該クロスメンバ5の剛性向上を図っている。
【0010】
9,10は、接着剤やクリップ等の取付部材11を介して前記リヤクロスメンバ1の上面に設けられ、前記フロアボード4の後端部を構成するリテーナを示している。
【0011】
また、12はリヤゲート、13は前記クロスメンバ5の後部上端のフランジ部5bに設けられたシール部材を示している。
【0012】
14は車幅方向に配設されたバンパーステー15に取り付けたバンパーを示している。
【0013】
なお、16は車内の水密性確保のために接続部に施したペイントシール等のシール処理部である。
【0014】
一方、図4はリヤクロスメンバ5を、図3のようにリヤサイドメンバ1の後方の上方にオフセット配置するのでなく、フロア一般面であるフロアボード4の高さからリヤサイドメンバ1の下面より下方まで伸ばした構造である。
【0015】
この構造では、リヤクロスメンバ5の閉断面拡大による剛性低下を防ぐために、リヤサイドメンバ1の後端部対応位置にブレース17,18を設けている。
【0016】
20は、図外の車幅方向位置でバンパ14を支持するバンパーステーを示しており、21,22,23,24の各部分は、車内の水密性確保のために接続部に施したペイントシールやメタルシール等のシール処理部を示している。
【0017】
なお、25はキャンピングカー等の牽引用の牽引フックを設ける際に取り付けられる補助メンバー26取り付け用の開口部で、該補助メンバー26は、前記開口部25からリヤサイドメンバ1内部に挿通され、該リヤサイドメンバ1に接続される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
前述の図3に示す従来の構造では、リヤクロスメンバ5がリヤサイドメンバ1の後部で、かつ、上方にオフセット配置されており、単にその前部下端5aを車両前後方向骨格部材であるリヤサイドメンバ1の後部上端に局部的に接続しているのみなので、十分に剛性を確保することができず、後面衝突や、走行入力に対しての剛性確保が難しいという問題があった。
【0019】
もちろんこの対策としてリヤエンドクロスメンバ5,リヤパネル及びブレース8等の板厚を厚くするなどして剛性向上を図っているが、重量・コストの両面において不利となってしまうことは否めなかった。
【0020】
また、車両の後面衝突時等には、衝撃吸収代が少ないために、バンパー14で吸収しきれなかった衝撃が、該バンパー14を介してリヤクロスメンバ5に入力してしまうので、車両の後面衝突時における補修部分が該リヤクロスメンバ5を構成する最後部のリヤパネル7など、大型の外板パネルまで達してしまう恐れがあった。
【0021】
また、図4に示す構造では、リヤクロスメンバ5をフロア一般面であるフロアボード4の高さからリヤサイドメンバ1の下面より下方まで伸ばした閉断面拡大による剛性低下を防ぐために、ブレース17,18を設けているので、閉断面拡大による剛性低下を防止することができるものの、組付作業性やコスト及び重量の面で不利になってしまうことは否めない。
【0022】
また、図中21,22,23,24に示すように、車内の水密性確保のためのペイントシールやメタルシール等のシール処理を多用しているため、この点からも組付作業性が不利となってしまう。
【0023】
そこで、本発明は荷物積載性及び車体剛性を確保すると共に、重量及びコストの増大を避けつつ水密性,補修性を高めることのできる自動車の車体後部構造を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車両後部にラゲッジルームを有し、該ラゲッジルームのフロア一般面が前後方向骨格部材であるリヤサイドメンバの上面よりも所定高さ上方に離間した構造であって、前記ラゲッジルームのフロア一般面の後端部を構成する車幅方向骨格部材であるリヤクロスメンバを前部下端で前記リヤサイドメンバの後端部に接続し、該リヤクロスメンバを前記リヤサイドメンバの後方で、かつ、上方にオフセット配置すると共に、前記リヤサイドメンバの後端部に、該後端部と車両前後方向に隣接して、その後方に延在する衝撃吸収部材を接続し、かつ、該衝撃吸収部材とその上方に配置された前記リヤクロスメンバの後面とを接続し、前記リヤクロスメンバ後面の前記衝撃吸収部材との接続部と、リヤサイドメンバ後端部とを結ぶブレースを、前記リヤクロスメンバの閉断面内部に設けたことを特徴としている。
【0025】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の自動車の後部車体構造であって、前記衝撃吸収部材は、前端部を前記リヤサイドメンバの後端部に接続すると共に、後端部を前記リヤクロスメンバの後面に接続するステー部と、該ステー部の後端部に接続され、車両の後面衝突時にその衝撃を吸収する衝撃吸収部とから構成したことを特徴としている。
【0026】
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の自動車の後部車体構造であって、前記衝撃吸収部材を、リヤサイドメンバ後端部に締結固定したことを特徴としている。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ラゲッジルームのフロア一般面の後端部を構成する車幅方向骨格部材であるリヤクロスメンバを前部下端で前記リヤサイドメンバの後端部に接続して、該リヤクロスメンバを前記リヤサイドメンバの後方で、かつ、上方にオフセット配置すると共に、前記リヤサイドメンバの後端部に、該後端部と車両前後方向に隣接して、その後方に延在する衝撃吸収部材を接続し、かつ、該衝撃吸収部材とその上方に配置された前記リヤクロスメンバの後面とを接続してあるため、衝撃吸収部材によって、リヤサイドメンバとリヤクロスメンバーとが結合されるので、走行入力や車両の後面衝突時に対する剛性を充分に確保することができる。
【0029】
しかも、衝撃吸収部材によって、車両の後面衝突時における衝撃入力を前記リヤサイドメンバに伝えることができると共に、該衝撃吸収部材によって該衝撃入力を吸収することができるので、リヤクロスメンバを構成するリヤパネル等の大型の外板パネルへの衝撃入力の影響を軽減することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、前記リヤクロスメンバ後面の前記衝撃吸収部材との接続部と、リヤサイドメンバ後端部とを結ぶブレースを、前記リヤクロスメンバの閉断面内部に設けてあるため、前記リヤクロスメンバの剛性向上を図ることができ、走行入力や車両の後面衝突時に対する剛性をさらに確保することができる。
【0030】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記衝撃吸収部材は、前端部を前記リヤサイドメンバの後端部に接続すると共に、後端部を前記リヤクロスメンバの後面に接続するステー部と、該ステー部の後端部に接続され、車両の後面衝突時にその衝撃を吸収する衝撃吸収部とから構成してあるため、車両の後面衝突時にリヤクロスメンバ後方に位置する衝撃吸収部により、後面衝突による衝撃入力を充分に吸収すると共に、リヤクロスメンバ配設相当位置では、前記ステー部によって前記衝撃入力をリヤサイドメンバに伝達し、リヤサイドメンバで衝撃入力を受ける構造とすることができる。
【0031】
従って、車両の後面衝突時の衝撃入力を該衝撃吸収部材で効果的に吸収,伝達することにより、リヤクロスメンバを構成するリヤパネル等の大型の外板パネルへの衝撃入力による影響をさらに軽減,回避することができ、ひいては、車両の後面衝突時における補修作業を衝撃吸収部材にとどめ、補修作業性を向上し、補修コストを低減することができる。
【0032】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2の効果に加えて、前記衝撃吸収部材を、リヤサイドメンバ後端部に締結固定してあるため、該衝撃吸収部材の組付・交換作業を容易にし、組付作業性の向上はもちろんのこと、車両の後面衝突時における補修作業の作業性を格段に向上することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0035】
図1及び図2は、本発明を適用した自動車の後部車体構造を示しており、以下の本実施形態では車両後部にラゲッジルームを有するワゴンタイプの車両を例にとって説明する。
【0036】
1は車両前後方向に配設される車両骨格部材としてのリヤサイドメンバを示しており、その上面にはリヤフロアパネル2が接続されている。
【0037】
リヤフロアパネル2の上方にはラゲッジルーム3が設定されている。4はフロア一般面を構成するフロアボードを示しており、ここでは、このフロアボード(フロア一般面)4を前記リヤサイドメンバ1の上面であるリヤフロアパネル2よりも所定高さ上方に離間して、前記ラゲッジルーム3を、メインラゲッジルーム3Aと、スペアタイヤ収容部やサブトランクとして利用するアンダーフロアボックス3Bとに分割している。
【0038】
5は、車幅方向に配設されるリヤエンドクロスパネル6とリヤパネル7とをその前部下端のフランジ部6a,7aと後部上端の6b,7bとを接合して成る車両骨格部材としてのクロスメンバで、該クロスメンバ5はその上面を荷物の搭載作業性等を考慮してフロア一般面4と同じ高さにするため、クロスメンバ5を前記リヤサイドメンバ1の後方で、かつ、上方にオフセット配置して、その前部下端5aで前記リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1aに接続してある。
【0039】
27は、前記リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1aに、該後端部1aと車両前後方向に隣接して、その後方に延在する衝撃吸収部材を示している。
【0040】
前記衝撃吸収部材27は、前端部28aを前記リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1aに接続すると共に、後端部28bを前記リヤクロスメンバ5の後面に接続するステー部28と、該ステー部28の後端部28bに接続され、車両の後面衝突時にその衝撃を吸収する衝撃吸収部29とから構成されている。
【0041】
該衝撃吸収部29は、その前端部に、前記ステー部の後端部28bに接続するフランジ部29aを備え、続く後部には衝撃を吸収するように車両後方に向かって階段状に断面が縮小するように形成された段差部29cとを備えている。
【0042】
前記クロスメンバ5の閉断面内部には、該クロスメンバ5の前部下端5aと後部上面とを繋ぐブレース8をリヤサイドメンバ1の後端部及び衝撃吸収部材27に対応する部分に設けて該クロスメンバ5の剛性向上を図っている。
【0043】
また、この実施形態では、これらの上方の図外に配設されるバックピラーを支持するレインフォース30も、前記クロスメンバ5の閉断面内部で、かつ、リヤサイドメンバ1の後端部及び衝撃吸収部材27に対応する部分に設けてあるので、該クロスメンバ5の剛性がさらに向上されている。
【0044】
に対応する部分に設けて該クロスメンバ5の剛性向上を図っている。
【0045】
また、前記衝撃吸収部材27は、リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1a及びリヤクロスメンバ5の後面に接続する際、本実施形態ではボルト・ナット31,32により締結固定してある。
【0046】
しかも、このボルトナット31,32により、該衝撃吸収部材27と共に、前述のリヤクロスエンドパネル6,リヤパネル7,リヤクロスメンバ5の閉断面内部に設けられるブレース8,バックピラーレインフォース30を、リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1a及びリヤクロスメンバ5の後面に締結固定してあるので、結合部の剛性を高められると共に、該締結固定部を衝撃入力の伝達系路として確実に衝撃入力をリヤサイドメンバに伝えることができる。
【0047】
9,10は、クリップ(取付部材)11を介して前記リヤクロスメンバ1の上面に設けられ、前記フロアボード4の後端部を構成するリテーナを示している。
【0048】
また、12はアウタパネル12Aとインナパネル12Bとから成るリヤゲート、13は前記クロスメンバ5の後部上端のフランジ部5bに設けられたシール部材を示している。
【0049】
14は車幅方向に配設されたバンパーステー15に取り付けたバンパーを示している。
【0050】
なお、16は車内の水密性確保のために接続部に施したペイントシール等のシール処理部である。
【0051】
以上の実施形態の構造によれば、ラゲッジルーム3のフロアボード(フロア一般面)4の後端部を構成する車幅方向骨格部材であるリヤクロスメンバ5を前部下端5aでリヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1aに接続し、該リヤクロスメンバ5を前記リヤサイドメンバ1の後方で、かつ、上方にオフセット配置すると共に、前記リヤサイドメンバ1の後端部に、該後端部と車両前後方向に隣接して、その後方に延在する衝撃吸収部材27を接続し、かつ、該衝撃吸収部材27とその上方に配置された前記リヤクロスメンバ5の後面とを接続してあるため、衝撃吸収部材27によって、リヤサイドメンバ1とリヤクロスメンバー5とが結合されるので、走行入力や車両の後面衝突時に対する剛性を充分に確保することができる。
【0052】
しかも、衝撃吸収部材27によって、車両の後面衝突時における衝撃入力を前記リヤサイドメンバ1に伝えられることができると共に、該衝撃吸収部材27によって該衝撃入力を吸収することができるので、リヤクロスメンバ5を構成するリヤパネル6等の大型の外板パネルへの衝撃入力の影響を軽減することができる。
【0053】
特に本実施形態では、以上の効果に加えて、前記衝撃吸収部材27は、前端部28aを前記リヤサイドメンバ1の後端部のフランジ部1aに接続すると共に、後端部28bを前記リヤクロスメンバ5の後面に接続するステー部28と、該ステー部28の後端部28bに接続され、車両の後面衝突時にその衝撃を吸収する衝撃吸収部29とから構成してあるため、車両の後面衝突時にリヤクロスメンバ5の後方に位置するこの衝撃吸収部29により、後面衝突による衝撃入力を充分に吸収すると共に、リヤクロスメンバ5の配設相当位置では、前記ステー部28によって前記衝撃入力をリヤサイドメンバ1に伝達し、リヤサイドメンバ1で衝撃入力を受ける構造とすることができる。
【0054】
従って、車両の後面衝突時の衝撃入力を該衝撃吸収部材27で効果的に吸収,伝達することにより、リヤクロスメンバ5を構成するリヤパネル6等の大型の外板パネルへの衝撃入力による影響をさらに軽減,回避することができ、ひいては、車両の後面衝突時における補修作業を衝撃吸収部材27にとどめ、補修作業性を向上し補修コストを低減することができる。
【0055】
また、前記衝撃吸収部材27を、リヤサイドメンバ1の後端部にボルト・ナット31,32により締結固定してあるため、該衝撃吸収部材27の組付・交換作業を容易にし、組付作業性の向上はもちろんのこと、車両の後面衝突時における補修作業の作業性を格段に向上することができる。
【0056】
さらに、前記リヤクロスメンバ5の後面の前記衝撃吸収部材27との接続部と、リヤサイドメンバ1の後端部とを結ぶブレース8を、前記リヤクロスメンバ5の閉断面内部に設けてあるため、前記リヤクロスメンバ5の剛性向上を図ることができ、走行入力や車両の後面衝突時に対する剛性をさらに確保することができる。
【0057】
なお、以上の実施形態では、バックドアを有するワゴンタイプの車両を例にとって説明したが、本発明の自動車の後部車体構造の適用範囲はこれに限らず、例えば、セダンやクーペ及びハッチバック等、車両後方に備えたラゲッジルームのフロア一般面がリヤサイドメンバ上面よりも所定高さ上方に離間した車両であれば良い。
【0058】
特に、セダンタイプのトランクルーム(ラゲッジルーム)を開閉するトランクリッドがフロア一般面まで開口するものであれは、本実施形態とほとんど同様である。
【0059】
もちろん、トランクリッド等のリヤゲートがフロア一般面まで開口しないものでも上記構造を満たしていれば、適用可能なのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の要部を示す側方断面図
【図2】 同実施形態を示す分解斜視図
【図3】 従来の構造を示す図相当の断面図。
【図4】 異なる従来の構造を示す図相当の断面図。
【符号の説明】
1 リヤサイドメンバ
3 ラゲッジルーム
4 フロアボード(フロア一般面)
5 クロスメンバ
8 ブレース
27 衝撃吸収部材
28 ステー部
29 衝撃吸収部

Claims (3)

  1. 車両後部にラゲッジルームを有し、該ラゲッジルームのフロア一般面が前後方向骨格部材であるリヤサイドメンバの上面よりも所定高さ上方に離間した構造であって、
    前記ラゲッジルームのフロア一般面の後端部を構成する車幅方向骨格部材であるリヤクロスメンバを前部下端で前記リヤサイドメンバの後端部に接続し、該リヤクロスメンバを前記リヤサイドメンバの後方で、かつ、上方にオフセット配置すると共に、
    前記リヤサイドメンバの後端部に、該後端部と車両前後方向に隣接して、その後方に延在する衝撃吸収部材を接続し、かつ、該衝撃吸収部材とその上方に配置された前記リヤクロスメンバの後面とを接続し
    前記リヤクロスメンバ後面の前記衝撃吸収部材との接続部と、リヤサイドメンバ後端部とを結ぶブレースを、前記リヤクロスメンバの閉断面内部に設けたことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 前記衝撃吸収部材は、前端部を前記リヤサイドメンバの後端部に接続すると共に、後端部を前記リヤクロスメンバの後面に接続するステー部と、
    該ステー部の後端部に接続され、車両の後面衝突時にその衝撃を吸収する衝撃吸収部とから構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の後部車体構造。
  3. 前記衝撃吸収部材を、リヤサイドメンバ後端部に締結固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車の後部車体構造。
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