JP6001004B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートクッションのサイドフレームとシートスライドレール機構のアッパレールとが連結ブラケットにより連結される構成を備えた乗物用シートに関する。
自動車用シート等乗物用シート(以下単に「シート」と称することがある)は、一般に着座者の座部となるシートクッションと、着座者の背部を支持するシートバックとから成っている。そして、シートの乗物用フロアに対する位置を調整可能とするためにフロアとシートとの間にはシートスライドレール機構がフロア側のシート支持部材として設置される。シートスライドレール機構はフロア側に配設されるロアレールとシートクッション側に配設されるアッパレールとがスライド移動可能に嵌合して構成される。
上記のようにシートスライドレール機構を有するシートにおけるシートクッションとシートスライドレール機構との連結構成は、シートクッションの骨格を形成するサイドフレームとシートスライドレール機構のアッパレールとが連結ブラケットにより連結されて構成される。このとき、サイドフレームと連結ブラケットとの連結は、通常、アーク溶接接合により行われる。そして、アーク溶接接合を行うために、図6に示すように当該サイドフレーム118と連結ブラケット130の溶接接合は平板状に形成された部位が重ね合わされて配設されて、重ね合わされたサイドフレーム118と連結ブラケット130のそれぞれの端縁箇所X1、X2をアーク溶接して両者を接合している。すなわち、当該箇所X1、X2を連結するためには溶接を2箇所行って連結している。
ところで、サイドフレーム118と連結ブラケット130との連結構成は、サイドフレーム118と連結ブラケット130の配設位置関係が、シートの幅方向の中心軸線から見て連結ブラケット130がサイドフレーム118の外側位置に配設されて構成される場合と、逆に、連結ブラケット130がサイドフレーム118の内側位置に配設されて構成される場合がある。いずれの配設位置関係の場合においても、上述した通常の方法で2箇所溶接する場合には、そのうち一箇所はサイドフレーム118の外側位置となる。
なお、サイドフレーム118はシートクッションの幅方向の左右の両側位置に配設されており、シートクッションの骨格部材と成っている。そして、サイドフレーム118は外形骨格を形成するクッションパッドで被覆され、更にはクッションパッドがシートカバーで被覆されてシートクッションが形成される。詳細には、サイドフレーム118に対するクッションパッドの被覆はサイドフレーム118の外側位置から上方位置が被覆される。したがって、前述のサイドフレーム118の外側位置となる溶接箇所もクッションパッドで被覆されることがある。
下記特許文献1のシートにおけるアーク溶接箇所は、上述した連結ブラケットの溶接箇所とは異なるが、溶接箇所はクッションパッドで被覆される箇所である。
特開2012−30634号公報
上述したように図6で示すように、重ね合わされたサイドフレーム118と連結ブラケット130のそれぞれの端縁箇所の2箇所を溶接接合する場合における溶接方向は逆方向となっている。すなわち、サイドフレーム118の端縁の溶接箇所X1は図6で見て右方向からの溶接であり、連結ブラケット118の端縁の溶接箇所X2は図6で見て左方向からの溶接であり、逆方向となっている。
したがって、当該サイドフレーム118と連結ブラケット130との連結箇所の溶接作業を行うにあたっては、当該サイドフレーム118と連結ブラケット130との組合せ体を、反転して溶接することが必要となり、当該部品組合せ体の反転作業を必要とする。このため、流れ作業の大量製造ラインにおいては、冶具が複雑化すると共に、タクト増となる問題がある。
また、上述したように、溶接箇所がサイドフレーム118の外側位置となる場合には、このアーク溶接箇所はクッションパッドで被覆されることになる。このため溶接箇所を被覆したクッションパッドは溶接部位により切れて損傷する恐れの問題がある。
而して、本発明は、上記の問題に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、サイドフレームと連結ブラケットとの連結を複数の溶接箇所で行う場合に、一方向から行い得るようにすることにある。
更に、上記課題に加えて、溶接箇所がサイドフレームの外側位置とならないようにして、溶接部位によりクッションパッドが損傷するのを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる乗物用シートは次の手段をとる。
先ず、本発明の基本構成は、シートクッションのサイドフレームとフロア側のシート支持部材とを連結するために配設される連結ブラケットが当該サイドフレームに溶接接合により固定されて取付けられる構成を備えた乗物用シートであって、前記連結ブラケットと前記サイドフレームとは平板状に形成された部位が重ね合わされて配設されており、該重ね合わされる範囲が溶接接合対象範囲とされており、該溶接接合対象範囲における前記連結ブラケット及び前記サイドフレームのいずれか一方の部材の端縁第一の溶接接合箇所とされていると共に、該第一の溶接接合箇所以外の箇所で該一方の部材の板厚を貫通する接合用孔が設けられており該接合用孔の端縁第二の溶接接合箇所とされており、前記第一の溶接接合箇所及び第二の溶接接合箇所とも同方向から溶接接合部とされていることを特徴とする。なお、本発明における溶接はアーク溶接であるのが好ましい。
上述した本発明によれば、第一の溶接接合箇所及び第二の溶接接合箇所とも同方向から溶接することが可能となる。例えば、前記一方の部材をサイドフレームとした場合には、平板状に形成された部位が重ね合わされて配設された溶接接合対象範囲におけるサイドフレームの箇所に接合用孔が穿けられて、該接合用孔の端縁で第二の溶接接合が行われると共に、サイドフレームの端縁で第一の溶接接合が行われる。その結果、この場合には、第一の溶接接合及び第二の溶接接合共、サイドフレーム方向から溶接作業を行うことができる。また、前記一方の部材を連結ブラケットとした場合には、同様の溶接接合対象範囲における連結ブラケットの箇所に接合用孔が穿けられて、該接合用孔の端縁で第二の溶接接合が行われると共に、連結ブラケットの端縁で第一の溶接接合が行われる。その結果、この場合には、第一の溶接接合及び第二の溶接接合共、連結ブラケット方向から溶接作業を行うことができる。この様に一方の部材がサイドフレームの場合でも、連結フレームの場合でも、異なる箇所の二つの溶接接合箇所の溶接方向は同じ方向とすることができる。
上記のように、本発明によれば異なる溶接箇所の溶接接合を同じ方向から行うことができることから、その溶接を容易に行うことができる。すなわち、溶接箇所がサイドフレームの外側と内側の反対側となっている場合には、その溶接作業はシート組立時に反転させて行わなければならず、作業効率が悪い。
なお、上記本発明は、次のような形態をとるのが好ましい。
先ず、前記一方の部材はサイドフレームであり、前記接合用孔は長孔に形成されているのが好ましい。一般的にサイドフレームは剛性が高く形成されているので、接合用孔を穿けても剛性への影響が少ない。また、接合用孔を長孔とすることにより溶接接合を強固なものとすることができる。
更に、上記に加えて、前記連結ブラケットはシートクッションの幅方向で見て前記サイドフレームの外側に配設されているのが好ましい。この場合には、サイドフレームは内側に配設される関係となる。そして、前記により接合用孔は内側に配設されるサイドフレームに穿けられる。これにより溶接箇所をサイドフレームの内側位置とすることができる。このサイドフレームの内側位置はクッションパッドが被覆されないので、溶接部位によりクッションパッドが損傷されることがない。すなわち、クッションパッドが被覆されるサイドフレームの外側位置には溶接箇所は存在しなく、クッションパッドが損傷することがない。
次に、前記連結ブラケットは板状部材で形成されており、車両前後方向の両側が断面ハット型の補強リブとされているのが好ましい。これにより、連結ブラケット全体の剛性を強固なものとすることができる。
本発明は上述した手段とすることにより、サイドフレームと連結ブラケットとの連結を複数の溶接箇所で行う場合でも、同じ方向から行うことが可能となり、その溶接作業が容易となる。
更に、溶接方向をサイドフレームの内側方向からとする場合には、溶接部位によりクッションパッドが損傷するのを防止することができる。
本発明の実施形態の自動車用シートの骨格を示す斜視図である。 図1におけるシートクッションのサイドフレームと連結ブラケットとの連結箇所を拡大して示す図である。 連結ブラケットのサイドフレームとの連結状態及びシートスライドレール機構との連結関係を模式的に示す図である 図3のIV―IV線断面図である。 図3のV―V線断面図である。 図4に対比して示す従来例の断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。この実施形態では、乗物用シートの代表例として自動車用シートを例にして説明する。なお、以後の説明における方向の表示は、着座者がシートに着座した場合における着座者から見た場合の方向を示している。そして、各図には矢印でその方向を示している。また、符号の後尾に付するR又はLは、左右両側に存在する部品を区別して指称する場合に用いているものであり、Rは右側位置の部品を指し、Lは左側位置の部品を指している。
図1は自動車用シート10のフレーム骨格を示している。自動車用シート10は着座者の座部となるシートクッション12と、着座者の背部を支持するシートバック14とから構成される。シートクッション12及びシートバック14のそれぞれの骨格はそれぞれクッションフレーム12F及びバックフレーム14Fにより形成される。バックフレーム14Fは左右両側にサイドフレーム16L、16Rを有し、全体として枠状に形成される。クッションフレーム12Fも左右両側にサイドフレーム18L、18Rを有し、全体として枠状に形成される。シートクッション12とシートバック14とはそれぞれのクッションフレーム12F及びバックフレーム14Fを軸回動連結するリクライニング機構20を介して連結されており、リクライニング機構20によりシートバック14は前後方向に傾動可能とされている。
シートクッション12の左右両側のサイドフレーム18L、18Rの下方位置のフロア(床)22面上には、それぞれシートスライドレール機構24が配設されている。本実施形態では、シートスライドレール機構24はサイドフレーム18の真下ではなく、僅かにオフセットした位置に配設されている。右側のシートスライドレール機構24Rは、シートクッション12の幅方向(左右方向)で見て、右側のサイドフレーム18Rより右方向(シートの外側方向)に僅かにオフセットして配置されている。左側のシートスライドレール機構24Lは、左側のサイドフレーム18Lより右方向(シートの内側方向)に僅かにオフセットして配置されている。
シートスライドレール機構24は、アッパレール25とロアレール26とから構成されている。ロアレール26はフロア22側に固定的に取付けられている。アッパレール25は、横断面で見て、上面25Uと左右側面25S,25Sとを有するハット型断面形状で形成されており、ロアレール26にスライド移動可能に嵌合して配置されている。
シートクッション12のサイドフレーム18とシートスライド機構24とは前後の連結ブラケット28,30を介して連結されている。これによりシート10全体はシートスライドレール機構24により前後方向にスライド移動可能とされており、フロア22に対するシート10の前後方向の配置位置の調整を可能としている。なお、本実施形態ではシートスライドレール機構24(アッパレール25)が本発明で言うシート支持部材となっている。
前後の連結ブラケット28,30のサイドフレーム18との配置関係は、右側のサイドフレーム18Rに対して配設される前後の連結ブラケット28R,30Rは共に、シートの幅方向(左右方向)の中心軸線から見て、サイドフレーム18Rの外側位置に配設されている。左側のサイドフレーム18Lに対して配設される前後の連結ブラケット28L,30Lは、前配置の連結ブラケット30Lはシートの幅方向(左右方向)の中心軸線から見て、サイドフレーム18Lの内側位置に配設されているが、後配置の連結ブラケット28Lはシートの幅方向(左右方向)の中心軸線から見て、サイドフレーム18Lの外側位置に配設されている。この場合、いずれの配設形態における連結ブラケット28L,28R,30L,30Rとも、シートスライドレール機構24L、24Rとの連結は、アッパレール25の上面25Uと面接合配置されて、ボルト等の締着手段32により締着固定されている。
本発明が対象とする連結ブラケットとサイドフレーム18との溶接接合による連結構成は、本実施形態では前配置の左右の連結ブラケット30L,30Rに適用されている。図2は右側のサイドフレーム18Rにおける前配置の連結ブラケット30Rをシートの内方側から見た拡大側面図である。当該箇所の連結構成は、シートクッション12の幅方向(左右方向)の中心軸線から見て、連結ブラケット30Rはサイドフレーム18Rの外側位置に配設された配設関係となっている。
本発明が対象とする連結ブラケット30Rを、説明の都合上、模式的に示す図3及び図4をも用いて説明する。図3はシートの外側から見た側面図であり、図4は図3のIV―IV線断面図である。連結ブラケット30Rは板状部材で形成されており、図3で見て上下方向に長尺状に形成されている。そして、サイドフレーム18Rとシートスライドレール機構24のアッパレール25R間に跨って配設されている。上下方向に長尺状に形成された連結ブラケット30Rの本体部の両側は、断面ハット型(コ字形断面)形状の補強リブ34とされている。この補強リブ34により連結ブラケット30R全体の剛性向上を図っている。
図3及び図5に模式的に示されるように、連結ブラケット30Rの下端部とシートスライドレール機構24Rとの連結は、前述もしたようにシートスライドレール機構24Rのアッパレール25Rの上面25Uと締着手段32により締着固定される。アッパレール25Rは図5に示すように上面25Uと両側面25S,25Sを有するハット型断面形状に形成されている。連結ブラケット30Rの下端部はこのアッパレール25Rのハット型断面の上面25Uと面接触配設されて、ボルトナット等の締着手段32により締着固定される。
連結ブラケット30Rの上端部とサイドフレーム18Rとの連結は、2箇所の溶接接合により連結される。図4に示されるように、サイドフレーム18Rの下端部は平板状に形成された部位が垂下した状態として配設されている。一方、板状部材で形成される連結ブラケット30Rの上端部も平板状に形成されており、サイドフレーム18Rの下端部の平板状の部位と面接触状態として、重ね合わされた状態として配設されている。このサイドフレーム18Rと連結ブラケット30Rの両平板状の部位の重ね合わされた箇所の範囲が、両者18R,30Rの溶接接合対象範囲となる。そして、この溶接接合対象範囲における2箇所が溶接接合箇所W1,W2とされる。なお、両者18R,30Rが重ね合わされた溶接接合対象範囲における略中央部位置には嵌合孔36が設けられている。この嵌合孔36には左右のサイドフレーム18L,18R間に架設される軸38が嵌合されており、クッションフレーム12Fの構成部材としている。
両者18R,30Rが重ね合わされて配設される溶接接合対象範囲における第一の溶接接合箇所W1は、図3及び図4に示されるように、図で見てサイドフレーム18Rの下端縁とされている。サイドフレーム18Rの下端縁を当該下端縁が位置する連結ブラケット30Rの平板状部位にアーク溶接することにより接合される。アーク溶接される溶接長さは接合強度の観点から必要充分な長さに設定される。
第二の溶接接合箇所W2は、溶接接合対象範囲における上記第一の溶接接合箇所W1とは離間した位置に設定される。本実施形態の場合は、図で見て連結ブラケット30Rの上方位置とされている。この位置は中央部の嵌合孔36を挟んだ対称位置とされている。当該位置において、サイドフレーム18Rには板厚を貫通する接合用孔40が穿設されている。接合用孔40は図3で見て左右方向(前後方向)に長孔に形成されている。長孔の長さは溶接の接合強度の観点から必要充分な長さに設定される。接合用孔40における溶接は、当該接合用孔40の上端縁を当該上端縁が位置する連結ブラケット30Rの平板状部位にアーク溶接することにより接合される。
上述した第一の溶接接合箇所W1と第二の溶接接合箇所W2のアーク溶接は、共にサイドフレーム28Rのシート内方側の位置となっており、溶接作業方向は共に同じ方向のシート内方側からの溶接となっている。このように異なる位置の2箇所の溶接箇所W1,W2の溶接作業方向が同じ方向となっていることにより、その溶接作業が容易となる。すなわち、溶接箇所がサイドフレーム18Rの外側と内側の反対側となっている場合には、その溶接作業はシート組立時に反転させて行わなければならず、作業効率が悪い。
また、上述した本実施形態における第一の溶接接合箇所W1と第二の溶接接合箇所W2の溶接部位は、内側に位置して重ね合わされて配設されるサイドフレーム18R側にある。すなわち、溶接部位W1,W2はサイドフレーム18Rの内方側位置となる。このサイドフレーム18Rの内方側位置はクッションパッドが被覆されないので、溶接部位によりクッションパッドが損傷されることがない。すなわち、クッションパッドが被覆されるサイドフレーム18Rの外側位置には溶接箇所は存在しなく、クッションパッドが損傷することがない。
なお、シートクッション12の左側のサイドフレーム18Lに対して配設される前配置の連結ブラケット30Lとの連結構成は、詳細図示は省略されているが、連結ブラケット30Lはサイドフレーム18Lの内側位置となっている。そして、この連結構成においても、サイドフレームに接合用孔が穿設されて、上述した場合と同様に同じ方向から溶接作業される2箇所のアーク溶接により接合固定される。したがって、その溶接作業は上述の場合と同様に容易に行うことができる。しかし、この場合の配置構成は連結ブラケット30Lと重なり合うサイドフレーム18Lはシートの外側位置となっているので、2箇所の溶接部位は共にシートの外側位置となっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態のほか各種の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態ではフロア22側の支持部材がシートスライドレール機構24の場合について説明したが、シートスライドレール機構24が配設されない場合には、直接連結ブラケット28,30をフロア22に取り付ける構成であっても良い。
また、上記実施形態では、接合用孔40はシートクッション12のサイドフレーム18に穿設する構成の場合であったが、連結ブラケット30の剛性上の問題がなければ、連結ブラケット30に穿設して溶接する構成としても良い。
また、上記実施形態では、溶接はアーク溶接の場合であったが、その他の溶接であっても良い。
10 自動車用シート(乗物用シート)
12 シートクッション
14 シートバック
16(16L、16R) シートバックのサイドフレーム
18(18L、18R) シートクッションのサイドフレーム
20 リクライニング機構
22 フロア(床)
24(24L、24R) シートスライドレール機構
25(25L、25R) アッパレール
25U 上面
25S 側面
26(26L、26R) ロアレール
28(28L、28R) 後配置の連結ブラケット
30(30L、30R) 前配置の連結ブラケット
32 締着手段
34 補強リブ
36 嵌合孔
38 軸
40 接合用孔
W1 第一の溶接接合箇所
W2 第二の溶接接合箇所

Claims (4)

  1. シートクッションのサイドフレームとフロア側のシート支持部材とを連結するために配設される連結ブラケットが当該サイドフレームに溶接接合により固定されて取付けられる構成を備えた乗物用シートであって、
    前記連結ブラケットと前記サイドフレームとは重ね合わされて配設されており、該重ね合わされる範囲が溶接接合対象範囲とされており、該溶接接合対象範囲における前記連結ブラケット及び前記サイドフレームのいずれか一方の部材の端縁第一の溶接接合箇所とされていると共に、該第一の溶接接合箇所以外の箇所で該一方の部材の板厚を貫通する接合用孔が設けられており該接合用孔の端縁第二の溶接接合箇所とされており、前記第一の溶接接合箇所及び第二の溶接接合箇所とも同方向からの溶接接合部とされていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記一方の部材はサイドフレームであり、前記接合用孔は長孔に形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記連結ブラケットはシートクッションの幅方向で見て前記サイドフレームの外側に配設されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記連結ブラケットは板状部材で形成されており、車両前後方向の両側が断面ハット型の補強リブとされていることを特徴とする乗物用シート。
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