JP6108876B2 - 枝管付チューブ、緩衝器及びこれらの製造方法 - Google Patents

枝管付チューブ、緩衝器及びこれらの製造方法 Download PDF

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Description

ピストンロッドのストロークに対して、シリンダ内の作動流体の流れを制御することにより減衰力を発生させる緩衝器、及び、緩衝器に用いることができる枝管付チューブ、及び、これらの製造方法に関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、自動車等の車両のサスペンション装置に装着される筒型の緩衝器において、シリンダと、その周囲を覆う外筒との間に円筒状部材(セパレータチューブ)を配置して三重筒構造とし、シリンダと円筒状部材との間に環状の通路を形成し、さらに、円筒状部材の側壁を径方向外側に円筒状に突出させて環状の通路に連通する枝管を一体に形成して、円筒状部材を枝管付チューブとしたものがある。
特開平11−159563号公報
上記特許文献1に記載されているように、円筒状部材の側壁に枝管を一体に形成して作動流体の通路とする緩衝器では、円筒状部材及び枝管は、高圧となる作動流体に対して充分な耐圧性を確保する必要がある。また、円筒状部材は、ピストンロッドの伸縮の行程変化に伴う圧力変動によって繰返し荷重を受けるため、充分な疲労強度が求められる。そして、このような強度的な要求を満たしつつ、軽量化のために板厚を薄くすることが望まれている。
本発明は、緩衝器に使用することができる枝管付チューブの耐圧性及び疲労強度を高めて、その薄肉化を可能にすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブの製造方法であって、
前記チューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記チューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記チューブの円筒状の側壁の円周方向または軸方向の何れか一方の前記枝管の基部付近を内周面または外周面から押圧して、前記枝管の基部に押圧加工部を形成することにより塑性歪を生じさせ、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向または軸方向の何れか他方の前記枝管の基部の前記押圧加工部が形成されていない部位の残留応力を圧縮方向に変化させる残留応力変更工程と、を含むことを特徴とする。
また、円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、該セパレータチューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付セパレータチューブを用いた緩衝器の製造方法であって、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を内側から押圧する押圧工程と、を含み、前記セパレータチューブの円筒状の側壁の軸方向における前記枝管の基部の残留応力を圧縮方向に変化させることを特徴とする。
さらに、円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブ、および、これを用いた緩衝器であって、
前記枝管は、前記チューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記チューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成され、前記チューブの円筒状の側壁の軸方向における前記枝管の基部の残留応力が圧縮側に変化されていることを特徴とする。
本発明によれば、枝管付チューブおよびこれを用いた緩衝器の耐圧性及び疲労強度を高めることができ、その薄肉化が可能になる。
本発明の一実施形態に係る緩衝器の縦断面図である。 図1の緩衝器のバッフルプレートが取付けられたセパレータチューブの枝管部分を拡大して示す縦断面図である。 図2に示すバッフルプレートが取付けられたセパレータチューブの枝管部分の正面図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管部分を拡大して示す縦断面図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管部分を拡大して示す正面図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管部分の横断面図である。 図2に示すセパレータチューブの縦断面における枝管部分を内面視した図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管部分を形成するバーリング型において、パレータチューブをセットした状態を示す縦断面図である。 図8に示すバーリング型において、パレータチューブの枝管をバーリング加工した状態を示す縦断面図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管を形成するバーリングポンチを一部破断して示す側面図である。 図10に示すバーリングポンチの正面図である。 図10に示すバーリングポンチの背面図である。 図2に示すセパレータチューブの枝管を形成するバーリングダイの縦断面図である。 図14に示すバーリングダイの下面図である。 図2に示すセパレータチューブのバーリング及び押圧加工後の枝管部分の側面の写真である。 図2に示すセパレータチューブのバーリング及び押圧加工後の枝管部分の縦断面の破断面の写真である。 図2に示すセパレータチューブのバーリング及び押圧加工後の枝管部分の横断面の破断面の写真である。 図2に示すセパレータチューブのバーリング及び押圧加工後の枝管部分を斜視した写真である。 バーリング加工のみを行なって押圧加工を行なわない場合のセパレータチューブの枝管部分の側面の写真である。 図1に示す緩衝器において、枝管に挿入される連結管の変形例を示す枝管部分の縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係るセパレータチューブの枝管部分を破断して示す斜視図である。 図21に示すセパレータチューブの枝管部分を破断して示す内面側の斜視図である。 図21に示すセパレータチューブの押圧加工前の枝管部分を破断して示す内面側の斜視図である。 図21に示すセパレータチューブの枝管の基部を押圧加工するためのダイの縦断面図である。 図24に示すダイの下面図である。 図21に示すセパレータチューブの枝管の基部を押圧加工する工程を示すセパレータチューブ及びポンチの縦断面図である。 セパレータチューブの枝管の基部の疲労破壊の起点を示す縦断面の破断面の写真である。
以下に説明する本発明の実施形態は、上述の発明が解決しようとする課題の欄や発明の効果の欄に記載した内容に止まることなく、その他にも様々な課題を解決し、効果を奏し得るものである。以下の実施形態が解決し得る主な課題を上述の欄に記載した内容をも含めて次に列挙する。
〔減衰力の増大〕
昨今、緩衝器には更なる減衰力の増大が求められている。これは、ロールやピッチングなど車体が一方側に傾くような挙動を呈したとき、緩衝器の減衰力を大きくすることにより車体の挙動を抑制し、安定した走行を実現することができるためである。しかし、減衰力を増大させると、シリンダ内圧が高くなり、リザーバとシリンダ内との差圧が大きくなるため、円筒状部材と枝管との繋ぎ目に応力が集中し、耐圧性が下がるという課題がある。
〔特性改善〕
先に示した特許文献1に記載されているように、リザーバ内には油液およびガスが封入されており、減衰力発生機構からリザーバに流入する油液の噴流によってリザーバ内の油液の液面付近に渦や気泡が発生し、エアレーションが発生するという課題がある。エアレーションが発生すると安定した減衰力を得ることができないため、その課題を解決し、減衰特性を改善することが求められている。そこで、減衰力発生機構からリザーバに流入する流入口付近に、バッフルプレートを配置し、噴流の発生を抑制することが考えられるが、バッフルプレートの固定は、組立性向上及びコンタミの発生防止のため、溶接を用いないことが望まれている。そこで、枝管を利用して、バッフルプレートを拘束することを考えたが、そのためには枝管の軸長をさらに延長する必要がある。
〔軽量化〕
自動車に取付けられる部品は、燃費性能向上等のため、少しでも軽量化することが求められる。特に、前述のシリンダ、円筒状部材としてのセパレータチューブ及びこれらの外周を覆う外筒を有する三重筒構造の緩衝器では、単筒式及び複筒式の緩衝器に比して重量が重くなるため、軽量化の要求が大きい。ここで、外筒は、ストラットとして用いる場合、ピストンロッドに作用する横力を支持するため、薄肉化には限界がある。一方、横力が直接作用しないセパレータチューブは、ある程度薄肉化が可能であるが、高圧となる作動流体に対して充分な耐圧性を確保する必要がある。更に、セパレータチューブは、ピストンロッドの伸縮の行程変化に伴う圧力変動によって繰返し荷重を受けるため、充分な疲労強度を確保する必要がある。また、肉厚が薄い部材に枝管を形成すると、枝管部分の肉厚はさらに薄くなり、耐圧性及び疲労強度を確保することが困難になる。セパレータチューブの肉厚を薄くしつつ、充分な耐圧性及び疲労強度を確保した枝管を形成するというトレードオフの関係にある問題を解決することは大きな課題となっている。
以下、本発明に係る各実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る緩衝器1は、筒型の減衰力調整式油圧緩衝器であって、シリンダ2の外側に外筒3を設けた複筒構造で、シリンダ2と外筒3との間に環状のリザーバ4が形成されている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に嵌装され、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端がナット7によって連結されており、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ上室2Aを通り、シリンダ2及び外筒3の上端部に装着されたロッドガイド8およびオイルシール9に挿通されて、シリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを区画するベースバルブ10が設けられている。
ピストン5には、シリンダ上下室2A、2B間を連通させる通路11、12が設けられている。そして、通路12には、シリンダ下室2B側からシリンダ上室2A側への流体の流通のみを許容する逆止弁13が設けられ、また、通路11には、シリンダ上室2A側の流体の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをシリンダ下室2B側へリリーフするディスクバルブ14が設けられている。
ベースバルブ10には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを連通させる通路15、16が設けられている。そして、通路15には、リザーバ4側からシリンダ下室2B側への流体の流通のみを許容する逆止弁17が設けられ、また、通路16には、シリンダ下室2B側の流体の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをリザーバ4側へリリーフするディスクバルブ18が設けられている。シリンダ2内には、作動流体として油液が封入され、リザーバ4内には油液及びガスが封入されている。
シリンダ2には、上下両端部にシール部材19を介して枝管付チューブであるセパレータチューブ20が外嵌されており、シリンダ2の側壁とその外周に設けられたセパレータチューブ20の円筒状の側壁との間に環状通路21が形成されている。環状通路21は、シリンダ2の上端部付近の側壁に設けられた通路22によってシリンダ上室2Aに連通されている。セパレータチューブ20の側壁の下部には、環状通路21に連通する通路である接続口23を有する小径の略円筒状の枝管45が突出している。また、外筒3の側壁には、枝管45と略同心に大径の流入口24が開口され、外筒3の側壁の流入口24に減衰力発生機構25が取付けられている。
減衰力発生機構25は、外筒の流入口24に取付けられた円筒状のケース26内に、パイロット型(背圧型)のメインバルブ27及びメインバルブ27の開弁圧力を制御するソレノイド駆動の圧力制御弁であるパイロットバルブ28が設けられ、更に、パイロットバルブ28の下流側に、フェイル時に作動するフェイルバルブ29が設けられている。そして、枝管45の接続口23に入口通路を形成する連結管30が液密的に挿入され、接続口23から連結管30に油液を導入し、メインバルブ27、パイロットバルブ28及びフェイルバルブ29を通してケース26で囲まれた室26Aへ流通させる。室26A内の油液は、ケース26の端部の通路31及び外筒3の流入口24を通してリザーバ4へ流入する。
このとき、メインバルブ27の開弁前には、パイロットバルブ28によって油液の流れを制御して減衰力を発生し、メインバルブ27の開弁時には、主にメインバルブ27によって減衰力を発生する。また、パイロットバルブ28の上流側の油液の一部をメインバルブ27の背部の背圧室32に導入し、その内圧をメインバルブ27の閉弁方向に作用させる。リード線41を介してソレノイド40に通電する電流によってパイロットバルブ28の制御圧力を調整することにより、減衰力を調整することができ、その結果、背圧室の内圧が変化してメインバルブ27の開弁圧力及び開度を調整することができる。また、フェイルバルブ29は、信号待ちで車を停止しているときや、万一ソレノイド40への通電が遮断されたとき閉弁し、常時開となったパイロットバルブ28の代りに油液の流れを制限することにより、減衰力の過度の低下を防止して適度な減衰力を維持するようになっている。
リザーバ4内には、セパレータチューブ20の外周面の外筒3の流入口24に対向する部位に、隔壁部材としてバッフルプレート33が取付けられている。図2及び図3に示すように、バッフルプレート33は、図面上において(以下、同じ)、上部が半円形で、その半円の直径部分から下方に延びる下部が長方形の板状部材で、セパレータチューブ20の外周面に沿って湾曲している。バッフルプレート33には、セパレータチューブ20の枝管45を挿入する拘束部としての開口部36が設けられている。バッフルプレート33は、開口部36に挿入したセパレータチューブ20の枝管45にツースドワッシャ44をはめ込むことにより固定されてセパレータチューブ20に取付けられている。ツースドワッシャ44は、環状のバネ部材の内周部に、放射状に延びる複数の爪部44Aを一体に形成したものであり、放射状の爪部44Aが撓むことにより枝管45を圧入することができ、一旦圧入された後は、楔効果によって抜け難くなるようになっている。バッフルプレート33には、その上部及び側部の周縁部に沿って略U字形に配置された弾性シール部材であるゴム製の隔壁部材43が焼付けにより固着されている。隔壁部材43は、断面形状が略三角形で、三角形の底辺がバッフルプレート33の本体に固着され、頂部が外筒3の内周面に押圧されて、バッフルプレート33と外筒3との間のシール性を高めると共に、騒音の発生を抑制している。
次に、図4乃至6を参照して、セパレータチューブ20の枝管45が形成された部分の形状について詳細に説明する。
図4に示すように、セパレータチューブ20の構成するチューブの円筒状の側壁は、環状通路21に連通する接続口23となる円形の開口の周囲が径方向外側に突出されて略円筒状の枝管45が一体に形成されている。枝管45は、外周部が先細りのテーパ面45Aとなっている。テーパ面45Aのテーパ角θ1は、16°前後となっている。なお、枝管45を絞り加工等の塑性変形によって形成した場合、このテーパ面45Aは、軸方向断面の外径部分は、厳密には若干の凹曲面となっている。
枝管45のテーパ面45Aとセパレータチューブ20の側壁との結合部46の外周部は、半径R1の丸みが付けられて滑らかに湾曲している。
結合部46の外周部の丸みの半径R1は、セパレータチューブ20の直径が40〜45mm程度で、接続口23の内径Dが12mm程度のとき、1.5mm程度にするとよい。また、結合部46の内周部も丸みが付けられて滑らかに湾曲し、その板厚T1がセパレータチューブ20の側壁の板厚T0と略等しくなっている。
本発明において、この枝管45の軸方向において、内周及び外周が湾曲している部分を湾曲部51と定義する。また、この枝管45の軸方向において、湾曲部51から先端までを筒部52と定義する。
枝管45の先端の外周部は、テーパが付けられていない、すなわち、軸方向に沿って内外径が一定の円筒部45Bとなっている。よって、筒部52は、基端側の外周部がテーパ面45Aとなっている部分の外径が小さくなる割合より、先端側の円筒部45Bにおける外径が小さくなる割合(円筒部45Bにおいては0となる。)は小さくなっている。なお、この円筒部45Bに基端側より外径が小さくなる割合の小さなテーパをつけてもよい。
接続口23を形成する枝管45の内周面は、テーパが付けられていない、すなわち、軸方向に沿って内径が一定の円筒面45Cとなっており、この円筒面の軸方向長さは3.5〜4mm程度となっている。枝管45の先端の内周縁部には、テーパ角θ2でテーパ状に面取された面取り部47が形成されている。枝管45の先端面48は、平坦面となっている。また、セパレータチューブ20の側壁と円筒面45Cとでなす角θ3は、バッフルプレート33の開口部36を枝管45に挿入する際の組付け性の向上、さらには抜け防止のため、90°としている。
また、図5乃至図7に示すように、セパレータチューブ20の枝管45が突出する円筒状の側壁の円周方向における枝管45の基部(結合部46)の両側部には、径方向に外側に膨出する凸部60が形成されている。セパレータチューブ2の内面視である図7においては、凸部60は凹所として示されている。凸部60は、図5に示すように、その幅が枝管45の基部では枝管45の直径と同程度で枝管45から離れるにしたがって曲率半径が小さくなる湾曲した輪郭形状を有している。凸部60を形成することにより、枝管45の基部とセパレータチューブ20の側壁(凸部60)との境界は、側面視において枝管45の全周にわたって略一定の略直線状になっている(図15参照)。なお、凸部60を設けない場合、枝管45の基部とセパレータチューブ20の側壁との境界は、側面視において湾曲状となる(図19参照)。
枝管45は、セパレータチューブ20の円筒状の側壁をバーリング加工することによって形成する。枝管45をバーリング加工によって形成すると、セパレータチューブ20の円筒状の側壁の内面の軸方向における枝管45の基部の両側(図16のA部参照)に引張の残留応力が生じる。セパレータチューブ20の円筒状の側壁の円周方向において枝管45の基部の両側を内側から押圧して径方向外側に膨出させて凸部60を形成することにより、塑性流動によって圧縮応力が生じて、バーリング加工により生じた引張の残留応力が低減、解消され、あるいは、圧縮の残留応力に転換されている。なお、凸部60は側壁から膨出させる構成であることが望ましいが、目に見えて膨出していなくても、塑性流動よって圧縮応力が生じて、バーリング加工により生じた引張の残留応力が低減され、あるいは、圧縮の残留応力に転換されていればよい。また、凸部60が生じていなくても、セパレータチューブ20の内周面を凹ませた凹部を形成すればよい。
次に、セパレータチューブ20の円筒面に、枝管45及び凸部60を一体に形成する工程について説明する。
枝管45及び凸部60は、図8及び図9に示すバーリング型61により、図10乃至12に示すバーリングポンチ62及び図13及び図14に示すバーリングダイ63を用いて、セパレータチューブ20をバーリング加工することによって形成することができる。
バーリング型61は、上型であるバーリングダイ63と、下型64と、バーリングダイ63と下型64とを開閉可能に案内するガイドポスト65と、バーリングポンチ62と、バーリングポンチ62が取付けられてバーリングポンチ62を駆動するマンドレル66と、バーリングダイ63(上型)及び下型64にセットされたセパレータチューブ20を位置決めする位置決めピン67とを備えている。
図10乃至図12に示すように、バーリングポンチ62は、先端部に丸みが付けられた略円柱状の枝管形成部68と、枝管形成部68の基端部に一体に形成されて直径方向に膨径されたエンボス形成部69とを備え、側面視(図10参照)において略凸形状となっている。エンボス形成部69は、平面視(図11参照)において、略角丸ひし形で、短い対角線が枝管形成部68の直径よりもやや長くなっている。また、エンボス形成部69は、その基端側から枝管形成部54に向って徐々に縮径されて枝管形成部68の基部に滑らかに連続している。
図13及び図14に示すように、バーリングダイ63は、セパレータチューブ20の円筒状の側壁を受入れる断面形状が略半円形の凹部70を有している。略半円形の凹部70は、頂部が外周側に延出されると共に平坦に形成されて、バーリングポンチ62のエンボス形成部69に対向して、凸部60を形成するための平坦部71が設けられている。平坦部71の中央部に、バーリングポンチ62の枝管形成部68が挿入されるダイ穴72が形成されている。
下型64には、セパレータチューブ20の円筒状の側壁を受入れる断面形状が半円形の凹部75が形成されている。そして、バーリングダイ63(上型)の凹部70と下型64の凹部75によってセパレータチューブ20の円筒状の側壁を保持する。マンドレル66は、バーリングダイ52及び下型64の凹部70、75によって形成された断面形状が略円形の空間内に配置され、バーリングポンチ62を所定の加工力で駆動してダイ穴72に挿入する。
次に、バーリング型61によってセパレータチューブ20に枝管45を形成する行程について説明する。
セパレータチューブ20の円筒状の側壁に、セパレータチューブ20の軸方向が大径、周方向が小径となる適当な寸法の楕円の下穴73を切削あるいはパンチ等により形成する(穴あけ工程)。図8に示すように、セパレータチューブ20をバーリングダイ63の凹部70にセットし、上型であるバーリングダイ63と下型64とを型締めしてセパレータチューブ20を固定する。このとき、ダイ穴72を通して凹部70内に突出させた位置決めピン67の先端部を下穴73に挿入、嵌合することにより、セパレータチューブ20を位置決めする。固定されたセパレータチューブ20内で、マンドレル66に装着されたバーリングポンチ62を下穴73及びダイ穴72に対向させる。
図9に示すように、マンドレル66を移動させてバーリングポンチ62の先端部でセパレータチューブ20の円筒状の側壁を内側から押圧し、下穴73を押し広げながら、ダイ穴72に押込んでダイ穴63とバーリングポンチ62の枝管形成部68との間で枝管45を形成する(バーリング加工工程)。このとき、バーリングポンチ62及びダイ穴63の形状、加圧のタイミングを適宜設定することにより、テーパ面45A、円筒部45B、円筒面45Cを所望の形状に形成する。セパレータチューブ20の肉厚を有効に利用して枝管45を形成するため、シリンダ2内の液圧によって生じる応力を最も受ける結合部46の肉厚は十分確保するよう、結合部46の内周及び外周は湾曲する湾曲部51とし、セパレータチューブ20の肉厚T0と略等しい肉厚T1とする。結合部46からは連続して内周側は円筒状の円筒面45C、外周側はテーパ面45Aを形成する。テーパ面45Aの部分は、結合部46の肉厚よりも小さくなっている。
そして、枝管45は、先端側に向うにつれ、さらに肉厚を減少させていく。つまり、枝管45は、外径が基端側である結合部46から先端側に向う方向に小さくなり、内径は基端側から先端側に向けて同径となるようにしている。そして、減衰力発生機構25の入口通路を形成する連結管30が接続口23に挿入されると、連結管30の外周に設けられた環状シールであるシール部材50が筒部52の内周と接触して、これらの間をシールすることにより、シリンダ2側から先端側に向けて圧力勾配が生じる。これにより、筒部52のシール部の枝管45の先端側には高い液圧が作用せず、液圧によって生じる応力が低減されるので、筒部52の肉厚は薄くてもよい。要は、結合部46の肉厚は、液圧によって生じる応力に耐える厚みが必要であり、筒部52のシール部材50の外側は、連結管30を保持するための厚みがあればよい。
セパレータチューブ20の円筒状の側壁をダイ穴72に押込んで枝管45を形成する際、セパレータチューブ20の円筒状の側壁の内面の軸方向における枝管45の基部の両側部(図16のA部)には、引張の残留応力が生じる。そして、バーリング工程中、すなわち、バーリングポンチ62の枝管形成部68がセパレータチューブ20の円筒状の側壁をダイ穴72に押込む過程で、バーリングポンチ62のエンボス形成部69がセパレータチューブ20の円筒状の側壁の内面の円周方向における枝管45の基部の両側部に当接し、セパレータチューブ20の側壁を内側から押圧して、バーリングダイ63の平坦部71に向って膨出させて凸部60を形成する(押圧工程、残留応力変更工程)。これにより、セパレータチューブ20の円筒状の側壁の内面の円周方向における枝管45の基部の両側部(図17のB部)から軸方向における枝管45の両側部(図16のA部)に向って材料の塑性流動が生じる。その結果、枝管45のバーリング加工時に上述のA部に生じる引張の残留応力が低減又は解消され、あるいは、圧縮の残留応力に転換される。なお、図中、符号Cは、バーリングポンチ62のエンボス形成部69の押圧による圧痕を示している。
このようにして、セパレータチューブ20の円筒状の側壁の円周方向における枝管45の基部の両側部に凸部60を形成することにより、枝管45の基部、すなわち、枝管45とセパレータチューブ20の側壁との境界は、図15に示すように側面視において略直線状となる。これに対して、図19に示すように、凸部を形成しない場合、枝管45の基部とセパレータチューブ20の側壁との境界は、側面視において曲線状となる。これは、凸部60を形成することにより、圧縮による塑性流動が生じて枝管45の基部の周長が短くなることを示している。これにより、枝管45のバーリング加工によって上述のA部に生じる引張の残留応力を軽減し、あるいは、圧縮の残留応力に転換することができる。
このとき、凸部60の形成による塑性流動により、引張の残留応力の低減、解消及び圧縮の残留応力への転換は、凸部60の加工量、すなわち、凸部60の膨出量よりもバーリングポンチ62のエンボス形成部69とバーリングダイ63との加工力に依存する。本実施形態では、セパレータチューブ20は、構造用鋼管STKM12Bの引抜管(引張強さTS=400MPa程度、伸びEL=50%程度、完全焼鈍品)で、板厚1.8〜2.0mm程度、外径40.6〜45mmとしており、この条件では、加工力は25kN程度が望ましい。なお、外筒3は、構造用鋼管STKM13A、板厚は3.0mm、シリンダ2は、構造用鋼管STKM12B構造用鋼管STKM12B、板厚は1.6mmである。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
緩衝器1は、ピストンロッド6側を上方に、ベースバルブ10側を下方に向けて車両のサスペンション装置のバネ上(車体側)、バネ下(車輪側)間等の相対移動可能な部材間に装着され、リード線41が制御装置に接続される。
ピストンロッド6の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁13が閉じ、ディスクバルブ14の開弁前には、シリンダ上室2A側の流体が加圧されて、通路22及び環状通路21を通り、セパレータチューブ20の接続口23から減衰力発生機構25の入口通路30へ流入する。そして、入口通路30から流入した流体は、メインバルブ27、パイロットバルブ28及びフェイルバルブ29を通ってケース26で囲まれた室26Aへ流れ、更に、ケース26の端部の通路31及び外筒3の流入口24を通ってリザーバ4へ流入する。
このとき、ピストン5が移動した分の流体がリザーバ4からベースバルブ10の逆止弁17を開いてシリンダ下室2Bへ流入する。なお、シリンダ上室2Aの圧力がピストン5のディスクバルブ14の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ14が開いて、シリンダ上室2Aの圧力をシリンダ下室2Bへリリーフすることにより、シリンダ上室2Aの過度の圧力の上昇を防止する。
ピストンロッド6の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁13が開き、ベースバルブ10の通路15の逆止弁17が閉じて、ディスクバルブ18の開弁前には、ピストン下室2Bの流体がシリンダ上室2Aへ流入し、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入した分の流体がシリンダ上室2Aから、上記伸び行程時と同様の経路を通ってリザーバ4へ流れる。なお、シリンダ下室2B内の圧力がベースバルブ10のディスクバルブ18の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ18が開いて、シリンダ下室2Bの圧力をリザーバ4へリリーフすることにより、シリンダ下室2Bの過度の圧力の上昇を防止する。
これにより、ピストンロッド6の伸縮行程時共に、減衰力発生機構25において、メインバルブ27の開弁前(ピストン速度低速域)においては、パイロットバルブ28によって減衰力が発生し、メインバルブ27の開弁後(ピストン速度高速域)においては、その開度に応じて減衰力が発生する。そして、ソレノイド40への通電電流によってパイロットバルブ28の制御圧力を調整することにより、減衰力を調整することができ、その結果、背圧室32の内圧が変化してメインバルブ27の開弁圧力及び開度を調整することができる。また、車が信号で停車したときや、万一、ソレノイド40への通電が遮断された場合には、フェイルバルブ29が閉弁し、常時開となったパイロットバルブの代りに油液の流れを制限することにより、減衰力の過度の低下を防止して適度な減衰力を維持することができる。
バッフルプレート33を設けたことにより、減衰力発生機構25から通路31及び外筒3の流入口24を通ってリザーバ4内に油液が流入する部位がバッフルプレート33の隔壁部材43によってリザーバ4内の油液の液面Sから隔離される。これにより、減衰力発生機構25から通路31及び外筒3の流入口24を通ってリザーバ4内に流入する油液のうち、使用状態においてリザーバ4内上方への油液の流れを規制する。よって、流入口24を通ってリザーバ4内に流入する油液の噴流によって液面Sの付近に渦及び気泡が発生するのを防止することができ、リザーバ4内のガスの油液中への溶け込みを抑制し、エアレーション及びキャビテーションが発生し難くして、安定した減衰力を得ることができる。
また、バッフルプレート33により、減衰力発生機構25からリザーバ4内へ流入する油液の流路面積の急激な拡大が緩和されるので、リザーバ4への流入による油液の流速の急激な上昇を緩和して渦の発生を抑制することができる。その結果、渦の発生に伴う気泡の発生及び油液中へのガスの溶け込みを抑制し、エアレーション及びキャビテーションが発生し難くして、安定した減衰力を得ることができる。
セパレータチューブ20の接続口23を形成する枝管45は、外周部にテーパ面45Aが形成され、セパレータチューブ20の側壁との結合部46の外周部及び内周部が滑らかに湾曲して、結合部46の板厚Tがセパレータチューブ20の側壁の板厚T0と略等しくなっているので、結合部46の強度が高められると共に、環状通路21とリザーバ4との差圧によって結合部46に生じる応力が低減され。その結果、作動流体に対する耐圧性を高めることができ、セパレータチューブ20の薄肉化による軽量化が可能になる。
接続口23を形成する枝管45の内周面は、テーパが付けられていない円筒面45Cとなっているので、減衰力発生機構25の入口通路を形成する連結管30が挿入されたとき、必要なシール性を確保して油液の漏れを防止することができる。枝管45の先端の内周縁部に面取り部47を形成したことにより、組立時に連結管30を容易に挿入することができる。枝管45の先端外周部にテーパが付けられていない円筒部45Bを形成したことにより、バッフルプレート33をツースドワッシャ44によって枝管45に取付ける際、ツースドワッシャ44の爪部44Aが円筒部45Bに係合することにより、充分な保持力を得ることができる。
これに対して、本実施形態では、枝管45の外周部を先細りのテーパ面45Aとすることにより、絞り加工時のセパレータチューブ20の側壁との結合部46の板厚T1の減少を抑制することができ、板厚T1をセパレータチューブ20の側壁の板厚T0と略等しくすることができる。このとき、枝管45の先端部の板厚は薄くなるが、この部分は、減衰力発生機構25の連結管30が接続口23に挿入されて、これらの接合部がシール部材50によりシールされることにより、シール部材50のシリンダ側接触点より枝管45の先端側の接触点に向けて圧力勾配を持って、作用する圧力が小さくなり、先端側のシールと接触しない部分は、高い圧力が作用しないので、重量を増加させずに、高圧に耐えられるセパレータチューブ20を得ることが出来る。
なお、本実施形態では、筒部52の外側のテーパ面45Aを1つのテーパ面としたが、枝管45の軸長を長くする場合、シールの圧力勾配を考慮して、先端側の外径が小さくなる割合を小さくするように複数のテーパ面としてもよく、さらには、それらの複数のテーパ面をなだらかに繋いだ曲面としてもよい。また、枝管45の軸長が短くてよい場合は、先端の円筒部45Bは設けなくともよい。
本実施形態ではシール部材50は連結管30の外周を全て覆う構成としているが、例えば図20に示すように、連結管30に形成した外周溝にシール部材50を設けるようにしてもよい。このように構成した場合であっても、高圧が作用するシール部材50よりも基端側は肉厚が厚くなっているので、耐圧性を確保することができる。
緩衝器1が作動すると、セパレータチューブ20の内部に、高圧の油液の圧力が作用して、大きな引張の応力が生じる。このため、セパレータチューブ20の内面の枝管45の基部が引張の残留応力状態であると、緩衝器1の作動による高い油液の圧力がセパレータチューブ20に繰返し作用したとき、枝管45の基部が疲労破壊し易くなる。これに対して、セパレータチューブ20に凸部60を形成することにより、枝管45の基部の引張の残留応力を低減又は解消し、あるいは、圧縮の残留応力に転換することができ、セパレータチューブ20の耐圧性及び疲労強度を高めることができる。これにより、セパレータチューブ20の更なる薄肉化が可能になる。セパレータチューブ20を薄肉化することにより、上述の枝管45の形成を含むセパレータチューブ20の機械加工が容易になり、生産性を高めることができる。また、窒化処理等の表面処理により疲労強度を高める場合に比して、加工設備が簡素であるため、製造コストも安価である。
本実施形態では、上述の条件でセパレータチューブ20に枝管45及び凸部60を形成することにより、2〜10MPa×5Hzの高圧を繰返し作用させる疲労試験において、200万回の耐久性の要求に対して1000万回以上の耐久性の試験結果を得ることができた。同条件で凸部60を形成しない場合、200万回程度の繰返しの荷重で疲労破壊を生じた。
なお、従来、セパレータチューブの円筒状の側壁に枝管を一体に形成する場合、セパレータチューブの側壁に平坦部を形成し、平坦部に円形の下穴を穿設してバーリング加工を行なう技術が知られている(米国特許第5353898号参照)。これにより、下穴が円形ですみ、加工時の力を円周方向で均一にできるので、加工性を高めることができるが、この場合、高い油液の圧力により平坦部にかかる荷重が大きくなり、また、枝管と平坦部との結合部に応力が集中しやすくなり、耐圧性が低下するという問題が生じる。さらに、バーリング加工により、枝管の基部の内面に全周にわたって引張の残留応力が生じるため、依然として疲労破壊の問題があり、本発明の課題を解決していない。
次に、本発明の他の実施形態について、図21乃至図27を参照して説明する。
本実施形態に係る緩衝器は、上述の図1乃至20に示す実施形態に対して、セパレータチューブ20の枝管45の基部が異なる以外は同様の構造であるから、以下の説明においては、上述の実施形態に対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図21及び図22は、本実施形態に係る緩衝器1のセパレータチューブ20の枝管45の部分をセパレータチューブ20の軸に直交し枝管45の中心を通る平面で破断して示すものであり、図21は枝管45の外側からの斜視図であり、図22は内側からの斜視図である。
図21及び図22に示すように、本実施形態に係る緩衝器のセパレータチューブ20では、枝管45の基部(結合部46)の両側に凸部60が形成されていない。したがって、枝管45の基部とセパレータチューブ20の円筒状の側壁との境界は、図19に示すものと同様、湾曲状となっている。枝管45は、セパレータチューブ20の円筒状の側壁をバーリング加工することにより形成され、バーリング加工後、枝管45の基部の内側を押圧加工して押圧加工部80が設けられる。
押圧加工部80は、セパレータチューブ20の軸方向に沿って枝管45の基部の両側の2箇所に配置されている(図21及び図22には一方のみ示されている)。押圧加工部80の押圧加工は、セパレータチューブ20の内側から枝管45の基部を押圧して塑性歪を生じさせることにより、バーリング加工によって枝管45の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変更する残留応力変更加工である。ここで、残留応力を圧縮方向に変更するとは、引張の残留応力を圧縮の残留応力に転換し、あるいは、引張の残留応力を解消又は軽減する、さらには圧縮の残留応力をさらに圧縮方向に導くことを含む。図27を参照して、押圧加工部80は、枝管45の基部の疲労破壊の起点となる部分Eの近傍を押圧することにより形成する。なお、図27中、符号Fは、疲労破壊による最終破断部を示す。また、押圧加工部80は、応力集中を避けるため、望ましくは角部のない滑らかな湾曲面とする。
このように枝管45の基部に押圧加工部80を形成することにより、上記実施形態と同様、枝管45の基部の引張の残留応力を低減し、又は、解消し、あるいは、圧縮の残留応力に転換、又は圧縮の残留応力をさらに圧縮方向に導くことができ、セパレータチューブ20の耐圧性及び疲労強度を高めることができる。そして、凸部60を設けた上記実施形態のものと同等の疲労強度を得ることができる。これにより、凸部60を設けた上記実施形態と同様、セパレータチューブ20の更なる薄肉化が可能になり、セパレータチューブ20の機械加工の容易化による生産性の向上、窒化処理等の表面処理の不要化による加工設備の簡素化により、緩衝器の製造コストを低減することができる。
次に、枝管45の基部に押圧加工部80を形成する工程について説明する。
図8及び図9に示すバーリング型61において、バーリングダイ63及びバーリングポンチ62の代りに、図24及び図25に示すバーリングダイ81及びこれに対応するバーリングポンチ(図示せず)を用いて、先ず、セパレータチューブ20に凸部60を設けず、図23に示すように枝管45のみを形成する。図24及び図25に示すように、バーリングダイ81は、図13及び図14に示すバーリングダイ63に対して、セパレータチューブ20の側壁を受入れる凹部70に凸部60を形成するための平坦部71が設けられていない以外は略同様な形状となっている。また、バーリングダイ81に対応するバーリングポンチは、図10乃至図12に示すバーリングポンチ62に対して、凸部60を形成するためのエンボス形成部69が設けられていない以外は略同様な形状となっている。
そして、バーリング型61によってバーリングダイ81及びこれに対応するバーリングポンチを用いてセパレータチューブ20の側壁をバーリング加工して、凸部60を設けることなく枝管45を形成する。バーリング加工後、図26に示すように、セパレータチューブ20の側壁及び枝管45の外側をバーリングダイ81で支持し、押圧加工部80を形成する押圧ポンチ82を装着したマンドレル83をセパレータチューブ20内に挿入する。押圧ポンチ82には、セパレータチューブ20の軸方向に沿って枝管45の基部の両側の2箇所に対向する一対のポンチ84が設けられている。一対のポンチ84は、外周面が円柱面となっており、枝管45の基部の疲労破壊の起点となる部分E(図27参照)に対向するように傾斜して配置されている。そして、マンドレル83を移動してポンチ83の円柱面を枝管45の基部の内面に押圧して押圧加工部80を形成する。このようにして、枝管45の基部の疲労破壊の起点となる部分Eの近傍を押圧して押圧加工部80を形成する。
なお、本実施形態では、押圧加工部80は、枝管45の基部の2箇所に形成されているが、1箇所、3箇所以上、あるいは、全周にわたって形成してもよい。すなわち、押圧加工部80は、実際の使用状態に応じて繰返し荷重による疲労破壊が生じ易い部位に対して、疲労破壊の原因となる残留応力を引張側から圧縮側の残留応力に転換し、あるいは、引張の残留応力を低減し、又は、解消する、さらには残留応力が圧縮側であってもさらに圧縮側に導くことができる部位であれば、いずれの部位に配置してもよい。例えば図1に示すように、枝管45がセパレータチューブ20の軸方向の一端部に近い位置に配置されている場合、枝管45までの距離が長い他端部側の枝管45の基部に生じる応力が大きくなるので、この部位の1箇所のみに押圧加工部80を設けるようにしてもよい。一方、枝管45がセパレータチューブ20の軸方向の中央部付近に配置されている場合、押圧加工部80をセパレータチューブ20の軸方向に沿って枝管45の基部の両側の2箇所に形成し、あるいは、基部の全周にわたって形成してもよい。また、上述の図1乃至図20に示す実施形態において、セパレータチューブ20の枝管45の基部に凸部60を形成した後、さらに、押圧加工部80を形成して、引張の残留応力を圧縮方向に改善するようにしてもよい。あるいは、上述の例では、押圧加工部80は、枝管45の基部の内側を押圧することによって形成されているが、疲労破壊の起点となる部分Eに生じる引張の残留応力を圧縮方向に改善することができれば、枝管45の基部の外側を押圧することによって形成してもよい。
20…セパレータチューブ(チューブ、枝管付チューブ)、45…枝管、60…凸部、73…下穴

Claims (10)

  1. 円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブの製造方法であって、
    前記チューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
    前記チューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
    前記チューブの円筒状の側壁の円周方向または軸方向の何れか一方の前記枝管の基部付近を内周面または外周面から押圧して、前記枝管の基部に押圧加工部を形成することにより塑性歪を生じさせ、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向または軸方向の何れか他方の前記枝管の基部の前記押圧加工部が形成されていない部位の残留応力を圧縮方向に変化させる残留応力変更工程と、を含むことを特徴とする枝管付チューブの製造方法。
  2. 前記残留応力変更工程は、前記チューブの軸方向に沿った前記枝管の基部の少なくとも一方側を押圧することを特徴とする請求項1に記載の枝管付チューブの製造方法。
  3. 前記残留応力変更工程は、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を押圧することを特徴とする請求項1に記載の枝管付チューブの製造方法。
  4. 前記バーリング工程中に前記残留応力変更工程の押圧を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の枝管付チューブの製造方法。
  5. 前記残留応力変更工程は、前記枝管の基部を内側から押圧して前記内周面に凹部を形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の枝管付チューブの製造方法。
  6. 作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、
    該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、
    前記シリンダの外周に設けられた外筒と、
    前記シリンダの外周囲に設けられ、前記シリンダ内と連通する環状通路を形成する円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、
    前記シリンダと前記外筒との間の前記セパレータチューブの外側に形成されて作動流体及びガスが封入されたリザーバと、
    前記セパレータチューブの円筒状の側壁に一体に形成されて径方向外側に突出して前記環状通路に連通する通路を形成する略円筒状の枝管と、を備えた緩衝器の製造方法であって、
    前記セパレータチューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
    前記セパレータチューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
    前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を内側から押圧する押圧工程と、を含み、前記セパレータチューブの円筒状の側壁の軸方向における前記枝管の基部の残留応力を圧縮方向に変化させることを特徴とする緩衝器の製造方法。
  7. 前記押圧工程は、前記枝管の基部の両側部を内側から径方向外側に向け押圧して前記枝管の内周面に凹部を形成し、
    前記バーリング工程中または前記バーリング工程後に前記押圧工程を行なうことを特徴とする請求項6に記載の緩衝器の製造方法。
  8. 前記押圧工程は、前記バーリング工程によって前記枝管の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変化させる塑性歪を生じさせる押圧加工部を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の緩衝器の製造方法。
  9. 円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に略円筒状に突出する枝管とを備え、内部に圧力流体が流れる枝管付チューブであって、
    前記枝管は、前記チューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記チューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成され、前記チューブの円筒状の側壁の軸方向における前記枝管の基部の残留応力が圧縮側に変化されていることを特徴とする枝管付チューブ。
  10. 作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、
    該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、
    前記シリンダの外周に設けられた外筒と、
    前記シリンダの外周囲に設けられ、前記シリンダ内と連通する環状通路を形成する円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、
    前記シリンダと前記外筒との間の前記セパレータチューブの外側に形成されて作動流体及びガスが封入されたリザーバと、
    前記セパレータチューブの円筒状の側壁に一体に形成されて径方向外側に突出して前記環状通路に連通する通路を形成する略円筒状の枝管と、を備えた緩衝器であって、
    前記枝管は、前記セパレータチューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記セパレータチューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成され、前記セパレータチューブの円筒状の側壁の軸方向における前記枝管の基部の残留応力が圧縮側に変化されていることを特徴とする緩衝器。
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