JP2014057997A5 - - Google Patents
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Description
上記の課題を解決するために、本発明は、円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブの製造方法であって、
前記チューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記チューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記枝管の基部付近を内周面または外周面から押圧して、前記バーリング工程によって前記枝管の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変化させる塑性歪を生じさせる押圧加工部を形成する残留応力変更工程と、を含むことを特徴とする。
また、円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、該セパレータチューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付セパレータチューブを用いた緩衝器の製造方法であって、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を内側から押圧する押圧工程と、を含むことを特徴とする。
さらに、円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブ、および、これを用いた緩衝器であって、
前記枝管は、前記チューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記チューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする。
前記チューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記チューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記枝管の基部付近を内周面または外周面から押圧して、前記バーリング工程によって前記枝管の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変化させる塑性歪を生じさせる押圧加工部を形成する残留応力変更工程と、を含むことを特徴とする。
また、円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、該セパレータチューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付セパレータチューブを用いた緩衝器の製造方法であって、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を内側から押圧する押圧工程と、を含むことを特徴とする。
さらに、円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブ、および、これを用いた緩衝器であって、
前記枝管は、前記チューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記チューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、枝管付チューブおよびこれを用いた緩衝器の耐圧性及び疲労強度を高めることができ、その薄肉化が可能になる。
Claims (10)
- 円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に突出する略円筒状の枝管とを備えた枝管付チューブの製造方法であって、
前記チューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記チューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記枝管の基部付近を内周面または外周面から押圧して、前記バーリング工程によって前記枝管の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変化させる塑性歪を生じさせる押圧加工部を形成する残留応力変更工程と、を含むことを特徴とする枝管付チューブの製造方法。 - 前記残留応力変更工程は、前記チューブの軸方向に沿った前記枝管の基部の少なくとも一方側を押圧することを特徴とする請求項1に記載の枝管付チューブの製造方法。
- 前記残留応力変更工程は、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を押圧することを特徴とする請求項1に記載の枝管付チューブの製造方法。
- 前記バーリング工程中に前記残留応力変更工程の押圧を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の枝管付チューブの製造方法。
- 前記残留応力変更工程は、前記枝管の基部を内側から押圧して前記内周面に凹部を形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の枝管付チューブの製造方法。
- 作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、
該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、
前記シリンダの外周に設けられた外筒と、
前記シリンダの外周囲に設けられ、前記シリンダ内と連通する環状通路を形成する円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、
前記シリンダと前記外筒との間の前記セパレータチューブの外側に形成されて作動流体及びガスが封入されたリザーバと、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に一体に形成されて径方向外側に突出して前記環状通路に連通する通路を形成する略円筒状の枝管と、を備えた緩衝器の製造方法であって、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に下穴を形成する穴あけ工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の前記下穴の周囲を径方向外側に突出させて前記枝管を形成するバーリング工程と、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部を内側から押圧する押圧工程と、を含むことを特徴とする緩衝器の製造方法。 - 前記押圧工程は、前記枝管の基部の両側部を内側から径方向外側に向け押圧して前記枝管の内周面に凹部を形成し、
前記バーリング工程中または前記バーリング工程後に前記押圧工程を行なうことを特徴とする請求項6に記載の緩衝器の製造方法。 - 前記押圧工程は、前記バーリング工程によって前記枝管の基部に生じた残留応力を圧縮方向に変化させる塑性歪を生じさせる押圧加工部を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の緩衝器の製造方法。
- 円筒状の側壁を有するチューブと、該チューブの側壁に一体に形成されて径方向外側に略円筒状に突出する枝管とを備え、内部に圧力流体が流れる枝管付チューブであって、
前記枝管は、前記チューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記チューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記チューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする枝管付チューブ。 - 作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、
該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、
前記シリンダの外周に設けられた外筒と、
前記シリンダの外周囲に設けられ、前記シリンダ内と連通する環状通路を形成する円筒状の側壁を有するセパレータチューブと、
前記シリンダと前記外筒との間の前記セパレータチューブの外側に形成されて作動流体及びガスが封入されたリザーバと、
前記セパレータチューブの円筒状の側壁に一体に形成されて径方向外側に突出して前記環状通路に連通する通路を形成する略円筒状の枝管と、を備えた緩衝器であって、
前記枝管は、前記セパレータチューブの円筒状の側壁を径方向外側に突出させることにより形成され、前記セパレータチューブの円筒状の側壁の円周方向における前記枝管の基部の両側部に、前記セパレータチューブの側壁を内側から押圧して径方向外側に向けて内周面を凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする緩衝器。
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