JP3887760B2 - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の懸架装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両の懸架装置に装着される油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心地や操縦安定性を向上させるために減衰力を適宜調整できるようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】
減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液を封入したシリンダ内にピストンロッドを連結したピストンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、ピストン部にシリンダ内の2室を連通させる主油液通路およびバイパス通路を設け、この主油液通路にはオリフィスおよびディスクバルブからなる減衰力発生機構を設け、さらに、バイパス通路にはその流路面積を調整する減衰力調整弁を設けた構成となっている。また、シリンダ内の一方の室には、ピストンロッドの伸縮動作に伴うシリンダ内の容積変化をガスの圧縮、膨脹によって補償するリザーバがベースバルブを介して接続されている。
【0004】
この構成により、減衰力調整弁によってバイパス通路を開いてシリンダ内の2室間の油液の流通抵抗を小さくすることによって減衰力を小さくし、また、バイパス通路を閉じて2室間の油液の流通抵抗を大きくすることによって減衰力を大きくして、減衰力を適宜調整することができる。
【0005】
また、このような減衰力調整式油圧緩衝器には、減衰力調整弁の弁体を比例ソレノイドによって駆動することにより、コイルへの通電電流に応じて減衰力を調整可能としたものがある。この種の減衰力調整式油圧緩衝器では、一般に小型化を図るため、比例ソレノイドのプランジャは弁体を、また、比例ソレノイドの固定鉄心は弁座部材を兼ねている。そして、バイパス通路の一部を、弁体を摺動自在に案内する弁座部材および弁体にそれぞれ設けられた各ポートによって形成し、比例ソレノイドのコイルへの通電電流に応じて弁体を進退動させることにより、弁座部材に対して弁体を相対変位させて、各ポートによって形成されるバイパス通路の流路面積を調整することにより適宜減衰力を調整するようにしている。
【0006】
ここで、弁体と弁座部材とに設けられた各ポートの開閉を図7に示し、説明する。
【0007】
比例ソレノイドの弁体を摺動自在に案内する弁座部材の壁部100 には、その周回り方向に所定間隔をもって径方向に貫通して複数のポート101 が穿設され、該ポート101 の弁体側(図中手前側)には、周回り方向に延びる環状溝102 がポート101 に完全に重なるように設けられている。一方、弁体の壁部には、弁座部材の環状溝102 と対向するように周回り方向に所定間隔をもって複数のポート103 が穿設されている。ここで、バイパス通路の流路面積(図中斜線部)は、比例ソレノイドのコイルへの通電電流に応じた弁体の進退動(変位)によって、環状溝102 に対してポート103 が変位して図中IからIVへと変化し、これに伴い、減衰力が順次減少するようになっている。なお、上記各ポートおよび環状溝は、ボール盤および旋盤等の汎用工作機械によって加工している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の比例ソレノイドを用いた減衰力調整式油圧緩衝器では、以下のような問題がある。例えば、図4中の実線に示すように、減衰力がハードの状態(流路面積小)からソフトの状態(流路面積大)に変化する際、弁体の変位に応じて流路面積は2次曲線的に大きくなり、弁体の変位が中間位置(第2ポート103 が環状溝102 に対して半円分対向した位置)を通過した後、流路面積は2次曲線的に小さくなる。これは、第2ポート103 の断面形状が円形に形成されていることから起こる。
【0009】
これに伴い、減衰力は流路面積の2乗に反比例することから、弁体の変位と減衰力との関係は図5中実線に示すようになる。すなわち、ハード側での弁体の変位に対する減衰力の変化は曲線ではあるが、マクロ的に見て略直線的に(比例的に)変化し、その変化の割合は大きくなっている。一方、弁体が1/3程度の位置(図5中aより右側)を通過したソフト側での弁体の変位に対する減衰力の変化は2次曲線的に変化し、その変化の割合は極端に小さくなっている。
【0010】
したがって、減衰力のハード側とソフト側、すなわち、弁体が1/3程度の位置を通過する前と通過した後とでは、同一の電流変化に対する減衰力の変化が大きく異なってしまい、ハード側とソフト側とでは減衰力切換えの応答性も大きく異なる(同じ減衰力変化を得るためにソフト側では、ハード側に比して弁体を大きく変位させなければならない)という問題点がある。また、減衰力切換えの応答性を向上させるために、弁体が1/3程度の位置を通過する前と通過した後で、減衰力の変化の割合に応じて比例ソレノイド(コイル)への通電電流を補正する等考えられるが、この場合、制御が複雑化するという問題が生じる。さらに、減衰力をソフトからハード(または、その逆)に一気に変化させる場合、弁体の変位に対して減衰力の変化が一定でないため、乗り心地に悪影響を及ぼすこともある。さらには、ソフト側で減衰力を変化させる場合は、弁体を大きく変位させなければならないため、小型化にも限度があった。
【0011】
そこで、ソフト側での減衰力の変化の割合が極端に小さくなることを抑えるために、例えば、前記第2ポートに完全に重なる溝を設け、溝と溝とで対向させることが考えられる。この場合、図4の一点鎖線で示すように、弁体の変位に対する流路面積の変化を一定(直線)にすることができる。しかし、図5の一点鎖線で示すように、ソフト側での減衰力の変化の割合が極端に小さくなることは抑えられるが、逆にハード側での減衰力の変化の割合が極端に大きくなってしまう。したがって、弁体がノイズ、振動等によって微小変位しただけでもハード側では、減衰力が大きく変化してしまい、この場合、補正制御が困難であるといった問題点がある。
【0012】
上述した問題点を解決するためには、弁体の変位に対して減衰力を直線に近い割合で変化させればよく、例えば、前記第2ポートの断面形状を非円形の穴(特開平5−332388号に示すようなくさび形の穴)としたものがある。しかし、この場合、ポート形状が非円形であるため、ポートの加工が難しく、ボール盤や旋盤等の汎用工作機械で加工することができない。その結果、ポート加工にコストがかかり、また、弁体には複数の非円形ポートを設けるため、作業効率の悪化が避けられない。
【0013】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ボール盤や旋盤等の汎用工作機械で容易に加工できるポートおよび油溝を用い、比例ソレノイドにより駆動される弁体の変位に対して減衰力を直線に近い割合で変化させることができ、しかも、より小型化が可能な減衰力調整式油圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって油液が流通する油液通路と、該油液通路に設けられ該油液通路の流路面積を変化させて減衰力を調整可能とした減衰力調整弁と、該減衰力調整弁を駆動する比例ソレノイドと、を備えた減衰力調整式油圧緩衝器において、前記減衰力調整弁を、前記比例ソレノイドに駆動される弁体と、該弁体を摺動自在に案内する筒状の弁座部材とから構成し、該弁座部材または弁体のいずれか一方に、前記油液通路を構成する円形ポートと該円形ポートの摺動面側の開口部と摺動方向において部分的に重なるように周回り方向に延びる油溝とを設け、前記弁座部材または弁体の他方によって前記油液通路を開口する際、前記円形ポートの円弧部分、前記油溝の順に開口するようにしたことを特徴とする。
【0015】
このように構成したことにより、油液通路の流路面積を変化させて減衰力を調整する際、円形ポートの円弧部分、油溝の順に開口するので、弁体の変位に対して減衰力を従来技術に比して直線に近い割合で変化させることができる。また、円形ポートおよび油溝を用いるのでボール盤や旋盤等の汎用工作機械で容易に加工することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図6に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1および図2に示すように、減衰力調整式油圧緩衝器1は、シリンダ2の外側に外筒3を設けた二重筒構造となっており、シリンダ2と外筒3との間にリザーバ4が形成されている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に嵌装されており、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bの2室に画成されている。ピストンロッド6の一端側は、ナット7によってピストン5に連結されており、他端側は、シリンダ上室2aを通り、シリンダ2および外筒3の上端部に装着されたロッドガイド6aおよびオイルシール6bに挿通されてシリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2bとリザーバ4とを区画するベースバルブ4aが設けられ、ベースバルブ4aには、シリンダ下室2bとリザーバ4とを連通させる油路4bおよびこの油路4bのリザーバ4側からシリンダ下室2b側への油液の流通のみを許容する逆止弁4cが設けられている。そして、シリンダ2内には油液が封入されており、リザーバ4には油液およびガスが封入されている。
【0018】
ピストン5には、その周方向に沿って配置されてシリンダ上下室2a, 2b間を連通させる複数(2つのみ図示する)の油路8が設けられている。そして、ピストン5には、油路8のシリンダ上室2a側からシリンダ下室2b側への油液の流れに対して閉弁して流通を阻止する一方、シリンダ下室2b側からシリンダ上室2a側への油液の流れに対して開弁してその開度に応じて減衰力を発生させるディスクバルブ9が設けられている。ディスクバルブ9は、ピストン5の端面に複数積層された円盤状の弁体9aにより構成され、弁体9aには、油路8を介してシリンダ上下室2a, 2b間を常時連通させるオリフィス9b(切欠)が形成されている。
【0019】
シリンダ2には、チューブ10が外嵌されて、シリンダ2とチューブ10との間に環状通路11が形成されている。環状通路11は、シリンダ2の側壁の上端部付近に設けられた油路2cによってシリンダ上室2aに連通されている。また、チューブ10の側壁には開口部12が設けられている。
【0020】
外筒3の側面部には、減衰力発生機構13が取付けられている。減衰力発生機構13は、円筒状のケース14の折曲部14a を有する一端開口部が外筒3の側壁に溶接されることにより固定されている。ケース14内には、折曲部14a 側から順に互いに当接するように、通路部材15、バルブ本体16、円筒部材17およびガイド部材18が挿入されている。そして、ケース14の他端開口部内には、比例ソレノイド本体19が嵌合され、リテーナ20にねじ込まれて固定されており、比例ソレノイド本体19をガイド部材18に当接させることによって、通路部材15、バルブ本体16、円筒部材17およびガイド部材18が固定されている。
【0021】
通路部材15は、一端側の小径開口部15a がチューブ10の開口部12に嵌合されており、通路部材15内に形成された油室15b が環状通路11に連通されている。通路部材15および円筒部材17とケース14との間には、環状油路21が形成されており、環状油路21は、ケース14の折曲部14a に設けられた油路22を介してリザーバ4に連通されている。円筒部材17の内側には、環状の副バルブ本体23が配置されており、副バルブ本体23は、その中央開口部にピン24が挿通されてナット25によってバルブ本体16に固定されている。
【0022】
バルブ本体16は、略円板状の部材で、周方向に沿って配置された複数(2つのみ図示する)の油路26が軸方向に貫通されている。バルブ本体16の一端部には、複数の油路26の内周側に環状の内側シール部27が突設され、複数の油路26の外周側に環状の弁座28が突設され、弁座28の外周側に環状溝29が形成され、さらに、環状溝29の外周側に環状の外側シール部30が突設されている。外側シール部30の外周部は、円筒部材17の内周面に当接している。また、環状溝29は、油路31によって環状油路21に連通されている。
【0023】
バルブ本体16には、内周部が内側シール部27に固定され、外周部が弁座28に着座するディスクバルブ32が設けられている。ディスクバルブ32の背面部には、環状のシールディスク33の内周部が当接され、シールディスク33の外周部が外側シール部30に当接されている。シールディスク33は、内周部がピン24に固定され複数枚積層された円板状の弁ばね34の外周部が当接されて、ディスクバルブ32とともに外側シール部30側へ押圧されている。そして、ディスクバルブ32およびシールディスク33によって、円筒部材17内にパイロット室35が形成されている。
【0024】
バルブ本体16、ディスクバルブ32、シールディスク33およびパイロット室35によってパイロット型主減衰弁A(以下、主減衰弁Aという)が構成されており、主減衰弁Aは、ディスクバルブ32が油路26からの油液の圧力を受けて開弁して、その圧力に応じた減衰力を発生させ、また、パイロット室35の圧力(主減衰弁Aを閉弁させる方向に作用する)によって、その開弁圧力が調整されるようになっている。
【0025】
副バルブ本体23には、ピン24に形成された油路36および固定オリフィス37を介して、油室15b とパイロット室35とを連通させる油路38が設けられている。副バルブ本体23には、油路38の油液の圧力を受けて開弁して、その圧力に応じて減衰力を発生させる常閉の副ディスクバルブ39が設けられている。また、副ディスクバルブ39には、油路38とパイロット室35とを常時連通させるオリフィス39a (切欠)が設けられている。そして、副ディスクバルブ39およびオリフィス39a によって、副減衰弁Bを構成している。
【0026】
ガイド部材18には、比例ソレノイド本体19のコイル40に対向させて、後述のプランジャ45(弁体)を摺動自在に案内する円筒状の案内部41(弁座部材)が設けられており、案内部41は、コイル40側に形成された小径の筒部41a と、円筒部材17側に形成され、後述の油路44a が穿設された大径の筒部41b とから構成されている。案内部41の大径の筒部41b には、周回り方向に所定の間隔をもって穿設された油路44a (2つのみ図示する)および、油路44a の内周側(プランジャ45の摺動面側)の開口部に周回り方向に延びて油路44a に完全に重なるように環状溝44b が所定深さで設けられている。そして、案内部41のプランジャ45の摺動面側は、環状溝44b を介して環状油路21に連通されている。
【0027】
案内部41の内周側には、プランジャ45が摺動自在に嵌装されている。ここで、案内部41とプランジャ45とで減衰力調整弁が構成されている。図3(b)はプランジャ45を展開して示した図で、プランジャ45には、その周回り方向に所定の間隔をもって円形の油路61(円形ポート)が案内部41の環状溝44b に対向するように穿設されており、さらに、プランジャ45の周回り方向案内部41側(プランジャ45の摺動面側)の開口部には、油路61に接続されプランジャ45の摺動方向に対して部分的に重なるように(油路61からピン24側へ若干ずらした位置)周回り方向に延びる所定深さの環状溝62(油溝)が設けられている。
【0028】
ここで、油路2c、環状通路11、小径開口部15a 、油室15b、油路36、固定オリフィス37、油路38、オリフィス39a 、パイロット室35、油路52、油路61、環状溝62、環状溝44b 、油路44a 、環状油路21および油路22から油液通路を構成している。
【0029】
そして、案内部41の油路44a および環状溝44b と、プランジャ45の油路61および環状溝62とで可変オリフィスCを構成しており、案内部41に対するプランジャ45の相対変位によって、油路44a および環状溝44b と、油路61および環状溝62との間の流路面積を調整するようになっている。
【0030】
比例ソレノイド本体19は、略有底円筒状のケース46内にコイル40が収容され、ケース46の開口部に取付けられた環状のリテーナ47によってコイル40が固定されている。リテーナ47の中央開口部には、プラグ48が取付けられ、プラグ48とケース46の底部との間に円筒状のスペーサ49が介装されている。そして、ケース46の底部の中央開口部が、案内部41の小径の筒部41a を嵌合させ、プラグ48が案内部41に嵌装されたプランジャ45の一端部に対向するようになっている。
【0031】
また、プランジャ45の両端部とピン24およびプラグ48との間には、それぞれ圧縮ばね50, 51が介装されており、圧縮ばね50, 51のばね力によってプランジャ45がピン24側の閉弁位置へ付勢されている。プランジャ45には、軸方向に貫通する油路52が設けられており、油路52は、油路61および環状溝62を介して油路44a および環状溝44b に連通するようになっている。また、油路52は、プランジャ45の両端の油室間を連通させることにより、プランジャ45を案内部41の内周面で円滑に移動できるようにしている。なお、図2中、53はコイル40に通電するための導線である。この導線53を介してコイル40に通電することにより磁束Lが発生し、プランジャ45が圧縮ばね51のばね力に抗してプラグ48側に吸引される。そして、コイル40への通電電流に応じて可変オリフィスCの流路面積を調整できるようになっている。
【0032】
以上のように構成された一実施形態の作用について次に説明する。
【0033】
ピストンロッド6の伸び行程時には、ピストン5の移動にともない、ピストン5のディスクバルブ9が閉じ、シリンダ上室2a内の油液が加圧されて、油路21、環状油路11および小径開口部15a を通って減衰力発生機構13の油室15b へ流れ、さらに、油路36、固定オリフィス37、油路38、副減衰弁B、パイロット室35、油路52、油路61、環状溝62、環状溝44b 、油路44a 、環状油路21、および油路22を通ってリザーバ4へ流れる。このとき、シリンダ上室2a側の圧力が主減衰弁Aの開弁圧力に達すると、主減衰弁Aが開いて油液が油室15b から油路26、環状溝29および油路31を通って環状油路21へ直接流れる。一方、ピストン5が移動した分の油液がリザーバ4からベースバルブ4aの逆止弁4cを開いてシリンダ下室2bへ流れる。
【0034】
ピストン速度が小さく、主減衰弁Aの開弁前は、副減衰弁Bおよび可変オリフィスCの流路面積によって減衰力が発生する。このとき、副減衰弁Bでは、ディスクバルブ39の開弁前においては、オリフィス39a によってオリフィス特性の減衰力を発生させ、ディスクバルブ39の開弁後は、その開度に応じて流路面積が調整されてバルブ特性の減衰力を発生させる。このようにして、主減衰弁Aの開弁前すなわち、ピストン速度の低速域から中速域にかけて適切な減衰力を得ることができる。
【0035】
ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室2a内の圧力が上昇して主減衰弁Aが開弁すると、その圧力に応じた減衰力が発生する。このとき、可変オリフィスCの流路面積が小さいほど、圧力損失が大きく、その上流側のパイロット室35内の圧力が高くなるので、主減衰弁Aのパイロット圧力が高くなり、このパイロット圧力は、ディスクバルブ32を閉弁させる方向に作用するので、主減衰弁Aの開弁圧力が高くなる。よって、コイル40への通電電流によって可変オリフィスCの流路面積を変化させることにより、直接的にオリフィス特性を調整するとともに、パイロット室35の圧力(パイロット圧力)を変化させ、主減衰弁Aの開弁圧力を変化させて、バルブ特性を調整することができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0036】
また、ピストンロッド6の縮み行程時には、ピストン5の移動にともない、ベースバルブ4aの逆止弁4cが閉じ、シリンダ下室2bの油液がピストン5のディスクバルブ9を開いてシリンダ上室2aに流入して、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入した分の油液が、シリンダ上室2a側から、上記伸び行程時と同様の流路を通って、リザーバ4へ流れる。
【0037】
よって、上記伸び行程時と同様、ピストン速度が小さく主減衰弁Aの開弁前は、副減衰弁Bおよび可変オリフィスCの流路面積によってオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室2a側の圧力が上昇して主減衰弁Aが開弁すると、その圧力に応じてバルブ特性の減衰力が発生する。
【0038】
ここで、ピストンロッド6の伸び側の受圧面積に比して縮み側の受圧面積が小さいため、縮み行程時の減衰力は、伸び行程時よりも小さくなる。また、シリンダ2内に気泡が発生した場合、気泡を圧縮するために大きなストロークが必要となり、その分減衰力の発生に遅れを生じる。しかし、縮み行程時には、シリンダ下室2bの油液がピストン5のディスクバルブ9を通ってシリンダ上室2aに流れることにより、オリフィス9bを有するディスクバルブ9によってオリフィス特性およびバルブ特性の減衰力が付加され、これにより、縮み行程時の減衰力を大きくし、また、減衰力発生に遅れが生じるのを防止している。
【0039】
そして、コイル40への通電電流によって可変オリフィスCの流路面積を変化させることにより、直接的にオリフィス特性を調整するとともに、パイロット室35の圧力を変化させてバルブ特性を調整することができ、ピストン速度の低速域から高速域にわたって減衰力特性を調整することができる。
【0040】
このように、副減衰弁Bによってピストン速度の低速域から中速域にかけて適切な減衰力を得ることができ、可変オリフィスCの流路面積を調整することによって、伸び側および縮み側のオリフィス特性およびバルブ特性を調整することができるので、ピストン速度の低速域から高速域まで全域にわたって適切な減衰力を得ることができる。また、主減衰弁Aと副減衰弁Bとを並列に配置しているので、主減衰弁Aの開弁点とは独立して副減衰弁Bの開弁特性を設定できるので、減衰力特性の設定の自由度を高めることができる。
【0041】
次に、比例ソレノイドの作動および減衰力特性について詳細に述べる。
【0042】
減衰力が最もハードに設定されているときは、コイル40は無通電状態で、プランジャ45の両端側の圧縮ばね50, 51の付勢力によって、案内部41に対するプランジャ45の位置は、図2中最も左側に位置している。このとき、プランジャ45の側壁によって油路44a および環状溝44b は閉塞された状態となっている。このとき、可変オリフィスCの上流側のパイロット室35内の圧力は、オリフィス39a を介して主減衰弁Aの上流側と常時連通されているので、主減衰弁Aの上流側と略同圧となり、主減衰弁Aは開弁しにくくなっている。すなわち、減衰力は最も大きい状態となっている。そして、この状態から、コイル40への通電電流を大きくし磁束Lを増加させていくと、プランジャ45は、プラグ48の方向に吸引されて図2中右方へ徐々に変位してプランジャ45の油路61の円弧部分が環状溝44b (油路44a )に対して開口するようになる(図3、4、5中X範囲)。この場合、油路61の円弧部分が環状溝44b に対して開口するので、流路面積は図4中実線に示すように、2次曲線的に緩やかに増加する。また、減衰力についても、図5中実線に示すように開口し始めはやや曲線的に変化するが、マクロ的に見て略直線的に緩やかに変化させることができる。このように円弧部分を環状溝44b (油路44a )に対して開口させることで、プランジャ45の変位に対する流路面積の増加の割合(変化量)が大きくなり過ぎ、プランジャ45がノイズ、振動等によって微小変位した場合でも、減衰力が大きく変化するのを防止する。
【0043】
その後、コイル40への通電電流をさらに大きくし磁束Lを増加させていくと吸引力も増加し、プランジャ45はさらに図2中右方へ徐々に変位する。すると、今度は環状溝62が環状溝44b に対して開口するようになる(図3、4、5中Y範囲)。この場合、流路面積は、図4中破線で示すように直線で、かつ、プランジャ45の変位量に対して大きく変化する。一方、減衰力は流路面積の2乗に反比例するが、流路面積がある程度大きく、さらにプランジャ45の変位量に対して大きく変化するため、減衰力は、図5中破線で示すように曲線ではあるが直線に近い割合で変化し、かつ、プランジャ45の変位量に対して大きく変化する。
【0044】
さらに、プランジャ45が図2中右方へ変位し、流路面積が最大(油路61の合計面積に達したときで図3、4、5中Z位置)となることにより、可変オリフィスCの上流側のパイロット室35内の圧力は、可変オリフィスCの下流側のリザーバ4内の圧力と略同圧となり、主減衰弁Aは開弁しやすくなる。すなわち、減衰力は最もソフトとなる。
【0045】
このように、最初に油路61(円形ポート)の円弧部分、その後、環状溝62(油溝)を環状溝44b に対して開口させるようにしたので、プランジャ45(弁体)の変位に対して減衰力のハード側およびソフト側(全域)で直線に近い割合で緩やかに変化させることができる。よって、特に図5中の実線の従来技術に示されるように、プランジャ45が位置aを通過した後、すなわち、プランジャ45の変位に対する減衰力の変化が極端に小さいソフト側において、破線のように変化させることができるので、減衰力切換えの応答性が向上する。
【0046】
なお、本実施形態においては、ボール盤や旋盤等の汎用工作機械で加工可能な円形の油路44a 、油路61および環状溝44b 、環状溝62を組合わせて構成したので、容易にかつ安価に成形可能である。
【0047】
また、上述の実施形態では、環状溝44b を案内部41(弁座部材)に設けた油路44a のプランジャ45の摺動面側に油路44a に対して完全に重なるように設け、油液通路を開口する際、案内部41(弁座部材)によって円形ポートの円弧部分、油溝の順に開口するように、プランジャ45(弁体)に設けた油路61(円形ポート)の摺動面側の開口部に油路61に対して部分的に重なるように環状溝62 設けたが、本発明はこれに限らず、その逆、すなわち、環状溝62をプランジャ45(弁体)に設けた油路61の摺動面側に油路61に対して完全に重なるように設け、油液通路を開口する際、プランジャ45(弁体)によって円形ポートの円弧部分、油溝の順に開口するように、案内部41(弁座部材)に設けた油路44a (円形ポート)のプランジャ45の摺動面側開口部に油路44a に対して部分的に重なるように環状溝44b (油溝)を設けてもよい。
【0048】
さらに、上述の実施形態では、案内部(弁座部材)およびプランジャ(弁体)の両部材に、それぞれ円形ポートおよび油溝を設けたものを示したが、別段これに限らず、図6に示すように、例えば、案内部70のみに油路71(円形ポート)および環状溝72(油溝)を設け、該環状溝72を油路71に対して部分的に重なるようい形成し、図中プランジャ73に示すように円形ポートおよび油溝を省略してもよい。すなわち、図中下方にプランジャ73が位置するときにプランジャ73の壁部73a で、案内部70の油路71および環状溝72を閉塞(減衰力は最もハード)するようにし、プランジャ73が図中上方に変位した場合に、プランジャ73の下端部のエッジ部73b が、最初に油路71の円弧部分を開口させ、その後環状溝72を開口させるようにしてもよい。この場合、プランジャ(弁体)に円形ポートおよび油溝を形成しなくてすむので、プランジャの加工が容易になると共に、プランジャの軸方向寸法を短くすることができ、さらに小型化が可能となる。
【0049】
さらにまた、上述の実施形態では、案内部(弁座部材)およびプランジャ(弁体)に、全周に亘って環状溝(油溝)を加工したものを示したが、別段これに限らず、汎用工作機械であるフライス盤等を用いて周回り方向に部分的に油溝を加工するようにしてもよい。この場合、例えばプランジャの油溝の周回り方向の長さの設定(仕様)が異なるものを用意しておけば、プランジャを交換することのみで、プランジャの変位に対する減衰力の変化の割合を容易に変更することができ、比例ソレノイドの設計(設定)自由度が大きくなる。
【0050】
また、上述の実施形態では、油溝に完全に重なる方のポート形状が円形であるもの(上述の実施形態では油路44a に対応)を示したが、本発明では油溝に完全に重なる方のポート形状は問わない。
【0051】
さらに、円形ポートの油溝と重ならない部分(円弧部分)の大きさは、円形ポートの直径Rに対してR/2以下でより高い効果が得られ、さらにR/4程度とするのが理想的である。
【0052】
さらにまた、上述の実施形態では、パイロット圧を調整して減衰力を調整する減衰力調整式油圧緩衝器について示したが、別段これに限らず、標準タイプの減衰力調整式油圧緩衝器、すなわち、ピストン上室と下室との間を連通する通路(油液通路)の通路面積を調整して減衰力を調整するタイプの油圧緩衝器の減衰力調整弁に本発明を用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、弁座部材または弁体のいずれか一方に、油液通路を構成する円形ポートと円形ポートの摺動面側の開口部と摺動方向において部分的に重なるように周回り方向に延びる油溝とを設け、弁座部材または弁体の他方によって油液通路を開口する際、円形ポートの円弧部分、油溝の順に開口するようにしたので、弁体の変位に対して減衰力を直線に近い割合で変化させることができ、ひいては、ソフト側における減衰力切換えの応答性を向上させることができる。よって、路面からの入力に対して迅速に減衰力を切換えることができるので、乗り心地、操縦安定性の向上が図れる。また、ボール盤や旋盤等の汎用工作機械で加工可能な円形ポートおよび油溝を組合わせているので、製作を容易にし、かつ製作コストを抑えることができる。さらに、減衰力の変化幅に対して弁体の変位量が少なくてすむので、より小型化を図ることができ、小型乗用車等にも容易に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器の要部の拡大縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のプランジャの部分縦断面(a)および展開して示した部分拡大図(b)である。
【図4】本発明の一実施形態および従来技術におけるプランジャの変位と油液通路の流路面積との関係を比較して示した図である。
【図5】本発明の一実施形態および従来技術におけるプランジャの変位と減衰力との関係を比較して示した図である。
【図6】本発明の他の実施形態の案内部およびプランジャを示す部分拡大断面図である。
【図7】従来技術のプランジャと案内部との相対変位に応じた流路面積を示す図である。
【符号の説明】
1 減衰力調整式油圧緩衝器
2 シリンダ
5 ピストン
6 ピストンロッド
19 比例ソレノイド本体(比例ソレノイド)
35 パイロット室
41 案内部(弁座部材)
44a 油路
44b 環状溝
45 プランジャ(弁体)
61 油路(円形ポート)
62 環状溝(油溝)
A 主減衰弁
B 副減衰弁
C 可変オリフィス(減衰力調整弁)
L 磁束

Claims (1)

  1. 油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって油液が流通する油液通路と、該油液通路に設けられ該油液通路の流路面積を変化させて減衰力を調整可能とした減衰力調整弁と、該減衰力調整弁を駆動する比例ソレノイドと、を備えた減衰力調整式油圧緩衝器において、前記減衰力調整弁を、前記比例ソレノイドに駆動される弁体と、該弁体を摺動自在に案内する筒状の弁座部材とから構成し、該弁座部材または弁体のいずれか一方に、前記油液通路を構成する円形ポートと該円形ポートの摺動面側の開口部と摺動方向において部分的に重なるように周回り方向に延びる油溝とを設け、前記弁座部材または弁体の他方によって前記油液通路を開口する際、前記円形ポートの円弧部分、前記油溝の順に開口するようにしたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
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